JP2003126815A - 生分解処理装置及びその排気処理装置 - Google Patents

生分解処理装置及びその排気処理装置

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JP2003126815A
JP2003126815A JP2001324582A JP2001324582A JP2003126815A JP 2003126815 A JP2003126815 A JP 2003126815A JP 2001324582 A JP2001324582 A JP 2001324582A JP 2001324582 A JP2001324582 A JP 2001324582A JP 2003126815 A JP2003126815 A JP 2003126815A
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water
biodegradation
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JP2001324582A
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Kazuyuki Watanabe
和行 渡邉
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Seiki Kogyo Co Ltd
Original Assignee
Seiki Kogyo Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【解決手段】生分解処理装置本体の排出容器23では、
生分解処理室からの水蒸気類が、分離通路30に供給口
39から供給され、各消臭フィルタ36,37,38で
消臭されて排気と排水とに分離される。排気は排気口4
1から排気供給ホース55を通して排気処理装置3の水
タンク45に排気供給管53から噴出される。排水は排
水口40から排水供給ホース56を通して水タンク45
に供給される。水タンク45の水類から分離した排気
は、排気通路46で各消臭フィルタ47,48,49に
より消臭されて排出室50に至り、排気口51から排出
される。水タンク45の水類は、循環ホース43により
水類供給口44から分離通路30に戻されるとともに、
循環ホース65により排出室50に供給されて水タンク
45に戻される。排出室50には通風口60から通風さ
れる。 【効果】処理室の高温状態をより一層確実に維持し、生
分解菌を増殖させながら生分解処理を効率良く行う。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、特に、生分解菌
として超好熱菌(超高温菌)を利用した高速分解消滅処
理を主眼とする生分解処理装置、並びにその排気処理装
置に関するものである。
【0002】
【従来の技術及び発明が解決しようとする課題】従来、
高速分解消滅処理を主眼とする場合、生分解処理容器内
を高温に維持する必要がある。本発明は、種々の手段を
採用して、生分解処理容器内の高温状態を確実に保持し
て生分解菌を増殖させながら生分解処理を効率良く行う
ことを目的にしている。
【0003】
【課題を解決するための手段及び発明の効果】後記実施
形態の図面(図1〜7)の符号を援用して本発明を説明
する。 * 請求項1の発明 この発明にかかる生分解処理装置(1)の装置本体
(2)は、下記のように構成されている。
【0004】生分解処理容器(5)内に設けた処理室
(13)に攪拌機構(14)を備えている。この生分解
処理容器(5)にはこの処理室(13)に連通する処理
物供給部(6)と熱風供給部(7)と水蒸気類分離排出
部(8)とを設けている。この水蒸気類分離排出部
(8)にあっては、前記処理室(13)から水蒸気類が
供給される供給口(39)と、この供給口(39)から
の水蒸気類が消臭フィルタ(36,37,38)を通っ
て排気と排水とに分離される分離通路(30)と、この
分離通路(30)で水蒸気類から分離された排気が排出
される排気口(41)と、この分離通路(30)で水蒸
気類から分離された排水が排出される排水口(40)と
を備えている。
【0005】生分解処理装置(1)の装置本体(2)に
おいて、生分解菌として超好熱菌(超高温菌)を利用し
た高速分解消滅処理を主眼とする場合、生分解処理容器
(5)内を高温に維持するため、攪拌機構(14)を設
けて処理室(13)を攪拌可能にし、熱風供給部(7)
を設けて処理室(13)に熱風を供給可能にし、水蒸気
類分離排出部(8)を設けて処理室(13)から水蒸気
類を排出可能にしている。特に、水蒸気類分離排出部
(8)では、消臭フィルタ(36,37,38)により
水蒸気類から臭いを除去した臭気の少ない排気と排水と
に分離して確実に排出することができる。従って、処理
室(13)の高温状態をより一層確実に維持して、生分
解菌を増殖させながら生分解処理を効率良く行うことが
できる。なお、この排気を大気に戻し、この排水を適宜
処分してもよいが、それらを後記排気処理装置(3)に
より再処理してもよい。
【0006】* 請求項2の発明 この発明は、請求項1の発明を前提として下記のように
構成されている。前記水蒸気類分離排出部(8)の分離
通路(30)に水類を供給する水類供給口(44)を設
けている。この発明では、この水類供給口(44)から
の水類により、分離通路(30)を通る水蒸気類を冷却
するので、水蒸気類を排気と排水とに確実に分離すると
ともに、排気温度及び排水温度を下げることができる。
また、この水類供給口(44)からの水類により消臭フ
ィルタ(36,37,38)を洗浄するので、消臭フィ
ルタ(36,37,38)の機能を維持して消臭効果を
高めることができる。
【0007】* 請求項3の発明 この発明にかかる生分解処理装置(1)の排気処理装置
(3)は、下記のように構成されている。
【0008】生分解処理容器(5)内に設けた処理室
(13)からの水蒸気類が直接供給されまたは排気と排
水とに分離されて供給される水タンク(45)と、この
水タンク(45)内の水類から分離した排気が消臭フィ
ルタ(47,48,49)を通って排出室(50)に至
る排気通路(46)と、この排気通路(46)の排出室
(50)からの排気が排出される排気口(51)とを備
えている。この発明では、水タンク(45)に供給され
た水蒸気類はその中の水類により冷却されるので、水蒸
気類内の水類が水タンク(45)内の水類と合わされる
とともに、水タンク(45)で水蒸気類から排気が分離
され易くなるとともに、排気温度を下げることができ
る。また、消臭フィルタ(47,48,49)により、
水蒸気類から臭いを除去した臭気の少ない排気を排気口
(51)から確実に排出することができる。従って、処
理室(13)の高温状態をより一層確実に維持して、生
分解菌を増殖させながら生分解処理を効率良く行うこと
ができる。
【0009】* 請求項4の発明 この発明にかかる生分解処理装置(1)の排気処理装置
(3)は、下記のように構成されている。
【0010】生分解処理容器(5)内に設けた処理室
(13)からの水蒸気類を排気と排水とに分離する水蒸
気類分離排出部(8)と、この水蒸気類分離排出部
(8)からの排気と排水とが供給される水タンク(4
5)と、この水タンク(45)内の水類から分離した排
気が消臭フィルタ(47,48,49)を通って排出室
(50)に至る排気通路(46)と、この排気通路(4
6)の排出室(50)からの排気が排出される排気口
(51)とを備えている。この発明では、水蒸気類分離
排出部(8)により水蒸気類を排気と排水とに分離する
ことができるばかりではなく、水タンク(45)に供給
された排気はその中の水類により冷却されるので、排水
が水タンク(45)内の水類と合わされるとともに、水
タンク(45)で排気がさらに分離され易くなるととも
に、排気温度を下げることができる。また、消臭フィル
タ(47,48,49)により臭いを除去した臭気の少
ない排気を排気口(51)から排出することができる。
従って、処理室(13)の高温状態をより一層確実に維
持して、生分解菌を増殖させながら生分解処理を効率良
く行うことができる。
【0011】* 請求項5の発明 この発明は、請求項4の発明を前提として下記のように
構成されている。前記水タンク(45)内の水類を前記
水蒸気類分離排出部(8)に戻した。この発明では、水
タンク(45)内の水類を有効利用するために、水タン
ク(45)内から循環路(43)を通して水蒸気類分離
排出部(8)に戻した水類により、水蒸気類分離排出部
(8)を通る水蒸気類を冷却するので、水蒸気類を排気
と排水とに確実に分離するとともに、排気温度及び排水
温度を下げることができる。また、このからの水類によ
り消臭フィルタ(47,48,49)を洗浄するので、
消臭フィルタ(47,48,49)の機能を維持して消
臭効果を高めることができる。
【0012】* 請求項6の発明 この発明は、請求項3または請求項4または請求項5の
発明を前提として下記のように構成されている。
【0013】前記水タンク(45)内の水類を前記排気
通路(46)の排出室(50)に供給した。この発明で
は、水タンク(45)内の水類を有効利用するために、
水タンク(45)内から循環路(65)を通して排気通
路(46)の排出室(50)に供給した水類により、排
気通路(46)の消臭フィルタ(47,48,49)を
洗浄するので、消臭フィルタ(47,48,49)の機
能を維持して消臭効果を高めることができる。また、こ
の排出室(50)に供給した水類により、この排出室
(50)に至った排気を冷却するので、排出室(50)
で排気がさらに排水と分離され易くなるとともに、排気
温度を下げることができる。
【0014】* 請求項7の発明 この発明は、請求項3から請求項6のうちいずれかの請
求項の発明を前提として下記のように構成されている。
【0015】前記排気通路(46)の排出室(50)に
通風する通風口(60)を設けた。この発明では、この
通風口(60)からの風により、この排出室(50)に
至った排気を冷却するので、排出室(50)で排気がさ
らに排水と分離され易くなるとともに、排気温度を下げ
ることができる。また、前記水タンク(45)内の水類
をこの排気通路(46)の排出室(50)に供給した場
合には、この水類が通風口(60)からの風により冷却
されて排気通路(46)の消臭フィルタ(47,48,
49)を洗浄しながら水タンク(45)に戻るので、水
タンク(45)内の水類を冷却することができる。
【0016】* 第8の発明 この発明は、請求項4または請求項5の発明を前提とし
て下記のように構成されている。
【0017】前記水蒸気類分離排出部(8)にあって
は、前記処理室(13)から水蒸気類が供給される供給
口(39)と、この供給口(39)からの水蒸気類が消
臭フィルタ(36,37,38)を通って排気と排水と
に分離される分離通路(30)と、この分離通路(3
0)で水蒸気類から分離された排気が排出される排気口
(41)と、この分離通路(30)で水蒸気類から分離
された排水が排出される排水口(40)とを備えてい
る。この水蒸気類分離排出部(8)では、消臭フィルタ
(36,37,38)により水蒸気類から臭いを除去し
た臭気の少ない排気と排水とに分離して確実に排出する
ことができる。
【0018】* 第9の発明 この発明は、請求項2の発明を前提として下記のように
構成されている。前記分離通路(30)は壁(24〜2
9)により囲まれている。この壁(26,27,28)
には前記水類供給口(44)に連通する冷却室(42)
を設けている。この発明では、この冷却室(42)を通
って水類供給口(44)に至る水類により、分離通路
(30)を通る水蒸気類を冷却するので、水蒸気類を排
気と排水とに確実に分離するとともに、排気温度及び排
水温度を下げることができる。
【0019】* 第10の発明 この発明は、請求項1または請求項2の発明、または第
8の発明または第9の発明を前提として下記のように構
成されている。
【0020】前記分離通路(30)は、水蒸気類供給口
(39)と排気口(41)または排水口(40)との間
で複数の通路室(33,34,35)に区画されてい
る。前記消臭フィルタ(36,37,38)はこの各通
路室(33,34,35)に設けられている。例えば、
この各消臭フィルタ(36,37,38)としては、異
なる消臭機能を持つものを採用する。この発明では、消
臭フィルタ(36,37,38)の機能を高めることが
できる。
【0021】* 第11の発明 この発明は、請求項4または請求項5の発明、または第
8の発明を前提として下記のように構成されている。
【0022】前記水蒸気類分離排出部(8)からの排気
は、水タンク(45)内に配設した排気供給管(53)
に供給され、この排気供給管(53)に貫設した多数の
排気孔(53a)から水タンク(45)内に噴出され
る。この発明では、排気が水タンク(45)内で泡状に
分散されて消臭フィルタ(47,48,49)を通るの
で、消臭フィルタ(47,48,49)による消臭効果
を高めることができる。
【0023】* 第12の発明 この発明は、請求項3から請求項7のうちいずれかの請
求項の発明、または第8の発明または第11の発明を前
提として下記のように構成されている。
【0024】前記排気通路(46)にはその排出室(5
0)と前記水タンク(45)との間で複数の消臭フィル
タ(47,48,49)を互いに区画して設けた。この
各消臭フィルタ(47,48,49)としては、異なる
消臭機能を持つものを採用する。この発明では、消臭フ
ィルタ(47,48,49)の機能を高めることができ
る。
【0025】* 第13の発明 この発明は、請求項1または請求項2の発明、または第
8の発明を前提として下記のように構成されている。
【0026】前記生分解処理容器(5)の外壁(10,
11,12)の一部または全部に設けた断熱材(20)
により前記処理室(13)を囲った。この発明では、処
理室(13)を高温状態で維持するために処理室(1
3)の熱を生分解処理容器(5)の外側に逃がさない目
的で、断熱材(20)を利用した。そのため、処理室
(13)の高温状態をより一層確実に維持することがで
きる。従って、生分解菌を増殖させながら生分解処理を
効率良く行うことができる。
【0027】
【発明の実施の形態】以下、本発明の一実施形態にかか
る生分解処理装置について図面を参照して説明する。
【0028】<生分解処理装置の概要>図1(a)に示
す生分解処理装置1は、互いに接続された装置本体2と
排気処理装置3とを備えている。
【0029】図1(a)(b)に示す装置本体2におい
て外ケース4内には、図1(c)で概略的に示す生分解
処理容器5が設置されている。この生分解処理容器5上
には処理物供給部6と熱風供給部7と水蒸気類分離排出
部8とが取り付けられている。
【0030】図2(a)及び図3に示すように、前記生
分解処理容器5は、周壁10と底壁11とを有する容器
本体9と、この容器本体9の上端部を閉塞する蓋壁12
とを備えている。この容器本体9と蓋壁12とで囲まれ
た処理室13内には攪拌切断機構14が設けられてい
る。この攪拌切断機構14においては、生分解処理容器
5の外側で蓋壁12上に取り付けられた駆動モータ15
により回転し得る回転軸16が蓋壁12及び底壁11で
回転可能に支持されて鉛直(上下方向)に延設され、こ
の回転軸16に複数(例えば三枚)の回転翼17,1
8,19が取着されている。これらの回転翼17,1
8,19は、処理室13の底壁11側に配設され、回転
中心線16aの方向(上下方向)へ間隔をおいて並設さ
れているとともに、回転方向へ等円周角度(120度)
で並設されている。上側回転翼17と中間回転翼18と
下側回転翼19とは、逆円錐台形状をなす底壁11の内
周面に合わせて互いに長さを異にし、回転中心線16a
に対し直交する半径方向へ回転軸16から底壁11の内
周面付近まで延設されている。
【0031】図2(b)に示すように、前記生分解処理
容器5の外壁をなす周壁10と底壁11と蓋壁12とに
はそれぞれ断熱材20(保温材)が内外両壁部21,2
2間に挟着されている。なお、底壁11では断熱材20
を省略してもよい。この断熱材20としては、鉱物質の
ものや動植物質のものや金属質のものなど、既存のもの
から適宜選択して採用すればよいが、本実施形態ではガ
ラス繊維を利用している。
【0032】図1(c)に示す前記処理物供給部6は図
1(b)に示すように開閉可能な投入口6aを有し、こ
の投入口6aが前記生分解処理容器5内の処理室13
(図2参照)に連通している。図1(c)に示す前記熱
風供給部7は、前記生分解処理容器5内の処理室13に
連通している。
【0033】<前記装置本体2の水蒸気類分離排出部8
の詳細>図4(a)(b)に示すように、この水蒸気類
分離排出部8においては、底壁24と前壁25と後壁2
6と左壁27と右壁28と蓋壁29とからなる排出容器
23内で、分離通路30が前隔壁31と後隔壁32とに
より前通路室33と中通路室34と後通路室35とに区
画されている。この前通路室33と中通路室34と後通
路室35とにはそれぞれ消臭フィルタ36,37,38
が設けられている。この前通路室33において消臭フィ
ルタ36の下方にある下室33aには、前記生分解処理
容器5内の処理室13に連通する水蒸気類供給口39が
接続されている。この前通路室33において消臭フィル
タ36の上方にある上室33bと、この中通路室34に
おいて消臭フィルタ37の上方にある上室34bとが互
いに隣接して連通している。この中通路室34において
消臭フィルタ37の下方にある下室34aと、この後通
路室35において消臭フィルタ38の下方にある下室3
5aとが互いに隣接して連通している。この後通路室3
5の下室35aには排水口40が接続されている。この
後通路室35において消臭フィルタ38の上方にある上
室35bには排気口41が接続されている。ちなみに、
前記前通路室33の消臭フィルタ36及び後通路室35
の消臭フィルタ38においては、それぞれ、多数の貫通
孔を有する支持板36a,38a上にステンレス製金属
繊維集合体36b,38bが載せられているとともに、
この金属繊維集合体36b,38b上に活性炭36c,
38cが載せられている。前記中通路室34の消臭フィ
ルタ37においては、多数の貫通孔を有する支持板37
a上にステンレス製金属繊維集合体37bが載せられて
いるとともに、この金属繊維集合体37b上には沸石3
7c(ゼオライト)または石灰石が載せられている。
【0034】前記排出容器23の後壁26内及び左右両
壁27,28内の全体には冷却室42が設けられてい
る。この後壁26で冷却室42には循環ホース43(循
環路)が接続されている。この左右両壁27,28の上
端部で冷却室42には複数の水類供給口44が接続さ
れ、前記前通路室33の上室33bと中通路室34の上
室34bと後通路室35の上室35bとにそれぞれ開放
されている。
【0035】<前記排気処理装置3の詳細>図5に示す
ように、この排気処理装置3においては、水タンク45
の上方に排気通路46が設けられている。この排気通路
46では、三段の消臭フィルタ47,48,49が互い
に隙間をあけて積まれ、最上段の消臭フィルタ47の上
方に排出室50が設けられているとともに、図6(a)
に示すようにこの排出室50に連通する排気口51から
煙突52が立設されている。前記水タンク45内におい
て、最下段の消臭フィルタ49の下側で排気供給管53
が水平に配設されている。図7に示すように、この排気
供給管53は前記水蒸気類分離排出部8の排気口41に
対しブロア54を介して排気供給ホース55(排気供給
路)により接続されている。図6(b)に示すように、
この排気供給管53には多数の排気孔53aが貫設され
て長手方向へ並設されている。図7に示すように、前記
水蒸気類分離排出部8の排水口40はこの水タンク45
に対し排水供給ホース56(排水供給路)により接続さ
れている。この水タンク45内で前記最下段の消臭フィ
ルタ49の下方域に対し仕切り57を挟んだ端域にはポ
ンプ58が設けられている。図7に示すように、このポ
ンプ58には前記水蒸気類分離排出部8の循環ホース4
3が接続されている。ちなみに、最上段の消臭フィルタ
47及び最下段の消臭フィルタ49においては、それぞ
れ、多数の貫通孔を有する支持板47a,49a上にス
テンレス製金属繊維集合体47b,49bが載せられて
いるとともに、この金属繊維集合体47b,49b上に
活性炭47c,49cが載せられている。前記中段の消
臭フィルタ48においては、多数の貫通孔を有する支持
板48a上にステンレス製金属繊維集合体48bが載せ
られているとともに、この金属繊維集合体48b上には
沸石37c(ゼオライト)または石灰石と軽石48dと
が順次載せられている。
【0036】図5及び図6(a)に示すように、前記排
気通路46の排出室50においては、ブロア59が接続
された通風口60から前記煙突52の排気口51に至る
通風路61が隔壁62により区画されて設けられ、この
通風路61にはステンレス製金属繊維集合体63が埋め
込まれている。この通風路61には多数の孔を有する冷
却路64がこの隔壁62に沿って設けられ、この冷却路
64には循環ホース65(循環路)が接続されている。
この循環ホース65は前記ポンプ58に接続されてい
る。
【0037】<前記生分解処理装置1の装置本体2及び
排気処理装置3の作用>前記生分解処理容器5内の処理
室13には処理物供給部6の投入口6aから処理物とし
て生分解菌(生分解微生物)と菌宿体とを供給する。こ
の生分解菌としては、高速分解消滅処理を主眼とする場
合、超好熱菌(超高温菌)を利用する。この菌宿体とし
ては、生分解菌の増殖を主眼とする場合、生ごみやもみ
がらやコーヒー粕や茶粕やハーブのほか、微粉末活性炭
も利用される。また、有機性廃棄物処理では、この菌宿
体としてこれらに有機性廃棄物を加える。
【0038】前記処理室13で各回転翼17,18,1
9が2〜3回/secの回転数で回転すると、前記生分
解菌と菌宿体とを攪拌するとともに切断(破砕)する。
この攪拌切断を行いながら、前記熱風供給部7から、4
00℃〜500℃の範囲の温度、好ましくは約450℃
の乾燥熱風を、処理室13の内容積1m3 あたり0.5
〜2.0m3 /minの供給量で処理室13に供給す
る。この乾燥熱風がマンガン鉱石や石炭石やコバルト鉱
石や活性炭等の混合資材を通過すると、分解菌の活性を
高めることができる。この処理室13は、約70℃〜約
120℃の範囲の温度、好ましくは約100℃の温度に
設定される。
【0039】前記処理室13内の水蒸気類は、装置本体
2内の水蒸気類分離排出部8において、排出容器23の
供給口39から供給され、排出容器23の分離通路30
で冷却室42により冷却されながら各消臭フィルタ3
6,37,38を通り、消臭されて排気と排水とに分離
される。この排気は、ブロア54により排出容器23の
排気口41から排出され、排気供給ホース55を通して
排気処理装置3に送られる。この排水は、自然落下によ
り排出容器23の排水口40から排出され、排水供給ホ
ース56を通して排気処理装置3に送られる。
【0040】後述するように、排気処理装置3の水タン
ク45からの水類は、ポンプ58により循環ホース43
を通して冷却室42に送られ、さらにこの冷却室42を
通して各水類供給口44に送られる。この各水類供給口
44から分離通路30へ流出する水類により、分離通路
30を通る水蒸気類を冷却するとともに、各消臭フィル
タ36,37,38を洗浄する。
【0041】前記排水供給ホース56からの排水は、排
気処理装置3の水タンク45に入って水タンク45の水
類と合わされる。前述したように、この水タンク45の
水類は、ポンプ58により、循環ホース43を介して排
出容器23の分離通路30へ戻される。
【0042】前記排気供給ホース55からの排気は、排
気供給管53から水タンク45へ噴出されて泡状に分散
され、さらに排気通路46で各消臭フィルタ47,4
8,49を通り、消臭されて排出室50に至る。一方、
この水タンク45の水類は、ポンプ58により、循環ホ
ース65を通してこの排出室50で通風路61内の冷却
路64に供給される。この通風路61にはブロア59に
より通風口60から風が供給される。この冷却路64か
ら通風路61へ流出した水類は、この風により冷却さ
れ、排気通路46で各消臭フィルタ47,48,49を
洗浄しながら落下して水タンク45に戻る。消臭されて
排出室50に至った前記排気は、冷却路64からの水類
や通風口60からの風により冷却され、排気口51を通
して煙突52から大気へ排出される。
【0043】当初、前記水タンク45には適量の水類を
予め供給しておく。処理室13内の水蒸気類から発生す
る排水がこの水タンク45に注入されるとともに、この
水タンク45の水類は冷却や洗浄のために有効利用され
た後に循環して水タンク45に戻る。そのため、蒸発等
により排気されて減少しても、その減少分を補うことが
でき、水タンク45に補水することなくほぼ一定に保た
れる。この水タンク45の水類内には処理室13内の水
蒸気類から発生する排気や排水を含むため、活性化微生
物が生存し、臭気解消効果を発揮する。また、前記排気
容器23の各消臭フィルタ36,37,38や前記排気
処理装置3の各消臭フィルタ47,48,49及び排出
室50においては、それぞれ、金属繊維集合体36b,
37b,38b,47b,48b,49b,63がある
ため、その金属イオン効果により微生物を活性化させる
ことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 (a)は本実施形態にかかる生分解処理装置
の装置本体及び排気処理装置を示す側面図であり、
(b)はこの装置本体を示す正面図であり、(c)は図
1(b)を上方から見て装置本体内の生分解処理容器を
概略的に示す平面図である。
【図2】 (a)はこの生分解処理容器を正面側から見
た断面図であり、(b)はこの生分解処理容器の外壁を
示す部分拡大断面図である。
【図3】 図2(a)のXーX線断面図である。
【図4】 (a)は上記装置本体内の水蒸気類分離排出
部を側面側から見た断面図であり、(b)はこの水蒸気
類分離排出部を平面側から見た断面図である。
【図5】 上記排気処理装置を正面側から見た断面図で
ある。
【図6】 (a)(b)はそれぞれ図5の排気処理装置
を平面側から見た断面図である。
【図7】 上記装置本体と排気処理装置とを接続する回
路図である。
【符号の説明】
1…生分解処理装置、2…装置本体、3…排気処理装
置、5…生分解処理容器、6…処理物供給部、7…熱風
供給部、8…水蒸気類分離排出部、13…処理室、14
…攪拌切断機構、30…分離装置、36…消臭フィル
タ、37…消臭フィルタ、38…消臭フィルタ、39…水
蒸気類供給口、40…排水口、41…排気口、44…水
類供給口、45…水タンク、46…排気通路、47…消
臭フィルタ、48…消臭フィルタ、49…消臭フィルタ、
50…排出室、51…排気口、60…通風口。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き Fターム(参考) 4D002 AB02 BA04 BA16 CA11 DA41 DA45 4D004 AA03 CA04 CA12 CA15 CA19 CA48 CB04 CB27 CB36 CB44

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 生分解処理容器内に設けた処理室に攪拌
    機構を備え、この生分解処理容器にはこの処理室に連通
    する処理物供給部と熱風供給部と水蒸気類分離排出部と
    を設け、この水蒸気類分離排出部にあっては、前記処理
    室から水蒸気類が供給される供給口と、この供給口から
    の水蒸気類が消臭フィルタを通って排気と排水とに分離
    される分離通路と、この分離通路で水蒸気類から分離さ
    れた排気が排出される排気口と、この分離通路で水蒸気
    類から分離された排水が排出される排水口とを備えたこ
    とを特徴とする生分解処理装置。
  2. 【請求項2】 前記水蒸気類分離排出部の分離通路に水
    類を供給する水類供給口を設けたことを特徴とする請求
    項1に記載の生分解処理装置。
  3. 【請求項3】 生分解処理容器内に設けた処理室からの
    水蒸気類が供給される水タンクと、この水タンク内の水
    類から分離した排気が消臭フィルタを通って排出室に至
    る排気通路と、この排気通路の排出室からの排気が排出
    される排気口とを備えたことを特徴とする生分解処理装
    置における排気処理装置。
  4. 【請求項4】 生分解処理容器内に設けた処理室からの
    水蒸気類を排気と排水とに分離する水蒸気類分離排出部
    と、この水蒸気類分離排出部からの排気と排水とが供給
    される水タンクと、この水タンク内の水類から分離した
    排気が消臭フィルタを通って排出室に至る排気通路と、
    この排気通路の排出室からの排気が排出される排気口と
    を備えたことを特徴とする生分解処理装置における排気
    処理装置。
  5. 【請求項5】 前記水タンク内の水類を前記水蒸気類分
    離排出部に戻したことを特徴とする請求項4に記載の生
    分解処理装置における排気処理装置。
  6. 【請求項6】 前記水タンク内の水類を前記排気通路の
    排出室に供給したことを特徴とする請求項3または請求
    項4または請求項5に記載の生分解処理装置における排
    気処理装置。
  7. 【請求項7】 前記排気通路の排出室に通風する通風口
    を設けたことを特徴とする請求項3から請求項6のうち
    いずれかの請求項に記載の生分解処理装置における排気
    処理装置。
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