JP2003129569A - 柱・梁の混合構造 - Google Patents
柱・梁の混合構造Info
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- JP2003129569A JP2003129569A JP2001323045A JP2001323045A JP2003129569A JP 2003129569 A JP2003129569 A JP 2003129569A JP 2001323045 A JP2001323045 A JP 2001323045A JP 2001323045 A JP2001323045 A JP 2001323045A JP 2003129569 A JP2003129569 A JP 2003129569A
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- steel frame
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 梁背を低くし、梁貫通を容易にし、階高と建
物高さが低くなる柱・梁の混合構造を提供する。 【解決手段】 プレストレストコンクリート造の柱1
と、鉄骨造の梁2とを備えた柱・梁の混合構造におい
て、柱1がそれと一体的に形成された、梁2の方に突出
するプレストレストコンクリート造の接合部分8を備
え、この接合部分に梁2が連結されている。
物高さが低くなる柱・梁の混合構造を提供する。 【解決手段】 プレストレストコンクリート造の柱1
と、鉄骨造の梁2とを備えた柱・梁の混合構造におい
て、柱1がそれと一体的に形成された、梁2の方に突出
するプレストレストコンクリート造の接合部分8を備
え、この接合部分に梁2が連結されている。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、プレストレストコ
ンクリート造の柱と、鉄骨造の梁を備えた柱・梁の混合
構造に関する。
ンクリート造の柱と、鉄骨造の梁を備えた柱・梁の混合
構造に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、鉄筋コンクリート造建築物の架構
としては、PC造が最も合理的な構造であることが知ら
れている。このPC造の欠点は、梁背が大きく梁貫通が
難しいため、階高と建物高さが大きくなることであっ
た。
としては、PC造が最も合理的な構造であることが知ら
れている。このPC造の欠点は、梁背が大きく梁貫通が
難しいため、階高と建物高さが大きくなることであっ
た。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】そこで、本発明の課題
は、梁背を低くし、梁貫通を容易にし、階高と建物高さ
が低くなる柱・梁の混合構造を提供することである。
は、梁背を低くし、梁貫通を容易にし、階高と建物高さ
が低くなる柱・梁の混合構造を提供することである。
【0004】
【課題を解決するための手段】この課題は、プレストレ
ストコンクリート造の柱と、鉄骨造の梁とを備えた柱・
梁の混合構造において、柱がそれと一体的に形成され
た、梁の方に突出するブレストレストコンクリート造の
接合部分を備え、この接合部分に梁が連結されているこ
とによって解決される。このように、柱と一体的に形成
された、梁の方に突出するプレストレストコンクリート
造の接合部分に、鉄骨造の梁を連結したことにより、梁
背が低く、梁貫通が容易になるという利点がある。
ストコンクリート造の柱と、鉄骨造の梁とを備えた柱・
梁の混合構造において、柱がそれと一体的に形成され
た、梁の方に突出するブレストレストコンクリート造の
接合部分を備え、この接合部分に梁が連結されているこ
とによって解決される。このように、柱と一体的に形成
された、梁の方に突出するプレストレストコンクリート
造の接合部分に、鉄骨造の梁を連結したことにより、梁
背が低く、梁貫通が容易になるという利点がある。
【0005】更に、接合部分のプレストレストコンクリ
ート鋼棒が梁の鉄骨に連結されていることが望ましい。
これにより、鉄骨梁の応力が確実にプレストレストコン
クリート鋼棒に伝達されるという利点がある。
ート鋼棒が梁の鉄骨に連結されていることが望ましい。
これにより、鉄骨梁の応力が確実にプレストレストコン
クリート鋼棒に伝達されるという利点がある。
【0006】更に、接合部分内に鉄骨が埋め込まれ、こ
の鉄骨の一方の端部が柱内に達し、他方の端部が接合部
分のプレストレストコンクリートから突出して梁の鉄骨
に連結されていることが望ましい。これにより、鉄骨梁
の応力が確実に梁端部に伝達されるという利点がある。
の鉄骨の一方の端部が柱内に達し、他方の端部が接合部
分のプレストレストコンクリートから突出して梁の鉄骨
に連結されていることが望ましい。これにより、鉄骨梁
の応力が確実に梁端部に伝達されるという利点がある。
【0007】更に、接合部分内に埋め込まれた鉄骨の一
方の端部が柱内で上下方向に延びていることが望まし
い。これにより、鉄骨梁の応力が確実に柱に伝達される
という利点がある。
方の端部が柱内で上下方向に延びていることが望まし
い。これにより、鉄骨梁の応力が確実に柱に伝達される
という利点がある。
【0008】
【発明の実施の形態】次に、図を参照して本発明の実施
の形態を詳しく説明する。図1,2は、本発明による柱
・梁の混合構造の最も簡単な実施の形態を示している。
図1,2において、1はプレストレストコンクリート造
の柱、2は鉄骨造の梁である。柱1は主筋と帯筋からな
る鉄筋3と、その内側に配置された4本のプレストレス
トコンクリート鋼棒(以下、PC鋼棒という)4を備え
ている。この鉄筋3とPC鋼棒4はコンクリート内に埋
め込まれている。柱1はPC鋼棒4の端部に取付けられ
た連結貝、例えばカップラージョイント5によって互い
に連結される。柱1は建物の1階の高さまたは複数階の
高さに相当する長さを有する。
の形態を詳しく説明する。図1,2は、本発明による柱
・梁の混合構造の最も簡単な実施の形態を示している。
図1,2において、1はプレストレストコンクリート造
の柱、2は鉄骨造の梁である。柱1は主筋と帯筋からな
る鉄筋3と、その内側に配置された4本のプレストレス
トコンクリート鋼棒(以下、PC鋼棒という)4を備え
ている。この鉄筋3とPC鋼棒4はコンクリート内に埋
め込まれている。柱1はPC鋼棒4の端部に取付けられ
た連結貝、例えばカップラージョイント5によって互い
に連結される。柱1は建物の1階の高さまたは複数階の
高さに相当する長さを有する。
【0009】梁2はH形の鉄骨6を備え、この鉄骨6の
上にスラブ7が現場で打設される。
上にスラブ7が現場で打設される。
【0010】柱1と梁2はプレストレストコンクリート
造の接合部分8によって互いに連結されている。この接
合部分8は柱1と一体に形成されている。接合部分8は
主筋と帯筋からなる鉄筋9と、その内側に配置された4
本のPC鋼棒10を備えている。PC鋼棒10は一端に
アンカーヘッド11を備え、かつこの端部側が鋼管12
によって被覆されている。鉄筋9とPC鋼棒10も同様
に、コンクリート内に埋め込まれている。接合部分8は
そのPC鋼棒10が梁2の鉄骨6に連結されている。
造の接合部分8によって互いに連結されている。この接
合部分8は柱1と一体に形成されている。接合部分8は
主筋と帯筋からなる鉄筋9と、その内側に配置された4
本のPC鋼棒10を備えている。PC鋼棒10は一端に
アンカーヘッド11を備え、かつこの端部側が鋼管12
によって被覆されている。鉄筋9とPC鋼棒10も同様
に、コンクリート内に埋め込まれている。接合部分8は
そのPC鋼棒10が梁2の鉄骨6に連結されている。
【0011】上記の柱1は接合部分8と共に工場で製作
される。この製作は型枠内に鉄筋3,9とPC鋼棒4,
10を配置し、コンクリートを打設し、PC鋼棒4,1
0によってプレストレスを導入しながら硬化させること
によって行われる。このようにして製作された接合部分
8を有する柱1は現場に運ばれ、設置の後で、接合部分
8のPC鋼棒10の端部を梁2のH形の鉄骨6に連結す
ることにより、柱1と梁2が接合される。
される。この製作は型枠内に鉄筋3,9とPC鋼棒4,
10を配置し、コンクリートを打設し、PC鋼棒4,1
0によってプレストレスを導入しながら硬化させること
によって行われる。このようにして製作された接合部分
8を有する柱1は現場に運ばれ、設置の後で、接合部分
8のPC鋼棒10の端部を梁2のH形の鉄骨6に連結す
ることにより、柱1と梁2が接合される。
【0012】図1,2に示した柱・梁の混合構造は、施
工性が改善されると共に、梁背が低く、梁貫通が容易に
なるという利点がある。更に、接合部分8のPC鋼棒4
が梁2の鉄骨6に連結されていることにより、鉄骨梁の
応力が確実にPC鋼棒に伝達されるという利点がある。
工性が改善されると共に、梁背が低く、梁貫通が容易に
なるという利点がある。更に、接合部分8のPC鋼棒4
が梁2の鉄骨6に連結されていることにより、鉄骨梁の
応力が確実にPC鋼棒に伝達されるという利点がある。
【0013】図3,4に示した第2の実施の形態は、接
合部分8内に鉄骨13が埋め込まれ、この鉄骨13の一
方の端部が柱1内に達し、他方の端部が接合部分8のプ
レストレストコンクリートから突出して梁2のH形の鉄
骨6に連結されている(連結部14参照)点が図1,2
に示した第1の実施の形態と異なっている。そのほかは
図1,2の実施の形態と同一である。この第2の実施の
形態は、鉄骨梁の応力が確実に梁端部に伝達されるとい
う利点がある。
合部分8内に鉄骨13が埋め込まれ、この鉄骨13の一
方の端部が柱1内に達し、他方の端部が接合部分8のプ
レストレストコンクリートから突出して梁2のH形の鉄
骨6に連結されている(連結部14参照)点が図1,2
に示した第1の実施の形態と異なっている。そのほかは
図1,2の実施の形態と同一である。この第2の実施の
形態は、鉄骨梁の応力が確実に梁端部に伝達されるとい
う利点がある。
【0014】図5に示した第3の実施の形態は、接合部
分内に埋め込まれた鉄骨13′の一方の端部が柱1内で
上下方向に延びている、すなわち鉄骨13′がほぼT字
形に形成されている点が図3,4に示した第2の実施の
形態と異なっている。そのほかは図3,4の実施の形態
と同一である。この第3の実施の形態は、鉄骨梁の応力
が確実に柱に伝達されるという利点がある。
分内に埋め込まれた鉄骨13′の一方の端部が柱1内で
上下方向に延びている、すなわち鉄骨13′がほぼT字
形に形成されている点が図3,4に示した第2の実施の
形態と異なっている。そのほかは図3,4の実施の形態
と同一である。この第3の実施の形態は、鉄骨梁の応力
が確実に柱に伝達されるという利点がある。
【図1】本発明の第1の実施の形態による柱・梁の混合
構造を示す縦断面図である。
構造を示す縦断面図である。
【図2】図1のII−II線に沿った横断面図である。
【図3】本発明の第3の実施の形態による柱・梁の混合
構造を示す縦断面図である。
構造を示す縦断面図である。
【図4】図3のIV−IV線に沿った横断面図である。
【図5】本発明の第3の実施の形態による柱・梁の混合
構造を示す縦断面図である。
構造を示す縦断面図である。
1 柱
2 梁
3 鉄筋
4 PC鋼棒
5 連結具
6 鉄骨
7 スラブ
8 接合部分
9 鉄筋
10 PC鋼棒
11 アンカーヘッド
12 鋼管
13,13′ 鉄骨
14 連結部
フロントページの続き
(72)発明者 横山 治男
東京都千代田区内幸町1−1−8 東京電
力株式会社建設部内
(72)発明者 上山 等
東京都千代田区内幸町2−1−4 東電設
計株式会社建築本部内
(72)発明者 青柳 隆之
東京都千代田区内幸町2−1−4 東電設
計株式会社建築本部内
Claims (4)
- 【請求項1】 プレストレストコンクリート造の柱と、
鉄骨造の梁とを備えた柱・梁の混合構造において、柱が
それと一体的に形成された、梁の方に突出するプレスト
レストコンクリート造の接合部分を備え、この接合部分
に梁が連結されていることを特徴とする柱・梁の混合構
造。 - 【請求項2】 接合部分のプレストレストコンクリート
鋼棒が梁の鉄骨に連結されていることを特徴とする請求
項1記載の柱・梁の混合構造。 - 【請求項3】 接合部分内に鉄骨が埋め込まれ、この鉄
骨の一方の端部が柱内に達し、他方の端部が接合部分の
プレストレストコンクリートから突出して梁の鉄骨に連
結されていることを特徴とする請求項1記載の柱・梁の
混合構造。 - 【請求項4】 接合部分内に埋め込まれた鉄骨の一方の
端部が柱内で上下方向に延びていることを特徴とする請
求項1または3記載の柱・梁の混合構造。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2001323045A JP2003129569A (ja) | 2001-10-22 | 2001-10-22 | 柱・梁の混合構造 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2001323045A JP2003129569A (ja) | 2001-10-22 | 2001-10-22 | 柱・梁の混合構造 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2003129569A true JP2003129569A (ja) | 2003-05-08 |
Family
ID=19139994
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2001323045A Pending JP2003129569A (ja) | 2001-10-22 | 2001-10-22 | 柱・梁の混合構造 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2003129569A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2010281044A (ja) * | 2009-06-02 | 2010-12-16 | Shimizu Corp | 混合構造梁 |
Citations (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS6433329A (en) * | 1987-07-29 | 1989-02-03 | Fujita Corp | Construction of precast structure |
JPH01137034A (ja) * | 1987-11-24 | 1989-05-30 | Taisei Corp | 複合建築構造物の構格 |
JPH01182432A (ja) * | 1988-01-14 | 1989-07-20 | Shimizu Corp | 柱と側梁との複合構造 |
-
2001
- 2001-10-22 JP JP2001323045A patent/JP2003129569A/ja active Pending
Patent Citations (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS6433329A (en) * | 1987-07-29 | 1989-02-03 | Fujita Corp | Construction of precast structure |
JPH01137034A (ja) * | 1987-11-24 | 1989-05-30 | Taisei Corp | 複合建築構造物の構格 |
JPH01182432A (ja) * | 1988-01-14 | 1989-07-20 | Shimizu Corp | 柱と側梁との複合構造 |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2010281044A (ja) * | 2009-06-02 | 2010-12-16 | Shimizu Corp | 混合構造梁 |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A02 | Decision of refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02 Effective date: 20040608 |