JP2003123865A - アース端子 - Google Patents

アース端子

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JP2003123865A
JP2003123865A JP2001314285A JP2001314285A JP2003123865A JP 2003123865 A JP2003123865 A JP 2003123865A JP 2001314285 A JP2001314285 A JP 2001314285A JP 2001314285 A JP2001314285 A JP 2001314285A JP 2003123865 A JP2003123865 A JP 2003123865A
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JP
Japan
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ground terminal
wire
ground
fixing member
terminal
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JP2001314285A
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English (en)
Inventor
Takashi Ota
孝士 太田
Hiroki Hirai
宏樹 平井
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Sumitomo Wiring Systems Ltd
AutoNetworks Technologies Ltd
Sumitomo Electric Industries Ltd
Original Assignee
Sumitomo Wiring Systems Ltd
AutoNetworks Technologies Ltd
Sumitomo Electric Industries Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 廃棄車両解体作業時にアース線を含むワイヤ
ハーネスを取外す際の作業性を向上させ、解体コストを
低減させることができるリサイクル性にすぐれたアース
端子を提供する。 【解決手段】 本アース端子11は、自動車に配策され
るワイヤハーネスに組み込まれたアース用電線Wの末端
18、19に接続し、車体に取付固定させるためのもの
である。本アース端子11は、固定用部材取付用貫通穴
14が形成された固定用部材締結部分13と、アース用
電線Wに圧着接続される電線接続部分13とを有し、さ
らに、固定用部材締結部分12と電線接続部分13との
境界部20に、間隙21を介して前後方向にそれぞれ突
起22、22が形成されている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、自動車のワイヤハ
ーネスに組み込まれたアース用電線に接続させて、車体
に取り付けるためのアース端子に関するものである。
【0002】
【従来の技術】自動車用のワイヤハーネスにおいては、
アース用電線(以下、アース線とも称する)が組み込ま
れ、その末端にアース端子を圧着固定して、このアース
端子を車体の所定位置にボルト、ネジ等の固定用部材に
より取り付けるようになっている。
【0003】また、最近では環境問題の認識が高まり、
資源の有効なリサイクルが大きな課題となっている。こ
のような課題は、廃棄処分された自動車についても例外
ではない。特に車体を構成する鉄製材料のみならず、ワ
イヤハーネスについてもそのリサイクルは無視できない
のが現状である。
【0004】ところで、廃棄車両の解体において、ワイ
ヤハーネスの取外しは、クレーン等の引き上げ装置に取
り付けられたJ字状フックをワイヤハーネスに引っ掛け
て引っ張ることにより、行っている。ところが、アース
線の末端に圧着固定されたアース端子はボルト・ナット
やネジ等の固定用部材により強固に固定されているた
め、取外し作業時にワイヤハーネスの取外しが困難とな
ったり、無理矢理大きな力を加えると途中で破断し作業
者に思わぬケガを与える恐れがある。また、ワイヤハー
ネスの取外しの前に、作業者がアース端子の固定用部材
をそれぞれ手作業で外すと、手間がかかり、解体時間、
解体コストの増大にもつながる。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、かかる従来
技術の不具合を解消するためになされたもので、廃棄車
両解体作業時にアース線を含むワイヤハーネスを取外す
際の作業性を向上させ、解体コストを低減させることが
できるリサイクル性にすぐれたアース端子を提供するこ
とをその課題とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明によれば、上記課
題は下記の技術的手段の採用により解決される。 (1)自動車に配策されるワイヤハーネスに組み込まれ
たアース用電線の末端に接続し、車体に取付固定させる
ためのアース端子において、固定用部材取付用貫通穴が
形成された固定用部材締結部分と、該アース用電線に圧
着接続される電線接続部分とを有し、該固定用部材締結
部分と該電線接続部分との境界部に、間隙を介して前後
方向にそれぞれ突起が形成されていることを特徴とする
アース端子。 (2)該境界部に幅方向に沿った溝が形成されているこ
とを特徴とする前記(1)に記載のアース端子。 (3)該境界部に貫通穴が形成されていることを特徴と
する前記(1)に記載のアース端子。 (4)該境界部の少なくとも一方の側部に切り欠きが形
成されていることを特徴とする(1)に記載のアース端
子。
【0007】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を好ま
しい実施例により説明する。図1及び図2は本発明によ
る一実施例のアース端子(以下、本アース端子とも称す
る)をアース線に接続した状態を示す図である。図1
(a)は定常時、図1(b)は解体時の状態を斜視図で
示す。図2(a)は本アース端子の平面図、図2(b)
は側面図、図2(c)は図2(a)のX−X線断面図、
図2(d)は図2(a)のY−Y線断面図である。
【0008】本アース端子11は、導電性金属材料から
なる1枚の板状体を所定形状に打ち抜いた後、曲げ加工
を施して成形される。本アース端子11は、ボルト締結
部12と、その後部に該ボルト締結部12と一体に形成
された電線接続部13を有する。ボルト締結部12には
ボルト貫通穴14が形成されている。また電線接続部1
3は底板部15の左右両縁部から前後一対の立ち上がり
部16A、16B;17A、17Bが形成されて、前方
圧着固定部16と後方圧着固定部17となっている(な
お図1にはこれら圧着固定部は圧着固定後の状態で示し
てある)。前方圧着固定部16はアース線Wの芯線18
を圧着固定し、後方圧着固定部17はアース線Wの絶縁
被覆部19Bを圧着固定するものである。
【0009】ボルト締結部12と電線接続部13との境
界部20には、間隙21を介して第1の突起部22と、
第2の突起部23がそれぞれ形成されている。第1の突
起部22は幅方向に延びて形成されている。また、第2
の突起部23は底板部15からの立ち上がり部を利用し
て左右にそれぞれ形成されている。さらに、境界部20
の下面には断面V字状の溝24が幅方向に形成されると
ともに、境界部20の幅方向中央には貫通穴25が形成
されている。
【0010】
【0011】このような構造のアース端子11を車体へ
取り付けるには、前方圧着固定部16にアース線Wの芯
線18をあてがい、後方圧着固定部17にアース線Wの
絶縁被覆部19あてがい、それぞれ圧着固定する。そし
て、例えば図示しないボルトを貫通穴14に貫通させ、
車体側に設けた取付穴を挿通させ、車体裏側に設けられ
た溶接ナットに締め付け固定する。
【0012】上記のような構成によれば、廃棄車両解体
作業時におけるワイヤハーネス取外し作業では、クレー
ン等の引上装置のフックを引っ掛けて引っ張ると、図1
(b)のようにアース線Wの末端部及び電線接続部13
が引き上げられ、その力がテコの原理で増幅して、解体
時の破断を容易にする。
【0013】ここで、図3の側面図により、引っ張り力
がテコの原理により増幅して破断を容易にすることにつ
いて説明する。図3において、突起Aは第1の突起22
に、突起Bは第2の突起23にそれぞれ対応し、L3は
間隙21に相当する。図3のように力点で電線(アース
線W)を力P2で引き上げた場合、支点を中心として作
用点に力P1が働き、これによって作用点の部位が破断
する。そのときの力関係は「L1・P1=L2・P2」
の式で表される。ここで「L1≪L2」なので「P1≫
P2」となり、僅かな電線引き上げ力で大きな端子破断
力を得ることができる。また、上記の作用は突起Bが突
起Aに接触して初めて発生する作用なので、電線の振動
では接触しない程度の僅かな隙間L3を設けることで、
振動による端子の破断を回避できる構造である。また、
突起Aと突起Bが同じ高さか、あるいは若干低い高さで
あっても、突起Bの上端角部は突起Aの右側面に接触
し、その位置が支点となるか、あるいは引き上げ力によ
り突起Aが左側に押し潰されても、L1は板厚3枚分以
下にはならず別の支点ができるため、作用点で端子を破
断するストロークは十分である。
【0014】また、本アース端子11では、境界部20
の下面に断面V字状の溝24が幅方向に形成し、境界部
20の幅方向中央に貫通穴25を形成することにより、
より一層破断を生じやすくしている。
【0015】以上、本発明を一実施例に基づいて説明し
たが、本発明は上記実施例に限定されず、種々の変形、
変更が可能である。例えば、上記実施例では、ボルト締
結部12を、板状体を二つ折りにして形成したが1枚の
板状体で形成してもよい。また、第1及び第2の突起2
2、23の形状は上記の形状の他、テコの原理で引っ張
り力が増大するものであれば適宜の形状とすることがで
きる。また、電線接続部13の形状も上記に限定され
ず、従来から使用されている各種の形状とすることがで
きる。また、上記ではアース端子11の車体への取付を
ボルトで行ったが、ネジ等、従来公知の各種固定用部材
を用いることができる。さらに、上記では突起22、2
3によるテコの原理を利用するとともに、溝24、貫通
穴25を形成したが、もちろん突起22、23によるテ
コの原理を利用したもの単独で破断を行うようにしても
よい。また、溝24あるいは貫通穴25のいずれか一方
と併用してもよい。また、これらの代わりに境界部20
の幅方向の少なくとも一方に切り欠きを設けてもよい。
【0016】
【発明の効果】以上詳細に説明したように、本発明によ
れば、廃棄車両解体作業時にアース線を含むワイヤハー
ネスを取外す際の作業性を向上させ、解体コストを低減
させることができるリサイクル性にすぐれたアース端子
の提供が可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明による一実施例のアース端子をアース線
に接続した状態を示す図であり、(a)は定常時、
(b)は解体時の状態を斜視図で示す。
【図2】(a)は本アース端子の平面図、(b)は側面
図、(c)は(a)のX−X線断面図、(d)は(a)
のY−Y線断面図である。
【図3】引っ張り力により作用する力がテコの原理によ
り増幅して大きな端子破断力を得ることができる説明図
である。
【符号の説明】
11 アース端子 12 ボルト締結部 13 電線接続部 14 ボルト貫通穴 21 間隙 22 第1の突起 23 第2の突起 24 溝 25 貫通穴
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) H02G 3/38 H02G 3/26 K 15/02 3/28 F (72)発明者 太田 孝士 愛知県名古屋市南区菊住一丁目7番10号 株式会社オートネットワーク技術研究所内 (72)発明者 平井 宏樹 愛知県名古屋市南区菊住一丁目7番10号 株式会社オートネットワーク技術研究所内 Fターム(参考) 5G355 AA03 BA01 BA08 5G363 AA16 BA02 DA12 DC02 5G375 AA02 CA07 CA17 CC07 DA36

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 自動車に配策されるワイヤハーネスに組
    み込まれたアース用電線の末端に接続し、車体に取付固
    定させるためのアース端子において、 固定用部材取付用貫通穴が形成された固定用部材締結部
    分と、該アース用電線に圧着接続される電線接続部分と
    を有し、 該固定用部材締結部分と該電線接続部分との境界部に、
    間隙を介して前後方向にそれぞれ突起が形成されている
    ことを特徴とするアース端子。
  2. 【請求項2】 該境界部に幅方向に沿った溝が形成され
    ていることを特徴とする請求項1に記載のアース端子。
  3. 【請求項3】 該境界部に貫通穴が形成されていること
    を特徴とする請求項1に記載のアース端子。
  4. 【請求項4】 該境界部の少なくとも一方の側部に切り
    欠きが形成されていることを特徴とする請求項1に記載
    のアース端子。
JP2001314285A 2001-10-11 2001-10-11 アース端子 Pending JP2003123865A (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2006114245A (ja) * 2004-10-12 2006-04-27 Sumitomo Wiring Syst Ltd アースジョイントコネクタ
CN112151974A (zh) * 2019-06-26 2020-12-29 住友电装株式会社 接地端子

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