JP2003124792A - 多光軸光電センサ - Google Patents

多光軸光電センサ

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JP2003124792A JP2001318651A JP2001318651A JP2003124792A JP 2003124792 A JP2003124792 A JP 2003124792A JP 2001318651 A JP2001318651 A JP 2001318651A JP 2001318651 A JP2001318651 A JP 2001318651A JP 2003124792 A JP2003124792 A JP 2003124792A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 干渉光検出の期間を長期化させることなく干
渉光の検出精度を向上させることができ、信号線を簡略
化することができる多光軸光電センサを提供する。 【解決手段】 LED11a〜11dのいずれもが投光
しない非投光タイミングとなると受光用マイクロコンピ
ュータ26は出力回路25a〜25dへHレベルの信号
を送出し、全ての出力回路25a〜25dの信号の出力
を有効化させる。この間にPD21a〜21dのいずれ
かが光を受光し、受光検出信号が出力されると出力回路
からオープンコレクタ出力で信号が出力され、共通出力
線L1を介して受光用マイクロコンピュータ26に入力
される。また、投光タイミングでは、選択回路27がア
ナログスイッチ24a〜24dを順次オン状態に切り替
え、出力回路からコンプリメンタリ出力で信号が出力さ
れ、共通線L1を介して受光用マイクロコンピュータ2
6に入力される。

Description

【発明の詳細な説明】 【0001】 【発明の属する技術分野】本発明は、例えば、プレス装
置において事故防止のために用いられる多光軸光電セン
サに関する。 【0002】 【従来の技術】この種の多光軸光電センサとして、例え
ば特許3046400号公報に開示されているものがあ
る。これは、投光器が有する複数の投光素子から検出エ
リアに向けて光を照射し、これらの投光素子に対応する
受光器の受光素子を順次有効化するもので、対応する投
光素子からの光を受光して遮光状態を判断し、その遮光
状態を判断する非投光タイミングで複数の受光素子から
の受光信号を順次有効化させることにより投光素子以外
の光源すなわち干渉光による入射状態がないかどうかを
検出する。これにより、遮光状態の検出動作において、
干渉光による誤検出等が発生することを迅速に排除する
ことができるという利点を有している。 【0003】 【発明が解決しようとする課題】ところで、複数の投光
素子からの投光タイミングの周期が例えば略同じに構成
されているこの種の多光軸光電センサを複数個非同期で
設置したいという要望がある。図5は、例えば5つのL
ED(投光素子)1及びフォトダイオード(受光素子)
2をそれぞれ有する投光器3及び受光器4が設置されて
いた場合にその下方に並行してそれぞれ同様の構成を有
する投光器A及び受光器Bを近接設置する構成を概略的
に示している。尚、投光器3及び投光器Aや、受光器4
及び受光器Bは同一構成とされている。 【0004】この図5において、複数のLED1を有す
る投光器3に対応して複数のフォトダイオード2を有す
る受光器4が設けられ、この時の複数のLED1のそれ
ぞれの投光タイミングに同期して受光器4のそれぞれの
フォトダイオード2が受光するように位置している。こ
の時、投光器Aが有するLED1から照射される光が受
光器Bに向かうように位置しているが、同時に受光器4
にも干渉光として照射される位置関係となっている。 【0005】ここで、上記構成では、以下のような問題
がある。すなわち、受光器4での干渉光検出時におい
て、ある期間にはいづれか1個の受光素子のみが有効化
された状態であるが故に、他の有効化されていない受光
素子には干渉光が入射しているにも関わらず、結局、干
渉光が入り込んでいても干渉光は入射していないと誤判
断されてしまう。前記誤判断の場合には例えば、遮光検
出時において本来は被検出物体によって投光素子からの
光が遮られていても、投光器Aの投光素子からの干渉光
が受光器4の受光素子にて受光された場合には、遮光状
態でないと誤判断されてしまうおそれがある(図中の矢
印)。 【0006】そこで、干渉光検出期間における各受光器
4の受光素子を有効化する時間を長くする方法が考えら
れる。しかし、各受光素子を有効化する時間を長くする
ことは干渉光検出の時間が長くなることになり、結局、
遮光検出の時間に対する干渉光検出の時間が大幅に増加
して、多光軸光電スイッチとしての性能を低下させてし
まうことになり好ましい方法とはいえない。 【0007】本発明は上記のような事情に基づいて完成
されたものであって、受光素子に対する干渉光の入光状
態を判定する期間を大幅に長期化することなく、多光軸
光電センサ等の光源が別途近隣に存在していたとして
も、干渉光の検出精度を向上することができる多光軸光
電センサを提供することを目的とする。 【0008】 【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
めの手段として、請求項1の発明は、検出エリアに向け
て光を照射すべく所定の投光タイミングで順次投光され
る複数の投光素子と、これらの投光素子と対応して設け
られ前記検出エリアからの光を受光する複数の受光素子
と、これら各受光素子に対応して設けられて前記受光素
子からの受光信号に基づいて信号を出力する複数の受光
回路と、これらの受光回路群からの信号を前記投光タイ
ミングに合致させて順次選択的に有効化する遮光検出動
作を行うチャンネル選択手段と、前記受光回路群の各出
力を共通の出力線へ出力する複数の出力回路と、前記チ
ャンネル選択手段が前記遮光検出動作を行っている場合
に前記出力回路から前記受光素子が非入光状態にあるこ
とを示す信号が与えられるときに遮光検出信号を出力す
る遮光判断手段と、前記投光素子の非投光タイミングに
おいて前記出力回路から前記受光素子のいずれかが受光
状態にあることを示す信号が与えられるときに干渉光検
出信号を出力する干渉光判断手段とを備え、前記出力回
路は、その出力段にコンプリメンタリ接続された2個の
トランジスタを備えて構成されると共に、前記チャンネ
ル選択手段が前記遮光検出動作を行なうときにはコンプ
リメンタリ出力を行なうと共に、前記干渉光判断手段が
前記干渉光の判断時にはオープンコレクタ出力を行なう
ことを特徴とする多光軸光電センサ。 【0009】 【発明の作用及び効果】複数の投光素子が所定の投光タ
イミングで順次投光されると、これらの投光素子に対応
して設けられた受光素子に受光されると共に、チャンネ
ル選択手段の遮光検出動作によって受光回路群からの信
号を投光タイミングに合致させて順次有効化させる。投
光素子からの光が受光素子に受光されないときには出力
回路からの受光素子が遮光状態にあることを示す信号が
共通の出力線へ出力され、この信号を受けた遮光検出手
段は遮光検出信号を出力する。 【0010】また、非投光タイミングにおいて、いずれ
かの受光素子が光を受光すると、受光信号を受けた受光
回路から信号が出力され、この信号を受けた出力回路は
共通の出力線に受光素子が受光状態にあることを示す信
号を出力する。干渉光検出手段は受光素子が受光状態に
あることを示す信号を受けると干渉検出信号を出力す
る。 【0011】これによれば、非投光タイミングにおいて
は、いずれかの受光素子からの受光信号が入力されると
干渉光判断手段は干渉光検出信号を送出するから、干渉
光の検出精度を向上させつつ干渉光検出の時間を大幅に
短縮させることができる。また、投光タイミング及び非
投光タイミングにおける遮光及び干渉光判断手段への信
号出力は共通の出力線によって送出されるため、出力線
を複数必要とせず、配線が簡易となり、故障の危険が大
幅に低減される効果も奏する。 【0012】尚、出力線を共通化する回路構成としては
図6に示すワイヤードOR回路が一般的に考えられる。
この構成は、回路構成が簡単で安定動作が可能であると
いう利点があるが、反面、トランジスタに存在する容量
成分の充放電によってコレクタの電位が変動するように
なっているから、時間間隔が極めて短い信号をベースに
入力するとコレクタの電位がベース信号の変化に追従で
きなくなることがある。すると、投光タイミングが近接
している場合には、誤検出を引き起こす懸念がある 【0013】この点に鑑み、本発明は、出力回路の出力
段をコンプリメンタリ接続された2個のトランジスタに
よって構成し、チャンネル選択手段が遮光検出動作を行
なうときにはコンプリメンタリ出力とすることによって
信号出力の遅延を防止している。 【0014】 【発明の実施の形態】<第1実施形態>本発明の第1実
施形態を図1ないし図4によって説明する。本実施形態
の多光軸光電センサは、プレス装置への異物侵入検知に
用いられるものであって、図1に示すように、投光器1
と受光器2とを対向させた状態で構成され、例えば、4
チャンネルの光軸を有する。投光器1のうち受光器2と
対向する面には、各チャンネル毎に1個(計4個)のL
ED11a〜11dが上下方向に一列に配置され、受光
器2のうち投光器1と対向する面にはLED11a〜1
1dと対をなす受光素子に相当するフォトダイオード2
1a〜21d(以下PD21a〜21dと称する)が上
下方向に配されている。LED11a〜11dは検出エ
リアに向けて光を照射する投光素子に相当し、PD21
a〜21dは検出エリアからの光を受光する受光素子に
相当する。尚、図1において、下方には別の多光軸光電
センサが配置されているが、その構成は上方にある多光
軸光電センサと同一構成とされている。 【0015】<電気的構成>図2には、本実施形態の多
光軸光電センサの電気的構成を示す。投光器1にはLE
D11a〜11dを発光させる駆動回路12a〜12d
と、前記駆動回路12a〜12dが接続されている選択
回路13とこの選択回路13の動作を制御する投光用マ
イクロコンピュータ14が備えられている。投光用マイ
クロコンピュータ14は前述した投光タイミングを作る
パルス信号(以下投光タイミング信号と称する)を生成
しており、このパルス信号がないときが非投光タイミン
グとなる。本実施形態ではパルス信号が4つ連続した
後、所定時間の非投光タイミング(「干渉光検出期間」
と称する)を設け、これを繰り返す。選択回路13には
図示しないマルチプレクサが備えられており、投光用マ
イクロコンピュータ14から与えられる投光タイミング
信号を受けて、上方にあるLED11aを駆動する駆動
回路12aから下方にあるLED11dを駆動する駆動
回路11dへ向かって順次選択し、駆動信号を送出する
ようになっている。駆動信号を受けた駆動回路12a〜
12dは、これに接続されたLED11a〜11dに駆
動電流を供給して発光させる。尚、生成された投光タイ
ミング信号は後述する遮光検出手段及び干渉光検出手段
に相当する受光用マイクロコンピュータ26に送出され
る。 【0016】一方、受光器2には4つの受光回路20a
〜20dが設けられている。各受光回路はPD21a〜
21dからの受光信号を増幅する増幅回路22a〜22
dとコンパレータ23a〜23dとからなり、コンパレ
ータ23a〜23dは入力された受光信号が内部に設定
されている基準レベル以上であると、所定レベルの電圧
の信号を出力するようになっている。コンパレータ23
a〜23dからの信号線は二本に分岐しており、一方は
アナログスイッチ24a〜24dを介して出力回路25
a〜25dに入力され、他方は、アナログスイッチ24
a〜24dを介さずに出力回路25a〜25dに入力さ
れる。これらの4個の出力回路25a〜25dから出力
線は一本の共通出力線L1にまとめられて受光用マイク
ロコンピュータ26の入力端子に接続されている。 【0017】受光用マイクロコンピュータ26は投光用
マイクロコンピュータ14からの投光タイミング信号を
順次取り込んで、その投光タイミング信号に同期して選
択回路27へパルス信号を送出する。選択回路27には
チャンネル数(4)に相当する4本の出力端子が設けら
れ、ここからの信号線が2本に分岐して、一方がアナロ
グスイッチ24a〜24dの制御入力端子に接続され、
他方は出力回路25a〜25dに接続されている。これ
らの出力端子からは、各アナログスイッチ24a〜24
dを順にオン状態とする信号が出力され、選択回路27
とアナログスイッチ24a〜24dとはこれらの受光回
路20群からの信号を投光タイミングに合致させて順次
選択的に有効化する遮光検出動作を行なうチャンネル選
択手段として機能する。また、受光用マイクロコンピュ
ータ26の信号出力線L2は出力回路25a〜25dに
連なっており、前記「干渉光検出期間」において、この
信号出力を「H」レベルにする。 【0018】続いて、出力回路25a〜25dの内部構
成について図3を参照して説明する。出力回路25a〜
25dは全て同一構成であり、ここでは、出力回路25
aについて述べる。出力回路25aは、受光回路20a
及び選択回路27からの信号を受けて所定の動作を行な
うように図3の通りに構成されている。ここで、出力回
路の出力段はPNP型トランジスタ257及びNPN型
トランジスタ258をコンプリメンタリ接続して構成さ
れている。トランジスタ257のベースにはOR回路2
52の出力端子が接続され、これのコレクタには例えば
+5Vの電圧源が接続されている。一方、トランジスタ
258のベースにはOR回路255の出力端子が接続さ
れ、エミッタはアースに接続されている。そして、トラ
ンジスタ257のエミッタとトランジスタ258のコレ
クタとが接続され、これらの接続点には出力回路の出力
に相当する信号線が取付けられている。 【0019】次に、本実施形態に係る多光軸光電センサ
の動作について図4をも参照して説明する。 <遮光検出>多光軸光電センサの電源をオン操作する
と、図2に示すように、選択回路13により、投光器1
の上端側のLED11aから下端側のLED11eへと
投光用マイクロコンピュータ14からの投光タイミング
信号が与えられ、もって上端側のLED11aから順次
に光が出射される。それと共に、受光器2の受光用マイ
クロコンピュータ26は投光用マイクロコンピュータ1
4から投光タイミング信号を取り込んで、この投光タイ
ミング信号に同期してパルス信号を送出する。前記パル
ス信号を受けた選択回路27は遮光検出動作を開始す
る。これによって、LED11aから投光された光がP
D21aに受光され、ここからの受光信号が受光回路2
0aにて増幅されて、所定のレベルに達していると信号
が出力され、オン状態となったアナログスイッチ24a
を通過して出力回路25aに入力される。そして、出力
回路25aの出力信号が、共通出力線L1を介して受光
用マイクロコンピュータ26に入力され、遮光状態でな
いことが判断される。ここで、PD21aに光が入光せ
ず遮光状態であると判断されれば、遮光状態にあること
を表示させるための制御信号(遮光検出信号に相当)を
送出する。以降、PD21b〜21dについても投光タ
イミング信号に同期して遮光検出動作が行なわれる。 【0020】<干渉光検出>最下段のPD21dについ
て遮光検出が完了すると、LED11a〜11dのどれ
からも投光されない「干渉光検出期間」となって、受光
用マイクロコンピュータ26は信号出力線L2を「H」
レベルにする。ここで、例えば、PD21aがある一定
量以上の光を受光すると受光回路20aから信号が出力
され、ついで、出力回路25aから信号が出力される。
そして、受光用マイクロコンピュータ26にて干渉光が
受光されたことが判断される。干渉光が入射したと判断
されると受光用マイクロコンピュータ26は図示しない
表示装置に干渉光が入射したことを表示させるための制
御信号(干渉光検出信号に相当)を送出する。以降、上
記遮光検出と干渉光検出とが交互に繰り返される。 【0021】さて、上記、遮光検出及び干渉光検出にお
ける出力回路25a〜25dの動作について図4を参照
しながら詳細に説明する。図3に示すように、選択回路
27からの信号がアナログスイッチ24aに入力される
とコンパレータ23aからの出力信号はアナログスイッ
チ24aを介して出力回路25aに入力される。出力信
号はNOT回路251に入力され、これの出力がOR回
路252に入力される。さらに、コンパレータ23aか
らの出力信号は負論理のEXOR回路253に入力され
る。選択回路27からの信号はEXOR回路253に入
力され、これの出力がNOR回路254に入力される。
そして、NOR回路254で論理和の否定を求めてOR
回路255に入力される。一方、アナログスイッチ24
aを介さずに入力された受光回路20a信号はAND回
路256に入力され、また、ここには受光用マイクロコ
ンピュータからの「H」レベルの信号が入力されて、こ
の論理積がOR回路255に入力される。また、信号は
OR回路252及びNOR回路254に入力され、NO
R回路254の出力はOR回路255に入力される。
尚、出力回路25aの入力にはすべて2値論理信号が入
力される。 【0022】図4の表は回路の各測定点〜の信号レ
ベルとトランジスタ257、258の動作状態と出力
の信号レベルとの関係を示したものである。まず、遮光
検出においては、選択回路27からの信号が入力された
状態であり(点がハイレベル(H)となる)、PD2
1aに光が入射されずに受光回路からの信号が出力され
ない場合には(点でロウレベル(L))、OR回路2
52の出力はHとなり、トランジスタ257はオフ状態
となる。また、OR回路255の出力はHとなりトラン
ジスタ258はオン状態となる。よって、出力はLとな
る。一方、受光回路からの信号が出力されている場合に
は(点でH)、OR回路252及びOR回路255は
Lとなる。すると、トランジスタ257がオン、トラン
ジスタ258がオフとなって出力はHとなる。干渉光検
出においては、信号出力線L2に「H」レベルの信号が
出力された状態であり(点でH)、ここで、受光回路
20aから信号が出力されていなければ(点でL)、
OR回路252の出力がLで、OR回路255の出力が
Lとなる。従って、トランジスタ257とトランジスタ
258とは共にオフ状態となり、出力はハイインピーダ
ンス(Hi−Z)となって信号が現れない。また、受光
回路20aからの信号が出力されると(点でH)、O
R回路252とOR回路255との出力は共にHとな
り、トランジスタ257はオン状態、トランジスタ25
8はオフ状態となるから出力はLとなる。尚、出力回路
25b〜25dについても同様の動作をする。 【0023】この結果、遮光検出が行なわれているとき
の出力状態はHまたはLとなっており、受光用マイクロ
コンピュータ26は出力がL(請求項1に記載の非入光
状態にあることを示す信号に相当する)であるときは遮
光状態であると判断し、逆にHであるときには遮光状態
にないと判断している。また、干渉光検出では、出力は
ハイインピーダンス又はLであり、受光用マイクロコン
ピュータ26は出力がハイインピーダンスであるときに
は干渉光が検出されていないと判断し、出力がL(請求
項1に記載の受光状態のあることを示す信号に相当す
る)であれば、いずれかのPD21a〜21dが干渉光
を受光していると判断する。また、遮光検出時は、トラ
ンジスタ257とトランジスタ258とはオン・オフ状
態が反転しており、これは、コンプリメンタリ出力とさ
れていることになる。一方、干渉光検出時は、トランジ
スタ257はオフ状態で、トランジスタ258がオン・
オフ動作を繰り返しており、これは、オープンコレクタ
出力となる。 【0024】このように、本実施形態の多光軸光電セン
サによれば、「干渉光検出期間」において干渉光検出を
行なうときには、全チャンネルのPD21a〜21dへ
の干渉光の入射を同時に検出できるから、干渉光が一部
のPD21a〜21dに入射した場合でも瞬時に干渉光
の検出が可能となる。 【0025】また、出力回路25a〜25dの出力線を
遮光検出動作及び干渉光検出動作において共通に使用
し、各出力回路25a〜25dの信号出力線を一本の共
通出力線L1にまとめて受光用マイクロコンピュータ2
6に接続している。これは、個別に信号線を設けている
多光軸光電センサに比べてセンサ内部の配線を簡単化で
きることになり、これに伴ってセンサの故障の危険が低
減される効果が得られる。 【0026】さらに、各出力回路25a〜25dの出力
側はコンプリメンタリ接続されたトランジスタ257、
258で構成され、遮光検出ではコンプリメンタリ出力
となり、干渉光検出ではオープンコレクタ出力となる。
なお、遮光検出時にオープンコレクタ出力とすると、パ
ルス幅の短い信号がベースに入力された場合に、コレク
タ出力が追従しきれないという問題が発生するが、この
実施形態のように遮光検出の場合にはコンプリメンタリ
出力とすれば高速応答が可能である。 【0027】<他の実施形態>本発明は上記記述及び図
面によって説明した実施形態に限定されるものではな
く、例えば次のような実施形態も本発明の技術的範囲に
含まれ、さらに、下記以外にも要旨を逸脱しない範囲内
で種々変更して実施することができる。 (1)上記実施形態では、LED11a〜LED11d
の投光が終了してから、干渉光検出動作を行なっていた
が、例えば、LED11a〜LED11dの投光タイミ
ングの間に存在するLED11a〜11dが投光しない
期間に干渉光検出動作を行なうようにしてもよい。 【0028】(2)上記実施形態では、LED及びPD
が1チャンネルにつき1個づつ備えられているものであ
ったが、特に4個に限定されるものではなく、例えば、
4個以下であっても、あるいは4個以上であってもよ
い。
【図面の簡単な説明】 【図1】多光軸光電センサの斜視図 【図2】多光軸光電センサの電気的構成を示す回路図 【図3】出力回路の電気的構成を示す回路図 【図4】出力回路の入出力の関係を示した表 【図5】従来の多光軸光電センサの斜視図 【図6】ワイヤードORの電気的構成を示す回路図 【符号の説明】 11a〜11d…LED 20a〜20d…受光回路 21a〜21d…フォトダイオード(PD) 24a〜24d…アナログスイッチ 25a〜25d…出力回路 26…受光用マイクロコンピュータ 27…選択回路
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き Fターム(参考) 5J050 AA01 BB18 CC00 DD05 EE03 EE31 EE35 EE36 EE39 FF04 FF10

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 【請求項1】 検出エリアに向けて光を照射すべく所定
    の投光タイミングで順次投光される複数の投光素子と、 これらの投光素子と対応して設けられ前記検出エリアか
    らの光を受光する複数の受光素子と、 これら各受光素子に対応して設けられて前記受光素子か
    らの受光信号に基づいて信号を出力する複数の受光回路
    と、 これらの受光回路群からの信号を前記投光タイミングに
    合致させて順次選択的に有効化する遮光検出動作を行う
    チャンネル選択手段と、 前記受光回路群の各出力を共通の出力線へ出力する複数
    の出力回路と、 前記チャンネル選択手段が前記遮光検出動作を行ってい
    る場合に前記出力回路から前記受光素子が非入光状態に
    あることを示す信号が与えられるときに遮光検出信号を
    出力する遮光判断手段と、 前記投光素子の非投光タイミングにおいて前記出力回路
    から前記受光素子のいずれかが受光状態にあることを示
    す信号が与えられるときに干渉光検出信号を出力する干
    渉光判断手段とを備え、 前記出力回路は、その出力段にコンプリメンタリ接続さ
    れた2個のトランジスタを備えて構成されると共に、前
    記チャンネル選択手段が前記遮光検出動作を行なうとき
    にはコンプリメンタリ出力を行なうと共に、前記干渉光
    判断手段が前記干渉光の判断時にはオープンコレクタ出
    力を行なうことを特徴とする多光軸光電センサ。
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