JP2003128587A - 薬剤放出性組成物 - Google Patents
薬剤放出性組成物Info
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Abstract
において薬物を放出するような組成物を提供すること。 【解決手段】 低温状態においてゾル、高温状態でゲル
を示す温度感応性高分子化合物と薬効成分とを含有する
薬物放出性組成物および上記温度感応性高分子化合物
に、当該高分子化合物のゾル−ゲル相転移点温度未満の
温度で薬効成分を配合し、その後温度をゾル−ゲル相転
移点温度以上とすることを特徴とする薬物放出性組成物
の製造方法並びに当該薬物放出性組成物を皮膚上に塗布
し、薬効成分を皮膚温度が当該高分子化合物のゾル−ゲ
ル相転移点温度未満の温度で放出させる薬効成分の放出
方法。
Description
に関し、更に詳細には、温度が一定以下になった場合に
薬物を放出することができ、医薬品や医薬部外品あるい
は化粧品等として有用な薬剤放出性組成物およびその製
造方法並びに当該組成物を用いた薬効成分の放出方法に
関する。
までに数多く研究されており、例えば、薬剤の放出性を
遅延させて持続性薬剤としたものは数多く知られてい
る。更に、高分子化合物のゾルからゲルへの相転移の際
に、ゾル−ゲル相転移点以上の温度で、膨潤した構造か
ら収縮した構造に変化することに基づいて薬剤を放出さ
せるものはいくつか報告されている。
度以下の温度で薬剤の放出性を制御することのできる組
成物については、本発明者の知る限り、未だ報告されて
いない。
ていると考えられているが、例えば、高地や寒冷地にお
いては、ヒトの有する体温維持機構が十分に作用せず、
特に手足等や顔の表面温度が低下し、甚だしい場合に
は、凍傷等になる場合もある。また、そこまではいかな
くても、しもやけやあかぎれ等になる場合がある。
は、薬剤を放出しないが、体表面温度が異常に低下した
場合に凍傷、しもやけ、あかぎれ等に有効な薬物を放出
することができる組成物があれば、上記疾患の予防剤と
して有効であることは十分に予想しうることである。
鑑みなされたものであり、高温では薬物を組成物内に安
定維持し、低温において薬物を放出するような組成物の
提供をその課題とするものである。
を解決すべく、鋭意研究を行っていたところ、特定の構
造を有する温度感応性ポリマーは、低温でゾル、高温で
ゲルの形態を取り、しかもそのゾル−ゲル転移は極めて
シャープであり、しかもゲル状態では、薬物を内部に包
含するミセルを形成することを見出し、本発明を完成し
た。
ル、高温状態でゲルを示す温度感応性高分子化合物と薬
効成分とを含有する薬物放出性組成物を提供するもので
ある。
温状態でゲルを示す温度感応性高分子化合物に、当該高
分子化合物のゾル−ゲル相転移点温度未満の温度で薬効
成分を配合し、その後温度をゾル−ゲル相転移点温度以
上とすることを特徴とする薬物放出性組成物の製造方法
を提供するものである。
温状態でゲルを示す温度感応性高分子化合物と薬効成分
とを含有する薬物放出性組成物を皮膚上に塗布し、薬効
成分を皮膚温度が当該高分子化合物のゾル−ゲル相転移
点温度未満の温度で放出させることを特徴とする薬効成
分の放出方法を提供するものである。
て低温状態においてゾル、高温状態でゲルを示す温度感
応性高分子化合物(以下、「温度感応性高分子」とい
う)が使用されるが、このような性質を有する高分子は
既に公知である。
温度感応性高分子は、そのゾル−ゲル相転移点が明確で
あること、すなわち、狭い温度範囲でゾルからゲルある
いはその逆の相転移が終了するものが好ましい。
としては、感熱応答性ポリマーセグメントと親水性ポリ
マーセグメントのブロックポリマーが例示され、その好
ましい例としては、感熱応答性ポリマーセグメントが次
の式(I)
ミノ基またはハロゲン原子で置換されていても良いアル
キル基、アリール基または飽和もしくは不飽和のエステ
ル基を示し、nは0または1以上の数を示す)で表され
る構成単位で構成され、親水性ポリマーセグメントが次
の式(II)または(III)
アミノ基もしくはハロゲン原子で置換されていても良い
アルキル基、アリール基、飽和もしくは不飽和のエステ
ル基または水素原子を示し、nは前記した意味を有す
る)で表される構成単位で構成された温度感応性高分子
が挙げられる(但し、式(III)の構成単位で構成され
るポリマーは、式(I)の構成単位で構成されるポリマ
ーより相転移温度が高いものとする)。
Rのうち、アルキル基としては、メチル基、エチル基、
プロピル基等が例示され、これらは、水酸基、ホルミル
基、カルボニル基、アミノ基もしくは塩素原子等のハロ
ゲン原子で置換されていても良い。また、アリール基と
しては、フェニル基、置換フェニル基等が、飽和もしく
は不飽和のエステル基としては、アセトキシ基、メトキ
シカルボニル基、メタクリロイル基等がそれぞれ例示さ
れる。
転移点温度に応じて適当に選択使用される。また、n
や、ポリマーセグメントの重合度も同様ゾル−ゲル相転
移点温度に応じて適当に選択される。
ケンシャルリビングカチオン重合法により合成される、
2つのブロックポリマー部分からなるポリマーである。
このポリマーは、例えば、まず、感熱応答性ポリマーセ
グメントを構成するモノマーによりホモポリマーを製造
し、次いで、このホモポリマーに親水性ポリマーセグメ
ントを構成するモノマーを添加し、ホモポリマーの活性
を有する先端から、更に重合を行わせることにより製造
することができる。
成するモノマーについては、その親水性基(例えば、水
酸基、カルボキシル基)等を予め保護基により保護して
おいても良く、その場合は、シーケンシャルリビングカ
チオン重合を行った後、通常の脱保護反応により当該保
護基を除去することもできる。
としては、特に制約はなく、種々の公知のものを利用す
ることができるが、上記温度感応性高分子は、低温で薬
効成分を放出可能なゾル状態であり、高温で、薬効成分
をミセル中に安定に包含するゲル状態を取るため、低温
時において放出され、有効である薬効成分を利用するこ
とが好ましい。
もやけ、あかぎれ等に有効な薬効成分、例えば、ビタミ
ンE、酢酸トコフェロール、dl−α−トコフェロー
ル、シクランデラート、イノシトールヘキサニコチネー
ト、ヘプロニカート、塩酸トラゾリン、塩酸イソクスプ
リン等を例示することができる。
応性高分子を必要により水溶液とした後、これに上記薬
効成分を配合することにより調製することができる。
効成分の配合量は、温度感応性高分子の鋭敏なゲル化を
阻害しない程度の量とすることが好ましく、例えば、温
度感応性高分子100重量部に対し、0.5から50重
量部、特に、5から25重量部とすることが好ましい。
するに当たっては、まず、温度感応性高分子またはその
水溶液をそのゾル−ゲル相転移点温度未満の温度まで冷
却してゾル状態とし、この状態で薬効成分を配合した
後、温度をゾル−ゲル相転移点温度以上として、ゲル状
の薬物放出性組成物とすることが好ましい。
物は、高温側でゲル状態、低温側でゾル状態を示し、ゾ
ル状態において配合された薬効成分を放出するものであ
る。従って、当該組成物を皮膚上に塗布することによ
り、薬効成分を皮膚温度が当該高分子化合物のゾル−ゲ
ル相転移点温度未満の温度となった場合に放出させるこ
とが可能となる。
温度より若干低い温度感応性高分子を選択使用した場合
には、通常の状態では薬効成分を放出せず、体表面温度
が異常に低下した場合にのみ薬効成分を放出することが
できるので、凍傷や、しもやけ、あかぎれ等の低温にお
いて起こる疾病に対して有効な薬物放出性組成物を得る
ことができる。
ことのできる薬効成分を含むクリーム等の化粧品とした
場合には、スキー、スノーボード、スケート等のウイン
タースポーツ用の防寒用化粧品として利用することもで
きるものである。
ゲルを示す温度感応性高分子、特に感熱応答性ポリマー
セグメントと親水性ポリマーセグメントのブロックポリ
マーである温度感応性高分子は、ゾル状態ではランダム
であるが、ゲル状態ではミセルを形成し、しかもそのミ
セル中に薬効成分を包含することができることに基づく
ものである。
はミセルに包まれた状態で放出されることなく、ゾル−
ゲル相転移点温度未満の低温側になった場合に、ミセル
から放出され、本発明の効果を奏するのである。また、
高温側においてミセルに包まれていることから、例えば
酸化を受けやすい等の薬効成分であっても安定に保持さ
れるという性質も有するものである。加えて、薬物を封
入したゲルは常温では固体のように扱えるので、油状あ
るいは液状の薬剤の秤取や運搬にも便利であるという性
質をも有するものである。
に詳しく説明するが、本発明はこれら実施例等に何ら制
約されるものではない。
poly (HOVE))の合成:シーケンシャルリビングカチオ
ン重合法を用い、ジブロックコポリマーpoly(EO
VE)−b−poly(HOVE)を合成した。まず、
2−エトキシエチルビニルエーテル(EOVE)モノマ
ーを、下記条件でリビングカチオン重合させ、線状のE
OVEポリマーを合成した。このEOVEモノマーの重
合終了時に、2−t−ブチルジメチルシリロキシエチル
ビニルエーテル(BMSiVE)モノマーを、更に逐次
添加する事で、poly(EOVE)−b−poly
(BMSiVE)を合成した。
ly(EOVE)−b−poly(BMSiVE)につ
いて平均分子量および分子量分布をGPCにより調べた
結果を、図1に示す。この平均分子量から、算出した1
分子あたりの、EOVEおよびBMSiVEの平均重合
度は、それぞれ200と400であった。そこで、以
下、得られたpoly(EOVE)−b−poly(B
MSiVE)をEOVE 200−b−BMSiVE400とい
う。
を、0℃の0.3N−HCl/テトラヒドロフラン溶液
中で3時間処理して脱保護し、再沈、透析によって精製
してBMSiVEがヒドロキシエチルビニルエーテル
(HOVE)に代わったEOVE200−b−HOVE400
を得た。なお、poly(EOVE)−b−poly
(HOVE)における、EOVEとHOVEの組成比
は、開始種とモノマーの仕込み濃度により自由に設定す
る事ができる。
poly (HOVE))の性質:参考例1で得たEOVE200−b
−HOVE400の水溶液は、低温で溶解状態であり、2
0℃以上で球状ミセル(poly(EOVE)をコア、p
oly(HOVE)をコロナとするミセル)を形成してゲ
ル化する温度感応性高分子化合物である。
200−b−HOVE400水溶液(10%)が、昇温によ
り、20℃付近で突然ゲル化する様子を動的粘弾性測定
(1Hz)によって示した。この図では、低温(〜20
℃)では低粘度な水溶液が、20℃付近で透明なまま、
高感度にゲル化したことが示される。この変化は可逆的
であり、ゲル化した状態から再び低温にすると同じ低粘
度な液体へと戻った。ゲルを形成した温度以上(20℃
〜)では、いずれの周波数においても、G'(貯蔵弾性
率)は平坦部を示し、しかもG'はG"(損失弾性率)を
1桁程度以上上回り、典型的なゲル挙動を示した。
400 は粘弾性体であることが理解される。
ニルエーテル(EOVE)モノマーを、式(I)中、R
およびnが表1で表されるモノマーに代える以外は参考
例1と同様にして温度感応性高分子化合物を合成した。
これら温度感応性ポリマーの見かけの粘度変化を図3に
示す。
マーセグメントのRおよびnを変化させることにより、
ゲル化温度を任意に変化させたポリマーを得ることがで
きる。
(以下、「VE」と略す)を用い、参考例1で得たEO
VE200−b−HOVE400 (以下、「感温性ポリマ
ー」という)を用いた薬剤放出性組成物からの放出性試
験を下記の方法で行った。
させて原液とした。20w/v%水溶液とした感温性ポリ
マーを10℃以下にして、透明な液状とし、その1.7
mlを小試験管にとった。この試験管中にVE原液0.
3mlを加えて撹拌し、均一溶液とした。この間、10
℃以下に保った。感温性ポリマーの濃度は最終的に17
w/v%とした。
1mlを、前処理した透析膜チューブに入れ、直ちにド
ライヤーの温風(40〜50℃)を送って、チューブ内
のゾル液をゲル化させた。温度が15℃ぐらいでゾルゲ
ル変化を起こし、その後チューブ内は完全な固体状態と
なった。このものを試験組成物として以下の実験で使用
した。
態で10℃の水−エタノール等量混液2mlに浸し、透
析膜を通して放出されてくるVEを284nmにおける
UV測定により定量した。この結果を図4に示す。
は、すみやかにVEの放出を開始し、その後は徐々に放
出量が増加した。
ブの外側を、2mlの駒込ピペットを使って1回、40
℃水−エタノール等量混液をかけてかるく洗ったあと、
40℃の水−エタノール等量混液2mlに浸し、VEが
もれ出してくるかどうかを調べた。この結果を図5に示
す。
れないことが確認できた。
エタノール等量混液2mlに浸して、VEの放出を調べ
た後、透析膜チューブを引き上げて、28℃の室温で3
0分間放置し、固化させた。その後、再び10℃の水−
エタノール等量混液2mlに浸してVEの放出を調べ
た。この結果を図6に示す。
させた後、室温の28℃になると放出がなくなり、再び
10℃にするとまたVEが放出されてくることが確認さ
れた。
性高分子のゾル−ゲル相転移点温度未満の低温側におい
て含有する薬効成分を放出するものである。
れる医薬や医薬部外品、例えば凍傷防止用剤や、しもや
けあるいはあかぎれ防止用剤として、あるいは防寒用化
粧料として有利に使用することができる。
EOVE200−b−BMSiVE400 の平均分子量およ
び分子量分布をGPCにより調べた結果示す図面であ
る。
E200−b−HOVE400 の、1Hz下における動的粘
弾性測定結果を示す図面である。
させたときの、ずり速度10・s-1での見かけの粘度の
変化を示す図面である。
ある。
とを示す図面である。
示す図面である。 以 上
Claims (9)
- 【請求項1】 低温状態においてゾル、高温状態でゲル
を示す温度感応性高分子化合物と薬効成分とを含有する
薬物放出性組成物。 - 【請求項2】 低温状態においてゾル、高温状態でゲル
を示す温度感応性高分子化合物が、感熱応答性ポリマー
セグメントと親水性ポリマーセグメントのブロックコポ
リマー、グラフトコポリマーまたはランダムコポリマー
である請求項第1項記載の薬剤放出性組成物。 - 【請求項3】 感熱応答性ポリマーセグメントが次の式
(I) 【化1】 (式中、Rは、水酸基、ホルミル基、カルボニル基、ア
ミノ基またはハロゲン原子で置換されていても良いアル
キル基、アリール基または飽和もしくは不飽和のエステ
ル基を示し、nは0または1以上の数を示す)で表され
る構成単位で構成されたものである請求項2記載の薬剤
放出性組成物。 - 【請求項4】 親水性ポリマーセグメントが次の式(I
I)または(III) 【化2】 (式中、R'は、水酸基、ホルミル基、カルボニル基、
アミノ基またはハロゲン原子で置換されていても良いア
ルキル基、アリール基、飽和もしくは不飽和のエステル
基または水素原子を示し、nは前記した意味を有する)
で表される構成単位(但し、式(III)の構成単位で構
成されるポリマーは、式(I)の構成単位で構成される
ポリマーより相転移温度が高いものとする)で構成され
たものである請求項2記載の薬剤放出性組成物。 - 【請求項5】 放出される薬効成分が、ビタミンE、酢
酸トコフェロール、dl−α−トコフェロール、シクラ
ンデラート、イノシトールヘキサニコチネート、ヘプロ
ニカート、塩酸トラゾリン、塩酸イソクスプリンから選
ばれる化合物である請求項第1項ないし第4項の何れか
の項記載の薬剤放出性組成物。 - 【請求項6】 温度感応性高分子化合物のゾル−ゲル相
転移点温度未満の温度で薬効成分を放出する請求項第1
項ないし第5項の何れかの項記載の薬剤放出性組成物。 - 【請求項7】 低温状態においてゾル、高温状態でゲル
を示す温度感応性高分子化合物に、当該高分子化合物の
ゾル−ゲル相転移点温度未満の温度で薬効成分を配合
し、その後温度をゾル−ゲル相転移点温度以上とするこ
とを特徴とする薬物放出性組成物の製造方法。 - 【請求項8】 低温状態においてゾル、高温状態でゲル
を示す温度感応性高分子化合物が、感熱応答性ポリマー
セグメントと親水性ポリマーセグメントのブロックポリ
マーである請求項第7項記載の製造方法。 - 【請求項9】 低温状態においてゾル、高温状態でゲル
を示す温度感応性高分子化合物と薬効成分とを含有する
薬物放出性組成物を皮膚上に塗布し、薬効成分を皮膚温
度が当該高分子化合物のゾル−ゲル相転移点温度未満の
温度で放出させることを特徴とする薬効成分の放出方
法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2001317613A JP3886105B2 (ja) | 2001-10-16 | 2001-10-16 | 薬剤放出性組成物 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
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JP2003128587A true JP2003128587A (ja) | 2003-05-08 |
JP3886105B2 JP3886105B2 (ja) | 2007-02-28 |
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ID=19135454
Family Applications (1)
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JP2001317613A Expired - Lifetime JP3886105B2 (ja) | 2001-10-16 | 2001-10-16 | 薬剤放出性組成物 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3886105B2 (ja) |
Cited By (3)
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---|---|---|---|---|
WO2008026311A1 (fr) * | 2006-09-01 | 2008-03-06 | Maruzen Petrochemical Co., Ltd. | Micelle à écorce réticulée et son procédé de fabrication |
KR20180088841A (ko) | 2015-11-30 | 2018-08-07 | 스미또모 가가꾸 가부시끼가이샤 | 수지 제품 및 약효 성분 서방 디바이스 |
WO2021060224A1 (ja) * | 2019-09-27 | 2021-04-01 | シャープ株式会社 | 塗布部材および含浸材 |
-
2001
- 2001-10-16 JP JP2001317613A patent/JP3886105B2/ja not_active Expired - Lifetime
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EP3385332A4 (en) * | 2015-11-30 | 2019-05-22 | Sumitomo Chemical Company, Limited | RESIN PRODUCT AND DEVICE FOR DISTRIBUTING MEDICINAL CONSTITUENT |
KR102612137B1 (ko) | 2015-11-30 | 2023-12-08 | 스미또모 가가꾸 가부시끼가이샤 | 수지 제품 및 약효 성분 서방 디바이스 |
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