JP2003127218A - 角形プラスチックカップの成形装置 - Google Patents

角形プラスチックカップの成形装置

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JP2003127218A JP2001329959A JP2001329959A JP2003127218A JP 2003127218 A JP2003127218 A JP 2003127218A JP 2001329959 A JP2001329959 A JP 2001329959A JP 2001329959 A JP2001329959 A JP 2001329959A JP 2003127218 A JP2003127218 A JP 2003127218A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 深さが深くしかも胴部の剛性あるいは強度が
高いプラスチックカップを成型することのできる装置を
提供する。 【解決手段】 チャンバー4と雌型2との間に挟み込ん
だ熱可塑性樹脂シート9を雌型2に向かって押し込むプ
ラグ1が、先端から順に、曲面部6と、プラグ1の後端
に向かって直線的にカップ50の胴部54を成形する雌
型2のテーパー壁21の角度よりも大きな角度で開く傾
斜面部7と、プラグ1の軸線と平行で直線的な平行面部
8とから成り、曲面部6と傾斜面部7とがプラグ1の軸
線方向の長さの約五分の一ずつの長さを備え、前記軸線
方向に垂直な平面内における前記曲面部6と傾斜面部7
と平行面部8との四隅の曲率半径が、前記プラグ1がそ
のストロークエンドで対峙する雌型2の四隅の曲率半径
よりも大きく構成されている。

Description

【発明の詳細な説明】 【0001】 【発明の属する技術分野】本発明は、熱可塑性樹脂シー
トから、プラグを補助に用いた圧空成形によって、角形
で深さの深いカップを成形する装置に関する。 【0002】 【従来の技術】予備加熱した熱可塑性樹脂シートを上下
の金型で挟み、プラグをシートに押し付け、シートを予
備的に窪ませた後に加圧空気を吹き付けて雌型の形にシ
ートを成形する装置は、特公昭60−21527号公報
等の多数の文献に開示されている。 【0003】上記の特公昭60−21527号公報に開
示された発明は、プラグの先端部分を曲線状の輪郭に
し、プラグの後端部分を後端方向へ向かう直線状の輪郭
を備えた構造にし、シートがプラグの表面に徐々に延ば
されながらプラグの先端部分から後端部分に向かって順
次付着して行き、シートの肉厚が一定に成る様にしたも
のである。そして、そのプラグの雌型の開口端と同じ高
さにおける輪郭形状が、雌型の開口端の形状と一致し、
その大きさが、シートの厚さ分だけ、雌型の開口端の大
きさより小さくなるように構成されている。 【0004】 【発明が解決しようとする課題】上記の公報に記載され
た発明によって深さの深いカップを成形するとした場
合、上記の公報に記載されているプラグは、その後端部
の輪郭形状が雌型の開口端の形状に一致するとされてい
るから、カップの深さに合わせてプラグの軸長を長くす
ると、プラグの後端部分の直線状の部分を鉛直方向(軸
線方向)に立て起こさなくてはならなくなる。そうする
と、プラグがシートを押し下げている過程における雌型
の開口端とプラグの先端側の曲線状の輪郭部分とを結ん
だ直線すなわちシートが延ばされて直線状になっている
部分と、プラグにおける直線状の輪郭部分との角度に相
違が大きくなり、その結果、該直線状の輪郭部分にシー
トが付着し難くなって、プラグの先端部分と後端部分の
境界でシートが延びてしまうおそれが有る。 【0005】カップの底部や開口端のフランジ部はカッ
プの胴部に比べて丈夫であるが、この様に、プラグの先
端部分と後端部分との境界でシートが延びてしまうこと
によって、カップの胴部に薄肉の部分が発生してしま
い、そのためにカップの胴部が更に低強度になり、ある
いはその剛性が低下してしまい、好ましくない。 【0006】また一方、従来では、角形プラスチックカ
ップの成形のために図10に示すプラグ100が使用さ
れることもある。なお、図10は、従来のプラグ100
と角形プラスチックカップ50’との大きさや位置の関
係を示す正面図、縦断正面図、縦断側面図の三面図であ
る。 【0007】従来のプラグ100はその材質を例えばシ
ンタクテックとするものであって、図10に示した様
に、その先端101が、角形プラスチックカップ50’
の水平断面形状と相似形の略長方形で、面取り部102
を経て角形プラスチックカップ50’の胴部54と平行
なテーパー面103と成り、該テーパー面103から垂
直壁104に終わっており、テーパー面103は、従来
のプラグ100の高さの三分の二ほどの高さを占め、垂
直壁104は残りの三分の一ほどの高さを有している。 【0008】更に、従来のプラグ100の水平断面に於
ける四隅のアールは、図10(a)に示した様に、プラ
グ100が下死点(ストロークエンド)に到達した時に
対峙する角形プラスチックカップ50’の四隅のアール
と同じ曲率を備えた形状を有している。 【0009】この様な形状を備えた従来のプラグ100
を使って成形した角形プラスチックカップ50’は、比
較的丈夫な底部53の肉厚が薄くなるものの、胴部54
の肉厚が薄く、鉛直壁56とフランジ部57の肉厚が必
要以上に厚くなってしまい好ましくない。 【0010】本発明は、胴部を丈夫にした角形で深さの
深いプラスチックカップを成形する装置を得ることを課
題としている。 【0011】 【課題を解決するための手段およびその作用】本発明
は、プラグを内蔵していて加圧空気を導入可能なチャン
バーとカップの外形の形状を内側に備えた雌型との間に
予備加熱した熱可塑性樹脂シートを挟み、該熱可塑性樹
脂シートをプラグで雌型に向かって押し込み、加圧空気
供給手段からチャンバー内に加圧空気を吹き込んで熱可
塑性樹脂シートを雌型に押し付けて角形のプラスチック
カップを成形する角形プラスチックカップの成形装置に
おいて、プラグが、先端から順に、曲面部と、該曲面部
に滑らかに続いていてプラグの後端に向かって直線的に
カップの胴部を成形する雌型のテーパー壁の角度よりも
大きな角度で開く傾斜面部と、該傾斜面部に滑らかに続
いていてプラグの軸線と平行で直線的な平行面部とから
成り、曲面部と傾斜面部とが、それぞれ、プラグの軸線
方向の長さの約五分の一ずつの長さを備え、前記軸線方
向に垂直な平面内における前記曲面部と傾斜面部と平行
面部との四隅の曲率半径が、前記プラグがそのストロー
クエンドで対峙する雌型の四隅の曲率半径よりも大きく
構成されていることを特徴とする成形装置である。 【0012】したがって本発明の成型装置では、予備加
熱されかつチャンバーと雌型との間に挟み込まれた熱可
塑性樹脂シートが、プラグによって雌型の内部に向けて
押し込まれる。その過程で、熱可塑性樹脂シートは、プ
ラグの先端側の曲面部とこれに続く傾斜面部に密着し、
その後方側の平行面部に対しては離れた状態となる。そ
して、その曲面部と傾斜面部とが、プラグの軸線方向の
長さの約五分の二であるから、これらの部分に密着して
延伸が抑制されて肉厚が確保された部分が、熱可塑性樹
脂シートの下端側の部分に生じる。しかる後に加圧空気
を熱可塑性樹脂シートの内側に吹き込んで、角形プラス
チックカップが圧空成形される。その場合、熱可塑性樹
脂シートの下端側の部分に上記の厚肉の部分が確保され
ているので、胴部の壁厚が厚く成る。 【0013】 【発明の実施の形態】本発明の角形プラスチックカップ
の成形装置は、公知の成形装置のプラグを改良したもの
で、図1で、改良したプラグ1と角形プラスチックカッ
プ50との大きさや位置の関係を三面図で示した。 【0014】図1(a)は上面図であり、図1(b)は
正面図であり、図1(c)は側面図であり、角形プラス
チックカップ50を縦断面で示している。 【0015】図1の改良プラグ1は、角形プラスチック
カップ50内で、成形時に於ける下死点に位置した状態
を示している。 【0016】本発明の成形装置で成形される角形プラス
チックカップ50は、図1(a)に示した様に、角形プ
ラスチックカップ50の全体の水平断面形状が、四隅を
所定の曲率半径で面取りされ、かつ辺に相当する部分が
大きな曲率半径で円弧状に外方に膨出した略長方形であ
り、図1(b)、(c)に示した様に、内方に膨出した
ドーム部51と該ドーム部51に続くアール部52とか
ら成る底部53を備えており、底部53からは、型抜き
を円滑にする為の開口方向に向かってテーパー状に鉛直
線に対して約4°の角度で広がっている胴部54が在
り、該胴部54は、補強の為と積み重ねて取り扱うとき
に内側の角形プラスチックカップ50を外側の角形プラ
スチックカップ50の上に載置させる為の環状の段部5
5に続いており、該段部55を介して鉛直に開口方向に
延びる鉛直壁56が有り、該鉛直壁56は、板状の蓋を
接着若しくはヒートシールする為の水平方向外方に延び
るフランジ部57に続いている。 【0017】そして、角形プラスチックカップ50の鉛
直壁56とフランジ部57の肉厚を薄くし、胴部54の
肉厚を厚くする為に、プラグ1の材質として、従来使用
されていたシンタククテックよりも熱可塑性樹脂シート
が滑らないデルリンが採用されている。 【0018】次に、本発明に係る状のプラグ1は、図1
(b)、(c)に示した様に、先端に、滑らかな曲面か
ら成る曲面部6を備えている。 【0019】図1(b)に示した長径側では、該曲面部
6は先端中央が直線60で両脇がアール部61と成って
おり、図1(c)に示した短径側では、該曲面部6は円
弧形62に成っており、該曲面部6の四隅の水平面方向
(軸線方向に対して垂直な平面内)での曲率半径は、プ
ラグ1の下死点(ストロークエンド)で対峙する角形プ
ラスチックカップ50の四隅の曲率半径若しくは後述す
る雌型2の四隅の曲率半径よりも大きく構成されてい
る。 【0020】また、該曲面部6は、プラグ1が上死点か
ら下死点まで移動するストローク距離の五分の一ほどの
軸線方向の長さを有している。 【0021】該曲面部6の後端側には、該曲面部6に滑
らかに続く傾斜面部7が形成されており、該傾斜面部7
は、角形プラスチックカップ50の胴部54若しくは後
述する雌型2のテーパー壁21の約4°の傾斜角度より
も大きい約10°の角度でプラグ1の後端側に向かって
直線的に開いている。 【0022】さらに、該傾斜面部7の四隅の水平面方向
(軸線方向に対して垂直な平面内)の曲率半径は、曲面
部6と同様に、プラグ1の下死点で対峙する角形プラス
チックカップ50の四隅の曲率半径若しくは後述する雌
型2の四隅の曲率半径よりも大きく構成されていて、該
傾斜面部7は、曲面部6と同様に、プラグ1が上死点か
ら下死点まで移動するストローク距離の五分の一ほどの
軸線方向の長さを有している。 【0023】該傾斜面部7の後端側には、該傾斜面部7
と滑らかに連続していて、プラグ1の軸線と平行に直線
的に延在する平行面部8が在り、該平行面部8の四隅の
水平面方向(軸線方向に対して垂直な平面内)の曲率半
径も、曲面部6と傾斜面部7と同様に、プラグ1の下死
点で対峙する角形プラスチックカップ50の四隅の曲率
半径若しくは後述する雌型2の四隅の曲率半径よりも大
きく構成されている。 【0024】次に、上述の形状を備えたプラグ1の作用
について、図2乃至図9に従って説明する。 【0025】図2、図4、図6、図8は角形プラスチッ
クカップ50の長径側の断面を示しており、図3、図
5、図7、図9は角形プラスチックカップ50の短径側
の断面を示している。 【0026】図2、図3は、本発明装置で熱可塑性樹脂
シート9を挟持した状態を示した要部断面図であり、プ
ラグ1は上死点に位置していて、チャンバー4内に在
る。 【0027】チャンバー4は、図示していない加圧空気
供給手段から加圧空気を導入でき、チャンバー4の下端
は、フランジ押さえ3を併用していて、熱可塑性樹脂シ
ート9を雌型2の開口上端部とで角形プラスチックカッ
プ50のフランジ部57を形成させる。 【0028】フランジ押さえ3の外側には、熱可塑性樹
脂シート9と角形プラスチックカップ50のフランジ部
57とを切り離すカッター5が設けてある。 【0029】雌型2は、上記の角形プラスチックカップ
50の外面形状と同一の形状を備えていて、底部の中央
には、四隅を面取りされた長方形のドーム部22を頂面
に備えた離型装置26が雌型2内に移動可能に設けてあ
る。 【0030】底部の側縁には、該離型装置26のドーム
部22に段差を持って不連続的に続いているアール部2
3が有り、アール部23からは外方に広がるテーパー壁
21と成っている。 【0031】テーパー壁21の上端には、環状に一周す
る段部24が有り、上方に延びる鉛直壁25に終わって
いる。 【0032】さらに、雌型2の離型装置26には、圧空
成形の際に熱可塑性樹脂シート9の雌型2側の空気を自
然排気する為と、角形プラスチックカップ50を離型す
るときにバキュームを引いて角形プラスチックカップ5
0のドーム部51を保持する為の多数の小孔(図示せ
ず)をドーム部22の表面に開口させて設けている。 【0033】さらに、段部24にも、成形の際に熱可塑
性樹脂シート9の雌型2側の空気を自然排気する為の小
孔(図示せず)を設けており、また、雌型2の離型装置
26とアール部23との摺動面の隙間からも排気され
る。 【0034】これらの小孔は、排気される空気が特定の
個所で高圧になって成形に影響を与えない様に、互いに
対称に穿たれている。 【0035】雌型2は、稼働時に冷却水が通されて温度
制御されており、チャンバー4とフランジ押さえ3とカ
ッター5も稼働時に冷却水で温度制御されていて、雌型
2の方が1℃ほど高温に成る様にされ、角形プラスチッ
クカップ50が急激な固化を受けないようにしている。 【0036】角形プラスチックカップ50に成形される
熱可塑性樹脂シート9としては、ポリプロピレン、エチ
レンープロピレン共重合体、ポリエチレン、ポリエステ
ル等の結晶性樹脂及びスチロール樹脂から成る単層シー
トや中間層としてガスバリヤ性のあるエチレンービニル
アルコール共重合体やポリ塩化ビニリデン等が使われ、
内容物に接する最内層にエチレンービニルアルコール共
重合体、ポリエステル、ポリアミド、ポリアクリロニト
リル、ポリカーボネート、ポリアリレート、あるいはこ
れらの混合物ないしは共重合体を使った多層シートが使
われる。 【0037】本例では、厚さ180μmでガスバリヤ性
の有るエチレンービニルアルコール共重合体を中間層と
して使用し、該中間層を、接着剤を介してポリプロピレ
ンで挟んだ総厚2.2mmの多層熱可塑性樹脂シート9を
使用した。 【0038】該熱可塑性樹脂シート9は、先ず、約40
0℃に加熱されたヒーターの間に約40秒間保持され
て、予備加熱され、図2および図3に示した様に、雌型
2の上端面とフランジ押さえ3の間に挟持される。 【0039】次に、プラグ1が雌型2に向かって150
barの油圧力で65L/minの線速度で押し下げられ、
熱可塑性樹脂シート9の軸線方向の五分の二は、プラグ
1の曲面部6と傾斜面部7に付着してあまり延ばされる
ことなく押し下げられ、残りの軸線方向の五分の三の傾
斜面部7と平行面部8との接続部とフランジ押さえ3と
の間の熱可塑性樹脂シート9が徐々に延ばされて、図4
および図5に示した様に、プラグ1は下死点に達する。 【0040】このとき、曲面部6と傾斜面部7と平行面
部8との四隅の水平方向の曲率半径が、プラグ1の下死
点で対峙する雌型2の四隅の曲率半径よりも大きく構成
されているので、プラグ1の四隅のコーナー部で、熱可
塑性樹脂シート9が水平方向に過剰に延伸されることが
無い。 【0041】また、このとき、雌型2と熱可塑性樹脂シ
ート9との間の空気は、雌型2の段部24と雌型2のド
ーム部22の小孔から排気され始め、プラグ1が下死点
に達すると同時にチャンバー4内に7.84bar(7
8.4×10Pa)の高圧空気が注入される。 【0042】このとき、プラグ1の曲面部6と傾斜面部
7に付着していた熱可塑性樹脂シート9は、下方且つ外
方に比較的に大きく広がり、傾斜面部7と平行面部8と
の接続部とフランジ押さえ3との間で比較的大きく引き
延ばされていた熱可塑性樹脂シート9は外方に比較的少
なく広がり、全体的に壁厚がほぼ一定に成形され、雌型
2と熱可塑性樹脂シート9との間の空気は、雌型2のド
ーム部22の小孔から排気されて、図6および図7に示
した様に、熱可塑性樹脂シート9は、雌型2に押し付け
られて、角形プラスチックカップ50の形状に成形され
る。 【0043】高圧空気の注入が停止されるとすぐに、プ
ラグ1が上死点まで戻され、同時に、カッター5を押し
下げるか、若しくは雌型2を押し上げてフランジ部57
の外端を熱可塑性樹脂シート9から切り離す。 【0044】次に、雌型2が下方に移動して90°回転
し、離型装置26が作動して角形プラスチックカップ5
0のドーム部51を吸い付けながら、雌型2から押し出
し、次の成形に移行する。 【0045】本発明の効果を確認する目的で、本発明の
プラグ1と図10に示す従来のプラグ100で、角形プ
ラスチックカップ50,50’を各20個作成し、下表
を得た。 【表1】 【0046】表中、目標値以外は、20個の角形プラス
チックカップについての平均値であり、段差等が有って
比較的丈夫なフランジ部57と鉛直壁56とについて観
ると、本発明のプラグ1で作った角形プラスチックカッ
プ50のフランジ部57の厚さは、四個所とも、従来の
プラグ100で作ったそれよりも薄く成っており、鉛直
壁56の四隅のコーナー部の厚さも、四個所とも、従来
のプラグ100で作ったそれよりも薄く成っている。 【0047】胴部54の壁厚についても、底から40mm
の四隅のコーナー部は従来品よりも厚く成っており、底
から10mmの胴部54の壁厚も厚く成っていて、さら
に、ドーム部51の厚さも厚く成っていて、その結果、
挫屈強度が増加している。 【0048】 【発明の効果】上述の通り、本発明装置のプラグで成形
した角形プラスチックカップは、フランジ部と鉛直壁が
薄くなり、胴部と底部の壁厚が厚く成り、丈夫な角形プ
ラスチックカップを得ることができた。
【図面の簡単な説明】 【図1】 本発明装置のプラグと角形プラスチックカッ
プとの大きさの関係を示した平面図、縦断正面図、縦断
側面図の三面図である。 【図2】 本発明装置でシートを挟持した状態のプラグ
の長径方向での要部断面図である。 【図3】 本発明装置でシートを挟持した状態のプラグ
の短径方向での要部断面図である。 【図4】 本発明装置でプラグを下死点まで押し込んだ
状態のプラグの長径方向での要部断面図である。 【図5】 本発明装置でプラグを下死点まで押し込んだ
状態のプラグの短径方向での要部断面図である。 【図6】 本発明装置で圧空成形を完了した状態のプラ
グの長径方向での要部断面図である。 【図7】 本発明装置で圧空成形を完了した状態のプラ
グの短径方向での要部断面図である。 【図8】 本発明装置でフランジ部をトリムカットした
状態のプラグの長径方向での要部断面図である。 【図9】 本発明装置でフランジ部をトリムカットした
状態のプラグの短径方向での要部断面図である。 【図10】 従来のプラグと角形プラスチックカップと
の大きさの関係を示した平面図、縦断正面図、縦断側面
図の三面図である。 【符号の説明】 1…プラグ、 2…雌型、 3…フランジ押さえ、 4
…チャンバー、 5…カッター、 6…曲面部、 7…
傾斜面部、 8…平行面部、 9…熱可塑性樹脂シー
ト、 21…テーパー壁、 22…ドーム部、 23…
アール部、 24…段部、 25…鉛直壁、 26…離
型装置、 60…直線、 61…アール部、 62…円
弧形、 50,50’…角形プラスチックカップ、 5
1…ドーム部、 52…アール部、 53…底部、 5
4…胴部、 55…段部、 56…鉛直壁、 57…フ
ランジ部、 100…プラグ、 101…先端、 10
2…面取り部、 103…テーパー面、 104…垂直
壁。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き Fターム(参考) 3E033 AA08 AA10 BA14 BA15 BA16 BA17 BA19 BA21 BA22 BA23 BA24 BB08 CA02 DB03 DD02 FA01 4F202 AC03 AG07 AG22 AH56 CA17 CB01 CK41 CK90 4F208 AC03 AG07 AG22 AH56 MA02 MA06 MB01 MC01 MC04 MH06

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 【請求項1】 プラグを内蔵していて加圧空気を導入可
    能なチャンバーとカップの外形の形状を内側に備えた雌
    型との間に予備加熱した熱可塑性樹脂シートを挟み、該
    熱可塑性樹脂シートをプラグで雌型に向かって押し込
    み、加圧空気供給手段からチャンバー内に加圧空気を吹
    き込んで熱可塑性樹脂シートを雌型に押し付けて角形の
    プラスチックカップを成形する角形プラスチックカップ
    の成形装置において、 プラグが、先端から順に、曲面部と、該曲面部に滑らか
    に続いていてプラグの後端に向かって直線的にカップの
    胴部を成形する雌型のテーパー壁の角度よりも大きな角
    度で開く傾斜面部と、該傾斜面部に滑らかに続いていて
    プラグの軸線と平行で直線的な平行面部とから成り、 曲面部と傾斜面部とが、それぞれ、プラグの軸線方向の
    長さの約五分の一ずつの長さを備え、 前記軸線方向に垂直な平面内における前記曲面部と傾斜
    面部と平行面部との四隅の曲率半径が、前記プラグがそ
    のストロークエンドで対峙する雌型の四隅の曲率半径よ
    りも大きく構成されていることを特徴とする角形プラス
    チックカップの成形装置。
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR101408102B1 (ko) 2012-02-22 2014-06-17 한국과학기술원 화분 제조 키트
WO2023096500A1 (en) * 2021-11-26 2023-06-01 MK Product Development Limited Improved compositions, containers and/or lids, and their methods of manufacture

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