JP2003125358A - 情報処理装置、情報処理装置の制御方法、情報処理装置の制御プログラム及び情報処理装置の制御プログラムを記録した記録媒体 - Google Patents

情報処理装置、情報処理装置の制御方法、情報処理装置の制御プログラム及び情報処理装置の制御プログラムを記録した記録媒体

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JP2003125358A
JP2003125358A JP2001320110A JP2001320110A JP2003125358A JP 2003125358 A JP2003125358 A JP 2003125358A JP 2001320110 A JP2001320110 A JP 2001320110A JP 2001320110 A JP2001320110 A JP 2001320110A JP 2003125358 A JP2003125358 A JP 2003125358A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 本発明は、情報処理装置、情報処理装置の制
御方法、情報処理装置の制御プログラム及び情報処理装
置の制御プログラムを記録した記録媒体に関し、例えば
ビデオデータを記録するハードディスク装置等に適用し
て、シークによるアクセス速度の低下を有効に回避する
ことができるようにする。 【解決手段】 本発明は、再生時、シークによるアクセ
スが必要となる個所の先頭部分のデータを所定データ量
だけメモリ33に記録して保持し、シークによりディス
ク状記録媒体24からのデータ再生が困難な期間の間、
このメモリ33に保持したデータを出力する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、情報処理装置、情
報処理装置の制御方法、情報処理装置の制御プログラム
及び情報処理装置の制御プログラムを記録した記録媒体
に関し、例えばビデオデータを記録するハードディスク
装置等に適用することができる。本発明は、再生時、シ
ークによるアクセスが必要となる個所の先頭部分のデー
タを所定データ量だけメモリに記録して保持し、シーク
によりディスク状記録媒体からのデータ再生が困難な期
間の間、このメモリに保持したデータを出力することに
より、シークによるアクセス速度の低下を有効に回避す
ることができるようにする。
【0002】
【従来の技術】従来、パーソナルコンピュータのペリフ
ェラルとして使用されるハードディスクドライブにおい
ては、ランダムアクセス可能であり、近年、小型化、高
記録密度化されている。これによりハードディスクドラ
イブをオーディオデータ、ビデオデータ(以下、AVデ
ータと呼ぶ)の記録に適用してホームサーバー、車載用
機器等に利用することが種々に提案されるようになされ
ている。
【0003】このようなハードディスクドライブにおい
ては、ハードディスクに記録された管理用のデータによ
り、複数セクタによるクラスタを単位にしてハードディ
スクに記録されたデータを管理できるようになされてお
り、この管理をホスト装置であるパーソナルコンピュー
タ等により実行するようになされている。
【0004】すなわち図24は、ハードディスクドライ
ブを示すブロック図である。このハードディスクドライ
ブ1は、ホスト装置2に接続されて、このホスト装置2
より出力されるAVデータをハードディスク3に記録す
る。ここでホスト装置2は、例えばAVデータを出力す
る各種映像機器である。
【0005】ここでハードディスク3は、図25に示す
ように、例えばMS−DOS互換ファイルシステムのフ
ォーマットが適用される。すなわちハードディスク3
は、情報記録面を内周側領域と外周側領域とに分割し、
外周側領域がシステムエントリーエリアに割り当てられ
る。また内周側領域がデータエリアに割り当てられる。
このうちデータエリアは、クラスタに細分化され、所定
フレーム数のデータ量を単位にして、各クラスタにAV
データ等が記録される。
【0006】さらにハードディスク3は、情報記録面が
同心円状に複数のゾーンに区切られ、さらに各ゾーンの
トラックがそれぞれ円周方向に所定長さで区切られて複
数のセクタに分割される。このようにしてセクタ化され
てなるハードディスク3は、情報記録面の面番号、情報
記録面の外周側より連続して割り当てられるトラック番
号、各トラックにおけるセクタを特定するセクタ番号に
より、物理アドレスが設定され、さらにこの物理アドレ
スに対応して情報記録面の外周側より順次設定されてな
る論理アドレスによりユーザーデータがファイル管理さ
れるようになされている。
【0007】ここで論理アドレスは、複数の論理セクタ
の集合によるクラスタを単位にしたクラスタ番号により
表される。すなわち論理セクタは、情報記録面における
先頭の領域(この場合は最外周である)を0セクタとし
て設定されるデータの記録単位に対応する領域であり、
例えば1の物理セクタが1の論理セクタに対応して、論
理セクタ番号=1トラック当たりのセクタ数×(面番号
+面の数×トラック番号)+セクタ番号−1の関係式に
より論理セクタ番号を表すことができるようになされて
いる。なおここで面番号、トラック番号、セクタ番号
は、物理アドレスによるものである。
【0008】ここで論理セクタは、ユーザーデータに換
算して1つの論理セクタに512バイトのデータを記録
できるように構成され、複数個の論理セクタにより1つ
のクラスタが構成されるようになされている。なお、1
つのクラスタは、一般に2のべき乗個のセクタにより構
成され、ユーザーデータを記録するデータエリアにおい
て、ファイルエリアの先頭を2とする連番であるクラス
タ番号により特定されるようになされている。
【0009】データエリアは、このようにして設定され
る各クラスタにクラスタ番号が割り当てられ、このクラ
スタ番号を基準にしてクラスタ単位でアクセスできるよ
うになされている。なおここでは、クラスタ番号を4桁
のヘキサ形式により示す。
【0010】これに対してシステムエントリーエリア
は、さらにブートエリア、FAT(Fail Allocation ta
ble )エリア、ディレクトリエリアに分割され、ブート
エリアには、ディスクの構造を定義するデータが記録さ
れる。これに対してFATエリア及びディレクトリエリ
アには、データエリアに記録したAVデータのアクセス
に必要なアドレス情報等による管理用データが記録され
る。
【0011】すなわちディレクトリエリアには、データ
エリアに記録された各ファイルのファイル名と、各ファ
イルの記録開始位置である先頭クラスタのクラスタ番号
等が記録される。これに対してFATエリアには、各フ
ァイルの先頭クラスタに連続する各クラスタのクラスタ
番号等が記録される。これによりハードディスク3は、
所望するファイル名の先頭クラスタ番号をディレクトリ
エリアから検出した後、この先頭クラスタ番号に続くク
ラスタ番号を順次FATエリアから検出することによ
り、1つのファイルを構成する連続するクラスタのアド
レスを検出できるようになされている。
【0012】かくするにつきこの図25においては、デ
ータエリアのクラスタ番号1234h〜1240hまで
のクラスタにファイル1が記録されている場合に、ファ
イル1の第1クラスタのクラスタ番号1234hを示す
コードがディレクトリエリアに記録され、さらにこのク
ラスタ番号1234hから続くクラスタ番号がFATエ
リアの対応する領域に順次記録されるようになされてい
る。なおこの図25においてEOF(End Of File )
は、1つのファイルの最終クラスタを示す識別情報であ
る。
【0013】より詳細には、ディレクトリエリアは、デ
ータエリアに記録した各ファイル毎に、図26に示す構
成により、データ領域に記録された各ファイルをそれぞ
れ特定するファイル管理用データが記録される。すなわ
ちファイル管理用データは、先頭8バイトにファイル名
が割り当てられ、続く3バイトに各ファイルの拡張子が
割り当てられる。さらに続く1バイトにファイルの属性
を示すデータが割り当てられ、続く10バイトがリザー
ブ用のデータに割り当てられる。また続く2バイトが記
録開始時刻のデータに、続く2バイトが記録日時のデー
タに割り当てられ、続く2バイトに先頭クラスタ番号で
あるクラスタ番号が割り当てられるようになされてい
る。なお最後の4バイトには、ファイル長のデータが割
り当てられる。
【0014】これに対してFATエリアは(図25)、
データ領域の管理単位である各クラスタの関連を示す識
別データが記録される。すなわちFATエリアは、デー
タエリアのクラスタ番号に対応してクラスタアドレスが
割り振られ、各クラスタアドレスに続くクラスタのクラ
スタ番号が記録されるようになされている。また図27
に示すように、これらクラスタ番号に割り当てられてい
ないコードのうち、所定のコードがそれぞれ空き領域、
欠陥クラスタ、EOFを示す識別情報に割り当てられる
ようになされている。
【0015】これによりハードディスク3は、FATエ
リアをアクセスしてデータエリアの空き領域を検出でき
るようになされている。また欠陥セクタを基準にして代
替処理を実行できるようになされ、さらには記録時、ラ
イトアンドベリファイによるリトライの処理により欠陥
セクタを登録できるようになされている。
【0016】サーボ回路4は、ハードディスク制御回路
5の制御によりモータ(M)6を駆動し、これによりハ
ードディスク3を角速度一定の条件により回転駆動す
る。またサーボ回路4は、同様にしてモータ(M)8を
駆動することによりピップアップである磁気ヘッドをシ
ークさせ、さらにトラッキング制御する。
【0017】リードライトデータチャンネル部9は、ハ
ードディスク制御回路5の制御により、記録時、ハード
ディスク制御回路5の出力データを記録再生系の特性に
適した方式により符号化処理してビット系列のデータを
生成し、このデータにより磁気ヘッドを駆動する。また
読み出し時、リードライトデータチャンネル部9は、磁
気ヘッドより得られる再生信号を信号処理して再生デー
タを生成し、この再生データをハードディスク制御回路
5に出力する。
【0018】ハードディスク制御回路5は、インターフ
ェース制御回路7の指示によりハードディスク3上のデ
ータを管理する制御回路であり、バッファメモリ10を
介して入力されるAVデータに応じてサーボ回路4の動
作を制御すると共に、このAVデータをリードライトデ
ータチャンネル部9に出力することにより、インターフ
ェース制御回路7を介して指示されるクラスタに順次入
力されるデータを記録する。また読み出し時、同様にし
てサーボ回路4の動作を制御してリードライトデータチ
ャンネル部9の出力データをバッファメモリ10に出力
し、これによりインターフェース制御回路7より指示さ
れたクラスタを再生する。
【0019】インターフェース制御回路(IF制御)7
は、例えばSCSI(Small Computer System Interfac
e )コントローラ、IDE(Intelligent Drive Electr
onics )コントローラ等により形成され、ホスト装置2
との間で送受するデータ、制御コマンド等の入出力回路
を構成する。またインターフェース制御回路7は、ホス
ト装置2より入力されるコマンドcommand、この
コマンドに設定されたパラメータを解析し、ハードディ
スク制御回路5等の動作を制御する。また書き込み時に
あっては、バッファメモリ10を介して、ホスト装置2
から入力されるデータをハードディスク制御回路5に出
力し、また読み出し時にあっては、バッファメモリ10
を介して、ハードディスク制御回路5より出力されるデ
ータをホスト装置2に出力する。
【0020】これに対応してホスト装置2においては、
システムメモリ11にワークエリアを確保した中央処理
ユニット(CPU)12の処理により、ユーザーによる
指示に応じてハードディスクドライブ1に種々のコマン
ド等を送出する。
【0021】この処理において中央処理ユニット12
は、電源起動時、所定の処理手順の実行により、ハード
ディスク3のシステムエントリーエリアに記録されてな
る管理用データを再生するようにハードディスクドライ
ブ1にコマンドを発行し、その結果ハードディスクドラ
イブ1から出力されるシステムエントリーエリアのデー
タをシステムメモリ11に記録する。これにより中央処
理ユニット12は、ハードディスク3に記録された管理
用データを取得し、この管理用データによりパラメータ
を設定してハードディスクドライブ1に各種コマンドを
出力する。
【0022】すなわちユーザーにより所定のファイルの
再生が指示されると、中央処理ユニット12は、システ
ムメモリ11の記録より対応するファイル管理用データ
を検出し、このファイル管理用データに設定された先頭
クラスタ番号を検出する。またこの先頭クラスタ番号よ
りFATエリアのデータを順次検索し、これによりユー
ザーにより指定されたファイルについて、ハードディス
ク3に記録されてなる連続するクラスタ番号を検出す
る。中央処理ユニット12は、この検出結果により、先
頭クラスタ番号、データ長等のパラメータを設定して再
生のコマンドを発行し、ハードディスクドライブ1にお
いては、このコマンドによりハードディスク3に記録さ
れたデータを再生して出力する。中央処理ユニット12
及びハードディスクドライブ1は、所定のデータ長を単
位にして、管理用データの記録を順次辿って、コマンド
の発行、データの再生を繰り返し、これにより所望する
ファイルを再生するようになされている。
【0023】これ対してユーザーによりデータの記録が
指示されると、同様に、システムメモリ11に記録され
たFATエリアのデータを順次辿って空き領域を検出
し、この空き領域によるクラスタに記録するようにパラ
メータを設定して書き込みコマンドを発行する。ハード
ディスクドライブ1は、この書き込みのコマンドに応動
して、順次入力されるデータをハードディスク3に記録
する。中央処理ユニット12及びハードディスクドライ
ブ1は、所定のデータ長を単位にして、管理用データの
記録を順次辿って、コマンドの発行、データの記録を繰
り返し、これにより所望するファイルを記録するように
なされている。
【0024】またこのようにしてファイルの記録を完了
すると、このファイルの記録に対応するようにシステム
メモリ11の記録を更新し、また所定のタイミングで、
システムメモリ11の記録に対応するように、ハードデ
ィスクドライブ1にシステムエントリーエリアの更新を
指示し、これによりこのようにして記録したファイルを
改めて再生できるようになされている。
【0025】
【発明が解決しようとする課題】ところでハードディス
クドライブにおいては、シークを開始してハードディス
クに記録されたデータの再生を開始するまでに時間(以
下、シークに要する時間と呼ぶ)を要し、これによりア
クセス速度が低下する問題がある。
【0026】すなわちハードディスクドライブにおい
て、シークにより所望するクラスタのデータを再生する
場合、目的トラックまで磁気ヘッドを移動させて整定さ
せた後、磁気ヘッドが目的のクラスタを走査するまで待
機することが必要になり、この目的トラックまでの移動
に要する時間(シーク時間)、目的クラスタを走査する
までの時間(回転待ち時間)の合計時間だけ、シークに
時間を要することになる。
【0027】ハードディスクドライブにおいて、このシ
ークに要する時間は、一般に数ミリ秒の短い時間ではあ
るものの、記録再生、編集作業を繰り返して、多くのフ
ァイルが複数の領域に分散して記録されるようになる
と、このシークに要する時間を無視できなくなり、実質
的に、ハードディスクより再生したデータのデータ転送
速度が低下し、その分アクセス速度が著しく低下するよ
うになる。
【0028】この問題を解決する1つの方法として、例
えばコマンドキューイングによりハードディスクをアク
セスする方法が提案されている。この方法は、磁気ヘッ
ドの現在位置より近い再生開始より順次ハードディスク
をアクセスすると共に、再生したデータをバッファリン
グにより並び換えて出力することにより、順次ハードデ
ィスクをアクセスする場合に比して、シーク時間を短く
するものである。しかしながらこの方法においては、制
御が煩雑な問題があり、またシークに要する時間のう
ち、シーク時間が若干短くなるだけであることにより、
充分な効果を得ることができない問題もある。
【0029】本発明は以上の点を考慮してなされたもの
で、シークに要する時間によるアクセス速度の低下を有
効に回避することができるハードディスク等による情報
処理装置、情報処理装置の制御方法、情報処理装置の制
御プログラム及び情報処理装置の制御プログラムを記録
した記録媒体を提案しようとするものである。
【0030】
【課題を解決するための手段】かかる課題を解決するた
め請求項1の発明においては、ディスク状記録媒体をア
クセスする情報処理装置に適用して、ディスク状記録媒
体に記録した場合に、再生時、シークによるアクセスが
必要となる個所の先頭部分に割り当てられるデータを、
少なくともシークを開始した後、再生可能となるまでの
時間分、保持するメモリを備えるようにし、少なくとも
シーク手段によるシークによりディスク状記録媒体から
のデータ再生が困難な期間の間、このメモリに保持した
データを出力する。
【0031】また請求項13の発明においては、ディス
ク状記録媒体をアクセスする情報処理装置の制御方法に
適用して、ディスク状記録媒体に記録した場合に、再生
時、シークによるアクセスが必要となる個所の先頭部分
に割り当てられるデータを、少なくともシークを開始し
た後、再生可能となるまでの時間分、所定のメモリに記
録するデータ記録のステップと、少なくともシーク手段
によるシークによりディスク状記録媒体からのデータ再
生が困難な期間の間、このメモリに保持したデータを出
力するデータ再生のステップとを有するようにする。
【0032】また請求項14の発明においては、ディス
ク状記録媒体をアクセスする情報処理装置の制御プログ
ラムに適用して、ディスク状記録媒体に記録した場合
に、再生時、シークによるアクセスが必要となる個所の
先頭部分に割り当てられるデータを、少なくともシーク
を開始した後、再生可能となるまでの時間分、所定のメ
モリに記録するデータ記録のステップと、少なくともシ
ーク手段によるシークによりディスク状記録媒体からの
データ再生が困難な期間の間、メモリに保持したデータ
を出力するデータ再生のステップとを有するようにす
る。
【0033】また請求項15の発明においては、ディス
ク状記録媒体をアクセスする情報処理装置の制御プログ
ラムを記録した記録媒体に適用して、制御プログラム
は、ディスク状記録媒体に記録した場合に、再生時、シ
ークによるアクセスが必要となる個所の先頭部分に割り
当てられるデータを、少なくともシークを開始した後、
再生可能となるまでの時間分、所定のメモリに記録する
データ記録のステップと、少なくともシーク手段による
シークによりディスク状記録媒体からのデータ再生が困
難な期間の間、メモリに保持したデータを出力するデー
タ再生のステップとを有するようにする。
【0034】請求項1の構成によれば、ディスク状記録
媒体をアクセスする情報処理装置に適用して、ディスク
状記録媒体に記録した場合に、再生時、シークによるア
クセスが必要となる個所の先頭部分に割り当てられるデ
ータを、少なくともシークを開始した後、再生可能とな
るまでの時間分、保持するメモリを備えるようにし、少
なくともシーク手段によるシークによりディスク状記録
媒体からのデータ再生が困難な期間の間、このメモリに
保持したデータを出力することにより、シークして再生
困難な期間については、メモリに保持したデータを割り
当てて連続するデータを出力することができ、これによ
りシークによるアクセス速度の低下を有効に回避するこ
とができる。
【0035】これにより請求項13、請求項14又は請
求項15の構成によれば、シークによるアクセス速度の
低下を有効に回避することができる情報処理装置の制御
方法、情報処理装置の制御プログラム又は情報処理装置
の制御プログラムを記録した記録媒体を提供することが
できる。
【0036】
【発明の実施の形態】以下、適宜図面を参照しながら本
発明の実施の形態を詳述する。
【0037】(1)第1の実施の形態 (1−1)第1の実施の形態の構成 図1は、本発明の第1の実施の形態に係るビデオカメラ
を示すブロック図である。このビデオカメラ21では、
ホスト装置22により所望の被写体を撮像してAVデー
タを生成し、このAVデータをハードディスクドライブ
23で記録する。またこのようにハードディスクドライ
ブ23で記録したAVデータを再生してホスト装置22
で表示する。このためホスト装置22においては、この
ようなAVデータを取得してAVデータをバスBUSに
出力する撮像機構、信号処理回路、バスBUSに出力さ
れるAVデータをモニタするモニタ機構を有するように
なされている。
【0038】これに対してハードディスクドライブ23
は、ホスト装置22、セットトップボックス、パーソナ
ルコンピュータ(PC)等の各種機器に装着されて、こ
れらの機器より出力される各種データを記録する。また
これらの機器に装着された状態で、又はこれらの装置よ
り取り外されて他の機器に装着された状態で、記録した
データを再生して出力する。
【0039】ここでこのハードディスク24は、図2に
示すように、システムエントリーエリア、データエリア
に加えてAVデータエリアが形成される。ここでAVデ
ータエリアは、AVデータを記録する際に、再生時、シ
ークによるアクセスが必要となる個所の先頭部分に割り
当てられるAVデータを、所定秒数分、選択的に記録す
る領域である。またこの所定秒数は、ハードディスクド
ライブ23において、シークに要する時間のうち、最長
の時間より長い時間に設定され、この実施の形態では、
ビデオデータの1フレーム(33〔msec〕)に対応
する時間が割り当てられるようになされている。
【0040】また再生時、シークによるアクセスが必要
となる個所は、このビデオカメラ21による録画開始位
置、連続したAVデータの記録においてクラスタ番号が
連続しなくなった先頭位置に設定される。なおビデオカ
メラ21では、これらの個所のうち、この録画開始位置
がファイルの先頭位置となるようにAVデータがファイ
ル管理されて記録されるようになされている。このハー
ドディスク24では、このAVデータエリアに記録する
AVデータに続くAVデータがデータエリアに記録され
るようになされている。
【0041】ハードディスク24は、これらAVデータ
エリア、データエリアが連続したクラスタ番号により、
また図24〜図27について上述したFATエリア、デ
ィレクトリーエリアにより、まとめて従来のデータエリ
アと同様にファイル管理されるようになされ、これによ
りディレクトリーエリアの記録により先頭クラスタ番号
を検出して、AVデータエリアに記録された対応するフ
ァイルのAVデータを検出できるようになされ、またF
ATエリアの記録を辿って、AVデータエリア、データ
エリアに分割して記録されたAVデータによるファイル
を再生できるようになされている。
【0042】この構成に対応してホスト装置22におい
て、中央処理ユニット31は、電源が立ち上げられる
と、ハードディスクドライブ23に再生コマンドを送出
してシステムエントリーエリアの再生を指示し、この結
果得られるFATエリア、ディレクトリーエリアのデー
タをシステムメモリ32に格納する。また中央処理ユニ
ット31は、続いてAVデータエリアの再生コマンドを
ハードディスクドライブ23に送出し、その結果得られ
るAVデータエリアのデータをAVデータメモリ33に
格納する。
【0043】ここでAVデータメモリ33は、AVデー
タエリアに記録されたデータを格納する専用のメモリで
あり、図2に示すように、この実施の形態では、ハード
ディスク3のAVデータエリアと同一の容量が割り当て
られ、これによりAVデータエリアに記録されたデータ
を漏れなく記録できるようになされている。またAVデ
ータメモリ33は、AVデータエリアのクラスタアドレ
スに対応するようにアドレスが設定されるようになさ
れ、これによりホスト装置22では、ハードディスク3
のアクセスに供する論理アドレスをAVデータメモリ3
3のアドレスに簡易な処理によりアドレス変換して、A
Vデータエリアの再生に代えて、このAVデータメモリ
33に記録された対応するAVデータを出力できるよう
になされている。これによりホスト装置22は、再生
時、シークが必要となる個所に割り当てられるAVデー
タについては、AVデータエリアに纏めて記録し、起動
時、先読みしてAVデータメモリ33に保持するように
なされている。
【0044】また中央処理ユニット31は、ハードディ
スク3に記録されたAVデータの再生が指示されると、
従来と同様に、システムメモリ32に記録されたディレ
クトリーエリア、FATエリアのデータを検索し、これ
により所定のデータ量単位で、再生に係るファイルが記
録されてなる連続するクラスタを順次検出する。中央処
理ユニット31は、このようにして検出したクラスタに
より、再生開始位置のクラスタアドレス、転送長をパラ
メータに設定して読み出しコマンドをアドレス変換回路
34に発行する。これにより中央処理ユニット31は、
アドレス変換回路34を介して読み出しコマンドを繰り
返し発行して所望するファイルを再生するようになされ
ている。
【0045】ここでアドレス変換回路34は、中央処理
ユニット31から出力される読み出しコマンドのアドレ
スを解析し、これらのアドレスにより指定される領域が
AVデータエリアのクラスタの場合、このアドレスをA
Vデータメモリ33のアドレスに変換してAVデータメ
モリ33をアドレス制御する。またこのアドレスに続く
クラスタ番号をシステムメモリ32に記録したFATエ
リアのデータより検出し、ハードディスクドライブ23
にこの続くクラスタへのシークを指示する。これに対し
てコマンドに付加されたアドレスがデータエリアのアド
レスの場合、中央処理ユニット31より出力されるコマ
ンドをハードディスクドライブ23に出力する。
【0046】これによりアドレス変換回路34は、読み
出しコマンドについては、ハードディスク24のAVデ
ータエリアに代えて、AVデータメモリ33より対応す
るAVデータをバスBUSに出力するように、アドレス
変換の処理を実行するようになされている。またこのA
Vデータを出力している期間の間で、続くクラスタの再
生を準備するように、ハードディスクドライブ23の動
作を制御する。これに対してアドレス変換回路34は、
書き込みコマンドについては、AVデータメモリ33の
アドレス制御により、このコマンドに指示されたAVデ
ータメモリ33の領域にAVデータを記録するようにな
されている。
【0047】これらによりホスト装置22は、読み出し
の処理において、シークの処理が必要となる場合には、
シークしている間、AVデータメモリ33に保持した対
応するAVデータを出力し、シークを完了してハードデ
ィスク24をアクセス可能となると、ハードディスク2
4から再生される続くAVデータを出力するようになさ
れている。
【0048】これに対して中央処理ユニット31は、フ
ァイルの書き込みが指示されると、この場合も従来と同
様に、システムメモリ32に記録されたFATエリアの
データを検索して順次空き領域を検出し、この空き領域
による記録開始位置のクラスタアドレス、データ転送長
によりパラメータを設定して書き込みコマンドを発行す
る。
【0049】この処理において、中央処理ユニット31
は、記録開始時においては、AVデータエリアに上述し
た所定データ量のAVデータを記録するように、AVデ
ータエリアより空きクラスタを検出してコマンドを発行
する。また空き領域の検出においてクラスタ番号が連続
しなくなった先頭位置については、AVデータエリアに
上述した所定データ量のAVデータを記録するように、
AVデータエリアより空きクラスタを検出してコマンド
を発行する。またこれらに続くAVデータについては、
データエリアより順次空きクラスタを検出してコマンド
を発行する。
【0050】これにより中央処理ユニット31は、シー
クを要する場合には、このシークに要する時間の間のA
Vデータであって、AVデータエリアに記録するデータ
については、AVデータメモリ33に記録し、残りのデ
ータを直接ハードディスク24に記録するようになされ
ている。
【0051】また中央処理ユニット31は、このように
して1つのファイルについてAVデータの書き込みを完
了すると、AVデータメモリ33の記録が、AVデータ
エリアと一致するように、ハードディスク24に記録し
たAVデータエリアの再生をハードディスクドライブ2
3に指示し、この結果得られるAVデータをAVデータ
メモリ33に記録する。またこのようにして全てのAV
データのハードディスク24への記録を完了すると、シ
ステムメモリ32に格納したFATエリア、ディレクト
リーエリアのデータをこのファイルの記録に対応するよ
うに更新し、所定のタイミングでハードディスク24の
システムエントリーエリアを更新する。
【0052】すなわち図3は、電源起動時における中央
処理ユニット31の処理手順を示すフローチャートであ
る。中央処理ユニット31は、起動すると、ステップS
P1からステップSP2に移り、ハードディスクドライ
ブ23の動作を立ち上げる。続いて中央処理ユニット3
1は、システムエントリーエリアの読み出しコマンドを
発行し、ハードディスクドライブ23より得られるディ
レクトリーエリア、FATエリアのデータをシステムメ
モリ32に格納する。
【0053】さらに続いてステップSP3に移り、AV
データエリアの読み出しコマンドを発行し、続くステッ
プSP4において、このコマンドに応動してAVデータ
エリアのデータがハードディスクより読み出されてホス
ト装置に送信され、中央処理ユニット31は、このデー
タをAVデータメモリ33に格納する。さらに続くステ
ップSP5において、アドレス変換回路34におけるア
ドレス変換テーブルを設定した後、ステップSP6に移
ってこの処理手順を終了する。
【0054】これに対して図4及び図5は、書き込みの
処理を示すフローチャートである。この場合、中央処理
ユニット31は、書き込みのコマンドによりステップS
P11からステップSP12に移り、システムメモリ3
2に記録した管理用データを検索し、AVデータエリア
から空き領域を示すコードが設定されてなるクラスタ番
号(空きクラスタアドレス)を検出する。
【0055】このようにして空きクラスタアドレスを検
出すると、中央処理ユニット31は、続くステップSP
13において、この空きクラスタアドレスと転送長とに
よりパラメータを設定して書き込みコマンドを発行した
後、続くステップSP14で記録に供するデータを転送
長の分だけハードディスクドライブ23に送出する。こ
れによりハードディスクドライブ23においては、続く
ステップSP15において、書き込みのコマンドに応動
して続いて伝送されるAVデータをバッファメモリ10
に記録し、続くステップSP16において、このバッフ
ァメモリ10に記録したデータをホスト装置22により
指定されたAVデータエリアの空きクラスタに記録す
る。
【0056】ハードディスクドライブ23は、このよう
にしてホスト装置22より伝送されたデータの記録を完
了すると、ステップSP17において、ホスト装置22
に割り込みをかける。中央処理ユニット31において
は、この割り込みによりステップSP18に移り、ここ
でシステムメモリ32に記録した管理用データを検索
し、所定クラスタ数の範囲で、データエリアから空き領
域を示すコードが設定されてなる連続するクラスタ番号
を検出する。
【0057】続いて中央処理ユニット31は、ステップ
SP19において、ステップSP18で検出した空きク
ラスタアドレスと転送長とによりパラメータを設定して
書き込みコマンドを発行した後、続くステップSP20
で記録に供するデータを転送長の分だけハードディスク
ドライブ23に送出する。これによりハードディスクド
ライブ23においては、続くステップSP21におい
て、書き込みのコマンドに応動して続いて伝送されるデ
ータをバッファメモリ10に記録し、続くステップSP
22において、このバッファメモリ10に記録したデー
タをホスト装置2により指定されたデータエリアの空き
クラスタに記録する。
【0058】ハードディスクドライブ23は、このよう
にしてホスト装置22より伝送されたデータの記録を完
了すると、ステップSP23において、ホスト装置22
に割り込みをかける。中央処理ユニット31は、この割
り込みにより続くステップSP24で、記録に供するデ
ータの転送を全て完了したか否か判断し、ここで否定結
果が得られると、ステップSP25に移る。
【0059】これにより中央処理ユニット31は、記録
開始よりシークに要する時間分のデータ量については、
AVデータエリアに記録し、続くAVデータをデータエ
リアに記録するようになされている。
【0060】このようにしてステップSP25に移る
と、中央処理ユニット31は、システムメモリ32に記
録した管理用データを検索し、所定クラスタ数の範囲
で、データエリアから空き領域を示すコードが設定され
てなる連続するクラスタ番号を検出する。
【0061】さらに続くステップSP26において、先
に記録したAVデータエリアとの間で、クラスタ番号が
連続しているか否か判断することにより、ステップSP
25で検出したクラスタへの記録を開始する際に、シー
クが発生するか否か判断する。ここで否定結果が得られ
ると、中央処理ユニット31は、ステップSP19に移
り、同様にしてデータエリアに続くAVデータを記録す
る。これに対してステップSP26で否定結果が得られ
ると、ステップSP12に戻り、ステップSP25で検
出したクラスタ番号を無視して、AVデータエリアにつ
いて、空きクラスタを検出する。
【0062】これにより中央処理ユニット31は、クラ
スタ番号の連続性が途絶えてシークが必要となる場合に
は、このシーク直後の再生開始位置に相当するAVデー
タについても、AVデータエリアに記録するようになさ
れている。
【0063】中央処理ユニット31は、これらの一連の
処理を繰り返して、記録に供するデータを全てハードデ
ィスク24に記録すると、ステップSP24で肯定結果
を得ることができる。これにより中央処理ユニット31
は、ステップSP24からステップSP27に移り、こ
のAVデータの記録に対応するようにシステムエントリ
ーエリア、システムメモリ32のFATエリア、ディレ
クトリーエリアのデータを更新する。また、AVデータ
メモリ33の記録がAVデータエリアの記録と一致する
ように、AVデータエリアの再生をハードディスクドラ
イブ23に指示し、その結果得られるAVデータをAV
データメモリ33に記録し、ステップSP28に移って
この処理手順を終了する。
【0064】これに対して図6〜図8は、ファイル名の
指定により読み出しが指示された場合の処理を示すフロ
ーチャートである。この場合、中央処理ユニット31
は、ステップSP31からステップSP32に移り、シ
ステムメモリ32に記録した管理用データのうちの、デ
ィレクトリーエリアのデータより対応するファイルのフ
ァイル管理用データ(図27)を検出し、このファイル
の先頭クラスタ番号によるアドレスを検出する。
【0065】中央処理ユニット31は、続いてステップ
SP33に移り、この先頭クラスタアドレスと転送長と
によりパラメータを設定して読み出しコマンドを発行す
る。
【0066】ここでこのようにして発行されるコマンド
に付加されたクラスタアドレスにおいては、上述した記
録時の処理により、AVデータエリアのクラスタを示し
ていることにより、ホスト装置22においては、続くス
テップSP34において、アドレス変換回路34による
このコマンドの解析により、アドレス変換回路34でシ
ステムメモリ32が検索され、続くクラスタアドレスが
検出される。
【0067】また続くステップSP35において、この
検出した続くクラスタアドレスによりアドレス変換回路
34からハードディスクドライブ23にシークコマンド
が出力される。また続くステップSP36において、中
央処理ユニット31からのコマンドに対応するAVデー
タをAVデータメモリ33から読み出すように、中央処
理ユニット31からのコマンドに設定されたアドレスが
AVデータメモリ33のアドレスに変換され、続くステ
ップSP37において、このアドレスによりAVデータ
メモリ33からAVデータが読み出されて所定の機器に
出力される。
【0068】これによりこのホスト装置22では、ファ
イルのアクセスを開始すると、アドレス変換回路34の
制御により、AVデータメモリ33に格納した先頭部分
のAVデータの再生を開始し、続くクラスタを再生可能
に、ハードディスクドライブ23にシークコマンドを出
力するようになされている。
【0069】このようにしてAVデータの出力を開始す
ると、中央処理ユニット31は、続くステップSP38
において、ホストメモリ32の記録をアクセスすること
により、所定クラスタ数の範囲で、続くAVデータが記
録されてなる連続するクラスタ番号を検出する。さらに
中央処理ユニット31は、続くステップSP39(図
7)において、このようにして検出したクラスタ番号に
おいて、EOFのコードが検出されたか否か判断し、こ
こで否定結果が得られると、ステップSP40に移る。
【0070】ここで中央処理ユニット31は、このよう
にして検出したクラスタ番号がAVデータエリアに属す
るものか否か判断し、ここで否定結果が得られると、ス
テップSP41に移り、ステップSP39で検出したク
ラスタ番号によりパラメータを設定して読み出しコマン
ドを発行する。かくするにつき、このようにして発行さ
れる読み出しコマンドの先頭クラスタにおいては、ステ
ップSP35におけるアドレス変換回路34からのシー
クコマンドにより、ハードディスクドライブ23におい
ては、既に再生の開始を待ち受けていることになる。こ
れによりこのビデオカメラ21では、ファイルの記録開
始位置にシークする場合でも、このシークによるアクセ
ス速度の低下を有効に回避できるようになされている。
【0071】これによりハードディスクドライブ23に
おいては、このコマンドにより、何らシークの処理を実
行することなく、続くステップSP42において、対応
するクラスタよりAVデータを再生し、このAVデータ
を続くステップSP43において、バッファメモリ10
に記録する。またAVデータの再生を完了すると、ステ
ップSP44において、ホスト装置22に割り込みをか
け、中央処理ユニット31においては、この割り込みに
よりAVデータの転送をハードディスクドライブ23に
指示した後、ステップSP38に戻る。
【0072】これによりこのビデオカメラ21では、連
続するクラスタにAVデータが記録されている場合に
は、ステップSP38−SP39−SP40−SP41
−SP42−SP43−SP44−SP45−SP38
の処理手順を繰り返し、所定のデータ量単位で、ハード
ディスク24のデータエリアよりAVデータを再生して
所定の機器に出力するようになされている。
【0073】これに対してこのようなクラスタの連続性
が途絶えると、ステップSP40で肯定結果が得られる
ことにより、中央処理ユニット31は、ステップSP4
0からステップSP46に移る。ここで中央処理ユニッ
ト31は、ステップSP39で検出したクラスタアドレ
スにより読み出しコマンドを発行する。ここでこの場
合、上述した記録時の処理により、このコマンドのクラ
スタアドレスがAVデータエリアを指示していることに
より、ホスト装置22においては、再生開始時と同様
に、続くステップSP47において、アドレス変換回路
34によるこのコマンドの解析により、アドレス変換回
路34でシステムメモリ32が検索され、続くクラスタ
アドレスが検出される。
【0074】また続くステップSP48において、この
検出した続くクラスタアドレスによりアドレス変換回路
34からシークコマンドが出力される。また続くステッ
プSP49において、中央処理ユニット31からのコマ
ンドに対応するAVデータをAVデータメモリ33から
読み出すように、このコマンドの設定されたアドレスが
AVデータメモリ33のアドレスに変換され、続くステ
ップSP50において、このアドレスによりAVデータ
メモリ33からAVデータが読み出されて所定の機器に
出力される。
【0075】これによりこのホスト装置22では、ハー
ドディスク24のアクセスにシークが必要な場合には、
アドレス変換回路34の制御により、AVデータメモリ
33に格納したシーク後の再生開始位置のAVデータに
ついて、再生を開始すると共に、続くクラスタを再生可
能に、ハードディスクドライブ23にシークコマンドを
出力するようになされている。
【0076】このようにしてシークの処理に関して、A
Vデータの出力を開始すると、中央処理ユニット31
は、ステップSP38に戻り、ホストメモリ32の記録
をアクセスすることにより、所定クラスタ数の範囲で、
続くAVデータが記録されてなる連続するクラスタ番号
を検出し、続くステップSP39−SP40−SP41
の処理手順を順次実行する。
【0077】かくするにつき、このようにしてステップ
SP41で発行される読み出しコマンドの先頭クラスタ
においては、この場合、ステップSP48におけるアド
レス変換回路34からのシークコマンドにより、ハード
ディスクドライブ23においては、既に再生の開始を待
ち受けていることになる。これによりこのビデオカメラ
21では、ハードディスク24のAVデータを記録して
なる領域の連続性が途絶えることによりシークする場合
でも、このシークによるアクセス速度の低下を有効に回
避できるようになされている。
【0078】これらの処理の繰り返して、再生対象のフ
ァイルの末尾に近づくと、システムメモリ32をアクセ
スして検出されるFATエリアの記録にEOFが含まれ
ることになる。これにより中央処理ユニット31は、ス
テップSP39で肯定結果が得られ、ステップSP52
(図8)に移る。
【0079】ここで中央処理ユニット31は、このよう
にしてEOFが検出されてなるクラスタ番号がAVデー
タエリアに属するものか否か判断し、ここで否定結果が
得られると、ステップSP44に移り、ステップSP3
9で検出したクラスタ番号によりパラメータを設定して
読み出しコマンドを発行する。これによりハードディス
クドライブ23においては、続くステップSP54にお
いて、対応するクラスタよりAVデータを再生し、この
AVデータを続くステップSP55において、バッファ
メモリ10に記録する。またAVデータの再生を完了す
ると、ステップSP56において、ホスト装置22に割
り込みをかけ、中央処理ユニット31においては、この
割り込みによりAVデータの転送をハードディスクドラ
イブ23に指示した後、ステップSP58に移ってこの
処理手順を終了する。
【0080】これに対してステップSP52で否定結果
が得られると、ホスト装置22は、上述したと同様のア
ドレス変換回路34による制御により、ステップSP5
9において、ステップSP39で検出されたクラスタア
ドレスをAVデータメモリ33のアドレスに変換し、続
くステップSP60で、このアドレスによるAVデータ
メモリ33の制御により対応するAVデータをAVデー
タメモリ33より再生して出力し、ステップSP58に
移ってこの処理手順を終了する。
【0081】(1−2)第1の実施の形態の動作 以上の構成において、このビデオカメラ21では(図1
及び図2)、電源が立ち上げられると、ハードディスク
24からシステムエントリーエリアのデータが再生さ
れ、このシステムエントリーエリアのデータのうち、A
Vデータエリア、データエリアの管理用データであるF
ATエリア、ディレクトリーエリアのデータがホスト装
置22のシステムメモリ32に格納される。
【0082】これによりこのビデオカメラ21では、こ
のシステムメモリ32に格納した管理用データにより所
望するファイルの記録位置を検出して、順次ハードディ
スクドライブ23に読み出しコマンドを発行することに
より、所望するファイルを再生することができるように
なされている。また同様にして、管理用データより空き
領域を検出し、この検出結果によりアドレスを設定して
書き込みコマンドを発行することにより、撮像結果をハ
ードディスク24に記録することができるようになされ
ている。
【0083】ビデオカメラ21では、起動時、システム
エントリーエリアのデータをシステムメモリ32にロー
ドすると、続いてハードディスク24に記録された各フ
ァイルについて、これらファイルの先頭、クラスタの連
続性が失われた個所の先頭にである再生開始位置より所
定時間分のデータが再生されてAVデータメモリ33に
格納される。また読み出しの指示が得られると、このよ
うにしてAVデータメモリ33に格納されたデータよ
り、対応するデータが出力された後、ハードディスク2
4を再生して得られる続くデータが出力される。
【0084】これによりビデオカメラ21では、ファイ
ルの記録開始位置にシークする場合でも、AVデータメ
モリ33に保持したAVデータを出力している期間の間
で、シークして続くAVデータを再生することができ、
このシークによるアクセス速度の低下を有効に回避でき
る。また例えば上位のアプリケーションプログラムの指
示により、さらには外部機器の指示により、編集リスト
に従って複数ファイルを連続して再生する場合でも、同
様にして、各ファイル先頭のシークによるアクセス速度
の低下を有効に回避できる。
【0085】またこのようにシークによるアクセス速度
の低下を有効に回避するために、ビデオカメラ21で
は、記録時、ファイル先頭の所定データ量、クラスタの
連続性が途絶えてなる先頭の所定データ量のAVデータ
がAVデータエリアに記録される。
【0086】すなわち例えば図9(A)に示すように、
ファイル1から順次ファイル5までのAVデータを連続
したクラスタに記録し、これらファイル1〜5を順次再
生する場合には、従来と同様に各ファイルを記録、また
再生して、何らシークすることなく、これらファイルを
再生することができ、これによりシークによるアクセス
速度の低下を有効に回避することができる。
【0087】このようにしてファイル1から順次ファイ
ル5を連続したクラスタに記録する場合、このビデオカ
メラ21では、各ファイルの先頭、所定データ量がAV
データエリアに記録され、またこのAVデータがAVデ
ータメモリ33に読み出されて保持される。これにより
図10(A)において、AVデータメモリ33に保持さ
れた各ファイル先頭のデータをハッチングにより示すよ
うに、この実施の形態では、これらのファイルを連続し
て再生する場合、各ファイル先頭で、AVデータメモリ
33に保持されたAVデータが出力された後、続いてデ
ータエリアより再生されたAVデータが出力されること
になる。
【0088】ここで図9(B)に示すように、ファイル
3を削除して連続するファイルを順次再生する場合、従
来手法においては、ファイル2の再生を完了してファイ
ル4の先頭を再生するまでの間で、シークに要する時間
の分、連続したAVデータの出力が途絶えることにな
る。しかしながらこの実施の形態においては、図10
(B)に示すように、これらファイル2の再生を完了し
てファイル4を再生するまでの間において、シークに要
する時間の間、AVデータメモリ33に保持されたAV
データが出力され、その後、データエリアに記録された
ファイル4の続くAVデータが出力され、これによりこ
れらファイル2及び4間でクラスタの連続性が途絶えて
いる場合でも、シークに要する時間によるアクセス速度
の低下を有効に回避することができる。なおこの実施の
形態では、このようにファイル3を削除すると、当然
に、データエリアだけでなくAVデータエリアのFAT
エリアについても、空き領域を示すコード(図27)が
設定され、これによりAVデータエリアに記録したファ
イル3のAVデータも削除されることになる。
【0089】またこのようにしてファイル3を削除し
て、ファイル3よりデータ量の大きなファイル6を記録
する場合、図9(C)に示すように、このデータ量の大
きなファイル6においては、ファイル3が削除された領
域に記録された後(ファイル6aである)、ファイル5
に続く空き領域に記録される。これによりこれらのファ
イルを連続して再生する場合、従来手法においては、フ
ァイル2からファイル4の間、ファイル5からファイル
6aの間、ファイル6aからファイル6bの間で、クラ
スタの連続性が途絶え、これらの間でシークに要する時
間の間、AVデータを再生することが困難になり、その
分、アクセス速度が低下することになる。
【0090】この場合、この実施の形態においては、そ
れぞれファイル6a、ファイル6bの先頭、所定データ
量がAVデータメモリ33に格納されて保持され、これ
により図10(C1)に示すように、これらファイル2
からファイル4の間、ファイル5からファイル6aの
間、ファイル6aからファイル6bの間で、クラスタの
連続性が途絶えてシークに要する時間の間、AVデータ
メモリ33に保持されたAVデータが出力され、これに
よりシークによるアクセス速度の低下を有効に回避する
ことができる。
【0091】また図10(C2)に示すように、ファイ
ルの再生順序を入れ換えて再生する場合でも、シークに
よるアクセス速度の低下を有効に回避することができ
る。なおこの図10(C2)においては、図10(C
1)との対比により、ファイル2とファイル4との再生
順序を入れ換えた場合である。
【0092】また図9(D)に示すように、ディレクト
リーエリアに記録されたファイル管理用データの記録を
更新して、ファイル1とファイル4と連結して1つのフ
ァイル7とする場合、この1つのファイル7において
は、ファイル1とファイル4とにそれぞれ対応してなる
ファイル7aとファイル7bとによりデータエリアに記
録されることになる。しかしながらこの場合でも、図1
0(D)に示すように、これらのファイルを元の再生順
序により再生して、さらには種々の順序により再生し
て、シークによるアクセス速度の低下を有効に回避する
ことができる。
【0093】またこのビデオカメラ21では、このよう
なファイル先頭と同様に、1つのファイルの中で、クラ
スタの連続性が途絶えた部分についても、その先頭より
所定データ量のAVデータをAVデータエリアに記録す
る。さらにこのAVデータエリアのAVデータをAVデ
ータメモリ33に保持し、このAVデータメモリ33に
保持したAVデータを出力した後、続くAVデータをA
Vデータエリアより再生して出力する。これによりこの
ように1つのファイル内でクラスタの連続性が途絶えた
ことによりシークする場合でも、このシークによるアク
セス速度の低下を有効に回避することができる。
【0094】なお中央処理ユニット31は、このように
連続して複数ファイルを再生する場合には、編集リスト
に従って、別途、これらファイル間の結合関係を示す連
結ファイル情報をシステムメモリ32の記録領域に形成
し、この連結ファイル情報を基準にして順次再生するよ
うになされている。
【0095】図11(B)は、ディレクトリーエリアの
記録との対比により、このようにしてシステムメモリ3
2に形成される連結ファイル情報による連結ファイル情
報エリアを示す図表である。この連結ファイル情報エリ
アには、ファイル1、2、5、6を連続して再生する場
合に、ファイル1に続いて再生するファイル2のファイ
ル名又はこのファイル2の先頭クラスタ番号、ファイル
2に続いて再生するファイル5のファイル名又はこのフ
ァイル5の先頭クラスタ番号、ファイル5に続いて再生
するファイル6のファイル名又はこのファイル6の先頭
クラスタ番号、ファイル6が最後のファイルであること
を示す連結ファイル無しのコード又はEOFのコードが
順次記録されて形成される。
【0096】これによりこの実施の形態では、ディレク
トリーエリア及びFATエリアの記録を辿ってファイル
1を再生した後、この連結ファイル情報により続いて再
生するファイルがファイル2であることを検出し、さら
にこのファイル2について、ディレクトリーエリア及び
FATエリアの記録又はFATエリアの記録を辿って続
くファイル2を再生できるようになされている。またこ
のような処理の繰り返しにより最後のファイル6の再生
を完了する際に、続くこれら連続したファイルの再生の
末尾であることを検出できるようになされている。
【0097】なおこのようにして形成される連結ファイ
ル情報においては、図12に示すように、各ファイルの
最終クラスタ番号をキーにして、続いて再生するファイ
ルの先頭クラスタ番号を記述して作成することもでき
る。この場合、中央処理ユニット31においては、FA
Tエリアのデータにより各ファイルのクラスタ番号を検
出してEOFが検出されると、このEOFが検出されて
なるクラスタ番号によりこの連結ファイル情報を検索
し、ファイルの先頭クラスタ番号を検出することによ
り、続くファイルを順次再生するようになされている。
なおこのような連結ファイル情報によるリストにおいて
は、ハードディスク24のデータエリアに記録すること
が考えられる。
【0098】(1−3)第1の実施の形態の効果 以上の構成によれば、再生時、シークによるアクセスが
必要となる個所の先頭部分のデータを所定データ量だけ
AVデータメモリ33に記録して保持し、シークにより
ディスク状記録媒体であるハードディスク24からのデ
ータ再生が困難な期間の間、このAVデータメモリ33
に保持したAVデータを出力することにより、シークに
要する時間の間、このAVデータメモリ33に保持した
データを出力し、その後、ハードディスク24から再生
したデータを出力することができる。これによりシーク
によるアクセス速度の低下を有効に回避することができ
る。
【0099】またこのようにしてAVデータメモリに記
録する先頭部分が、ファイルの先頭部分であることによ
り、ファイルの先頭までのシークする場合に、このシー
クの間、AVデータメモリに保持されたAVデータを出
力して、シークによるアクセス速度の低下を有効に回避
することができる。これによりファイルの再生を指示し
て即座に所望するファイルのAVデータを出力すること
ができ、また種々の順序で複数ファイルを順次再生する
場合に、連続するファイル間で、AVデータを途絶える
ことなく出力することができる。
【0100】またこのようにしてAVデータメモリに記
録する先頭部分が、連続したクラスタへの記録が途絶え
た後の、続く先頭のクラスタであることにより、クラス
タの連続性が途絶えてシークする場合についても、シー
クによるアクセス速度の低下を有効に回避することがで
き、これによりAVデータを途絶えることなく出力する
ことができる。
【0101】またこのようにAVデータメモリに保持す
るAVデータを、所定のタイミングでハードディスク2
4より再生してAVデータメモリに記録することによ
り、従来と同一のファイル管理システムによるハードデ
ィスクドライブを使用して、この種の処理を実行するこ
とができる。
【0102】またこのようなタイミングが起動時である
ことにより、ハードディスク24に記録された既存のフ
ァイルについて、これらの処理を確実に実行することが
できる。
【0103】またこの所定のタイミングが、1つのファ
イルのハードディスク24への記録を完了した後である
ことにより、記録した直後のファイルをアクセスする場
合についても、シークによるアクセス速度の低下を有効
に回避することができる。
【0104】またこのようにAVデータメモリに記録す
るAVデータを、ハードディスク24の所定領域である
AVデータエリアに纏めて記録することにより、高速度
で、AVデータメモリにAVデータを転送することがで
き、その分、処理に要する時間を短くすることができ
る。
【0105】(2)第2の実施の形態 この実施の形態に係るビデオカメラは、編集処理により
個々のファイルを操作する。なおこの実施の形態に係る
ビデオカメラの構成においては、中央処理ユニット31
がこの編集処理に係る処理手順を実行する点を除いて、
図1について上述した構成と同一であることにより、図
1の構成を流用して説明する。
【0106】すなわちこの実施の形態において、中央処
理ユニット31は、上位のアプリケーションプログラム
の制御により、さらには外部機器の制御により、FAT
エリアの記録、ディレクトリーエリアの記録を更新し、
これにより1つのファイルを複数ファイルに分割し、さ
らには複数のファイルを結合して1つのファイルを作成
し、さらにはファイルを部分的に消去する。
【0107】中央処理ユニット31は、これらの処理に
おいて、個々のファイルを処理する毎に、これらの処理
に対応するように、AVデータエリア、AVデータメモ
リ33の記録を更新する。
【0108】すなわち1つのファイルを複数ファイルに
分割した場合には、分割後の各ファイル先頭のAVデー
タを、AVデータエリア、AVデータメモリ33に記録
し、また対応する先頭部分のAVデータの記録をデータ
エリアより消去する。またこれらの処理に対応するよう
に、FATエリア、ディレクトリーエリアの記録を更新
する。
【0109】また複数のファイルを結合して1つのファ
イルを作成する場合、この場合には、結合後のファイル
において、結合前の各ファイルの先頭部分で、クラスタ
の連続性が途絶えることにより、何らAVデータエリ
ア、AVデータメモリ33の記録は更新することなく、
FATエリア、ディレクトリーエリアの記録の更新によ
り対応する。
【0110】これに対してファイルを部分的に消去する
場合であって、この消去によりクラスタの連続性が途絶
える場合、この消去した部分に続く先頭部分のAVデー
タをAVデータエリア、AVデータメモリ33に記録す
る。またこの処理に対応するようにFATエリア、ディ
レクトリーエリアの記録を更新する。
【0111】これらの処理により、この実施の形態にお
いては、個々のファイルを操作する編集作業を実行した
場合でも、シークによるアクセス速度の低下を有効に回
避するようになされている。
【0112】すなわち図11及び図12との対比により
図13及び図14に示すように、ファイル1〜5が連続
してハードディスク24に記録されている場合(図13
(A)及び(B))に、ファイル2の途中部分を消去す
ると(消去により残るファイル2の各部分をそれぞれフ
ァイル2a及び2bにより示す)、上述した中央処理ユ
ニット31の処理により、後半部分2bの先頭部分のA
VデータがAVデータメモリ33、AVデータエリアに
記録される。これにより図14(B)に示すように、こ
れらのファイル1〜5を連続して再生する場合に、これ
ら前半部分2a及び2bの間でクラスタの連続性が途絶
えてシークするようになっても、シークによりAVデー
タを再生困難な期間の間、このAVデータメモリ33に
記録されたAVデータにより補うことができ、これによ
り編集処理によりシークの処理が必要となった場合で
も、シークによるアクセス速度の低下を有効に回避する
ことができる。
【0113】また図13(C)に示すように、ファイル
5の一部を分割してファイル6を作成した場合、中央処
理ユニット31の上述した処理により、このファイル6
の先頭部分のAVデータがAVデータメモリ33、AV
データエリアに記録される。これにより図14(C1)
に示すように、これらのファイル1〜6を連続して再生
する場合に、シークによるアクセス速度の低下を有効に
回避することができる。また図14(C2)に示すよう
に、例えばファイル6を再生する順番を、ファイル1の
次に設定するようにして、これらファイル1及び6間で
シークが必要となった場合でも、このシークによりAV
データを再生困難な期間の間、このAVデータメモリ3
3に記録されたファイル6のAVデータにより補うこと
ができ、これによりシークによるアクセス速度の低下を
有効に回避することができる。
【0114】これに対して図13(D)に示すように、
ファイル1の末尾にファイル6を結合して1つのファイ
ル7とする場合(それぞれファイル1及び6に対応する
部分を符号7a及び7bにより示す)、この場合、何ら
AVデータエリア、AVデータメモリ33の記録が更新
されないことにより、ファイル7の後半部分7bの先頭
部分については、AVデータエリア、AVデータメモリ
33に記録されたままに放置されることになる。これに
より図14(D)に示すように、これらのファイルを順
次再生して、ファイル7の前半部分7a及び7bとの間
でシークする場合でも、このシークによりAVデータを
再生困難な期間の間、このAVデータメモリ33に記録
されたAVデータにより補い、これによりアクセス速度
の低下を有効に回避することができる。
【0115】この実施の形態によれば、個々のファイル
を操作する編集処理において、これらのファイルの操作
に対応するように、AVデータメモリ33、AVデータ
エリアを更新することにより、このような個々のファイ
ルを操作する編集処理を実行する場合でも、シークによ
るアクセス速度の低下を有効に回避することができる。
【0116】(3)第3の実施の形態 図15は、本発明の第3の実施の形態に係るビデオカメ
ラ41を示すブロック図である。このビデオカメラ41
において、図1及び図24について上述したビデオカメ
ラと構成と同一の構成は、対応する符号を付して示し、
重複した説明は省略する。
【0117】このビデオカメラ41においては、AVデ
ータメモリ45が不揮発性メモリにより構成されてハー
ドディスクドライブ43側に配置され、図16に示すよ
うに、このAVデータメモリ45によりAVデータエリ
アが形成される。これによりこのビデオカメラ41にお
いては、第1の実施の形態について上述したような、A
Vデータエリアの記録をAVデータメモリ33に転送す
る処理、AVデータエリアの記録とAVデータメモリ3
3の記録との整合性を図る処理を実行しなくても、シー
クによるアクセス速度の低下を有効に回避することがで
きるようになされている。
【0118】ここでハードディスク44においては、デ
ータエリア及びAVデータメモリ45が連続するクラス
タアドレスにより管理されるようになされ、FATエリ
アにおいては、これらデータエリア及びAVデータメモ
リ45のFATアドレスが記録されるようになされてい
る。
【0119】AVデータの流れを主体的に表して図17
に示すように、インターフェース制御回路47は、イン
ターフェース制御部49において、ホスト装置42から
出力されるコマンドが解析されて各部の動作を制御す
る。この処理において、インターフェース制御回路47
は、アドレス変換部50において、読み出しコマンド、
書き込みコマンドに設定された論理アドレスを物理アド
レスに変換し、サーボ回路4等と共にアクセス制御系を
構成するハードディスク制御回路5に出力する。
【0120】この処理において、インターフェース制御
回路47は、図16について上述したアドレス管理によ
り、内蔵の選択回路51を介して、書き込みに供するA
VデータをAVデータメモリ45、バッファメモリ10
に選択的に出力し、これによりファイル先頭、クラスタ
の連続性が途絶えた部分の先頭等において、所定時間分
のAVデータをAVデータメモリ45に記録し、残るデ
ータをハードディスク44に記録する。また同様のアド
レス管理により、バッファメモリ10を介して得られる
ハードディスク44の再生データによるAVデータと、
AVデータメモリ45から得られるAVデータとを、選
択的にホスト装置42に出力する。
【0121】ホスト装置42において、中央処理ユニッ
ト52は、起動時、ハードディスクドライブ43の制御
により、FATエリア、ディレクトリーエリアのデータ
を取得してシステムメモリ11に格納する。また書き込
みの指示により、各ファイルの先頭、クラスタの連続性
が途絶えた部分の先頭等については、システムメモリ1
1の検索によりAVデータエリアの空き領域を検出し、
この検出結果によりパラメータを設定して書き込みのコ
マンドを発行する。これによりこのビデオカメラ41で
は、AVデータエリアを構成するAVデータメモリ45
に、各ファイルの先頭、所定時間分のデータを記録する
ようになされている。
【0122】また続くAVデータについては、同様のシ
ステムメモリ11の記録の検索によりデータエリアの空
き領域を検出し、この検出結果によりパラメータを設定
して書き込みのコマンドを発行する。これによりこのビ
デオカメラ41では、続くデータについては、ハードデ
ィスク44に記録するようになされている。
【0123】中央処理ユニット52は、この一連の処理
により1つのファイルをハードディスクドライブ43に
記録すると、この記録に対応するように、システムメモ
リ11の内容を更新し、またシステムエントリーエリア
の記録を更新する。
【0124】これらの処理において、中央処理ユニット
52は、AVデータメモリ45にAVデータを記録して
いる期間の間で、続くAVデータの記録開始位置にシー
クさせるように、ハードディスクドライブ43の動作を
制御し、これにより記録時においてもシークによるアク
セス速度の低下を防止する。
【0125】すなわち図18及び図19は、この書き込
み時の処理手順を示すフローチャートである。中央処理
ユニット52は、書き込みのコマンドによりステップS
P71からステップSP72に移り、システムメモリ1
1に記録した管理用データを検索し、AVデータエリア
から空き領域を示すコードが設定されてなるクラスタ番
号を検出する。
【0126】このようにして空きクラスタアドレスを検
出すると、中央処理ユニット52は、続くステップSP
73において、この空きクラスタアドレスと転送長とに
よりパラメータを設定して書き込みコマンドを発行す
る。さらに中央処理ユニット52は、続くステップSP
74において、システムメモリ11の検索により、空き
領域を示すコードが設定されてなる連続するクラスタ番
号を検出し、これにより続くAVデータの記録開始位置
を事前に検出する。
【0127】中央処理ユニット52は、これにより続く
ステップSP75で、この続くAVデータの記録先への
シークコマンドを出力し、これによりハードディスクド
ライブ43は、続く記録開始位置に事前のシークを開始
する。また続くステップSP76において、ステップS
P73で入力した書き込みコマンドによるアドレスをA
Vデータメモリ45のアドレスに変換し、中央処理ユニ
ット52においては、このように順次コマンドを送出し
て得られるハードディスクドライブ43からの応答によ
り、続くステップSP77で記録に供するデータを出力
する。
【0128】これによりハードディスクドライブ43で
は、続くステップSP78で、ファイル先頭のAVデー
タをAVデータメモリ45に格納し、格納を完了する
と、ステップSP79でホスト装置42に割り込みをか
ける。これにより中央処理ユニット52は、続くステッ
プSP70で、システムメモリ11の検索により、所定
クラスタ数の範囲で、データエリアから空き領域を示す
コードが連続して設定されてなる連続するクラスタ番号
を検出し、これによりステップSP74で検出したシー
ク先の記録開始位置にしてなるAVデータの記録先を検
出する。
【0129】続いて中央処理ユニット52は、ステップ
SP81において、ステップSP80で検出した空きク
ラスタアドレスと転送長とによりパラメータを設定して
書き込みコマンドを発行した後、続くステップSP82
で記録に供するデータを転送長の分だけハードディスク
ドライブ43に送出する。これによりハードディスクド
ライブ43においては、続くステップSP83におい
て、書き込みのコマンドに応動して続いて伝送されるデ
ータをバッファメモリ10に記録し、続くステップSP
84において、このバッファメモリ10に記録したデー
タをホスト装置22により指定されたデータエリアの空
きクラスタに記録する。
【0130】かくするにつき、このようにしてステップ
SP81で発行される書き込みコマンドの先頭クラスタ
においては、ステップSP75におけるシークコマンド
により、ハードディスクドライブ43においては、既に
記録の開始を待ち受けていることになる。これによりこ
のビデオカメラ41では、記録開始時のシークによるア
クセス速度の低下を有効に回避できるようになされてい
る。
【0131】ハードディスクドライブ43は、このよう
にしてホスト装置22より伝送されたデータの記録を完
了すると、ステップSP85において、ホスト装置22
に割り込みをかける。中央処理ユニット52は、この割
り込みにより続くステップSP86で、記録に供するデ
ータの転送を全て完了したか否か判断し、ここで否定結
果が得られると、ステップSP87に移る。
【0132】これにより中央処理ユニット52は、ファ
イル先頭より所定時間分のAVデータについては、AV
データメモリ45に記録し、続くAVデータをデータエ
リアに記録するようになされている。
【0133】このようにしてステップSP87に移る
と、中央処理ユニット52は、システムメモリ32に記
録した管理用データを検索し、所定クラスタ数の範囲
で、データエリアから空き領域を示すコードが設定され
てなる連続するクラスタ番号を検出する。
【0134】さらに続くステップSP88において、先
に記録したAVデータエリアとの間で、クラスタ番号が
連続しているか否か判断することにより、ステップSP
87で検出したクラスタへの記録を開始する際に、シー
クが発生するか否か判断する。ここで否定結果が得られ
ると、中央処理ユニット52は、ステップSP81に移
り、同様にしてデータエリアに続くAVデータを記録す
る。これに対してステップSP88で否定結果が得られ
ると、ステップSP72に戻り、ステップSP87で検
出したクラスタ番号を無視して、AVデータエリアにつ
いて、空きクラスタを検出する。
【0135】これにより中央処理ユニット52は、記録
領域が連続しなくなってシークが必要となる場合には、
このシーク直後の再生開始位置に相当するAVデータに
ついても、AVデータメモリ45に記録するようになさ
れている。
【0136】かくするにつき、この場合もステップSP
81で発行される書き込みコマンドの先頭クラスタにお
いては、ステップSP75におけるシークコマンドによ
り、ハードディスクドライブ43においては、既に記録
の開始を待ち受けていることになる。これによりこのビ
デオカメラ41では、ハードディスク44のAVデータ
を記録してなる領域の連続性が途絶えることによりシー
クする場合でも、このシークによるアクセス速度の低下
を有効に回避できるようになされている。
【0137】中央処理ユニット52は、これらの一連の
処理を繰り返して、記録に供するデータを全てハードデ
ィスク44に記録すると、ステップSP86で肯定結果
を得ることができる。これにより中央処理ユニット52
は、ステップSP86からステップSP89に移り、こ
のAVデータの記録に対応するようにシステムエントリ
ーエリア、システムメモリ32のFATエリア、ディレ
クトリーエリアのデータを更新し、ステップSP90に
移ってこの処理手順を終了する。
【0138】これに対して図20〜図22は、再生時の
処理手順を示すフローチャートである。この場合、中央
処理ユニット52は、ステップSP101からステップ
SP102に移り、システムメモリ11に記録した管理
用データのうちの、ディレクトリーエリアのデータより
対応するファイルのファイル管理用データを検出し、こ
のファイルの先頭クラスタ番号によるアドレスを検出す
る。
【0139】この先頭クラスタ番号を検出すると、中央
処理ユニット52は、ステップSP103に移り、この
先頭クラスタアドレスと転送長とによりパラメータを設
定して読み出しコマンドを発行する。ここでこのように
して発行されるコマンドに付加されたクラスタアドレス
においては、上述した記録時の処理により、AVデータ
エリアに属することになる。
【0140】中央処理ユニット52は、続いてステップ
SP104において、システムメモリ11に記録したF
ATエリアのデータの検索により、続いて再生するクラ
スタアドレスを検出する。また続くステップSP105
において、この検出した続くクラスタアドレスによりハ
ードディスクドライブ23にシークコマンドを出力す
る。これによりこの場合も、ビデオカメラ41において
は、AVデータエリアの記録を再生する場合には、続い
て再生する再生開始位置に事前にシークさせるようにな
されている。
【0141】これによりハードディスクドライブ43に
おいては、続くステップSP106において、中央処理
ユニット52からのコマンドに対応するAVデータをA
Vデータメモリ45から読み出すように、このコマンド
に設定されたアドレスがAVデータメモリ45のアドレ
スに変換され、続くステップSP107において、ホス
ト装置42に割り込みがかけられる。中央処理ユニット
52は、この割り込みにより、続くステップSP108
において、AVデータの転送を指示し、これによりAV
データメモリ45より対応するAVデータがホスト装置
42に出力される。
【0142】中央処理ユニット52は、続くステップS
P109において、ホストメモリ11をアクセスするこ
とにより、所定クラスタ数の範囲で、続くAVデータが
記録されてなる連続するクラスタ番号を検出する。さら
に中央処理ユニット52は、続くステップSP110
(図21)において、このようにして検出したクラスタ
番号において、EOFのコードが検出されたか否か判断
し、ここで否定結果が得られると、ステップSP111
に移る。
【0143】ここで中央処理ユニット52は、このよう
にして検出したクラスタ番号がAVデータエリアに属す
るものか否か判断し、ここで否定結果が得られると、ス
テップSP112に移り、ステップSP109で検出し
たクラスタ番号によりパラメータを設定して読み出しコ
マンドを発行する。かくするにつき、このようにして発
行される読み出しコマンドの先頭クラスタにおいては、
ステップSP105におけるシークコマンドにより、ハ
ードディスクドライブ43においては、既に再生の開始
を待ち受けていることになる。これによりこのビデオカ
メラ41では、ファイルの記録開始位置にシークする場
合でも、このシークによるアクセス速度の低下を有効に
回避できるようになされている。
【0144】これによりハードディスクドライブ43に
おいては、このコマンドにより、何らシークの処理を実
行することなく、続くステップSP113において、対
応するクラスタよりAVデータを再生し、このAVデー
タを続くステップSP114において、バッファメモリ
10に記録する。またAVデータの再生を完了すると、
ステップSP115において、ホスト装置22に割り込
みをかけ、中央処理ユニット52においては、この割り
込みによりステップSP116においてAVデータの転
送をハードディスクドライブ23に指示した後、ステッ
プSP109に戻る。
【0145】これによりこのビデオカメラ21では、連
続するクラスタにAVデータが記録されている場合に
は、ステップSP109−SP110−SP111−S
P112−SP113−SP114−SP115−SP
116−SP109の処理手順を繰り返し、所定のデー
タ量単位で、ハードディスク44のデータエリアよりA
Vデータを再生して所定の機器に出力するようになされ
ている。
【0146】これに対してこのようなクラスタの連続性
が途絶えると、ステップSP111で肯定結果が得られ
ることにより、中央処理ユニット52は、ステップSP
111からステップSP117に移る。ここで中央処理
ユニット52は、ステップSP109で検出したクラス
タアドレスにより読み出しコマンドを発行する。ここで
この場合、上述した記録時の処理により、このコマンド
のクラスタアドレスがAVデータエリアを示しているこ
とになる。
【0147】中央処理ユニット52は、続くステップS
P118において、システムメモリ11を検索し、続く
クラスタアドレスを検出する。また続くステップSP1
19において、この検出した続くクラスタアドレスによ
りシークコマンドを発行する。これによりハードディス
クドライブ43においては、ステップSP120におい
て、コマンドに設定されたアドレスがAVデータメモリ
45のアドレスに変換され、続くステップSP121に
おいて、ホスト装置42に割り込みがかけられる。中央
処理ユニット52においては、この割り込みによりAV
データの転送を指示し、続くステップSP122におい
て、このAVデータがホスト装置42に出力され、ステ
ップSP109に戻る。
【0148】中央処理ユニット52は、ステップSP1
08に戻ると、ホストメモリ11の記録をアクセスする
ことにより、所定クラスタ数の範囲で、続くAVデータ
が記録されてなる連続するクラスタ番号を検出し、続く
ステップSP110−SP111−SP112の処理手
順を順次実行する。
【0149】かくするにつき、このようにしてステップ
SP112で発行される読み出しコマンドの先頭クラス
タにおいては、この場合、ステップSP119における
シークコマンドにより、ハードディスクドライブ43に
おいては、既に再生の開始を待ち受けていることにな
る。これによりこのビデオカメラ41では、ハードディ
スク44のAVデータを記録してなる領域の連続性が途
絶えることによりシークする場合でも、このシークによ
るアクセス速度の低下を有効に回避できるようになされ
ている。
【0150】これらの処理の繰り返して、再生対象のフ
ァイルの末尾に近づくと、システムメモリ11をアクセ
スして検出されるFATエリアの記録にEOFが含まれ
ることになる。これにより中央処理ユニット52は、ス
テップSP111で肯定結果が得られ、ステップSP1
24(図22)に移る。
【0151】ここで中央処理ユニット52は、このよう
にしてEOFが検出されてなるクラスタ番号がAVデー
タエリアに属するものか否か判断し、ここで否定結果が
得られると、ステップSP125に移り、ステップSP
109で検出したクラスタ番号によりパラメータを設定
して読み出しコマンドを発行する。これによりハードデ
ィスクドライブ23においては、続くステップSP12
6において、対応するクラスタよりAVデータを再生
し、このAVデータを続くステップSP127におい
て、バッファメモリ10に記録する。またAVデータの
再生を完了すると、ステップSP128において、ホス
ト装置42に割り込みをかけ、中央処理ユニット52に
おいては、この割り込みによりAVデータの転送をハー
ドディスクドライブ43に指示した後、ステップSP1
30に移ってこの処理手順を終了する。
【0152】これに対してステップSP124で否定結
果が得られると、中央処理ユニット52は、ステップS
P131において、ステップSP109で検出されたク
ラスタアドレスにより読み出しコマンドを発行する。こ
れによりハードディスクドライブ43は、続くステップ
SP132において、このコマンドに付加されたクラス
タアドレスをAVデータメモリ45のアドレスに変換
し、続くステップSP133で、ホスト装置42に割り
込みをかける。またこの割り込みに対するホスト装置4
2からの応答により、続くステップSP134におい
て、AVデータメモリ45より対応するAVデータをホ
スト装置42に出力し、ステップSP130に移ってこ
の処理手順を終了する。
【0153】図15に示す構成によれば、AVデータメ
モリを不揮発性メモリにより構成することにより、AV
データエリアの記録をAVデータメモリ33に転送する
処理、AVデータエリアの記録とAVデータメモリ33
の記録との整合性を図る処理を実行しなくても、第1の
実施の形態と同様の効果を得ることができる。
【0154】またこのとき、このメモリとハードディス
クのデータエリアとを連続するクラスタアドレスによる
管理用データで管理することにより、ハードディスクド
ライブ側においては、コマンドに設定されたアドレスの
判定により、メモリに記録されたデータ、記録媒体より
再生されるデータを選択的にコマンドに係る機器に出力
するだけの簡易な処理により、無駄な電力消費を有効に
回避して、即座に所望するファイルのデータを出力する
ことができる。またホスト装置においては、簡易なアド
レス管理によりこれらの処理の実行することができる。
【0155】またシークによりハードディスク44への
記録が困難な期間の間、AVデータをAVデータメモリ
に記録し、続くデータをハードディスク44に記録する
ことにより、記録時においても、シークによる転送速度
の低下を有効に回避することができる。
【0156】(4)第4の実施の形態 この実施の形態に係るビデオカメラでは、頭出し用のイ
ンデックス画像を併せてハードディスクに記録する。な
おこのビデオカメラでは、このインデックス画像の処理
に係る構成が異なる点を除いて、図15のビデオカメラ
と同一の構成であることにより、ここでは図15の構成
を流用して説明する。
【0157】このビデオカメラにおいて、中央処理ユニ
ット52は、ユーザーが動作モードをカメラモードに設
定した後、この設定を解除するまでの間で撮影される複
数のシーンを1つのファイルとしてハードディスクドラ
イブに記録する。また、このような1つのファイルの記
録において、ユーザーによりトリガスイッチが操作され
て各シーンの記録を開始する毎に、別途、記録開始時の
1フィールドにより、インデックス用の静止画像を作成
する。さらに中央処理ユニット52は、この静止画像
を、対応するアドレス、記録時間等の情報と共に、ハー
ドディスク44の所定領域にまとめて記録する。これに
よりこのビデオカメラでは、この静止画像、記録時間の
情報等をインデックス用の情報として利用して、各ファ
イルにおける撮影シーンを瞬時に頭出しできるようにな
されている。
【0158】中央処理ユニット52は、各ファイルの先
頭等に加えて、このようにして設定されるインデックス
による再生開始位置について、AVデータメモリ45に
AVデータを選択的に記録し、他のAVデータをデータ
エリアに記録するように、全体の動作を制御する。
【0159】これによりこの実施の形態では、ファイル
の途中に設定された頭出し用の再生開始の個所について
も、シークによりハードディスク44からAVデータを
読み出すことが困難な期間の間、AVデータメモリ45
に記録されたAVデータを出力するようになされ、これ
により頭出しによるシークについても、シークによるア
クセス速度の低下を有効に回避できるようになされてい
る。
【0160】(5)他の実施の形態 なお上述の実施の形態においては、ハードディスクのデ
ータエリア全体に対して、1つのAVデータエリアを設
定する場合について述べたが、本発明はこれに限らず、
図16との対比により図23に示すように、データエリ
アを複数の領域に区切り、各領域毎に、それぞれAVデ
ータエリアを設けるようにしてもよい。このようにすれ
ば、AVデータエリアとの間で連結クラスタを検索する
処理、各エリアで空きエリアを検出する処理を簡略化す
ることができる。
【0161】また上述の第4の実施の形態においては、
トリガスイッチの操作によりインデックスを設定する場
合について述べたが、本発明はこれに限らず、ユーザー
の設定によりインデックスを設定する場合等にも広く適
用することができる。
【0162】また上述の第1及び第2の実施の形態にお
いては、1つのファイルの記録を完了した後に、AVデ
ータメモリの記録とAVデータエリアの記録との整合性
を図るようにした場合について述べたが、本発明はこれ
に限らず、これらの処理をAVデータのハードディスク
への記録と同時並列的に実行してもよい。
【0163】また上述の実施の形態においては、個々の
ファイルの処理により編集処理する場合、さらにはファ
イルの再生順序の設定により編集処理する場合について
述べたが、本発明はこれに限らず、編集リストによるイ
ン点、アウト点の設定による編集処理にも広く適用する
ことができる。この場合、イン点に設定された個所にお
いては、シークすることが必要になることにより、ホス
ト装置側において、編集リストの記録に従って、このよ
うな個所について、事前にAVデータを再生してAVデ
ータメモリに記録することが考えられる。
【0164】また上述の実施の形態においては、1フレ
ーム分(33〔msec〕分)のAVデータをAVデー
タメモリに記録する場合について述べたが、本発明はこ
れに限らず、必要に応じて適宜この時間は設定すること
ができる。
【0165】また上述の実施の形態においては、MS−
DOS互換ファイルシステムによるハードディスク装置
に本発明を適用する場合について述べたが、本発明はこ
れに限らず、種々のファイル管理システムによるハード
ディスク装置に広く適用することができる。またこのよ
うなハードディスク装置に限らず、シークを要する光デ
ィスク、光磁気ディスク等の各種記録再生装置に広く適
用することができる。
【0166】
【発明の効果】上述のように本発明によれば、再生時、
シークによるアクセスが必要となる個所の先頭部分のデ
ータを所定データ量だけメモリに記録して保持し、シー
クによりディスク状記録媒体からのデータ再生が困難な
期間の間、このメモリに保持したデータを出力すること
により、シークによるアクセス速度の低下を有効に回避
することができる。これによりAVデータの処理におい
て、高速にアクセスすることができ、複数のAVストリ
ームを同時に記録再生したり、編集、ダビング等を途絶
えることなく実行することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施の形態に係るビデオカメラ
を示すブロック図である。
【図2】図1のビデオカメラにおける記録領域の説明に
供する図表である。
【図3】図1のビデオカメラにおける起動時の処理手順
を示すフローチャートである。
【図4】図1のビデオカメラにおける書き込み時の処理
手順を示すフローチャートである。
【図5】図4の続きの処理手順を示すフローチャートで
ある。
【図6】図1のビデオカメラにおける読み出し時の処理
手順を示すフローチャートである。
【図7】図6の続きの処理手順を示すフローチャートで
ある。
【図8】図7の続きの処理手順を示すフローチャートで
ある。
【図9】編集作業の説明に供する図表である。
【図10】図9との対比により再生の説明に供する図表
である。
【図11】ファイル間の結合関係を示すファイル情報の
説明に供する図表である。
【図12】ファイル間の結合関係を示すファイル情報の
他の例の説明に供する図表である。
【図13】本発明の第2の実施の形態に係るビデオカメ
ラにおいて、ファイルの処理の説明に供する図表であ
る。
【図14】図13との対比により再生の説明に供する図
表である。
【図15】本発明の第3の実施の形態に係るビデオカメ
ラを示すブロック図である。
【図16】図15のビデオカメラにおける記録領域の説
明に供する図表である。
【図17】図15のビデオカメラにおけるハードディス
クドライブを詳細に示すブロック図である。
【図18】図15のビデオカメラにおける書き込み時の
処理手順を示すフローチャートである。
【図19】図18の続きの処理手順を示すフローチャー
トである。
【図20】図15のビデオカメラにおける読み出し時の
処理手順を示すフローチャートである。
【図21】図20の続きの処理手順を示すフローチャー
トである。
【図22】図21の続きの処理手順を示すフローチャー
トである。
【図23】他の例による記録領域の説明に供する図表で
ある。
【図24】従来のハードディスクドライブを使用したシ
ステムを示すブロック図である。
【図25】従来のハードディスクにおける記録フォーマ
ットを示す図表である。
【図26】図25のディレクトリーエリアに記録される
データを示す図表である。
【図27】図25のFATエリアに記録されるコードを
示す図表である。
【符号の説明】
1、23、43……ハードディスクドライブ、2、2
2、42……ホスト装置、3、24、44……ハードデ
ィスク、7、27、47……インターフェース制御回
路、12、31、52……中央処理ユニット、11、3
2……システムメモリ、33、45……AVデータメモ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) H04N 5/85 H04N 5/781 510G Fターム(参考) 5C052 AA01 AA17 AC08 DD04 5C053 FA23 HA33 KA03 LA01 5D044 AB05 AB07 BC01 CC05 DE38 DE48 DE91 FG10 FG18 GK12 5D077 AA22 BA09 BA12 BA14 CA02 CB06 DC08 EA04 EA08 HC17

Claims (15)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】ディスク状記録媒体をアクセスする情報処
    理装置において、 所望のトラックにピックアップをシークさせるシーク手
    段と、 前記ピックアップより得られる再生信号を信号処理して
    前記ディスク状記録媒体に記録されたデータを再生する
    アクセス手段と、 前記ディスク状記録媒体に記録した場合に、再生時、シ
    ークによるアクセスが必要となる個所の先頭部分に割り
    当てられる前記データを、少なくとも前記シークを開始
    した後、再生可能となるまでの時間分、保持するメモリ
    と、 少なくとも前記シーク手段、前記アクセス手段、前記メ
    モリの動作を制御する制御手段とを備え、 前記制御手段の制御により、 少なくとも前記シーク手段によるシークにより前記ディ
    スク状記録媒体からのデータ再生が困難な期間の間、前
    記メモリに保持した前記データを出力することを特徴と
    する情報処理装置。
  2. 【請求項2】前記先頭部分は、 ファイルの先頭部分であることを特徴とする請求項1に
    記載の情報処理装置。
  3. 【請求項3】前記ディスク状記録媒体は、 所定データ量によるクラスタを単位にして前記データが
    記録され、 前記先頭部分は、 連続した前記クラスタへの記録が途絶えた後の、続く先
    頭のクラスタであることを特徴とする請求項1に記載の
    情報処理装置。
  4. 【請求項4】前記先頭部分は、 ファイルの途中に設定された頭出しによる再生開始の個
    所であることを特徴とする請求項1に記載の情報処理装
    置。
  5. 【請求項5】前記制御手段による制御により、 所定のタイミングで、前記ディスク状記録媒体より再生
    したデータを前記メモリに記録して、前記メモリに前記
    データを保持することを特徴とする請求項1に記載の情
    報処理装置。
  6. 【請求項6】前記所定のタイミングが、 起動時であることを特徴とする請求項5に記載の情報処
    理装置。
  7. 【請求項7】前記所定のタイミングが、 1つのファイルの前記ディスク状記録媒体への記録を完
    了した後であることを特徴とする請求項5に記載の情報
    処理装置。
  8. 【請求項8】前記所定のタイミングが、 1つのファイルを分割して複数ファイルを作成するタイ
    ミングであることを特徴とする請求項5に記載の情報処
    理装置。
  9. 【請求項9】前記所定のタイミングが、 1つのファイルの途中の部分を消去するタイミングであ
    ることを特徴とする請求項5に記載の情報処理装置。
  10. 【請求項10】前記制御手段の制御により、 前記データの前記ディスク状記録媒体への記録時、 少なくとも前記シーク手段によるシークにより前記ディ
    スク状記録媒体へのデータ記録が困難な期間の間、前記
    記録に供するデータを前記メモリに記録し、 続くデータを前記ディスク状記録媒体に記録することを
    特徴とする請求項1に記載の情報処理装置。
  11. 【請求項11】前記ディスク状記録媒体は、 前記メモリに保持するデータと同一のデータが、所定の
    領域に纏めて記録され、 前記メモリに保持するデータを除くデータが、前記所定
    の領域とは異なる他の領域に記録されてなることを特徴
    とする請求項1に記載の情報処理装置。
  12. 【請求項12】前記メモリが不揮発性のメモリであるこ
    とを特徴とする請求項1に記載の情報処理装置。
  13. 【請求項13】ディスク状記録媒体をアクセスする情報
    処理装置の制御方法において、 前記ディスク状記録媒体に記録した場合に、再生時、シ
    ークによるアクセスが必要となる個所の先頭部分に割り
    当てられる前記データを、少なくとも前記シークを開始
    した後、再生可能となるまでの時間分、所定のメモリに
    記録するデータ記録のステップと、 少なくとも前記シーク手段によるシークにより前記ディ
    スク状記録媒体からのデータ再生が困難な期間の間、前
    記メモリに保持した前記データを出力するデータ再生の
    ステップとを有することを特徴とする情報処理装置の制
    御方法。
  14. 【請求項14】ディスク状記録媒体をアクセスする情報
    処理装置の制御プログラムにおいて、 前記ディスク状記録媒体に記録した場合に、再生時、シ
    ークによるアクセスが必要となる個所の先頭部分に割り
    当てられる前記データを、少なくとも前記シークを開始
    した後、再生可能となるまでの時間分、所定のメモリに
    記録するデータ記録のステップと、 少なくとも前記シーク手段によるシークにより前記ディ
    スク状記録媒体からのデータ再生が困難な期間の間、前
    記メモリに保持した前記データを出力するデータ再生の
    ステップとを有することを特徴とする情報処理装置の制
    御プログラム。
  15. 【請求項15】ディスク状記録媒体をアクセスする情報
    処理装置の制御プログラムを記録した記録媒体におい
    て、 前記制御プログラムは、 前記ディスク状記録媒体に記録した場合に、再生時、シ
    ークによるアクセスが必要となる個所の先頭部分に割り
    当てられる前記データを、少なくとも前記シークを開始
    した後、再生可能となるまでの時間分、所定のメモリに
    記録するデータ記録のステップと、 少なくとも前記シーク手段によるシークにより前記ディ
    スク状記録媒体からのデータ再生が困難な期間の間、前
    記メモリに保持した前記データを出力するデータ再生の
    ステップとを有することを特徴とする情報処理装置の制
    御プログラムを記録した記録媒体。
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