JP2003123262A - 光学式データ記憶媒体 - Google Patents

光学式データ記憶媒体

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JP2003123262A
JP2003123262A JP2002248864A JP2002248864A JP2003123262A JP 2003123262 A JP2003123262 A JP 2003123262A JP 2002248864 A JP2002248864 A JP 2002248864A JP 2002248864 A JP2002248864 A JP 2002248864A JP 2003123262 A JP2003123262 A JP 2003123262A
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amorphous
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spots
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Jathan D Edwards
ジェイサン・ディ・エドワーズ
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    • G11B7/24Record carriers characterised by shape, structure or physical properties, or by the selection of the material
    • G11B7/26Apparatus or processes specially adapted for the manufacture of record carriers
    • G11B7/268Post-production operations, e.g. initialising phase-change recording layers, checking for defects
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    • G11B7/004Recording, reproducing or erasing methods; Read, write or erase circuits therefor
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    • GPHYSICS
    • G11INFORMATION STORAGE
    • G11BINFORMATION STORAGE BASED ON RELATIVE MOVEMENT BETWEEN RECORD CARRIER AND TRANSDUCER
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  • Manufacturing & Machinery (AREA)
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 本発明は、光学媒体の相変化層を初期化する
ためのシステムおよび方法を提供する。 【解決手段】 本方法は、光学媒体10を通過する光学
ヘッド90の単一パスにおいて、相変化材料を非晶質状
態および結晶状態に交互に急冷することを含む。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、データ記憶媒体に
関し、さらに詳細には光学媒体を製作するための技術に
関する。
【0002】
【従来の技術】光学式記録媒体の一部の形態は、2つの
異なる相を帯びることができる材料にディジタル情報を
記録する。かかる媒体は、「相変化」媒体と呼ばれるこ
とが多い。非晶質相において、材料の分子は、長距離構
造を示さない。対照的に、結晶相において、分子は、長
距離秩序を有する。非晶質相における材料の反射率は、
結晶相における材料の反射率と異なる。
【0003】相変化記録層として相変化材料をディスク
に含むことができる。ディジタル情報は、非晶質材料の
領域および結晶材料の領域の形成によって相変化層に符
号化されることができる。相変化層に符号化されたディ
ジタル情報は、集束光下でディスクを回転し、光がディ
スクの異なる領域に達するときの反射率における変化を
検知することによって再生されることができる。
【0004】相変化記録層は、誘電体層間のポリカーボ
ネート基板に蒸着され、光反射および熱放散層で被覆さ
れることができる。相変化層を作製するために、スパッ
タリングなどの技術を用いることができる。相変化層
は、銀(Ag)、インジウム(In)、アンチモン(S
b)、テルル(Te)を含む化合物であってもよいが、
他の化合物も同様に用いることができる。
【0005】十分に加熱されると、相変化層の材料が融
解する。一旦、融解すると、材料は「急冷」または冷却
されて、2つの相、すなわち結晶相または非晶質相の1
つになることができる。一般に、急激な冷却を伴う高い
融解温度まで材料を加熱することによって、材料は非晶
質状態となる。しかし、冷却がさらにゆっくり進む場合
には、材料中の分子は、それ自体を整列する時間があ
り、材料は結晶状態となる。材料が非晶質になるように
するためには融解し、冷却しなければならないが、より
長い時間加熱した場合には、材料はより低い温度で結晶
相となる可能性がある。
【0006】光学式記録媒体は通常、レーザビームによ
って指定可能な莫大な数の非常に小さい領域を有する記
録帯を具備している。各領域における相変化材料は、1
つの状態から別の状態へ個別に変化させることができる
データサイトを形成し、それによってディジタルデータ
を記録することができる。データサイトは、通常、「デ
ータトラック」と呼ばれるトラックに配置される。その
ような光学式記録媒体に格納されるデータを消去した
り、および/または新たなデータを上書きしたりするこ
とができる。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、相変化材料
を具備する光学媒体を初期化するための技術に関する。
これらの技術の効果は、媒体を実用化する前に、複数回
の相変化サイクルによって媒体上の相変化材料を溶解さ
せることである。複数回の相変化サイクルを用いて媒体
を初期化することによって、記録されるデータにおける
ジッタを低減させるように記録層を調整する。
【0008】さらに、本発明は、光学ヘッドを通過する
ように媒体面を移動させ、媒体面上の光学ヘッドの一回
通過において、マルチサイクルの初期化を実行すること
によって、光学媒体を初期化するための技術に関する。
媒体面上の光学ヘッドの一回通過におけるマルチサイク
ルの初期化によって、製作時間を節約する。
【0009】初期化は、書換え可能コンパクトディス
ク、DVD−RWまたはDVD−RAMなどの相変化層
を用いた光学媒体にとって有益である。相変化媒体上に
記録されたディジタル情報は、一般に、1000回以上
の消去および上書きを行うことができる。集束レーザ光
の高密度のスポットが、記録、消去、上書きのために用
いられる。記録されたデータは、記録された領域を走査
し、非晶質領域および結晶化領域の異なる反射率の影響
を受ける集束レーザ光のより低い密度のスポットで再生
されることができる。
【0010】反射率において検知される変化は、正確に
隔てられた時間間隔で生じることが理想的である。実際
に検知される変化は通常、理想的なタイミングからある
程度の偏差を示し、この現象を「ジッタ」と呼ぶ。新た
に製作される相変化ディスクの第1の数媒体サイクルに
おいて、ジッタは、異なる形態で現れてもよい。「媒体
サイクル」は、非晶質相から結晶相へ、非晶質相に戻る
などの1つの相からもう1つの相へ、再び元の相と相変
化材料を変化させることを必要とする。相変化ディスク
は第1のサイクル中に著しいジッタを示し、第2のサイ
クルでジッタは実質的に減少し、第3のサイクルでさら
に減少する場合がある。別の場合には、相変化ディスク
は、第1のサイクル後にわずかなジッタを示すが、第2
のサイクルで実質的にジッタが増大する。一般に、ジッ
タは、数回の媒体サイクルの後、概ね消失するか、また
は著しく減少し、光学媒体がその耐用寿命の終わりに近
づくまで比較的一定のままである。
【0011】本発明は、製作工程中に複数の媒体サイク
ルによって相変化材料を溶解させることによって、媒体
の性能を向上し、ジッタを減少する。光学ヘッドの単一
パスにおいて、初期化が行われる。
【0012】
【課題を解決するための手段】一実施形態において、本
発明は、半導体レーザなどの少なくとも1つの光源を具
備するシステムを含む。光源は、相変化材料を含む光学
媒体において、少なくとも2つの非晶質融解領域および
少なくとも2つの結晶化領域を生成する。システムはま
た、光源に対して光学媒体を移動するドライブを具備
し、相変化材料を続いて第1の非晶質状態、第1の結晶
状態、第2の非晶質状態、第2の結晶状態へとする。光
源は、単一パスにおいて、相変化材料に少なくとも2つ
の媒体サイクルが生じるようにする。システムはさら
に、複数の光源を含んでもよい。
【0013】別の実施形態において、本発明は、相変化
材料を含む光学媒体に対して1つ以上の光源を指向させ
るステップと、光源に対して光学媒体を移動させるステ
ップと、を含む方法を提供する。単一パスにおいて、相
変化材料は続いて第1の非晶質状態、第1の結晶状態、
第2の非晶質状態、第2の結晶状態となる。本方法はま
た、1つのパターンに複数の光源を配置するステップ
と、光学媒体に対して複数の光源を指向させるステップ
と、を含んでもよい。
【0014】さらなる実施形態において、本発明は、相
変化材料における非晶質融解領域および結晶化領域を生
成する少なくとも1つの光源に対して、相変化材料を移
動させるステップを含む方法を含む。相変化材料は光源
に対して1回通過し、相変化材料を第1の非晶質状態、
第1の結晶状態、第2の非晶質状態、第2の結晶状態を
帯びさせる。
【0015】本発明の1つ以上の実施形態の詳細につい
ては、添付の図面および以下の説明に記載する。本発明
の別の特徴、目的、利点については、明細書、図面およ
び特許請求の範囲から明白となるであろう。
【0016】
【発明の実施の形態】図1は、相変化層を含む光学媒体
10の平面図を示した図である。光学媒体10は、相変
化ディスクなどの多数の相変化媒体のいずれであっても
よい。本発明は、光学媒体10において相変化材料を初
期化するための技術に関する。製作業者は、製作工程の
一部として初期化を行う。
【0017】図1は、初期化される任意の領域である複
数の初期化トラック14に分割される光学媒体10を示
している。通常、初期化トラックはデータトラックとし
て同一の方向に指向されるが、データトラックより広
い。各初期化トラックは1つ以上のデータトラックを含
むことができるが、初期化トラック当たりのデータトラ
ック数は自然数でなくてもよい。
【0018】1つ以上の光源からのスポット12は、光
学媒体10上に投影される。光源は、半導体レーザなど
1つ以上のレーザであることが好ましいが、光学媒体1
0の付近の光学ヘッドにおいて構成される。光源は、可
視波長または赤外波長などの不可視波長で光を発するこ
とができる。7ヶ所のスポット12が図1には示されて
いるが、光学ヘッドはより多くのスポットまたはより少
ないスポットを生成することができる。スポット12の
各々は、別々の光源で生成される。あるいは、1つの光
源は、2ヶ所以上のスポットを形成するために分割され
る光を発してもよい。図1に示されているように、スポ
ット12は1次元の配列を形成する。以下に説明するよ
うに、光学ヘッドは他のパターンでスポットを生成して
もよく、丸いスポット以外の初期形状を生成してもよ
い。
【0019】代表的なスポット16は、結晶化スポット
20によって包囲されている非晶質融解スポット18を
含む。非晶質融解スポット18および結晶化スポット2
0は、1つの集束された光源によって生成される。非晶
質融解スポット18および結晶化スポット20のサイズ
は、光源のパワー、光の集束光、光学媒体10の相変化
層の熱特性、誘電体層の熱特性、光反射/熱放散層の熱
特性などの因子に左右される。
【0020】図1において、非晶質融解スポット18
は、3つの初期化トラック14の径に等しく、結晶化ス
ポット20は、9つの初期化トラック14の径に等しか
った。かかる性質は説明のためであり、他のスポットサ
イズを用いてもよい。さらに、非晶質融解スポット18
と結晶化スポット20との間の境界は、はっきりした境
界である必要はない。
【0021】相変化材料の急冷状態は、材料に印加され
るエネルギー、そのエネルギーの露光時間の長さ、冷却
率の関数である。エネルギー伝達率は、結晶化スポット
20中より非晶質融解スポット18中の方が高い。した
がって、所期の時間に、非晶質融解スポット18によっ
て光学媒体10中に誘発される温度は通常、結晶化スポ
ット20によって誘発される温度よりはるかに高い。急
速冷却率を用いて、非晶質融解スポット18に曝露され
る相変化材料は、非晶質相へ急冷する。結晶化スポット
20の温度は、光学媒体10の相変化材料が同一時間内
に非晶質状態に達することができるほど十分に高くな
い。
【0022】光学媒体10は、スポット12に対して移
動する。スポット12に対する光学媒体10の経路は、
参照符号22によって示されている。光学ディスクの場
合には、光学媒体10は、通常、静止光学ヘッドに対し
て回転され、それによってスポット12をディスクにお
いて螺旋方向に指向される初期化トラック14に接触さ
せる。
【0023】光学ヘッドは、通常、光学媒体10の移動
方向22に垂直に移動することができる。光学ヘッドの
半径方向の移動によって、光学媒体10の他の領域にお
いて、スポット12を初期化トラックに接触させる。た
とえば、相変化ディスクにおいて、光学ヘッドはディス
クに対して半径方向に移動することができ、光学ヘッド
をディスクの中心に近づけるか、またはディスクの中心
から遠い位置に移動させる。
【0024】スポット12の1次元配列は、スポット1
2が光学媒体10の移動方向22に対してわずかにずれ
て整列するように指向される。その結果、光学媒体10
の移動によって、初期化トラック14の各点が複数のス
ポットと接触する。
【0025】図2(a)、図2(b)、図2(c)は、光学媒体
10の移動方向に対してわずかにずれるスポットの1次
元配列が、単一パスにおける複数回の相変化サイクルに
よって、代表的な初期化トラック30中の相変化材料を
どのように指向されるかを示している。特に、図2
(a)、図2(b)、図2(c)は、一連のスポット34〜56
に関する初期化トラック30の代表セグメント32の相
互作用を示している。図1に示されているスポット12
と同様に、スポット34〜56は、光学媒体10の移動
方向22に対してわずかにずれている。スポット34〜
56のそれぞれは、図1に示される代表スポット16と
同様に、非晶質融解スポットと、非晶質融解スポットを
包囲する結晶化スポットを含む。
【0026】図2(a)において、セグメント32は方向
22に移動し、セグメントにスポット38の結晶化スポ
ットを通過させる。スポット34,36は、初期化トラ
ック30に影響を及ぼさない。より正確に言えば、スポ
ット34,36は、初期化トラック30に隣接する媒体
10の領域に作用する。スポット38の結晶化スポット
は、初期化トラック30において相変化材料の結晶化を
促進することができるが、相変化材料を非晶質状態まで
融解させることはない。同様に、次にセグメント32が
遭遇するスポット40の結晶化スポットは、結晶化を促
進することができるが、非晶質状態まで融解しない。
【0027】図2(b)において、セグメント32は、ス
ポット42〜48と相互に作用する。スポット44の結
晶化スポットと同様に、スポット42の結晶化スポット
は、相変化材料の結晶化を促進することができる。しか
し、初期化トラック30がスポット44の非晶質融解ス
ポットを通過するとき、相変化材料は融解し、融解温度
から非晶質状態まで急激に急冷する。スポット44,4
6の結晶化スポットは相変化材料を結晶状態に戻すため
に十分に加熱されるので、相変化材料は非晶質状態のま
まではない。
【0028】初期化トラック30がスポット46の非晶
質融解スポットを通過するとき、材料は非晶質状態まで
急冷する。次に、スポット46,48の結晶化スポット
を通過すると、材料は結晶状態に戻る。初期化トラック
30がスポット48の非晶質融解スポットを通過すると
き、材料は再び非晶質状態まで急冷する。初期化トラッ
ク30において、図2(b)および図2(c)に示されている
ように、スポット48,50,52,54の結晶化スポ
ットを通過した後、材料は結晶状態に戻る。スポット5
6は、初期化トラック30に実質的に影響を及ぼさな
い。
【0029】初期化トラック30がスポット34〜56
を通過した後、初期化トラック30中の相変化材料は結
晶状態となる。スポット34〜56の通過によって、初
期化トラック30中の相変化材料は3回の媒体サイクル
を経て、非晶質から結晶に3回変化する。
【0030】注目すべきことは、初期化トラック30
は、単一パスにおいて3回の媒体サイクルを経験するこ
とである。初期化トラック30はスポット34〜56を
生成する光源のそばを3回通る必要はない。さらに、初
期化トラック30に隣接するトラックは、ほぼ同一の時
間で媒体循環を受ける。このように、単一パスは、複数
の初期化トラックからなる図1に示されているような3
サイクル領域24を生成することができる。
【0031】光源およびスポットの異なる配置構成によ
って、光源を通過する光学媒体の単一パスで多数回の媒
体サイクルを実現することができる。本発明は、スポッ
トの1次元配列に限定されるわけではない。
【0032】図3は、本発明の別の実施形態を示してお
り、スポットが2次元に指向されている。光学ヘッド
は、光学媒体10で列60,62,64にスポットを生
成することができる。図1,図2(a),図2(b),図2
(c)と同様に、各スポットは、非晶質融解スポットおよ
び結晶化スポットを含む。
【0033】光学媒体10は方向22に移動するため、
代表的な初期化トラック58中の相変化材料は、複数の
結晶化スポットおよび少なくとも1つの非晶質融解スポ
ット68を含むスポットの部分集合66に遭遇する。相
変化材料が非晶質融解スポット68に遭遇するとき、初
期化トラック58中の相変化材料は、非晶質状態まで急
冷し、部分集合66の結晶化スポットに遭遇した後で結
晶状態に戻る。スポットの部分集合66との遭遇によっ
て、相変化材料は媒体サイクルを経験することになる。
【0034】初期化トラック58中の相変化材料が、非
晶質融解スポット72,76を含むスポットの部分集合
70,74に遭遇するとき、材料は2回以上の媒体サイ
クルを経験する。材料がスポット64の配列を通過した
とき、材料は3回の媒体サイクルを経験した。3回の媒
体サイクルは、光学ヘッドを通過する光学媒体10の単
一パスで生じた。
【0035】図4は、本発明の他の実施形態を示してい
る。図4は、光学媒体10の3つの細長いスポット8
0,82,84を示している。たとえば、細長いスポッ
ト80は、棒状の非晶質融解領域86と、非晶質融解領
域86を包囲する棒状の結晶化領域88を含む。細長い
スポット82,84も同様に、非晶質融解領域および結
晶化領域を含む。
【0036】細長いスポット80,82,84は、レー
ザの配列によって作成されることができ、個別のレーザ
のエネルギーを集束して棒状の非晶質融解領域および棒
状の結晶化領域を形成する。細長いスポット80,8
2,84の形状は、わずかに不規則であってもよい。
【0037】細長いスポットは、広い初期化トラック7
8上を掃引する。光学媒体10が方向22に移動するた
め、相変化材料は、細長いスポット80の結晶化領域8
8に遭遇し、次に非晶質融解領域86に遭遇し、続いて
結晶化領域88に遭遇する。細長いスポット80との遭
遇によって、相変化材料は媒体サイクルを経験すること
になる。
【0038】データトラック30中の相変化材料は、細
長いスポット82,84に遭遇するとき、2回以上の媒
体サイクルを経験する。材料が細長いスポット84を通
過したとき、材料は3回の媒体サイクルを経験し、3回
の媒体サイクルは単一パスにおいて行われた。
【0039】図5は、光学媒体10を初期化するための
システム102を示している。システム102は相変化
ディスクを初期化することができるが、相変化媒体の別
の形態を初期化するために、類似の配置構成を用いるこ
ともできる。システム102は、支持材92に固定され
ることができる光学ヘッド90を含み、光学媒体10は
光学ヘッド90に近接するように回転される。ドライブ
98は、光学媒体10を回転する。光学ヘッド90は、
1つ以上の初期化トラックを含むことができる初期化区
画100を初期化する。
【0040】光学ヘッド90は、位置決め制御装置96
の制御下で、支持材92に沿って半径方向に移動するこ
とができる。位置決め制御装置96は、ドライブ98と
連動することができ、光学媒体10に対する光学ヘッド
90の位置を制御する。具体的には、位置決め制御装置
96は光学ヘッド90を半径方向に移動することがで
き、ドライブ98は光学媒体10を回転して、光学媒体
10の記録領域の任意の領域の付近に光学ヘッド90を
移動させることができる。このように、位置決め制御装
置96およびドライブ98は、初期化区画100の位置
を調整する。
【0041】位置決め制御装置96およびドライブ98
は、光学媒体10の面に沿った螺旋の経路において初期
化区画100を掃くように連動する。初期化区画100
は、一部を重複し、光学媒体10の記録領域を覆う。光
学媒体10に対する光学ヘッド90の単一パスは、相変
化材料を複数回、循環させるため、初期化区画100の
重複は、媒体循環を実現するためには必要としない。一
旦、光学ヘッド90が領域を初期化すると、その領域を
再び初期化する必要はない。したがって、重複量を最小
に抑えることが理想的である。しかし、実際問題とし
て、適度な量の重複は、初期化区画100における変動
などの誤差を補正するために有用であると考えられる。
【0042】したがって、光学媒体10の全記録領域
は、1回のパスで初期化される。複数の媒体サイクルに
よる初期化は、相変化層における微視材料混合物を調製
する。この調製によって、媒体の信頼性を向上させ、ジ
ッタによって生じる誤差をはじめとする再生データにお
ける誤差を低減する。光学ヘッド90の単一パスにおけ
る光学媒体10の初期化は、製作工程において時間を節
約する結果となる。媒体の大量生産は、さらに時間を節
約する。
【0043】光学ヘッド90は、上述のパターンの1つ
によるか、または別のパターンによって、光学媒体10
上にスポットを形成することができる。光学ヘッド90
は、さまざまな1次元または多次元構成のうちの1つに
配置された多数のレーザまたは他の光源を含んでもよ
い。
【0044】システム102は、光学ヘッド90におい
て個別の光源を入れたり切ったりするように構成された
ヘッド制御装置94をさらに含むことができる。ヘッド
制御装置94はまた、たとえば、光学ヘッド90におけ
る個別のレーザのパルス幅および変調周波数を制御する
ことができる。ヘッド制御装置94はまた、ある環境で
は光源を切ることができる。ディスクの記録領域の一番
内側または外側の縁の付近でデータトラックを初期化す
るときには、たとえば、光源の一部は、記録領域を越え
てスポットを形成する可能性があり、その結果、そのよ
うなスポットは相変化材料を初期化する必要はない。そ
のようなスポットを生成する光源は、レーザ制御装置9
4によって切ってもよい。
【0045】本発明の多数の実施形態について記載され
ているが、本発明の範囲を逸脱することなく、さまざま
な修正を行うことができる。たとえば、本発明は、図面
に示されたようなスポットの特定の配置構成に限定され
るわけではない。単一パスにおける複数の媒体サイクル
を実現するために、スポットのその他のさまざまな構成
を用いることができる。
【0046】記載された実施形態は3回の媒体サイクル
を生じているが、本発明は3回の媒体サイクルに限定さ
れるわけではない。ある種類の光学媒体は、4回以上の
媒体サイクルの後に、うまく作動することができ、別種
の光学媒体は、3回未満の媒体サイクルの後にうまく作
動することができる。
【0047】本発明は、特定の数の光源に限定されるわ
けではない。光源は、直線に配置される必要はない。さ
らに、光源は、円形スポットまたは棒状のスポットにそ
のエネルギーを集束するために配置される必要はない。
【0048】本発明による初期化技術は、光学媒体の製
作工程に特に有用である場合があるが、別法として、た
とえば、減速された速度ではあるが、サービスプロバイ
ダまたはエンドユーザに加えられる中間値によって、製
作後に実行されることも可能である。
【0049】これらの実施形態および他の実施形態は、
以下の特許請求の範囲内に包含される。
【図面の簡単な説明】
【図1】 光学ヘッドからのスポットの構成を含む光学
媒体の初期化を示した平面図である。
【図2】 光学媒体の初期化トラックの初期化を示す図
である。
【図3】 光学ヘッドから別の構成のスポットを用いた
光学媒体の初期化を示した図である。
【図4】 光学ヘッドから他の構成のスポットを用いた
光学媒体の初期化を示した図である。
【図5】 光学媒体を初期化するためのシステムの図で
ある。
【符号の説明】
10 光学媒体 12 スポット 14 初期化トラック 16 代表的なスポット 18 非晶質融解スポット 20 結晶化スポット 22 スポット12に対する光学媒体10の経路 24 3サイクル領域 30 初期化トラック 32 セグメント 34 スポット 36 スポット 38 スポット 40 スポット 42 スポット 44 スポット 46 スポット 48 スポット 50 スポット 52 スポット 54 スポット 56 スポット 58 初期化トラック 60 スポットの配列 62 スポットの配列 64 スポットの配列 66 スポットの部分集合 68 非晶質融解スポット 70 スポットの部分集合 72 非晶質融解スポット 74 スポットの部分集合 76 非晶質融解スポット 78 初期化トラック 80 細長いスポット 82 細長いスポット 84 細長いスポット 86 棒状の非晶質融解領域 88 棒状の結晶化領域 90 光学ヘッド 92 指示材 94 ヘッド制御装置 96 位置決め制御装置 98 ドライブ 100 初期化区画 102 光学媒体10を初期化するためのシステム

Claims (9)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 相変化材料を含む光学媒体において、少
    なくとも2つの非晶質融解領域および少なくとも2つの
    結晶化領域を生成する少なくとも1つの光源と、 単一パスにおいて、前記光源に対して前記光学媒体を移
    動するドライブであって、前記相変化材料を続けて第1
    の非晶質状態、第1の結晶状態、第2の非晶質状態、第
    2の結晶状態へとするドライブと、を具備するシステ
    ム。
  2. 【請求項2】 前記ドライブが前記光源に対して前記光
    学媒体を移動させ、前記相変化材料を第3の結晶状態と
    し、前記第3の結晶状態が前記第1の非晶質状態に先行
    している、請求項1に記載のシステム。
  3. 【請求項3】 前記ドライブが前記光源に対して前記光
    学媒体を移動させ、前記相変化材料を前記第2の結晶状
    態の次に第3の非晶質状態とする、請求項1に記載のシ
    ステム。
  4. 【請求項4】 前記光源が第1の光源であり、前記シス
    テムがさらに、 第2の光源および第3の光源を含み、 前記第1の光源が前記相変化材料を前記第1の非晶質状
    態とし、前記第2の光源が前記相変化材料を前記第1の
    結晶状態とし、前記第3の光源が前記相変化材料を前記
    第2の非晶質状態とする、請求項1に記載のシステム。
  5. 【請求項5】 前記光源が第1の光源であり、前記シス
    テムがさらに第2の光源を含み、 前記第1の光源が前記相変化材料を前記第1の結晶状態
    の次に前記第1の非晶質状態とし、前記第2の光源が前
    記相変化材料を前記第2の結晶状態の次に前記第2の非
    晶質状態とする請求項1に記載のシステム。
  6. 【請求項6】 相変化材料を含む光学媒体に対して少な
    くとも1つ以上の光源を指向させるステップと、 単一パスにおいて前記光源に対して前記光学媒体を移動
    させ、相変化材料を続けて第1の非晶質状態、第1の結
    晶状態、第2の非晶質状態、第2の結晶状態とするステ
    ップと、を含む方法。
  7. 【請求項7】 前記光源を用いて、前記材料における第
    1の非晶質融解領域、前記材料における第1の結晶化領
    域、前記材料における第2の非晶質融解領域、前記材料
    における第2の結晶化領域を生成するステップをさらに
    含む請求項6に記載の方法。
  8. 【請求項8】 複数の光源をパターンに配置するステッ
    プと、 前記光学媒体に対して前記複数の光源を指向させるステ
    ップと、をさらに含む請求項6に記載の方法。
  9. 【請求項9】 複数の光源をパターンに配置するステッ
    プは、前記複数の光源を2次元パターンに配置するステ
    ップを含む請求項8に記載の方法。
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