JP3203965U - シートパイル吊りクランプ - Google Patents

シートパイル吊りクランプ Download PDF

Info

Publication number
JP3203965U
JP3203965U JP2016000715U JP2016000715U JP3203965U JP 3203965 U JP3203965 U JP 3203965U JP 2016000715 U JP2016000715 U JP 2016000715U JP 2016000715 U JP2016000715 U JP 2016000715U JP 3203965 U JP3203965 U JP 3203965U
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
sheet pile
insertion port
cam
joint portion
clamp
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Active
Application number
JP2016000715U
Other languages
English (en)
Inventor
宮本 靖
靖 宮本
正宏 兎本
正宏 兎本
敏哉 長峯
敏哉 長峯
信治 津山
信治 津山
Original Assignee
イーグルクランプ株式会社
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by イーグルクランプ株式会社 filed Critical イーグルクランプ株式会社
Priority to JP2016000715U priority Critical patent/JP3203965U/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP3203965U publication Critical patent/JP3203965U/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Landscapes

  • Load-Engaging Elements For Cranes (AREA)

Abstract

【課題】シートパイルを安全かつ確実に吊り上げ・運搬できるクランプを提供する。【解決手段】シートパイルの継手部が挿入されるワーク挿入口13を有するクランプ本体11と、ワーク挿入口に出没可能なカム14と、ワーク挿入口を挟んでカムと対向する受け部16と、吊環20と、吊環の動きをカムに伝えるリンク機構18.22とを備え、ワーク挿入口にシートパイルの継手部を挿入した状態でクレーンなどにより吊環を引き上げたときにリンク機構を介してカムをワーク挿入口に突出させることにより吊り荷重に応じた締付力でシートパイルの継手部を把持するように構成されたシートパイル吊りクランプにおいて、ワーク挿入口に挿入されたシートパイルの継手部の先端を係止する係止爪16aが受け部の先端に設けられる。クランプ本体のワーク挿入口の奥側には、シートパイルの継手部の外面に当接するワーク当板17が設けられる。【選択図】図1

Description

本考案はシートパイル吊りに適したクランプに関する。
シートパイルは鋼矢板とも呼ばれ、該してハット形ないし字形の断面形状を有すると共にその長手方向両端には継手部が形成され、この継手部を介して上下反転状態などでシートパイル同士を連結させて、土中に埋設して護岸や防波堤、岸壁などを作る工事に際して仮設の土留として使用するなどの用途に多用されている(図7)。
シートパイルの吊り上げ・運搬には、従来、鋼板や形鋼などを吊り上げることを主用途として設計された吊りクランプや、ユーザーが製作した専用のハッカーなどを用いられていた。
シートパイルを図7に示すようにして水平吊りする場合、シートパイルの継手部をカムと受け部との間で把持して吊り上げ・運搬することになるが、シートパイルの継手部は複雑な形状を有することから、汎用の吊りクランプや自社製作のハッカーでは、これをカムと受け部との間で確実に把持して安定した姿勢で吊り上げ・運搬することが困難であった。また、長尺のシートパイルを吊り上げ・運搬する作業中に生ずる構造物への衝突や振動などにより、シートパイルからクランプが外れ、重大事故を招く恐れがあった。
したがって、本考案が解決しようとする課題は、シートパイルを安全且つ確実に吊り上げ・運搬することができるシートパイル吊りクランプを提供することである。
この課題を達成するため、請求項1に係る本考案は、シートパイルの継手部が挿入されるワーク挿入口を有するクランプ本体と、ワーク挿入口に出没可能なカムと、ワーク挿入口を挟んでカムと対向する受け部と、吊環と、吊環の動きをカムに伝えるリンク機構とを備え、ワーク挿入口にシートパイルの継手部を挿入した状態でクレーンなどにより吊環を引き上げたときにリンク機構を介してカムをワーク挿入口に突出させることにより吊り荷重に応じた締付力でシートパイルの継手部を把持するように構成されたシートパイル吊りクランプにおいて、ワーク挿入口に挿入されたシートパイルの継手部の先端を係止する係止爪が受け部の先端に設けられることを特徴とする。
請求項2に係る本考案は、請求項1記載のシートパイル吊りクランプにおいて、クランプ本体のワーク挿入口の奥側に、シートパイルの継手部の外面に当接するワーク当板が設けられることを特徴とする。
請求項1に係る本考案によれば、クランプ本体のワーク挿入口に挿入したシートパイルの継手部を上下からカムと受け部との間で把持するだけでなく、受け部の係止爪に継手部の先端を係止することにより、シートパイルの落下を防ぎ、安全且つ確実な吊り上げ・運搬を実現することができる。
請求項2に係る本考案によれば、クランプ本体のワーク挿入口に挿入したシートパイルの継手部がカム、ワーク当板および受け部により3点で支持されるので、係止爪による継手部先端の係止とも相俟って、より安全且つ確実な吊り上げ・運搬を実現することができる。
本考案の一実施形態によるシートパイル吊りクランプを締付状態で示す側面図である。 この吊りクランプの正面図である。 図1から手前側の本体板などを省略して締付状態における各部の位置および状態を示す側面図である。 締付状態を示す要部斜視図である。 開放状態における各部の位置および状態を示す側面図である。 開放状態を示す要部斜視図である。 この吊りクランプを用いてシートパイルを吊り上げる使用状態説明図であり、(a)は全体斜視図、(b)はその短手方向端面図、(c)はその長手方向部分側面図である。
本考案の好適な一実施形態によるシートパイル吊りクランプ10について、図1〜図7を参照して説明する。このシートパイル吊りクランプ10は、2枚の本体板がそれらの間に所定間隔を隔てて本体ボルト12で連結固定され、吊り上げようとするワーク(シートパイル)1の継手部2が挿入されるワーク挿入口13を有するクランプ本体11を形成している。ワーク挿入口13の上方にはカム14がカムボルト15を中心として回動自在に設けられ、ワーク挿入口13の下方にはシートパイル継手部2の先端を係止する係止爪16aを備えた受け部16がクランプ本体11に固定されている。ワーク挿入口13の奥側にはワーク当板17が固定されている。
本体ボルト12を中心として回動自在にLリンク18が設けられ、その一端は吊環カシメピン19を介して吊環20の下端に回動自在に連結され、他端はリンクピン21を介してリンク22の一端に回動自在に連結されている。リンク22の他端はリンクカシメピン23を介してカム14に回動自在に連結されている。このリンク機構により、吊環20を引き上げたときに、Lリンク18が本体ボルト12を中心に図示反時計方向に回転し、これによりリンク22が下方に移動するので、カム14がカムボルト15を中心に図示反時計方向に回転して、ワーク挿入口13に向けてせり出す。
シートパイル吊りクランプ10は、引きバネ24による張力をカム14に伝え、カム14をワーク挿入口13に突出させてワークに初期締付力を与える締付可能状態(図1〜図4)と、引きバネ24による張力をカム14に伝えず、カム14をワーク挿入口13に突出させずにクランプ本体11に実質的に埋没させた位置に維持する開放ロック状態(図5、図6)との間で切り替える切替装置30を備えている。
切替装置30は、一方(図2左側)の本体板11aの外面に固定された円筒ハウジング31と、この円筒ハウジング31より大きい軸方向長さを有して円筒ハウジング31内に軸方向移動可能に収容されたロックピン32と、このロックピン32を本体板11aの内方(クランプ本体11の内部)に突出させる方向に付勢する押しバネ33と、円筒ハウジング31の外面から所定の回転角度位置で突出するように固定されたレバー規制板34と、円筒ハウジング31の外側端から突出するロックピン32の先端に固定されたロックレバー35とを有する。ロックレバー35は両端にロックレバーピン36を備え、ロックレバーピン36の先端はレバー規制板34の両端に開口する係止穴37に係止可能である(図4)。
シートパイル吊りクランプ10が締付可能状態(図1〜図4)にあるとき、ロックレバー35はレバー規制板34と同じ回転角度位置にあり、且つ、ロックレバーピン36がレバー規制板34の係止穴37に係止された状態で、ロックレバー35は押しバネ33のバネ力に抗して本体板11aから離れて位置している(図4)。このとき、円筒ハウジング31に収容されているロックピン32の内側端は本体板11aの厚さ範囲内に止まり、他方の本体板11bとの間の空間には突出しておらず、したがってLリンク21やリンク22の動きを妨げない。この締付可能状態においては、引きバネ24の張力を受けてLリンク18が本体ボルト12を中心に図1反時計方向に回転し、リンク22を介してカム14をカムボルト15を中心に同方向に回転させるので、ワーク挿入口13に挿入したワークに対して初期締付力を与える。また、この状態で吊環20を介してクレーンで吊り上げることにより、ワーク1およびクランプ10の荷重に応じた締付力でカム14をワーク面に食い込ませ、カム14と受け部16との間で把持して安全にワーク1を吊り上げることができる。
このときの吊り上げ状態が図7に示されている。同図に示すように、シートパイル吊りクランプ10を対で使用し、各々を吊り上げようとするシートパイル1の継手部2にセットし、既述した締付可能状態で引きバネ24の張力による初期締付力を与えた上で、各シートパイル吊りクランプ10の吊環20にスリング3を通してクレーン(図示せず)で吊り上げ・運搬を行う。このシートパイル吊りクランプ10の受け部16は、シートパイル1の継手部2の先端を係止する係止爪16aを備えているので、図3に示すようにして、シートパイル1を安定した姿勢でカム14との間で把持することができ、落下の危険を無くしている。
カム14をワーク挿入口13に突出させずにクランプ本体11に実質的に埋没した位置を維持する開放ロック状態が、図5および図6に示されている。この状態では、ロックレバー35がレバー規制板34と異なる回転角度位置にあり、したがって、ロックレバー35のロックレバーピン36はレバー規制板34の係止穴37に入り込むことができない。このため、ロックピン32が押しバネ33の付勢力を受けて図2右方向に移動し、その先端が本体板11aを超えてクランプ本体11の内部に突出するので、リンク22の下縁に当接してその反時計方向回転を規制する(図5)。したがって、ロックスプリング24の張力を受けてリンク22が下方に移動しようとしてもその動きがロックピン32によって阻止され、カム14はワーク挿入口13に突出することなくクランプ本体11内に実質的に収容された位置(開放ロック状態)に止まる。
シートパイル吊りクランプ10を締付可能状態(図3、図4)から開放ロック状態(図5、図6)に切り替えるときは、図4の状態にあるロックレバー35を押しバネ33のバネ力に抗して本体板11aからさらに引き離す方向に一旦移動させ、これによりロックレバーピン36をレバー規制板34の係止穴37から離脱させた後に、いずれかの方向に若干回転させてレバー規制板34とは異なる回転角度位置として、ロックレバー35から手を離す。これによりロックレバー35は押しバネ33のバネ力により本体板11aに近付く方向に移動し、ロックピン32の先端をクランプ本体11の内部に突出させるが、締付可能状態においては、ロックピン32にリンク22が干渉する位置にある(図3)ので、ロックピン32の先端がリンク22の上端側面に押し付けられた状態となってその位置に止まる。この状態から、吊環20を押し下げてLリンク18を介してリンク22を上方に移動させることにより、リンク22の上端側面による位置規制が無くなり、ロックピン32が押しバネ33のバネ力によりさらにクランプ本体11の内部に突出して、リンク22の下縁を係止するので、その下方移動が阻止され、開放ロック状態に維持される。
開放ロック状態から締付可能状態に切り替えるときは、図6の状態にあるロックレバー35を押しバネ33のバネ力に抗して本体板11aから引き離す方向に大きく移動させて、ロックレバーピン36の先端がレバー規制板34を超える位置とした後、いずれかの方向に回転させてその回転角度位置をレバー規制板34と一致させた状態で、ロックレバー35から手を離せば良い。これによりロックレバー35は押しバネ33のバネ力により本体板11aに近付く方向に移動し、ロックレバーピン36の先端がレバー規制板34の係止穴37に入り込んで、締付可能状態が得られる。
以上に本考案の実施形態について詳細に記述したが、本考案はこれに限定されるものではなく、実用新案登録請求の範囲に規定される考案の範囲内において種々多様な変形態様を取り得る。
1 ワーク(シートパイル)
2 継手部
3 スリング
10 シートパイル吊りクランプ
11 クランプ本体
11a,11b 本体板
12 本体ボルト
13 ワーク挿入口
14 カム
15 カムボルト
16 受け部
16a 係止爪
17 ワーク当板
18 Lリンク
19 吊環カシメピン
20 吊環
21 リンクピン
22 リンク
23 リンクカシメピン
24 ロックスプリング
25 スプリングピン
26 スプリングピン
30 切替装置
31 円筒ハウジング
32 ロックピン
33 押しバネ
34 レバー規制板
35 ロックレバー
36 ロックレバーピン
37 係止穴

Claims (2)

  1. シートパイルの継手部が挿入されるワーク挿入口を有するクランプ本体と、ワーク挿入口に出没可能なカムと、ワーク挿入口を挟んでカムと対向する受け部と、吊環と、吊環の動きをカムに伝えるリンク機構とを備え、ワーク挿入口にシートパイルの継手部を挿入した状態でクレーンなどにより吊環を引き上げたときにリンク機構を介してカムをワーク挿入口に突出させることにより吊り荷重に応じた締付力でシートパイルの継手部を把持するように構成されたシートパイル吊りクランプにおいて、ワーク挿入口に挿入されたシートパイルの継手部の先端を係止する係止爪が受け部の先端に設けられることを特徴とするシートパイル吊りクランプ。
  2. クランプ本体のワーク挿入口の奥側に、シートパイルの継手部の外面に当接するワーク当板が設けられることを特徴とする、請求項1記載のシートパイル吊りクランプ。
JP2016000715U 2016-02-17 2016-02-17 シートパイル吊りクランプ Active JP3203965U (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2016000715U JP3203965U (ja) 2016-02-17 2016-02-17 シートパイル吊りクランプ

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2016000715U JP3203965U (ja) 2016-02-17 2016-02-17 シートパイル吊りクランプ

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP3203965U true JP3203965U (ja) 2016-04-28

Family

ID=55803619

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2016000715U Active JP3203965U (ja) 2016-02-17 2016-02-17 シートパイル吊りクランプ

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP3203965U (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN109533954A (zh) * 2019-01-28 2019-03-29 中船华海船用设备有限公司 一种取箱机构及集装箱模拟试验台

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN109533954A (zh) * 2019-01-28 2019-03-29 中船华海船用设备有限公司 一种取箱机构及集装箱模拟试验台
CN109533954B (zh) * 2019-01-28 2024-01-26 中船华海船用设备有限公司 一种取箱机构及集装箱模拟试验台

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US6412849B1 (en) Chuck-free latch assembly
JP3633749B2 (ja) コンテナ連結具
JP5889146B2 (ja) 吊り具
US10179394B2 (en) Toggle clamp with locking mechanism
JP3203965U (ja) シートパイル吊りクランプ
US20200062553A1 (en) Double Locking Hook
CN113851908B (zh) 电缆处理设备用对准方法
KR20210123968A (ko) 견인 고리
US3741600A (en) Safety hook
JP6739236B2 (ja) シートパイル用クランプ
JP6639041B2 (ja) 吊りクランプ
JP2012106830A (ja) 内吊りクランプ
JPH0539188A (ja) 重量物吊上げ用フツク装置
TWI748625B (zh) 具有致動鍵和釋放鍵的水下吊鉤
JP6545049B2 (ja) コンクリート内吊りクランプ
JP3704333B2 (ja) 板材用吊り具
JP2019014589A (ja) 根固ブロック用内吊りクランプ
JP5665346B2 (ja) 角コラム用継手の吊り上げに用いるクランプ
KR102601816B1 (ko) 자동 잠금 해제형 샤클
JP3187044U (ja) 吊りクランプのロック装置
US11773562B2 (en) Pin grabber coupler
JP6317626B2 (ja) 異形ワークの吊りクランプ
JP2001199673A (ja) 重量物吊上げ用フック
JP2005350177A (ja) クランプ
KR200336673Y1 (ko) 수직 클램프

Legal Events

Date Code Title Description
R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 3203965

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250