JP2003216465A - 表示装置および表示装置のキャッシュ制御方法 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】 【課題】 圧縮画像に基づく画像展開後の要素画像を格
納するキャッシュ領域に対する所望の画像表示処理を高
速化できる表示装置およびそのキャッシュ制御方法を提
供する。 【解決手段】 表示画像を作成・表示する表示装置であ
って、表示バッファに配置する要素画像を画像番号対応
の圧縮画像の画像展開により記憶する展開バッファと、
これを要素画像のキャッシュ領域として管理するキャッ
シュ管理手段と、を備え、要素画像の画像格納情報をキ
ャッシュ索引情報に対応づけ、キャッシュ索引情報を画
像番号に対応づけて記憶し、要素画像がキャッシュ領域
に未格納のときに未格納情報をキャッシュ索引情報の代
わりに記憶しておき、画像番号に基づいて未格納情報ま
たは各キャッシュ索引情報を検索し、それに基づいて各
画像格納情報を検索して、キャッシュ領域内の各要素画
像の有無・所在を検索する。

Description

【発明の詳細な説明】

【０００１】本発明は、パチンコ機などの遊技機や懸賞
（当たり）付きの自動販売機などで利用される表示装置
および表示装置のキャッシュ制御方法に関する。

【０００２】

【従来の技術】従来から、この種の表示装置では、各種
の表示展開ストーリー（シナリオ）を所定のＲＯＭ（図
１ではアニメーションシナリオデータＲＯＭ１１が相
当：以下同様にカッコ内に例示する）に記憶しておき、
例えばユーザの操作などの不確定要素となる外乱（イベ
ント）や乱数などに基づいて次のストーリーを選択し
て、表示すべき表示内容（表示画像）を決定し、その決
定に基づいた表示画像を作成（描画）して、表示する。
この場合、表示に必要な各種の要素画像（データ）に
は、それを特定するための画像番号が付され、各要素画
像は、各画像番号に対応するように、かつ、記憶容量節
約のため圧縮画像として、所定のＲＯＭ（図１のＣＧ−
ＲＯＭ１２）に記憶される。

【０００３】ここで、圧縮画像を展開（デコード）する
ためには、その展開処理のための処理時間を要し、ま
た、一般に、ＲＯＭはＲＡＭに比べてアクセスに要する
時間が掛かる（応答速度が遅い）。このため、この種の
表示装置では、ワーク領域として、画像展開管理用の所
定のＲＡＭ（図１の画像展開管理用ＲＡＭ３００）を備
え、表示の必要に応じてその表示に先行して、画像展開
管理用ＲＡＭ内の画像展開用の記憶領域（展開バッフ
ァ：図１のデコードバッファ３２）に要素画像を展開し
て、表示画面（図１の表示器２０）に合わせて表示（ス
クリーン）用バッファ（図１のスクリーンバッファ２
１）に配置して順次走査・送出することにより表示す
る。

【０００４】また、以前に表示した画像を再表示する場
合の再度の展開処理を不要とするために、上記の展開バ
ッファを利用して、いわゆるキャッシュ処理による管理
（キャッシュ制御）を行う。また、次に表示すべき表示
画像を作成（配置）する途中で、展開バッファ（キャッ
シュ領域）がいっぱいになった場合、更新履歴順の最古
の画像から順に領域を解放して、展開に必要な領域を確
保し、その確保された領域に新たな要素画像を展開す
る。また、これらのため、この種の表示装置では、ワー
ク領域として、制御管理用の所定のＲＡＭ（制御管理用
ＲＡＭ：図１の制御管理用ＲＡＭ１００）を備え、展開
対象の要素画像の画像番号と、キャッシュ管理用の格納
情報（ＩＤ番号およびそれに対応するブロック番号等：
いわゆるキャッシュアドレスに相当）と、展開バッファ
内の格納領域と、を対応させて管理する。

【０００５】この場合のキャッシュ領域（例えば図１の
デコードバッファ３２はデコードキャッシュ領域を兼ね
る）は、例えば図５に示すように、複数のブロック（ブ
ロック００〜ｘｘ：ｘｘは所定の整数）に分割して利用
されるので、要素画像の展開順に管理用のＩＤ番号を付
し、例えば図６（ａ）に示すように、制御管理用ＲＡＭ
内のキャッシュ管理ワーク領域１３−ｓ（図１のキャッ
シュ管理ワーク領域１３に相当）に、かつ、ＩＤ番号順
（ＩＤ００〜ＩＤｎｎ：ｎｎは所定の整数）のブロック
（ＩＤブロック）に、画像格納情報（検索用データ）を
格納する。また、この場合の検索用データは、例えば同
図（ｂ）に示すように、任意のＩＤ番号ＩＤｉｉ（ｉｉ
はｎｎ以下の任意の整数）について、そのＩＤ番号に対
応する（展開された）画像（データ）の、キャッシュ領
域内での先頭ブロック番号（先頭ブロックＮｏ．：ブロ
ック００〜ｘｘのいずれか）、後端ブロック番号（後端
ブロックＮｏ．）および画像番号（画像Ｎｏ．）から成
る。

【０００６】このため、表示に使用する要素画像がすで
に展開されているか否か（キャッシュがヒットしている
か否か）を検索する場合、キャッシュ管理用ワーク領域
１３−ｓに格納された検索用データをＩＤ番号順に検索
して、表示対象の画像の画像番号（画像Ｎｏ．）がある
か否かを検索し、検索された（ヒットした）ときには、
そのＩＤ番号の先頭ブロック番号（先頭ブロックＮ
ｏ．）および後端ブロック番号（後端ブロックＮｏ．）
に基づいて、キャッシュ領域（例えば図５のデコードキ
ャッシュ領域３２）内の画像を利用し、検索されなかっ
た（ミスヒットした）ときには、改めて画像展開からの
処理を行う。

【０００７】

【発明が解決しようとする課題】ところで、再度の利用
の際のミスヒットを少なくし、画像の展開（デコード）
処理の頻度を少なくして、画像表示処理の全体を高速化
するためには、キャッシュ領域の記憶容量を大きくし
て、より多くの画像を展開して格納できるようにし、そ
れに対応するＩＤ番号を管理できるようにすれば良い。
すなわち、いわゆるヒット率を向上させるためには、展
開後の要素画像を格納（登録）するキャッシュ領域を大
きくすれば良い。

【０００８】しかし、上述の表示装置およびそのキャッ
シュ制御方法では、検索用データをＩＤ番号順に検索し
て、表示対象の要素画像の画像番号があるか否かを検索
するので、キャッシュ領域内に所望の要素画像が格納さ
れているか否かを判別（検出）するまでに時間が掛か
る。すなわち、キャッシュ領域を大きくして要素画像の
格納数を増加させると、その要素画像を検索するための
いわゆるオーバヘッドが増大してしまい、このことが、
画像表示処理のさらなる高速化の妨げとなっていた。

【０００９】本発明は、圧縮画像に基づく画像展開後の
要素画像を格納するキャッシュ領域に対する所望の画像
表示のための画像処理を高速化できる表示装置および表
示装置のキャッシュ制御方法を提供することを目的とす
る。

【００１０】

【課題を解決するための手段】本発明の請求項１の表示
装置は、次々と変化する表示画面の表示画像を作成して
表示する表示装置であって、表示画像の要素画像の元に
なる圧縮画像を前記要素画像の画像番号に対応させて記
憶する圧縮画像記憶手段と、前記表示画面の表示画像を
配置して記憶するための表示バッファと、前記表示バッ
ファに配置する複数の要素画像を、前記圧縮画像に基づ
いて画像展開して記憶する展開バッファと、前記展開バ
ッファを、画像展開された前記複数の要素画像のキャッ
シュ領域として管理するキャッシュ管理手段と、を備
え、前記キャッシュ管理手段は、前記キャッシュ領域内
の各要素画像の所在を示す各画像格納情報を、その索引
となる各キャッシュ索引情報に対応づけて記憶するキャ
ッシュ管理情報記憶手段と、前記各キャッシュ索引情報
を前記各要素画像の画像番号に対応づけて記憶する画像
対応キャッシュ情報記憶手段と、前記各要素画像の画像
番号に基づいて前記各キャッシュ索引情報を検索し、そ
の検索結果に基づいて前記各画像格納情報を検索するこ
とにより、前記キャッシュ領域内の各要素画像の有無お
よびその所在を検索する要素画像検索手段と、を有し、
前記画像対応キャッシュ情報記憶手段は、各画像番号に
対応する要素画像が前記キャッシュ領域に未格納のとき
に、その旨を示す未格納情報を、前記各キャッシュ索引
情報の代わりに記憶することを特徴とする。

【００１１】従来では、各画像格納情報（検索データ
等）に含まれる画像番号を、キャッシュ管理情報記憶手
段内を検索対象としてキャッシュ索引情報（ＩＤ番号
等）順に検索して、対応する要素画像がキャッシュ領域
に未格納か否か検出したが、この表示装置では、画像番
号から（画像番号を索引（インデックス）として）キャ
ッシュ領域に未格納か否か（および格納されていればそ
のキャッシュ索引情報）を直接知ることが（直接検索）
できるので、圧縮画像に基づく画像展開後の要素画像を
格納するキャッシュ領域に対する所望の要素画像の有無
およびその所在を素早く検索でき、この画像検索時間の
短縮化により、画像表示のための画像処理を高速化でき
る。

【００１２】また、請求項１の表示装置において、前記
キャッシュ索引情報は、前記各画像番号に対応して予め
付されたＩＤ番号であることが好ましい。

【００１３】この表示装置では、キャッシュ索引情報
は、各画像番号に対応して予め付されたＩＤ番号なの
で、各要素番号とＩＤ番号（キャッシュ索引情報）との
関係を単純にでき、また、各要素画像の所在を示す各画
像格納情報を各キャッシュ索引情報（ＩＤ番号）に対応
づけて記憶することにより、各画像番号に対応して検索
し易いように記憶でき、管理しやすくなるとともに、キ
ャッシュ領域に対する所望の各要素画像の有無およびそ
の所在を素早く検索でき、画像検索時間をさらに短縮化
できる。

【００１４】また、請求項１の表示装置において、前記
キャッシュ索引情報は、前記各要素画像を展開して前記
キャッシュ領域に格納するときに付され、前記各要素画
像の画像番号に対応付けて記憶されるＩＤ番号であるこ
とが好ましい。

【００１５】この表示装置では、キャッシュ検索情報
は、各要素画像を展開してキャッシュ領域に格納すると
きに付され、各要素画像の画像番号に対応付けて記憶さ
れるＩＤ番号なので、展開して格納する要素番号に合わ
せた（対応づけやすい）ＩＤ番号とすれば、請求項２の
場合と同様の利点が得られる。また、展開して格納する
順番に合わせた（対応づけた）ＩＤ番号とすれば、画像
番号と格納順とを関連づけて記憶できるので、キャッシ
ュ領域に対する履歴制御等にも利用できる。

【００１６】また、請求項４のキャッシュ制御方法は、
次々と変化する表示画面の表示画像をその要素画像の圧
縮画像に基づく画像展開により作成して表示する表示装
置の前記画像展開用のバッファを、画像展開された複数
の要素画像のキャッシュ領域として管理するための表示
装置のキャッシュ制御方法であって、前記表示画像の作
成に必要な要素画像に付された画像番号に対応づけて、
各画像番号に対応する要素画像が前記キャッシュ領域に
未格納であるときにはその旨を示す未格納情報を、格納
済みのときには、その要素画像の前記キャッシュ領域内
の所在を検索するためのキャッシュ索引情報を、画像対
応キャッシュ情報記憶手段に記憶しておき、前記表示画
像の作成に先行して、前記画像対応キャッシュ情報記憶
手段を検索し、必要な要素画像の画像番号に対応する情
報が未格納情報のときには、その要素画像を画像展開し
てから表示画像の作成に移行するとともに、そのキャッ
シュ索引情報を前記未格納情報の代わりに置き換えるよ
うに前記画像対応キャッシュ情報記憶手段に記憶させ、
必要な要素画像の画像番号に対応する情報がキャッシュ
索引情報のときには、それに基づいて前記キャッシュ領
域内における要素画像の所在を検索して、前記表示画像
の作成に移行することを特徴とする。

【００１７】このキャッシュ制御方法では、画像番号に
対応づけて、各要素画像がキャッシュ領域に未格納であ
る旨を示す未格納情報、または、キャッシュ領域内の所
在を検索するキャッシュ索引情報を、記憶しておくの
で、表示画像の作成に先行して、未格納であるときは、
それを迅速に検出して次の画像展開〜表示画像作成に迅
速に移行できる。また、未格納であった場合、画像展開
とともに未格納情報のキャッシュ索引情報への置き換え
を行うので、次回からは、画像番号に対応したキャッシ
ュ索引情報が検索されるようになる。このため、画像展
開後には、画像番号に基づいてキャッシュ領域内の所在
を迅速に検出して、表示画像作成に移行できる。したが
って、圧縮画像に基づく画像展開後の要素画像を格納す
るキャッシュ領域に対する所望の要素画像の有無および
その所在を検索する画像検索時間を短縮化でき、これに
より、画像表示のための画像処理を高速化できる。

【００１８】また、請求項５のキャッシュ制御方法は、
次々と変化する表示画面の表示画像をその要素画像の圧
縮画像に基づく画像展開により作成して表示する表示装
置の前記画像展開用のバッファを、画像展開された複数
の要素画像のキャッシュ領域として管理するための表示
装置のキャッシュ制御方法であって、前記表示画像の作
成に必要な要素画像に付された画像番号に対応づけて、
各画像番号に対応する要素画像が前記キャッシュ領域に
未格納である旨を示す未格納情報を、画像対応キャッシ
ュ情報記憶手段に記憶する未格納情報登録工程と、前記
画像番号に基づいて、前記画像対応キャッシュ情報記憶
手段内の前記画像番号に対応する情報を検索する画像番
号対応情報検索工程と、前記画像番号に基づく検索によ
って前記未格納情報が検索されたときに、その要素画像
の圧縮画像を画像展開して前記キャッシュ領域に格納す
る新規展開画像格納工程と、前記キャッシュ領域に要素
画像を新たに格納したときに、その要素画像の前記キャ
ッシュ領域内での所在を示す各画像格納情報を、その索
引となる各キャッシュ索引情報に対応づけてキャッシュ
管理情報記憶手段に記憶する画像格納情報記憶工程と、
前記キャッシュ領域に要素画像を新たに格納したとき
に、その要素番号の画像番号により前記画像対応キャッ
シュ情報記憶手段を検索して、対応する前記未格納情報
を、その要素画像の索引となるキャッシュ索引情報に置
き換えて記憶するキャッシュ索引情報記憶工程と、前記
画像番号に基づく検索によって対応するキャッシュ索引
情報が検索されたときに、そのキャッシュ索引情報に基
づいて、前記キャッシュ管理情報記憶手段内の対応する
画像格納情報を検索する画像格納情報検索工程と、検索
された画像格納情報に基づいて、前記キャッシュ領域内
の対応する要素画像を検索する要素画像検索工程と、を
備えたことを特徴とする。

【００１９】このキャッシュ制御方法では、まず、表示
画像を作成する要素画像の各画像番号に未格納情報を対
応づけて記憶するので、この状態では、各画像番号を検
索すればそれらが未格納であることが迅速に判別でき
る。次に、表示画像を作成する際に未格納情報が検索さ
れたときに、その要素画像の圧縮画像を画像展開してキ
ャッシュ領域に格納し、各キャッシュ索引情報に要素画
像の所在を示す各画像格納情報を対応づけて記憶すると
もに、格納した要素画像の画像番号に対応する未格納情
報をキャッシュ索引情報に置き換えて記憶する。また、
次に、画像番号に基づく検索によって対応するキャッシ
ュ索引情報が検索されたときに、そのキャッシュ索引情
報に基づいて対応する画像格納情報を検索し、検索され
た画像格納情報に基づいて、キャッシュ領域内の対応す
る要素画像を検索する。すなわち、圧縮画像に基づく画
像展開後の要素画像を格納するキャッシュ領域に対する
所望の要素画像の有無およびその所在を、その要素画像
の画像番号→未格納情報またはキャッシュ索引情報→画
像格納情報→要素画像の直線的な検索によって検索でき
るので、検索する画像検索時間を短縮化でき、これによ
り、画像表示のための画像処理を高速化できる。

【００２０】

【発明の実施の形態】以下、本発明の一実施形態に係る
表示装置について、添付図面を参照しながら詳細に説明
する。

【００２１】図１および図２に示すように、まず、本実
施形態の表示装置１は、図外の制御装置からコマンドポ
ートＣＰを介してコマンド（図２のＣＭＤ参照）を受信
し（Ｓ２）、その受信コマンドに従って、その後の表示
処理の展開（新ストーリー展開）のための次（回）の表
示画像を決定して（Ｓ３）、表示器（表示手段）２０の
表示タイミングに同期した表示処理を行うものである。

【００２２】この表示装置１は、図示のように、表示装
置１全体を制御する制御部１０と、液晶等から成る表示
パネル（表示画面）を有する表示器２０と、制御部１０
からの指令に従って表示画像の作成（描画）や表示のた
めの処理（図２の表示画像送出処理（Ｓ５））を司るビ
デオ表示用プロセッサ（Video Display Processor:以下
「ＶＤＰ」）３０と、を備えている。ＶＤＰ３０には、
表示画像を構成する要素画像を表示器２０の表示画面に
合わせて配置するためのＲＡＭ（いわゆるビデオＲＡＭ
（ＶＲＡＭ））等から成るスクリーンバッファ２１と、
その他の処理のための作業領域となる画像展開管理用Ｒ
ＡＭ３００が接続されている。

【００２３】また、制御部１０は、ＣＰＵ等から成り、
この制御部１０には、ユーザの操作などの不確定要素に
よる外乱（イベント）等を含むコマンドを受信するため
のコマンドポートＣＰの他、乱数発生（図２の乱数発生
処理（ＲＤＭ））などに基づいて選択される各種の表示
展開ストーリー（シナリオ）を記憶するアニメーション
シナリオデータＲＯＭ１１と、各種コマンドや各種シナ
リオにより表示候補となる複数の要素画像の表示画像デ
ータを記憶容量節約のため圧縮画像（データ）として記
憶する表示画像データ用ＲＯＭ（Computer-Graphics RO
M:以下「ＣＧ−ＲＯＭ」）１２と、その他の処理のため
の作業領域となる制御管理用ＲＡＭ１００が接続されて
いる。

【００２４】ＣＧ−ＲＯＭ１２には、ＲＧＢのカラー３
原色の混色として表現された複数種類の使用色とそれら
のインデックスとなる色番号とを対応づけたいわゆるカ
ラーパレットを集めたカラーパレット群１２１と、各要
素画像の圧縮画像を集めた画像ビットマップデータ群１
２２と、が記憶され（それらのための領域が確保され）
ている。

【００２５】また、ＶＤＰ３０に接続された画像展開管
理用ＲＡＭ３００には、ＣＧ−ＲＯＭ１２の内容と対応
するように、表示に必要なカラーパレットのデータをそ
の表示に先行してロードするためのカラーパレットのロ
ード領域（カラーパレットテーブル）３１と、同様に、
表示に必要な要素画像をその表示に先行して圧縮画像か
ら展開（デコード）して（展開された画像にデコードし
て）準備するための展開バッファ（デコードバッファ）
３２などの領域が確保されている。

【００２６】なお、表示装置１では、このデコードバッ
ファ３２を利用して、いわゆるキャッシュ処理による管
理（キャッシュ制御）を行うので、デコードバッファ３
２はデコードキャッシュ領域を兼ねている。このため、
制御部１０に接続された制御管理用ＲＡＭ１００には、
このキャッシュ領域の管理を含みキャッシュ制御のため
の作業領域として、キャッシュ管理ワーク領域１３と、
画像対応キャッシュ情報ワーク領域１４などの領域が確
保されている。

【００２７】図２に示すように、電源ＯＮにより起動さ
れると、表示装置１では、まず、初期設定を行い（Ｓ
１）、次いで、受信コマンド処理を行い（Ｓ２）、コマ
ンド受信による割込（ＣＭＤ）が発生しているときに
は、そのコマンドＣＭＤに従って、アニメーションシナ
リオデータＲＯＭ１１のシナリオを参照して、それらに
よる新ストーリー展開のための次回の表示画像を決定す
る一方、新たなコマンドを受信していないときには、元
のストーリー展開（旧ストーリー展開）のための次回の
表示画像を決定する（Ｓ３）。

【００２８】ただし、この場合、次回の表示画像の決定
のために、必要に応じて乱数発生関数（を利用した乱数
発生機能）により乱数を発生させ（ＲＤＭ）、その乱数
に基づいて、表示画像の複数の候補の中から、次回の表
示画像を選択して決定する。また、時刻管理（Ｓ５２）
の結果（時刻制御信号Ｃｔ）を参照する（図示一点鎖
線）。すなわち、次回の表示画像は、受信コマンドの有
無と、発生させた乱数（数値）と、時刻管理の結果と、
それらにより選択されたシナリオと、に基づいて決定さ
れる。なお、この場合、表示器２０に対しては、前回の
表示画像による表示画像の送出が行われているので、こ
こでは次回の表示画像の決定のみ行って（Ｓ３）、表示
器２０の表示パネル（表示画面）の表示タイミング、す
なわち表示画像データ送出のトリガとなる垂直同期信号
（以下「Ｖｓｙｎｃ信号」）ＶＳの入力（割込）を待つ
（Ｓ４）。

【００２９】次に、Ｖｓｙｎｃ信号の入力があった時点
で、次の表示画像送出処理に移行する（Ｓ５）。スクリ
ーンバッファ２１は、それぞれ少なくとも１画面分の表
示画像を格納できる領域を各１個のバッファとして、互
いに切換可能な複数個のバッファを有していて、ここで
は、そのうちの１個内に用意（作成、描画、配置）して
あった表示画像（データ）の送出（表示）と並行して、
次回の（新または旧ストーリー展開に従った）表示画像
を他（次）のバッファ内に作成（描画）する（Ｓ５
１）。また、描画（画像の作成）に時間が掛かり、次の
Ｖｓｙｎｃ信号までに作成が間に合わないときには、そ
の次の表示画像作成（描画）は行わない旨を、（図示一
点鎖線の時刻制御信号Ｃｔを受け取ることにより）次回
の表示画像決定処理（Ｓ３）において参照するために、
時刻管理を行う（Ｓ５２）。

【００３０】そして、表示画像送出処理によりその回の
表示が終了すると（Ｓ５）、同様に、次回の受信コマン
ド処理（Ｓ２）〜表示画像送出処理（Ｓ５）のループ処
理を行う。

【００３１】ところで、本実施形態の表示装置１では、
圧縮画像に基づく画像展開後の要素画像を格納するキャ
ッシュ領域に対する所望の要素画像の有無およびその所
在を検索する画像検索時間を短縮化することにより、画
像表示のための画像処理の高速化を図っているので、以
下、その点について詳述する。

【００３２】まず、表示装置１では、図１で前述のよう
に、デコードバッファ３２が画像展開後の要素画像のキ
ャッシュ領域（デコードキャッシュ領域）を兼ねるが、
このデコードキャッシュ領域３２は、図５で前述のよう
に、複数のブロック（ブロック００〜ｘｘ：ｘｘは所定
の整数）に分割して利用される。また、従来を示す図６
（ａ）と同様に、図３（ａ）に示すように、図１のキャ
ッシュ管理ワーク領域（キャッシュ管理情報記憶手段）
１３には、デコードキャッシュ領域３２に新規に画像展
開して格納した要素画像の画像格納情報（検索用デー
タ）を、対応するキャッシュ索引情報（ＩＤ番号）の順
（ＩＤ００〜ＩＤｎｎ：ｎｎは所定の整数）のブロック
（ＩＤブロック）に格納する。なお、ＩＤ番号と画像格
納情報（検索用データ）とが対応づけられていれば、Ｉ
Ｄ番号順でなくても良い。

【００３３】また、本実施形態の表示装置１では、キャ
ッシュ管理用として上記のキャッシュ管理ワーク領域１
３の他に、図１の画像対応キャッシュ情報ワーク領域
（画像対応キャッシュ情報記憶手段）１４を有していて
（その領域を確保していて）、この画像対応キャッシュ
情報ワーク領域１４には、図４に示すように、表示画像
の作成に使用する要素画像の画像番号（画像Ｎｏ．）の
順に、各要素画像を格納した画像格納情報（検索用デー
タ）に対応するキャッシュ索引情報（ＩＤ番号）を格納
する。なお、要素画像の画像番号とＩＤ番号とが対応づ
けられていれば、ＩＤ番号順でなくても良い。

【００３４】ここで、各要素画像がデコードキャッシュ
領域３２に未格納のときには、未格納を示す所定値（こ
こでは「ＦＦ」とする）を未格納情報として格納（記
憶）しておく。例えば図４に図示の例では、画像番号
（画像Ｎｏ．）が「００」および「０１」の要素画像は
すでに展開して格納され、それらのＩＤ番号（ＩＤＮ
ｏ．）はそれぞれ「００」および「０１」であり、画像
番号が「０２」の要素画像は、対応する情報が未格納情
報（未格納を示す数値）の「ＦＦ」であることから、未
格納であることが容易かつ迅速に判別できる。なお、こ
の未格納情報としては、画像番号としてあり得ないもの
であれば、他の数字でも良いし、数値以外の文字や記号
等を示す情報でも良い。

【００３５】従来では、図６で前述のように、各画像格
納情報（検索用データ等）に含まれる画像番号（画像Ｎ
ｏ．：同図（ｂ）参照）を、キャッシュ管理ワーク領域
１３−ｓ内を検索対象としてＩＤ番号順に検索して、対
応する要素画像がデコードキャッシュ領域（キャッシュ
領域）３２に未格納か否か検出したが、本実施形態の表
示装置１では、図４の画像対応キャッシュ情報ワーク領
域１４の画像番号（画像Ｎｏ．）に基づいて（画像番号
を索引（インデックス）として）、デコードキャッシュ
領域３２に未格納か否か（および格納されていればその
ＩＤ番号）を直接知ることが（直接検索）できるので、
圧縮画像に基づく画像展開後の要素画像を格納するデコ
ードキャッシュ領域３２に対する所望の要素画像の有無
およびその所在を素早く検索でき、この画像検索時間の
短縮化により、画像表示のための画像処理を高速化でき
る。

【００３６】また、本実施形態では、キャッシュ索引情
報をＩＤ番号とし、図４に示すように、ＩＤ番号を要素
画像の画像番号に合わせている。すなわち、キャッシュ
索引情報は、各画像番号に対応して予め付されたＩＤ番
号なので、各要素番号とＩＤ番号（キャッシュ索引情
報）との関係を単純にできる。また、図３（ａ）に示す
ように、各要素画像の所在を示す各画像格納情報（検索
用データ）を各キャッシュ索引情報（ＩＤ番号）に対応
づけて記憶することにより、各画像番号に対応して検索
し易いように記憶でき、管理しやすくなるとともに、キ
ャッシュ領域に対する所望の各要素画像の有無およびそ
の所在を素早く検索でき、画像検索時間をさらに短縮化
できる。

【００３７】ここで、この場合の各画像格納情報（検索
用データ）は、図３（ｂ）に示すように、任意のＩＤ番
号ＩＤｉｉ（ｉｉはｎｎ以下の任意の整数）について、
そのＩＤ番号に対応する（展開された）要素画像（デー
タ）の、デコードキャッシュ領域３２（図５参照）内で
の先頭ブロック番号（先頭ブロックＮｏ．：ブロック０
０〜ｘｘのいずれか）および後端ブロック番号（後端ブ
ロックＮｏ．）から成り、画像番号（画像Ｎｏ．）は不
要なので含まれていない（従来の図６（ｂ）参照）。

【００３８】なお、本実施形態では、先頭ブロックおよ
び後端ブロックを指定しているが、先頭ブロックとそこ
からのブロック数等で指定することもできる。また、デ
コードキャッシュ領域３２がブロック管理されているの
で、ブロック番号を検索用に用いるが、デコードキャッ
シュ領域３２内のアドレスを直接用いることもでき、先
頭アドレスと後端アドレス、あるいは先頭アドレスとそ
こからのバイト数やワード数等により指定できる。

【００３９】また、本実施形態では、キャッシュ検索情
報は、各画像番号に対応して予め付されたＩＤ番号とし
たが、各要素画像を展開してデコードキャッシュ領域３
２に格納するときに改めて付すようにしても良い。この
場合も、図４の画像対応キャッシュ情報ワーク領域１４
に、各要素画像の画像番号に対応付けて記憶されるＩＤ
番号なので、展開して格納する要素番号に合わせた（対
応づけやすい）ＩＤ番号とすれば、上述の予め定めてあ
る場合と同様の利点が得られる。また、デコードキャッ
シュ領域３２に展開して格納する順番に合わせた（対応
づけた）ＩＤ番号とすれば、画像番号と格納順とを関連
づけて記憶できるので、デコードキャッシュ領域３２に
対する履歴制御等にも利用できる。

【００４０】以下、本実施形態の表示装置１で採用して
いるキャッシュ管理（キャッシュ制御）方法について、
時系列的に説明する。この表示装置１では、まず、画像
対応キャッシュ情報ワーク領域（画像対応キャッシュ情
報記憶手段）１４において、初期設定として、表示画像
の作成に必要な要素画像に付された画像番号（画像Ｎ
ｏ．）に対応づけて、各画像番号に対応する要素画像が
デコードキャッシュ領域（キャッシュ領域）３２に未格
納である旨を示す未格納情報（「ＦＦ」）を記憶する。
すなわち、各画像番号（画像Ｎｏ．）に未格納情報
（「ＦＦ」）を対応づけて記憶するので、この状態で
は、各画像番号を検索すればそれらが未格納であること
が迅速に判別できる。

【００４１】次に、表示画像を作成する際には、その作
成に必要な必要な要素画像の画像番号に基づいて、画像
対応キャッシュ情報ワーク領域１４を検索し、上記の未
格納情報（「ＦＦ」）が検索されたときには、その要素
画像の圧縮画像を画像展開してデコードキャッシュ領域
３２に格納する。また、この場合、続いて、その要素画
像のデコードキャッシュ領域３２内での所在を示す各画
像格納情報（検索用データ）を、その索引となる各キャ
ッシュ索引情報（ＩＤ番号）に対応づけてキャッシュ管
理ワーク領域（キャッシュ管理情報記憶手段）１３に記
憶する。また、さらに、その要素番号の画像番号により
画像対応キャッシュ情報ワーク領域１４を検索して、対
応する未格納情報をＩＤ番号に置き換えて記憶する。す
なわち、未格納情報（「ＦＦ」）が検索された要素画像
の圧縮画像を画像展開してデコードキャッシュ領域３２
に格納し、ＩＤ番号に検索用データを対応づけて記憶す
るとともに、格納した要素画像の画像番号に対応する未
格納情報をＩＤ番号に置き換える。

【００４２】上記のような処理が続き、表示画像の作成
に必要な要素画像の画像番号に基づいて、画像対応キャ
ッシュ情報ワーク領域１４を検索して、対応するＩＤ番
号が検索されたときには、そのＩＤ番号に基づいて、キ
ャッシュ管理ワーク領域１３を検索して、対応する検索
用データを検索し、検索された検索用データに基づい
て、デコードキャッシュ領域３２内の対応する要素画像
を検索する。すなわち、画像番号に基づいてＩＤ番号を
検索し、ＩＤ番号に基づいて検索用データを検索し、そ
の検索用データにより展開された要素画像を検索する。

【００４３】この結果、要素画像の画像番号→未格納情
報（「ＦＦ」）またはＩＤ番号→画像格納情報→要素画
像の直線的な検索によって、デコードキャッシュ領域３
２内の要素画像の有無およびその所在を検索できるの
で、従来のように膨大な画像格納情報（検索用データ）
に含まれる画像番号を検索するのに比べて、検索する画
像検索時間を短縮化でき、これにより、画像表示のため
の画像処理を高速化できる。

【００４４】上述のように、本実施形態の表示装置１の
キャッシュ制御方法では、画像番号に対応づけて、各要
素画像がキャッシュ領域に未格納である旨を示す未格納
情報、または、キャッシュ領域内の所在を検索するキャ
ッシュ索引情報を、記憶しておくので、表示画像の作成
に先行して、未格納であるときは、それを迅速に検出し
て次の画像展開〜表示画像作成に迅速に移行できる。ま
た、未格納であった場合、画像展開とともに未格納情報
のキャッシュ索引情報への置き換えを行うので、次回か
らは、画像番号に対応したキャッシュ索引情報が検索さ
れるようになり、この結果、画像展開後には、画像番号
に基づいてキャッシュ領域内の所在を迅速に検出して表
示画像作成に移行でき、画像検索時間を短縮化して、画
像表示のための画像処理を高速化できる。

【００４５】

【発明の効果】上述のように、本発明の表示装置および
表示装置のキャッシュ制御方法によれば、圧縮画像に基
づく画像展開後の要素画像を格納するキャッシュ領域に
対する所望の要素画像の有無およびその所在を検索する
画像検索時間を短縮化することにより、画像表示のため
の画像処理を高速化できる、などの効果がある。

【図面の簡単な説明】

【図１】本発明の一実施形態に係る表示装置のブロック
図である。

【図２】図１の表示装置における表示処理の概略フロー
チャートである。

【図３】図１の表示装置のキャッシュ管理ワーク領域に
おける管理用ＩＤ番号対応の検索用データの登録および
そのデータ内容を示す説明図である。

【図４】画像対応キャッシュ情報ワーク領域の登録内容
を示す説明図である。

【図５】デコードキャッシュ領域を兼ねるデコードバッ
ファのブロック構成を示す説明図である。

【図６】従来の表示装置における、図３と同様の説明図
である。

【符号の説明】

１ 表示装置 １０ 制御部 １１ アニメーションシナリオデータＲＯＭ １２ ＣＧ−ＲＯＭ（表示画像データ用ＲＯＭ） １３ キャッシュ管理ワーク領域 １４ 画像対応キャッシュ情報ワーク領域 ２０ 表示器（表示パネル） ２１ スクリーンバッファ（表示バッファ） ３０ ＶＤＰ（ビデオ表示用プロセッサ） ３１ カラーパレット ３２ デコードバッファ（展開バッファ、デコードキ
ャッシュ領域） １００ 制御管理用ＲＡＭ １２１ カラーパレット群 １２２ 画像ビットマップデータ群 ３００ 画像展開管理用ＲＡＭ

───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.⁷ 識別記号 ＦＩ テーマコート゛(参考） Ｇ０９Ｇ 5/00 ５５０ Ｇ０９Ｇ 5/00 ５５０Ｘ 5/24 ６２０ 5/24 ６２０Ｚ 5/36 ５１０ 5/36 ５１０Ｍ Ｆターム(参考） 2C088 EB55 5B005 JJ13 LL15 MM01 NN31 5B050 AA10 BA08 BA10 BA11 EA24 FA02 5B082 AA13 FA12 5C082 AA06 BB32 BB34 CB01 DA87 DA89 MM02

Claims (5)

【特許請求の範囲】
1. 【請求項１】 次々と変化する表示画面の表示画像を作
   成して表示する表示装置であって、 表示画像の要素画像の元になる圧縮画像を前記要素画像
   の画像番号に対応させて記憶する圧縮画像記憶手段と、 前記表示画面の表示画像を配置して記憶するための表示
   バッファと、 前記表示バッファに配置する複数の要素画像を、前記圧
   縮画像に基づいて画像展開して記憶する展開バッファ
   と、 前記展開バッファを、画像展開された前記複数の要素画
   像のキャッシュ領域として管理するキャッシュ管理手段
   と、を備え、 前記キャッシュ管理手段は、 前記キャッシュ領域内の各要素画像の所在を示す各画像
   格納情報を、その索引となる各キャッシュ索引情報に対
   応づけて記憶するキャッシュ管理情報記憶手段と、 前記各キャッシュ索引情報を前記各要素画像の画像番号
   に対応づけて記憶する画像対応キャッシュ情報記憶手段
   と、 前記各要素画像の画像番号に基づいて前記各キャッシュ
   索引情報を検索し、その検索結果に基づいて前記各画像
   格納情報を検索することにより、前記キャッシュ領域内
   の各要素画像の有無およびその所在を検索する要素画像
   検索手段と、を有し、 前記画像対応キャッシュ情報記憶手段は、各画像番号に
   対応する要素画像が前記キャッシュ領域に未格納のとき
   に、その旨を示す未格納情報を、前記各キャッシュ索引
   情報の代わりに記憶することを特徴とする表示装置。
2. 【請求項２】 前記キャッシュ索引情報は、前記各画像
   番号に対応して予め付されたＩＤ番号であることを特徴
   とする、請求項１に記載の表示装置。
3. 【請求項３】 前記キャッシュ索引情報は、前記各要素
   画像を展開して前記キャッシュ領域に格納するときに付
   され、前記各要素画像の画像番号に対応付けて記憶され
   るＩＤ番号であることを特徴とする、請求項１に記載の
   表示装置。
4. 【請求項４】 次々と変化する表示画面の表示画像をそ
   の要素画像の圧縮画像に基づく画像展開により作成して
   表示する表示装置の前記画像展開用のバッファを、画像
   展開された複数の要素画像のキャッシュ領域として管理
   するための表示装置のキャッシュ制御方法であって、 前記表示画像の作成に必要な要素画像に付された画像番
   号に対応づけて、各画像番号に対応する要素画像が前記
   キャッシュ領域に未格納であるときにはその旨を示す未
   格納情報を、格納済みのときには、その要素画像の前記
   キャッシュ領域内の所在を検索するためのキャッシュ索
   引情報を、画像対応キャッシュ情報記憶手段に記憶して
   おき、 前記表示画像の作成に先行して、前記画像対応キャッシ
   ュ情報記憶手段を検索し、必要な要素画像の画像番号に
   対応する情報が未格納情報のときには、その要素画像を
   画像展開してから表示画像の作成に移行するとともに、
   そのキャッシュ索引情報を前記未格納情報の代わりに置
   き換えるように前記画像対応キャッシュ情報記憶手段に
   記憶させ、 必要な要素画像の画像番号に対応する情報がキャッシュ
   索引情報のときには、それに基づいて前記キャッシュ領
   域内における要素画像の所在を検索して、前記表示画像
   の作成に移行することを特徴とする表示装置のキャッシ
   ュ制御方法。
5. 【請求項５】 次々と変化する表示画面の表示画像をそ
   の要素画像の圧縮画像に基づく画像展開により作成して
   表示する表示装置の前記画像展開用のバッファを、画像
   展開された複数の要素画像のキャッシュ領域として管理
   するための表示装置のキャッシュ制御方法であって、 前記表示画像の作成に必要な要素画像に付された画像番
   号に対応づけて、各画像番号に対応する要素画像が前記
   キャッシュ領域に未格納である旨を示す未格納情報を、
   画像対応キャッシュ情報記憶手段に記憶する未格納情報
   登録工程と、 前記画像番号に基づいて、前記画像対応キャッシュ情報
   記憶手段内の前記画像番号に対応する情報を検索する画
   像番号対応情報検索工程と、 前記画像番号に基づく検索によって前記未格納情報が検
   索されたときに、その要素画像の圧縮画像を画像展開し
   て前記キャッシュ領域に格納する新規展開画像格納工程
   と、 前記キャッシュ領域に要素画像を新たに格納したとき
   に、その要素画像の前記キャッシュ領域内での所在を示
   す各画像格納情報を、その索引となる各キャッシュ索引
   情報に対応づけてキャッシュ管理情報記憶手段に記憶す
   る画像格納情報記憶工程と、 前記キャッシュ領域に要素画像を新たに格納したとき
   に、その要素番号の画像番号により前記画像対応キャッ
   シュ情報記憶手段を検索して、対応する前記未格納情報
   を、その要素画像の索引となるキャッシュ索引情報に置
   き換えて記憶するキャッシュ索引情報記憶工程と、 前記画像番号に基づく検索によって対応するキャッシュ
   索引情報が検索されたときに、そのキャッシュ索引情報
   に基づいて、前記キャッシュ管理情報記憶手段内の対応
   する画像格納情報を検索する画像格納情報検索工程と、 検索された画像格納情報に基づいて、前記キャッシュ領
   域内の対応する要素画像を検索する要素画像検索工程
   と、を備えたことを特徴とする表示装置のキャッシュ制
   御方法。