JP2003123345A - 磁気記録再生装置 - Google Patents

磁気記録再生装置

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JP2003123345A
JP2003123345A JP2001310751A JP2001310751A JP2003123345A JP 2003123345 A JP2003123345 A JP 2003123345A JP 2001310751 A JP2001310751 A JP 2001310751A JP 2001310751 A JP2001310751 A JP 2001310751A JP 2003123345 A JP2003123345 A JP 2003123345A
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JP
Japan
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capstan
motor
capstan motor
speed
drive control
Prior art date
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Pending
Application number
JP2001310751A
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English (en)
Inventor
Masahiro Abe
政博 阿部
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Funai Electric Co Ltd
Original Assignee
Funai Electric Co Ltd
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Publication date
Application filed by Funai Electric Co Ltd filed Critical Funai Electric Co Ltd
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Pending legal-status Critical Current

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Abstract

(57)【要約】 【課題】 高速早送りモードまたは高速巻き戻しモード
を実行するためのキャプスタンモータの起動時に、テー
プのはねや弛みを起こさないようにする。 【解決手段】 高速早送りモードまたは高速巻き戻しモ
ードを実行するためのキャプスタンモータの起動時、シ
ステムコントスーラ12は、キャプスタンモータ駆動回
路11を制御して、キャプスタンモータへの駆動電圧を
Lレベルまたはモータが回転を開始する電圧レベルから
徐々に上昇させていき、起動時から一定時間経過後また
はキャプスタンFGが計測可能となった時点で、キャプ
スタンFGによる通常の駆動制御に移行する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明はビデオカセットレコ
ーダ(VCR)等の磁気記録再生装置に係り、より詳細
には、高速早送りモードまたは高速巻き戻しモードを実
行するためのキャプスタンモータの起動時に、テープの
はねや弛みを起こさないようにした磁気記録再生装置に
関する。
【0002】
【従来の技術】従来より、テープの高速早送りまたは高
速巻き戻しを行うビデオカセットレコーダが提案されて
いる。
【0003】例えば、特開平7−44950号公報に記
載のものは、高速早送り(FF)または高速巻き戻し
(REW)動作開始時にテープスピードを100倍速で
始め、その後、対応する供給側リールまたは巻取側リー
ルのFGパルスに基づいてリール回転周期を計測し、そ
の計測結果からテープ残量を求めて、その後のテープス
ピードを200倍速に上げるか、100倍速のまま継続
するかを決定している。
【0004】このような従来のビデオカセットレコーダ
においては、FFまたはREW動作を開始するとき、モ
ータ起動時にキャプスタンモータに「H」の信号、すな
わち駆動電圧として5Vを供給してキャプスタンモータ
を駆動し、キャプスタンFG制御を開始していた。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】高速でFFまたはRE
W動作を行うとき、モータの回転をリールに伝達するギ
アのギア比が大きいため、モータにいきなりHレベルの
信号(すなわち、5Vの電圧)を供給すると、モータの
回転が低速回転であっても、リール側では急加速の回転
となって現れ、その慣性力によってテープのはねや弛み
が発生するといった問題があった。
【0006】また、モータの回転が一定速度以上に達す
るまでの間は、制御に有効なキャプスタンFGパルスも
入らない(すなわち、「H」と「L」の周期の長いFG
パルスしか入らない)ため、動作開始当初からFG制御
を行おうとしても行えず、このこともテープのはねや弛
みが発生する一因となっていた。
【0007】本発明はかかる問題点を解決すべく創案さ
れたもので、その目的は、高速早送りモードまたは高速
巻き戻しモードを実行するためのキャプスタンモータの
起動時に、テープのはねや弛みを起こさない磁気記録再
生装置を提供することにある。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するた
め、本発明の磁気記録再生装置は、高速早送りモードま
たは高速巻き戻しモードを実行するためのキャプスタン
モータの起動時、駆動制御部は、キャプスタンモータへ
の駆動電圧をLレベルまたはモータが回転を開始する電
圧レベルから徐々に上昇させていき、起動時から一定時
間経過後またはキャプスタンFGが計測可能となった時
点で、キャプスタンFGによる通常の駆動制御に移行す
ることを特徴とする。
【0009】このような特徴を有する本発明によれば、
キャプスタンモータの起動時、キャプスタンモータへの
駆動電圧をLレベルから徐々に上昇させていく。そのた
め、キャプスタンモータは、駆動電圧が0Vから徐々に
上昇し、例えば2.5Vを超えると、徐々に回転を開始
する。これにより、リールもスムーズに回転を開始する
ため、テープにはねや弛みを生じることがない。また、
起動時から一定時間経過後またはキャプスタンFGが計
測可能となった時点で、キャプスタンFGによる通常の
駆動制御に移行するので、高速早送りモードまたは高速
巻き戻しモードにスムーズに移行することができる。な
お、キャプスタンモータへの駆動電圧を、キャプスタン
モータが徐々に回転を開始する2.5Vから徐々に上昇
させていくようにしてもよい。このように、キャプスタ
ンモータの駆動を2.5Vから開始することで、駆動電
圧を0Vから2.5Vまで上昇させる時間を短縮するこ
とができる。
【0010】また、本発明の磁気記録再生装置は、高速
モードでのキャプスタンモータの起動時、駆動制御部
は、キャプスタンモータへの駆動電圧をLレベルまたは
モータが回転を開始する電圧レベルから徐々に上昇させ
ていき、起動時から一定時間経過後した時点で、キャプ
スタンFGによる通常の駆動制御に移行することを特徴
とする。
【0011】このような特徴を有する本発明によれば、
高速モードでのキャプスタンモータの起動時、リールの
回転をスムーズに開始することができるため、テープに
はねや弛みを生じることがない。また、起動時から一定
時間経過した時点で、キャプスタンFGによる通常の駆
動制御に移行するので、高速早送りモードまたは高速巻
き戻しモードにスムーズに移行することができる。さら
に、キャプスタンモータの駆動を2.5Vから開始する
ことで、駆動電圧を0Vから2.5Vまで上昇させる時
間を短縮することができる。
【0012】また、本発明の磁気記録再生装置は、キャ
プスタンモータの起動時、駆動制御部は、キャプスタン
モータへの駆動電圧をLレベルまたはモータが回転を開
始する電圧レベルから徐々に上昇させていき、キャプス
タンFGが計測可能となった時点で、キャプスタンFG
による通常の駆動制御に移行することを特徴とする。
【0013】このような特徴を有する本発明によれば、
キャプスタンモータの起動時、リールの回転をスムーズ
に開始することができるため、テープにはねや弛みを生
じることがない。また、キャプスタンFGが計測可能と
なった時点で、キャプスタンFGによる通常の駆動制御
に移行するので、高速早送りモードまたは高速巻き戻し
モードにスムーズに移行することができる。さらに、キ
ャプスタンモータの駆動を2.5Vから開始すること
で、駆動電圧を0Vから2.5Vまで上昇させる時間を
短縮することができる。
【0014】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態につい
て図面を参照して説明する。
【0015】図1は、本発明の磁気記録再生装置である
ビデオカセットレコーダの概略構成を示している。
【0016】図において、1はビデオデッキ(図示省
略)に装填されたテープであり、ローディングポスト
6,7によってテープカセット2から引き出され、回転
ドラム5に巻き付けられた状態を示している。すなわ
ち、このテープ1は、供給側リール3から引き出され、
インピーダンスローラ8、一方のローディングポスト6
等を介して回転ドラム5に巻き付けられ、他方のローデ
ィングポスト7、キャプスタン9等を介して巻取側リー
ル4に巻き取られるようになっている。ただし、バック
テンションポスト等の各種ポスト、及び消去ヘッドや音
声コントロールヘッド等は図示を省略している。
【0017】テープカセット2の供給側リール3及び巻
取側リール4は、リールモータ駆動回路10によって駆
動制御されており、キャプスタン9は、キャプスタンモ
ータ駆動回路11によって駆動制御されている。そし
て、これらリールモータ駆動回路10及びキャプスタン
モータ駆動回路11は、システムコントローラ12から
の駆動制御信号に基づいて、それぞれの機構の駆動制御
を行うようになっている。
【0018】また、システムコントローラ12には、キ
ャプスタンモータ(図示省略)のモータ軸に取り付けら
れた周波数発電機から出力されるキャプスタンFGが入
力されるようになっている。また、システムコントロー
ラ12には、図示しない早送りキーや巻戻しキー等の各
種操作キーを備えたキー入力部14の出力が導かれてい
るとともに、キャプスタンモータ起動後の一定時間を計
測するタイマー部15が接続された構成となっている。
【0019】システムコントローラ12は、高速早送り
モードまたは高速巻き戻しモードを実行するためのキャ
プスタンモータの起動時、キャプスタンモータ駆動回路
11を制御して、キャプスタンモータへの駆動電圧をL
レベルまたはモータが回転を開始する電圧レベルから徐
々に上昇させていく。そして、起動時から一定時間経過
後、またはキャプスタンFGが計測可能となった時点
で、キャプスタンFGによる通常の駆動制御に移行する
ようになっている。
【0020】すなわち、請求項に記載の駆動制御部はシ
ステムコントローラ12によって実現されており、シス
テムコントローラ12は、コンピュータ上で動作するソ
フトウエアを含む構成となっている。
【0021】次に、上記構成のビデオカセットレコーダ
における高速モード時の起動処理動作について、図2に
示すフローチャートを参照して説明する。
【0022】テープカセット2をビデオデッキ内に装填
した状態で、キー入力部14の早送りキーまたは巻戻し
キーを操作することにより、高速FFまたはREW動作
を開始すると(ステップS1)、システムコントローラ
12は、キャプスタンモータ駆動回路11を制御して、
キャプスタンモータを起動する(ステップS2)。そし
て、キャプスタンモータへの駆動電圧をLレベル(すな
わち、駆動電圧0V)から徐々に上昇させていく(ステ
ップS3)。またこのとき、システムコントローラ12
は、タイマー部15を起動して一定時間(例えば、1秒
等)の計測を開始する(ステップS4)。
【0023】そして、駆動電圧が例えば2.5Vを超え
ると(ステップS5でYesと判断されると)、キャプ
スタンモータが徐々に回転を開始する(ステップS
6)。これにより、供給側リール3及び巻取側リール4
もスムーズに回転を開始するので、テープ1にはねや弛
みを生じることなく、FFまたはREW動作を開始する
ことができる。
【0024】この後、タイマー部15によって一定時間
(1秒等)が経過するか(ステップS7でYesと判断
されるか)、またはキャプスタンFGが計測可能となっ
た時点(ステップS8でYesと判断された時点)で、
システムコントローラ12は、キャプスタンFGによる
通常の駆動制御、すなわち高速FFまたはREWの動作
制御に移行する(ステップS9)。これにより、キャプ
スタンモータの起動から高速FFまたは高速REW動作
にスムーズに移行することができる。
【0025】なお、上記の起動処理動作の説明では、ス
テップS3において、キャプスタンモータへの駆動電圧
をLレベル(すなわち、駆動電圧0V)から徐々に上昇
させていくようにしているが、キャプスタンモータへの
駆動電圧を、キャプスタンモータが徐々に回転を開始す
る2.5Vから徐々に上昇させていくようにしてもよ
い。このように、キャプスタンモータの駆動を2.5V
から開始することで、駆動電圧を0Vから2.5Vまで
上昇させる時間を短縮することができる。すなわち、タ
イマー部15での計測時間(ステップS7での判断)
を、上記の1秒から例えば0.5秒に短縮することがで
きる。
【0026】
【発明の効果】本発明の磁気記録再生装置によれば、キ
ャプスタンモータの起動時、キャプスタンモータへの駆
動電圧をLレベルから徐々に上昇させていくことによ
り、リールもスムーズに回転を開始するため、テープに
はねや弛みを生じることがない。また、起動時から一定
時間経過後またはキャプスタンFGが計測可能となった
時点で、キャプスタンFGによる通常の駆動制御に移行
するので、高速早送りモードまたは高速巻き戻しモード
にスムーズに移行することができる。さらに、キャプス
タンモータへの駆動電圧を、キャプスタンモータが徐々
に回転を開始する電圧レベル(例えば、2.5V)から
徐々に上昇させていくようにすることで、駆動電圧を0
Vから2.5Vまで上昇させる時間を短縮することがで
きる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のビデオカセットレコーダの概略構成図
である。
【図2】本発明のビデオカセットレコーダにおける高速
モード時の起動処理動作を説明するためのフローチャー
トである。
【符号の説明】
1 テープ 2 テープカセット 3 供給側リール 4 巻取側リール 5 回転ドラム 9 キャプスタン 10 リールモータ駆動回路 11 キャプスタンモータ駆動回路 12 システムコントローラ 14 キー入力部 15 タイマー部

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 高速早送りモードまたは高速巻き戻しモ
    ードを実行するためのキャプスタンモータの起動時、駆
    動制御部は、キャプスタンモータへの駆動電圧をLレベ
    ルまたはモータが回転を開始する電圧レベルから徐々に
    上昇させていき、起動時から一定時間経過後またはキャ
    プスタンFGが計測可能となった時点で、キャプスタン
    FGによる通常の駆動制御に移行することを特徴とする
    磁気記録再生装置。
  2. 【請求項2】 高速モードでのキャプスタンモータの起
    動時、駆動制御部は、キャプスタンモータへの駆動電圧
    をLレベルまたはモータが回転を開始する電圧レベルか
    ら徐々に上昇させていき、起動時から一定時間経過後し
    た時点で、キャプスタンFGによる通常の駆動制御に移
    行することを特徴とする磁気記録再生装置。
  3. 【請求項3】 高速モードでのキャプスタンモータの起
    動時、駆動制御部は、キャプスタンモータへの駆動電圧
    をLレベルまたはモータが回転を開始する電圧レベルか
    ら徐々に上昇させていき、キャプスタンFGが計測可能
    となった時点で、キャプスタンFGによる通常の駆動制
    御に移行することを特徴とする磁気記録再生装置。
JP2001310751A 2001-10-05 2001-10-05 磁気記録再生装置 Pending JP2003123345A (ja)

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