JP6317626B2 - 異形ワークの吊りクランプ - Google Patents

異形ワークの吊りクランプ Download PDF

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本発明はクランプに関し、特に航空機のジェットエンジンに用いられるケースなどの異形ワークの吊り上げに適したクランプに関する。
航空機のジェットエンジンは、一般に、タービンローターやコンプレッサーローターなどのエンジン機構をチタン合金などで形成される略円筒状のケース(フロントケース、フロントカバー、エンジンケースなど)で包囲する形状を有しているが、このようなケースは単純な円筒形ではなく、図9に例示されるように、外面および内面のいずれにも凹凸があって軸方向全長に亘る平滑面としては形成されておらず、肉厚も一定ではない。このため、主として鋼板などの平板状のワークを吊り上げるように設計されている標準的な縦吊り用クランプ(下記特許文献1など)や、単純な円筒状ワークを吊り上げるように設計されている内吊り用クランプ(下記特許文献2など)では、このような異形ワークを安全かつ確実に吊り上げることができない。このため、従来は、ベルトスリングやワイヤロープスリングなどを用いてこのような異形ワークを吊り上げており、作業性が悪かった。
特開平07−033380号公報 特開2012−106830号公報
したがって、本発明が解決しようとする課題は、航空機ジェットエンジンのケースのような異形ワークを安全かつ確実に吊り上げるための新規なクランプを提供することである。
この課題を解決するため、請求項1に係る本発明は、略円筒形状の上端部が略平坦な内面と少なくとも一の外方突出部を備えた外面とを有する異形ワークを吊り上げるためのクランプであって、一対の脚部の間にワーク挿入口を有する本体と、本体の一方の脚部に設けられて該脚部内に実質的に埋没する開放位置とワーク挿入口に向けて突出する突出位置との間で回動可能であって、その突出位置において異形ワークの内面に圧接するカムと、本体の他方の脚部に設けられて該脚部内に実質的に埋没する開放位置とワーク挿入口に向けて突出する突出位置との間で回動可能であって、その突出位置において異形ワークの外方突出部を係止する係止部を有する可動受け板と、本体のワーク挿入口の上方に上下移動可能に連結される吊環と、吊環の上方移動時にカムを突出位置に向けて回転させるように吊環とカムとの間に連結されるリンクと、カムを突出位置に向けて回転させる方向に付勢する張力を与えるバネ手段と、リンクの移動を規制することによりカムを開放位置に維持するロック機構と、可動受け板を開放位置または突出位置のいずれかの位置に維持するための可動受け板固定手段と、を備え、前記可動受け板は、その上端のピン穴に挿通させた抜き差しピンを本体の該他方脚部の根元部に形成される開放用ピン穴に差し込むことにより前記開放位置に維持され、該抜き差しピンを該他方脚部の根元部に開放用ピン穴と同心円上に形成されるワークセット用ピン穴に差し込むことにより前記突出位置に維持され、且つ、この可動受け板の前記開放位置を規定する開放位置決め板および前記突出位置を規定する突出位置決め板が本体の前記他方の脚部に固定されることを特徴とする。
請求項に係る本発明は、請求項1記載の異形ワークの吊りクランプにおいて、前記抜き差しピンの落下を防止するために該抜き差しピンが本体に連結部材で連結されていることを特徴とする。
請求項に係る本発明は、請求項1または2記載の異形ワークの吊りクランプにおいて、前記可動受け板の外面側に、該可動受け板を前記開放位置と前記突出位置との間で移動させるための操作部材が設けられることを特徴とする。
請求項1に係る本発明によれば、カムおよび可動受け板をそれぞれの開放位置に維持した状態で異形ワークをワーク挿入口に挿入した後にカムおよび可動受け板をそれぞれ突出位置に移動させることによりこれらカムおよび可動受け板で異形ワークを挟持するので、航空機ジェットエンジンのケースのような異形ワークであっても安全かつ確実に吊り上げることができる。
また、抜き差しピンを本体の開放用ピン穴またはワークセット用ピン穴に差し込むことによって、可動受け板を開放位置または突出位置に確実に維持することができる。
また、可動受け板が位置決め板との当接位置を越えて移動することが規制されるので、可動受け板を開放位置またはワークセット位置に位置決めすることを容易にし、かつ、各位置に確実に維持することができる。
請求項に係る本発明によれば、抜き差しピンが本体に連結部材で連結されているので、抜き差しピンの落下および紛失を防止することができる。
請求項に係る本発明によれば、可動受け板を開放位置と突出位置との間で移動させる作業を容易に行うことができる。
本発明の一実施形態による異形ワークの吊りクランプを無負荷開放状態で示す正面図である。 この吊りクランプの無負荷開放状態側面図である。 この吊りクランプの分解斜視図である。 この吊りクランプの可動受け板をワーク係止位置でロックした状態の斜視図である。 この吊りクランプの開口部に異形ワーク(航空機ジェットエンジンのケース)を挿入した状態を示す正面図である。 図5の状態の後にカム歯面と可動受け板先端部との間で該ワークを把持して吊り上げ可能にした状態を示す正面図である。 図6の状態の側面図である。 この吊りクランプを図6および図7に示すようにしてワークにセットして3点吊りする要領を示す斜視図である。 この吊りクランプで吊り上げようとする異形ワーク(航空機ジェットエンジンのケース)を示す正面図(a)、A−A断面図(b)および斜視図(c)である。
図1ないし図4を参照して、本発明の一実施形態による異形ワークの吊りクランプ10の構成について説明する。この吊りクランプ10は、図9に示す航空機ジェットエンジンケース50を吊り上げるために使用される。エンジンケース50は、軸方向長さの約半分は平滑な外面51と内面56および均一な肉厚を有する円筒状に形成されるが、軸方向長さの残り約半分では、外面51側においては第一湾曲面52、第二湾曲面53、平坦面54および上端に至るテーパー面55が順次に形成され、内面56側においては湾曲面57を介して内面56より大口径の内面58が形成されている。符号59は第一湾曲面52と第二湾曲面53との間の頂部を示す。
このクランプ10は、各々下方に延長する脚部12および13の間に下向きの開口14を備えて略逆U字形に形成された一対の側板11,11からなるクランプ本体15を有する。側板11,11は略同一寸法を有するものとして対称的な形状を有し、これらを縦溝16同士を整列させた状態で所定間隔をおいて一体化することによりクランプ本体15が形成される。縦溝16は側板11,11を厚さ方向に貫通して形成され、この開口を覆うように各側板11の外面にはカバー17が設けられている。
縦溝16には吊環ピン18が上下移動可能に架け渡される。吊環ピン18は、公知の吊環19の下端部を貫通すると共に、側板11,11間において吊環19の両側に配置される一対のリンク20,20(以下「リンク20」)の上端部を貫通している。すなわち、吊環19とリンク20は吊環ピン18により互いに回動可能に連結され、吊環19を介した吊り上げ・吊り下ろし操作に伴って吊環ピン18が縦溝16に沿って上下移動すると、リンク20もこれに連動して上下移動する。リンク20はカシメピン21により所定間隔をおいて一体的に固定されている。図1および図2には吊環ピン18が縦溝16内の最下方位置にある状態が示されている。
クランプ本体15において開口(ワーク挿入口)14の左側(図1)に位置する脚部12の下端部にはカムピン22が架け渡され、このカムピン22を中心として回動可能なカム23が設けられる。カム23はリンクカシメピン24を介してリンク20の下端に互いに回動可能に連結されており、上記したリンク20の移動に伴ってカム23がカムピン22を中心として回転する。吊環ピン18が縦溝16内の最下方位置にあるときのカム23は、図1に示すように、ワーク挿入口14に向けて実質的に突出することなくクランプ本体15の脚部12の内部に埋没した状態(「開放状態」ないし「開放位置」)で収容されている。カム23の開放位置は、クランプ本体15の脚部12の先端部に配置された位置決め板45で位置決めされ、この位置からさらに反時計方向(図1において。以下同じ。)に回転することを防止している。
この吊りクランプ10には、カム23を開放状態に保持するためのロック機構25が設けられている。このロック機構25は、ロックピン26を中心として回転自在であってリンク20の係止面20aに当接可能な先端部27aを有するロックカム27と、ロックカム27を回転させるための操作部材であるロックハンドル28と、ロックカム27の先端部27a近くの地点とリンク20の係止面20a近くの地点との間に架け渡されてロックカム27を常に反時計方向に回転付勢するロックスプリング(引きバネ)29とを有する。ロックスプリング29の付勢力により、ロックカム先端部27aはリンク係止面20aに当接した状態(図1)に維持されるので、リンク20はこの状態からリンクピン21を中心として時計方向に回転することができず、したがって、カム23は開放状態にロックされる。この状態は、ロックハンドル28を操作してロックカム27をロックピン26を中心として時計方向に回転させ、その先端部27aをリンク係止面20aから離脱させるまで継続する。ストッパーピン30は、上記のようにロックハンドル28によりロックカム27をロックピン26を中心として時計方向に回転させたときの回転角度位置を規制してそれ以上の同方向回転を防止する(図6参照)。
本体15の脚部13には、可動受け板31が、側板11,11間に架け渡した本体ボルト32を中心として回転自在に配置されている。可動受け板31の上端には抜き差しピン33を挿通可能なピン穴34が形成されると共に、可動受け板31のピン穴34に挿通させた抜き差しピン33を挿通可能な2つのピン穴35,36が、本体ボルト32を中心とする同心円上の間隔をおいた2箇所に形成されている。ピン穴35は、可動受け板31をワーク挿入口14に向けて実質的に突出させることなくクランプ本体15の脚部13の内部に埋没した状態(「開放状態」ないし「開放位置」)に維持するために用いられ、ピン穴36は、可動受け板31の先端部31aをワーク挿入口14に向けて突出させた状態(図4,図6、「ワークセット状態」)に維持するために用いられる。本体15の脚部12のワーク挿入口近くには位置決め板37,38が設けられており、可動受け板31の開放状態は位置決め板37によって位置決めされ、ワークセット状態は位置決め板38によって位置決めされる。脚部13の先端に架け渡されたストッパーピン46は、可動受け板31が開放位置からさらに反時計方向に回転することを防止する。符号47は本体ボルト32が収容されるスリーブであり、側板11,11間に配置される。
なお、抜き差しピン33の根元にはコーンスプリング41が巻回されると共に先端にはピン39によりストッパープレート40が回転自在に設けられ、ストッパーブレード40を抜き差しピン33と整列させた状態にして可動受け板31上端のピン穴34を、開放用ピン穴35またはワークセット用ピン穴36のいずれかに合わせて、コーンスプリング41を圧縮させて押し込む。これにより、ストッパープレート40が本体15の反対側に突出するので、この状態でストッパープレート40を自重で回転させた後に手を離すことにより、コーンスプリング41の張力が働いてストッパープレート40が本体側面11に押し付けられ、抜き差しピン33が抜け止めされる(図2参照)。また、抜き差しピン33は脱落防止のためにロッカーチェーン42(またはその他の連結部材)で本体15に連結されている。符号43は可動受け板31を開放状態とワークセット状態との間で移動させるための操作部材としての取手である。符号44はワーク挿入口14の奥底において本体15に固着されたワーク当接板である。
上述した構成を有する吊りクランプ10を用いて図9のジェットエンジンケース50を吊り上げる際の動作ないし作用について、図5ないし図8を参照して以下に説明する。
吊りクランプ10にジェットエンジンケース(以下「ワーク」)50をセットするには、吊りクランプ10が、図1および図2に示すようにカム23および可動受け板31がいずれも開放状態とされていることが前提である。すなわち、ロック機構25においてロックスプリング29の付勢力によりロックカム先端部27aがリンク係止面20aに当接した状態とされているのでカム23は脚部12内に埋没する開放状態に維持されており、また、可動受け板31上端のピン穴34を通る抜き差しピン33が本体15の開放用ピン穴35に差し込まれているので可動受け板31も脚部13内に埋没する開放状態に維持されている。
この状態において、ワーク50の上端がワーク当接板44に突き当たるまで、ワーク50をワーク挿入口14に挿入する。このとき、本体15の脚部12をワーク50の内径空間に挿入して、脚部12がワーク50の内面側、脚部13がワーク50の外面側に位置するようにする。
このようにしてワーク50を所定位置にセットした後、脚部12側においては、ロックハンドル28を時計方向に回転操作してロックカム27をロックピン26を中心として同方向に回転させ、その先端部27aをリンク係止面20aから離脱させる。これによりロックスプリング29の張力が働いてリンク20が上方向に移動するので、カム23がカムピン22を中心として同方向に回転してワーク挿入口14に向けてせり出した状態(「突出状態」ないし「突出位置」)となり、その歯面がワーク50の内面に圧接する。図6にはカム歯面23aがワーク50の内側湾曲面57の範囲内で圧接している状態が示されているが、内面56または内面58の範囲内で圧接するものであっても良い。
また、脚部13側においては、これまで本体15の開放用ピン穴35に差し込まれていた抜き差しピン33を外し、これにより本体15に対して移動可能となった可動受け板31を本体ボルト32を中心として時計方向に若干回転させた(取手43により容易に操作可能である)後に、ワークセット用ピン穴36に差し替えて固定することにより、可動受け板31の先端部31aがワーク挿入口14に向けてせり出した状態(「突出状態」ないし「突出位置」)となる。既述したように、可動受け板31の突出位置は位置決め板38によって位置決めされるので、抜き差しピン33がワークセット用ピン穴36に差し込まれることとも相まって、可動受け板31を確実にこの位置に保持することができる。このようにして、可動受け板31の先端部31aをワーク挿入口14に向けて突出させ、ワーク挿入口14にセットされたワーク50の第一湾曲面52に圧接させることができる。なお、可動受け板先端部31aがワーク50の外面に当接する位置は、第二湾曲面53との境界をなす頂部59に係止することによりワーク50の落下を防止することができるので、図6に示すように第一湾曲面52の範囲内に圧接させることが好ましく、可動受け板先端部31aの形状も第一湾曲面52の湾曲形状に対応させることが好ましい。
以上により、ワーク挿入口14にセットされたワーク50を、脚部12側のカム歯面23aと脚部13側の可動受け板先端部31aとの間で挟持することができる(図6)ので、図8に示すようにワーク50の上端に略均等な間隔(約120度間隔)をおいて3個の吊りクランプ10をセットして、各吊りクランプ10の吊環19を、シャックル60、カップリング61、スリングチェーン62、カップリング63、サブリンク64、マスターリンク65などを介してクレーン(図示せず)で吊り上げることにより、異形パイプ状のワーク50を安全かつ確実に吊り上げることができる。図8には3点吊りによる吊り上げが示されているが、ワーク50の上端に2個の吊りクランプ10を約180度間隔で対向位置にセットして2点吊りで吊り上げることも可能である。
以上に本発明の一実施形態について詳細に記述したが、本発明はこれに限定されるものではなく、特許請求の範囲に規定される発明の範囲内において種々多様な変形態様を取り得る。可動受け板31の先端部31aを、吊り上げようとする異形ワーク50の外面または内面の形状に対応する形状を有するものとすることにより、各種の異形ワークの吊り上げに適したものとすることができる。本発明による吊りクランプは、航空機ジェットエンジンケースのようなパイプ状に限らず、たとえば一面が略平坦面または比較的軽微な湾曲面(航空機ジェットエンジンケース50の内側湾曲面57の断面形状のような)であって他面が複雑な凹凸形状(航空機ジェットエンジンケース50の外面形状の断面形状のような)を有する異形平板ワークにも使用することができる。
10 航空機ジェットエンジンケース(異形ワーク)の吊りクランプ
11 側板
12 脚部
13 脚部
14 ワーク挿入口
15 本体
16 長溝
17 本体カバー
18 吊環ピン
19 吊環
20 リンク
20a リンクの係止面
21 カシメピン
22 カムピン
23 カム
23a カム歯面
24 リンクカシメピン
25 ロック機構
26 ロックピン
27 ロックカム
27a ロックカムの先端部
28 ロックハンドル
29 ロックスプリング(バネ手段)
30 ストッパーピン
31 可動受け板
31a 可動受け板先端部
32 本体ボルト
33 抜き差しピン
34 ピン穴
35 開放用ピン穴
36 ワークセット用ピン穴
37 位置決め板(開放状態)
38 位置決め板(ワークセット状態)
39 抜け止めピン
40 ストッパープレート
41 コーンスプリング
42 ロッカーチェーン(連結部材)
43 取手(操作部材)
44 ワーク当接板
45 位置決め板
46 ストッパーピン
47 スリーブ
50 航空機ジェットエンジンケース(異形ワーク)
51 外面
52 第一湾曲面
53 第二湾曲面
54 平坦面
55 テーパー面
56 内面
57 湾曲面
58 内面
59 頂部
60 シャックル
61 カップリング
62 スリングチェーン
63 カップリング
64 サブリンク
65 マスターリンク

Claims (3)

  1. 略円筒形状の上端部が略平坦な内面と少なくとも一の外方突出部を備えた外面とを有する異形ワークを吊り上げるためのクランプであって、一対の脚部の間にワーク挿入口を有する本体と、本体の一方の脚部に設けられて該脚部内に実質的に埋没する開放位置とワーク挿入口に向けて突出する突出位置との間で回動可能であって、その突出位置において異形ワークの内面に圧接するカムと、本体の他方の脚部に設けられて該脚部内に実質的に埋没する開放位置とワーク挿入口に向けて突出する突出位置との間で回動可能であって、その突出位置において異形ワークの外方突出部を係止する係止部を有する可動受け板と、本体のワーク挿入口の上方に上下移動可能に連結される吊環と、吊環の上方移動時にカムを突出位置に向けて回転させるように吊環とカムとの間に連結されるリンクと、カムを突出位置に向けて回転させる方向に付勢する張力を与えるバネ手段と、リンクの移動を規制することによりカムを開放位置に維持するロック機構と、可動受け板を開放位置または突出位置のいずれかの位置に維持するための可動受け板固定手段と、を備え、前記可動受け板は、その上端のピン穴に挿通させた抜き差しピンを本体の該他方脚部の根元部に形成される開放用ピン穴に差し込むことにより前記開放位置に維持され、該抜き差しピンを該他方脚部の根元部に開放用ピン穴と同心円上に形成されるワークセット用ピン穴に差し込むことにより前記突出位置に維持され、且つ、この可動受け板の前記開放位置を規定する開放位置決め板および前記突出位置を規定する突出位置決め板が本体の前記他方の脚部に固定されることを特徴とする、異形ワークの吊りクランプ。
  2. 前記抜き差しピンの落下を防止するために該抜き差しピンが本体に連結部材で連結されている、請求項1記載の異形ワークの吊りクランプ。
  3. 前記可動受け板の外面側に、該可動受け板を前記開放位置と前記突出位置との間で移動させるための操作部材が設けられる、請求項1または2記載の異形ワークの吊りクランプ。
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