JP3512341B2 - チェーンスリング用結合金具 - Google Patents

チェーンスリング用結合金具

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Description

【発明の詳細な説明】 【0001】 【発明の属する技術分野】本発明は、チェーンスリング
用結合金具に関するものである。さらに詳しくは、本発
明は、重量物を安全に吊り上げて移動するために用いら
れるチェーンスリング用結合金具に関するものである。 【0002】 【従来の技術】従来より、工場、倉庫および建設現場な
どにおいては、重量物を吊り上げて、目的の場所に移動
させる作業工程において、チェーンスリングの下端を物
体に連結し、チェーンスリングの上端をクレーンなどの
吊り上げ移動手段と連結して、物体を吊り上げて移動さ
せる方法が用いられている。 【0003】このようなチェーンスリングの1例は、例
えば図3(A)(B)に例示されているように、リンク
(52)、チェーン(50)、クレーンなどの吊り上げ
移動手段に直接取り付けるためのマスターリンク(5
1)、および、移動物体を係着するためのフック(5
3)から構成されている。そして、このようなチェーン
スリングにおいては、チェーン(50)とマスターリン
ク(51)とを連結するために、および、チェーン(5
0)とフック(53)とを連結するために、またはチェ
ーン(50)と任意の吊り金具とを連結するために、2
個のU型金具(54)からなる結合金具が用いられてい
る。 【0004】この2個のU型金具(54)からなる結合
金具は、吊り上げ移動物体の重量に耐えるために、十分
な強度を備える必要があり、さらに、このU型金具の組
立操作を容易に行うために、簡便性をも要求されてお
り、数多くの工夫がなされてきた。例えば、実開昭59
−11937号および特公昭63−35861号に開示
されている結合金具は、図4に例示したように、2個の
U型金具(54)両端の差込み腕(55)と溝形腕(5
6)とを相互に嵌合し、かつ各U型金具(54)におけ
る腕の間に、環状突条を備えている筒状スペーサ(5
7)介在させ、長手方向の中央部の外周に環状溝を備え
たピン(58)を、前記各U型金具の両腕に設けられた
ピン孔(59)と前記の筒状スペーサ(57)に挿通
し、前記環状突条を環状溝に嵌合させ、その筒状スペー
サ(57)によりピンの抜けだしを防止している。 【0005】特に、特公昭63−35861に開示され
ている結合金具においては、筒状スペーサ(57)を各
U型金具(54)における差込み腕(55)と溝形腕
(56)の間の所定位置に保持した状態で、ピン(5
8)を各U型金具の両腕のピン孔(59)および筒状ス
ペーサ(57)に嵌挿する操作を行わなければならない
といった組立操作の煩雑性を防止するために、前記ピン
(58)の中間部に設けられた小径部(61)にU型金
具の腕のピン孔(59)の径よりも僅かに大きい外形を
有するバネカラー(60)が嵌合され、そのバネカラー
(60)の内面と前記小径部(61)との間に間隙を設
け、バネカラー(60)を各U型金具の端部間に介在し
た構成としている。 【0006】そして、このような結合金具により、結合
金具を組み立てる際には、2個のU型金具の各腕のピン
孔を合致した状態で、ピン孔にピンを挿嵌することによ
り簡便に組み立てできる構成となっている。 【0007】 【発明が解決しようとする課題】しかしながら、このよ
うに従来の結合金具においては、吊り上げ移動物体の重
量に十分耐えるための強度性については、未だ十分には
改善されていない。すなわち具体的には、例えば図5に
示したように、チェーンを構成する楕円形のリンク(5
2)の内長径D、そのリンク(52)の部材径d1 、お
よび、U型金具(54)の端部の横長d2 の間には、ク
リアランスD−d1 がU型金具(54)の端部の横長d
2 よりも大きい、すなわち、 D−d1 >d2 D>d2 +d1 ───(1) の関係が成り立つ場合のみに、U型金具(54)をチェ
ーンを構成するリンク(52)内に挿入することができ
る。例えばこの図5においては、前記式(1)の関係が
成り立っていないため、U型金具(54)をリンク(5
2)に挿入できないことを示している。 【0008】そして、チェーンを構成するリンク(5
2)の内長径Dおよび部材径d1 は、規格(D=3
1)により規定されているため、U型金具(54)の
端部の横長d2 を調整することによって、前記の式
(1)の関係を満足させている。しかしながら、最近に
おいては、高強度チェーン使用によるチェーンのリンク
の小型化が図られ、使用荷重当りのクリアランス(D−
1)も小さくなり、前記式(1)を満足するために
は、自ずとU型金具(54)の端部の横長d2 を小さく
する必要があった。 【0009】したがって、チェーンのリンク部材径自体
の強度を向上させ小型化させると、結合金具の部分も小
型化が必要となり、また、チェーンのリンクと比べて、
形状が複雑な結合金具の強度アップは困難なために、逆
に強度が減少し、チェーンスリング全体の強度を向上さ
せることが困難になっている。本発明は、上記した従来
技術の欠点を鑑みてなされたものであり、チェーンを構
成するリンクを小さくしても、容易かつ確実に任意の吊
り金具にチェーンを連結する結合金具に連結でき、か
つ、チェーンスリング全体の強度を向上させることを可
能とするチェーンスリング用結合金具を提供する。 【0010】 【課題を解決するための手段】本発明は上記の課題を解
決するため、上部に差込み腕と溝形腕を有するH型金具
とU型金具とからなるチェーンスリング用結合金具であ
って、H型金具の上部は、U型金具の差込み腕と溝形腕
と相互に嵌合し、ロードピンにより任意の吊り金具に挿
通したU型金具と一体的に係着し、H型金具の下部は、
中央にチェーンを構成するリンク端部を嵌合するための
チェーン嵌合溝を備え、チェーン係止ピンによりリンク
を軸支したことを特徴とするチェーンスリング用結合金
具である。 【0011】本発明によれば、チェーンを結合金具に係
着する場合に、チェーンのリンクの端部をH型金具の下
部に設けたチェーン嵌合溝に嵌合し、H型金具の腕部に
設けたチェーンピン孔にチェーン係止ピンを嵌着して、
チェーンのリンクを軸着するので、チェーンを構成する
リンクが小型化されても、確実に結合金具に係着するこ
とができ、チェーンスリングの強度を向上することがで
きる。 【0012】 【発明の実施の形態】本発明の請求項1に記載の発明
は、上部に差込み腕と溝形腕を有するH型金具とU型金
具とからなるチェーンスリング用結合金具であって、H
型金具の上部は、U型金具の差込み腕と溝形腕と相互に
嵌合し、ロードピンにより任意の吊り金具に挿通したU
型金具と一体的に係着し、H型金具の下部は、中央にチ
ェーンを構成するリンク端部を嵌合するためのチェーン
嵌合溝を備え、チェーン係止ピンによりリンクを軸支し
たことを特徴とするものであり、この特徴によって、チ
ェーンを結合金具に係着する場合に、チェーンのリンク
の端部をH型金具の下部に設けたチェーン嵌合溝に嵌合
し、H型金具の腕部に設けたチェーンピン孔にチェーン
係止ピンを嵌着してチェーンのリンクを装着するので、
チェーンを構成するリンクが小型化されても、確実に結
合金具に係着することができ、チェーンスリングの強度
を向上することができる。 【0013】なお、H型金具にチェーンを軸着後、U型
金具を吊り金具に挿通してロードピンによりU型金具と
H型金具を一体化してもよい。以下、本発明の実施例を
図面を参照して説明する。 【0014】 【実施例】図1には本発明のチェーンスリング用結合金
具が示されており、本発明の結合金具は、H型金具
(1)とU型金具(2)とから構成され、H型金具
(1)の上部はU型金具と連結し、下部はチェーンを構
成するリンク(9)と連結する。U型金具(2)とH型
金具(1)はそれぞれ差込み腕(7)とこの差込み腕
(7)が嵌合する溝形腕(8)を有し、H型金具(1)
の上部はU型金具(2)の差込み腕(7)と溝形腕
(8)と相互に嵌合し、U型金具(2)とH型金具
(1)との両腕に設けられたロードピン孔(11)にロ
ードピン(4)を挿通してU型金具(2)と連結する。
このとき、バネカラー(5)をロードピン(4)の中央
部付近に配置し、ロードピン(4)の抜けを防止しても
よい。 【0015】一方、H型金具(1)の下部には、中央に
チェーンを構成するリンク(9)の端部を嵌合するチェ
ーン嵌合溝(10)を備え、H型金具(1)の両腕に設
けられたチェーンピン孔(12)にチェーン係止ピン
(3)を挿通し、チェーン係止ピン(3)でチェーンを
構成するリンク(9)を軸支し、H型金具(1)と連結
する。 【0016】このとき、スプリンクピン(6)をH型金
具(1)とチェーン係止ピン(3)に貫挿してチェーン
係止ピン(3)の抜けを防止してもよい。そして、本発
明においては、H型金具の構造として、例えば図2に例
示したように、その上部両端には差込み腕(7)と溝形
腕(8)を、H型金具の下部両端には腕部(15)を、
中央部にはリンク(9)の端部が嵌入するチェーン嵌合
溝(10)を備えている。 【0017】また、腕部(15)内にはチェーンピン孔
(12)を設け、チェーン嵌合溝(10)に嵌入したリ
ンク(9)をチェーン係止ピン(3)を介してH型金具
(1)に連結する。以上説明した通り、チェーンを結合
金具に係着する場合に、チェーンのリンク(9)の端部
をH型金具(1)の下部に設けたチェーン嵌合溝(1
0)に嵌合し、H型金具(1)の腕部(15)に設けた
チェーンピン孔(12)にチェーン係止ピン(3)を関
着することによって、チェーンをチェーン係止ピン
(3)により軸支し、結合金具に係着する。 【0018】 【発明の効果】以上詳しく説明したように、本発明によ
れば、チェーンを任意の吊り金具に連結する結合金具に
係着する場合に、チェーンを構成するリンクの部材径が
大きい場合でも、H型金具のチェーン嵌合溝にリンクの
端部を嵌合し、チェーン係止ピンにより軸支し、結合金
具に係着することができるので、チェーンを構成するリ
ンクの部材径が大きくても、確実かつ容易に結合金具に
係着することができ、チェーンスリング全体の強度を向
上させることを可能とする。
【図面の簡単な説明】 【図1】(A)、(B)はこの発明を示した概略図であ
り、(A)はその正面図、(B)はその側面図である。 【図2】この発明の一部のH型金具を示した拡大図であ
る。 【図3】(A)、(B)は従来のチェーンスリングを示
した概略図であり、(A)はその側面図、(B)はその
正面図である。この発明の原理を示した拡大図である。 【図4】従来のチェーンスリング用結合金具を示した概
略図である。 【図5】従来のチェーンスリング用結合金具とリンクと
の結合部を示した概略図である。 【符号の説明】 1 H型金具 2 U型金具 3 チェーン係止ピン 4 ロードピン 5 バネカラー 6 スプリンクピン 7 差込み腕 8 溝形腕 9 リンク 10 チェーン嵌合溝 11 ロードピン孔 12 チェーンピン孔 15 腕部 50 チェーン 51 マスターリンク 52 リンク 53 フック 54 U型金具 55 差込み腕 56 溝形腕 57 筒状スペーサ 58 ピン 59 ピン孔 60 バネカラー 61 小径部
フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) F16G 13/00 - 17/00 F16B 45/00 - 47/00 B66C 1/00 - 3/20

Claims (1)

  1. (57)【特許請求の範囲】 【請求項1】 上部に差込み腕と溝形腕を有するH型金
    具とU型金具とからなるチェーンスリング用結合金具で
    あって、H型金具の上部は、U型金具の差込み腕と溝形
    腕と相互に嵌合し、ロードピンによりU型金具と一体的
    に係着し、H型金具の下部両端には、チェーン係止ピン
    を軸支するチェーンピン孔を有する腕部を、中央に
    ェーンを構成するリンク端部を嵌合するためのチェーン
    嵌合溝を備え、チェーン係止ピンによりリンクを軸着し
    たことを特徴とするチェーンスリング用結合金具。
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