JP2003129837A - 2サイクルエンジンの排気管路 - Google Patents

2サイクルエンジンの排気管路

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Abstract

(57)【要約】 【課題】2サイクルエンジンにおいて、複数の排気ポー
トに接続された枝管を集合した後に排気管等に接続する
排気マニホルドにおいて、枝管の集合部位までの距離が
異なると、排気抵抗がそれぞれで異なり、スワールの乱
れが生じて良好な燃焼が得られない。 【解決手段】シリンダ下部にスワールが発生するように
設けられた掃気口を備え、シリンダヘッドに1気筒当た
り複数の排気ポートを備える2サイクルエンジンにおけ
るそれぞれの排気ポートと、それぞれの排気ポートに連
結される枝管路部の全てが集合部において集合された排
気マニホルドとから形成される2サイクルエンジンの排
気管路において、排気ポートから集合部までの管長が長
い管路における少なくとも枝管路部の内法を、排気ポー
トから集合部までの管長が短い管路の内法に比べて大径
とする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、2サイクルエンジ
ンのうち、ユニフロー型の2サイクルエンジンにおける
排気管路に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、ユニフロー型の2サイクルエンジ
ンでは、ピストンを内蔵したシリンダの頂部に、ポペッ
ト型の排気弁により開閉される排気ポートを備えるとと
もに、シリンダの下部に、ピストンの往復動によって開
閉される複数の掃気口を備えている。それぞれの掃気口
は、掃気口を介して新気がシリンダ内に接線方向に流入
するように穿設してある。このような構造にすることに
より、シリンダ内における排気ガスが、それぞれの掃気
口からシリンダ内に流入する新気によりシリンダの軸線
の周りに回転すると言う旋回流(スワール)となって上
昇し、排気ポートに達して掃気されるものである。
【0003】このような掃気の効率を向上させるため
に、この種のエンジンでは、例えば特開平8−2188
77号公報に示されるもののように、排気ポートを1気
筒当たり複数設けているものが知られている。そして、
それぞれの排気ポートに連結される排気マニホルドの枝
管は、それぞれの排気ポート毎に個別に連結され、一か
所に集合されて後に排気管に連結される。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】2サイクルエンジンに
あっては、排気管路における排気抵抗は、吸入空気量や
スワールを左右する重要な因子である。上記した複数の
排気ポートを備えて、シリンダの中心から相互に離間す
る方向に排気する構造の場合、それぞれの排気管路の排
気抵抗のバランスがとれていなければ、スワールが乱
れ、良好な燃焼が得られないことがある。
【0005】つまり、掃気口から流入する新気により燃
焼後の既燃ガスが排気ポートから排気マニホルドに流入
するが、排気抵抗の高い枝管へは既燃ガスが流入しにく
く、逆に排気抵抗の低い枝管には容易に既燃ガスが流入
するものとなる。このように、排気マニホルドにおいて
排気抵抗がアンバランスであると、掃気される既燃ガス
の流れ方が異なるので、スワールに乱れを生じるもので
ある。つまり、排気抵抗の高くなった排気ポートでの空
気流速が低下し、その排気ポートに依存するスワールが
明確に形成されないことがある。したがって、シリンダ
内における全体のスワールがほぼ同じに形成されないた
め、排出される既燃ガスの排出量が減少するとともに、
スワールの乱れることにより、良好な燃焼が期待できな
いものである。
【0006】本発明は、このような不具合を解消するこ
とを目的としている。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明は、このような目
的を達成するために、次のような手段を講じたものであ
る。すなわち、本発明に係る2サイクルエンジンの排気
管路は、シリンダ下部にスワールが発生するように設け
られた掃気口を備え、シリンダヘッドに1気筒当たり複
数の排気ポートを備える2サイクルエンジンにおけるそ
れぞれの排気ポートと、それぞれの排気ポートに連結さ
れる枝管路部の全てが集合部において集合された排気マ
ニホルドとから形成される2サイクルエンジンの排気管
路において、排気ポートから集合部までの管長が長い管
路における少なくとも枝管路部の内法を、排気ポートか
ら集合部までの管長が短い管路の内法に比べて大径とす
ることを特徴とする。
【0008】このような構成のものであれば、排気ポー
トから集合部までの管長が長い管路では、管長に対応し
て排気抵抗が高くなるが、少なくとも枝管路部の内法が
排気ポートから集合部までの管長が短い管路の内法に比
較して大径であるので、排気抵抗が低下する。このた
め、管長が長いことにより高くなった排気抵抗が、内法
が大径であることにより低減されることにより、管長が
短い管路の排気抵抗と均衡させることが可能になる。し
たがって、各排気ポートにおける背圧がほぼ一定のもの
となり、所期のスワールを発生させることが可能にな
り、良好な燃焼を実現することが可能になる。
【0009】内燃機関に取り付けられる補機類に干渉す
ることなく管路を配置するためには、排気ポートが、シ
リンダの配列方向とほぼ直交する方向で、かつ背向する
方向に形成され、集合部がシリンダの配列方向を挟んで
いずれか一方側に偏って位置するものが好ましい。この
ような構成に排気ポートを配置することにより、排気マ
ニホルドの集合部が、シリンダの配列方向とほぼ直交す
る方向のそれぞれの排気ポートから等距離となる位置に
配置できない場合でも、集合部が配置される側の枝管路
部を配置されない側の枝管路部に対応させて無駄に長く
することなく、背圧をほぼ均衡させることが可能にな
る。
【0010】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の一形態を、
図1〜8を参照して説明する。
【0011】図1に示す筒内噴射型2サイクルディーゼ
ルエンジン(以下、エンジンと称する)100は、2気
筒のユニフロー型のもので、1気筒当たり4つの排気ポ
ートを備えている。図1にあっては、その内の1気筒の
構成を、要部を中心にして模式的に示している。また、
図2にあっては、補機等については、図示を省略してい
る。なお、この実施の形態においては、2気筒のものを
説明するが、気筒数は2気筒に限定されるものではな
い。
【0012】図1において、エンジン100は、内部に
シリンダ1を備えるシリンダブロック2と、シリンダブ
ロック2の上端に固定されるシリンダヘッド3とを具備
している。それぞれのシリンダ1は、スワールを発生さ
せるための掃気口(スワールポート)1aを、その周壁
の下部に周方向に所定間隔をあけて備えている。具体的
には、掃気口1aは、ピストン4が下死点にある場合
に、ピストン4の頂面の高さの近傍に開口するものであ
る。それぞれの掃気口1aは、シリンダ1の周囲に設け
られた掃気室5と連通しており、掃気室5内の新気が、
シリンダ1内にほぼ接線方向に、したがってシリンダ1
の周壁内面に沿うようにして流入するように設けてあ
る。つまり、掃気口1aは、その開口方向がシリンダ1
の直径方向に向けられているのではなく、接線方向とな
るように直径方向から周方向に偏位した方向に向けられ
ている。
【0013】一方、シリンダヘッド3には、それぞれの
シリンダ1に対して、複数、具体的には4つの排気ポー
ト6が設けてある。それぞれの排気ポート6は、同じ内
法であり、燃焼室7の天井部分に、排気弁7により開閉
される弁開口6aを備えるとともに、その弁開口6aに
連通する排気マニホルド8が連結される連結口6bを備
えている。排気ポート6は、2つを一組にして、シリン
ダ1の配列方向とほぼ直交する方向で、かつ背向する方
向に形成してある。つまり、排気ポート6は、シリンダ
1の配列方向でシリンダ1を2分した場合に、それぞれ
の組の排気ポート6が、反対方向に排気ガスを導くよう
に設けてある。このため、弁開口6aは、図2に示すよ
うに、各シリンダ1の中心軸CLから等距離に、かつ平
面視した場合のシリンダ1の中心に対して点対称に開口
している。また、連結口6bは、シリンダヘッド3の背
向する両側面、言い換えればシリンダ1の配列方向にお
いて左右方向に設けられるものである。この実施の形態
では、ターボチャージャTC、ウォータポンプ、オルタ
ネータ等の補機、またカムシャフトを駆動するためのタ
イミングベルトあるいはタイミングチェーンが装着され
る側をエンジン100の前方とすると、エンジン100
の向かって右側面に連結口6bがある排気ポート6を右
側排気ポート6Rとし、向かって左側面に連結口6bが
ある排気ポート6を左側排気ポート6Lとする。これら
の排気ポート6と、次に説明する排気マニホルド8とに
より、排気管路が形成される。そして、弁開口6aに囲
まれた部位の中央位置に、燃料噴射弁9がその噴射ノズ
ル9aを燃焼室7に向けて取り付けられている。
【0014】排気マニホルド8は、右側排気ポート6R
に連結される第1枝管部81と左側排気ポート6Lに連
結される第2枝管部82と、第1及び第2枝管部81,
82が連結される集合管部83とからなる。
【0015】第1枝管部81は、シリンダヘッド3に固
定されるヘッド取付フランジ81aと、ヘッド取付フラ
ンジ81aから側方上方に延びる湾曲枝管81bと、各
湾曲枝管81bと連通する導出湾曲管81cと、導出湾
曲管81cの端部に設けられて集合管部83と連結され
る集合管取付フランジ81dとからなる。湾曲枝管81
bは、エンジン100の側面に取り付けられる補機等と
の干渉を回避するために斜め上方に向けて延ばしてあ
り、右側排気ポート6Rのそれぞれに連通するように形
成してある。この湾曲枝管81bは、その内法が第2枝
管部82の直管枝管82bの内法より大径にしてある。
導出湾曲管81cは、集合管部83と連結する際に第2
枝管部82と連結高さを一致させるために、その連結側
の端部つまり集合管取付フランジ81d側の端部の中心
高さが、湾曲枝管81bの下端つまり右側排気ポート6
Rの連結口6b側の端部の中心高さまで降下させてあ
る。したがって、導出湾曲管81cは、3本の湾曲枝管
81bの上端において最も高くなっており、集合管部8
3側の端部にある湾曲枝管81bの位置で湾曲しながら
降下して、右側排気ポート6Rの連結口6b側の端部の
中心高さに一致させてある。この第1枝管部81の導出
湾曲管81cは、その全長が後述する第2枝管部82の
導出直管82cの全長より長く、エンジン100の前面
より突出する長さを有しており、またその内法が第2枝
管部82の導出直管82cの内法より大きくなってい
る。集合管取付フランジ81dには、例えば120°の
角度を隔てて、固定の際のボルトを挿通する取付孔81
daが設けてある。
【0016】第2枝管部82は、シリンダヘッド3に固
定されるヘッド取付フランジ82aと、ヘッド取付フラ
ンジ82aからわずかに上方に傾斜する直管枝管82b
と、各直管枝管82bと連通する導出直管82cと、そ
の導出直管82cの端部に設けられて集合管部83と連
結される集合管取付フランジ82dとからなる。直管枝
管82bは、左側排気ポート6Lに連通するように配置
されるもので、その内径は同じで、その長さは、第1枝
管部81の湾曲枝管81bより短い。導出直管82c
は、その集合管取付フランジ82d側の端部の中心高さ
が、直管枝管82bの左側排気ポート6Lに連結する端
部の中心高さと一致させてある。この導出直管82c
は、第1枝管部81の湾曲導出管81cより内法つまり
内径が小さく、シリンダヘッド3に第2枝管部82が取
り付けられた際に、その集合管取付フランジ82dがシ
リンダヘッド3の前端から突出する長さを有するもので
ある。集合管取付フランジ82dには、例えば120°
の角度を隔てて、固定の際のボルトを挿通する取付孔8
2daが設けてある。
【0017】集合管部83は、第1枝管部81が連結さ
れる第1取付フランジ83aと、第2枝管部82が連結
される第2取付フランジ83bと、第1取付フランジ8
3aが一方の端部に設けられる第1集合管83cと、第
2取付フランジ83bが一方の端部に設けられる第2集
合管83dと、第1及び第2集合管83c,83dのそ
れぞれの他方の端部が集合された集合部83e位置より
突出した位置に設けられターボチャージャTCが取り付
けられる補機取付フランジ83fとを備えている。第1
集合管83cは、第2集合管83dよりわずかに長くな
っており、したがって第1集合管83cと第2集合管8
3dとが一体となる集合部83eは、若干第2集合管8
3d側に偏っている。補機取付フランジ83fは、第1
及び第2取付フランジ83a,83bがそれぞれ第1枝
管部81と第2枝管部82と連結された際に、ターボチ
ャージャTCとの連結を考慮して、わずかに下向きとな
るように設けてある。第1及び第2取付フランジ83
a,83bには、第1及び第2枝管部81,82の各集
合管取付フランジ81d,82dの取付孔81da,8
2daに対応して、例えば120°の角度を隔てて、固
定の際のボルトを挿通する取付孔83aa,83baが
設けてある。なお、集合部83eにおいては、排気ガス
を円滑に合流させるために、第1集合管83cと第2集
合管83dとが連結された補機取付フランジ83fに対
向する壁面には、補機取付フランジ83fに向かって突
出する整流板83gが設けてある。整流板83gは、集
合部83eに流入する排気ガスが衝突することにより、
相互に排気ガスの流れを妨げないようにするもので、集
合部83eの内部管形状を滑らかにしている。
【0018】以上の構成において、排気マニホルド8
は、集合管部83と第1及び第2枝管部81,82とを
連結することにより形成される。具体的には、集合管部
83の第1取付フランジ83aと第1枝管部81の集合
管取付フランジ81dとを密着させて固定し、同様にし
て集合管部83の第2取付フランジ83bと第2枝管部
82の集合管取付フランジ82dとを密着させて固定す
ることにより、排気マニホルド8を組み立てるものであ
る。このようにして組み立てた排気マニホルド8は、第
1枝管部81と第2枝管部82とのヘッド取付フランジ
81a,82aをシリンダヘッド3に密着させて取り付
ける。
【0019】排気マニホルド8が取り付けられたエンジ
ン100にあっては、それぞれの吸気ポート6R,6L
と排気マニホルド8とにより排気管路が形成される。こ
の排気管路において、第1枝管部81は、第2枝管部8
2に比較してその全長つまり排気弁7位置から集合管部
83の集合部83eまでの長さが長く、かつ湾曲導出管
81cの内法が導出直管82cの内法より大きくなって
いる。したがって、第1枝管部81及び集合管部83に
より形成される管路は、管路長が長いことにより排気抵
抗が高くなるものであるが、湾曲導出管81cの内法を
大きくすることにより、その排気抵抗を下げている。こ
の結果、第2枝管部82及び集合管部83により形成さ
れる管路の排気抵抗にほぼ等しくすることができ、それ
ぞれの排気ポート6R,6Lにおける背圧をほぼ一定に
することができる。このようにそれぞれの排気ポート6
R,6Lにおける背圧に差が生じないことにより、所期
のスワールを発生させることができる。これにより、良
好な燃焼を実現することができ、燃費や出力を向上させ
ることができるとともに、エミッションの排出量を低減
することができる。
【0020】なお、本発明は以上に説明した実施の形態
に限定されるものではない。
【0021】図9に示すものは、集合管部183の第1
集合管183cと第2集合管183dとの長さが顕著に
異なる排気マニホルド108である。なお、この排気マ
ニホルド108において、集合管部183以外の第1枝
管部81と第2枝管部82とは上記実施の形態と同一の
ものであるので、同一の符号を付す。この排気マニホル
ド108は、接続される補機すなわちターボチャージャ
の取付位置に対応して、集合部183eがエンジン10
0の左側面側に極端に偏って位置するものである。そし
て、上記実施の形態と同様に、第1取付フランジ183
aが設けられた第1集合管183cにより長くなった管
路の内法が、第2取付フランジ183bが設けられた第
2集合管183dを含む管路の内法より大径にしてあ
る。このように、第1集合管183cと第2集合管18
3dとの長さを顕著に相違させても、排気抵抗をほぼ等
しくすることができるので、補機の配置の自由度を高く
することができる。
【0022】上記実施の形態にあっては、排気ポート6
R,6Lの内法は、全て同じものであるが、管長の長い
第1枝管部81が連結される右側排気ポート6Rは、そ
の内法が他の排気ポート、すなわち管長の短い第2枝管
部82が連結される左側排気ポート6Lの内法よりも大
きくするものであってもよい。
【0023】また、排気ニマホルド8にあっても、上記
実施の形態においては、第1枝管部81における湾曲枝
管81aと湾曲導出管81cとのそれぞれの内法が第2
枝管部82のものの内法よりも大径のものを説明した
が、湾曲枝管81aと湾曲導出管81cとの少なくとも
一方の内径、あるいは集合管部83の第1集合管83c
の内径のいずれかが、第2枝管部82と第2集合管83
dとで形成される管路の内径より大きければよい。すな
わち、第1枝管部81側の管路が長いことにより、第2
枝管部82側の管路より排気抵抗が高くなるが、長い側
の管路を構成する部分の内法を大きくすることにより、
管路の断面積を広くして排気抵抗を下げて、管路が短く
なる側の排気抵抗とほぼ均衡させればよいものである。
この場合、長短両方の管路の排気抵抗がほぼ均衡すれば
よいので、長い側の管路を排気ポートを含む全長にわた
って内法を大きくする必要はない。なお、上記の内容
は、集合管部183を有する排気マニホルド108の例
においても適用することができるものである。
【0024】その他、各部の構成は図示例に限定される
ものではなく、本発明の趣旨を逸脱しない範囲で種々変
形が可能である。
【0025】
【発明の効果】以上のように、本発明によれば、排気ポ
ートから集合部までの管長が長い管路を、少なくとも枝
管路の内法が排気ポートから集合部までの管長が短い管
路の内法に比較して大径にすることにより、排気抵抗を
低減することができ、管長が短い管路の排気抵抗と均衡
させることができる。したがって、各排気ポートにおけ
る背圧がほぼ一定のものとなり、所期のスワールを発生
させることができ、良好な燃焼を実現することができ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の一形態を示す概略構成説明図。
【図2】同実施の形態の平面図。
【図3】同実施の形態の第1枝管部の正面、平面及び左
側面を示す図。
【図4】図3におけるA−A線端面図。
【図5】同実施の形態の第2枝管部の正面、平面及び左
側面を示す図。
【図6】図5におけるB−B線端面図。
【図7】同実施の形態の集合管部の正面及び平面を示す
図。
【図8】図7におけるC−C線断面図。
【図9】本発明の実施の形態の排気マニホルドの変形例
を示す平面図。
【符号の説明】
1…シリンダ 1a…掃気口 3…シリンダヘッド 6…排気ポート 8…排気マニホルド 81…第1枝管部 82…第2枝管部 83e…集合部

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】シリンダ下部にスワールが発生するように
    設けられた掃気口を備え、シリンダヘッドに1気筒当た
    り複数の排気ポートを備える2サイクルエンジンにおけ
    るそれぞれの排気ポートと、それぞれの排気ポートに連
    結される枝管路部の全てが集合部において集合された排
    気マニホルドとから形成される2サイクルエンジンの排
    気管路において、排気ポートから集合部までの管長が長
    い管路における少なくとも枝管路部の内法を、排気ポー
    トから集合部までの管長が短い管路の内法に比べて大径
    とすることを特徴とする2サイクルエンジンの排気管
    路。
  2. 【請求項2】排気ポートが、シリンダの配列方向とほぼ
    直交する方向で、かつ背向する方向に形成され、集合部
    がシリンダの配列方向を挟んでいずれか一方側に偏って
    位置することを特徴とする請求項1記載の2サイクルエ
    ンジンの排気管路。
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