JP2003130709A - ガス残量管理装置及びガスメータ - Google Patents

ガス残量管理装置及びガスメータ

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JP2003130709A
JP2003130709A JP2001323918A JP2001323918A JP2003130709A JP 2003130709 A JP2003130709 A JP 2003130709A JP 2001323918 A JP2001323918 A JP 2001323918A JP 2001323918 A JP2001323918 A JP 2001323918A JP 2003130709 A JP2003130709 A JP 2003130709A
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gas
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Michiyasu Yamashita
通康 山下
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Yazaki Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 集中管理システムに依らず残量管理を行うこ
とができるガス残量管理装置及びガスメータを提供する
こと。 【解決手段】 ガス残量管理装置は、ガス容器1からガ
ス供給配管5を通じてガス燃焼機器8に供給されるガス
の流量を積算するガス流量積算手段10a−1と、古い
ガス容器から新しいガス容器への交換時に操作される容
器交換操作手段11と、容器交換操作手段11の操作に
より、ガス流量積算手段10a−1による積算ガス流量
の過去データに基づいて次回交換予測時期を算出する次
回交換予測時期算出手段10a−2と、次回交換予測時
期算出手段10a−2で算出された次回交換予測時期を
表示する表示手段13とを備えている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、ガス残量管理装置
及びガスメータに関し、特に、ガス燃焼器具にLPガス
を供給中のLPG(液化天然ガス)などを収容したガス
ボンベのような可搬型のガス容器や据え置き型のバルク
ガス容器などのガス残量を管理するガス残量管理装置及
びガス燃焼器具に供給されるガス流量を積算して表示す
るガスメータに関する。
【0002】
【従来の技術】この種のガス容器の場合、ガス容器内の
LPガスが消費されて最後には残量0となるが、それま
で使い切ると、それ以降は「ガス切れ」ということにな
ってガス供給不能となるという不都合が生じる。そこ
で、ガス容器内のLPガス残量が少なくなってきたこと
を検知して、その旨を知らせるための警報を発すること
により、「ガス切れ」となる以前に残量の少なくなった
ガス容器をLPガスの充満されている新しい別のガス容
器と取り替えるようにしている。
【0003】具体的には、ガス容器の取り替え時点で、
初期値0に一旦リセットしたカウンタに、その後のガス
消費量をカウントさせ、カウント値が予め定められた値
以上になった場合には、そのガス容器内のLPガスの残
量が少なくなったと判断し、LPガスが満杯に充填され
た別の新しいガス容器と取り替えることを促すための警
報を発する。なお、ガス容器の容量の最大値または最初
にそのガス容器に充填されていたLPガスの量からガス
消費量を差し引いて、ガス容器内におけるガス残量を算
出し、このガス残量が予め定められた残量管理レベルに
対応する値以下となった場合には、そのガス容器内のガ
ス残量が少なくなったと判断するようにしたものもあ
る。
【0004】この警報は、ガス容器を取り替えずに残量
の消費を継続しても「ガス切れ」には至らないことが見
込まれるような例えば7日間のような取替猶予期間をも
って発生されるようにされているので、ガス事業者やガ
ス管理会社では、この取替猶予期間中に、残量の少なく
なったガス容器をLPガスを満杯に充填されている新し
い別のガス容器と取り替えるようにしている。
【0005】そこで、残量管理レベルの値としては、例
えばガス容器の最大容量の10%のような値が、例えば
3段階の複数用意されており、これらの3段階のレベル
から予め任意に選択して設定変更することで、ガス消費
者ごとに異なるガス消費パターンやガス消費量の大きさ
に対して対応可能となっている。
【0006】このような残量管理機能は、例えば特開平
10−332092号公報に開示されている。これに開
示されている残量管理機能は、残量管理カウンタと予め
設定されている残量警告レベルとを10秒ごとに比較
し、残量管理カウンタの値(体積)が残量警告レベルの
値(体積)を超えたとき、残量警告フラグをセットし、
端末発呼する。この残量警告レベルは、3段階の設定が
可能であり、集中管理センターからの読み出し、設定が
可能となっている。残量管理カウンタの値(体積)が、
3段階の全ての残量警告レベルの値(体積)を超えたと
き、容器交換が必要であることを示すリセット要求フラ
グがセットされる。容器交換を行ったとき、スイッチに
より、残量管理カウンタの値(体積)をゼロクリアする
と同時に作動表示を行う。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、全体の
半数未満しか集中監視システムを行なっていないため、
このような残量管理機能を使用していない需要家の方が
多いのが実態である。つまり、大部分のガス事業者は、
残量管理機能による残量管理を行っているわけではな
く、独自の残量管理をして、容器交換時期のタイミング
を計っているものと思われる。例えば、パソコンに交換
日を入力すると、およその次の交換日が算出され、画面
に表示され、それに基づいて残量管理をしていると思わ
れる。
【0008】そこで本発明は、上述した従来の問題点に
鑑み、集中管理システムに依らず残量管理を行うことが
できるガス残量管理装置及びガスメータを提供すること
を目的としている。
【0009】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
になされた請求項1記載の発明は、図1に示すように、
ガス容器1からガス供給配管5を通じてガス燃焼機器8
に供給されるガスの流量を積算するガス流量積算手段1
0a−1と、古いガス容器から新しいガス容器への交換
時に操作される容器交換操作手段11と、上記容器交換
操作手段11の操作により、上記ガス流量積算手段10
a−1による積算ガス流量の過去データに基づいて次回
交換予測時期を算出する次回交換予測時期算出手段10
a−2と、上記次回交換予測時期算出手段10a−2で
算出された次回交換予測時期を表示する表示手段13
と、を備えたことを特徴とするガス残量管理装置に存す
る。
【0010】請求項1記載の発明においては、ガス残量
管理装置は、ガス容器1からガス供給配管5を通じてガ
ス燃焼機器8に供給されるガスの流量を積算するガス流
量積算手段10a−1と、古いガス容器から新しいガス
容器への交換時に操作される容器交換操作手段11と、
容器交換操作手段11の操作により、ガス流量積算手段
10a−1による積算ガス流量の過去データに基づいて
次回交換予測時期を算出する次回交換予測時期算出手段
10a−2と、次回交換予測時期算出手段10a−2で
算出された次回交換予測時期を表示する表示手段13と
を備えている。
【0011】それにより、集中監視システム(端末発
呼)を行わずに、ガス容器交換時に次回のガス容器交換
予測時期が表示されるので、交換時期を簡単に知ること
ができ、「ガス切れ」の状態を確実に防ぐことができ
る。
【0012】上記課題を解決するためになされた請求項
2記載の発明は、前記ガス残量管理装置は、さらに、交
換される新しいガス容器の容器サイズを入力する容器サ
イズ入力手段15を備え、前記次回交換予測時期算出手
段10a−2は、上記容器サイズ入力手段15で入力さ
れた容器サイズから新しいガス容器の充填ガス容積を換
算するガス容積算出手段10a−2−1と、1日当たり
の平均ガス使用量を算出するガス使用量算出手段10a
−2−2と、上記ガス容積換算手段10a−2−1で換
算された充填ガス容積を、上記ガス使用量算出手段10
a−2−2で算出された1日当たりの平均ガス使用量で
除算してガス使用可能日数を算出するガス使用可能日数
算出手段10a−2−3とを含み、上記ガス使用可能日
数算出手段10a−2−3で算出されたガス使用可能日
数から次回交換予測時期を算出することを特徴とする請
求項1記載のガス残量管理装置に存する。
【0013】請求項2記載の発明においては、ガス残量
管理装置は、さらに、交換される新しいガス容器の容器
サイズを入力する容器サイズ入力手段15を備えてい
る。次回交換予測時期算出手段10a−2は、容器サイ
ズ入力手段15で入力された容器サイズから新しいガス
容器の充填ガス容積を換算するガス容積算出手段10a
−2−1と、1日当たりの平均ガス使用量を算出するガ
ス使用量算出手段10a−2−2と、ガス容積換算手段
10a−2−1で換算された充填ガス容積を、ガス使用
量算出手段10a−2−2で算出された1日当たりの平
均ガス使用量で除算してガス使用可能日数を算出するガ
ス使用可能日数算出手段10a−2−3とを含み、ガス
使用可能日数算出手段10a−2−3で算出されたガス
使用可能日数から次回交換予測時期を算出する。
【0014】それにより、ガス容器交換時に、ガス容器
の充填ガス容積と1日当たりの平均ガス使用量に基づい
て、次回のガス容器交換予測時期を算出することができ
る。
【0015】上記課題を解決するためになされた請求項
3記載の発明は、前記ガス使用量算出手段10a−2−
2は、ガス容器交換前数日間におけるガス使用量データ
に基づいて1日当たりの平均ガス使用量を算出すること
を特徴とする請求項2記載のガス残量管理装置に存す
る。
【0016】請求項3記載の発明においては、ガス使用
量算出手段10a−2−2は、ガス容器交換前数日間に
おけるガス使用量データに基づいて1日当たりの平均ガ
ス使用量を算出する。
【0017】それにより、ガス容器交換時に、ガス容器
の充填ガス容積と、ガス容器交換前数日間におけるガス
使用量データに基づく1日当たりの平均ガス使用量に基
づいて、次回のガス容器交換予測時期を算出することが
できる。
【0018】上記課題を解決するためになされた請求項
4記載の発明は、前記ガス使用量算出手段10a−2−
2は、過去の数回にわたるガス容器交換周期に基づいて
1日当たりの平均ガス使用量を算出することを特徴とす
る請求項2記載のガス残量管理装置に存する。
【0019】請求項4記載の発明においては、ガス使用
量算出手段10a−2−2は、過去の数回にわたるガス
容器交換周期に基づいて1日当たりの平均ガス使用量を
算出する。
【0020】それにより、ガス容器交換時に、ガス容器
の充填ガス容積と、過去の数回にわたるガス容器交換周
期に基づく1日当たりの平均ガス使用量に基づいて、次
回のガス容器交換予測時期を算出することができる。
【0021】上記課題を解決するためになされた請求項
5記載の発明は、前記ガス使用量算出手段10a−2−
2は、今回のガス容器交換月日と同時期の昨年または過
去数年間の1日当たりのガス平均使用量に基づいて1日
当たりの平均ガス使用量を算出することを特徴とする請
求項2記載のガス残量管理装置に存する。
【0022】請求項5記載の発明においては、ガス使用
量算出手段10a−2−2は、今回のガス容器交換月日
と同時期の昨年または過去数年間の1日当たりのガス平
均使用量に基づいて1日当たりの平均ガス使用量を算出
する。
【0023】それにより、ガス容器交換時に、ガス容器
の充填ガス容積と、今回のガス容器交換月日と同時期の
昨年または過去数年間の1日当たりのガス平均使用量に
基づく1日当たりのガス平均使用量に基づいて、次回の
ガス容器交換予測時期を算出することができる。
【0024】上記課題を解決するためになされた請求項
6記載の発明は、前記次回交換予測時期算出手段10a
−2は、ガス使用可能日数算出手段10a−2−3で算
出されたガス使用可能日数からさらにマージン日数を減
算した日数から、次回交換予測時期を算出することを特
徴とする請求項2から5のいずれか1項に記載のガス残
量管理装置に存する。
【0025】請求項6記載の発明においては、次回交換
予測時期算出手段10a−2は、ガス使用可能日数算出
手段10a−2−3で算出されたガス使用可能日数から
さらにマージン日数を減算した日数から、次回交換予測
時期を算出する。
【0026】それにより、ガス容器交換時に、ガス使用
可能日数算出手段で算出されたガス使用可能日数からさ
らにマージン日数を減算した日数から次回交換予測時期
を算出しているので、「ガス切れ」にならない安全度合
いが向上する。
【0027】上記課題を解決するためになされた請求項
7記載の発明は、ガス容器1からガス供給配管5を通じ
てガス燃焼機器8に供給されるガスの流量を積算するガ
ス流量積算手段10a−1と、古いガス容器から新しい
ガス容器への交換時に操作される容器交換操作手段11
と、上記容器交換操作手段11の操作により、前回のガ
ス容器交換時から今回のガス容器交換時までの所要日数
を計算し、該所要日数に基づいて次回交換予測時期を算
出する次回交換予測時期算出手段10a−2と、算出さ
れた次回交換予測時期を表示する表示手段13と、を備
えたことを特徴とするガス残量管理装置に存する。
【0028】請求項7記載の発明においては、ガス残量
管理装置は、ガス容器1からガス供給配管5を通じてガ
ス燃焼機器8に供給されるガスの流量を積算するガス流
量積算手段10a−1と、古いガス容器から新しいガス
容器への交換時に操作される容器交換操作手段11と、
容器交換操作手段11の操作により、前回のガス容器交
換時から今回のガス容器交換時までの所要日数を計算
し、該所要日数に基づいて次回交換予測時期を算出する
次回交換予測時期算出手段10a−2と、算出された次
回交換予測時期を表示する表示手段13とを備えてい
る。
【0029】それにより、集中監視システム(端末発
呼)を行わずに、ガス容器交換時に次回のガス容器交換
予測時期が表示されるので、交換時期を簡単に知ること
ができ、「ガス切れ」の状態を確実に防ぐことができ
る。
【0030】上記課題を解決するためになされた請求項
8記載の発明は、前記次回交換予測時期算出手段10a
−2は、前記所要日数からさらにマージン日数を減算し
た日数から、次回交換予測時期を算出することを特徴と
する請求項7記載のガス残量管理装置。
【0031】請求項8記載の発明においては、次回交換
予測時期算出手段10a−2は、所要日数からさらにマ
ージン日数を減算した日数から、次回交換予測時期を算
出する
【0032】それにより、ガス容器交換時に、所要日数
からさらにマージン日数を減算した日数から次回交換予
測時期を算出しているので、「ガス切れ」にならない安
全度合いが向上する。
【0033】上記課題を解決するためになされた請求項
9記載の発明は、請求項1から8のいずれか1項に記載
のガス残量管理装置を備えたことを特徴とするガスメー
タに存する。
【0034】請求項9記載の発明においては、ガスメー
タは、請求項1から8のいずれか1項に記載のガス残量
管理装置を備えている。それにより、「ガス切れ」の状
態を確実に防ぐことができるガスメータが得られる。
【0035】
【発明の実施の形態】以下、本発明によるガス残量管理
装置及びガスメータの一実施の形態を図面に基づいて詳
細に説明する。
【0036】図2は、本発明によるガス残量管理装置を
適用したLPガス供給設備を示す。図2において、LP
ガス供給設備は、LPガスボンベ等の可搬型のガス容器
1、ガス容器1の元栓2、ガス圧力調整器3、ガスメー
タ4、ガス供給配管5、ガス圧力調整器3より下流側に
設けられ、ガス供給配管5内を流れるガスを遮断する遮
断弁6、ガス供給配管5内を流れるガス流量を検出して
流量信号を出力する流量信号発生手段としての流量セン
サ7、燃焼容量の異なる各種のガス燃焼器具8及びガス
流量監視制御装置9を含んでいる。なお、図2には、遮
断弁6、流量センサ7及びガス流量監視制御装置9は別
個に設けられているが、これらをガスメータ4内に収容
して一体としてもよい。
【0037】ガス流量監視制御装置9は、予め定めたプ
ログラムに従って動作するマイクロコンピュータ(以
下、マイコンという)10を有する。マイコン10は、
プログラムに従って処理を行う中央演算処理ユニット
(CPU)10aと、プログラムや固定データを格納し
た読み出し専用メモリ(ROM)10bと、各種のデー
タを格納するデータエリアやCPU10aによる処理の
過程に利用するワークエリアを有する読み出し書き込み
自在のメモリ(RAM)10cとを備え、CPU10a
がプログラムに従って所定の処理を行うことによって、
ガス流量積算手段10a−1、次回交換予測時期算出手
段10a−2、充填ガス容積算出手段10a−2−1、
ガス使用量算出手段10a−2−2及びガス使用可能日
数算出手段10a−2−3として働き、ガス使用量監視
処理及びガス残量管理処理を実行する。
【0038】ガス流量監視制御装置9は更に、ガス容器
1を新しいものと交換したときに操作される容器交換操
作手段としての容器交換スイッチ11と、外部との通信
を電話回線を介して行うための通信用インタフェース
(インタフェース)12と、ガス容器の次回交換予測時
期等を表示する表示手段としての表示部13と、日時刻
情報を発生するカレンダおよび時計14と、種々の動作
指示情報を発生するキー入力部15とを備え、これらは
CPU10aに接続されている。
【0039】マイコン10は、流量センサ7がガス供給
配管5内を流れるガス流量を検出して出力する流量信号
を入力し、マイコン10内のCPU10aが流量信号を
プログラムに従って処理する。この実施の形態では、流
量センサ7で発生する流量信号が、ガス供給配管5に単
位体積のガスが流れる毎に1個発生されるパルス流量信
号である場合について説明する。
【0040】CPU10aは、流量センサ7から入力す
るパルス流量信号に基づいてガス供給配管5を通じてガ
ス燃焼器具8に供給するガス流量を監視する。ガス燃焼
器具8としては、ガスコンロ、ガスオーブン、ガス給湯
器、ガス炊飯器、ガス冷暖房器などが挙げられる。ガス
流量は、パルス流量信号であるパルスの入力間隔によっ
て単位体積を割ることによって求めることができる。C
PU10aは、ガス流量の監視によって、LPガスの使
用量監視処理と残量管理処理を行う。
【0041】図3は、ガス使用量監視処理を示すフロー
チャートである。まず、カレンダ及び時計14からの日
時刻情報に基づき、現在時刻が午前0時に達したか否か
を判定し(ステップS1)、現在時刻が午前0時に達し
たとき、流量センサ7からの流量信号に基づき午前0時
時点でのガス流量の積算値である積算流量Q1をRAM
10cに記憶させる(ステップS2)。次いで、積算流
量Q1から以前にRAM10cに記憶されていた前日の
午前0時における積算流量Q0を減算して、1日のガス
使用量A1を求め(ステップS3)、求められた1日の
ガス使用量A1は、RAM10cに記憶させる。以下、
ステップS1〜S4の作業を繰り返し、カレンダの月日
に合わせて日々のガス使用量がRAM10cに記憶され
る。
【0042】次に、図4は、ガス残量管理処理を示すフ
ローチャートである。まず、容器交換スイッチ11をオ
ンにすると(ステップS11)、表示部13は、容器サ
イズを入力する画面に切り替えられる(ステップS1
2)。次いで、表示部13の画面を見ながら、キー入力
部15中のテンキー等の操作により今回交換するガス容
器の容器サイズを入力し、次いでキー入力部15中のエ
ンターキーを操作して容器サイズ入力を確定する(ステ
ップS13)。
【0043】なお、今回交換されるガス容器が前回と同
一サイズのガス容器であれば、ステップ13において容
器サイズの入力を不要とし、すぐにエンターキーを操作
することで、前回と同じ容器サイズが採用される。
【0044】次いで、その容器サイズからフル充填され
た場合の充填ガス容積を換算する(ステップS14)。
次いで、ガス使用量監視処理でRAM10cに記憶され
ているガス使用量の過去データを用いて、今回の容器交
換スイッチ11をオンする直前から遡る数日間における
1日当たりのガス平均使用量を算出する(ステップS1
5)。次いで、換算した充填ガス容積と求めた1日当た
りのガス平均使用量とに基づいて、次回交換時期を算出
する(ステップS16)。
【0045】具体的には、次回交換時期の算出は、以下
の通りに行われる。まず、換算した充填ガス容積を求め
た1日当たりのガス平均使用量で除算してガス使用可能
日数を求める。 ガス使用可能日数=充填ガス容積÷1日当たりのガス平
均使用量
【0046】次いで、ここで求めた使用可能日数をカレ
ンダ及び時計14からの日時刻情報に基づくカレンダー
に当てはめて、今回のガス容器交換月日から何月何日ま
で使用可能かを換算し、換算後の月日を表示部13に表
示する(ステップS17)。なお、交換予測時期とし
て、「何月何日」に代えて、今回のガス容器交換月日か
ら「何日後」の表示を選択可能にしたり、あるいは、
「あと何日間」のように使用可能期間を表示させても良
い。
【0047】このように、集中監視システム(端末発
呼)を行わずに、ユーザーは、ガス容器交換時に容器交
換スイッチ11をオン操作することによって、表示部1
3に表示される次回のガス容器交換予測時期を簡単に知
ることができる。また、このガス容器交換予測時期は、
カレンダ機能を利用して月日表示することができる。
【0048】以上の通り、本発明の実施の形態について
説明したが、本発明はこれに限らず、種々の変形、応用
が可能である。例えば、上述の実施の形態におけるステ
ップ15において、1日当たりの平均ガス使用量は、以
下に述べる他の算出方法を使用しても良い。
【0049】(他の算出方法1)過去の数回にわたる容
器交換周期から1日当たりのガス平均使用量を求め、こ
れを次回の交換予測時期の計算に用いる。すなわち、 {(前回から今回の容器交換までに使用したガス総量)
+(前々回から前回の容器交換までに使用したガス総
量)+(前々々回から前々回の容器交換までに使用した
ガス総量)+・・・}÷(累積した容器交換期間の日
数)=過去数回にわたる容器交換期間での1日当たりの
ガス平均使用量
【0050】(他の算出方法2)季節によってガスの使
用量が異なってくるため、カレンダー機能に連動した日
々のガス使用量から過去の同一時期での1日当たりのガ
ス平均使用量を算出し、これを次回の交換予測時期の計
算に用いる。すなわち、今回の容器交換月日と同時期の
昨年または過去数年間の1日当たりのガス平均使用量を
算出し、記憶されている過去のガス使用量を累積して1
日当たりのガス平均使用量に換算する。
【0051】また、他の実施例として、上述の実施の形
態におけるステップ14で充填ガス容積を換算した後、
ステップ15における1日当たりのガス平均使用量の算
出作業の代わりに、ステップ15′として、前回の容器
交換から今回の容器交換までの所要日数を算出し、ステ
ップ16において算出した所要日数に基づいて次回の交
換予測時期を算出しても良い。すなわち、この所要日数
をカレンダーに当てはめて、次回の交換予測時期が「何
月何日」になるかを換算する。
【0052】さらに他の実施例として、必要に応じて、
上述のガス使用可能日数または所要日数からマージン日
数を減算して求めた日数に基づいて、次回交換予測時期
を算出しても良い。このマージン日数は、安全率として
設定されるもので、例えば5〜10日程度の日数とする
ことができる。
【0053】さらに他の実施例として、上述の実施の形
態における可搬型のガス容器1に代えて、バルク容器等
の据え置き型のガス容器を使用しても良い。このよう
に、フル充填していない容器やバルク容器のように容器
交換しない据え置き型のガス容器にガス充填する場合に
は、上述の実施の形態におけるステップ11,12,1
3に代えて、ステップ11′として、容器交換操作手段
に代わるガス充填操作手段を操作し、ステップ12′と
して、表示部13に残ガス量を表示しかつガス充填量を
入力できる画面に切り替え、ステップ13′として、容
器サイズ入力手段に代えてガス充填量入力手段でガス充
填量を入力し、次いでステップ14で、残ガス量にガス
充填量をプラスした合計充填ガス容積が換算されるよう
にすれば良い。
【0054】
【発明の効果】請求項1記載の発明によれば、集中監視
システム(端末発呼)を行わずに、ガス容器交換時に次
回のガス容器交換予測時期が表示されるので、交換時期
を簡単に知ることができ、「ガス切れ」の状態を確実に
防ぐことができる。
【0055】請求項2記載の発明によれば、ガス容器交
換時に、ガス容器の充填ガス容積と1日当たりの平均ガ
ス使用量に基づいて、次回のガス容器交換予測時期を算
出することができる。
【0056】請求項3記載の発明によれば、ガス容器交
換時に、ガス容器の充填ガス容積と、ガス容器交換前数
日間におけるガス使用量データに基づく1日当たりの平
均ガス使用量に基づいて、次回のガス容器交換予測時期
を算出することができる。
【0057】請求項4記載の発明によれば、ガス容器交
換時に、ガス容器の充填ガス容積と、過去の数回にわた
るガス容器交換周期に基づく1日当たりの平均ガス使用
量に基づいて、次回のガス容器交換予測時期を算出する
ことができる。
【0058】請求項5記載の発明によれば、ガス容器交
換時に、ガス容器の充填ガス容積と、今回のガス容器交
換月日と同時期の昨年または過去数年間の1日当たりの
ガス平均使用量に基づく1日当たりのガス平均使用量に
基づいて、次回のガス容器交換予測時期を算出すること
ができる。
【0059】請求項6記載の発明によれば、ガス容器交
換時に、ガス使用可能日数算出手段で算出されたガス使
用可能日数からさらにマージン日数を減算した日数から
次回交換予測時期を算出しているので、「ガス切れ」に
ならない安全度合いが向上する。
【0060】請求項7記載の発明によれば、集中監視シ
ステム(端末発呼)を行わずに、ガス容器交換時に次回
のガス容器交換予測時期が表示されるので、交換時期を
簡単に知ることができ、「ガス切れ」の状態を確実に防
ぐことができる。
【0061】請求項8記載の発明によれば、ガス容器交
換時に、所要日数からさらにマージン日数を減算した日
数から次回交換予測時期を算出しているので、「ガス切
れ」にならない安全度合いが向上する。
【0062】請求項9記載の発明によれば、「ガス切
れ」の状態を確実に防ぐことができるガスメータが得ら
れる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明によるガス残量管理装置を組み込んだガ
スメータの基本構成を示すブロック図である。
【図2】本発明によるガス残量管理装置の実施の形態を
示すブロック図である。
【図3】図2中のマイコンで実行されるガス使用量監視
処理を示すフローチャートである。
【図4】図2中のマイコンで実行されるガス残量管理処
理を示すフローチャートである。
【符号の説明】
1 ガス容器 5 ガス供給配管 8 ガス燃焼器具 9 ガス流量監視制御装置 10a−1 ガス流量積算手段(CPU) 10a−2 次回交換予測時期算出手段(CPU) 10a−2−1 充填ガス容積算出手段(CPU) 10a−2−2 ガス使用量算出手段(CPU) 10a−2−3 ガス使用可能日数算出手段(CPU) 11 容器交換操作手段 13 表示手段 15 容器サイズ入力手段

Claims (9)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ガス容器からガス供給配管を通じてガス
    燃焼機器に供給されるガスの流量を積算するガス流量積
    算手段と、 古いガス容器から新しいガス容器への交換時に操作され
    る容器交換操作手段と、 上記容器交換操作手段の操作により、上記ガス流量積算
    手段による積算ガス流量の過去データに基づいて次回交
    換予測時期を算出する次回交換予測時期算出手段と、 上記次回交換予測時期算出手段で算出された次回交換予
    測時期を表示する表示手段と、 を備えたことを特徴とするガス残量管理装置。
  2. 【請求項2】 前記ガス残量管理装置は、さらに、交換
    される新しいガス容器の容器サイズを入力する容器サイ
    ズ入力手段を備え、 前記次回交換予測時期算出手段は、上記容器サイズ入力
    手段で入力された容器サイズから新しいガス容器の充填
    ガス容積を換算するガス容積算出手段と、1日当たりの
    平均ガス使用量を算出するガス使用量算出手段と、上記
    ガス容積換算手段で換算された充填ガス容積を、上記ガ
    ス使用量算出手段で算出された1日当たりの平均ガス使
    用量で除算してガス使用可能日数を算出するガス使用可
    能日数算出手段とを含み、上記ガス使用可能日数算出手
    段で算出されたガス使用可能日数から次回交換予測時期
    を算出することを特徴とする請求項1記載のガス残量管
    理装置。
  3. 【請求項3】 前記ガス使用量算出手段は、ガス容器交
    換前数日間におけるガス使用量データに基づいて1日当
    たりの平均ガス使用量を算出することを特徴とする請求
    項2記載のガス残量管理装置。
  4. 【請求項4】 前記ガス使用量算出手段は、過去の数回
    にわたるガス容器交換周期に基づいて1日当たりの平均
    ガス使用量を算出することを特徴とする請求項2記載の
    ガス残量管理装置。
  5. 【請求項5】 前記ガス使用量算出手段は、今回のガス
    容器交換月日と同時期の昨年または過去数年間の1日当
    たりのガス平均使用量に基づいて1日当たりの平均ガス
    使用量を算出することを特徴とする請求項2記載のガス
    残量管理装置。
  6. 【請求項6】 前記次回交換予測時期算出手段は、ガス
    使用可能日数算出手段で算出されたガス使用可能日数か
    らさらにマージン日数を減算した日数から、次回交換予
    測時期を算出することを特徴とする請求項2から5のい
    ずれか1項に記載のガス残量管理装置。
  7. 【請求項7】 ガス容器からガス供給配管を通じてガス
    燃焼機器に供給されるガスの流量を積算するガス流量積
    算手段と、 古いガス容器から新しいガス容器への交換時に操作され
    る容器交換操作手段と、 上記容器交換操作手段の操作により、前回のガス容器交
    換時から今回のガス容器交換時までの所要日数を計算
    し、該所要日数に基づいて次回交換予測時期を算出する
    次回交換予測時期算出手段と、 算出された次回交換予測時期を表示する表示手段と、 を備えたことを特徴とするガス残量管理装置。
  8. 【請求項8】 前記次回交換予測時期算出手段は、前記
    所要日数からさらにマージン日数を減算した日数から、
    次回交換予測時期を算出することを特徴とする請求項7
    記載のガス残量管理装置。
  9. 【請求項9】 請求項1から8のいずれか1項に記載の
    ガス残量管理装置を備えたことを特徴とするガスメー
    タ。
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