JP2003127565A - 製本部材及びこれを用いた製本方法 - Google Patents

製本部材及びこれを用いた製本方法

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Abstract

(57)【要約】 【課題】 冊子等を構成する複数の用紙を重ね合わせた
後に糊を用いて用紙どうしが分離しにくい状態の冊子等
を製本する。 【解決手段】 冊子を構成する複数の用紙が重ね合わさ
れた状態において、用紙に形成されたファイルパンチ穴
に熱活性型糊からなる突起部12a,12bを挿入し、
次に、ファイルパンチ穴に突起部12a,12bが挿入
された製本部材10によって冊子の背となる部分を覆
い、その後、製本部材10に対して、熱を加えながら冊
子を表裏から挟みこむように圧力をかける。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、複数の用紙が重ね
合わされて構成される冊子等を製本するための製本部材
及びこれを用いた製本方法に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、複数の用紙を重ね合わせて冊子等
を作成する場合、冊子等を構成する複数の用紙を重ね合
わせた状態でこれら複数の用紙をホチキスで綴じたり、
複数の用紙のそれぞれの接着部分に糊を塗布し、糊が塗
布された複数の用紙を順次重ね合わせていったり、複数
の用紙を重ね合わせた後に冊子等の背となる部分に粘性
を有する糊を塗布したりし、それにより、複数の用紙が
重ね合わされた冊子等が作成されている。
【0003】また、所定の領域にファイルパンチ穴が形
成された複数の用紙が重ね合わされることにより冊子等
が作成される場合もある。その場合は、主に、まず、冊
子等を構成する複数の用紙を重ね合わせ、その後、重ね
合わされた複数の用紙の所定の領域に、冊子等の表面側
から裏面側に貫通するようなファイルパンチ穴を形成す
る。この際、複数の用紙どうしの接着は、上述したもの
と同様に、複数の用紙が重ね合わされる前に複数の用紙
毎に所定の領域に糊が塗布されたり、複数の用紙が重ね
合わされた後に冊子等の背となる部分に糊が塗布された
りすることによって行われる。また、冊子等を構成する
複数の用紙に形成されたファイルパンチ穴を用いて複数
の用紙を綴じる場合もあり、その場合、軟性を有する金
属や樹脂、あるいは紐等をファイルパンチ穴に通し、こ
れらを用紙に固定することにより、複数の用紙が綴じら
れた冊子等が作成されている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上述し
たような従来のものにおいては、以下に記載するような
問題点がある。
【0005】冊子等を構成する複数の用紙を重ね合わせ
た状態でこれら複数の用紙をホチキスで綴じることによ
って冊子等を作成するものにおいては、ホチキスの針と
いう金属からなる部品を使用するため、多少なりとも取
り扱いに注意が必要となるとともに、廃棄する際に環境
に悪影響を及ぼす原因となってしまう。
【0006】また、複数の用紙のそれぞれの接着部分に
糊を塗布し、糊が塗布された複数の用紙を順次重ね合わ
せていくことによって冊子等を作成するものにおいて
は、冊子等を作成する作業が、冊子等を作成するための
装置の停止等何らかの原因で中断し、一定の時間が経過
してしまった場合、用紙に塗布された糊が固まってしま
い、その後、作業が再開されたとしても、用紙どうしを
接着することができなくなってしまう。
【0007】また、複数の用紙を重ね合わせた後に冊子
等の背となる部分に粘性を有する糊を塗布することによ
って冊子等を作成するものにおいては、用紙どうしを接
着している部分が冊子等の背となる用紙それぞれの一辺
のみであるため、用紙どうしが分離しやすくなってしま
う。
【0008】また、冊子等を構成する複数の用紙に形成
されたファイルパンチ穴に軟性を有する金属や樹脂、あ
るいは紐等を通すことにより冊子等を作成するものにお
いては、ファイルパンチ穴に通した金属や樹脂、あるい
は紐を用紙に固定する際、冊子等を構成する複数の用紙
どうしを密着させた状態とするために複数の用紙を挟む
ように圧力をかけながら金属や樹脂、あるいは紐を用紙
に固定しなければならないため、用紙に圧力をかける作
業と金属や樹脂、あるいは紐を用紙に固定する作業との
2つの作業を同時に行わなければならず、それほど容易
に冊子等を作成することができない。
【0009】本発明は、上述したような従来の技術が有
する問題点に鑑みてなされたものであって、冊子等を構
成する複数の用紙を重ね合わせた後に糊を用いて用紙ど
うしが分離しにくい状態の冊子等を製本することができ
る製本部材及びこれを用いた製本方法を提供することを
目的とする。
【0010】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に本発明は、ファイルパンチ穴が形成された複数の用紙
が重ね合わされて構成される冊子の背となる部分を覆う
ことにより前記冊子を製本する製本部材であって、前記
冊子の背となる部分及び前記ファイルパンチ穴を覆うた
めに十分な幅を有するベースシートと、前記ベースシー
トの両端にそれぞれ形成され、前記冊子の表紙に接着さ
れる固定部と、前記ベースシート上の、当該製本部材に
よって前記冊子の背となる部分を覆った際に前記ファイ
ルパンチ穴に対向する位置に設けられ、前記ファイルパ
ンチ穴に貫通するために十分な長さを具備する突起部と
を有し、前記突起部は、熱活性型糊からなることを特徴
とする。
【0011】また、前記固定部は、熱活性型糊からなる
ことを特徴とする。
【0012】また、前記製本部材を用いた製本方法であ
って、前記ファイルパンチ穴に前記突起部を挿入する処
理と、前記製本部材によって前記冊子の背となる部分を
覆う処理と、前記製本部材に対して、熱を加えながら前
記冊子を表裏から挟みこむように圧力をかける処理とを
行うことを特徴とする。
【0013】(作用)上記のように構成された本発明に
おいては、製本される冊子の背となる部分及び冊子を構
成する用紙に形成されたファイルパンチ穴を覆うために
十分な幅を有するベースシート上において、その両端に
冊子の表紙に接着される熱活性型糊からなる固定部が設
けられ、また、この製本部材によって冊子の背となる部
分を覆った際にファイルパンチ穴に対向する位置に、フ
ァイルパンチ穴に貫通するために十分な長さを具備する
熱活性型糊からなる突起部が設けられている。
【0014】このように構成された製本部材を用いて冊
子を製本する場合、まず、冊子を構成する複数の用紙が
重ね合わされた状態において、用紙に形成されたファイ
ルパンチ穴に突起部を挿入し、次に、ファイルパンチ穴
に突起部が挿入された製本部材によって冊子の背となる
部分を覆う。その後、製本部材に対して、熱を加えなが
ら冊子を表裏から挟みこむように圧力をかける。ここ
で、製本部材に設けられた固定部及び突起部はそれぞれ
熱活性型糊からなるものであるため、熱が加えられると
硬化していた固定部及び突起部が再溶融し、その状態で
圧力がかけられることにより、再溶融した突起部によっ
て、冊子を構成する複数の用紙どうしが接着されるとと
もに複数の用紙のうち冊子の表紙となる用紙と製本部材
とが接着され、また、再溶融した固定部によっても、複
数の用紙のうち冊子の表紙となる用紙と製本部材とが接
着される。
【0015】このように、製本部材に熱活性型糊からな
る固定部及び突起部を設けておき、この製本部材を用い
て冊子を製本する際に固定部及び突起部を再溶融するこ
とにより製本部材に接着力を与えて冊子を構成する用紙
どうし、並びに用紙と製本部材とを接着しているので、
冊子を構成する複数の用紙を重ね合わせた後に用紙どう
しが接着されることになり、製本部材に糊を塗布してか
ら用紙どうしを接着するまでに時間的制約がなく、冊子
を製本する作業が、冊子を製本するための装置の停止等
何らかの原因で中断し、一定時間経過した後においても
用紙どうしを接着することができる。
【0016】また、冊子を構成する複数の用紙を互いに
密着させるために圧力をかけることと、複数の用紙どう
し並びに用紙と製本部材とを接着することとがワンアク
ションによって行われることになる。
【0017】
【発明の実施の形態】以下に、本発明の実施の形態につ
いて図面を参照して説明する。
【0018】図1は、本発明の製本部材の実施の一形態
を示す三面図である。
【0019】本形態は図1に示すように、紙等からな
り、製本される冊子等の背となる部分及び冊子等を構成
する用紙に形成されたファイルパンチ穴を覆うために十
分な幅を有するベースシート11と、ベースシート11
の両端にそれぞれ形成され、製本される冊子等の表紙に
接着される熱活性型糊からなる固定部13a,13b
と、製本される冊子等を構成する用紙に形成されたファ
イルパンチ穴に貫通するための熱活性型糊からなる突起
部12a,12bとから構成されている。
【0020】上記のように構成される製本部材10は、
ベースシート11の両端に、固定部13a,13bとな
る熱活性型糊が塗布されるとともに、この製本部材10
が冊子等に装着された際に、冊子等を構成する用紙に形
成されたファイルパンチ穴に対向する領域に突起部12
a,12bとなる熱活性型糊が塗布されることにより作
成される。
【0021】以下に、上述した製本部材を用いた製本方
法について説明する。
【0022】図2は、図1に示した製本部材10を用い
た製本方法を説明するためのフローチャートであり、図
3は、図1に示した製本部材10を用いた製本方法を説
明するための模式図である。
【0023】まず、製本される冊子等を構成する複数の
用紙1を重ね合わせる(ステップS1)(図3
(a))。
【0024】次に、重ね合わされた複数の用紙1に対し
てファイルパンチ穴2a,2bを形成する(ステップS
2)(図3(b))。ここで、本形態においては、製本
される冊子等を構成する複数の用紙1を重ね合わせた
後、この重ね合わせた用紙1に対してファイルパンチ穴
2a,2bを形成しているが、製本される冊子等を構成
する複数の用紙1それぞれにファイルパンチ穴2a,2
bを形成しておき、その後、ファイルパンチ穴2a,2
bが形成された複数の用紙1を重ね合わせることも考え
られる。
【0025】次に、重ね合わされた複数の用紙1に形成
されたファイルパンチ穴2a,2bに突起部12a,1
2bを挿入する(ステップS3)(図3(c))。
【0026】ここで、突起部12a,12bの突起部分
の長さについて説明する。
【0027】突起部12a,12bは、製本される冊子
等を構成する複数の用紙1に形成されたファイルパンチ
穴2a,2bに挿入された際、図3(c)に示すよう
に、その先端が所定の長さだけ複数の用紙1のうち最も
表面となる用紙から突出している必要がある。そのた
め、突起部12a,12bの長さは、製本される冊子等
の厚さに応じた長さでなければならず、そのためには、
突起部12a,12bの長さが異なる製本部材10を設
定しておき、製本される冊子等の厚さに応じて製本部材
10を選択して使用したり、製本される冊子等の厚さに
応じて突起部12a,12bを切断して使用したりする
ことが考えられる。
【0028】次に、突起部12a,12bがファイルパ
ンチ穴2a,2bに挿入された製本部材10によって、
製本される冊子等の背となる部分を覆う(ステップS
4)(図3(d))。
【0029】図4は、製本される冊子等の背をなる部分
が図1に示した製本部材10によって覆われた状態を示
す図である。
【0030】図4に示すように、製本される冊子等を構
成する複数の用紙1に形成されたファイルパンチ穴2a
に突起部12aが挿入され、かつ、固定部13a,13
bが冊子等を構成する用紙のうち表紙となる用紙に接す
るような状態で、製本部材10によって冊子等の背とな
る部分が覆われる。なお、図示していないが、図4に示
した状態においては、製本される冊子等を構成する複数
の用紙1に形成されたファイルパンチ穴2bにも突起部
12bが挿入されている。
【0031】その後、製本部材10に対して、熱を加え
ながら、重ね合わされた複数の用紙1を表裏から挟みこ
むように圧力をかける。
【0032】図5は、図1に示した製本部材10に対し
て熱が加えられながら圧力がかけられた状態を示す図で
ある。
【0033】図1に示した製本部材10に形成された突
起部12a,12b及び固定部13a,13bは熱活性
型糊からなるものであるため、図1に示した製本部材1
0に対して熱が加えられると、図5に示すように、硬化
していた突起部12a及び固定部13a,13bが再溶
融し、その状態で圧力がかけられることにより、再溶融
した突起部12aによって、冊子等を構成する複数の用
紙1どうしが接着されるとともに複数の用紙のうち冊子
等の表紙となる用紙1と製本部材10とが接着され、ま
た、再溶融した固定部13a,13bによっても、複数
の用紙のうち冊子等の表紙となる用紙1と製本部材10
とが接着される。なお、図示していないが、図5に示し
た状態においては、製本部材10に熱が加えられること
により、硬化していた突起部12bも再溶融し、その状
態で圧力がかけられることにより、再溶融した突起部1
2bによっても、冊子等を構成する複数の用紙1どうし
が接着されるとともに複数の用紙のうち冊子等の表紙と
なる用紙1と製本部材10とが接着される。
【0034】以下に、製本部材10に対する加熱及び押
圧について詳細に説明する。
【0035】図6は、図1に示した製本部材10に対し
て加熱及び押圧を行う加熱/押圧器の一構成例を示す図
である。
【0036】本構成例は図6に示すように、製本される
冊子等の背となる部分を覆った状態の製本部材10が挿
入されるための凹部24が形成された筐体21に、凹部
24内に設けられ、製本部材10が凹部24に挿入され
たことを製本部材10の接触により検知する接触センサ
23と、凹部24内に設けられ、接触センサ23によっ
て製本部材10が凹部24に挿入したことが検知された
場合に製本部材10に対して熱を加えるとともに製本部
材10によって覆われた複数の用紙1を表裏から挟みこ
むように圧力をかける加熱/押圧部22a,22bとが
設けられて構成されている。
【0037】上記のように構成された加熱/押圧器にお
いては、製本される冊子等の背となる部分を覆った状態
の製本部材10が凹部24に挿入され、接触センサ23
に接触すると、加熱/押圧部22a,22bが、製本部
材10によって覆われた複数の用紙1を表裏から挟みこ
む方向にそれぞれ移動し、製本部材10に圧力がかけら
れる。ここで、加熱/押圧部22a,22bには、ヒー
タ(不図示)等の熱を発生させる部材が製本部材10に
接する部分に内蔵されているため、製本部材10には、
熱が加えられた状態で圧力がかけられることになる。な
お、加熱/押圧部22a,22bにおいては、いずれか
一方のみが、製本部材10の方向に移動するような構成
としてもよい。
【0038】なお、上述した加熱/押圧器においては、
製本部材10が凹部24に挿入されたことを製本部材1
0の接触センサ23に対する製本部材10の接触により
検知しているが、製本部材10の凹部24への挿入の検
知は接触センサ23を用いたものに限らず、製本部材1
0が凹部24に挿入されたことを目視によって認識し、
その後、加熱/押圧部22a,22bを動作させてもよ
い。
【0039】また、製本部材10に対する加熱及び押圧
は、上述したような加熱/押圧器を用いずに、アイロン
等のような加熱と押圧とを同時に行うことができるもの
であれば、それを用いて行ってもよい。
【0040】なお、上述した実施の形態においては、冊
子等を構成する用紙の種類によってその熱伝導率が異な
るため、製本される冊子等の背となる部分を覆った製本
部材10を押圧、加熱している時間は、冊子等を構成す
る用紙の種類毎に、加熱によって突起部12a,12b
及び固定部13a,13bが溶融するために必要となる
時間に応じて適宜設定する必要がある。
【0041】また、製本部材10に設けられた突起部1
2a,12b及び固定部13a,13bのうち、突起部
12a,12bのみを熱活性型糊から構成し、固定部1
3a,13bの接着力によって用紙1と製本部材10と
を接着するとともに、加熱及び押圧による突起部12
a,12bの再溶融によって用紙1どうし及び用紙1と
製本部材10とを接着することも考えられる。
【0042】(他の実施の形態)図7は、本発明の製本
部材の実施の他の形態を示す図である。
【0043】本形態は図7に示すように、図1に示した
ものに対して、製本部材10の固定部13a,13bが
形成された部分とは異なる領域に、製本部材10によっ
て冊子等の背となる部分を覆った際に製本部材10と冊
子等を構成する複数の用紙とを仮に接着しておく接着剤
14a,14bが塗布されている点のみが異なるもので
ある。
【0044】上記のように構成された製本部材10にお
いては、製本部材10によって冊子等の背となる部分が
覆われながらも、製本部材10と冊子等を構成する複数
の用紙とが、まだ突起部12a,12b及び固定部13
a,13bによって互いに接着されていない状態におい
て、接着剤14a,14bによって、製本部材10と冊
子等を構成する複数の用紙とを仮に接着しておくことが
できる。
【0045】
【発明の効果】以上説明したように本発明においては、
製本される冊子の背となる部分及び冊子を構成する用紙
に形成されたファイルパンチ穴を覆うために十分な幅を
有するベースシート上において、その両端に冊子の表紙
に接着される熱活性型糊からなる固定部が設けられ、ま
た、この製本部材によって冊子の背となる部分を覆った
際にファイルパンチ穴に対向する位置に、ファイルパン
チ穴に貫通するために十分な長さを具備する熱活性型糊
からなる突起部が設けられた製本部材を用いて、まず、
冊子を構成する複数の用紙が重ね合わされた状態におい
て、用紙に形成されたファイルパンチ穴に突起部を挿入
し、次に、ファイルパンチ穴に突起部が挿入された製本
部材によって冊子の背となる部分を覆い、その後、製本
部材に対して、熱を加えながら冊子を表裏から挟みこむ
ように圧力をかけることにより冊子を製本する構成とし
たため、冊子を構成する複数の用紙が重ね合わされた後
に、硬化していた固定部及び突起部が再溶融し、その状
態で圧力がかけられることにより、冊子を構成する複数
の用紙どうし、並びに用紙と製本部材とが接着されるこ
とになり、製本部材に糊を塗布してから用紙どうしを接
着するまでに時間的制約がなく、冊子を製本する作業
が、冊子を製本するための装置の停止等何らかの原因で
中断し、一定時間経過した後においても用紙どうしを接
着することができる。
【0046】また、冊子を構成する複数の用紙を互いに
密着させるために圧力をかけることと、複数の用紙どう
し並びに用紙と製本部材とを接着することとがワンアク
ションによって行うことができ、製本作業を容易に行う
ことができる。
【0047】また、ベースシート上の、固定部が形成さ
れた領域とは異なる領域に接着剤が塗布されているもの
においては、製本部材によって冊子の背となる部分が覆
われながらも、製本部材と冊子を構成する複数の用紙と
が、まだ突起部及び固定部によって互いに接着されてい
ない状態において、製本部材と冊子を構成する複数の用
紙とを仮に接着しておくことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の製本部材の実施の一形態を示す三面図
である。
【図2】図1に示した製本部材を用いた製本方法を説明
するためのフローチャートである。
【図3】図1に示した製本部材を用いた製本方法を説明
するための模式図である。
【図4】製本される冊子等の背をなる部分が図1に示し
た製本部材によって覆われた状態を示す図である。
【図5】図1に示した製本部材に対して熱が加えられな
がら圧力がかけられた状態を示す図である。
【図6】図1に示した製本部材に対して加熱及び押圧を
行う加熱/押圧器の一構成例を示す図である。
【図7】本発明の製本部材の実施の他の形態を示す図で
ある。
【符号の説明】
1 用紙 2a,2b ファイルパンチ穴 10 製本部材 11 ベースシート 12a,12b 突起部 13a,13b 固定部 14a,14b 接着剤 21 筐体 22a,22b 加熱/押圧部 23 接触センサ 24 凹部

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ファイルパンチ穴が形成された複数の用
    紙が重ね合わされて構成される冊子の背となる部分を覆
    うことにより前記冊子を製本する製本部材であって、 前記冊子の背となる部分及び前記ファイルパンチ穴を覆
    うために十分な幅を有するベースシートと、 前記ベースシートの両端にそれぞれ形成され、前記冊子
    の表紙に接着される固定部と、 前記ベースシート上の、当該製本部材によって前記冊子
    の背となる部分を覆った際に前記ファイルパンチ穴に対
    向する位置に設けられ、前記ファイルパンチ穴に貫通す
    るために十分な長さを具備する突起部とを有し、 前記突起部は、熱活性型糊からなることを特徴とする製
    本部材。
  2. 【請求項2】 請求項1に記載の製本部材において、 前記固定部は、熱活性型糊からなることを特徴とする製
    本部材。
  3. 【請求項3】 請求項1または請求項2に記載の製本部
    材を用いた製本方法であって、 前記ファイルパンチ穴に前記突起部を挿入する処理と、 前記製本部材によって前記冊子の背となる部分を覆う処
    理と、 前記製本部材に対して、熱を加えながら前記冊子を表裏
    から挟みこむように圧力をかける処理とを行うことを特
    徴とする製本方法。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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CN113580802A (zh) * 2021-06-15 2021-11-02 李自杰 一种财务管理凭证压平装置及其使用方法

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JP2008162178A (ja) * 2006-12-28 2008-07-17 Nisca Corp 製本装置及びこれを備えた画像形成システム
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