JP2003126147A - 吸収性物品用の表面シート - Google Patents
吸収性物品用の表面シートInfo
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Abstract
く、ムレによる不快感や、痒み・カブレ等の皮膚トラブ
ルを抑制することができる、使い捨ておむつ、生理用ナ
プキン、失禁パッド等の吸収性物品用の表面シートを提
供すること。 【解決手段】 本発明は、表面シートの水平方向の空気
の流通性に着目してなされたものであり、本発明の吸収
性物品用の表面シートは、吸収性物品の肌当接面に用い
られる表面シートであって、10cN/cm2 圧力下に
おける水平方向への空気透過容量が10mL/cm2 ・
秒以上である。
Description
面シートに関し、更に詳しくは、使い捨ておむつ、生理
用ナプキン、失禁パッド等の吸収性物品の肌当接面に用
いられる表面シートに関する。
ておむつや生理用ナプキン等の吸収性物品用の表面シー
トには、尿や経血等の人体からの排出物をスムーズに吸
収体に移行させることのできる吸収特性と共に、ムレに
よる不快感や、痒み・カブレといった皮膚トラブルを防
止できる表面特性が要求される。従来、吸収性物品用の
表面シートとして、吸収性物品の着用者の肌側に向けら
れる面に、凹凸形状を形成したものが各種提案されてい
る。しかし、斯かる表面シートにおける凹凸形状は、上
記の吸収特性の改善や肌触りの柔軟性等の感触の向上を
目的として設計されたものが殆どであり、従来の表面シ
ートは、ムレによる不快感や皮膚トラブルを防止する点
において改善の余地を残すものであった。
に筋状に配列された多数の皺を有する多皺性不織布を吸
収性物品の表面シートとして用いることが記載されてい
る。しかし、前記多皺性不織布は、装着圧によって厚み
方向に圧縮変形することにより容易に皺間の隙間が潰れ
ることから、着用中における通気性が損なわれ、ムレに
よる不快感や皮膚トラブルを生じる恐れがある。
生理用ナプキン等の吸収性物品の肌当接面に、不織布製
透液シートを用いて多数条のひだを形成した吸収性物品
が記載されている。また、特許3181195号公報に
は、使い捨ておむつ等の面ファスナーの雌材に用いられ
る不織布として、積層させて部分的に熱融着させた第1
及び第2繊維層の内の一方を熱収縮させることにより、
他方を片面側に突出させて規則的な凸部を形成した不織
布が記載されている。
ても、装着圧によって、ひだ部が容易に潰れやすく、着
用中における通気性が損なわれる。また、特許3181
195号公報の不織布は、多数のきめ細かい凹凸形状を
有し、硬い材料となり易いために、着用者の装着感を損
なうばかりでなく、ムレによる不快感や皮膚トラブルを
防止するに充分な設計になり得ていない。そのため、特
許3181195号公報の不織布を、吸収性物品用の表
面シートとして用いることには無理がある。
用中にムレを生じさせにくく、ムレによる不快感や、痒
み・カブレ等の皮膚トラブルを抑制することのできる、
吸収性物品用の表面シートを提供することにある。
肌当接面に用いられる表面シートにおいて、10cN/
cm2 圧力下における水平方向への空気透過容量が10
mL/cm2 ・秒以上であることを特徴とする吸収性物
品用の表面シートを提供することにより、上記の目的を
達成したものである。
用いられる表面シートにおいて、それぞれ繊維集合体か
らなる第1繊維層及び第2繊維層を有し、第1繊維層と
第2繊維層とは積層されて所定パターンで部分的に熱融
着されており、第1繊維層は、第1及び第2繊維層の熱
融着部以外の部位において隆起部を形成しており、前記
熱融着部の厚みtに対する前記隆起部の実質厚みT'の
比(T'/t)が5〜50である吸収性物品用の表面シ
ートを提供することにより、上記の目的を達成したもの
である。
形態に基づき説明する。本発明の吸収性物品用の表面シ
ートは、吸収性物品の肌当接面(着用者の肌に当接され
る面)に用いられる。吸収性物品としては、例えば液透
過性の表面シートと、液不透過性の裏面シートと、両シ
ート間に介在される吸収体とを有し、尿や経血等の人体
からの排出物を、前記表面シートを通して吸収体に吸収
して保持する、使い捨ておむつ、生理用ナプキン、失禁
パッド、パンティライナー等が挙げられる。
平方向(シートの厚み方向に直交する方向)に対する空
気の流通性が、所定圧力での加圧下においても維持され
るようにした点に大きな特長を有するものである。具体
的には、本発明の吸収性物品用の表面シートは、10c
N/cm2 圧力下における水平方向への空気透過容量が
10mL/cm2 ・秒以上であり、より好ましくは50
〜800mL/cm2 ・秒であり、特に好ましくは10
0〜500mL/cm2 ・秒である。
方向への空気透過容量を10mL/cm2 ・秒以上とす
ることにより、吸収性物品の着用中におけるムレの発生
を効果的に防止でき、ムレによる不快感や痒み・カブレ
等の皮膚トラブルを確実に防止できる。即ち、吸収性物
品の着用中に、表面シートが加圧されて着用者の身体に
密着した場合においても、水平方向(シートの厚み方向
に直交する方向)に対する空気の流通性を充分確保する
ことにより、着用中の排泄及び発汗等による着装内の湿
度上昇を抑えることができ、故に、常にムレ・カブレの
ない快適な装着感を提供できる。
おける水平方向の空気透過容量が10mL/cm2 ・秒
未満の場合には、水平方向(シートの厚み方向に直交す
る方向)に対する空気の流通性が不充分であり、吸収性
物品の着用中の排泄及び発汗等による着装内の湿度上昇
に伴い、痒み・カブレ等の皮膚トラブルが起こる可能性
がある。尚、10cN/cm2 圧力下の水平方向の空気
透過容量の上限値は、特に制限はないが、着用者に対し
て、液流れ等の不具合が生じない程度に密着できる表面
シートの表面設計の観点から1000mL/cm2 ・秒
程度である。
への空気透過容量は、以下の方法により測定される。先
ず、10cN/cm2 圧力下における、吸収性物品用の
表面シートの厚みT1を測定する。そして、図1に示す
ように、吸収性物品用の表面シートを一辺50mmの正
方形状に裁断し、得られた測定片1を、中央に一辺10
mmの正方形状の開口部21を有する正方形状の第1ア
クリル板(寸法:50mm×50mm×3mm)2と、
開口部を有しない以外は第1アクリル板2と同一構成の
第2アクリル板3との間に、該測定片1の着用者の肌側
に向けられる面(隆起部11が存在する面)を第1アク
リル板2側にして挟んで測定用積層体10(図2参照)
とし、これを、図2に示すように、JIS P 811
7の「ガーレー試験機法」に規定されるガーレー試験機
(B形)のガスケット4下に、第1アクリル板2側を上
に向けてセットし、上記測定片1が上記厚みT1となる
まで圧縮する。次いで、厚みをT1に維持した測定片1
の中央部に、上記開口部21を介して空気を導入して3
00mLの空気を導入するのに要した時間を計測する。
そして、開口部21の単位面積(1cm2 )×1秒当た
りの空気導入量(mL)を算出して、荷重10cN/c
m2 圧力下における水平方向への空気透過容量とする。
物品用の表面シートの厚みT1は以下のようにして測定
することができる。厚みT1は、KES測定器(例えば
カトーテック株式会社製の「KES−FBシリーズ」商
品名,型式「KES−BF3」)を用いて測定する。K
ES測定器は、加圧板及び受圧板間に測定片を挟み、該
測定片を一定速度で厚み方向に圧縮変形させることので
きる試験機である。先ず、吸収性物品用の表面シートを
所定寸法(上記加圧板より大きい寸法)に裁断し、それ
を上記受圧板上にセットする。そして、上記加圧板を
1.2mm/分の速度で降下させ、該測定片を加圧板と
受圧板との間で挟んで圧縮する。試験片に加える荷重の
最大値を50cN/cm2 に設定し、該測定片に加わる
荷重が50cN/cm2 に達するまでの間における、上
記加圧板と上記受圧板との距離及び測定片に加わる荷重
を測定し、該測定片に加わる荷重が圧縮過程において1
0cN/cm2 となった時点における上記加圧板と上記
受圧板との間の距離(=測定片の厚み)を、10cN/
cm2 圧力下における表面シートの厚みT1とする。
法」に規定されるガーレー試験機としては、例えば図2
に示す熊谷理機工業株式会社製の「Gurley De
nsometer」を用いる。図2の装置を用いて測定
用積層体10の圧縮及び圧縮状態下における空気導入を
行うには、先ず、測定用積層体10を、第1アクリル板
2側を上方に向けて、該装置のガスケット4の下に位置
させ、試料締付けハンドル5を回転させることにより、
測定片1が目的とする荷重厚み(上記厚みT1)となる
ように、ガスケット4とガスケット4の対向面6との間
のクリアランスを調整する。図中、符号7は、一辺10
mmの正方形状の開口部71を中央に有するシリコン板
(硬度50)であり、導入した空気が測定片1の端縁以
外から漏れ出るのを防止するために、ガスケット4と第
1アクリル板2との間に介在させる。そして、引上げつ
まみ81を摘んで内筒8を引き上げ、シリンダー(外筒
9)内に所定量の外気を吸気させた後、該内筒8を外筒
9内に下降させる。これにより、ガスケット4の下面中
央の空気供給口(図示せず)から、試験片1の中央部上
に300mlの空気が導入される(圧力は内筒の質量に
よる)。そして、空気導入開始から300mLの空気の
導入が完了する迄の時間を計測し、荷重10cN/cm
2 圧力下における水平方向への空気透過容量を算出す
る。図中、符号Sは投受光センサーであり、これら光の
投受光センサー間に、内筒に取り付けられた短冊状のス
リット板(予め設定されたスリット点を有する)を通過
させることにより、信号をデジタルカウンターに送り、
前記時間をデジタルに表示する。
は、50cN/cm2 圧力下における水平方向への空気
透過容量が10〜500mL/cm2 ・秒、特に20〜
200mL/cm2 ・秒であることが好ましい。前記5
0cN/cm2 圧力下における水平方向への空気透過容
量が10mL/cm2 ・秒以上であると、吸収性物品の
着用中に表面シートが著しく加圧されて着用者の身体に
密着した場合においても、水平方向に対する空気の通過
性が充分維持され、ムレによる不快感や痒み・カブレ等
の皮膚トラブルを一層防止することができる。また、該
空気透過容量が500mL/cm2 ・秒以下であると、
着用中の違和感を抑え、また、表面の液流れ等の吸収性
能の低下を防止することができる。
への空気透過容量の測定方法は、50cN/cm2 圧力
下における吸収性物品用の表面シートの厚みT2を予め
測定しておき、厚みをT2に維持した測定片1に空気を
導入する以外は、上述した荷重10cN/cm2 圧力下
における水平方向への空気透過容量の測定と同様であ
る。
0cN/cm2 圧力下における水平方向の空気透過容量
が、MD方向とCD方向とで差が小さいことが好まし
い。具体的には、10cN/cm2 圧力下におけるシー
トのMD方向への空気透過容量と、10cN/cm2 圧
力下におけるシートのCD方向への空気透過容量との比
(前者/後者)が0.6〜1.7であることが好まし
く、より好ましくは0.8〜1.5であり、特に好まし
くは0.9〜1.2である。前記比が0.6〜1.7の
範囲内であると、MD方向及びCD方向における空気の
流通性が充分確保され、着用者がとり得るあらゆる体勢
に追随することにより、最適なムレにくい環境を提供す
ることができる。
及びCD方向とは、吸収性物品用の表面シートの製造ラ
インおける原反の流れ方向(MD方向)及び該流れ方向
に直交する方向(CD方向)を意味する。但し、MD方
向及びCD方向の区別が付かない場合には、シートの長
手方向をMD方向とし短手方向をCD方向とする。MD
方向及びCD方向の区別が付かず且つ長手方向及び短手
方向の区別が付かない場合には、表面シートの何れか一
方向をMD方向としそれに直交する方向をCD方向とす
る。
MD方向及びCD方向への空気透過容量の測定方法は、
測定片1を2枚のアクリル板2,3間に挟んだ測定用積
層体10における二組の相対向する2辺の内の何れか一
組を空気が漏れないように粘土等で封止する以外は、上
記の荷重10cN/cm2 圧力下における水平方向への
空気透過容量の測定と同様である。粘土等で封止する相
対向する2辺は、シートのMD方向への空気透過容量を
測定する場合には、シートのMD方向に沿う2辺(CD
方向の両端に位置する2辺)とし、シートのCD方向へ
の空気透過容量を測定する場合には、シートのCD方向
に沿う2辺(MD方向の両端に位置する2辺)とする。
点から、10cN/cm2圧力下における吸収性物品用
の表面シートの厚みT1は0.5〜5mm、特に0.8
〜4mmであることが好ましい。また、同様の観点か
ら、50cN/cm2圧力下における吸収性物品用の表
面シートの厚みT2は0.3〜4mm、特に0.5〜3
mmであることが好ましい。
形態としての吸収性物品用の表面シートの具体的構造を
示す図である。本実施形態の吸収性物品用の表面シート
1は、着用者の肌側に向けられる面Cに、シートのMD
方向及びCD方向に不連続である多数の隆起部11を有
している。各隆起部11は、MD方向及びCD方向の長
さがほぼ同じ(MD方向長さ/CD方向長さ=1/2〜
2/1程度)である。
おける厚み)T(図4参照)は0.5〜10mm、特に
1〜5mmであることが好ましく、隣接する隆起部1
1,11同士間の最短距離L1(図4参照)は0.5〜
15mm、特に1〜10mmであることが好ましい。
且つ隆起部同士間の最短距離L1を1mm以上とするこ
とにより、隆起部11間に、空気を流通させるに充分な
大きさの谷間を形成させることができ、加圧下における
水平方向への空気透過容量を容易且つ充分に確保するこ
とができる。また、前記厚みTを10mm以下とするこ
とにより、表面シートの風合い(やわらかさ等)を維持
しながら、着用中の違和感を抑えることができる。ま
た、前記最短距離L1を15mm以下とすることによ
り、加圧下における水平方向への空気透過容量を充分確
保しながら(肌への接触面積を最低限確保することによ
り)、吸収性能を維持することができる。
測定する。前述のKES測定器にて同様に測定し、0.
5cN/cm2(初期圧)となった時点における加圧板
と受圧板との間の距離を表面シートの厚み(隆起部にお
ける厚み)Tとする。
は、図4に示すように、それぞれ繊維集合体からなる第
1繊維層13及び第2繊維層14からなる。第1繊維層
13と第2繊維層14とは積層されて所定パターンで部
分的に熱融着されている。この熱融着は、熱エンボスに
よる熱融着であり、より具体的には、第1及び第2繊維
層を構成する繊維集合体を積層した後、多数のピンが規
則的に配設されたエンボス面(エンボスロールの周面
等)を、第1繊維層側に圧接させることにより、各ピン
に熱圧された部位における、第1繊維層13及び/又は
第2繊維層14の構成繊維を溶融させて熱融着させてあ
る。表面シート1は、各ピンに熱圧された部位に、熱融
着部15,15・・が形成されている。また、上述した
熱エンボス後に第2繊維層を水平方向に収縮させること
により、表面シート1には、熱融着部15,15・・以
外の部位に、第1繊維層からなる多数の隆起部11,1
1が形成されている。
においては、上述した熱エンボスの際に、第1繊維層1
3における熱融着部(ピンの先端に直接押圧される部
位)15の隣接部16にも、ピンによる熱が加えられる
ため(ピンの周面が当接するため)、該隣接部16にお
いても、第1繊維層13の構成繊維の溶融及び繊維同士
の融着が生じる。そのため、第2繊維層14の収縮によ
り隆起部11が生じた状態において、該隆起部11にお
ける熱融着部15の隣接部16は、該隆起部11の他の
部位(頂部付近)よりも圧密化しており、剛性が高くな
っている。前記隣接部16の剛性を高めることで、隆起
部の形状保持性が向上し、圧力下において隆起部11が
つぶされて容易に熱融着部に広がることがなく、優れた
通気性が安定して得られる。尚、熱融着部15の隣接部
16を圧密化させる方法としては、超音波シール等の他
の固定方法を採用することもできる。
るために、熱融着部15の厚みtに対する隆起部11の
実質厚みT'の比(T'/t)は、5〜50、特に8〜3
0であることが好ましい。隆起部11の実質厚みT'と
は、第1繊維層13と第2繊維層14の合計厚みであっ
て、第1繊維層13と第2繊維層14との間に空間を有
するような場合には、隆起部11の頂点を形成する最大
厚み部分において、第1繊維層13及び第2繊維層14
の厚みをそれぞれ測定して合計したものが実質厚みT'
である。第1繊維層13と第2繊維層14が隆起部11
において接触している場合には、隆起部11の頂点を形
成する最大厚み部分の厚みが実質厚みT'であり、この
場合、隆起部の実質厚みT'と上述した表面シートの厚
み(隆起部における厚み)Tとはほぼ同じ値であるた
め、実質厚みT'に代えて、表面シートの厚みTの値を
用いることもできる。
みT'は、無加圧の状態の表面シートの断面写真または
断面映像から測定する。本実施例では、サンプルを隆起
部の頂点および熱融着部を通るように切断し、その断面
形状を(株)キーエンス製のマイクロスコープVH−8
000を使用し、熱融着部15の厚みt及び隆起部の実
質厚みT'を測定した。表面シートの熱融着部15の厚
さtを隆起部の実質厚みT'に対して、コントロールす
ることにより、隣接部16の圧密化が向上し剛性が高め
られる。本実地形態において、上記観点から熱融着部1
5の厚みtは0.01〜1mm、特に0.1〜0.5m
mが好ましい。
部15は、平面視して円形であり、表面シート1には、
多数の円形状の熱融着部15が散点状に規則的に形成さ
れている。熱融着部15同士間の距離はほぼ一定であ
る。そして、4つの熱融着部に囲まれた各領域における
第1繊維層13が上方に突出して多数の上記隆起部11
が形成されている。各隆起部11は、それぞれドーム状
をなしており、内部は第1繊維層を構成する繊維で満た
されている。第1繊維層13と第2繊維層14とは、構
成繊維及び/又は繊維の配合が相違している。また、第
1繊維層及び第2繊維層は、何れも繊維集合体から構成
されているので、表面シート1は全体として厚み方向に
通気性を有している。水平方向への空気透過容量を向上
させる観点から、熱融着部を形成するためのエンボス面
(エンボスロールの周面)に設けるピンの個数は、1c
m2あたり1〜15個、特に3〜10個が好ましい。更
に、本実施例において、水平方向への空気透過容量を向
上させる観点及び液吸収性の観点から、熱収縮後の表面
シート1の熱融着部は、1cm2あたり1〜30個、特
に5〜20個が好ましい。
塑性ポリマー材料からなる繊維が好適に用いられる。熱
可塑性ポリマー材料としては、ポリエチレンやポリプロ
ピレン等のポリオレフィン、ポリエチレンテレフタレー
ト等のポリエステル、ポリアミドなどが挙げられる。ま
た、これらの熱可塑性ポリマー材料の組み合わせからな
る芯鞘型複合繊維やサイド・バイ・サイド型複合繊維も
用いることができる。また、第1繊維層13を構成する
繊維は、実質的に熱収縮性を有しないか、又は後述する
第2繊維層14を構成する繊維の熱収縮温度以下で熱収
縮しないものを用いることが好ましい。
塑性ポリマー材料からなり且つ熱収縮性を有するものが
好適に用いられる。また、該繊維は、エラストマー的挙
動を示すものが好適に用いられる。そのような繊維の例
としては、潜在捲縮性繊維が挙げられる。潜在捲縮性繊
維は、加熱される前は、従来の不織布用の繊維と同様に
取り扱うことができ、且つ所定温度での加熱によって螺
旋状の捲縮が発現して収縮する性質を有する繊維であ
る。潜在捲縮性繊維は、例えば収縮率の異なる2種類の
熱可塑性ポリマー材料を成分とする偏心芯鞘型複合繊維
又はサイド・バイ・サイド型複合繊維からなる。その例
としては、特開平9−296325号公報や特許275
9331号明細書に記載のものが挙げられる。第2繊維
層は、例えば、このような潜在捲縮性繊維を含ませてお
き、加熱による該繊維の捲縮により収縮させる。第1及
び第2繊維層には、前記以外の繊維、例えばレーヨン、
コットン、親水化アクリル系繊維などの吸水性繊維を混
綿することもできる。
は、カード法によって形成されたウェブ、及び該ウエブ
と各種製法による不織布の組み合わせ等が挙げられる。
第2繊維層を構成する繊維の集合体の形態としては、
(1)潜在捲縮性繊維を含み且つカード法によって形成
されたウェブ、(2)熱収縮性を有する不織布として、
熱融着法によって形成された不織布、水流交絡法によっ
て形成された不織布、ニードルパンチ法によって形成さ
れた不織布、溶剤接着法によって形成された不織布、ス
パンボンド法によって形成された不織布、メルトブロー
ン法によって形成された不織布等が挙げられる。ここ
で、熱収縮性を有する不織布とは、所定温度での加熱に
よって収縮する性質の不織布のことである。更に(3)
繊維集合体に代えて、熱収縮性を有するネット等を利用
することもできる。
m2 、特に10〜40g/m2 であることが、充分な高
さの隆起部を形成して、水平方向の空気透過容量を高め
る観点から好ましい。第2繊維層層14の坪量は5〜5
0g/m2 、特に10〜30g/m2 であることが、充
分な熱収縮性を発現して第1繊維層を隆起させ、かつシ
ートの吸収性能を損なわない観点から好ましい。ここ
で、第1及び第2繊維層の坪量とは、第1繊維層と第2
繊維層とを接合する前のそれぞれの層の坪量のことであ
る。隆起部を形成した後(熱収縮させた後)の第1繊維
層13の坪量は10〜90g/m2、特に20〜80g
/m2あることが、水平方向の空気透過容量及び隆起部
の形成性を向上させる観点から好ましい。また、本発明
の表面シート1の坪量は15〜200g/m2、特に3
0〜150g/m2あることが、水平方向の空気透過容
量、隆起部の形状保持性及び吸収性能等の観点から好ま
しい。
を設けてもよい。例えば、上記実施形態における第1及
び/又は第2繊維層には、直径0.2〜10mmの開口
部を設けることが好ましい。このような開口部を設ける
ことにより、尿、経血、便などの体液の透過性が向上
し、漏れやムレの発生が一層低減される。
い。例えば、前記実施形態の表面シートにおける、第2
繊維層14の第1繊維層13側とは反対側の面には、第
1繊維層と同一の又は異なる繊維層等を形成しても良
い。また、表面シートは、繊維集合体からなる一層の繊
維層からなるものであっても良い。更に、繊維集合体以
外の、実質的に空気を通し得る材料からなる一層又は複
数層からなるものものであっても良く、そのような材料
としては、通気性フィルム、開孔フィルム、ネット、若
しくはこれらの複合体、又はこれらと繊維集合体との複
合体等が挙げられる。
〔商品名、2.2dtex×51mm〕を原料として、
カード法によって坪量25g/m2 のカードウエブを製
造し、これを第1繊維層として用いた。前記芯鞘型複合
繊維NBFはポリエチレンテレフタレート(PET)を
芯成分としポリエチレン(PE)を鞘成分とする繊維で
ある。
(商品名)、2.2dtex×51mm〕を原料とし
て、カード法によって坪量25g/m2 のカードウエブ
を製造し、これを第2繊維層として用いた。
ンボス(ヒートシール)によって所定のパターンで部分
的に熱融着させた。熱エンボスは、図5に示すパターン
で多数のピンが規則的に配置されたエンボス面を第1繊
維層側に圧接させておこなった。シール条件は220
℃,10秒とした。図5中の各ピンは直径が1.5mm
で、隣接するピンの中心点同士間の距離が6mmであ
る。そして、得られた両繊維層の熱融着体を、130℃
の電気乾燥機内に10分間放置し、第2繊維層の潜在螺
旋状捲縮繊維を捲縮させて第2繊維層を収縮させると共
に、第1繊維層を熱融着部以外の部位において凸状に突
出させ、多数の隆起部を有する図3及び図4に示す形態
の吸収性物品用の表面シートを得た。得られた表面シー
トは、0.5cN/cm2圧力下の厚み(隆起部におけ
る厚み)Tが3.1mm、隣接する隆起部同士間の最短
距離L1が1〜1.5mmであった。また、隆起部にお
ける熱融着部に隣接する部位は、芯鞘型複合繊維が鞘成
分同士の融着により繊維同士が融着して該隆起部の他の
部位よりも剛性が高くなっていた。
ーンのエンボス面を用いた以外は、実施例1と同様にし
て吸収性物品用の表面シートを製造した。得られた表面
シートは、0.5cN/cm2圧力下の厚み(隆起部に
おける厚み)Tが2.3mm、隣接する隆起部同士間の
最短距離L1が1〜1.5mmであった。また、隆起部
における熱融着部に隣接する部位は、繊維同士が融着し
て該隆起部の他の部位よりも剛性が高くなっていた。
(商品名「ロリエ やわらかメッシュ」,花王株式会社
製)に用いられている表面シート、及び市販の生理用ナ
プキン(商品名「ロリエドライupメッシュ」,花王株
式会社製)に用いられている表面シートを用意した。
複合繊維〔芯PET/鞘PE=40/60(容積比),
繊度2.2dtex〕よりカード法によって得られた不
織布シート(坪量25g/m2 )上に、幅1mmのホッ
トメルトを2mmピッチ(1mm間隔)で該不織布シー
トのMD方向に並列するように塗布した。そして、上記
不織布シートと同一の不織布シートを、高さ1mm、幅
1mmの凸条片が2mmピッチ(1mm間隔)で平行に
配列された凹凸形成型に押し付け、略蛇腹状に変形させ
た後、予めホットメルトを塗布した上記の不織布シート
と貼り合わせた。得られた表面シートは、幅1mmの凸
条部が2mmピッチで多数形成されており、不織布シー
ト同士の接合部の幅が1mmであり、0.5cN/cm
2圧力下の厚み(凸条部における厚み)Tが0.9mm
であり、凸条部の突出高さが0.7mmであった。
直径1mmで、隣接するピンの中心点同士間の距離を1
mmとした以外は、実施例1と同様にして吸収性物品用
の表面シートを製造した。得られた表面シートは、0.
5cN/cm2圧力下の厚み(隆起部における厚み)T
が0.5mm、隣接する隆起同士間の最短距離L1が
0.7mmであった。
の各表面シートについて、10cN/cm2 圧力下及び
50cN/cm2 圧力下における水平方向への空気透過
容量、並びに、10cN/cm2 圧力下におけるMD方
向及びCD方向の水平方向への空気透過容量を、それぞ
れ前述した方法により測定し、その結果を表1に示し
た。
測定)〕50mm×75mmに裁断した表面シートの着
用者の肌側に向けられる面側に6gの水を注入し、その
面を肌側にして、人体の前腕内側に包帯で固定した。そ
して、固定から2時間後に、皮膚コンダクタンスを測定
した。その値と固定前の皮膚コンダクタンスの値との差
を、皮膚コンダクタンスの増加量とし、その結果を表1
に併せて示した。皮膚コンダクタンスは、アイビーエス
社(IBS Co.Ltd.)のSkin Surfa
ce Hydrometer(SKICON 200)
を用いて測定した。
と、実施例の表面シート(本発明品)は、比較例の表面
シートの約半分となっており、本発明の吸収性物品用の
表面シートは、比較例の表面シートに対してムレを生じ
にくいことが判る。尚、表面シートの製造に用いるエン
ボスピンの配列は、図7に示すような配列とすることも
できる。
吸収性物品の着用中にムレを生じさせにくく、ムレによ
る不快感や、痒み・カブレ等の皮膚トラブルを抑制する
ことができるものである。
際に用いるアクリル板等を示す斜視図である。
際に用いるガーレー試験機を示す概略模式図である。
一実施形態を示す斜視図である。
示す平面図である。
示す平面図である。
他のエンボスパターンを示す平面図である。
Claims (6)
- 【請求項1】 吸収性物品の肌当接面に用いられる表面
シートにおいて、 10cN/cm2 圧力下における水平方向への空気透過
容量が10mL/cm 2 ・秒以上であることを特徴とす
る吸収性物品用の表面シート。 - 【請求項2】 50cN/cm2 圧力下における水平方
向への空気透過容量が10〜500mL/cm2 ・秒で
ある請求項1記載の吸収性物品用の表面シート。 - 【請求項3】 10cN/cm2 圧力下における水平方
向への空気透過容量が50〜800mL/cm2 ・秒で
あり、且つ、10cN/cm2 圧力下におけるシートの
MD方向への空気透過容量と、10cN/cm2 圧力下
におけるシートのCD方向への空気透過容量との比(前
者/後者)が0.6〜1.7である請求項1又は2記載
の吸収性物品用の表面シート。 - 【請求項4】 少なくとも着用者の肌側に向けられる面
に、シートの長手方向及び短手方向に不連続である多数
の隆起部を有しており、0.5cN/cm2圧力下にお
けるシートの厚みが0.5〜10mmであり、隣接する
隆起部同士間の最短距離が0.5〜15mmである請求
項1〜3の何れかに記載の吸収性物品用の表面シート。 - 【請求項5】 それぞれ繊維集合体からなる第1繊維層
及び第2繊維層を有し、第1繊維層と第2繊維層とは積
層されて所定パターンで部分的に熱融着されており、第
1繊維層は、第1及び第2繊維層の熱融着部以外の部位
において隆起部を形成しており、該隆起部における、前
記熱融着部に隣接する部位は、構成繊維同士が熱融着さ
れて該隆起部の他の部位よりも剛性が高められている請
求項1〜4の何れかに記載の吸収性物品用の表面シー
ト。 - 【請求項6】 吸収性物品の肌当接面に用いられる表面
シートにおいて、 それぞれ繊維集合体からなる第1繊維層及び第2繊維層
を有し、第1繊維層と第2繊維層とは積層されて所定パ
ターンで部分的に熱融着されており、第1繊維層は、第
1及び第2繊維層の熱融着部以外の部位において隆起部
を形成しており、前記熱融着部の厚みtに対する前記隆
起部の実質厚みT'の比(T'/t)が5〜50である吸
収性物品用の表面シート。
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