JP2003127797A - ルーフモール - Google Patents
ルーフモールInfo
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- JP2003127797A JP2003127797A JP2001324565A JP2001324565A JP2003127797A JP 2003127797 A JP2003127797 A JP 2003127797A JP 2001324565 A JP2001324565 A JP 2001324565A JP 2001324565 A JP2001324565 A JP 2001324565A JP 2003127797 A JP2003127797 A JP 2003127797A
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- Japan
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- roof
- lip
- molding
- groove
- panel
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- Vehicle Interior And Exterior Ornaments, Soundproofing, And Insulation (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】 取付け作業性が良好で、かつ、取付け安定性
も良好なルーフモールを実現すること。 【解決手段】 自動車のメインルーフパネル1の左右の
側端縁とルーフサイドパネル2の内端縁との結合部に設
けたルーフ溝3に、その上方から嵌入して取付けるルー
フモール4において、モール本体40の幅方向中間に形
成して下方へ突出する縦壁状の脚部42の下端に、下端
の一方の側面から延出して先端がルーフ溝3の一方の側
面31に圧接する、脚部42よりも軟質で屈曲変形性の
高い第1のリップ44と、下端の他方の側面から第1の
リップ44よりも上方に向けて斜め方向に延出して先端
がルーフ溝3の他方の側面32に圧接する、脚部42よ
りも軟質で第1のリップ44よりも屈曲変形性の低い第
2のリップ45を形成した。
も良好なルーフモールを実現すること。 【解決手段】 自動車のメインルーフパネル1の左右の
側端縁とルーフサイドパネル2の内端縁との結合部に設
けたルーフ溝3に、その上方から嵌入して取付けるルー
フモール4において、モール本体40の幅方向中間に形
成して下方へ突出する縦壁状の脚部42の下端に、下端
の一方の側面から延出して先端がルーフ溝3の一方の側
面31に圧接する、脚部42よりも軟質で屈曲変形性の
高い第1のリップ44と、下端の他方の側面から第1の
リップ44よりも上方に向けて斜め方向に延出して先端
がルーフ溝3の他方の側面32に圧接する、脚部42よ
りも軟質で第1のリップ44よりも屈曲変形性の低い第
2のリップ45を形成した。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、自動車のメインル
ーフパネルの左右の側端縁とルーフサイドパネルの内端
縁との結合部に形成したルーフ溝に取付けられるルーフ
モールに関する。
ーフパネルの左右の側端縁とルーフサイドパネルの内端
縁との結合部に形成したルーフ溝に取付けられるルーフ
モールに関する。
【0002】
【従来の技術】図2に示すように、自動車のルーフRに
は、メインルーフパネル1の側端縁に沿ってルーフサイ
ドパネル2の内端縁を結合してルーフ溝3を形成し、ル
ーフ溝3内にゴムまたは合成樹脂製のルーフモールを上
方から嵌め込み、メインルーフパネル1とルーフサイド
パネル2との結合部を覆い隠す構造としたものがある。
は、メインルーフパネル1の側端縁に沿ってルーフサイ
ドパネル2の内端縁を結合してルーフ溝3を形成し、ル
ーフ溝3内にゴムまたは合成樹脂製のルーフモールを上
方から嵌め込み、メインルーフパネル1とルーフサイド
パネル2との結合部を覆い隠す構造としたものがある。
【0003】図3は従来のルーフモールの代表的な一例
を示すものである。ルーフモール4Aは、硬質の上半部
と軟質の下半部とからなる押出成形体で、上半部は頂面
部41の幅方向中央から脚部42が下方へ突出する断面
ほぼT字形をなし、脚部42の脚端下面に下半部が接続
されている。下半部には左右両側にほぼ水平に延出する
左右一対のリップ47が形成してある。脚部42の中央
に金属製の芯材46が埋設してある。
を示すものである。ルーフモール4Aは、硬質の上半部
と軟質の下半部とからなる押出成形体で、上半部は頂面
部41の幅方向中央から脚部42が下方へ突出する断面
ほぼT字形をなし、脚部42の脚端下面に下半部が接続
されている。下半部には左右両側にほぼ水平に延出する
左右一対のリップ47が形成してある。脚部42の中央
に金属製の芯材46が埋設してある。
【0004】ルーフモール4Aは、ルーフ溝3にその上
方から、下半部の左右のリップ47を撓ませつつ嵌入さ
れ、頂面部41の左右の側端がルーフ溝3の両側の開口
側縁をなすメインルーフパネル1およびルーフサイドパ
ネル2に押し付けられ、両リップ47の先端がルーフ溝
3の左右の側面に圧接係止された状態で嵌着される。
方から、下半部の左右のリップ47を撓ませつつ嵌入さ
れ、頂面部41の左右の側端がルーフ溝3の両側の開口
側縁をなすメインルーフパネル1およびルーフサイドパ
ネル2に押し付けられ、両リップ47の先端がルーフ溝
3の左右の側面に圧接係止された状態で嵌着される。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】この種のルーフモール
4Aは、取付け状態での安定性とともに、取付け作業性
が良好であることが要求される。そこで、取付け安定性
を良好とするために下半部を硬めにすると、ルーフ溝3
へ両リップ47を押し込むのに大きな力を必要として取
付け作業性が悪くなり、また部分的に押し込み不足が生
じることがある。一方、取付け作業性を良好とするため
に下半部を柔らかめにすると、リップ47によるルーフ
溝3の側面への圧接力が低くなって取付け安定性が低下
し、またルーフ溝3への押し込み時に下半部が曲がった
り傾いたりすると、取付け安定性が更に低下するおそれ
がある。
4Aは、取付け状態での安定性とともに、取付け作業性
が良好であることが要求される。そこで、取付け安定性
を良好とするために下半部を硬めにすると、ルーフ溝3
へ両リップ47を押し込むのに大きな力を必要として取
付け作業性が悪くなり、また部分的に押し込み不足が生
じることがある。一方、取付け作業性を良好とするため
に下半部を柔らかめにすると、リップ47によるルーフ
溝3の側面への圧接力が低くなって取付け安定性が低下
し、またルーフ溝3への押し込み時に下半部が曲がった
り傾いたりすると、取付け安定性が更に低下するおそれ
がある。
【0006】そこで本発明は、取付け作業性が良好で、
かつ、取付け安定性も良好なルーフモールを提供するこ
とを課題としてなされたものである。
かつ、取付け安定性も良好なルーフモールを提供するこ
とを課題としてなされたものである。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明は、自動車のメイ
ンルーフパネルの左右の側端縁とルーフサイドパネルの
内端縁との結合部に設けたルーフ溝に、その上方から嵌
入して取付けるルーフモールにおいて、モール本体の幅
方向中間に形成して下方へ突出する縦壁状の脚部の下端
に、下端の一方の側面から延出して先端が上記ルーフ溝
の一方の側面に圧接する、上記脚部よりも軟質で屈曲変
形性の高い第1のリップと、下端の他方の側面から上記
第1のリップよりも上方に向けて斜め方向に延出して先
端が上記ルーフ溝の他方の側面に圧接する、上記脚部よ
りも軟質で上記第1のリップよりも屈曲変形性の低い第
2のリップを形成する(請求項1)。硬質の脚部がルー
フモールの最下端まで延びているので取付け安定性がよ
い。また、ルーフモールをルーフ溝に嵌入するとき、第
2のリップよりも低位の第1のリップが先ず押し込まれ
るが、第1のリップは撓みやすいので容易にルーフ溝に
嵌入され、第2のリップの嵌入も容易になる。このよう
に取付け作業性が良好となるから、その分、リップを従
来よりも硬質とすることができ、取付け安定性は一層よ
くなる。
ンルーフパネルの左右の側端縁とルーフサイドパネルの
内端縁との結合部に設けたルーフ溝に、その上方から嵌
入して取付けるルーフモールにおいて、モール本体の幅
方向中間に形成して下方へ突出する縦壁状の脚部の下端
に、下端の一方の側面から延出して先端が上記ルーフ溝
の一方の側面に圧接する、上記脚部よりも軟質で屈曲変
形性の高い第1のリップと、下端の他方の側面から上記
第1のリップよりも上方に向けて斜め方向に延出して先
端が上記ルーフ溝の他方の側面に圧接する、上記脚部よ
りも軟質で上記第1のリップよりも屈曲変形性の低い第
2のリップを形成する(請求項1)。硬質の脚部がルー
フモールの最下端まで延びているので取付け安定性がよ
い。また、ルーフモールをルーフ溝に嵌入するとき、第
2のリップよりも低位の第1のリップが先ず押し込まれ
るが、第1のリップは撓みやすいので容易にルーフ溝に
嵌入され、第2のリップの嵌入も容易になる。このよう
に取付け作業性が良好となるから、その分、リップを従
来よりも硬質とすることができ、取付け安定性は一層よ
くなる。
【0008】上記第1のリップは、中間位置で屈曲して
先端側が根元側よりも立ち上がり方向に延びる断面ほぼ
く字形に形成するとともに、屈曲部を他の部分よりも薄
肉に形成する(請求項2)。第1のリップを断面ほぼく
字形でかつ屈曲部を薄肉としたから、第1のリップのル
ーフ溝への嵌入は一層容易となる。
先端側が根元側よりも立ち上がり方向に延びる断面ほぼ
く字形に形成するとともに、屈曲部を他の部分よりも薄
肉に形成する(請求項2)。第1のリップを断面ほぼく
字形でかつ屈曲部を薄肉としたから、第1のリップのル
ーフ溝への嵌入は一層容易となる。
【0009】
【発明の実施の形態】図1および図2に示すように、車
両のルーフRは、メインルーフパネル1とルーフサイド
パネル2とからなる分割構造で、メインルーフパネル1
の側端縁に沿ってルーフサイドパネル2の内端縁を重ね
合わせて溶接結合し、結合部に上方へ向かって開口する
ルーフ溝3が形成してある。ルーフ溝3は、左右の側面
31,32が若干内倒れ傾斜状に形成してあり、開口部
の溝幅に対して底面30側が幅広に形成してある。ルー
フ溝3の左右の開口縁にはそれぞれ段部が形成してあ
る。そして、ルーフ溝3にはこれを覆い隠すようにルー
フモール4が嵌着される。
両のルーフRは、メインルーフパネル1とルーフサイド
パネル2とからなる分割構造で、メインルーフパネル1
の側端縁に沿ってルーフサイドパネル2の内端縁を重ね
合わせて溶接結合し、結合部に上方へ向かって開口する
ルーフ溝3が形成してある。ルーフ溝3は、左右の側面
31,32が若干内倒れ傾斜状に形成してあり、開口部
の溝幅に対して底面30側が幅広に形成してある。ルー
フ溝3の左右の開口縁にはそれぞれ段部が形成してあ
る。そして、ルーフ溝3にはこれを覆い隠すようにルー
フモール4が嵌着される。
【0010】図1に示すように、ルーフモール4は、熱
可塑性エラストマーの硬質材からなるモール本体40
と、軟質熱可塑性エラストマーからなる第1および第2
のリップ44,45を一体押出した成形品である。モー
ル本体40は、ルーフ溝3の溝幅よりも幅広の頂面部4
1と、頂面部41の幅方向中央から縦壁状に下方へ突出
する脚部42とで断面ほぼT字形をなし、脚部42の付
け根には棒状の金属芯材46が埋設してある。
可塑性エラストマーの硬質材からなるモール本体40
と、軟質熱可塑性エラストマーからなる第1および第2
のリップ44,45を一体押出した成形品である。モー
ル本体40は、ルーフ溝3の溝幅よりも幅広の頂面部4
1と、頂面部41の幅方向中央から縦壁状に下方へ突出
する脚部42とで断面ほぼT字形をなし、脚部42の付
け根には棒状の金属芯材46が埋設してある。
【0011】モール本体40には、脚部42の上下中間
位置に一方の側面から頂面部41とほぼ平行にメインル
ーフパネル1側へ突出する棚状の張出部43が形成して
あり、これと頂面部41との間に断面ほぼコ字形のドリ
ップチャンネルCを形成している。頂面部41はその表
面がモール本体40よりもさらに硬く耐候性に優れる硬
質熱可塑性エラストマーの表皮411で被覆してあり、
外力により傷付き防止、耐候性の向上等をはかってい
る。表皮411の一端は頂面部41の側端部41bを包
み込んでルーフサイドパネル2に当接せしめる軟質熱可
塑性エラストマーからなる当接部412を形成してい
る。張出部43の先端下面にもメインルーフパネル1に
当接せしめる軟質熱可塑性エラストマーの当接部431
が設けてあり、各当接部412,431はパネルに傷を
つけにくいようにしてある。
位置に一方の側面から頂面部41とほぼ平行にメインル
ーフパネル1側へ突出する棚状の張出部43が形成して
あり、これと頂面部41との間に断面ほぼコ字形のドリ
ップチャンネルCを形成している。頂面部41はその表
面がモール本体40よりもさらに硬く耐候性に優れる硬
質熱可塑性エラストマーの表皮411で被覆してあり、
外力により傷付き防止、耐候性の向上等をはかってい
る。表皮411の一端は頂面部41の側端部41bを包
み込んでルーフサイドパネル2に当接せしめる軟質熱可
塑性エラストマーからなる当接部412を形成してい
る。張出部43の先端下面にもメインルーフパネル1に
当接せしめる軟質熱可塑性エラストマーの当接部431
が設けてあり、各当接部412,431はパネルに傷を
つけにくいようにしてある。
【0012】第1のリップ44は、脚部42の下端の一
方の側面から延出せしめてあり、根元部が脚部42に対
して斜め下方へ向かって延び、中間部から屈曲して先端
部が根元部よりも上方へ立ち上がる断面ほぼく字形に形
成してある。根元部は、脚部42との接続部が脚部42
とほぼ同じ厚肉で、屈曲部441へ向かって次第に先細
りの形状としてあり、屈曲部441は先端部とほぼ同
じ、ないしはそれよりも若干薄肉として屈曲変形容易と
してある。先端部の突出長は根元部の脚部42からの突
出長とほぼ同長かそれよりも長めにしてある。
方の側面から延出せしめてあり、根元部が脚部42に対
して斜め下方へ向かって延び、中間部から屈曲して先端
部が根元部よりも上方へ立ち上がる断面ほぼく字形に形
成してある。根元部は、脚部42との接続部が脚部42
とほぼ同じ厚肉で、屈曲部441へ向かって次第に先細
りの形状としてあり、屈曲部441は先端部とほぼ同
じ、ないしはそれよりも若干薄肉として屈曲変形容易と
してある。先端部の突出長は根元部の脚部42からの突
出長とほぼ同長かそれよりも長めにしてある。
【0013】一方、第2のリップ45は、脚部42の下
端の他方の側面から延出せしめてあり、脚部42に対し
て斜め上方へ向かって延び、先端側から屈曲して先端部
が根元部よりも更に上方へ立ち上がる形状としてある。
根元部は、第1のリップ44の根元部と左右ほぼ対称形
状で、脚部42側から屈曲部451へ向かって次第に先
細りの形状としてあり、屈曲部451は薄肉に形成して
ある。先端部はその突出長を根元部の突出長よりも短く
してある。尚、第2のリップ45は、屈曲部451の肉
厚が第1のリップ44の屈曲部441よりもやや厚肉と
してあり、かつリップ全体に対する先端部の占める割合
を第1のリップ44のそれよりも小さくして、第1のリ
ップ44に比べて屈曲変形性を低くしている。
端の他方の側面から延出せしめてあり、脚部42に対し
て斜め上方へ向かって延び、先端側から屈曲して先端部
が根元部よりも更に上方へ立ち上がる形状としてある。
根元部は、第1のリップ44の根元部と左右ほぼ対称形
状で、脚部42側から屈曲部451へ向かって次第に先
細りの形状としてあり、屈曲部451は薄肉に形成して
ある。先端部はその突出長を根元部の突出長よりも短く
してある。尚、第2のリップ45は、屈曲部451の肉
厚が第1のリップ44の屈曲部441よりもやや厚肉と
してあり、かつリップ全体に対する先端部の占める割合
を第1のリップ44のそれよりも小さくして、第1のリ
ップ44に比べて屈曲変形性を低くしている。
【0014】ルーフモール4は、第1のリップ44の根
元部の下面および脚部42の脚端下面が第2のリップ4
5側へ立ち上がるフラットな面一の傾斜面としてある。
元部の下面および脚部42の脚端下面が第2のリップ4
5側へ立ち上がるフラットな面一の傾斜面としてある。
【0015】ルーフモール4は、ルーフ溝3に、その上
方より先ず第1のリップ44をその屈曲部441を屈曲
変形させつつ押し込み、続いて第2のリップ45を屈曲
部451を屈曲変形させつつ押し込み、表皮411の端
部に形成した当接部412がルーフ溝3のルーフサイド
パネル2側の側面32の段部に当接するとともに、張出
部43の先端の当接部431がルーフ溝3のメインルー
フパネル1側の側面31の段部に当接するまで押し込む
ことで取付けを完了する。
方より先ず第1のリップ44をその屈曲部441を屈曲
変形させつつ押し込み、続いて第2のリップ45を屈曲
部451を屈曲変形させつつ押し込み、表皮411の端
部に形成した当接部412がルーフ溝3のルーフサイド
パネル2側の側面32の段部に当接するとともに、張出
部43の先端の当接部431がルーフ溝3のメインルー
フパネル1側の側面31の段部に当接するまで押し込む
ことで取付けを完了する。
【0016】ルーフモール4は、硬質の脚部42が第1
および第2のリップ44,45間を貫通してモール最下
端まで延長しているので、下半部を軟質材で成形した従
来のルーフモールに比べ、ぐらつきなくルーフ溝3へ押
し込むことができ、かつ取付け安定性を向上することが
できる。また、洗車時などにドリップチャンネルCが開
口する頂面部41の側端部41aへ作業者の手指が当た
ってもドリップチャンネルCの反対側の第2のリップ4
5の屈曲変形性が低いのでリップ45が支えとなっり、
モール4に横ずれや傾きが発生しにくい。
および第2のリップ44,45間を貫通してモール最下
端まで延長しているので、下半部を軟質材で成形した従
来のルーフモールに比べ、ぐらつきなくルーフ溝3へ押
し込むことができ、かつ取付け安定性を向上することが
できる。また、洗車時などにドリップチャンネルCが開
口する頂面部41の側端部41aへ作業者の手指が当た
ってもドリップチャンネルCの反対側の第2のリップ4
5の屈曲変形性が低いのでリップ45が支えとなっり、
モール4に横ずれや傾きが発生しにくい。
【0017】ルーフモール4は、これをルーフ溝3へ嵌
入する際、先ず低い方の第1のリップ44がルーフ溝3
に押し込まれるが、第1のリップ44は中間部から屈曲
する屈曲変形性の高い断面ほぼく字形としたので容易に
屈折してルーフ溝3に嵌入される。そして、第1のリッ
プ44が嵌入された後に第2のリップ45がルーフ溝3
に押し込まれることになるから、両リップ44,45が
同時に押し込まれるのに比べ、第2のリップ45の嵌入
は容易にできる。そしてルーフモール4は、第1および
第2のリップ44,45の押し込みが容易となる分、こ
れらリップ44,45を従来よりも硬質にでき、これに
より取付け安定性を一層向上することができる。
入する際、先ず低い方の第1のリップ44がルーフ溝3
に押し込まれるが、第1のリップ44は中間部から屈曲
する屈曲変形性の高い断面ほぼく字形としたので容易に
屈折してルーフ溝3に嵌入される。そして、第1のリッ
プ44が嵌入された後に第2のリップ45がルーフ溝3
に押し込まれることになるから、両リップ44,45が
同時に押し込まれるのに比べ、第2のリップ45の嵌入
は容易にできる。そしてルーフモール4は、第1および
第2のリップ44,45の押し込みが容易となる分、こ
れらリップ44,45を従来よりも硬質にでき、これに
より取付け安定性を一層向上することができる。
【0018】尚、上述の実施形態において、ルーフモー
ル4は熱可塑性エラストマーで成形したが、これに限る
ものではなく、合成樹脂またはEPDM等のゴムで成形
してもよい。また、第2のリップ45は、その屈曲部4
51の肉厚を第1のリップ44の屈曲部441よりも厚
くして屈曲変形性を低くしたが、第2のリップ45を第
1のリップ44よりも硬質な材料で成形してもよい。
ル4は熱可塑性エラストマーで成形したが、これに限る
ものではなく、合成樹脂またはEPDM等のゴムで成形
してもよい。また、第2のリップ45は、その屈曲部4
51の肉厚を第1のリップ44の屈曲部441よりも厚
くして屈曲変形性を低くしたが、第2のリップ45を第
1のリップ44よりも硬質な材料で成形してもよい。
【0019】
【発明の効果】本発明によれば、取付け作業性が良好
で、かつ、取付け安定性も良好なルーフモールを実現す
ることができる。
で、かつ、取付け安定性も良好なルーフモールを実現す
ることができる。
【図1】本発明のルーフモールの断面図である。
【図2】本発明のルーフモールが適用される車両のルー
フの斜視図である。
フの斜視図である。
【図3】従来のルーフモールの断面図である。
1 メインルーフパネル
2 ルーフサイドパネル
3 ルーフ溝
31 一方の側面
32 他方の側面
4 ルーフモール
40 モール本体
42 脚部
44 第1のリップ
441 屈曲部
45 第2のリップ
451 屈曲部
─────────────────────────────────────────────────────
フロントページの続き
(72)発明者 竹内 雅彦
愛知県大府市長根町四丁目1番地 東海興
業株式会社内
Fターム(参考) 3D023 AA01 AB01 AC08 AD25
Claims (2)
- 【請求項1】 自動車のメインルーフパネルの左右の側
端縁とルーフサイドパネルの内端縁との結合部に設けた
ルーフ溝に、その上方から嵌入して取付けるルーフモー
ルにおいて、 モール本体の幅方向中間に形成して下方へ突出する縦壁
状の脚部の下端に、下端の一方の側面から延出して先端
が上記ルーフ溝の一方の側面に圧接する、上記脚部より
も軟質で屈曲変形性の高い第1のリップと、下端の他方
の側面から上記第1のリップよりも上方に向けて斜め方
向に延出して先端が上記ルーフ溝の他方の側面に圧接す
る、上記脚部よりも軟質で上記第1のリップよりも屈曲
変形性の低い第2のリップを形成したことを特徴とする
ルーフモール。 - 【請求項2】 上記第1のリップは、中間位置で屈曲し
て先端側が根元側よりも立ち上がり方向に延びる断面ほ
ぼく字形に形成するとともに、屈曲部を他の部分よりも
薄肉とした請求項1に記載のルーフモール。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2001324565A JP2003127797A (ja) | 2001-10-23 | 2001-10-23 | ルーフモール |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2001324565A JP2003127797A (ja) | 2001-10-23 | 2001-10-23 | ルーフモール |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2003127797A true JP2003127797A (ja) | 2003-05-08 |
Family
ID=19141273
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2001324565A Pending JP2003127797A (ja) | 2001-10-23 | 2001-10-23 | ルーフモール |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2003127797A (ja) |
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2008149976A (ja) * | 2006-12-20 | 2008-07-03 | Inoac Corp | ルーフモールとその製造方法 |
JP2021020503A (ja) * | 2019-07-25 | 2021-02-18 | 株式会社イノアックコーポレーション | ルーフモールの取付構造 |
CN112440892A (zh) * | 2019-08-30 | 2021-03-05 | 比亚迪股份有限公司 | 挡风玻璃装饰条和车辆 |
-
2001
- 2001-10-23 JP JP2001324565A patent/JP2003127797A/ja active Pending
Cited By (5)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2008149976A (ja) * | 2006-12-20 | 2008-07-03 | Inoac Corp | ルーフモールとその製造方法 |
JP2021020503A (ja) * | 2019-07-25 | 2021-02-18 | 株式会社イノアックコーポレーション | ルーフモールの取付構造 |
JP7321020B2 (ja) | 2019-07-25 | 2023-08-04 | 株式会社イノアックコーポレーション | ルーフモールの取付構造 |
JP7530487B2 (ja) | 2019-07-25 | 2024-08-07 | 株式会社イノアックコーポレーション | ルーフモール |
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