JP3070854U - 蓋体の吊り上げ装置 - Google Patents

蓋体の吊り上げ装置

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JP3070854U
JP3070854U JP2000000574U JP2000000574U JP3070854U JP 3070854 U JP3070854 U JP 3070854U JP 2000000574 U JP2000000574 U JP 2000000574U JP 2000000574 U JP2000000574 U JP 2000000574U JP 3070854 U JP3070854 U JP 3070854U
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真二 野島
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伊藤鉄工株式会社
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 蓋体への吊り手の取り付けを容易かつ安全に
行う。 【構成】 蓋体10の取り付け口11に差し込む吊り手
20の掛け止め部21と吊り手を吊る装置へ取り付ける
ための掛け吊り部22とを連絡する軸部23を設け、同
軸部23に環状部材24を嵌め込むとともに、同環状部
材24を掛け止め部21の方向へ加圧するばね25を設
け、掛け止め部21を取り付け口11に差し込んで取り
付け口11から抜け出さない位置へ動かしたときに、環
状部材24によって蓋体上面を加圧し、吊り手20を自
立可能に形成する。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【考案の属する技術分野】
本考案は蓋体に設けられている取り付け口に、吊り手の掛け止め部を差し込ん で蓋体を吊り上げる蓋体の吊り上げ装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
マンホール鉄蓋類の中には大型、大重量のために、最早や人力では開閉できな いものがあり、それらは従来、ホイストやクレーンのような荷役機械を用いて開 閉作業を行ってきた。その際、蓋体の側には吊り手を取り付けなければならない が、例えばフックを蓋体の孔などに差し込んで引っ掛けるような従来のものは、 掛けたフックが外れるおそれがあり、危険である。また、フックを立てておくこ とができないため、機械側の部材をフックに取り付けるまでの間誰かが持ってい る必要があり、作業性が良くないという問題があった。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】
本考案は前記のような点に着目してなされたもので、その課題は、蓋体の吊り 上げの際に、蓋体への吊り手の取り付けが容易かつ安全に行えるようにすること である。
【0004】
【課題を解決するための手段】
前記の課題を解決するため、本考案は、蓋体の取り付け口に差し込む吊り手の 掛け止め部と吊り手を吊る装置へ取り付けるための掛け吊り部とを連絡する軸部 を設け、同軸部に環状部材を嵌め込むとともに、同環状部材を掛け止め部の方向 へ加圧するばねを取り付け、掛け止め部を取り付け口に差し込んで取り付け口か ら抜け出さない位置へ動かしたときに、環状部材によって蓋体上面を加圧し、吊 り手を自立可能に形成するという手段を講じたものである。
【0005】
【考案の実施の形態】 本考案は重量物である蓋体を開閉等のために吊り上げる装置であり、そのため に、蓋体に設けられている取り付け口に、吊り手の掛け止め部を差し込み、安全 かつ確実な取り付け状態を実現する。
【0006】 吊り手は蓋体に取り付けるものであり、蓋体の取り付け口に差し込む掛け止め 部と、吊り手を吊る装置へ取り付けるための掛け吊り部とを連絡する、所要の軸 部を有する。軸部は、掛け止め部を取り付け口に差し込んで抜け出さない位置へ 動かすことができ、かつ蓋体の上面に環状部材とばねとを設けることができるだ けの長さを有する。環状部材は上記軸部に沿って移動可能となるように緩く軸部 に嵌め込まれ、またばねはその環状部材を掛け止め部の方向へ加圧するために取 り付けられる。
【0007】 かくして、掛け止め部を取り付け口に差し込んで取り付け口から抜け出さない 位置へ動かしたときに、環状部材とともにばねによって蓋体を加圧し、吊り手を 自立可能とする。つまり蓋体の取り付け口回りの部分は、掛け止め部と環状部材 とによって挟み付けられ、このことに起因して吊り手が自立可能な状態に置かれ る。
【0008】 差し込んで取り付け口から抜け出さない位置に抜け止め部が置かれていること をより明確にするために、本考案では、掛け止め部を係合させる係合部を取り付 け口の内方の蓋体に設ける。係合部は、取り付け口に掛け止め部を差し込んで、 軸回りに回転させながら探ることができるように、突部や溝部などで構成するこ とが望ましい。
【0009】
【実施例】
以下、図示の実施例を参照して本考案をより詳細に説明する。図1において、 蓋体10は大形、大重量の長方形蓋として示されており、これを吊り上げるため に、蓋体10の4隅の近くに吊り手20の取り付け口11が設けられている。
【0010】 吊り手20は、図4等により詳細に示してあるように、蓋体の取り付け口11 に差し込む掛け止め部21と、吊り手20を吊る装置へ取り付けるための掛け吊 り部22、及びそれら両部21、22を連絡する軸部23とを有する。掛け止め 部21は軸部23に対して略T字型となるように細長い部分で形成されており、 掛け吊り部22の環状の向きと一致することにより、軸部23を中心に回したと きにどの位置にあるかを把握可能としている。
【0011】 軸部23には予め環状部材24とコイルばね25とが嵌め込まれている。コイ ルばね25は掛け吊り部側のばね受け26と環状部材24との間に圧縮状態で取 り付けられ、環状部材24を掛け止め部21の方向へ加圧している。
【0012】 取り付け口11は、上記吊り手20の掛け止め部21だけを差し込めるように 形成された細長い開口部分12と、軸部23を差し込むために形成された中央の 円形部分13とを有している。そしてこの取り付け口11の内方の蓋体裏面に掛 け止め部21と係合可能な係合部14が設けられている。
【0013】 例示の係合部14は図3に示すように、掛け止め部21を受け入れ可能な溝部 とされている。この溝部は、取り付け口11と略直交しているため、最も離れて おり、完全に掛け止め部が嵌まり込み、かつ嵌まり込んだ状態ではどちらの方向 へも回すことができない。しかし、傾斜面によって溝部に嵌まり込むよう誘導さ れる構成を持つ溝ないしは凹部であっても良く、具体的形状には選択の余地もあ る。
【0014】 また例示の取り付け口11の蓋上面の側は、環状部材24を受け入れることが できるように凹状に加工された座面15となっている。底面15は細長い取り付 け口11の形状に合わせて楕円形とされているので、掛け止め部21を差し込む 方向を示唆することとなる。
【0015】 故に、吊り手20の掛け止め部21を、方向を合わせて取り付け口11に差し 込み(図4(a))、さらにばね25を圧縮するため押し込んで掛け止め部21 を蓋体、内方へ離れた状態とし(図4(b))、そのまま軸部23を中心に90 度回すことで掛け止め部21を係合部14に係合させることができる(図4(c ))。この係合状態で環状部材24と掛け止め部21とがばね25の弾性作用を 受けて蓋体表裏を挟圧することになるので吊り手20は自立する。従って、吊り 手を吊る装置のワイヤーなどを取り付けるために吊り手20を持っている必要も ない。
【0016】
【考案の効果】
本考案は以上の如く構成されかつ作用するものであるから、蓋体を吊り上げる 際に取り付ける吊り手の取り付けと取り外しが極く簡単に行えるとともに、取り 付けた状態において吊り手が自立するので、ワイヤー掛けなどの作業時に吊り手 を支えている必要がなく、さらに掛け止め部と係合可能な係合部を設けることに よって吊り手が取り付け状態に保持され、不意に外れる危険がなく、安全性を高 めることができるという効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案に係る蓋体の吊り上げ装置の実施例を示
す斜視図。
【図2】吊り手と取り付け口との関係を示す拡大斜視
図。
【図3】取り付け口を内方から見た斜視図。
【図4】(a)吊り手を取り付け口へ差し込む状態を示
す断面図。 (b)吊り手を取り付け口へ差し込んだ状態を示す断面
図。 (c)吊り手を取り付け口へ差し込み90度回転した状
態を示す断面図。

Claims (3)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 蓋体に設けられている取り付け口に、吊
    り手の掛け止め部を差し込んで蓋体を吊り上げるための
    装置であって、蓋体の取り付け口に差し込む吊り手の掛
    け止め部と吊り手を吊る装置へ取り付けるための掛け吊
    り部とを連絡する軸部を設け、同軸部に環状部材を嵌め
    込むとともに、同環状部材を掛け止め部の方向へ加圧す
    るばねを取り付け、掛け止め部を取り付け口に差し込ん
    で取り付け口から抜け出さない位置へ動かしたときに、
    環状部材によって蓋体上面を加圧し、吊り手を自立可能
    に形成したことを特徴とする蓋体の吊り上げ装置。
  2. 【請求項2】 蓋体に設けられている取り付け口に、吊
    り手の掛け止め部を差し込んで蓋体を吊り上げるための
    装置であって、蓋体の取り付け口に差し込む吊り手の掛
    け止め部と吊り手を吊る装置へ取り付けるための掛け吊
    り部とを連絡する軸部を設け、同軸部に環状部材を嵌め
    込むとともに、同環状部材を掛け止め部の方向へ加圧す
    るばねを取り付け、掛け止め部を取り付け口に差し込ん
    で取り付け口から抜け出さない位置へ動かしたときに、
    取り付け口から差し込んだ掛け止め部が抜け出さない位
    置にあることを明確にするために、掛け止め部と係合可
    能な係合部を取り付け口の内方の蓋体に設けたことを特
    徴とする蓋体の吊り上げ装置。
  3. 【請求項3】 蓋体に設けられている取り付け口に、吊
    り手の掛け止め部を差し込んで蓋体を吊り上げるための
    装置であって、蓋体の取り付け口に差し込む吊り手の掛
    け止め部と吊り手を吊る装置へ取り付けるための掛け吊
    り部とを連絡する軸部を設け、同軸部に環状部材を嵌め
    込むとともに、同環状部材を掛け止め部の方向へ加圧す
    るばねを取り付け、掛け止め部を取り付け口に差し込ん
    で取り付け口から抜け出さない位置へ動かしたときに、
    環状部材によって蓋体上面を加圧し、吊り手を自立可能
    に形成し、さらに取り付け口から差し込んだ掛け止め部
    が抜け出さない位置にあることを明確にするために、掛
    け止め部と係合可能な係合部を取り付け口の内方の蓋体
    に設けたことを特徴とする蓋体の吊り上げ装置。
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