JP2003128376A - チェーンスリング - Google Patents

チェーンスリング

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Abstract

(57)【要約】 【課題】 係止具を交換せずとも、リンクチェーンの掛
け回しによる荷役作業にも対応することができ、しか
も、手で把持しながら簡易かつ確実な荷役作業を達成す
ることのできる、チェーンスリングを提供すること。 【解決手段】 握り手に沿う4つの凹部6が形成される
把持部4と、リンクチェーン3を係止可能なリンク係止
溝11とが一体的に形成される環状の把持環2に、荷物
29に引っ掛けるフック18を備えるリンクチェーン3
を取り付ける。このチェーンスリング1では、フック1
8による荷役作業またはリンクチェーン3の掛け回しに
よる荷役作業を、フック18を取り外して交換せずと
も、適宜、迅速に行なうことができ、たとえば、女性や
腰痛を有する者などが使用する場合にも、過度の負担を
強いることがなく、簡易かつ確実に、荷物の態様に応じ
た荷役作業を達成することができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、チェーンスリン
グ、詳しくは、手で把持しうる把持環を備えるチェーン
スリングに関する。
【0002】
【従来の技術】手で把持しうる把持環を備えるチェーン
スリングとしては、たとえば、握り手に沿う4つの凹部
が形成される把持環と、その把持環に接続されるリンク
チェーンと、そのリンクチェーンの先端部に取り付けら
れるフックとを備えるものが知られている。このような
チェーンスリングは、フックを荷物に引っ掛けた後、把
持環を手で握って持ち上げれば、容易に荷役作業を行な
うことができるため、女性の作業者や腰痛を有する作業
者などにとって大変便利である。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかるに、このような
チェーンスリングを用いて荷役作業する場合には、フッ
クを荷物に引っ掛けて作業する以外にも、たとえば、リ
ンクチェーンを荷物に掛け回して作業したい場合なども
ある。
【0004】そのため、たとえば、特表平10−508
272号公報では、把持部と対向するブラケット部に長
手スロットを形成して、摺動チェーン、フック、アイレ
ットなどの起重手段を交換可能に取り付けるものが提案
されている。
【0005】しかし、特表平10−508272号公報
に記載のものでは、荷役作業の態様に応じて起重手段を
交換しなければならず、交換作業が煩雑である。
【0006】とりわけ、この種の、手で把持しうる把持
環を備えるチェーンスリングは、女性や腰痛を有する者
などが簡易に使用できるものとして構成することが必須
となるため、このように、複数の起重手段を用意して、
荷役作業の態様に応じてこれらを交換することは、作業
者にとって非常に負担を強いるものである。
【0007】本発明は、このような事情を解決するため
にされたものであり、その目的とするところは、係止具
を交換せずとも、リンクチェーンの掛け回しによる荷役
作業にも対応することができ、しかも、手で把持しなが
ら簡易かつ確実な荷役作業を達成することのできる、チ
ェーンスリングを提供することにある。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
め、請求項1に記載の発明は、チェーンスリングであっ
て、把持可能な把持部と、前記把持部と所定の間隔を隔
てて対向し、リンクチェーンを係止可能なリンク係止溝
とが一体的に形成される環状の把持環と、前記把持環に
一端部が接続され、荷物に係止するための係止具を他端
部に備えるリンクチェーンとを備えていることを特徴と
している。
【0009】このような構成によると、係止具を荷物に
係止させた後、把持環を手でしっかりと握って持ち上げ
れば、係止具による荷役作業を簡易かつ確実に行なうこ
とができる。また、リンクチェーンを荷物に掛け回した
後、そのリンクチェーンの途中を、リンク係止溝に係止
させた後、把持環を手でしっかりと握って持ち上げれ
ば、リンクチェーンの掛け回しによる荷役作業も、リン
クチェーンの他端部に係止具が設けられたままの状態
で、簡易かつ確実に行なうことができる。
【0010】そのため、係止具による荷役作業またはリ
ンクチェーンの掛け回しによる荷役作業を、係止具を取
り外して交換せずとも、適宜、迅速に行なうことがで
き、たとえば、女性や腰痛を有する者などが使用する場
合にも、過度の負担を強いることがなく、簡易かつ確実
に、荷物の態様に応じた荷役作業を達成することができ
る。
【0011】また、請求項2に記載の発明は、請求項1
に記載の発明において、前記把持環には、前記把持部と
所定の間隔を隔てて対向し、前記把持部と離間する方向
に突出する突出部が設けられており、前記突出部に前記
リンク係止溝が形成されるとともに、前記突出部の先端
部には、前記突出部の突出方向に対する周方向に回転可
能なリンクチェーン取付部が設けられており、前記リン
クチェーン取付部に、リンクチェーンが固定されている
ことを特徴としている。
【0012】このような構成によると、荷役作業中に、
把持部を握っている手を返しても、突出部が回転してリ
ンクチェーンが捩じれることを良好に防止することがで
きる。そのため、作業者は、荷役作業の途中において
も、適宜、作業しやすい姿勢に変更しながら作業するこ
とができ、より一層、作業者の負担を低減することがで
きる。
【0013】
【発明の実施の形態】図1は、本発明のチェーンスリン
グの一実施形態を示す正面図、図2は、そのA−A線断
面図である。これら図1および図2を参照して、本実施
形態のチェーンスリングについて説明する。
【0014】図1において、このチェーンスリング1
は、把持環2、リンクチェーン取付部7、リンクチェー
ン3およびフック18を備えている。
【0015】把持環2は、横に広い略楕円環状をなし、
その一側部(上側)に把持可能な把持部4が形成される
とともに、その把持部4と所定の間隔を隔てて対向する
他側部(下側)の中央部に突出部5が、把持環2と一体
的に形成されている。
【0016】把持部4には、作業者の握り手に沿うよう
に、内側に凹む4つの凹部6が連続して形成されてい
る。
【0017】突出部5は、把持部4と離間する方向(下
方向)に突出形成されており、図2にも示すように、略
矩形状の突出部本体8と、その突出部本体8の先端部か
ら把持部4と離間する方向(下方向)にさらに突出形成
される軸部9と、その軸部9の先端部から径方向に膨出
する頭部10とが、把持環2と一体的に形成されてい
る。
【0018】また、この突出部5には、リンクチェーン
3を係止可能なリンク係止溝11が形成されている。す
なわち、このリンク係止溝10は、把持環2の他側部
(下側)の中央部において、突出部本体8が、把持部4
と離間する方向(下方向)に略U字状に開口されること
により形成されており、その開放側(上側)が、把持環
2の内側空間と連通し、その底側(下側)が、軸部9の
手前まで到達するような溝として形成されている。な
お、このリンク係止溝10が形成される突出部本体8の
周辺は、突出部本体8の他の部分よりも肉厚の薄い薄肉
部12として形成されている。すなわち、この薄肉部1
2は、リンク係止溝10に沿う略U字状をなし、その開
放側(上側)には、リンクチェーン3を受け入れやすく
するために、湾曲状のテーパが形成されている。
【0019】そして、より具体的には、このリンク係止
溝11は、その幅W(図5参照)が、リンクチェーン3
の単一リンク13の線径R(図5参照)よりもやや幅広
であり、その深さD(図5参照)が、リンクチェーン3
の単一リンク13の平行部P(図5参照)が1つないし
2つ入る深さ(図6および図7参照)として形成されて
いる。
【0020】リンクチェーン取付部7は、図2に示すよ
うに、2つの半割り体7Aおよび7Bからなり、各半割
り体7Aおよび7Bは、図1に示すように、その両側部
に平板状の取付部14と、その中央部に軸方向(軸部9
の軸方向)に沿う膨出部15とを備えている。また、膨
出部15における軸方向両端部には、図2に示すよう
に、軸部9を挟持可能な一方側挟持部(上側挟持部)1
6と後述するリンクチェーン3の一端部の単一リンク1
3を係止可能な他方側係止部(下側係止部)17とが、
それぞれ形成されている。
【0021】そして、このリンクチェーン取付部7は、
2つの半割り体7Aおよび7Bが、その膨出部15の一
端側(上側)において突出部5の頭部10を受け入れ、
また、その他端側(下側)においてリンクチェーン3の
一端部の単一リンク13を受け入れた状態で、一方側挟
持部(上側挟持部)16が軸部9を周方向に回転可能に
挟持し、また、他方側係止部(下側係止部)17がリン
クチェーン3の一端部の単一リンク13を係止するよう
に組み付けられている。これによって、リンクチェーン
取付部7は、突出部5の先端部において、その突出部5
の突出方向(軸部9の軸方向)に対して、図3の矢印で
示すように、周方向に回転可能に設けられるとともに、
リンクチェーン3の一端部の単一リンク13を固定して
いる。
【0022】リンクチェーン3は、複数の単一リンク1
3が連結されてなり、その一端部の単一リンク13が、
上記したように、リンクチェーン取付部7において固定
されるとともに、その他端部の単一リンク13には、荷
物に係止するための係止具としてのフック18が取り付
けられている。
【0023】フック18は、フック部19、抜出防止爪
20およびフック取付部21を備えている。フック部1
9は、荷物を引っ掛けることができるように略片鉤状を
なし、その基端部には、後述するフック取付部21に取
り付けられる軸部22およびその軸部22の先端部から
径方向に膨出する頭部23が一体的に形成されている。
【0024】抜出防止爪20は、略矩形平板状をなし、
フック部19の開口部を閉鎖するように、その一端部が
フック部19の先端部に当接可能な状態で、その他端部
がフック部19の基端部において揺動自在に設けられて
おり、常には、ばね24によって、その一端部がフック
部19の先端部に当接する押し上げ方向(閉鎖方向)に
付勢されている。これによって、抜出防止爪20は、常
には、ばね24の付勢力によってフック部19の開口部
を閉鎖し、ばね24の付勢力に抗して押し下げた場合の
み、フック部19の開口部を開放する。そのため、この
フック18によって荷物を引っ掛ける場合には、抜出防
止爪20を、ばね24の付勢力に抗して押し下げてフッ
ク部19の開口部を開放して、荷物をフック部19の開
口部から受け入れればよい。そうすると、その後、常に
は、ばね24の付勢力によってフック部19の開口部が
抜出防止爪20によって閉鎖されるので、たとえ、荷物
が抜出防止爪20に当接しても、その抜出防止爪20を
開放することはできず、フック部19から荷物が抜け出
ることを良好に防止した状態で、荷物を保持することが
できる。
【0025】フック取付部21は、図2に示すように、
2つの半割り体21Aおよび21Bからなり、各半割り
体21Aおよび21Bは、図1に示すように、その両側
部に平板状の取付部25と、その中央部に軸方向(軸部
22の軸方向)に沿う膨出部26とを備えている。ま
た、膨出部26における軸方向両端部には、図2に示す
ように、リンクチェーン3の他端部の単一リンク13を
係止可能な一方側係止部(上側係止部)27と軸部22
を挟持可能な他方側挟持部(下側挟持部)28とが、そ
れぞれ形成されている。
【0026】そして、このフック取付部21は、2つの
半割り体21Aおよび21Bが、その膨出部26の一端
側(上側)においてリンクチェーン3の他端部の単一リ
ンク13を受け入れ、また、その他端側(下側)におい
てフック18の頭部23を受け入れた状態で、一方側係
止部(上側係止部)27がリンクチェーン3の一端部の
単一リンク13を係止し、また、他方側挟持部(下側挟
持部)28が軸部22を周方向に回転可能に挟持するよ
うに組み付けられている。これによって、フック取付部
21は、リンクチェーン3の他端部の単一リンク13に
固定されるとともに、図3の矢印で示すように、フック
部19を周方向に回転可能に支持している。
【0027】次に、このチェーンスリング1の使用方法
について、フック18による荷役作業は図3を参照し
て、リンクチェーン3の掛け回しによる荷役作業は図4
ないし図7を参照して説明する。
【0028】フック18による荷役作業は、たとえば、
図3に示すように、まず、荷物29の引掛部30にフッ
ク18を引っ掛ける。荷物29の引掛部30にフック1
8を引っ掛けるには、荷物29の引掛部30をフック1
8の抜出防止爪20に押し当てて、これを押し下げなが
らフック部19内に引掛部30を受け入れさせればよ
い。これによって、上記したように、フック部19から
引掛部30が抜け出ることを良好に防止した状態で、荷
物29を保持することができる。
【0029】次いで、把持環2の把持部4を凹部6に沿
って手でしっかりと握って持ち上げれば、簡易かつ確実
な荷役作業を達成することができる。
【0030】また、リンクチェーン3の掛け回しによる
荷役作業は、たとえば、図4に示すように、まず、荷物
29にリンクチェーン3を掛け回す。荷物29に対する
リンクチェーン3の掛け回しは、特に制限されないが、
図3では、たとえば、荷物29に対して2重に巻回す
る、いわゆるあだ巻きとして示されている。
【0031】次いで、掛け回したリンクチェーン3の途
中を、把持環2のリンク係止溝11に係止させる。リン
クチェーン3の途中をリンク係止溝11に係止させるに
は、たとえば、図5に示すように、まず、リンクチェー
ン3の途中の単一リンク13を縦にした状態でリンク係
止溝11内に挿入する。そうすると、リンク係止溝11
の幅Wが、リンクチェーン3の単一リンク13の線径R
よりもやや幅広程度であることから、図6に示すよう
に、その次の横の状態の単一リンク13が、このリンク
係止溝11に係止される。そして、図7に示すように、
リンクチェーン3を折り返して、再び、逆方向からリン
クチェーン3の途中の単一リンク13を縦にした状態で
リンク係止溝11内に挿入すれば、掛け回したリンクチ
ェーン3の途中がリンク係止溝11にしっかりと係止さ
れる。
【0032】その後、把持環2の把持部4を凹部6に沿
って手でしっかりと握って持ち上げれば、リンクチェー
ン3の他端部にフック18が設けられたままの状態で
も、リンクチェーン3の掛け回しによる荷役作業を、簡
易かつ確実に達成することができる。
【0033】そのため、このチェーンスリング1では、
フック18による荷役作業またはリンクチェーン3の掛
け回しによる荷役作業を、フック18を取り外して交換
せずとも、適宜、迅速に行なうことができ、たとえば、
女性や腰痛を有する者などが使用する場合にも、過度の
負担を強いることがなく、簡易かつ確実に、荷物の態様
に応じた荷役作業を達成することができる。
【0034】しかも、このチェーンスリング1では、荷
役作業中に、把持部4を握っている手を返しても、突出
部5が周方向に回転してリンクチェーン3が捩じれるこ
とを良好に防止することができる。そのため、作業者
は、荷役作業の途中においても、適宜、作業しやすい姿
勢に変更しながら作業することができ、より一層、作業
者の負担を低減することができる。
【0035】なお、リンクチェーン3の掛け回しによる
荷役作業は、たとえば、図8に示すように、荷物29の
引掛部30にリンクチェーン3の掛け回した後、掛け回
したリンクチェーン3の途中を、把持環2のリンク係止
溝11に係止させ、その後、把持環2の把持部4を手で
しっかりと握って持ち上げるような態様であってもよ
い。
【0036】また、リンクチェーン3の掛け回しによる
荷役作業は、たとえば、図9に示すように、荷物29が
2つの荷締バンド31によって所定の間隔を隔てて並行
して荷締られている場合には、その2つの荷締バンド3
1の間にリンクチェーン3を掛け回した後、掛け回した
リンクチェーン3の途中を、把持環2のリンク係止溝1
1に係止させ、その後、把持環2の把持部4を手でしっ
かりと握って持ち上げるような態様であってもよい。
【0037】さらに、上記した説明では、リンクチェー
ン取付部7にリンクチェーン3の一端部を直接固定する
ようにしたが、たとえば、図10に示すように、リンク
チェーン取付部7にマスターリンク32を取り付けて、
このマスターリンク32に、他端部にフック18が取り
付けられている複数のリンクチェーン3を取り付けるよ
うにしてもよい。なお、リンクチェーン取付部7にマス
ターリンク32を取り付けるには、たとえば、上記に説
明したように、リンクチェーン取付部7の2つの半割り
体7Aおよび7Bの他方側係止部(下側係止部)17
に、単一リンク13を係止させ、その単一リンク13ま
たはその単一リンク13に連結される1つないし複数の
単一リンク13にマスターリンク32を取り付ければよ
い。
【0038】そして、図10においては、たとえば、マ
スターリンク32に、他端部にフック18が取り付けら
れている2つのリンクチェーン3が取り付けられている
チェーンスリング1を使用して、互いに所定の間隔を隔
てて対向状に取手口33が設けられている荷物29を荷
役作業する態様が示されている。すなわち、図10にお
いては、各取手口33に各フック18がそれぞれ引っ掛
けられており、この状態で、把持環2の把持部4を手で
しっかりと握って持ち上げれば、簡易かつ確実な荷役作
業を達成することができる。
【0039】また、上記の説明では、リンクチェーン3
の他端部に、フック18を取り付けたが、本発明におい
て、係止具としては、何らフックに限定されず、たとえ
ば、アイレットなどであってもよい。
【0040】また、上記の説明では、把持部4を、作業
者の握り手に沿うように、内側に凹む4つの凹部6とし
て形成したが、把持部4の凹部6は、把持可能な形状で
あればその数は限定されず、さらに、把持部4として
は、凹部6を形成せずに、ゴム製のグリップなどにより
形成してもよく、また、把持部4にフックを引っ掛ける
ための凹部を形成してもよい。
【0041】
【発明の効果】以上述べたように、請求項1に記載の発
明によれば、係止具による荷役作業またはリンクチェー
ンの掛け回しによる荷役作業を、係止具を取り外して交
換せずとも、適宜、迅速に行なうことができ、たとえ
ば、女性や腰痛を有する者などが使用する場合にも、過
度の負担を強いることがなく、簡易かつ確実に、荷物の
態様に応じた荷役作業を達成することができる。
【0042】請求項2に記載の発明によれば、作業者
は、荷役作業の途中においても、適宜、作業しやすい姿
勢に変更しながら作業することができ、より一層、作業
者の負担を低減することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のチェーンスリングの一実施形態を示す
正面図である。
【図2】図1のA−A線断面図である。
【図3】図1に示すチェーンスリングの一使用態様(フ
ックによる荷役作業)を示す斜視図である。
【図4】図1に示すチェーンスリングの一使用態様(リ
ンクチェーンの掛け回しによる荷役作業であって、リン
クチェーンをあだ巻きする態様)を示す斜視図である。
【図5】図4に示す荷役作業の途中(リンクチェーンの
途中をリンク係止溝内に挿入する状態)を示す要部斜視
図である。
【図6】図4に示す荷役作業の途中(リンクチェーンの
途中をリンク係止溝内に挿入した状態)を示す要部斜視
図である。
【図7】図4に示す荷役作業の途中(リンクチェーンを
折り返して逆方向からリンク係止溝内に挿入した状態)
を示す部分断面側面図である。
【図8】図1に示すチェーンスリングの一使用態様(リ
ンクチェーンの掛け回しによる荷役作業であって、荷物
の引掛部にリンクチェーンの掛け回す態様)を示す斜視
図である。
【図9】図1に示すチェーンスリングの一使用態様(リ
ンクチェーンの掛け回しによる荷役作業であって、2つ
の荷締バンドの間にリンクチェーンの掛け回す態様)を
示す斜視図である。
【図10】図1に示すチェーンスリングの一使用態様
(2つのフックによる荷役作業)を示す斜視図である。
【符号の説明】
1 チェーンスリング 2 把持環 3 リンクチェーン 4 把持部 5 突出部 6 凹部 7 リンクチェーン取付部 11 リンク係止溝 18 フック
フロントページの続き (72)発明者 梶田 敏幸 大阪府大阪狭山市岩室2丁目180番地 象 印チェンブロック株式会社内 Fターム(参考) 3F004 LA05 LB03 LC08

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 把持可能な把持部と、前記把持部と所定
    の間隔を隔てて対向し、リンクチェーンを係止可能なリ
    ンク係止溝とが一体的に形成される環状の把持環と、 前記把持環に一端部が接続され、荷物に係止するための
    係止具を他端部に備えるリンクチェーンとを備えている
    ことを特徴とする、チェーンスリング。
  2. 【請求項2】 前記把持環には、前記把持部と所定の間
    隔を隔てて対向し、前記把持部と離間する方向に突出す
    る突出部が設けられており、 前記突出部に前記リンク係止溝が形成されるとともに、 前記突出部の先端部には、前記突出部の突出方向に対す
    る周方向に回転可能なリンクチェーン取付部が設けられ
    ており、前記リンクチェーン取付部に、リンクチェーン
    が固定されていることを特徴とする、請求項1に記載の
    チェーンスリング。
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