JP2003143736A - 電気接続箱 - Google Patents
電気接続箱Info
- Publication number
- JP2003143736A JP2003143736A JP2001339803A JP2001339803A JP2003143736A JP 2003143736 A JP2003143736 A JP 2003143736A JP 2001339803 A JP2001339803 A JP 2001339803A JP 2001339803 A JP2001339803 A JP 2001339803A JP 2003143736 A JP2003143736 A JP 2003143736A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- wire harness
- fixing
- connection box
- electric
- electric connection
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Abandoned
Links
Landscapes
- Insertion, Bundling And Securing Of Wires For Electric Apparatuses (AREA)
- Details Of Connecting Devices For Male And Female Coupling (AREA)
- Connection Or Junction Boxes (AREA)
- Installation Of Indoor Wiring (AREA)
Abstract
取外して回収することができる電気接続箱を提供する。 【解決手段】 本自動車用電気接続箱1は、電気回路を
ケース内部に収容する電気接続箱本体2と、この電気接
続箱本体2を車両に取付固定するための固定用足3を有
し、さらに、電気接続箱本体2に、電気接続箱本体2の
コネクタ接続部4に連結されるワイヤハーネスWの配索
のためのワイヤハーネス固定部6が形成されている。こ
のワイヤハーネス固定部6は、ワイヤハーネスWを嵌合
固定する嵌合溝7を有している。
Description
ックス(J/B)、リレーボックス(R/B)、エレク
トロニクコントロールユニットボックス(ECU/B)
等の自動車用電気接続箱に関し、特にリサイクルし易く
設計された電気接続箱に関するものである。
ヤハーネスを電装品に接続する回路を形成するために、
ジャンクションボックス(J/B)、リレーボックス
(R/B)、エレクトロニクコントロールユニットボッ
クス(ECU/B)等の電気接続箱が取り付けられてい
る。これら電気接続箱は、ケース内に電源分配用回路等
の電気回路(金属製バスバーで形成)を内蔵しており、
ケース外側には、電気的接続のための複数のコネクタ接
続部が形成されている。
資源の有効なリサイクルが大きな課題となっている。こ
のような課題は、廃棄処分された自動車についても例外
ではない。電子化された自動車が使用しているワイヤハ
ーネスはもとより、これらに接続されている電気接続箱
においては銅等の金属材料を多く使用しているので、そ
のリサイクルは無視できないのが現状である。
から電気接続箱を取外して回収する場合、クレーン等の
引上装置を用い、そのJ字状フックを電気接続箱に接続
されたワイヤハーネスに引っ掛けて、引っ張り上げるこ
とにより取外すことが多い。すなわち、ワイヤハーネス
と電気接続箱のコネクタ接続部とのロック力を利用して
電気接続箱の取外しが行われていた。しかしながら、こ
のロック力のみでは途中で電気接続箱のコネクタ接続部
のコネクタフードが破壊されてロックが外れ、電気接続
箱が回収できな場合があった。そのような場合、作業者
の手作業により電気接続箱の固定に使用されたボルトを
外して回収を行うと、作業性が悪く、多くの時間が費や
され、解体コストの増大を招く原因となっていた。
技術の不具合を解消するためになされたもので、廃棄車
両の解体時において効率よく車体から取外して回収する
ことができる電気接続箱を提供することをその課題とす
る。
題は下記の技術的手段により解決される。 (1)電気回路をケース内部に収容する電気接続箱本体
と、該電気接続箱本体を車両に取付固定するための固定
用足を有する自動車用電気接続箱において、該電気接続
箱本体に、該電気接続箱本体のコネクタ接続部に連結さ
れるワイヤハーネスの配索のためのワイヤハーネス固定
部が形成されていることを特徴とする電気接続箱。 (2)該ワイヤハーネス固定部は、ワイヤハーネスを嵌
合固定する嵌合溝を有するものであることを特徴とする
前記(1)に記載の電気接続箱。 (3)該ワイヤハーネス固定部は、ワイヤハーネスの一
部を収容しロックにより固定するロック方式のものであ
ることを特徴とする前記(1)に記載の電気接続箱。 (4)該ワイヤハーネス固定部は、フック状の引っ掛け
方式のものであることを特徴とする前記(1)に記載の
電気接続箱。 (5)該ワイヤハーネス固定部は、ワイヤハーネス収容
部とワイヤハーネス圧入部とワイヤハーネス外れ防止部
からなる圧入方式のものであることを特徴とする前記
(1)に記載の電気接続箱。 (6)該ワイヤハーネス固定部は、ワイヤハーネスを結
束固定するための結束バンドと、該結束バンドを挿通さ
せるための貫通穴との組合せからなることを特徴とする
前記(1)に記載の電気接続箱。
しい実施例により説明する。図1及び図2は本発明によ
る実施例に係る電気接続箱の2例を示す斜視図である。
図中1は電気接続箱であり、電気接続箱本体2に固定用
足3が一体に形成されている。電気接続箱1には多数の
コネクタ接続部4が設けられているが、ここでは便宜
上、数個のみ示してある。固定用足3には、電気接続箱
本体2を車両に取付固定するための固定用穴5が形成さ
れている。電気接続箱1は、ボルト、ネジ等の固定用部
材(図示せず)により車体に取付固定される。本実施例
においては、電気接続箱本体2の空きスペースにワイヤ
ハーネス固定部6が一体に設けられている。このワイヤ
ハーネス固定部6にはワイヤハーネスを嵌合固定するた
めの嵌合溝7が形成されている。嵌合溝7の形状は、ワ
イヤハーネスをしっかりと嵌合保持できるものであれば
適宜の形状とすることができる。電気接続箱1のケース
はポリプロピレン、ナイロン系等の樹脂材料を用いて一
体成形される。
の配索例を図3に示す。図3は図2の構造の電気接続箱
1にワイヤハーネスWを配索したもので、ワイヤハーネ
スWの末端部分付近を電気接続箱1を取り巻くように配
索してある。このように、本実施例の電気接続箱1は、
ワイヤハーネスWと一体化させることができる。
体作業時に車体から取外すには、例えば、クレーン等の
引上装置のフックをワイヤハーネスWの適所に引っ掛け
て引き上げる。このとき、ワイヤハーネスWの末端に接
続されたコネクタと電気接続箱1のコネクタ接続部4と
のロック力に加え、ワイヤハーネスWとワイヤハーネス
固定部6の嵌合溝7との嵌合力、さらに電気接続箱1を
取り巻くようなワイヤハーネスWの配索とによって、大
きな保持力が得られ、電気接続箱1にはその固定用足3
の所に大きな力が加わり、その部分で破断し、電気接続
箱1をスムーズに取外すことができる。なお、より取外
しを容易にするため、固定用足3に易破断部(溝、スリ
ット、小径貫通穴等で形成)を設けておいてもよい。
ーネス固定部6として、嵌合溝7を設けたものを用いた
が、これに代えて図4及び図5に示すような構造のもの
も使用することができる。
一部を収容しロックにより固定するロック方式のワイヤ
ハーネス固定部である。図中11がワイヤハーネス固定
部であり、2つのパーツ12、13からなるロック機構
を電気接続箱本体2に設けたものである。このロック機
構はワイヤハーネスの一部を収容するワイヤハーネス収
容空間14を有する。パーツ12は、垂直方向に延びる
壁状部15と係止片16からなり、両者の間には折り曲
げ用溝17が形成されている。一方、パーツ12は垂直
方向に延びる壁状部18とその上側に設けられた係止用
爪19からなる。ワイヤハーネスを配索するには、ワイ
ヤハーネスの一部を収容空間14に通した後、パーツ1
2の係止片16をパーツ13の係止用爪19に引っ掛け
て固定する。このような構成によれば、上記実施例と同
様な効果が得られる上、より確実な固定が行える。
け方式のワイヤハーネス固定部である。図中21がワイ
ヤハーネス固定部であり、電気接続箱本体から垂直方向
に延びる壁状部22とその先端から湾曲した湾曲部23
からなり、全体がフック状をなし、ワイヤハーネス収容
空間24が形成されるとともに、湾曲部23の先端と電
気接続箱のケース面との間には、ワイヤハーネスを挿入
するための挿入部25が形成されている。このワイヤハ
ーネス固定部21では、矢印Aの方向よりワイヤハーネ
スの一部を挿入部25から挿入してワイヤハーネス収容
空間24に収容させる。このような構成によっても、上
記実施例と同様な効果が得られる上、より確実な固定が
行える。
ハーネス固定部である。図中31がワイヤハーネス固定
部であり、対称的な形状の2つのパーツ32、33を有
する。これら2つのパーツ32、33はワイヤハーネス
収容空間34を有する。パーツ32は、電気接続箱本体
から垂直方向に延びる壁状部35と爪状のワイヤハーネ
ス外れ防止部36からなる。パーツ33は電気接続箱本
体から垂直方向に延びる壁状部37と爪状のワイヤハー
ネス外れ防止部38からなる。そしてパーツ32、33
はワイヤハーネス外れ防止部36、38が対向するよう
に配置され、その間にワイヤハーネス圧入用の空間(ワ
イヤハーネス圧入部)39が形成されている。このワイ
ヤハーネス固定部31では、矢印Bの方向からワイヤハ
ーネスの一部をワイヤハーネス圧入部39から圧入して
ワイヤハーネス収容空間34に収容させる。このような
構成によっても、上記実施例と同様な効果が得られる
上、より確実な固定が行える。
ネス固定部を示す。図5において、41がワイヤハーネ
ス固定部であり、ワイヤハーネスWを結束固定するため
の結束バンド42と、この結束バンド42を挿通させる
ために電気接続箱本体2に形成された貫通穴との組合せ
からなる。このような組合せによる構成によっても、上
記実施例と同様な効果が得られる上、より確実な固定が
行える。
れば前記構成を採用したので、廃棄車両の解体時におい
て効率よく車体から取外して回収することができ、電気
接続箱の回収率が向上する利点がある。
斜視図である。
斜視図である。
索固定した様子を示す図である。
示す斜視図、(b)はフック状の引っ掛け方式のワイヤ
ハーネス固定部を示す斜視図、(c)は圧入方式のワイ
ヤハーネス固定部を示す斜視図である。
を示す斜視図である。
Claims (6)
- 【請求項1】 電気回路をケース内部に収容する電気接
続箱本体と、該電気接続箱本体を車両に取付固定するた
めの固定用足を有する自動車用電気接続箱において、 該電気接続箱本体に、該電気接続箱本体のコネクタ接続
部に連結されるワイヤハーネスの配索のためのワイヤハ
ーネス固定部が形成されていることを特徴とする電気接
続箱。 - 【請求項2】 該ワイヤハーネス固定部は、ワイヤハー
ネスを嵌合固定する嵌合溝を有するものであることを特
徴とする請求項1に記載の電気接続箱。 - 【請求項3】 該ワイヤハーネス固定部は、ワイヤハー
ネスの一部を収容しロックにより固定するロック方式の
ものであることを特徴とする請求項1に記載の電気接続
箱。 - 【請求項4】 該ワイヤハーネス固定部は、フック状の
引っ掛け方式のものであることを特徴とする請求項1に
記載の電気接続箱。 - 【請求項5】 該ワイヤハーネス固定部は、ワイヤハー
ネス収容部とワイヤハーネス圧入部とワイヤハーネス外
れ防止部からなる圧入方式のものであることを特徴とす
る請求項1に記載の電気接続箱。 - 【請求項6】 該ワイヤハーネス固定部は、ワイヤハー
ネスを結束固定するための結束バンドと、該結束バンド
を挿通させるための貫通穴との組合せからなることを特
徴とする請求項1に記載の電気接続箱。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2001339803A JP2003143736A (ja) | 2001-11-05 | 2001-11-05 | 電気接続箱 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2001339803A JP2003143736A (ja) | 2001-11-05 | 2001-11-05 | 電気接続箱 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2003143736A true JP2003143736A (ja) | 2003-05-16 |
Family
ID=19154096
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2001339803A Abandoned JP2003143736A (ja) | 2001-11-05 | 2001-11-05 | 電気接続箱 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2003143736A (ja) |
Cited By (8)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2008061410A (ja) * | 2006-08-31 | 2008-03-13 | Yazaki Corp | 電気接続箱 |
WO2009022662A1 (ja) * | 2007-08-13 | 2009-02-19 | Nifco Inc. | 取り付け構造 |
US8741472B2 (en) | 2010-10-01 | 2014-06-03 | Hitachi Vehicle Energy, Ltd. | Electric storage device |
JP2015033314A (ja) * | 2013-08-07 | 2015-02-16 | 住友電装株式会社 | 結束バンドの取付構造 |
JP2016059226A (ja) * | 2014-09-12 | 2016-04-21 | 矢崎総業株式会社 | 電気接続箱 |
JP2017050092A (ja) * | 2015-08-31 | 2017-03-09 | 矢崎総業株式会社 | バッテリ端子台 |
KR20170072753A (ko) * | 2015-12-17 | 2017-06-27 | 한국단자공업 주식회사 | 기판실장형 조인트장치 |
WO2022191287A1 (ja) * | 2021-03-11 | 2022-09-15 | 株式会社オートネットワーク技術研究所 | コネクタ付き電線 |
-
2001
- 2001-11-05 JP JP2001339803A patent/JP2003143736A/ja not_active Abandoned
Cited By (11)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2008061410A (ja) * | 2006-08-31 | 2008-03-13 | Yazaki Corp | 電気接続箱 |
WO2009022662A1 (ja) * | 2007-08-13 | 2009-02-19 | Nifco Inc. | 取り付け構造 |
JP2009045953A (ja) * | 2007-08-13 | 2009-03-05 | Toyota Motor Corp | 取り付け構造 |
CN102490663B (zh) * | 2007-08-13 | 2014-12-31 | 株式会社利富高 | 安装结构 |
US8741472B2 (en) | 2010-10-01 | 2014-06-03 | Hitachi Vehicle Energy, Ltd. | Electric storage device |
JP2015033314A (ja) * | 2013-08-07 | 2015-02-16 | 住友電装株式会社 | 結束バンドの取付構造 |
JP2016059226A (ja) * | 2014-09-12 | 2016-04-21 | 矢崎総業株式会社 | 電気接続箱 |
JP2017050092A (ja) * | 2015-08-31 | 2017-03-09 | 矢崎総業株式会社 | バッテリ端子台 |
KR20170072753A (ko) * | 2015-12-17 | 2017-06-27 | 한국단자공업 주식회사 | 기판실장형 조인트장치 |
KR102455570B1 (ko) | 2015-12-17 | 2022-10-17 | 한국단자공업 주식회사 | 기판실장형 조인트장치 |
WO2022191287A1 (ja) * | 2021-03-11 | 2022-09-15 | 株式会社オートネットワーク技術研究所 | コネクタ付き電線 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
JP4177215B2 (ja) | 易解体取付構造およびそれを備えた電気接続箱 | |
JP2003143736A (ja) | 電気接続箱 | |
JP2003178824A (ja) | アース端子 | |
JP4018027B2 (ja) | 電気接続箱の取付構造 | |
JP2004328952A (ja) | 電気接続箱の取付構造 | |
JP2005168178A (ja) | 電気接続箱 | |
JP2002171636A (ja) | 電気接続箱の取付構造 | |
JP2003061223A (ja) | 電気接続箱 | |
JP2003061224A (ja) | 電気接続箱及びその固定構造 | |
JP2004206965A (ja) | アース端子の車体取付構造 | |
JP2003143738A (ja) | 電気接続箱 | |
JP2003118666A (ja) | 電気接続箱 | |
JP2003063324A (ja) | 電気接続箱 | |
JP2003070123A (ja) | 電気接続箱の取外し方法 | |
JP3719132B2 (ja) | 電気接続箱の取付構造 | |
JP2003312384A (ja) | 電気接続箱 | |
JP2003063323A (ja) | 電気接続箱及びその固定構造 | |
JP2003068272A (ja) | 電気自動車用ワイヤハーネスをバッテリーに接続するための端末用端子、その端末用端子を用いた取付構造及びその端末用端子のためのプロテクタ | |
JP2003118505A (ja) | 電気接続箱 | |
JP2004064920A (ja) | プロテクタ | |
JPH11205964A (ja) | 接続部品 | |
CN111169407B (zh) | 用于线束的端部的临时锁定结构 | |
KR20100008240A (ko) | 밴드 케이블 | |
JP4347266B2 (ja) | 電気機器の分解構造 | |
JP3324490B2 (ja) | 電気接続箱の固定構造及び電気接続箱 |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A621 | Written request for application examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621 Effective date: 20040217 |
|
A621 | Written request for application examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621 Effective date: 20041105 |
|
A072 | Dismissal of procedure |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A073 Effective date: 20050104 |
|
RD02 | Notification of acceptance of power of attorney |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7422 Effective date: 20050204 |
|
A521 | Written amendment |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20050316 |
|
RD05 | Notification of revocation of power of attorney |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7425 Effective date: 20050222 |
|
A762 | Written abandonment of application |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A762 Effective date: 20060616 |