JP2003123350A - カセットテープ駆動装置 - Google Patents

カセットテープ駆動装置

Info

Publication number
JP2003123350A
JP2003123350A JP2001308404A JP2001308404A JP2003123350A JP 2003123350 A JP2003123350 A JP 2003123350A JP 2001308404 A JP2001308404 A JP 2001308404A JP 2001308404 A JP2001308404 A JP 2001308404A JP 2003123350 A JP2003123350 A JP 2003123350A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
cassette tape
holder
arm
drive device
operation pin
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2001308404A
Other languages
English (en)
Inventor
Hideo Kikuchi
秀夫 菊地
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Alps Alpine Co Ltd
Original Assignee
Alps Electric Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Alps Electric Co Ltd filed Critical Alps Electric Co Ltd
Priority to JP2001308404A priority Critical patent/JP2003123350A/ja
Publication of JP2003123350A publication Critical patent/JP2003123350A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【課題】 挿入時に、カセットテープが装置内部で詰ま
るメカロックの発生を防止する。 【解決手段】 カセットテープCがホルダ12に挿入さ
れると、カセットテープCの前端部が引込み部材30の
係止部31の受け部34に当接するとともに、係止部3
1を上方に持ち上げる。さらのカセットテープCを挿入
すると、段差状の規制部32がホルダ12の開口部12
Dの縁部に当接するため、引込み部材30がこれ以上挿
入方向(Y2方向)に移動することがない。よって、引
込み部材30がホルダ12とカセットテープCとの間に
強固に挟まれることがなくなる。このため、引込み部材
30の係止凸部33がカセットテープC上をスムーズに
移動し、確実にリール穴C1を係止することができるよ
うになるため、ホルダ12内にカセットテープCが詰ま
るメカロックの発生を防止することが可能となる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、スロットイン・ロ
ーディング型のカセットテープ駆動装置に係わり、特に
カセットテープが装置内部で詰まって動作不能となる不
具合(メカロック)の発生を防止したカセットテープ駆
動装置に関する。
【0002】
【従来の技術】図5は従来のカセットテープ駆動装置の
第1の主要部を示す断面図、図6は第2の主要部の動作
を示す断面図であり、Aはカセットテープ挿入前の状
態、Bはカセットテープによって引込み部材が押し上げ
られた状態、Cは引込み部材がカセットテープのリール
穴を係止した状態である。
【0003】このカセットテープ駆動装置は、カセット
テープCが前面に形成された出入口(図示せず)から挿
入されるスロットイン・ローディングタイプである。出
入口の後方にはカセットを保持するためのホルダ2が設
けられており、出入口から挿入されたカセットテープC
はホルダ2に装填されるようになっている。
【0004】ここで、前記カセットホルダCには、図5
に示すように前記出入口と装置奥部との間で挿入方向お
よび排出方向にカセットテープCを搬送する搬送手段3
が設けられている。
【0005】前記搬送手段3は、カセットテープ駆動装
置の筐体の一部に回動自在に設けられたアーム5と、前
記アーム5の先端に設けられた引込み部材4とからな
る。
【0006】前記アーム5には、アーム5が挿入(Y
2)方向となる図示β方向に回動するときに、それとは
逆方向となる排出(Y1)方向の付勢力を発生させるコ
イルスプリングなどの付勢部材6が設けられている。ま
た図示しないモータMが設けられ、モータMの駆動力で
前記アーム5を挿入方向であるβ方向に回動させること
ができるようになっている。
【0007】一方、引込み部材4は、一方の面(下面)
にカセットテープのリール穴(巻き取り用の軸穴)を係
止する係止凸部4aが設けられ、他方の面(上面)には
テーパ形状の当接部4bが設けられている。前記ホルダ
2には、開口部2aと、前記開口部2aの後から装置奥
部のY2方向に延びる長溝2bが設けられており、前記
引込み部材4はカセットテープCの挿入を待つ待機状態
のときには前記開口部に位置し(図6A参照)、カセッ
トテープCの搬送時には前記長溝2bに位置してこの長
溝2bに案内されて挿入方向(Y2方向)および排出方
向(Y1方向)に移動する。
【0008】図6A〜図6Cに示すように、カセットテ
ープCが出入口を通じてホルダ2に挿入されると、カセ
ットテープCの縁部が前記引込み部材4の係止凸部4a
に連続する傾斜状の受け部4cを図示Y2方向に押すた
め、引込み部材4が挿入方向に移動させられる。このと
き、前記引込み部材4の当接部4bが、ホルダ2の開口
部2aに当接し、一時的に引込み部材4の挿入方向の移
動が制限される。さらにカセットテープCが挿入方向に
押し込まれると、前記係止凸部4aがカセットテープC
の表面に乗り上げ、さらにその表面を移動して前記リー
ル穴C1の内部に落ち込むことにより、前記係止凸部4
aが前記リール穴C1を係止する。このとき、引込み部
材4の当接部4bとカセットホルダCの開口部2aとの
接触が解除される。よって、カセットテープCは、引込
み部材4がリール穴C1を係止した状態で装置奥部に移
送される。
【0009】このカセットテープ駆動装置では、カセッ
トテープCがホルダ2に挿入され引込み部材4が押し込
まれたことを検知すると、モータMを駆動させて前記付
勢部材6の付勢力に抗してアーム5が図示β方向(挿入
方向)に回動させられる。このとき、引込み部材4に係
止されているカセットテープCが、モータMの駆動力で
装置奥部方向に引き込まれる。また排出時には、モータ
Mの駆動力を断つことで、前記アーム5が前記付勢部材
6の付勢力によって図示α方向(排出方向)に回動させ
られるため、カセットテープCが前記引込み部材4に押
し出されて前記出入口から排出される。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】しかし、上記カセット
テープ駆動装置では、以下に示すような問題がある。
【0011】前記引込み部材4の当接部4bはテーパ形
状をしているため、例えば挿入時にカセットテープCが
不正常な状態で挿入されると、前記引込み部材4が前記
カセットホルダ2の開口部2bとカセットテープCとの
間で強固に挟持されてしまい、これ以上カセットテープ
Cを挿入することができなくなるという問題が生じる。
【0012】一方、上記カセットテープ駆動装置は、付
勢部材6の付勢力だけでカセットテープCを排出させる
構成であるため、引込み部材4が強固に挟持されてしま
うと、前記付勢部材6の付勢力だけではカセットテープ
Cを排出できなくなるという問題がある。
【0013】すなわち、カセットテープCを挿入するこ
とも、排出することもできないメカロック状態に陥ると
いう問題がある。
【0014】また、前記付勢部材6として、付勢力の大
きなコイルスプリングを使用することにより、メカロッ
ク時には前記大きな付勢力でカセットテープCを強制的
に排出させることも考えられるが、この場合には、挿入
時にカセットテープCを挿入しにくくなったり、あるい
は排出時にカセットテープCが前記出入口から飛び出す
おそれが生じる。
【0015】本発明は上記従来の課題を解決するための
ものであり、カセットテープが装置内部で詰まるメカロ
ック状態の発生を防止して、カセットテープのローディ
ング動作をスムーズに行えるようにしたカセットテープ
駆動装置を提供することを目的としている。
【0016】
【課題を解決するための手段】本発明のカセットテープ
駆動装置は、カセットテープを支持するホルダと、前記
ホルダ内に装填されたカセットテープのリール穴を係止
する係止部と、前記係止部を有し且つ前記ホルダ内で前
記カセットテープを挿入方向および排出方向に案内する
引込み部材とを備えたカセットテープ駆動装置におい
て、前記係止部には、前記カセットテープと向き合う一
方の面に、前記ホルダに挿入されたカセットテープの一
部が当接する受け部が設けられ、他方の面に前記当接後
にカセットテープの挿入方向への移動を規制する段差形
状の規制部が設けられていることを特徴とするものであ
る。
【0017】上記においては、前記ホルダには、前記規
制部が入り込んで前記係止部材の挿入方向の移動を制限
する開口部が形成されているものが好ましい。
【0018】また、前記受け部が、テーパ面で形成され
ているものが好ましい。上記においては、前記引込み部
材が、前記カセットテープの押込み力によって前記カセ
ットテープから離れる方向に弾性変形させられることに
より、前記規制部が前記開口部を係止するものである。
【0019】例えば、前記引込み部材は、挿入方向およ
び排出方向に回動するアームである。
【0020】上記本発明では、引込み部材が上方に持ち
上げられる際、前記引込み部材が挿入方向に押されて移
動することがない。このため、引込み部材がホルダとカ
セットテープとの間に強固に挟まれることがなくなる。
よって、引込み部材の係止凸部がカセットテープ上をス
ムーズに移動することができるため、確実にリール穴を
係止することができる。よって、ホルダ内にカセットテ
ープが詰まるメカロックの発生を防止することができ
る。
【0021】また本発明は、出入口と、前記出入口から
挿入されたカセットテープを保持するホルダと、前記カ
セットテープを係止して前記ホルダ内を移送する引込み
部材と、前記引込み部材を支持するとともに挿入方向お
よび排出方向に移送するアームと、前記アームを排出方
向に付勢する付勢部材と、前記挿入方向および排出方向
に移動可能であり且つ前記ホルダを前記出入口と対向す
る挿入/排出位置とカセットテープの駆動を行う駆動位
置との間を昇降移動させる可動部材と、前記可動部材を
駆動する動力発生/伝達手段と、を備えたカセットテー
プ駆動装置において、前記アームには、アームを回動さ
せる操作ピンが設けられ、前記可動部材には、可動部材
を排出方向に移動させたときに、前記操作ピンを排出方
向に強制的に回動せしめる戻し部が形成されていること
を特徴とするものである。
【0022】上記においては、可動部材には、前記操作
ピンが挿通される狭幅部およびこの狭幅部に連続する段
差部とを有する切欠穴が形成されており、前記可動部材
が排出方向に移動するときに前記操作ピンが狭幅部から
前記段差部に至ることで前記アームが排出方向に回動可
能とされるものであり、前記戻し部は、前記操作ピンが
段差部に至り且つ少なくとも前記係止部がカセットテー
プのリール穴を係止するまで前記可動部材が排出方向に
移動させられるものが好ましい。
【0023】上記発明では、例え挿入時にカセットテー
プがホルダ内に詰まった場合(メカロック)であって
も、モータの駆動力により可動部材(カムスライダ)を
駆動してアームを排出方向に回動させることにより、引
込み部材の係止凸部がカセットテープのリール穴を係止
する正常な状態に戻すことができる。よって、カセット
テープを排出できるようになるため、メカロックの発生
を防止できる。
【0024】
【発明の実施の形態】図1は本発明におけるカセットテ
ープの駆動装置を示す平面図、図2はカセットテープ駆
動装置の主要部分を示す斜視図、図3はカセットテープ
がホルダに挿入されたときの引込み部材の動作の概略を
断面図で示すものでり、Aはカセットテープが挿入され
た状態、Bはカセットテープによって係止部が押し上げ
られた状態、Cは係止部がカセットテープの表面を摺動
している状態、Dは係止部がカセットテープのリール穴
を係止した状態をそれぞれ示している。また図4はアー
ムとカムスライダの切欠穴との関係を示す拡大平面図で
ある。
【0025】図1および図2に示すように、このカセッ
トテープ駆動装置11では、図示Y1側が出力口(図示
せず)を有する挿入側であり、Y2側がモータ(動力発
生/伝達手段)Mなどが設けられる装置奥部側である。
カセットテープ駆動装置11は、カセットテープCが前
記出入口を通じて図示Y2方向の装置奥部に挿入される
スロットイン・ローディング型である。
【0026】カセットテープ駆動装置11の中央には、
前記出入口から挿入されたカセットテープCを保持する
ホルダ(カセットテープ保持部材)12が設けられてい
る。またホルダ12のY2側には、ホルダ12を昇降動
作させる昇降部材13が設けられている。
【0027】前記ホルダ12は、薄い金属板などを折り
曲げることにより形成されており、その一方の側面12
Bには図示X1方向に延びる支持ピン14が設けられて
いる。またホルダ12は、前記両側面12B,12Bの
先端をそれぞれ内側に折り曲げた支持部12C,12C
を有しており、この支持部12C,12Cでカセットテ
ープCを保持できるようになっている。なお、前記ホル
ダ12の上面12Aには、後述する引込み部材が位置す
る略円形状の開口部12Dが形成されている。
【0028】前記昇降部材13は薄い金属板などを折り
曲げることによって形成されており、図示X1側の側面
13Bには切替えピン15が突設され、両側面13B,
13Bには支持ピン16,16が設けられている。な
お、前記切替えピン15は支持ピン16,16よりも図
示Y1側に設けられている。前記支持ピン16,16
は、カセットテープ駆動装置11の筐体(図示せず)に
回動自在に支持されており、前記昇降部材13の図示Y
1側の端部が図示上下方向(Z方向)に昇降移動するこ
とが可能とされてい。
【0029】昇降部材13の上面13Aには、図示Y1
−Y2方向(挿入および排出方向)に延びる長溝13D
が形成されている。前記昇降部材13の図示Y1側に
は、図示Z1方向に突出する掛止部13a,13aが形
成されており、ホルダ12の図示Y2側の縁部に形成さ
れた掛止穴12a,12aに挿通されており、ホルダ1
2と昇降部材13とは前記掛止穴12a,12aと掛止
部13a,13aを介して連結されている。そして、こ
の連結された状態で前記開口部12Dは長溝13Dの延
長線上に位置する関係となっている。
【0030】カセットテープ駆動装置11の一方の側部
には、側部筐体11Aが設けられている。前記側部筐体
11Aには、長溝11aと円弧形状の回動溝11bが穿
設されており、前記ホルダ12の支持ピン14および昇
降部材13の切替えピン15がそれぞれ挿通されてい
る。また側部筐体11Aには、カセットテープ駆動装置
11を平面で見たときに、前記ホルダ12および昇降部
材13の上部において、回転軸21を中心に図示α方向
およびβ方向に回動するアーム20が設けられている。
前記アーム20の先端には長溝22が穿設されており、
この長溝22には溝内を自在に移動する案内ピン36が
取り付けられている。そして、前記案内ピン36の下端
には引込み部材30が取り付けられている。
【0031】前記引込み部材30は、本体部分が図示Y
方向に延びた形状をしており、図示Y1側の先端が係止
部31とされている。図3に示すように、前記係止部3
1の上面側には、段差形状の規制部32が形成されてお
り、下面側にはテーパ状の受け部34とこれに連続して
下方に突出した係止凸部33が形成されている。また、
引込み部材30のY2側の下部には挿入/排出方向と交
差する方向に広がる押圧部35が形成されている。
【0032】図1に示すように、前記引込み部材30の
Y2方向の後端部は昇降部材13の長溝13Dの両縁部
に支持されており、図示Y方向に移動できるようになっ
ている。前記アーム20が挿入側となるα方向に回動し
ているときには、引込み部材30の係止部31が前記ホ
ルダ12の開口部12Dに位置している。またアーム2
0が装置奥部のβ方向に回動すると、係止部31は開口
部12Dを脱出して長溝13Dに入り込み、前記長溝1
3Dに沿って装置奥部(Y2)方向に移動させられる。
【0033】前記側部筐体11Aの外側の側面には、カ
ムスライダ(可動部材)40が設けられている。前記カ
ムスライダ40にはラック66が設けられており、図1
に示す駆動ギヤ71が噛み合っている。前記モータMと
駆動ギヤ71とは、プーリー72やその他の減速ギヤな
どを介して連結されている。なお、モータM、駆動ギヤ
71、プーリー72その他の減速ギヤおよびラック66
は、動力発生/伝達手段を構成している。
【0034】前記モータMが回転し、前記駆動ギヤ71
が正転および逆転方向に回転させられると、モータMの
駆動力がラック66を介してカムスライダ40に伝達さ
れるため、カムスライダ40が図示Y1方向およびY2
方向に移動させられるようになっている。
【0035】前記カムスライダ40の側面には、昇降用
のカム溝41,42が形成されており、前記ホルダ12
の支持ピン14と昇降部材13の切替えピン15が挿通
されている。前記昇降部材13の切替えピン15の先端
と、側部筐体11Aの下部に形成された掛止部11cと
の間にはコイルスプリングなどからなる付勢部材61が
架設されており、前記昇降部材13は常に図示Z2方向
に付勢されている。一方、カムスライダ40の上面に
は、切欠穴43が穿設されている。前記切欠穴43は、
段差部43a、狭幅部43b、戻し部43dなどを有し
ている。
【0036】前記カムスライダ40の上面には、トリガ
レバー50が設けられている。トリガレバー50の上面
50Aには、図示Y方向に延びる案内溝51,52、X
方向に延びる長溝53および掛止部54が設けられてい
る。前記案内溝51,52には、前記カムスライダ40
の上面40Aに突設されたピン44,45が挿通されて
いる。よって、トリガレバー50は、前記ピン44,4
5に沿って前記カムスライダ40の上面40Aを図示Y
方向に移動可能とされている。前記カムスライダ40の
上にトリガレバー50を重ねると、前記長溝53の下部
に切欠穴43が位置する関係となる。そして、前記長溝
53と切欠穴43には、前記アーム20に固定された操
作ピン23が挿通されている。
【0037】また掛止部54には、コイルスプリングな
どの付勢部材62の一端が掛止されている。前記付勢部
材62の他端は側部筐体11Aに形成された掛止部11
dに掛止されている。よって、トリガレバー50は、図
示Y1方向に付勢された状態で取り付けられている。
【0038】前記トリガレバー50の側面50Bには、
押圧片55が設けられており、前記側部筐体11Aに設
けられているスイッチ部材(図示せず)のアクチュエー
タを押圧できるようになっている。なお、トリガレバー
50が図示Y1方向に移動させられ、引込み部材30の
係止部31が開口部12Dに位置している初期状態(カ
セットテープが挿入される前の状態)では、前記トリガ
レバー50の押圧片55が、前記スイッチ部材のアクチ
ュエータを押圧するため、スイッチ部材がON状態に設
定される。
【0039】前記カセットテープ駆動装置11の図示X
2側には、記録用および再生用の磁気ヘッドを搭載した
可動板が設けられており、図示X方向に移動可能とされ
ている。また、ホルダ12および昇降部材13の下部に
は、カセットテープCのリール穴に入り込んで、テープ
の巻き送りおよび巻き戻しなどを行う2ケのリール(巻
取り用の駆動軸)などが設けられている。
【0040】なお、カセットテープ駆動装置11内に
は、装置全体の動作の制御を行う制御部が設けられてい
る。
【0041】以下、カセットテープ駆動装置の動作につ
いて説明する。 (カセットテープの挿入動作)図3Aに示すように、カ
セットテープCが出入口を通じてホルダ12内に挿入さ
れると、カセットテープCの先端がホルダ内の引込み部
材30の受け部34に当接する。さらにカセットテープ
Cが挿入されると、カセットテープCが、前記受け部3
4を奥部方向に押圧するため、引込み部材30がY2方
向に移動させられる。このとき、図3Bに示すように、
カセットテープCの前端部が受け部34をスライドしな
がら係止部31を持ち上げる。そして、この際のカセッ
トテープCの押込み力により、前記引込み部材30が湾
曲状に弾性変形するとともに、引込み部材30の規制部
32がホルダ12の開口部12DのY2方向の縁部を掛
止するため、引込み部材30のY2方向への移動を確実
に規制することができる。すなわち、規制部32がテー
パ形状ではなく段差形状であるため、開口部12Dの縁
部と掛止する引込み部材30の規制部32の掛止位置が
その都度変わることがなく、常に段差状の規制部32で
掛止することができる。よって、前記引込み部材30か
らカセットテープCの表面に大きな挟持力が作用するこ
とがなく、カセットテープCが装置内部で詰まって動作
不能となるメカロックを防止することができる。
【0042】そして、さらにカセットテープCが移動さ
せられると、図3Cに示すように引込み部材30がカセ
ットテープCの表面に乗り上げてこの表面を摺動する。
そして、図3Dに示すように引込み部材30の係止凸部
33がカセットテープCのリール穴C1に入り込むこと
により、前記係止凸部33がカセットテープCを係止す
る。このとき同時に、カセットテープCの縁部が前記引
込み部材30の押圧部35に当接する。
【0043】さらにカセットテープCがY2方向に移動
させられると、カセットテープCの縁部が前記引込み部
材30の押圧部35を押圧するため、カセットテープC
と引込み部材30とが一体となった状態で装置奥部方向
に移動させられる。
【0044】前記引込み部材30が、開口部12Dと対
向する位置から長溝13Dの内部を図示Y2方向に移動
させられるとき、引込み部材30を支持しているアーム
20が図示β方向に回動させられる(図4の(ii)参
照)。このとき、アーム20の操作ピン23が、トリガ
レバー50の長溝53を押圧するため、トリガレバー5
0が図示Y2方向に移動させられる。よって、押圧片5
5が前記スイッチ部材のアクチュエータから離れるた
め、前記スイッチ部材がOFF状態に切替えられる。
【0045】前記スイッチ部材がOFFに切替えられる
と、制御部がモータMを始動させ、カムスライダ40を
図示Y2方向に移動させる。このとき、図4に示すよう
に、カムスライダ40の切欠穴43の段差部43aが、
アーム20の操作ピン23をY2方向に押圧するため、
アーム20が図示β方向に回動させられる。よって、ア
ーム20の先端に支持されている引込み部材30を図示
Y2方向に移動させることができるため、引込み部材3
0の係止部31に係止されているカセットテープCを装
置奥部のY2方向に引き込むことができる。なお、この
とき前記操作ピン23はトリガレバー50の長溝53に
挿通されているため、前記トリガレバー50も一緒に装
置奥部方向に移動させられる。
【0046】アーム20が図示β方向に回動させられ、
前記引込み部材30が図1の破線で示す停止位置(又は
図4の(iii)の位置)に達すると、操作ピン23の回
動軌跡が段差部43aの直線的な移動軌跡から外れるた
め、前記段差部43aによる操作ピン23の掛止が解除
され、前記操作ピン23は切欠穴43内の狭幅部43b
に達する。なお、引込み部材30が停止位置に達する
と、アーム20はこれ以上β方向に回動させられること
はないので、トリガレバー50のY2方向への移動も停
止される。
【0047】ここで、前記トリガレバー50は、付勢部
材62によって図示Y1方向に付勢され、且つ操作ピン
23はトリガレバー50の長溝53(図2参照)に挿通
されているため、アーム20は付勢部材62によって図
示α方向に回動可能な状態にある。よって、アーム20
の操作ピン23が、切欠穴43の狭幅部43bの縁部4
3cを図示X2方向に付勢しているため、カムスライダ
40が前記狭幅部43b内をY方向に移動するときに
は、前記操作ピン23が前記狭幅部43bの縁部43c
を摺接しながら移動する。
【0048】また、前記停止位置からさらにカムスライ
ダ40がY2方向に移動させられる際には、支持ピン1
4がカム溝41の傾斜面41bを上部位置41aから下
部位置41bまで下降させられる。同時に、昇降部材1
3の切替えピン15が、カム溝42内の上部位置42a
から傾斜面42bを下降して下部位置42cまで移動さ
せられる。よって、昇降部材13の図示Y1の端部が、
前記支持ピン16,16を中心に図示γ方向に回動させ
られるため、ホルダ12を上方の挿入/排出位置から下
方の駆動位置に移動させることができる。このとき、前
記カセットテープCのリール穴C1に、カセット駆動装
置11内に設けられたリールが挿入される(図示せ
ず)。
【0049】ホルダ12およびカセットテープCが駆動
位置に移動させられると、カセットテープ駆動装置11
の動作モードは、次に操作者が操作ボタンが操作すのま
で持つ待機モードに設定される。そして、操作者が、カ
セットテープ駆動装置の前面パネルなどに設けられた操
作ボタンの操作が行われると、カセットテープ駆動装置
の動作モードがPLAYモード、RECモード、FFモ
ードまたはREWモードなどに移行させられる。
【0050】次に、カセットテープの排出動作について
説明する。 (通常の排出動作)イジェクトスイッチが押されると、
制御部はモータMを搬入時とは逆方向となる方向に駆動
させ、カムスライダ40を図示Y1方向に移動させる。
この際には、支持ピン14および切替えピン15がカム
溝41およびカム溝42内を移動し、前記傾斜面41
b、42bを登って下部位置41c,42cから上部位
置41a,42aにそれぞれ移動させられる。このと
き、昇降部材13は支持ピン16,16を中心に図示δ
方向に回動させられるため、ホルダ12の図示Y2側の
縁部がZ1方向に持ち上げられる。よって、ホルダ12
を下方の駆動位置から上方の挿入/排出位置に移動させ
ることができる。
【0051】またこのときには、前記操作ピン23が前
記切欠穴43の狭幅部43bの縁部43cを摺動する。
なお、操作ピン23が前記縁部43cに沿って摺動して
いる間は、前記アーム20が回動することはない。前記
カムスライダ40が図示Y1方向に移動させられ、段差
部43aが図4の点線で示す(a)位置から点線で示す
(b)位置に移動すると、前記縁部43cに沿って摺動
していた操作ピン23が付勢部材62の付勢力を受けて
図示α方向に回動し前記段差部43aに入り込む。そし
て、操作ピン23が、段差部43aに入り込むと、それ
以後は付勢部材62の付勢力を受けた操作ピン23が、
前記段差部43aを図示Y1方向に押圧するため、カム
スライダ40が出入口方向に押し出される。よって、操
作ピン23がトリガレバー50の長溝53をY1方向に
押圧することが可能となるため、トリガレバー50が前
記カムスライダ40と一体となって前記出入口方向に移
動させられる。
【0052】この際には、モータMの駆動力によらず付
勢部材62の付勢力だけで、アーム20の先端に係止さ
れている引込み部材30およびカセットテープCをY1
方向に排出させることができる。
【0053】すなわち、モータMの駆動力は、ホルダ1
2を駆動位置から挿入/排出位置に移動させる昇降動作
にのみ使用されている。
【0054】なお、トリガレバー50が図示Y1方向に
移動したときに、トリガレバー50の押圧片55が前記
スイッチ部材のアクチュエータを押圧するため、再び前
記スイッチ部材がON状態に切替えられて初期状態に復
帰する。
【0055】(メカロック時の排出動作)例えば、何ら
かの原因により係止凸部33がリール穴C1を係止して
いない状態でカセットテープCが搬入され、前記カセッ
トテープCがホルダ12内に詰まるメカロック状態が発
生したとする。なお、このメカロックの状態では、カセ
ットテープCおよび引込み部材30は挿入方向(Y2方
向)および排出方向(Y1方向)のいずれにも移動でき
ない状態にある。
【0056】このとき、制御部は、モータMを駆動した
にもかかわらず、所定の時間内にホルダ12が停止位置
に移動されないことを検知することにより、カセットテ
ープ駆動装置11がメカロック状態に陥ったと認識す
る。
【0057】メカロック状態では、カセットテープCお
よび引込み部材30は、ホルダ12内でロックされ図示
Y1およびY2のいずれの方向にも移動できない状態に
あるため、アーム20が回動せず、さらには操作ピン2
3が挿通されている長溝53を有するトリガレバー50
も移動できない状態にある。またカムスライダ40で
は、操作ピン23が切欠穴43の狭幅部43b内に位置
するため、カムスライダ40はY方向に移動可能な状態
にある。
【0058】よって、制御部は、前記モータMを挿入時
とは逆となる方向に回転させることにより、カムスライ
ダ40を図示Y1方向に移動させる。これにより、カム
スライダ40の前記切欠穴43の図示Y2側の縁の戻し
部43dが操作ピン23に当接し、さらに操作ピン23
を図示Y1方向に押圧する。よって、アーム20が図示
α方向に回動させられるため、引込み部材30を図示Y
1方向に押出す力を発生させることができる。そして、
この押出し力によって、メカロックしているカセットテ
ープCを出入口方向に強制的に排出することができる。
【0059】なお、この際におけるカムスライダ40の
前記戻し部43dの図示Y1方向への操作量は、少なく
ともアーム20の操作ピン23がカムスライダ40の切
欠穴43の段差部43aに入り始める位置(図4の
(b)の位置)以上であり、且つ引込み部材30の係止
凸部33がカセットテープCのリール穴C1に入り込む
までが好ましい。
【0060】少なくともこの操作量だけカムスライダ4
0を移動させることにより、カセットテープCの状態を
正常な状態に戻すことができ、その後は付勢部材62の
付勢力によってカセットテープCおよび引込み部材30
を初期モードの位置まで移動させることができる。
【0061】
【発明の効果】以上のように本発明では、挿入時にカセ
ットテープが引込み部材とホルダとの間で詰まるメカロ
ックの発生を防止できる。
【0062】またメカロックが発生した場合であって
も、強制的にカセットテープを排出させることができ
る。
【0063】よって、カセットテープのローディング動
作をスムーズに行うことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明におけるカセットテープの駆動装置を示
す平面図、
【図2】カセットテープ駆動装置の主要部分を示す斜視
図、
【図3】カセットテープがホルダに挿入されたときの引
込み部材の動作を示し、Aはカセットテープが挿入され
た状態、Bはカセットテープによって係止部が押し上げ
られた状態、Cは係止部がカセットテープの表面を摺動
している状態、Dは係止部がカセットテープのリール穴
を係止した状態、
【図4】アームとカムスライダの切欠穴との関係を示す
拡大平面図、
【図5】従来のカセットテープ駆動装置の第1の主要部
を示す断面図、
【図6】第2の主要部の動作を示す断面図であり、Aは
カセットテープ挿入前の状態、Bはカセットテープによ
って引込み部材が押し上げられた状態、Cは引込み部材
がカセットテープのリール穴を係止した状態、
【符号の説明】
11 カセットテープ駆動装置 12 ホルダ 12D 開口部 13 昇降部材 20 アーム 21 回転軸 23 操作ピン 30 引込み部材 31 係止部 32 規制部 33 係止凸部 34 受け部 35 押圧部 40 カムスライダ(可動部材) 43 切欠穴 43a 段差部 43b 狭幅部 43d 戻し部 50 トリガレバー 61,62 付勢部材

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 カセットテープを支持するホルダと、前
    記ホルダ内に装填されたカセットテープのリール穴を係
    止する係止部と、前記係止部を有し且つ前記ホルダ内で
    前記カセットテープを挿入方向および排出方向に案内す
    る引込み部材とを備えたカセットテープ駆動装置におい
    て、 前記係止部には、前記カセットテープと向き合う一方の
    面に、前記ホルダに挿入されたカセットテープの一部が
    当接する受け部が設けられ、他方の面に前記当接後にカ
    セットテープの挿入方向への移動を規制する段差形状の
    規制部が設けられていることを特徴とするカセットテー
    プ駆動装置。
  2. 【請求項2】 前記ホルダには、前記規制部が入り込ん
    で前記係止部材の挿入方向の移動を制限する開口部が形
    成されている請求項1記載のカセットテープ駆動装置。
  3. 【請求項3】 前記受け部が、テーパ面で形成されてい
    る請求項1記載のカセットテープ駆動装置。
  4. 【請求項4】 前記引込み部材が、前記カセットテープ
    の押込み力によって前記カセットテープから離れる方向
    に弾性変形させられることにより、前記規制部が前記開
    口部を係止する請求項1ないし3のいずれかに記載のカ
    セットテープ駆動装置。
  5. 【請求項5】 前記引込み部材が、挿入方向および排出
    方向に回動するアームである請求項1記載のカセットテ
    ープ駆動装置。
  6. 【請求項6】 出入口と、前記出入口から挿入されたカ
    セットテープを保持するホルダと、前記カセットテープ
    を係止して前記ホルダ内を移送する引込み部材と、前記
    引込み部材を支持するとともに挿入方向および排出方向
    に移送するアームと、前記アームを排出方向に付勢する
    付勢部材と、前記挿入方向および排出方向に移動可能で
    あり且つ前記ホルダを前記出入口と対向する挿入/排出
    位置とカセットテープの駆動を行う駆動位置との間を昇
    降移動させる可動部材と、前記可動部材を駆動する動力
    発生/伝達手段と、を備えたカセットテープ駆動装置に
    おいて、 前記アームには、アームを回動させる操作ピンが設けら
    れ、前記可動部材には、可動部材を排出方向に移動させ
    たときに、前記操作ピンを排出方向に強制的に回動せし
    める戻し部が形成されていることを特徴とするカセット
    テープ駆動装置。
  7. 【請求項7】 可動部材には、前記操作ピンが挿通され
    る狭幅部およびこの狭幅部に連続する段差部とを有する
    切欠穴が形成されており、前記可動部材が排出方向に移
    動するときに前記操作ピンが狭幅部から前記段差部に至
    ることで前記アームが排出方向に回動可能とされるもの
    であり、 前記戻し部は、前記操作ピンが段差部に至り且つ少なく
    とも前記係止部がカセットテープのリール穴を係止する
    まで前記可動部材が排出方向に移動させられる請求項6
    記載のカセットテープ駆動装置。
JP2001308404A 2001-10-04 2001-10-04 カセットテープ駆動装置 Pending JP2003123350A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2001308404A JP2003123350A (ja) 2001-10-04 2001-10-04 カセットテープ駆動装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2001308404A JP2003123350A (ja) 2001-10-04 2001-10-04 カセットテープ駆動装置

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2003123350A true JP2003123350A (ja) 2003-04-25

Family

ID=19127725

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2001308404A Pending JP2003123350A (ja) 2001-10-04 2001-10-04 カセットテープ駆動装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2003123350A (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2011150761A (ja) * 2010-01-22 2011-08-04 Fujitsu Ltd ライブラリ装置

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2011150761A (ja) * 2010-01-22 2011-08-04 Fujitsu Ltd ライブラリ装置

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US4337487A (en) Magnetic recording/reproducing apparatus
US4377829A (en) Player for magnetic tape cartridge recordings
JP2003123350A (ja) カセットテープ駆動装置
WO2002025663A1 (fr) Cartouche
US5132863A (en) Cassette eject mechanism of tape player
JPS6356619B2 (ja)
JPS6029063Y2 (ja) テ−ププレヤにおけるレバ−操作機構
JPS6343827B2 (ja)
US4689701A (en) Cassette loading mechanism for cassette deck
JP3042767B2 (ja) 車載用テープレコーダ
US5031475A (en) Power mechanism
JPS6314416B2 (ja)
JP2995634B2 (ja) テーププレーヤ
JPS6330705B2 (ja)
JP2616501B2 (ja) カセットローディング装置
KR900004464B1 (ko) 카세트 데크에서의 이젝트 기구의 기동기구
JP2935120B2 (ja) テーププレーヤ
JP2589676Y2 (ja) 情報機器の記録媒体ロック・排出装置
JP3026934B2 (ja) カセットイジェクト装置およびカセットテーププレーヤ
JP3638649B2 (ja) ディスクプレーヤ装置
JP2527178Y2 (ja) 音響再生装置
JPH0814922B2 (ja) 記録再生装置
JPS61229260A (ja) 磁気録音再生機のカセツト自動装填・排出装置
JPS6038779B2 (ja) テ−ププレ−ヤ−におけるカセットの装着制御装置
JPH01220256A (ja) テープレコーダ

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20040513

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20050317

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20050412

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20050606

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20050628

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20050822

A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 20051018