JPH0714218U - チェーンスリングの接続金具 - Google Patents
チェーンスリングの接続金具Info
- Publication number
- JPH0714218U JPH0714218U JP4995493U JP4995493U JPH0714218U JP H0714218 U JPH0714218 U JP H0714218U JP 4995493 U JP4995493 U JP 4995493U JP 4995493 U JP4995493 U JP 4995493U JP H0714218 U JPH0714218 U JP H0714218U
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- JP
- Japan
- Prior art keywords
- metal fitting
- chain
- hook
- fitting
- coupling
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Granted
Links
Landscapes
- Load-Engaging Elements For Cranes (AREA)
- Hooks, Suction Cups, And Attachment By Adhesive Means (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 フックの太さに関係なくチェーンとの接続が
可能で、構成も簡単なチェーンスリングの接続金具を提
供する。 【構成】 フック13または掛止具15に連結される第
1の金具2をチェーン12に連結される第2の金具3よ
りも大径の略U字状に形成し、前記第1の金具2の有端
部の一方6を他方5よりも短く形成し、この一方の有端
部6に支軸8を介して連結部材7を回動自在に取り付
け、この連結部材7の先端部7bと他方の有端部5との
間隔は、前記第2の金具3の有端部9,10間に合わせ
て幅狭とし、前記先端部7bと第1の金具2および第2
の金具3の各有端部5,9,10に挿通孔を設け、これ
ら挿通孔に挿通されて第1の金具2と第2の金具3とを
接続する係合ピン4を備えたことを特徴とする。
可能で、構成も簡単なチェーンスリングの接続金具を提
供する。 【構成】 フック13または掛止具15に連結される第
1の金具2をチェーン12に連結される第2の金具3よ
りも大径の略U字状に形成し、前記第1の金具2の有端
部の一方6を他方5よりも短く形成し、この一方の有端
部6に支軸8を介して連結部材7を回動自在に取り付
け、この連結部材7の先端部7bと他方の有端部5との
間隔は、前記第2の金具3の有端部9,10間に合わせ
て幅狭とし、前記先端部7bと第1の金具2および第2
の金具3の各有端部5,9,10に挿通孔を設け、これ
ら挿通孔に挿通されて第1の金具2と第2の金具3とを
接続する係合ピン4を備えたことを特徴とする。
Description
【0001】
本考案は、各種フックや掛止具とチェーンとを連結するチェーンスリングの接 続金具に関するものである。
【0002】
重量物を吊り上げたり、懸吊しておく場合には、多数個のチェーンからなるチ ェーンスリングが用いられる。このチェーンスリングは、フック側とチェーンの 一端を連結するとともに、掛止具にチェーンの他端を連結する図6および図7に 示すような接続金具を備えている。 図6の接続金具は、フック13側に設ける大小一対のカップリング16,21 と、掛止具であるメインリンク15側に取り付けるクランプ24とからなり、チ ェーン12を介してフック13とメインリンク15とを接続するようになってい る。
【0003】 大径カップリング16は、略U字状の第1の金具17と第2の金具18とから なるもので、各有端部の一方を係合凹部17a,18aとし、他方を係合凸部1 7b,18bとしてこれらに挿通孔を設けている。そして、第1の金具17をフ ック13の掛止リング14に掛止し、第2の金具18を小径カップリング21に 掛止した状態で第1および第2の金具17,18の係合凹部17a,18aと係 合凸部17b,18bとを係合する。 この後、有端部の間に硬質ゴムからなる抜け止め部材20を介在させて、各挿 通孔に係合ピン19を挿通することにより、第1の金具17と第2の金具18と を接続する構成となっている。
【0004】 小径カップリング21も略U字状で、一対の金具17,18の各有端部に係合 ピン19を挿通する挿通孔を設けている。この小径カップリング21は、一方の 金具22を第2の金具18に掛止し、他方の金具23をチェーン12の端部12 aに掛止した状態で、各挿通孔に係合ピン21aを挿通することにより、一対の 金具17,18を接続するようになっている。
【0005】 クランプ24は、略U字状の本体金具25の有端部に挿通孔を設けたもので、 メインリンク15に本体金具25を掛止し、有端部によりチェーン12の端部1 2bを挟んだ状態で挿通孔に係合ピン24aを挿通してメインリンク15とチェ ーン12とを接続する。 図7の接続金具は、フック13およびメインリンク15側に設ける大形のカッ プリング26と、チェーン12の両端側12a,12bに取り付ける小形のカッ プリング29とからなり、チェーン12を介してフック13とメインリンク15 とを接続するようになっている。
【0006】 大形および小形のカップリング26,29は、内径のみ異なるが略同形状で、 それぞれが略U字状の第1の金具27,30と第2の金具28,31とからなり 、各有端部の一方を係合凹部とし、他方を係合凸部としてこれらに挿通孔を設け ている。 そして、大形カップリング26側の第1の金具27をフック13の掛止リング 14に掛止し、第2の金具28を小形カップリング30に掛止した状態で第1お よび第2の金具27,28の係合凹部と係合凸部と係合する。この後、有端部の 間に抜け止め部材を介在させて、各挿通孔に係合ピンを挿通することにより、第 1の金具27と第2の金具28とを接続する構成になっている。
【0007】 また、小形カップリング29側の第2の金具31をチェーン12に掛止した状 態で第1および第2の金具30,31の係合凹部と係合凸部と係合する。この後 、有端部の間に抜け止め部材を介在させて、各挿通孔に係合ピン29aを挿通す ることにより、第1の金具30と第2の金具31とを接続する。 この接続は、メインリンク15側も同様で、大形および小形カップリング26 ,29によってチェーン12とメインリンク15とを接続するものである。
【0008】
ところで、上記チェーンスリングは、重量物を懸吊するフック13の掛止リン グ14が楕円形のチェーン12よりも大きい外形となっているのが一般であるこ とから、両者12,13を接続するために2個の接続金具が必要となる問題が残 されていた。
【0009】 即ち、フック13は、引っ掛ける相手の掛止部分に応じて形成されるが、チェ ーン12を1個の接続金具で接続しようとする場合、フック13が大きくなれば チェーン12の各個もそれに応じて太く形成する必要がある。しかし、チェーン 12は、破断荷重に耐えればよいので太くする必要性はないが、接続金具を減少 させるためにフック13に合わせてチェーン12を大きくすると、長尺のチェー ン12全体が相当な重量となるうえ、使用に際して取扱い上の困難が生じるもの である。
【0010】 この点から、チェーン12を細いままにしてフック13のみ大きく形成する結 果となり、図6に示す前者においては、フック13側に大径カップリング16が 、チェーン12側には小径カップリング21が必要とされ、また、図7に示す後 者にあってはフック13側に大形カップリング16が、チェーン12側には小形 カップリング21がそれぞれ必要となるのである。
【0011】 しかしながら、何れもフック13とチェーン12との接続に2個のカップリン グを要するため、着脱作業が面倒になるうえ、作業時間も長くなる欠点があった 。また、部品点数も増加することから、制作費が高価になっていた。 本考案は、上記課題を解決することを目的としている。
【0012】
本考案においては、上記目的を達成するため、フックまたは掛止具に連結され る第1の金具をチェーンに連結される第2の金具よりも大径の略U字状に形成し 、前記第1の金具の有端部の一方を他方よりも短く形成し、この一方の有端部に 支軸を介して連結部材を回動自在に取り付け、この連結部材の先端部と他方の有 端部との間隔は、前記第2の金具の有端部間に合わせて幅狭とし、前記先端部と 第1の金具および第2の金具の各有端部に挿通孔を設け、これら挿通孔に挿通さ れて第1の金具と第2の金具とを接続する係合ピンを備えたことを特徴とする。
【0013】
フックにチェーンを連結する場合、まず、このチェーンに第2の金具を連結し ておく。つぎに、第1の金具の連結部材を外方に回動させると、この連結部材の 先端部と他方の有端部との間が大きく開口をする。そして、この開口からフック の掛止リングを通して第1の金具内に収容する。
【0014】 続いて、第1の金具の有端部に第2の金具の有端部を臨ませ、連結部材を内方 に回動させる。すると、第1の金具は、他方の有端部と連結部材の先端部との幅 が、幅狭の第2の金具の有端部間の幅と等しくなる。この状態で、先端部と各有 端部とに設けた挿通孔に係合ピンを挿通すると、径の異なる第1および第2の金 具によりフックとチェーンとが接続される。
【0015】 このように、フックの連結時には連結部材を回動させて大きな開口を形成する ことができるので、チェーンが細くてフックまたは掛止具が大きい場合であって も容易に接続することが可能となり、従来のようにこれらの間を連結する複数の 金具を要せず1個で済む。
【0016】
以下、本考案の一実施例について、図を参照しながら説明する。 図1はチェーンスリングの接続金具の全体構成図である。このチェーンスリン グの接続金具1は、第1のカップリング(第1の金具)2、第2のカップリング (第2の金具)3および係合ピン4を備えたもので、フック13とメインリンク (掛止具)とをチェーン12の両端12a,12bに接続するための接続用具と して用いられる。
【0017】 第1のカップリング2は略U字状で、有端部の一方6を他方5よりも短く形成 し、この一方の有端部6に連結部材7を取り付けている。この連結部材7は、基 端7aに軸孔を形成しており、前記有端部6の先端に設けた軸孔に挿通される支 軸8を介して回動自在に軸支されている。この支軸8は軸孔に挿通された後、頭 部がカシメられて抜け落ちが防止される。
【0018】 また、連結部材7の先端部7bは係合凹部7cとする一方、他方の有端部5を 係合凸部5aとしており、連結部材7を回動して両者を平行にしたときの間隔は 幅狭で、第2のカップリング2の有端部9,10側に臨ませたときに適合する幅 となしている。
【0019】 さらに、連結部材7を仮想線の如く外方に回動したとき、大きい開口を生じさ せて、相当な太さに形成されたフック13の掛止リング14やメインリンク15 等を容易に通過可能としている。なお、係合凹部7cおよび係合凸部5aには、 係合ピン14を挿通するための挿通孔を設けている。
【0020】 第2のカップリング3は、前記第1のカップリング2よりも小径のU字状で、 チェーン12が掛止されるようになっており、一方の有端部9に係合凹部9aが 、他方の有端部10に係合凸部10aがそれぞれ形成されている。これら係合凹 部9aおよび係合凸部10aには、挿通孔を設けており、第1のカップリング2 の係合凹部7cと係合凸部5aとに係合した状態で挿通孔に係合ピン4を挿通し 、両カップリング2,3を一体的に連結する。
【0021】 前記係合ピン4は、中央に段差部4aを形成しており、この段差部4aにステ ンレス製のバネ材を介在させている(図示省略)。そして、この係合ピン4には 、筒状で硬質ゴムからなる抜止め部材11が挿通され、バネ材によって嵌着され ることにより抜止めの防止を図るようになっている。なお、この係合ピン4およ び前記両カップリング2,3は、合金鋼を用いて形成される。
【0022】 次に、この接続カップリングにより、フックとメインリンクとをチェーンの両 端に接続する場合について説明する。 まず、フック13をチェーン12に連結する場合は、このチェーン12の端部 12aに第2のカップリング3を掛止しておく。つぎに、第1のカップリング2 の連結部材7を外方に回動させ、この連結部材7の先端部7bと他方の有端部5 との間を大きく開口させる。そして、この開口からフック13の掛止リング14 を通して第1のカップリング2内に収容する。
【0023】 続いて、第1のカップリング2の有端部5,7bに第2のカップリング3の有 端部9,10を臨ませ、連結部材7を内方に回動させる。これにより、第1のカ ップリング2は、他方の有端部5と連結部材7の先端部7bとの幅が、幅狭の第 2のカップリング3の有端部9,10間の幅と等しくなる。 この状態で、第1および第2のカップリング2,3の係合凹部7b,9aと係 合凸部5a,10aとを係合する。この後、有端部7,9の間に抜け止め部材1 1を介在させて、有端部9側の挿通孔から係合ピン4を挿通すると、径の異なる 第1および第2のカップリング2,3によりフック13とチェーン12とが接続 される。
【0024】 次に、メインリンク15をチェーン12に連結する場合についても、このチェ ーン12の端部12bに第2のカップリング3を掛止しておき、フック13の際 と同様に連結部材7を回動させて第1のカップリング2にメインリンク15を収 容した後、挿通孔に係合ピン4を挿通して第1および第2のカップリング2,3 によりメインリンク15とチェーン12とを接続する。
【0025】 このように、フック13とメインリンク15との連結時には、第1のカップリ ング2の連結部材7を回動させて大きな開口を形成することができるので、チェ ーン12が細くてフック13やメインリンク15が太い場合であっても容易に接 続することが可能となる。また、これら三者12,13,15を連結するために 、一対のカップリング2,3からなる接続金具1を2個使用するだけでよいから 従来の半分の個数で済む。
【0026】
以上のように本考案は、フックや掛止具とチェーンとを接続する場合、連結部 材を回動させて大きな開口を形成することができるので、チェーンが細くてフッ クまたは掛止具が大きい場合であっても容易に接続することが可能となる。この ため、従来の半分の個数で済むから、着脱作業が容易になるとともに作業時間も 短縮される。また、部品点数も少なくなるので、制作費が低廉になる利点がある 。さらに、フックの太さに合わせてチェーンを形成する必要もないから、チェー ン全体が相当の重量になる問題や取扱い上の困難さも解消するといった効果があ る。
【図1】本考案の実施例に係るチェーンスリングの接続
金具を示す全体構成図である。
金具を示す全体構成図である。
【図2】図1のチェーンスリングの接続金具を示す斜視
図である。
図である。
【図3】接続金具の平面図である。
【図4】接続金具の側面図である。
【図5】係止ピンの説明図である。
【図6】従来のチェーンスリングの接続金具を示す全体
構成図である。
構成図である。
【図7】従来の他のチェーンスリングの接続金具を示す
全体構成図である。
全体構成図である。
2 第1の金具 3 第2の金具 4 係合ピン 8 支軸 12 チェーン 13 フック 15 掛止具
Claims (1)
- 【請求項1】 フックまたは掛止具に連結される第1の
金具をチェーンに連結される第2の金具よりも大径の略
U字状に形成し、前記第1の金具の有端部の一方を他方
よりも短く形成し、この一方の有端部に支軸を介して連
結部材を回動自在に取り付け、この連結部材の先端部と
他方の有端部との間隔は、前記第2の金具の有端部間に
合わせて幅狭とし、前記先端部と第1の金具および第2
の金具の各有端部に挿通孔を設け、これら挿通孔に挿通
されて第1の金具と第2の金具とを接続する係合ピンを
備えたチェーンスリングの接続金具。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP4995493U JPH088337Y2 (ja) | 1993-08-19 | 1993-08-19 | チェーンスリングの接続金具 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP4995493U JPH088337Y2 (ja) | 1993-08-19 | 1993-08-19 | チェーンスリングの接続金具 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0714218U true JPH0714218U (ja) | 1995-03-10 |
JPH088337Y2 JPH088337Y2 (ja) | 1996-03-06 |
Family
ID=12845439
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP4995493U Expired - Lifetime JPH088337Y2 (ja) | 1993-08-19 | 1993-08-19 | チェーンスリングの接続金具 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH088337Y2 (ja) |
-
1993
- 1993-08-19 JP JP4995493U patent/JPH088337Y2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH088337Y2 (ja) | 1996-03-06 |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
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