JP2003126752A - 両面同時パターン塗工材の製造方法及び装置 - Google Patents
両面同時パターン塗工材の製造方法及び装置Info
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Abstract
ーンを精度良く塗工可能にする両面同時パターン塗工材
の製造方法及び装置を提供する。 【解決手段】 基材Mを保持させた基材支持シート10
3に、塗膜Aを保持した第1支持シート101を積層し
て基材Mに塗膜Aが対面する第1段階の積層シートを形
成し、該積層シートから前記基材支持シート103を剥
離すると共に、その剥離後の表面に、塗膜Bを保持した
第2支持シート106を積層して、基材Mの反対側の面
に塗膜Bが対面する第2段階の積層シートを形成し、該
積層シートを塗膜パターン成形機構500で挟圧して基
材Mの両面に塗膜A,Bのパターンを同時圧着させるこ
とを特徴とする。
Description
工材の製造方法及び装置に関し、さらに詳しくは、特に
張力等により簡単に変形する寸法安定性(形態保持性)
が悪い基材の両面に同一形状の塗膜パターンを同時塗工
する両面同時パターン塗工材の製造方法及び装置に関す
る。
寸法安定性(形態保持性)の良くない基材の表面に所定
の塗膜パターンを塗工する場合、その基材を樹脂フィル
ム(離型フィルム)等の張力等で簡単には変形しない支
持シートに片面を貼り付けた状態にして塗工作業を行っ
ている。
両面に、同一形状の塗膜パターンを塗工しようとする場
合には、従来の作業方法を使用する限りは、上記のよう
に支持シートで基材を支持しても実施することは不可能
である。すなわち、基材を支持シートに貼りつけた状態
で片面の塗工を完了したのち、支持シートを剥離して表
裏貼り替えようとすると、支持シートから基材を剥離し
たとき、剥離部の平面性が直ちに損なわれるため、それ
以後の作業が実施不可能になるためである。
不安定性の特殊基材の両面に同一パターンを塗工するこ
とは実質的に不可能であった。
不安定性の基材の両面に任意の塗膜パターンを精度良く
塗工可能にする両面同時パターン塗工材の製造方法及び
装置を提供することにある。
ン塗工材の製造方法は、基材Mを保持させた基材支持シ
ートに、塗膜Aを保持した第1支持シートを積層して前
記基材Mに塗膜Aが対面する第1段階の積層シートを形
成し、該積層シートから前記基材支持シートを剥離する
と共に、その剥離後の表面に、塗膜Bを保持した第2支
持シートを積層して、前記基材Mの反対側の面に前記塗
膜Bが対面する第2段階の積層シートを形成し、該積層
シートを塗膜パターン成形機構で挟圧して前記基材Mの
両面に塗膜A,Bのパターンを同時圧着させることを特
徴とするものである。
製造装置は、基材Mを保持した基材支持シートの基材供
給機構 (100)と、第1支持シートに塗膜Aを塗布する第
1塗工機構 (200)と、第2支持シートに塗膜Bを塗布す
る第2塗工機構 (300)と、前記基材供給機構 (100)から
送出した基材M付き基材支持シートに前記第1塗工機構
(200)から供給した塗膜A付き第1支持シートを基材M
と塗膜Aが対面するように積層する基材積層機構 (400)
と、該基材積層機構(400) から送出した積層シートから
前記基材支持シートを剥離する剥離機構 (405)と、該基
材支持シート分離後の積層シートに前記第2塗工機構
(300)から供給した塗膜B付き第2支持シートを基材M
と塗膜Bが対面するように積層したのち該積層シートを
挟圧して前記基材Mの両面に塗膜A,Bのパターンを同
時圧着する塗膜パターン成形機構(500) とからなること
を特徴とするものである。
材とは、ロール等により搬送するときの張力により簡単
に変形する寸法安定性(形態保持性)が良くない材料を
いい、以下の説明では文字Mを以って表示する。このよ
うな基材Mとしては、例えば、極薄ポリエステルフィル
ム、極薄ポリプロピレンフィルム、極薄フッ素樹脂フィ
ルム、極薄銅箔、極薄アルミニウム箔などを挙げること
ができる。
工時は液状であるが、乾燥によって固相に変化するもの
をいう。例えば、接着剤、粘着剤、シーラント、塗料、
顔料、炭素粉末、触媒剤などの材料を例示することがで
きる。この塗膜が基材の表面に特定の形状をなすように
圧着されたものを塗膜パターンという。
製品化後において、主として張力を支えるための補助材
として使用される基材支持シート、第1支持シート、第
2支持シート、製品支持シートは、基材に比べて搬送張
力に対して簡単に変化せず、寸法安定性(形態安定性)
を有するものであれば、特に材料の種類は限定されな
い。例えば、連続帯状の樹脂フィルム、紙、織物、不織
布などを挙げることができる。これらの中でも特に樹脂
フィルムが好ましい。
膜、或いはパターン塗工材を保持することを役割とし、
その役割が終了した後は剥離させるものであるので、例
えばシリコーン等の離型剤で表面処理されていることが
好ましい。このように離型剤で処理されていることによ
り、基材や塗膜を損傷しないように貼り付けや剥離を円
滑に行うことができる。
して説明する。
の製造方法を実施する装置の全体構成図である。パター
ン塗工材は、基材が極薄ポリエステルフィルム、塗膜A
が触媒剤、塗膜Bが触媒剤からなり、また基材支持シー
ト、第1支持シート、第2支持シート、製品支持シート
には、それぞれ樹脂フィルムが使用される場合について
例示する。
00は第1塗工機構、300は第2塗工機構、400は
基材積層機構、500は塗膜パターン成形機構、600
は製品支持シート積層機構、700は製品巻取機構であ
る。
に貼り付けた基材支持シート103をロール状に巻き上
げて巻出装置1に回転可能に支持している。この巻出装
置1から基材M付き基材支持シート103が一定長ずつ
巻き出され、ガイドロール2を介して基材積層機構40
0に供給される。
01をロール状に巻いて支持するシート供給機構3を上
流側に設置し、そのシート供給機構3から第1支持シー
ト101をガイドロール4を介して塗布機構5に供給す
る。塗布機構5は下端部にスリットダイを備え、塗液供
給部6から供給された塗液をフィルム状の塗膜Aにして
第1支持シート101の表面に塗工する。塗膜Aを塗工
された第1支持シート101は、乾燥オーブン7を通過
する間に塗膜Aが乾燥し、塗膜A付き支持シート102
になる。塗膜A付き支持シート102は、ガイドロール
8を介して基材積層機構400に供給される。乾燥オー
ブン7は、乾燥を必要としない場合には省略することが
できる。また、乾燥オーブン7の構成は特に限定される
ものではなく、公知の乾燥手段がいずれも使用可能であ
る。
0とほぼ同じ構成からなる。ロール状に巻かれた第2支
持シート105を支持したシート供給機構9を上流側に
設置し、そのシート供給機構9から第2支持シート10
5をガイドロール10を介して塗布機構11に供給す
る。塗布機構11は下端部にスリットダイを備え、塗液
供給部12から塗液を第2支持シート105の表面にフ
ィルム状の塗膜Bとして塗工する。
は、乾燥オーブン13で塗膜Bを乾燥固化させ、塗膜B
付き支持フィルム106になる。塗膜B付き支持フィル
ム106は、ガイドロール14および加熱ロール23,
24介して塗膜パターン成形機構500に供給される。
乾燥オーブン13は、第1塗工機構200と同様に乾燥
を必要としない場合は省略することができる。また、乾
燥オーブン13としては、公知の乾燥手段がいずれも使
用可能であり、特に種類は限定されない。
される加熱ロール15と回動自在な弾性ニップロール1
6からなる。弾性ニップロール16は、図示しない流体
シリンダ等の加圧機構により加熱ロール15に対して圧
接されるようになっている。弾性ニップロール16は、
ゴム、弾性樹脂などから構成されている。
0で形成された塗膜A付き支持シート102と、基材供
給機構100から巻き出された基材M付き基材支持シー
ト103とを加熱ロール15と弾性ニップロール16と
の間に挟圧して積層し、第1段階の積層シートにする。
このときの積層シートは、塗膜A付き支持シート102
の塗膜Aと基材M付き基材支持シート103の基材Mと
を直接対面させるようにして、圧着形成される。
トは、その出口側において、剥離バー17とガイドロー
ル18とシート巻取機構19とからなる剥離機構405
により、支持シート103が剥離される。剥離バー17
で剥離された支持シート103は、ガイドロール18を
介してシート巻取機構19に巻き取られる。
ート104は、塗膜A付き支持シート102の塗膜Aの
表面に基材Mを接合するように構成されている。この積
層シート104は、ガイドローラ20,21,22を経
由して加熱ローラ24に至り、この加熱ローラ24にお
いて、第2塗工機構300から供給される塗膜B付き支
持シート106を積層し、一体になって塗膜パターン成
形機構500に供給される。このときの積層は、積層シ
ート104の基材Mと塗膜B付き支持シート106の塗
膜Bとが対面するように行われる。したがって、基材M
を挟んで両側に塗膜AとBが配置された関係になってい
る。また、塗膜B付き支持シート106は、加熱ローラ
24で積層シート104に積層されるとき、その直前で
加熱ローラ23により予備加熱されるようになってい
る。
刻印ロール25と加熱弾性ニップロール26とから構成
され、かつ加熱弾性ニップロール26は図示しない流体
シリンダ等の加圧機構によりパターン刻印ロール25に
向け圧接されている。パターン刻印ロール25は加熱ロ
ールからなり、また加熱弾性ニップロール26はゴム、
弾性樹脂などから構成されている。パターン刻印ロール
25と加熱弾性ニップロール26とは、共にモータ駆動
されるようになっている。
ート104の基材Mと塗膜B付き支持シート106の塗
膜Bとが直接対面し、基材Mの両側に塗膜AとBとが配
置された積層状態で、パターン刻印ロール25と加熱弾
性ニップロール26との間に挟圧される。この挟圧によ
り、パターン刻印ロール25のパターン部(図示の例で
はドーナツ状パターン)が、基材Mの両側の塗膜AとB
を同パターン部と同じドーナツ形状になるように基材M
に圧着させる。したがって、塗膜パターン成形機構50
0から送り出された第2段階の積層シートが、剥離機構
505の剥離バー27で第2支持シート105を剥離さ
れるとき、パターン部で圧着された以外の塗膜Bが第2
支持シート105に残った状態になって剥離される。
ロール28とシート巻取機構29から構成されているの
で、上記のように剥離バー27で剥離された第2支持シ
ート105は、圧着パターン部以外の塗膜Bと共にガイ
ドロール28を介してシート巻取機構29に巻き上げら
れる。他方、第2支持シート105が分離された残りの
積層シート108は、パターン成形済み中間製品とし
て、ガイドロール30,31,32を経て製品支持シー
ト積層機構600に供給される。
で駆動される金属ロール36と回動自在な弾性ニップロ
ール37からなる。また、弾性ニップロール37は、図
示しないが流体シリンダ等の加圧機構により金属ロール
36に向け圧接されている。製品支持シート積層機構6
00の上流側には製品支持シート109のシート供給機
構33が設置され、このシート供給機構33から製品支
持シート109がガイドロール34と加熱ロール35を
介して製品支持シート積層機構600に供給されるよう
になっている。また、加熱ロール35はモータで積極駆
動されるようになっている。
パターン成形済み中間製品の積層シート108の塗膜B
パターン側に製品支持シート109を圧着して積層シー
ト110を形成する。この積層シート110からは、製
品支持シート積層機構600の出口側に設けた剥離機構
605により、第1支持シート101が剥離される。剥
離機構605は剥離バー38とガイドロール39とシー
ト巻取機構40とから構成されている。剥離バー38で
剥離される第1支持シート101には、塗膜パターン成
形機構500で圧着されたパターン部以外の塗膜Aが付
着していて、この付着した塗膜Aと共にガイドロール3
9を経てシート巻取機構40に巻き取られる。
面に塗膜パターン成形機構500で圧着されたパターン
部と同パターンの塗膜A,Bを同じ対応位置に圧着した
両面パターン成形品111を製品支持シート109に支
持された状態になってシート巻取機機構42からなる製
品巻取機構700に巻き取られる。
の両面同時パターン塗工を行う一連の工程を図1〜図8
を参照して説明する。
ト101をガイドロール4を経て第1塗工機構200に
供給し、その第1塗工機構200の塗布機構5で、図2
及び図3に示すように、塗液供給機構6から供給された
塗液を第1支持シート101の表面に塗布して塗膜Aを
形成する。このときの塗膜Aの幅としては、後述する塗
膜パターン成形機構500で成形するパターンより少し
大きめの幅にする。次いで、第1支持シート101を乾
燥オーブン7に通して塗膜Aを乾燥させ、塗膜A付き支
持シート102にし、ガイドロール8を経て基材積層機
構400へ供給する。
を支持した支持シート103をガイドロール2を経て同
じく基材積層機構400へ供給する。基材積層機構40
0には、基材M付きの支持シート103と塗膜A付き支
持シート102とが、図4に示すように双方の基材Mと
塗膜Aとが直接接触するように供給され、互いに圧着積
層される。このとき基材積層機構400の加熱ロール1
5は、塗膜A付き支持シート102に対して熱を与える
ことにより良好な圧着効果を与えることができる。ただ
し、塗膜Aの性状により常温でも圧着可能な場合には加
熱を省略することができる。
トは、その下流に設けた剥離機構405の剥離バー17
により、基材Mを支持していた支持シート103だけを
剥離し、ガイドロール18を経てシート巻取機構19に
巻き取らせる。一方、支持フィルム103が剥離された
後の積層シート104は、塗膜A付き支持シート102
の塗膜Aに基材Mを圧着させた状態になり、ガイドロー
ル20、21、22を経て加熱ロール24に至り、この
加熱ロール24で、第2塗布機構300から供給される
塗膜B付き支持シート106を積層して塗膜パターン成
形機構500へ供給される。
9から第2支持シート105を塗布機構11に供給し、
その第2支持シート105の片面に、図2及び図3に示
すように塗膜Bを形成する。塗膜Bが塗布された第2支
持シート105は、乾燥オーブン13で塗膜Bが乾燥さ
れて塗膜B付き支持フィルム106になり、ガイドロー
ル14を経て加熱ロール23によって予備加熱され、加
熱ロール24で積層シート104が積層され、その積層
状態で塗膜パターン成形機構500に供給される。
1支持シート101や第2支持シート105の性状によ
っては、そのいずれか一方愛は両方を省略することがで
きる。また、塗膜B付き支持シート106の塗膜Bの加
熱、或いは積層シート104の基材Mの加熱を直接加熱
にした方が良い場合には、加熱ロール23,24の代わ
りに、その反対面にラジエーションヒーター等を設けて
非接触加熱にすることができる。
供給する積層シート104と塗膜B付き支持シート10
6とは、図5に示すように、積層シート104の基材M
と塗膜B付き支持シート106の塗膜Bとを直接接触さ
せた状態にしてあり、塗膜パターン成形機構500を通
過するときに、加熱されたパターン刻印ロール25と加
熱ゴムロール26との間に挟まれて圧接される。この挟
圧により、積層シート104内の基材Mを挟んで片側の
塗膜Aと反対側の塗膜Bとが所定のパターン部(図では
ドーナツ状パターン部)で同時に基材Mに加熱圧着され
る。
面に塗膜Bが所定のパターン形状に圧着されると、次の
段階で剥離バー27により第2支持シート105が剥離
され、ガイドロール28を経てシート巻取機構29に巻
き取られる。このときの第2支持シート105は、基材
Mに所定パターン形状(ドーナツ状パターン形状)に圧
着された塗膜B以外の塗膜Bが残った状態で付着してい
る。(図7参照)一方、第2支持シート105が剥離さ
れた後の積層シート108は、基材Mに塗膜Bのパター
ンが成形されたパターン成形済み中間製品として、ガイ
ドロール30、31、32を経て製品支持シート積層機
構600へ供給される。
製品)から第1支持シート101を剥離すると、その剥
離と同時に基材Mの寸法が変動して製品の寸法精度を維
持できなくなる。製品支持シート積層機構600は、こ
れを防止するためのもので、第1支持シート101を剥
離する前にその反対面に製品支持シート109を圧着し
て製品の寸法精度を維持するのである。この製品支持シ
ート109は、製品支持シート積層機構600の上流に
設けたシート供給機構33からガイドロール34、加熱
ロール35を経て製品支持シート積層機構600に供給
されるようになっている。
層機構600に供給される製品支持シート109は、積
層シート108の塗膜Bのパターン面に圧着される。製
品支持シート109が積層されると、次いで剥離機構6
05の剥離バー38により積層シート108から第1支
持シート101が剥離され、その第1支持シート101
はガイドロール39を経てシート巻取機構40に巻き取
られる。このときの第1支持シート101には、基材M
に所定パターン形状で圧着された塗膜A以外の塗膜Aが
残った状態で付着している。(図7参照)一方、第1支
持シート101が剥離された後の積層シート108は、
基材Mの両面に所定パターンの塗膜A,Bを塗工した両
面パターン塗工材111となって、片面に製品支持シー
ト109を圧着した状態でガイドロール41を経て製品
巻取機構700のシート巻取機42に巻き取られる。巻
き取られた両面パターン塗工材111は、片面に製品支
持シート109を圧着していることにより、基材Mの寸
法安定性が良好な状態に維持される。
ン成形機構500で成形後のパターン成形済み中間製品
108から第1支持シート101と第2支持シート10
5を剥離し、改めて製品支持シート109を貼り付ける
ようにした場合を例示したが、上記パターン成形済み中
間製品108をそのまま製品巻取機構に巻き取るように
し、巻き戻して両面パターン塗工材111を使用する時
に、第1支持シート101と第2支持シート105とを
剥離するようにしてもよい。
ら製品巻取機構に至るまで、どの時点においても基材が
支持シートに保持されるようにしたので、寸法不安定性
の基材の両面に任意パターン形状の塗膜を寸法精度良く
塗工することができる。
塗液を予め支持シートに塗布し乾燥しておくようにすれ
ば、基材への塗工に伴う溶剤や熱の影響を基材に与える
ことがない。また、基材積層機構では、基材Mを塗膜A
付き支持シートの塗膜Aに精度良く圧着できるので、支
持シートを剥離しても基材Mの寸法安定性を損なわれな
いようにすることができる。さらに、塗膜パターン成形
機構において、塗膜Aと基材Mおよび塗膜Bはそれぞれ
の支持シートに固定された状態で1回のパターン成形で
圧着されるため、塗膜Aと塗膜Bとが同一形状に精度良
く形成され、基材Mの寸法安定性も損なわれない。
工材に製品支持シートを圧着した場合には、製品として
巻き取った状態でも基材Mの寸法安定性を損なわれない
ようにすることができる。
巻取機構に至るまで、どの時点においても基材が支持シ
ートに保持されるようにしたので、寸法不安定性の基材
の両面に任意パターン形状の塗膜を寸法精度良く塗工す
ることができる。
一例を示す工程図である。
の機能を示す説明図である。
平面図である。
図である。
示す説明図である。
ある。
ある。
を示す説明図である。
6)
1支持シート101や第2支持シート105の性状によ
っては、そのいずれか一方或いは両方を省略することが
できる。また、塗膜B付き支持シート106の塗膜Bの
加熱、或いは積層シート104の基材Mの加熱を直接加
熱にした方が良い場合には、加熱ロール23,24の代
わりに、その反対面にラジエーションヒーター等を設け
て非接触加熱にすることができる。
Claims (8)
- 【請求項1】 基材Mを保持させた基材支持シートに、
塗膜Aを保持した第1支持シートを積層して前記基材M
に塗膜Aが対面する第1段階の積層シートを形成し、該
積層シートから前記基材支持シートを剥離すると共に、
その剥離後の表面に、塗膜Bを保持した第2支持シート
を積層して、前記基材Mの反対側の面に前記塗膜Bが対
面する第2段階の積層シートを形成し、該積層シートを
塗膜パターン成形機構で挟圧して前記基材Mの両面に塗
膜A,Bのパターンを同時圧着させる両面同時パターン
塗工材の製造方法。 - 【請求項2】 前記塗膜パターン成形機構をパターン刻
印ロールと加熱弾性ニップロールとを対設させて構成し
た請求項2に記載の両面同時パターン塗工材の製造方
法。 - 【請求項3】 前記塗膜パターン成形機構で成形後の積
層シートから、前記第1支持シートと第2支持シートを
剥離すると共に、新たに製品支持シートを積層する請求
項1または2に記載の両面同時パターン塗工材の製造方
法。 - 【請求項4】 前記基材支持シート、第1支持シート及
び第2支持シートがそれぞれ樹脂フィルムからなる請求
項1,2または3に記載の両面同時パターン塗工材の製
造方法。 - 【請求項5】 前記製品支持シートが樹脂フィルムから
なる請求項1〜4のいずれかに記載の両面同時パターン
塗工材の製造方法。 - 【請求項6】 基材Mを保持した基材支持シートの基材
供給機構 (100)と、第1支持シートに塗膜Aを塗布する
第1塗工機構 (200)と、第2支持シートに塗膜Bを塗布
する第2塗工機構 (300)と、前記基材供給機構 (100)か
ら送出した基材M付き基材支持シートに前記第1塗工機
構 (200)から供給した塗膜A付き第1支持シートを基材
Mと塗膜Aが対面するように積層する基材積層機構 (40
0)と、該基材積層機構(400) から送出した積層シートか
ら前記基材支持シートを剥離する剥離機構 (405)と、該
基材支持シート分離後の積層シートに前記第2塗工機構
(300)から供給した塗膜B付き第2支持シートを基材M
と塗膜Bが対面するように積層したのち該積層シートを
挟圧して前記基材Mの両面に塗膜A,Bのパターンを同
時圧着する塗膜パターン成形機構(500) とからなる両面
同時パターン塗工材の製造装置。 - 【請求項7】 前記塗膜パターン成形機構(500) をパタ
ーン刻印ロールと加熱弾性ニップロールとを対設させて
構成した請求項6に記載の両面同時パターン塗工材の製
造装置。 - 【請求項8】 前記塗膜パターン成形機構(500) の後工
程に、パターン成形後の積層シートから前記第2支持シ
ートを剥離する剥離機構 (505)と、前記第1支持シート
を剥離する剥離機構 (605)と、前記積層シートに製品支
持シートを積層する製品支持シート積層機構 (600)とを
配置した請求項6または7に記載の両面同時パターン塗
工材の製造装置。
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JP2010227091A (ja) * | 2009-03-25 | 2010-10-14 | G D Spa | 糊付け装置および包装材料の巻取り紙を糊付けする方法 |
CN111020523A (zh) * | 2019-12-12 | 2020-04-17 | 安徽顺彤包装材料有限公司 | 一种环保型包装镀膜机及其使用方法 |
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