JP2003125628A - コンバインの排熱構造 - Google Patents

コンバインの排熱構造

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JP2003125628A
JP2003125628A JP2001330678A JP2001330678A JP2003125628A JP 2003125628 A JP2003125628 A JP 2003125628A JP 2001330678 A JP2001330678 A JP 2001330678A JP 2001330678 A JP2001330678 A JP 2001330678A JP 2003125628 A JP2003125628 A JP 2003125628A
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Harumichi Makizono
晴充 牧園
Haruo Baba
治男 馬場
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 乗用型のコンバインを軽トラックの荷台に積
載可能な全長の短いものに構成しながら、冷却性能並び
に搭乗運転部での居住性の向上を図れるようにする。 【解決手段】 走行機体2の前部に左右方向に並設した
刈取搬送機構3と搭乗運転部6の後方に、脱穀処理方向
が前後向きに設定された脱穀処理部16と選別処理方向
が左右向きに設定された選別処理部17とを備えた脱穀
装置7を、選別処理部17の選別処理方向下手側が搭乗
運転部6の直後方に位置するように配設し、搭乗運転部
6に装備された運転座席5の下方に形成されるエンジン
ルーム38と、選別処理部17の選別処理方向下手側と
を連通して、ファン52の作動で機外に排出されるエン
ジンルーム38内の熱気を選別処理部17の選別処理方
向下手側に通すように構成した。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、搭乗運転部に装備
された運転座席の下方にエンジンルームを形成してある
コンバインの排熱構造に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、上記のようなコンバインの排熱構
造としては、ファンの作動で、外気をエンジンルーム内
に取り入れるとともに、エンジンルーム内の熱気を後方
の排気口から機外に排出するように構成されたものがあ
った。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところで、搭乗運転部
を備える乗用型のコンバインにおいては、走行機体の前
部に刈取搬送機構と搭乗運転部とを左右方向に並設し、
それら刈取搬送機構と搭乗運転部の直後方に、脱穀処理
方向が前後向きに設定された脱穀処理部と選別処理方向
が左右向きに設定された選別処理部とを備えた脱穀装置
を配設することで、軽トラックの荷台に積載可能な全長
の短いものに構成されたものがあり、このようなコンバ
インにおいて、上述した従来の排熱構造を採用すると、
後方の排気口から機外に排出したエンジンルーム内の熱
気が、搭乗運転部の直後方に位置する脱穀装置の前壁に
よって後方への流動が阻止されるようになることから、
冷却性能が低下するとともに搭乗運転部での居住性が悪
くなる不都合を招くようになっていた。
【0004】本発明の目的は、乗用型のコンバインを軽
トラックの荷台に積載可能な全長の短いものに構成しな
がら、冷却性能並びに搭乗運転部での居住性の向上を図
れるようにすることにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】〔構成〕上記目的を達成
するため、本発明のうちの請求項1記載の発明では、走
行機体の前部に刈取搬送機構と搭乗運転部とを左右方向
に並設し、それら刈取搬送機構と搭乗運転部の後方に、
脱穀処理方向が前後向きに設定された脱穀処理部と選別
処理方向が左右向きに設定された選別処理部とを備えた
脱穀装置を、前記選別処理部の選別処理方向下手側が前
記搭乗運転部の直後方に位置するように配設し、前記搭
乗運転部に装備された運転座席の下方に形成されるエン
ジンルームと、前記選別処理部の選別処理方向下手側と
を連通して、ファンの作動で機外に排出される前記エン
ジンルーム内の熱気を前記選別処理部の選別処理方向下
手側に通すように構成した。
【0006】〔作用〕上記請求項1記載の発明による
と、走行機体の前部において左右方向に並設される刈取
搬送機構と搭乗運転部の後方に、脱穀処理方向が前後向
きに設定された脱穀処理部と選別処理方向が左右向きに
設定された選別処理部とを備えた脱穀装置を、選別処理
部の選別処理方向下手側が搭乗運転部の直後方に位置す
る横長に配設することから、脱穀処理方向が前後向きに
設定された脱穀処理部と選別処理方向が前後向きに設定
された選別処理部とを備えた一般的な脱穀装置を、脱穀
処理部の脱穀処理方向上手側と選別処理部の選別処理方
向上手側とが刈取搬送機構の直後方に位置して前後方向
に長くなるように配設する場合に比較して、コンバイン
の全長を大幅に短くすることができて、軽トラックの荷
台への積載を可能にすることができるようになる。
【0007】一方、エンジンルーム内の熱気は、ファン
の作動に伴って、エンジンルームに連通された選別処理
部の選別処理方向下手側を通って機外に排出されるよう
になることから、エンジンルーム内の熱気が搭乗運転部
の直後方に位置する脱穀装置の前壁によって後方への流
動が阻止されることに起因した冷却性能の低下や搭乗運
転部での居住性の悪化を回避できるようになる。
【0008】〔効果〕従って、乗用型のコンバインを軽
トラックの荷台に積載可能な全長の短いものに構成しな
がら、冷却性能並びに搭乗運転部での居住性の向上を図
れるようになった。
【0009】〔構成〕本発明のうちの請求項2記載の発
明では、上記請求項1記載の発明において、前記ファン
を、前記エンジンルームと前記選別処理部の選別処理方
向下手側との連通箇所に配設した。
【0010】〔作用〕上記請求項2記載の発明による
と、ファンの作動による選別処理部の選別処理方向下手
側を利用したエンジンルーム内の熱気の排出をより円滑
に行えるようになり、もって、エンジンルーム内をより
効率良く冷却することができるようになる。
【0011】〔効果〕従って、冷却性能の向上をより効
果的に図れるようになった。
【0012】〔構成〕本発明のうちの請求項3記載の発
明では、上記請求項1又は2記載の発明において、前記
選別処理部に、選別処理方向上手側下部から選別処理方
向下手側上部に向けて選別風を流動させる唐箕を装備し
た。
【0013】〔作用〕上記請求項3記載の発明による
と、選別処理部の選別処理方向下手側においては、エン
ジンルームからの排熱風が選別風の流動方向に対して交
差する状態で流入するようになることから、選別風に乗
って選別処理方向下手側端部から機外に排出されようと
しているワラ屑や排ワラなどの3番物に対して攪拌作用
を施すことができ、これによって、3番物中に紛れ込ん
だ比重の大きい穀粒を選別処理方向下手側において選別
することができるようになる。
【0014】〔効果〕従って、3番物とともに穀粒が機
外に排出される3番ロスの発生を抑制することができ、
もって、選別性能の向上を図れるようになった。
【0015】
【発明の実施の形態】図1には自脱形コンバインの全体
左側面が、図2にはその全体右側面が、図3にはその全
体平面が、図4にはその全体背面がそれぞれ示されてお
り、このコンバインは、左右一対のクローラ式走行装置
1を備えた走行機体2の前部左側に、刈取搬送機構3を
左右向きの軸心P1周りに昇降揺動可能に連結し、走行
機体2の前部右側に操縦塔4や運転座席5などを備えた
搭乗運転部6を形成し、走行機体2における刈取搬送機
構3と搭乗運転部6の直後方箇所に、刈取搬送機構3か
らの刈取穀稈に対して脱穀処理や選別処理などを施す脱
穀装置7を搭載し、走行機体2における脱穀装置7の左
後方箇所に、脱穀装置7からの排ワラを細断処理する排
ワラ切断装置8を装備し、走行機体2における脱穀装置
7の右後方箇所に、脱穀装置7から揚送コンベヤ9を介
して搬送される穀粒を籾袋10に詰め込む袋詰め装置1
1を配設して構成されている。
【0016】刈取搬送機構3は、倒伏した植立穀稈をす
くい上げる3つのデバイダ12、倒伏した植立穀稈をす
き起こす左右の引起装置13、稲や麦などの植立穀稈の
株元側を切断するバリカン形の刈取装置14、及び、刈
取穀稈を後方に向けて搬送しながら縦向き姿勢から横向
き姿勢に姿勢変更する搬送装置15、などを備えて2条
分の刈り取り搬送を行うように構成されている。
【0017】図5に示すように、脱穀装置7は、脱穀処
理方向が前後向きに設定された脱穀処理部16と、選別
処理方向が左右向きに設定された選別処理部17と、回
収搬送方向が前後向きに設定された回収部18とが、上
方からその順に備えられており、脱穀装置7の上部に配
備される脱穀処理部16は、その左外側部に配置された
フィードチェーン19が、搬送装置15からの刈取穀稈
の株元側を挟持して後方に向けて搬送することで、脱穀
装置7の左側上部に形成された扱室20内における受網
21上に刈取穀稈の穂先側を案内し、扱室20内に装備
された扱胴22が前後向きの軸心P2周りに回転するこ
とで、フィードチェーン19により受網21上に案内さ
れた刈取穀稈の穂先側に対して脱穀処理を施すように構
成されている。
【0018】脱穀装置7の上下中間部に配備される選別
処理部17は、受網21の下方に配設された揺動選別機
構23が、前後向きの駆動軸24の回転で左右方向に揺
動駆動されることで、脱穀処理に伴って受網21から漏
下する脱穀処理物や扱室20の脱穀処理方向下手側端部
に形成された送塵口25から放出される脱穀処理物を、
その選別処理方向下手側となる右方に向けて移送しなが
ら、大きさの差異で穀粒とワラ屑と切れワラなどとに篩
い分ける篩い選別処理を施し、かつ、扱胴22の左下方
に配備された唐箕26が、前後向きの軸心P3周りに回
転して選別風を生起させるとともに、その選別風を、唐
箕26から選別処理方向下手側となる脱穀装置7の右側
端部に形成された排塵口27にわたる選別風路28内を
流動させることで、選別風路28内に供給された脱穀処
理物を、比重の差異で穀粒とワラ屑と切れワラなどとに
吹き分ける風選別処理を施すように構成されている。
【0019】脱穀装置7の下部に配備される回収部18
は、揺動選別機構23の下方における選別処理方向上手
側に配設された1番スクリュー29が、前後向きの軸心
P4周りに回転することで、揺動選別機構23の選別処
理方向上手側に配置されたグレンシーブ30から漏下
し、かつ、選別風路28を通過した穀粒を1番物として
揚送コンベヤ9に向けて搬送し、又、揺動選別機構23
の下方における選別処理方向下手側に配設された2番ス
クリュー31が、前後向きの軸心P5周りに回転するこ
とで、揺動選別機構23の選別処理方向下手側に配置さ
れたストローラック32から漏下し、かつ、選別風路2
8を通過した穀粒とワラ屑などとの混在物を2番物とし
てスロワ式の還元搬送機構33に向けて搬送し、還元搬
送機構33のスロワ羽根34が2番スクリュー31と一
体回転することで、2番物を扱室20内に還元して再処
理するように構成されている。
【0020】脱穀処理物のうち、揺動選別機構23のス
トローラック32から漏下せずに揺動選別機構23の後
端まで移送された切れワラや、選別風に乗って選別処理
方向下手側上部に向けて吹き上げられたワラ屑などの塵
埃は、3番物として排塵口27から機外に排出されるよ
うになっている。
【0021】図示は省略するが、排ワラ切断装置8に
は、フィードチェーン19によって左右向き姿勢で搬送
された排ワラを、松葉状の二つ折りにするとともに、そ
の屈折端から順に細断する所謂シリンダ形カッターが採
用されており、これによって、左右向き姿勢の排ワラを
そのまま受け取って複数のディスクで細断するディスク
形カッターを採用する場合に比較して、脱穀装置7の後
方において排ワラ切断装置8の配設に要する配設空間の
左右長さを大幅に小さくすることができ、結果、その右
側方に袋詰め装置11の配設空間を確保できるようにな
っている。
【0022】図1〜4に示すように、袋詰め装置11に
は、揚送コンベヤ9で搬送された穀粒を、左右二股状の
吐出筒35を介して左右の穀粒袋10内に案内供給する
2袋式のものが採用されており、1袋式のものを採用す
る場合に比較して袋詰め作業効率の向上を図れるように
なっている。
【0023】つまり、左右方向に並設される刈取搬送機
構3と搭乗運転部6の直後方に、脱穀処理方向と選別処
理方向とが直交するように扱胴22よりも長さの長い揺
動選別機構23が左右向きに配備されることで前後長さ
が大幅に短くなる脱穀装置7を配置し、その脱穀装置7
の直後方に、省スペース化が図られた排ワラ切断装置8
と、袋詰め作業効率の向上を図れる2袋式の袋詰め装置
11とを左右方向に並設したことによって、作業能力の
低下を招くことなく、揺動選別機構23が前後向きに配
備されることで前後長さが長くなるた脱穀装置7の左右
一側方に、排ワラ切断装置8と袋詰め装置11とを前後
向きに並設する場合に比較して、それらが搭載される走
行機体2の前後長さを短くすることができるとともに軽
量化を図れるようになり、その結果、コンバイン全体の
小型軽量化を効果的に図れるようになって、搭乗運転部
6を備える乗用型のものでありながら軽トラックの荷台
に積載することが可能となり、もって、道路状況などか
ら軽トラックでしかコンバインを輸送することができな
い山間地などの圃場においても、作業能力の高い乗用形
のコンバインを使用できるようになっている。
【0024】図6〜8に示すように、運転座席5は、空
冷式のエンジン36やマフラー37などが配備されるエ
ンジンルーム38を形成するエンジンボンネット兼用の
シートフレーム39に載置支持されている。エンジン3
6には、フライホイール40に複数のフィン41を備え
て構成された冷却ファン42と、この冷却ファン42に
より生起された冷却風をシリンダ43やシリンダヘッド
44に案内する導風板45とが装備されており、フライ
ホイール40の回転に伴ってシリンダ43やシリンダヘ
ッド44が冷却されるようになっている。
【0025】シートフレーム39は、その搭乗運転部6
側となる前壁46の略全域に吸気口となる複数のパンチ
ング孔47が、又、その後壁48の略全域に排気口とな
る複数のパンチング孔49が形成され、エンジンルーム
38内には、前後向きに配備されたマフラー37を上方
から覆う前後方向視下向きコの字形状のマフラーカバー
50が装備されるとともに、伝動ベルト51を介したエ
ンジン36からの動力でエンジンルーム38内の熱気を
排気用の各パンチング孔49から機外に排出させる換気
用のファン52が、マフラーカバー50の後部側の開口
53に臨むとともにエンジン36のシリンダ43などに
対向する状態で配設され、更に、ファン52には、その
外周に沿って外囲する導風用のファンガイド54が装備
されている。
【0026】この構成から、マフラー37からシートフ
レーム39への放熱がマフラーカバー50によって抑制
され、又、換気用のファン52の作動によって、エンジ
ンルーム38内の熱気を排気用の各パンチング孔49か
ら強制的に排出することができる上に、吸気用の各パン
チング孔47からエンジンルーム38内に取り入れた外
気を強制的にエンジン36の周囲並びにマフラー37と
マフラーカバー52との間に供給することができて、エ
ンジン36及びマフラー37を効果的に冷却できるよう
になっている。
【0027】図4、図5、図7及び図8に示すように、
搭乗運転部6の直後方に位置する脱穀装置7の選別処理
方向下手側には、選別処理部17の選別処理方向下手側
部分を覆う排塵カバー55が装備されており、この排塵
カバー55における前後の縦壁56には、排気用のパン
チング孔49を挟む状態で換気用のファン52に対向す
る開口57が形成されている。
【0028】つまり、この構成から、エンジンルーム3
8と選別処理部17の選別処理方向下手側とが、排気用
のパンチング孔49と排塵カバー55の開口57とを介
して連通されるとともに、その連通箇所に位置するファ
ン52の作動に伴ってエンジンルーム38から排出され
る熱気が、選別処理部17の選別処理方向下手側を通っ
て後方の開口57から機外に排出されるようになってお
り、これによって、エンジンルーム38内の熱気が搭乗
運転部6の直後方に位置する排塵カバー55における前
側の縦壁56などの脱穀装置7の前壁によって後方への
流動が阻止されることに起因した冷却性能の低下や搭乗
運転部6での居住性の悪化を回避できるようになってい
る。
【0029】又、選別処理部17の選別処理方向下手側
においては、エンジンルーム38からの排熱風が、選別
風の流動方向や揺動選別機構23の移送方向に対して直
交する状態で流入するようになり、これによって、揺動
選別機構23の移送作用や選別風に乗って選別処理方向
下手側端部に形成された排塵口27から機外に排出され
ようとしているワラ屑や排ワラなどの3番物に対して攪
拌作用を施すことができて、3番物中に紛れ込んだ比重
の大きい穀粒を選別して下方の2番スクリュー31に向
けて漏下させることができるようになり、もって、3番
物とともに穀粒が機外に排出される3番ロスの発生を抑
制することができて、選別性能の向上を図れるようにな
っている。
【0030】更に、図6及び図7に示すように、エンジ
ンルーム38と選別処理部17の選別処理方向下手側と
の連通箇所に位置するファン52の外周を導風用のファ
ンガイド54で外囲し、又、その連通箇所から大きく離
れた位置でマフラー37からの排気を行うようにしてい
ることから、マフラー37からの排気が選別処理部17
の選別処理方向下手側に流入する不具合の発生を防止で
きるようになっている。
【0031】尚、図5、図7及び図8に示す符号58
は、揺動選別機構23の揺動に伴って、送塵口25から
放出された脱穀処理物を選別処理方向下手側に向けて移
送する移送部であり、符号59は、前後向きの軸心P6
周りに回転する搬送スクリュー60と回転羽根61とか
ら、移送部36によって移送された脱穀処理物を、選別
処理領域内における脱穀処理方向の中央部において、下
方の選別風路28及びストローラック32に向けて加速
して送り出すように構成された送出し機構であり、この
送出し機構59の作用によって、送塵口25から放出さ
れた脱穀処理物のうち、大きさが小さく比重及び質量の
大きい穀粒を、ストローラック32上に多くの切れワラ
などが存在する状態であっても、ストローラック32上
の切れワラなどの間を突き抜けてストローラック32か
ら漏下させることができ、又、脱穀処理量が少ない場合
などのように唐箕26で生起される選別風の影響を受け
易い状態であっても、選別風の流れに抗して選別風路2
8を通過させることができるのであり、もって、送塵口
25から放出される穀粒が、ストローラック32から漏
下せずにワラ屑や切れワラなどとともに排塵口27から
機外に排出される3番ロスの発生をより効果的に抑制す
ることができて、穀粒回収効率の向上を更に図ることが
できるようになっている。
【0032】〔別実施形態〕以下、本発明の別実施形態
を列記する。 (1)冷却ファン42と換気用のファン52とを兼用す
るように構成してもよい。 (2)エンジン36として水冷式のものを採用し、その
冷却ファンと換気用のファン52とを兼用するように構
成してもよい。
【図面の簡単な説明】
【図1】コンバインの全体左側面図
【図2】コンバインの全体右側面図
【図3】コンバインの全体平面図
【図4】コンバインの全体背面図
【図5】脱穀装置の縦断背面図
【図6】排熱構造を示す要部の縦断背面図
【図7】排熱構造を示す要部の縦断側面図
【図8】排熱構造を示す要部の横断平面図
【符号の説明】
2 走行機体 3 刈取搬送機構 5 運転座席 6 搭乗運転部 7 脱穀装置 16 脱穀処理部 17 選別処理部 26 唐箕 38 エンジンルーム 52 ファン
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き Fターム(参考) 2B074 AA02 AB01 AC02 AD05 AF01 BA08 CA01 CC02 CD05 DA01 DA02 DA04 DA06 DC04 DE03 DF03 2B095 AA01 AA08 AA13 BA02 BA05 BA20 BA29

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 走行機体の前部に刈取搬送機構と搭乗運
    転部とを左右方向に並設し、それら刈取搬送機構と搭乗
    運転部の後方に、脱穀処理方向が前後向きに設定された
    脱穀処理部と選別処理方向が左右向きに設定された選別
    処理部とを備えた脱穀装置を、前記選別処理部の選別処
    理方向下手側が前記搭乗運転部の直後方に位置するよう
    に配設し、前記搭乗運転部に装備された運転座席の下方
    に形成されるエンジンルームと、前記選別処理部の選別
    処理方向下手側とを連通して、ファンの作動で機外に排
    出される前記エンジンルーム内の熱気を前記選別処理部
    の選別処理方向下手側に通すように構成してあるコンバ
    インの排熱構造。
  2. 【請求項2】 前記ファンを、前記エンジンルームと前
    記選別処理部の選別処理方向下手側との連通箇所に配設
    してある請求項1記載のコンバインの排熱構造。
  3. 【請求項3】 前記選別処理部に、選別処理方向上手側
    下部から選別処理方向下手側上部に向けて選別風を流動
    させる唐箕を装備してある請求項1又は2記載のコンバ
    インの排熱構造。
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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2011078384A (ja) * 2009-10-09 2011-04-21 Yanmar Co Ltd コンバインにおけるロータリスクリーン用の吸引ファン構造

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2011078384A (ja) * 2009-10-09 2011-04-21 Yanmar Co Ltd コンバインにおけるロータリスクリーン用の吸引ファン構造

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