JPH088337Y2 - チェーンスリングの接続金具 - Google Patents

チェーンスリングの接続金具

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JPH088337Y2
JPH088337Y2 JP4995493U JP4995493U JPH088337Y2 JP H088337 Y2 JPH088337 Y2 JP H088337Y2 JP 4995493 U JP4995493 U JP 4995493U JP 4995493 U JP4995493 U JP 4995493U JP H088337 Y2 JPH088337 Y2 JP H088337Y2
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JP
Japan
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chain
metal fitting
hook
fitting
coupling
Prior art date
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JP4995493U
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JPH0714218U (ja
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豊司 深水
初雄 津山
Original Assignee
昭和機械商事株式会社
イーグルクランプ株式会社
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  • Hooks, Suction Cups, And Attachment By Adhesive Means (AREA)
  • Load-Engaging Elements For Cranes (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本考案は、各種フックや掛止具と
チェーンとを連結するチェーンスリングの接続金具に関
するものである。
【0002】
【従来の技術】重量物を吊り上げたり、懸吊しておく場
合には、多数個のチェーンからなるチェーンスリングが
用いられる。このチェーンスリングは、フック側とチェ
ーンの一端を連結するとともに、掛止具にチェーンの他
端を連結する図6および図7に示すような接続金具を備
えている。図6の接続金具は、フック13側に設ける大
小一対のカップリング16,21と、掛止具であるメイ
ンリンク15側に取り付けるクランプ24とからなり、
チェーン12を介してフック13とメインリンク15と
を接続するようになっている。
【0003】大径カップリング16は、略U字状の第1
の金具17と第2の金具18とからなるもので、各有端
部の一方を係合凹部17a,18aとし、他方を係合凸
部17b,18bとしてこれらに挿通孔を設けている。
そして、第1の金具17をフック13の掛止リング14
に掛止し、第2の金具18を小径カップリング21に掛
止した状態で第1および第2の金具17,18の係合凹
部17a,18aと係合凸部17b,18bとを係合す
る。この後、有端部の間に硬質ゴムからなる抜け止め部
材20を介在させて、各挿通孔に係合ピン19を挿通す
ることにより、第1の金具17と第2の金具18とを接
続する構成となっている。
【0004】小径カップリング21も略U字状で、一対
の金具17,18の各有端部に係合ピン19を挿通する
挿通孔を設けている。この小径カップリング21は、一
方の金具22を第2の金具18に掛止し、他方の金具2
3をチェーン12の端部12aに掛止した状態で、各挿
通孔に係合ピン21aを挿通することにより、一対の金
具17,18を接続するようになっている。
【0005】クランプ24は、略U字状の本体金具25
の有端部に挿通孔を設けたもので、メインリンク15に
本体金具25を掛止し、有端部によりチェーン12の端
部12bを挟んだ状態で挿通孔に係合ピン24aを挿通
してメインリンク15とチェーン12とを接続する。図
7の接続金具は、フック13およびメインリンク15側
に設ける大形のカップリング26と、チェーン12の両
端側12a,12bに取り付ける小形のカップリング2
9とからなり、チェーン12を介してフック13とメイ
ンリンク15とを接続するようになっている。
【0006】大形および小形のカップリング26,29
は、内径のみ異なるが略同形状で、それぞれが略U字状
の第1の金具27,30と第2の金具28,31とから
なり、各有端部の一方を係合凹部とし、他方を係合凸部
としてこれらに挿通孔を設けている。そして、大形カッ
プリング26側の第1の金具27をフック13の掛止リ
ング14に掛止し、第2の金具28を小形カップリング
30に掛止した状態で第1および第2の金具27,28
の係合凹部と係合凸部と係合する。この後、有端部の間
に抜け止め部材を介在させて、各挿通孔に係合ピンを挿
通することにより、第1の金具27と第2の金具28と
を接続する構成になっている。
【0007】また、小形カップリング29側の第2の金
具31をチェーン12に掛止した状態で第1および第2
の金具30,31の係合凹部と係合凸部と係合する。こ
の後、有端部の間に抜け止め部材を介在させて、各挿通
孔に係合ピン29aを挿通することにより、第1の金具
30と第2の金具31とを接続する。この接続は、メイ
ンリンク15側も同様で、大形および小形カップリング
26,29によってチェーン12とメインリンク15と
を接続するものである。
【0008】
【考案が解決しようとする課題】ところで、上記チェー
ンスリングは、重量物を懸吊するフック13の掛止リン
グ14が楕円形のチェーン12よりも大きい外形となっ
ているのが一般であることから、両者12,13を接続
するために2個の接続金具が必要となる問題が残されて
いた。
【0009】即ち、フック13は、引っ掛ける相手の掛
止部分に応じて形成されるが、チェーン12を1個の接
続金具で接続しようとする場合、フック13が大きくな
ればチェーン12の各個もそれに応じて太く形成する必
要がある。しかし、チェーン12は、破断荷重に耐えれ
ばよいので太くする必要性はないが、接続金具を減少さ
せるためにフック13に合わせてチェーン12を大きく
すると、長尺のチェーン12全体が相当な重量となるう
え、使用に際して取扱い上の困難が生じるものである。
【0010】この点から、チェーン12を細いままにし
てフック13のみ大きく形成する結果となり、図6に示
す前者においては、フック13側に大径カップリング1
6が、チェーン12側には小径カップリング21が必要
とされ、また、図7に示す後者にあってはフック13側
に大形カップリング16が、チェーン12側には小形カ
ップリング21がそれぞれ必要となるのである。
【0011】しかしながら、何れもフック13とチェー
ン12との接続に2個のカップリングを要するため、着
脱作業が面倒になるうえ、作業時間も長くなる欠点があ
った。また、部品点数も増加することから、制作費が高
価になっていた。本考案は、上記課題を解決することを
目的としている。
【0012】
【課題を解決するための手段】本考案においては、上記
目的を達成するため、フックまたは掛止具に連結される
第1の金具をチェーンに連結される第2の金具よりも大
径の略U字状に形成し、前記第1の金具の有端部の一方
を他方よりも短く形成し、この一方の有端部に支軸を介
して連結部材を回動自在に取り付け、この連結部材の先
端部と他方の有端部との間隔は、前記第2の金具の有端
部間に合わせて幅狭とし、前記先端部と第1の金具およ
び第2の金具の各有端部に挿通孔を設け、これら挿通孔
に挿通されて第1の金具と第2の金具とを接続する係合
ピンを備えたことを特徴とする。
【0013】
【作用】フックにチェーンを連結する場合、まず、この
チェーンに第2の金具を連結しておく。つぎに、第1の
金具の連結部材を外方に回動させると、この連結部材の
先端部と他方の有端部との間が大きく開口をする。そし
て、この開口からフックの掛止リングを通して第1の金
具内に収容する。
【0014】続いて、第1の金具の有端部に第2の金具
の有端部を臨ませ、連結部材を内方に回動させる。する
と、第1の金具は、他方の有端部と連結部材の先端部と
の幅が、幅狭の第2の金具の有端部間の幅と等しくな
る。この状態で、先端部と各有端部とに設けた挿通孔に
係合ピンを挿通すると、径の異なる第1および第2の金
具によりフックとチェーンとが接続される。
【0015】このように、フックの連結時には連結部材
を回動させて大きな開口を形成することができるので、
チェーンが細くてフックまたは掛止具が大きい場合であ
っても容易に接続することが可能となり、従来のように
これらの間を連結する複数の金具を要せず1個で済む。
【0016】
【実施例】以下、本考案の一実施例について、図を参照
しながら説明する。図1はチェーンスリングの接続金具
の全体構成図である。このチェーンスリングの接続金具
1は、第1のカップリング(第1の金具)2、第2のカ
ップリング(第2の金具)3および係合ピン4を備えた
もので、フック13とメインリンク(掛止具)とをチェ
ーン12の両端12a,12bに接続するための接続用
具として用いられる。
【0017】第1のカップリング2は略U字状で、有端
部の一方6を他方5よりも短く形成し、この一方の有端
部6に連結部材7を取り付けている。この連結部材7
は、基端7aに軸孔を形成しており、前記有端部6の先
端に設けた軸孔に挿通される支軸8を介して回動自在に
軸支されている。この支軸8は軸孔に挿通された後、頭
部がカシメられて抜け落ちが防止される。
【0018】また、連結部材7の先端部7bは係合凹部
7cとする一方、他方の有端部5を係合凸部5aとして
おり、連結部材7を回動して両者を平行にしたときの間
隔は幅狭で、第2のカップリング2の有端部9,10側
に臨ませたときに適合する幅となしている。
【0019】さらに、連結部材7を仮想線の如く外方に
回動したとき、大きい開口を生じさせて、相当な太さに
形成されたフック13の掛止リング14やメインリンク
15等を容易に通過可能としている。なお、係合凹部7
cおよび係合凸部5aには、係合ピン14を挿通するた
めの挿通孔を設けている。
【0020】第2のカップリング3は、前記第1のカッ
プリング2よりも小径のU字状で、チェーン12が掛止
されるようになっており、一方の有端部9に係合凹部9
aが、他方の有端部10に係合凸部10aがそれぞれ形
成されている。これら係合凹部9aおよび係合凸部10
aには、挿通孔を設けており、第1のカップリング2の
係合凹部7cと係合凸部5aとに係合した状態で挿通孔
に係合ピン4を挿通し、両カップリング2,3を一体的
に連結する。
【0021】前記係合ピン4は、中央に段差部4aを形
成しており、この段差部4aにステンレス製のバネ材を
介在させている(図示省略)。そして、この係合ピン4
には、筒状で硬質ゴムからなる抜止め部材11が挿通さ
れ、バネ材によって嵌着されることにより抜止めの防止
を図るようになっている。なお、この係合ピン4および
前記両カップリング2,3は、合金鋼を用いて形成され
る。
【0022】次に、この接続カップリングにより、フッ
クとメインリンクとをチェーンの両端に接続する場合に
ついて説明する。まず、フック13をチェーン12に連
結する場合は、このチェーン12の端部12aに第2の
カップリング3を掛止しておく。つぎに、第1のカップ
リング2の連結部材7を外方に回動させ、この連結部材
7の先端部7bと他方の有端部5との間を大きく開口さ
せる。そして、この開口からフック13の掛止リング1
4を通して第1のカップリング2内に収容する。
【0023】続いて、第1のカップリング2の有端部
5,7bに第2のカップリング3の有端部9,10を臨
ませ、連結部材7を内方に回動させる。これにより、第
1のカップリング2は、他方の有端部5と連結部材7の
先端部7bとの幅が、幅狭の第2のカップリング3の有
端部9,10間の幅と等しくなる。この状態で、第1お
よび第2のカップリング2,3の係合凹部7b,9aと
係合凸部5a,10aとを係合する。この後、有端部
7,9の間に抜け止め部材11を介在させて、有端部9
側の挿通孔から係合ピン4を挿通すると、径の異なる第
1および第2のカップリング2,3によりフック13と
チェーン12とが接続される。
【0024】次に、メインリンク15をチェーン12に
連結する場合についても、このチェーン12の端部12
bに第2のカップリング3を掛止しておき、フック13
の際と同様に連結部材7を回動させて第1のカップリン
グ2にメインリンク15を収容した後、挿通孔に係合ピ
ン4を挿通して第1および第2のカップリング2,3に
よりメインリンク15とチェーン12とを接続する。
【0025】このように、フック13とメインリンク1
5との連結時には、第1のカップリング2の連結部材7
を回動させて大きな開口を形成することができるので、
チェーン12が細くてフック13やメインリンク15が
太い場合であっても容易に接続することが可能となる。
また、これら三者12,13,15を連結するために、
一対のカップリング2,3からなる接続金具1を2個使
用するだけでよいから従来の半分の個数で済む。
【0026】
【考案の効果】以上のように本考案は、フックや掛止具
とチェーンとを接続する場合、連結部材を回動させて大
きな開口を形成することができるので、チェーンが細く
てフックまたは掛止具が大きい場合であっても容易に接
続することが可能となる。このため、従来の半分の個数
で済むから、着脱作業が容易になるとともに作業時間も
短縮される。また、部品点数も少なくなるので、制作費
が低廉になる利点がある。さらに、フックの太さに合わ
せてチェーンを形成する必要もないから、チェーン全体
が相当の重量になる問題や取扱い上の困難さも解消する
といった効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の実施例に係るチェーンスリングの接続
金具を示す全体構成図である。
【図2】図1のチェーンスリングの接続金具を示す斜視
図である。
【図3】接続金具の平面図である。
【図4】接続金具の側面図である。
【図5】係止ピンの説明図である。
【図6】従来のチェーンスリングの接続金具を示す全体
構成図である。
【図7】従来の他のチェーンスリングの接続金具を示す
全体構成図である。
【符号の説明】
2 第1の金具 3 第2の金具 4 係合ピン 8 支軸 12 チェーン 13 フック 15 掛止具

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 フックまたは掛止具に連結される第1の
    金具をチェーンに連結される第2の金具よりも大径の略
    U字状に形成し、前記第1の金具の有端部の一方を他方
    よりも短く形成し、この一方の有端部に支軸を介して連
    結部材を回動自在に取り付け、この連結部材の先端部と
    他方の有端部との間隔は、前記第2の金具の有端部間に
    合わせて幅狭とし、前記先端部と第1の金具および第2
    の金具の各有端部に挿通孔を設け、これら挿通孔に挿通
    されて第1の金具と第2の金具とを接続する係合ピンを
    備えたチェーンスリングの接続金具。
JP4995493U 1993-08-19 1993-08-19 チェーンスリングの接続金具 Expired - Lifetime JPH088337Y2 (ja)

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JPH0714218U JPH0714218U (ja) 1995-03-10
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