JP2003121182A - ナビゲーション装置 - Google Patents
ナビゲーション装置Info
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Abstract
びその経路を利用者に提示し案内し得るナビゲーション
装置を提供する。 【解決手段】 ナビゲーション装置20では、入力装置
25により、目的地、目的地への到着希望時刻および希
望経由地の種別を入力し、希望経由地の種別に合致する
施設等を経路探索プログラム22bにより地図情報デー
タベース23の経由地情報から検索する。車両の現在地
から検索された施設等を経由して目的地に至る寄り道経
路を経路探索プログラム22bにより地図情報データベ
ース23の道路情報から探索し、寄り道経路を車両が走
行した場合の目的地への到着予想時刻を予想時間算出プ
ログラム22cにより算出し、寄り道経路であって算出
された到着予想時刻が到着希望時刻よりも前となる経路
を経路候補抽出プログラム22dにより寄り道案内経路
候補として抽出して描画プログラム22fにより利用者
に提示する。
Description
の経路途中に寄り道を希望する希望経由地を含めて、車
両の現在地から該目的地までの経路を案内するナビゲー
ション装置に関するものである。
希望する希望経由地を含めて、車両の現在地から該目的
地までの経路を案内するナビゲーション装置として、例
えば、特開平11−201766号公報に開示される
「経路誘導装置」がある。この「経路誘導装置」では、
立ち寄りたい最適な経由地を選出する条件として、目的
地までに立ち寄る経由地の属性(レストラン、給油所、
トイレ等)、この経由地属性に関する詳細条件(トイレ
がある場所の種類や給油所メーカー名や使用可能なクレ
ジットカード会社名等)、経由地到着希望時刻、目的地
到着希望時刻等を入力し、これらの情報に基づいて、最
適経路、各経由地および目的地への到着予想時刻を求め
て表示する構成を採っている。
報に開示される「経路誘導装置」によると、立ち寄りた
い経由地の属性のほか、経由地へ到着する希望時刻もし
くは経由地に滞在したい時間等を詳細に指定する必要が
あり、これらの入力がなければ最適経路等を検索するこ
とができない。つまり、立ち寄りたい最適な経由地を検
索するには、多項目の諸情報を入力しなければならず、
簡易な操作により検索することができないという問題が
ある。
望の時間より早く到着することが予想されるときに、途
中で時間をつぶせる場所を見つけたいというような場合
であっても、経由地として特に時間等を細かに指定する
ような煩わしい操作なしには立ち寄れる(経由できる)
場所を見つけることはできない。
装置」では、立ち寄りたい最適な経由地を検索すること
はできても、その経由地に滞在する時間をも入力情報に
設定していることから、逆に滞在可能な時間を算出して
利用者に提示することはできない。つまり、当該経由地
へ立ち寄るとした場合、そこでどれほどの時間をつぶす
ことになるかを知ることはできないという問題がある。
導装置」では、立ち寄りたい最適な経由地へ向かう途
中、例えば事故渋滞の発生等により交通事情が変化した
場合、そのまま当該案内経路に従って経由地に向かって
いては、当初の目的地に希望時間までに到着することが
できなくなることもある。そのため、当該事故渋滞等の
発生道路を迂回等する新たな経路案内を行う必要から、
このような場合には再度各諸情報を入力しなければなら
ない。つまり、時々刻々と変化する道路交通状況に対応
して案内経路を自動的に変更することができないという
問題もある。
なされたものであり、その目的とするところは、簡易な
操作により、寄り道可能な経由地およびその経路を利用
者に提示し案内し得るナビゲーション装置を提供するこ
とにある。また、本発明の別の目的は、寄り道可能な経
由地の滞在可能時間を案内し得るナビゲーション装置を
提供することにある。さらに、本発明の別の目的は、寄
り道可能な経由地への案内途中、道路交通状況に対応し
て案内経路を自動的に変更し得るナビゲーション装置を
提供することにある。
上記目的を達成するため、請求項1のナビゲーション装
置では、目的地に至るまでの経路途中に寄り道を希望す
る希望経由地を含めて、車両の現在地から該目的地まで
の経路を案内するナビゲーション装置であって、道路情
報を記憶した道路情報記憶手段と、経由地情報を記憶し
た経由地情報記憶手段と、前記目的地、前記目的地への
到着希望時刻および前記希望経由地の種別を入力する入
力手段と、前記入力手段により入力された前記希望経由
地の種別に合致する検索経由地を、前記経由地情報記憶
手段から検索する経由地検索手段と、前記車両の現在地
から、前記経由地検索手段により検索された前記検索経
由地を経由して前記目的地に至る寄り道経路を、前記道
路情報記憶手段から探索する寄り道経路探索手段と、前
記寄り道経路探索手段により探索された前記寄り道経路
を前記車両が走行した場合の前記目的地への到着予想時
刻を算出する到着予想時刻算出手段と、前記寄り道経路
探索手段により探索された前記寄り道経路であって、前
記到着予想時刻算出手段により算出された前記到着予想
時刻が前記入力手段により入力された前記到着希望時刻
よりも前となる経路を、寄り道案内経路候補として抽出
する案内経路候補抽出手段と、前記案内経路候補抽出手
段により抽出された前記寄り道案内経路候補を利用者に
提示する案内経路候補提示手段と、を備えたことを技術
的特徴とする。
の地形、道幅、通行方向や速度規制等の各種情報のこと
をいい、「経由地情報」とは、レストラン、ガソリンス
タンド、郵便局、ゲームセンタ、コンビニエンススト
ア、観光地、名所旧跡、公園等の各施設等(以下、これ
らを「施設等」という)の所在位置および名称等を一意
に表す情報のことである。また「希望経由地の種別」と
は、希望経由地をその内容別に分類した分類名称のこと
で、例えば、レストラン、ガソリンスタンド、郵便局、
ゲームセンタ、コンビニエンスストア、観光地、名所旧
跡、公園等がこれに相当する。
的地、目的地への到着希望時刻および希望経由地の種別
を入力すると、入力された希望経由地の種別に合致する
検索経由地を経由地検索手段により経由地情報記憶手段
から検索する。そして、車両の現在地から、経由地検索
手段により検索された検索経由地を経由して目的地に至
る寄り道経路を、寄り道経路探索手段により道路情報記
憶手段から探索し、この探索された寄り道経路を車両が
走行した場合の目的地への到着予想時刻を到着予想時刻
算出手段により算出し、さらに寄り道経路探索手段によ
り探索された寄り道経路であって、到着予想時刻算出手
段により算出された到着予想時刻が入力手段により入力
された到着希望時刻よりも前となる経路を、案内経路候
補抽出手段により寄り道案内経路候補として抽出する。
つまり、探索された寄り道経路(1本または複数本)を
経由しても到着希望時刻に間に合うものを寄り道案内経
路候補として抽出する。そして、案内経路候補提示手段
により、この抽出された寄り道案内経路候補を利用者に
提示する。これにより、利用者は、目的地、目的地への
到着希望時刻および希望経由地の種別を入力するだけ
で、到着希望時刻に間に合う寄り道案内経路候補として
寄り道可能な経由地を知ることができる。したがって、
簡易な操作により寄り道可能な経由地およびその経路を
利用者に提示し案内し得る効果がある。
は、請求項1において、前記案内経路候補抽出手段によ
り抽出された前記寄り道案内経路候補に対応する、前記
到着希望時刻と前記到着予想時刻との差を、前記検索経
由地の滞在可能時間として算出する滞在時間算出手段を
備え、前記滞在時間算出手段により算出された前記滞在
可能時間を、前記案内経路候補提示手段によって、前記
寄り道案内経路候補とともに利用者に提示することを技
術的特徴とする。
より、寄り道案内経路候補に対応する、到着希望時刻と
到着予想時刻との差を、検索経由地の滞在可能時間とし
て算出し、案内経路候補提示手段により、この滞在可能
時間を寄り道案内経路候補とともに利用者に提示する。
これにより、寄り道案内経路候補により経由する検索経
由地の滞在可能時間も、当該寄り道案内経路候補と併せ
て利用者に提示されるので、利用者は、寄り道可能な経
由地で行動する時間の目安も知ることができる。したが
って、簡易な操作により、寄り道可能な経由地およびそ
の経路を利用者に提示し案内し得る効果に加えて、寄り
道可能な経由地の滞在可能時間をも案内し得る効果があ
る。
は、請求項1または2において、外部から道路交通情報
を取得する交通情報取得手段を備え、前記案内経路候補
提示手段により提示された前記寄り道案内経路候補によ
る経路案内の実行中に、前記交通情報取得手段により取
得された前記道路交通情報に基づいて前記到着予想時刻
を再度算出し、前記再度算出された到着再予想時刻が前
記到着希望時刻より後になった場合、その旨を利用者に
通知するとともに、車両の現在地から前記目的地まで寄
り道なく前記目的地に至る直行経路を、前記道路情報記
憶手段から探索する直行経路探索手段を備えることを技
術的特徴とする。
よって、案内経路候補提示手段により提示された寄り道
案内経路候補による経路案内の実行中に交通情報取得手
段により取得された道路交通情報に基づいて到着予想時
刻を再度算出し、再度算出された到着再予想時刻が到着
希望時刻より後になった場合、その旨を利用者に通知す
るとともに、車両の現在地から目的地まで寄り道なく目
的地に至る直行経路を道路情報記憶手段から探索する。
つまり、道路交通情報に基づいて到着予想時刻を再度算
出した到着再予想時刻が、到着希望時刻に間に合わない
場合には、その旨を利用者に通知し、さらに寄り道なく
目的地に至る直行経路を探索する。これにより、利用者
により一旦決定された寄り道可能な経由地へ向かう途
中、例えば事故渋滞の発生等により交通事情が変化して
も、交通情報取得手段による道路交通情報に基づいて到
着予想時刻を再度算出した到着再予想時刻が、到着希望
時刻に間に合わない場合には、その旨を利用者に通知
し、さらに寄り道なく目的地に至る直行経路を探索する
ので、利用者に何らの操作する負担を与えることなく、
目的地に直行する経路を自動的に探索し案内することが
できる。したがって、簡易な操作により、寄り道可能な
経由地およびその経路を利用者に提示し案内し得る効果
に加え、寄り道可能な経由地への案内途中、道路交通状
況に対応して案内経路を自動的に変更し得る効果があ
る。
ゲーション装置では、目的地に至るまでの経路途中に寄
り道を希望する希望経由地を含めて、車両の現在地から
該目的地までの経路を案内するナビゲーション装置であ
って、道路情報を記憶した道路情報記憶手段と、経由地
情報を記憶した経由地情報記憶手段と、前記目的地、前
記目的地への到着希望時刻および前記希望経由地の種別
を入力する入力手段と、前記入力手段により入力された
前記希望経由地の種別に合致する検索経由地を、前記経
由地情報記憶手段から検索する経由地検索手段と、前記
車両の現在地から、前記経由地検索手段により検索され
た前記検索経由地を経由して前記目的地に至る寄り道経
路を、前記道路情報記憶手段から探索する寄り道経路探
索手段と、現在時刻に前記現在地を出発した場合、前記
経由地検索手段により検索された前記検索経由地に到着
する経由地到着予想時刻を算出する経由地到着予想時刻
算出手段と、前記検索経由地を出発する時刻であって、
前記入力手段により入力された前記到着希望時刻に前記
目的地に到着可能な経由地出発時刻を、算出する経由地
出発時刻算出手段と、前記寄り道経路探索手段により探
索された前記寄り道経路であって、前記経由地出発時刻
算出手段により算出された前記経由地出発時刻が前記経
由地到着予想時刻算出手段により算出された前記経由地
到着予想時刻よりも後となる経路を、寄り道案内経路候
補として抽出する案内経路候補抽出手段と、前記案内経
路候補抽出手段により抽出された前記寄り道案内経路候
補を利用者に提示する案内経路候補提示手段と、を備え
たことを技術的特徴とする。
的地、目的地への到着希望時刻および希望経由地の種別
を入力すると、入力された希望経由地の種別に合致する
検索経由地を経由地検索手段により経由地情報記憶手段
から検索する。そして、車両の現在地から、経由地検索
手段により検索された検索経由地を経由して目的地に至
る寄り道経路を、寄り道経路探索手段により道路情報記
憶手段から探索し、現在時刻に現在地を出発した場合、
この検索された検索経由地に到着する経由地到着予想時
刻を経由地到着予想時刻算出手段により算出し、さらに
検索経由地を出発する時刻であって、入力手段により入
力された到着希望時刻に目的地に到着可能な経由地出発
時刻を、経由地出発時刻算出手段により算出する。そし
て、寄り道経路探索手段により探索された寄り道経路で
あって、当該経由地出発時刻が当該経由地到着予想時刻
よりも後となる経路を、案内経路候補抽出手段により寄
り道案内経路候補として抽出する。つまり、目的地に到
着したい到着希望時刻に間に合うように、検索経由地
(1または複数)の出発時刻を算出し、探索された寄り
道経路(1本または複数本)を経由しても到着希望時刻
に間に合うものを寄り道案内経路候補として抽出する。
そして、案内経路候補提示手段により、この抽出された
寄り道案内経路候補を利用者に提示する。これにより、
時刻別に寄り道経路の所要時間が算出できる場合に、目
的地への到着希望時刻付近での所要時間を参照できるの
で、より検索経由地の出発時刻をより確からしく推定す
ることができる。つまり、目的地への経路上の諸地点に
おける、希望到着時刻から逆算した時刻に予想される交
通規制や渋滞予想規制等を反映した経路計画を行うこと
ができる。したがって、簡易な操作でありながら、寄り
道可能な経由地およびその経路を高精度に案内し得る効
果がある。
は、請求項4において、前記案内経路候補抽出手段によ
り抽出された前記寄り道案内経路候補に対応する、前記
経由地出発時刻と前記経由地到着予想時刻との差を、前
記検索経由地の滞在可能時間として算出する滞在時間算
出手段を備え、前記滞在時間算出手段により算出された
前記滞在可能時間を、前記案内経路候補提示手段によっ
て、前記寄り道案内経路候補とともに利用者に提示する
ことを技術的特徴とする。
より、寄り道案内経路候補に対応する、経由地出発時刻
と経由地到着予想時刻との差を、検索経由地の滞在可能
時間として算出し、案内経路候補提示手段により、この
滞在可能時間を寄り道案内経路候補とともに利用者に提
示する。これにより、寄り道案内経路候補により経由す
る検索経由地の滞在可能時間も、当該寄り道案内経路候
補と併せて利用者に提示されるので、利用者は、寄り道
可能な経由地で行動する時間の目安も知ることができ
る。したがって、簡易な操作により、寄り道可能な経由
地およびその経路を利用者に提示し案内し得る効果に加
えて、寄り道可能な経由地の滞在可能時間をも案内し得
る効果がある。
は、請求項4または5において、外部から道路交通情報
を取得する交通情報取得手段を備え、前記案内経路候補
提示手段により提示された前記寄り道案内経路候補によ
る経路案内の実行中に、前記交通情報取得手段により取
得された前記道路交通情報に基づいて前記経由地出発時
刻を再度算出し、前記再度算出された経由地再出発時刻
が前記経由地到着予想時刻より前になった場合、その旨
を利用者に通知するとともに、車両の現在地から前記目
的地まで寄り道なく前記目的地に至る直行経路を、前記
道路情報記憶手段から探索する直行経路探索手段を備え
ることを技術的特徴とする。
よって、案内経路候補提示手段により提示された寄り道
案内経路候補による経路案内の実行中に交通情報取得手
段により取得された道路交通情報に基づいて経由地出発
時刻を再度算出し、再度算出された経由地再出発時刻が
経由地到着予想時刻より前になった場合、その旨を利用
者に通知するとともに、車両の現在地から目的地まで寄
り道なく目的地に至る直行経路を道路情報記憶手段から
探索する。つまり、道路交通情報に基づいて経由地出発
時刻を再度算出した経由地再出発時刻が、経由地到着予
想時刻を超えた(経由地到着予想時刻が経由地再出発時
刻に間に合わない)場合には、その旨を利用者に通知
し、さらに寄り道なく目的地に至る直行経路を探索す
る。これにより、利用者により一旦決定された寄り道可
能な経由地へ向かう途中、例えば事故渋滞の発生等によ
り交通事情が変化しても、交通情報取得手段による道路
交通情報に基づいて経由地出発時刻を再度算出した経由
地再出発時刻が経由地到着予想時刻を超えた場合には、
その旨を利用者に通知し、さらに寄り道なく目的地に至
る直行経路を探索するので、利用者に何らの操作する負
担を与えることなく、目的地に直行する経路を自動的に
探索し案内することができる。したがって、簡易な操作
により、寄り道可能な経由地およびその経路を利用者に
提示し案内し得る効果に加えて、寄り道可能な経由地へ
の案内途中、道路交通状況に対応して案内経路を自動的
に変更し得る効果がある。
置では、請求項2、3、5、6のいずれか一項におい
て、案内経路候補提示手段は、滞在可能時間の長い順に
並べて、寄り道案内経路候補および滞在可能時間を表示
することを技術的特徴とする。
段により、寄り道案内経路候補および滞在可能時間を滞
在可能時間の長い順に並べて表示するので、寄り道可能
な経由地でどの程度の時間をとることができるかという
ことを基準に、寄り道可能な経由地を選択することがで
きる。また滞在可能時間の長い順、即ち移動時間が少な
い順に表示されるので、移動時間の短さを基準に、寄り
道可能な経由地を選択することができる。したがって、
簡易な操作により、寄り道可能な経由地およびその経路
を視覚によりさらに把握し易い形式で案内し得る効果が
ある。
は、請求項2、3、5〜7のいずれか一項において、前
記経由地情報記憶手段に記憶される前記経由地情報は、
経由地情報の種別ごとに、前記利用者による滞在時間の
最小値である最低滞在時間を有しており、前記案内経路
候補抽出手段は、前記寄り道経路探索手段により探索さ
れた前記検索経由地に対応する前記寄り道経路であっ
て、前記滞在可能時間が前記最低滞在時間より長くなる
経路を、前記寄り道案内経路候補として抽出することを
技術的特徴とする。
段により、検索経由地に対応する寄り道経路であって滞
在可能時間が最低滞在時間より長くなる経路を、寄り道
案内経路候補として抽出する。これにより、例えば、レ
ストランでは最小値40分、ガソリンスタンドやコンビ
ニエンスストアでは最小値10分、というように希望経
由地の種別ごとに目安となる滞在時間を予め記憶してお
くことができるので、案内経路候補抽出手段により寄り
道案内経路候補を抽出するとき、例えば「レストランで
滞在可能時間5分」というような利用者に選択される可
能性の低い寄り道経路案内候補の抽出を防止することが
できる。したがって、簡易な操作であっても、実情に沿
わない寄り道可能な経由地を除いて、寄り道可能な経由
地およびその経路を利用者に提示し案内し得る効果があ
る。
は、請求項1〜8のいずれか一項において、前記入力手
段は、希望経由地の種別を複数入力することができ、該
複数の希望経由地の種別ごとに、検索された前記検索経
由地を経由して前記目的地へ到着する寄り道経路を探索
することを技術的特徴とする。
複数入力することができ、該複数の希望経由地の種別ご
とに、検索された検索経由地を経由して目的地へ到着す
る寄り道経路を探索する。これにより、目的地への到着
希望時刻まで時間的余裕がある場合、いくつかの検索経
由地を組み合わせた案内経路を探索して利用者に提示す
ることができる。したがって、簡易な操作により、複数
の寄り道可能な経由地およびその経路を利用者に提示し
案内し得る効果がある。
置を車両搭載型のナビゲーション装置20に適用した実
施形態を図1〜図9に基づいて説明する。 [第1実施形態]まず、本実施形態に係るナビゲーショ
ン装置20の構成を図1に基づいて説明する。図1に示
すように、ナビゲーション装置20は、主に、CPU2
1、メモリ22、地図情報データベース23、入出力イ
ンタフェイス24、入力装置25、ディスプレィ26、
GPSセンサ31、車速センサ32、ジャイロセンサ3
3、通信装置35等から構成されている。
制御する中央演算処理装置で、システムバスを介してメ
モリ22、地図情報データベース23、入出力インタフ
ェイス24等と接続されている。このメモリ22には、
CPU21を制御するシステムプログラム22aや後述
する各種制御プログラム22b、22c、22d、22
e、22f、22g等が格納されており、CPU21は
これらのプログラムをメモリ22から読み出して逐次実
行している。
いる記憶装置であり、CPU21が使用する主記憶空間
を構成するものである。このメモリ22には、システム
プログラム22aをはじめとして経路探索プログラム2
2b、予想時間算出プログラム22c、経路候補抽出プ
ログラム22d、滞在時間算出プログラム22e、描画
プログラム22f、交通情報取得プログラム22g等が
予め書き込まれている。
が使用する補助記憶空間を構成するハードディスク、コ
ンパクトディスクやディジタルビデオディスク等で、シ
ステムバスを介してCPU21に接続されている。この
地図情報データベース23には、道路情報や経由地情報
として検索される地図情報が格納されている。なお、こ
の道路情報には、当該道路を車両が走行した場合に要す
る平均所要時間情報が各道路ごとの付随情報として付加
されている。
川等の地形、道幅、通行方向や速度規制等の各種情報の
ことをいい、「経由地情報」とは、施設等(例えば、レ
ストラン、ガソリンスタンド、郵便局、ゲームセンタ、
コンビニエンスストア、観光地、名所旧跡、公園)およ
びこれらの名称等を一意に表す情報のことである。
5、ディスプレィ26、GPSセンサ31、車速センサ
32、ジャイロセンサ33、通信装置35等の入出力装
置とCPU21等とのデータのやり取りを仲介する装置
で、システムバスに接続されている。
の操作パネルに設けられている入力装置で、入出力イン
タフェイス24を介してシステムバスに接続されてい
る。この入力装置25は、利用者が案内を希望する目的
地、この目的地への到着希望時刻およびこの目的地に向
かう途中で寄り道を希望する希望経由地の種別、その
他、ナビゲーション装置20としての各種機能に関する
情報を入力するものである。具体的には、後述するよう
に、メニュー選択、寄り道ルート探索、施設等の種別選
択の各画面(図4)においる所定情報の入力に用いられ
る。一般に、押圧式のスイッチを所定数並べた構成を採
るが、入力操作の簡便化を考慮してディスプレィ26の
表面に設けられたタッチパネル式のものや、あるいは利
用者の声を認識してナビゲーション装置20への入力情
報に変換する、マイクロフォンと音声認識装置とで構成
されているものもある。
希望経由地をその内容別に分類した分類名称のことで、
例えば、レストラン、ガソリンスタンド、郵便局、ゲー
ムセンタ、コンビニエンスストア、観光地、名所旧跡、
公園等がこれに相当する。
選択されるメニュー選択、寄り道ルート探索、施設等の
種別選択の各画面(図4)や、現在地から目的地までの
経路案内情報を出力し得る表示装置で、ナビゲーション
装置20の操作パネルに設けられている。このディスプ
レィ26も、入出力インタフェイス24を介してシステ
ムバスに接続されており、例えば、液晶表示器やCRT
表示器により構成されている。また表示面に、入力装置
25を構成するタッチパネルを備えているものもある。
ィスプレィ26は、ナビゲーション装置20の操作パネ
ルに設けたが、これに限られることはなく、ナビゲーシ
ョン装置20とは、別個の筐体に、入力装置25とディ
スプレィ26とを構成しても良い。
両の現在位置データを出力するためのもので、入出力イ
ンタフェイス24を介してシステムバスに接続されてい
る。このGPSセンサ31は、複数のGPS衛星からの
信号を受信して利用者の絶対位置を計測するGPS受信
機等から構成されている。
は、車両の相対位置を計測するためのもので、入出力イ
ンタフェイス24を介してシステムバスに接続されてい
る。これらセンサは自律航法に使用されるもので、これ
らにより計測される相対位置は、GPS受信機が衛星か
らの電波を受信できないトンネル内等において位置を得
たり、GPS受信機によって計測された絶対位置の測位
誤差を補正する等に利用される。
無線通信回線によるデータの送受信を行うための無線通
信機器で、入出力インタフェイス24を介してシステム
バスに接続されている。例えば、携帯電話機、PHS等
の無線通信システムを利用している。
通信装置74等から構成されている。制御装置72は、
ナビゲーション装置20のCPU21、メモリ22等と
同様に、CPU、メモリ等を備えており、道路交通情報
72bをナビゲーション装置20に送信し得る交通情報
提供プログラム72aを格納している。これにより、ナ
ビゲーション装置20の要求に応じて、ナビゲーション
装置20に道路交通情報72bを提供できるようにして
いる。
ーション装置20との間で無線回線によるデータの送受
信を行うための無線通信機器で、ナビゲーション装置2
0の通信装置35と同様に、例えば自動車電話機、携帯
電話機、PHS等の無線通信システムを利用し、もしく
はナビゲーション装置20の通信装置35と通信を行う
電話回線交換局と接続するための機器を利用して構成さ
れている。
路探索プログラム22b、予想時間算出プログラム22
c、経路候補抽出プログラム22d、滞在時間算出プロ
グラム22e、描画プログラム22f、交通情報取得プ
ログラム22gの概要を説明する。
5により入力された希望経由地の種別に合致する検索経
由地を地図情報データベース23に記憶された経由地情
報に基づいて検索する機能と、この検索された検索経由
地を経由してGPSセンサ31、車速センサ32および
ジャイロセンサ33で検出される車両の現在地から目的
地に至る寄り道経路を地図情報データベース23に記録
されている道路情報に基づいて寄り道経路を探索する機
能と、の2つの機能を備えるプログラムである(特許請
求の範囲に記載の「経由地検索手段」、「寄り道経路探
索手段」に相当する)。なお、検索経由地は、2箇所以
上検索される場合があるため、その場合には、それぞれ
の検索経由地に対応する寄り道経路が探索される。
索プログラム22bにより探索された寄り道経路を車両
が走行した場合の目的地への到着予想時刻を算出するプ
ログラムである(特許請求の範囲に記載の「到着予想時
刻算出手段」に相当する)。具体的には、地図情報デー
タベース23に記録された道路情報に付随する各道路ご
との平均所要時間情報、あるいは通信装置35を介して
車両外部の情報センタ70から受信した各道路の混雑情
報を含めた所要通過時間情報に基づいて、当該寄り道経
路を走行した場合の目的地への到着予想時刻を算出す
る。
索プログラム22bにより探索された寄り道経路であっ
て、予想時間算出プログラム22cにより算出された到
着予想時刻が到着希望時刻よりも前となる経路を、寄り
道案内経路候補として抽出するプログラムである(特許
請求の範囲に記載の「経路案内候補抽出手段」に相当す
る)。つまり、探索された検索経由地(単数または複
数)を経由する経路のうち、目的地までの所要時間によ
って、利用者が希望する到着希望時刻までに到着できる
経路だけを抽出するものである。なお、検索経由地が2
箇所以上存在する場合には、それぞれの寄り道経路に対
応する寄り道案内経路候補が抽出される。
補抽出プログラム22dにより抽出された寄り道案内経
路候補に対応する、到着希望時刻と到着予想時刻との差
を、検索経由地の滞在可能時間として算出するプログラ
ムである(特許請求の範囲に記載の「滞在時間算出手
段」に相当する)。つまり、抽出された寄り道案内経路
候補の所要時間と目的地への到着希望時刻とから、検索
経由地に滞在できる時間を算出するものである。なお、
検索経由地が2箇所以上存在する場合には、それぞれの
寄り道案内経路候補に対応する検索経由地の滞在可能時
間が算出される。
ログラム22dにより抽出された寄り道案内経路候補を
利用者に提示するプログラムで(特許請求の範囲に記載
の「案内経路候補提示手段」に相当する)、抽出された
寄り道案内経路候補をディスプレィ26に線図として描
画するほか、地図情報データベース23の道路情報をも
とに地図を描画したりするものである。
算出プログラム22eにより算出された検索経由地の滞
在可能時間を、寄り道案内経路候補とともに利用者に提
示することもできる。これにより、利用者は、寄り道可
能な経由地で行動する時間の目安も知ることができる。
ンタ70から道路交通情報72bを取得するプログラム
で(特許請求の範囲に記載の「交通情報取得手段」に相
当する)、具体的には、交通事故情報、道路規制情報等
の最新の道路交通情報72bを通信装置35を介して取
得する。また、通信装置35を介して取得する情報とし
ては、道路交通情報に限らず、各地の天気予報や利用者
宛ての電子メール等の、インターネット経由で得られる
各種情報を含めても良い。これにより、時々刻々と変化
する道路交通情報、気象情報、電子メール等をリアルタ
イムに入手することができるので、これらの各種情報に
応じて経路探索や経路選択等をすることができる。
理される各プログラムの流れを図2〜図5に基づいて説
明する。なお、以下説明する各処理は、前述した経路探
索プログラム22b、予想時間算出プログラム22c、
経路候補抽出プログラム22d、滞在時間算出プログラ
ム22e、描画プログラム22f、交通情報取得プログ
ラム22gにより実行されるもので、例えば、図4(A)
に示すナビゲーション装置20のディスプレィ26に表
示されたメニュー画面から、「寄り道ルート検索」の項
目を選択(同図中太線で囲まれた項目)することにより
システムプログラム22aのメインルーチンから起動さ
れるものである。
0は、まずステップS101により目的地への到着希望
時刻、即ち利用者が希望する目的地の到着時刻を入力す
る処理を行う。具体的には、図4(B) に示すように、デ
ィスプレィ26に現在の時刻とともに到着希望時刻を入
力するテキストボックスが表示されるので、入力装置2
5によりこのテキストボックスに到着希望時刻を入力す
る。
の種別、即ち利用者が目的地に向かう途中で寄り道を希
望する希望経由地の種別を入力する処理を行う。具体的
には、図4(C) に示すように、ディスプレィ26に「施
設等の種別」を選択する画面が表示されるので、これら
の表示された項目中から希望経由地の種別を入力装置2
5により選択して入力する。例えば、図4(C) では、希
望経由地の種別として、表示されている「レストラ
ン」、「ガソリンスタンド」、「コンビニ」(コンビニ
エンスストアの略称)、「観光地」の項目中から、「コ
ンビニ」が選択されている様子が示されている(同図中
太線で囲まれた項目)。
4(A) に示す「寄り道ルート検索」の選択に先立って行
われる。この目的地の入力は、既存のナビゲーション装
置と同様、ディスプレィ26に表示されている地図上で
場所を直接指定したり、また地図情報データベース23
に記憶されている地図情報等の中から選択したりするこ
とにより行われる。
種別が入力されると、ステップS105により、案内経
路候補抽出処理、即ち、入力された諸条件から経由可能
な施設等の検索、当該施設等を経由する経路探索および
当該施設等での滞在可能時間の算出等の各処理を行う。
これらの処理は、図1に示す経路探索プログラム22
b、予想時間算出プログラム22c、経路候補抽出プロ
グラム22d、滞在時間算出プログラム22eにより行
われる。
処理の流れが示されているように、まずステップS20
1により、入力装置25により入力された希望経由地の
種別に合致する施設等(検索経由地)を地図情報データ
ベース23の経由地情報に基づいて検索する処理を行
う。ここで、検索の対象となる地理的な範囲は、例え
ば、現在地と目的地を含む所定の範囲あるいは現在地と
目的地の直線距離を半径として、現在地と目的地を各々
中心として当該半径の範囲、である。
る施設等が検索されると、次にステップS203によ
り、車両の現在地から、ステップS201により検索さ
れた施設等への経路を探索する処理を行う。ここで用い
られる経路探索のアルゴリズムは、通常の目的地までの
経路を探索するアルゴリズムと同様である。
等から目的地に至るまでの経路を探索する処理を行う。
ここで用いられる経路探索のアルゴリズムも、通常の目
的地までの経路を探索するアルゴリズムと同様である。
3、S205による各処理は、図1に示す経路探索プロ
グラム22bにより行われる。これらの処理を実行する
と、現在地から検索した施設等を経由して目的地に達す
る寄り道経路、当該施設等が複数存在する場合には複数
の寄り道経路が得られる。
寄り道経路を走行した場合における目的地への到着予想
時刻を算出する。つまり、寄り道経路に対する所要時間
を算出し、現在時刻にこの所要時間を加算することで、
当該寄り道経路を通過した場合における目的地の到着予
想時刻が算出される。所要時間の算出は、例えば、地図
情報データベース23に記録された道路情報に付加され
ている平均所要時間情報、あるいは通信装置35を介し
て車両外部の情報センタ70から得られる各道路の混雑
情報を含めた所要通過時間情報、に基づいて行われる。
このステップS207による処理は、図1に示す予想時
間算出プログラム22cにより行われる。
出されると、ステップS209により、到着予想時刻が
到着希望時刻よりも前となる経路、つまり寄り道案内経
路候補を選択する処理を行う。この処理は、検索された
施設等が複数存在する場合に特に有効である。ステップ
S205によりそれぞれに対応して複数の寄り道経路が
得られるので、その中からどの寄り道経路を通れば到着
希望時刻よりも前に到着できるかを判断し選択すること
ができるからである。この処理は、図1に示す経路候補
抽出プログラム22dにより行われる。
間を算出する処理が行われる。即ち、寄り道案内経路候
補に対応する、到着希望時刻と到着予想時刻との差、つ
まり到着希望時刻から到着予想時刻を差し引くことによ
って、当該施設等の滞在可能時間が算出される。
3に示す一連の案内経路候補抽出処理が終了するので、
図2に示すステップS107に処理を移行する。図2に
示すステップS107では、ステップS105により抽
出された寄り道案内経路候補を利用者に提示する処理を
行い、ステップS211により算出された滞在可能時間
を寄り道案内経路候補とともに提示する。即ち、当該施
設等の滞在可能時間を、その施設等の名称、当該施設等
までの現在地からの距離とともに、ディスプレィ26に
表示する。なお、この処理は、図1に示す描画プログラ
ム22fにより行われる。
能時間の長い順に並べて、寄り道案内経路候補および滞
在可能時間をディスプレィ26に表示する。例えば、図
5に示すようにディスプレィ26に表示される。この図
5に示す例では、目的地を「○○遊園地」、当該目的地
への到着希望時刻を「午前11:00」、希望経由地の
種別を「コンビニ」にそれぞれ設定した場合において、
寄り道案内経路候補として3つ経路、つまりコンビニ
A、B、Cを経由するルートが選択されている。この例
では、表示画面上側から下側に向かってコンビニA、
B、Cの順に並んでいるので、コンビニA、B、Cの順
に滞在可能時間が長いことがわかる。
の施設等で利用できる時間が多いということであり、目
的地までの合計の移動時間が短いということでもある。
したがって、このように「滞在可能時間の長い順」に並
べて表示することにより、当該施設等でのどの程度時間
を確保できるか、いかに乗車時間を少なくできるか、等
を基準に利用者が寄り道する施設等を選択する場合に利
便性を向上できる。
位置によっては、滞在可能時間は長いが、目的地の近く
であり現在地からは比較的遠いという状況があるので、
現在地から当該施設等までの距離を合わせて表示するよ
うにしている。
完了すると、経路探索プログラム22b、予想時間算出
プログラム22c、経路候補抽出プログラム22d、滞
在時間算出プログラム22e、描画プログラム22fに
よる一連の処理が終了する。この後、ディスプレィ26
に表示された寄り道案内経路候補の中から、利用者が所
望の寄り道案内経路を選択すると、選択された経路に沿
って案内が開始される。例えば図5に示す表示例では、
「コンビニA」が選択されているので(同図中太線で囲
まれた項目)、コンビニAに寄り道する経路がディスプ
レィ26に表示される。
ビゲーション装置20によると、入力装置25(S10
1、S103)により、目的地、目的地への到着希望時
刻および希望経由地の種別を入力すると、入力された希
望経由地の種別に合致する施設等(検索経由地)を経路
探索プログラム22b(S201)により地図情報デー
タベース23の経由地情報から検索する。そして、車両
の現在地から、検索された施設等(検索経由地)を経由
して目的地に至る寄り道経路を、経路探索プログラム2
2b(S203)により地図情報データベース23の道
路情報から探索し、この探索された寄り道経路を車両が
走行した場合の目的地への到着予想時刻を予想時間算出
プログラム22c(S207)により算出し、さらに探
索された寄り道経路であって算出された到着予想時刻が
到着希望時刻よりも前となる経路を、経路候補抽出プロ
グラム22d(S209)により寄り道案内経路候補と
して抽出する。つまり、探索された寄り道経路を経由し
ても到着希望時刻に間に合うものを寄り道案内経路候補
として抽出する。そして、描画プログラム22f(S1
07)により、この抽出された寄り道案内経路候補を利
用者に提示する。
の到着希望時刻および希望経由地の種別といった僅かな
情報を入力するだけで、到着希望時刻に間に合う寄り道
案内経路候補として寄り道可能な経由地を知ることがで
きる。したがって、簡易な操作により寄り道可能な経由
地およびその経路を利用者に提示し案内し得る効果があ
る。
4(A) に示した「寄り道ルート探索」を利用者が選択す
る前に、車両の現在地から入力された目的地まで直行す
る経路を探索、目的地への到着時刻を予想し、図2のス
テップS101で到着希望時刻が入力された後に、この
到着希望時刻が目的地へ直行する場合の到着予想時刻以
降となることが判明した場合には、その旨を利用者に通
知するように構成することも好適である。このように構
成することで、目的地へ直行しても入力された到着希望
時刻に間に合わない場合は、そのまま直行する経路を選
択するか、もしくは到着希望時刻を変更してでも寄り道
する経路を選択するか、利用者に経路計画の選択の幅を
より広く与えられる効果を得ることができる。さらに目
的地に直行している場合において、交通状況や経路の変
化等により、到着予想時刻が到着希望時刻よりも前にな
った場合、利用者が「寄り道ルート探索」を選択できる
ように構成することも好適である。
施形態に係るナビゲーション装置を図6および図7に基
づいて説明する。第2の実施形態に係るナビゲーション
装置は、寄り道案内経路候補の抽出において目的地への
到着時刻を重視したアルゴリズムを採用した点が、第1
実施形態に係るナビゲーション装置20と異なる。した
がって、本第2実施形態のナビゲーション装置の構成
は、第1実施形態のナビゲーション装置20と同様であ
ることから、その説明を省略するとともに必要に応じて
図1を援用する。
いるプログラムのうち、『予想時間算出プログラム』お
よび『経路候補抽出プログラム』が異なるほかは、第1
実施形態のナビゲーション装置20の各プログラムと相
違はない。したがって、経路探索プログラム22b、滞
在時間算出プログラム22e、描画プログラム22f、
交通情報取得プログラム22gも第1実施形態のナビゲ
ーション装置20のものと同様であり、またこれらのプ
ログラムによる全体の処理の流れは、図2に示すものと
同様であるので、これらのプログラムの説明および図2
に示す処理の流れの説明も省略する。
ン装置の特徴を示す案内経路候補抽出処理の流れが示さ
れている。この案内経路候補抽出処理は、図2に示すス
テップS105により実行されるものであり、第1実施
形態のナビゲーション装置20による案内経路候補抽出
処理(図3)とほぼ同様の処理内容である。そのため、
実質的に同一の処理部分(S201、S203、S20
5)には、同一符号が付されている(図3、図6)。
ーション装置による案内経路候補抽出処理は、まずステ
ップS201により、入力装置25により入力された希
望経由地の種別に合致する施設等(検索経由地)を地図
情報データベース23の経由地情報に基づいて検索する
処理を行い、次にステップS203により、車両の現在
地から、ステップS201により検索された施設等への
寄り道経路を探索する処理を行う。この処理までは、第
1実施形態のナビゲーション装置20と同様である。
では、ここでステップS501によって、施設等に到着
する到着予想時刻を算出する処理を行う。即ち、現在時
刻に現在地を出発したと仮定した場合において、検索さ
れた寄り道経路を走行して施設等(検索経由地)に到着
する経由地到着予想時刻を算出する処理を行う。これ
は、寄り道経路の距離と、その寄り道経路を通過する際
に予想される平均速度から求めても良いし、また各道路
(寄り道経路)ごとに通過所要時間情報を付加した道路
情報を地図情報データベース23に格納しこれを参照し
ても良い。さらに、車両の外部、例えば情報センタ70
から各道路(寄り道経路)の通過所要時間情報を入手し
て算出しても良い。
ら目的地に至るまでの経路を探索する処理を行う。ここ
で用いられる経路探索のアルゴリズムも、ステップS2
03と同じで、通常の目的地までの経路を探索するアル
ゴリズムと同様である。
望時刻に到着可能な施設等の出発時刻を算出する処理を
行う。即ち、当該施設等を出発する時刻であって、入力
装置25により入力された到着希望時刻に目的地に到着
可能な経由地出発時刻を、算出する処理を行う。つま
り、入力された目的地への希望到着時刻から逆算して当
該施設等を出発すべき時刻を算出する。
刻が出発時刻よりも前となる経路を選択する処理を行
う。即ち、ステップS203により探索された寄り道経
路であって、ステップS503により算出された経由地
出発時刻がステップS501により算出された経由地到
着予想時刻よりも後となる経路を、寄り道案内経路候補
として抽出する処理を行う。
滞在可能時間を算出する処理を行う。即ち、寄り道案内
経路候補に対応する、経由地出発時刻と経由地到着予想
時刻との差、つまり経由地出発時刻から経由地到着予想
時刻を差し引くことによって、当該施設等の滞在可能時
間を算出する。
05、S507は、特許請求の範囲に記載の「経由地到
着予想時刻算出手段」、「経由地出発時刻算出手段」、
「経路案内候補抽出手段」(請求項4)、「滞在時間算
出手段」(請求項5)に、それぞれ相当する。
理は、ステップS501、S503、S505による各
処理を加えたことによって、各寄り道経路の所要時間が
その寄り道経路を通過する時刻に依存して予想できる場
合に、特にその効果を発揮することができる。
施設Pから目的地までの所要時間が時刻別に予想できる
場合を考える。このことは例えば通勤ラッシュの時間帯
であるとか、休日の午前中は都心から郊外へ向かう道路
が込む、といった過去のデータから予想される場合であ
る。
ある場合、図7を参照することによって、目的地に時刻
Aに到着するためには施設Pから所要時間aの時間がか
かることが予想されるとすると、図6に示されるステッ
プS503では施設Pの出発時刻が時刻(A−a)と算
出される。即ち、希望到着時刻Aの付近ではそれ以外の
時間帯よりも所要時間が長くかかることが事前に予想で
きるので、これを見越して施設Pの出発時刻を決定する
ことができる。
ン装置20では、目的地の希望到着時刻が時刻Aである
が、現在時刻が時刻Bであるというような場合、時刻B
においては所要時間がbと算出されてしまうことにな
る。
ン装置によると、入力装置25(S101、S103)
により、目的地、目的地への到着希望時刻および希望経
由地の種別を入力すると、入力された希望経由地の種別
に合致する施設等(検索経由地)を経路探索プログラム
22b(S201)により地図情報データベース23の
経由地情報から検索する。そして、車両の現在地から、
検索された検索経由地を経由して目的地に至る寄り道経
路を、経路探索プログラム22b(S203)により地
図情報データベース23の道路情報から探索し、現在時
刻に現在地を出発した場合、この検索された施設等に到
着する経由地到着予想時刻を『予想時間算出プログラ
ム』(S501)により算出し、さらに施設等を出発す
る時刻であって到着希望時刻に目的地に到着可能な経由
地出発時刻を、『予想時間算出プログラム』(S50
3)により算出する。そして、探索された寄り道経路で
あって当該経由地出発時刻が当該経由地到着予想時刻よ
りも後となる経路を、『経路候補抽出プログラム』(S
505)により寄り道案内経路候補として抽出する。つ
まり、目的地に到着したい到着希望時刻に間に合うよう
に、施設等の出発時刻を算出し、探索された寄り道経路
を経由しても到着希望時刻に間に合うものを寄り道案内
経路候補として抽出する。そして、描画プログラム22
f(S107)により、この抽出された寄り道案内経路
候補を利用者に提示する。
間が算出できる場合に、目的地への到着希望時刻付近で
の所要時間を参照できるので、より検索経由地の出発時
刻をより確からしく推定することができる。つまり、目
的地への経路上の諸地点における、希望到着時刻から逆
算した時刻に予想される交通規制や渋滞予想規制等を反
映した経路計画を行うことができる。したがって、簡易
な操作でありながら、寄り道可能な経由地およびその経
路を高精度に案内し得る効果がある。
形態に係るナビゲーション装置を図8に基づいて説明す
る。第3の実施形態に係るナビゲーション装置は、第1
実施形態のナビゲーション装置20に『経路監視プログ
ラム』が付加された構成を採る点が、第1実施形態のも
のと異なる。したがって、本第3実施形態のナビゲーシ
ョン装置の構成も、第1実施形態のナビゲーション装置
20と同様であることから、その説明を省略するととも
に必要に応じて図1を援用する。
すメモリ22に格納されるもので、描画プログラム22
f(案内経路候補提示手段)により提示された寄り道案
内経路候補による経路案内の実行中に、交通情報取得プ
ログラム22g(交通情報取得手段)により取得された
道路交通情報に基づいて到着予想時刻を再度算出し、再
度算出された到着再予想時刻が到着希望時刻より後にな
った場合、その旨を利用者に通知するとともに、車両の
現在地から目的地まで寄り道なく目的地に至る直行経路
を、地図情報データベース23の道路情報から探索する
ものである(特許請求の範囲に記載の「直行経路探索手
段」に相当する)。
生した場合等、当該渋滞の影響を考慮して選択された経
路での目的地までの所要時間を再計算する。そして、目
的地への到着予想時刻が到着希望時刻を超えることが判
明した場合、現在地から目的地へ直接向かう経路(直行
経路)を再探索して利用者に提示する。ここで、この動
作の事例を図8を用いて説明する。
を行って、利用者がコンビニAを経由する寄り道経路を
選択して案内が開始され、車両が同図の現在地aで示さ
れる位置まで移動している状態を示している(同図で
は、探索された寄り道経路を太線により表している)。
れ、コンビニAから目的地(同図では「GOAL」と示
してある)へ向かう寄り道経路の途中で事故渋滞が発生
していることが判明したとする。『経路監視プログラ
ム』は、現在地から案内実行中の寄り道経路の所要時間
を再計算し、目的地の到着予想時刻が希望時刻の11:
00を超えることが判明した場合、図8(B) に示すよう
にその旨を表示して利用者に知らせると同時に、現在地
から目的地へ直接向かう経路を再探索して、図8(C) に
示すように新たに探索された直行経路を表示して案内を
変更する(同図では、図8(A) に太線で示されている当
初の寄り道経路から、交差点Bを通り目的地「GOA
L」へ向かう経路に変更されていることが示されてい
る)。
ーション装置によると、道路交通情報に基づいて到着予
想時刻を再度算出した到着再予想時刻が、到着希望時刻
に間に合わない場合には、その旨を利用者に通知し、さ
らに寄り道なく目的地に至る直行経路を探索する。
寄り道可能な経由地へ向かう途中、例えば事故渋滞の発
生等により交通事情が変化しても、交通情報取得プログ
ラム22gによる道路交通情報に基づいて到着予想時刻
を再度算出した到着再予想時刻が、到着希望時刻に間に
合わない場合には、その旨を利用者に通知し、さらに寄
り道なく目的地に至る直行経路を探索する。そのため、
利用者に何らの操作する負担を与えることなく、目的地
に直行する経路を自動的に探索し案内することができ
る。したがって、簡易な操作により、寄り道可能な経由
地およびその経路を利用者に提示し案内し得る効果に加
え、寄り道可能な経由地への案内途中、道路交通状況に
対応して案内経路を自動的に変更し得る効果がある。
途中で交通状況が変化した場合でも利用者に余計な操作
を強いることなく、当初の希望通りに目的地に到着でき
るようにナビゲーション装置が自動的に案内経路を変更
することができる。
ってリアルタイムに入手した交通情報により、当初決定
した寄り道経路が影響を受けるような場合であっても、
選択された施設等(検索経由地)から目的地までの経路
を再探索した結果、当初の寄り道経路とは異なるけれど
も当初の施設等を経由して目的地へ希望時刻に到着する
ことが可能である判断できれば、新たに探索した寄り道
経路を示すように構成しても良い。例えば前述した図8
(B) の状況において、コンビニAを経由して希望時刻ま
でに目的地「GOAL」に至る経路で事故渋滞箇所を回
避する経路が探索されたならば、その経路を提示するよ
うに構成しても良い。また、第3実施形態で説明した
『経路監視プログラム』による機能は、前述の第2実施
形態に適用することも好適である。
形態に係るナビゲーション装置を図9に基づいて説明す
る。第4の実施形態に係るナビゲーション装置は、第1
実施形態のナビゲーション装置20によるステップS2
09(図3)において、探索された寄り道経路のうち、
滞在可能時間が最低滞在時間より短くなる経路を寄り道
案内経路候補から除外する処理(経路候補抽出プログラ
ム)を行う点と、地図情報データベース23の経由地情
報に、希望経由地の種別ごとに最低滞在時間情報が付加
されている点と、が第1実施形態のものと異なる。した
がって、本第4実施形態のナビゲーション装置の構成
も、第1実施形態のナビゲーション装置20と同様であ
ることから、その説明を省略するとともに必要に応じて
図1を援用する。
ナビゲーション装置では、地図情報データベース23の
経由地情報に、希望経由地の種別ごとに最低滞在時間情
報が付加されている。また、本第4実施形態のナビゲー
ション装置では、『経路候補抽出プログラム』による処
理、即ち、図3に示すステップS209に置き換わる処
理において、各施設等を経由した寄り道経路に基づく目
的地の到着予想時刻と、利用者により入力された到着希
望時刻と、を比較する際に、到着予想時刻として現在時
刻に寄り道経路の所要時間と、図9で示される希望経由
地の種別ごとの最低滞在時間とを足し合わせた時刻を用
いて、当該到着予想時刻が当該到着希望時刻よりも前と
なる経路を選択する処理を行う。
ち、滞在可能時間が最低滞在時間より短くなる経路を寄
り道案内経路候補から除外するので、滞在可能時間が適
切に確保できる寄り道経路だけを利用者に提示すること
ができる。例えば「レストランで滞在可能時間5分」と
いうような利用者に選択される可能性の低い寄り道経路
案内候補の抽出を防止することができる。したがって、
簡易な操作であっても、実情に沿わない寄り道可能な経
由地を除いて、寄り道可能な経由地およびその経路を利
用者に提示し案内し得る効果がある。なお、この第4実
施形態で説明した「最低滞在時間情報」を用いた機能
は、前述の第2実施形態もしくは第3実施形態に適用す
ることも好適である。
算出する際に、交通情報取得プログラム22gにより外
部から交通情報を入手して、時間帯別交通規制(例えば
首都高速道路の時刻別入り口閉鎖等)に基づいて寄り道
経路の所要時間を算出する処理を行う構成を採っても良
い。これにより、図7に例示した時刻別の所要時間の推
定をより正確に行うことができる。
に、当該寄り道経路周辺の気象情報を交通情報取得プロ
グラム22gにより外部から入手して、当該気象情報に
基づいて寄り道経路の所要時間を算出する処理を行う構
成を採っても良い。これにより、例えば雪の影響により
交通渋滞が発生し得る場合には、所要時間が増大するこ
とが予想されるので、これに基づく所要時間の算出を行
うことで、より正確な所要時間を算出することができ
る。
の種別を複数入力することができ、該複数の希望経由地
の種別ごとに、検索された施設等(検索経由地)を経由
して目的地へ到着する寄り道経路を探索するように構成
しても良い。これにより、目的地への到着希望時刻まで
時間的余裕がある場合、いくつかの検索経由地を組み合
わせた案内経路を探索して利用者に提示すること、つま
りより変化に富んだ経路を利用者に提示することができ
る。したがって、簡易な操作により、複数の寄り道可能
な経由地およびその経路を利用者に提示し案内し得る効
果がある。
索経由地)を設定する際には各施設等でどの程度の時間
を過ごすかを決めなければならないが、例えば図9で示
した最低滞在時間の2倍程度の時間を各種別ごとの経由
地の滞在時間として初期値設定する構成を採っても良
い。これにより、複数の施設等の選択を許容する場合に
おいては、各施設等を経由する時刻スケジュールを自動
作成する構成に発展させることもできる。
置の構成を示すブロック図である。
理の流れを示すフローチャートである。
フローチャートである。
示例を示す説明図で、図4(A)はメニュー選択画面、図
4(B) は目的地への到着希望時刻の入力画面、図4(C)
は施設等の種別選択画面、をそれぞれ示すものである。
道ルート探索の結果表示例を示す説明図である。
置による案内経路候補抽出処理の流れを示すフローチャ
ートである。
所要時間を示す説明図である。
置による各表示例を示す説明図である。
置による地図情報データベースの経由地情報に付加され
る希望経由地の種別ごとの最低滞在時間情報の例を示す
説明図である。
寄り道経路探索手段) 22c 予想時間算出プログラム(到着予想時刻算出
手段) 22d 経路候補抽出プログラム(案内経路候補抽出
手段) 22e 滞在時間算出プログラム(滞在時間算出手
段) 22f 描画プログラム (案内経路候補提示
手段) 22g 交通情報取得プログラム(交通情報取得手
段) 23 地図情報データベース (道路情報記憶手
段、経由地情報記憶手段) 25 入力装置 (入力手段) 26 ディスプレィ (案内経路候補提示
手段) 35 通信装置 (交通情報取得手
段) 70 情報センタ 72b 道路交通情報 S101(入力手段) S103(入力手段) S107(案内経路候補提示手段) S201(経由地検索手段) S203(寄り道経路探索手段) S205(寄り道経路探索手段) S207(到着予想時刻算出手段) S209(案内経路候補抽出手段) S211(滞在時間算出手段) S501(経由地到着予想時刻算出手段) S503(経由地出発時刻算出手段) S505(案内経路候補抽出手段) S507(滞在時間算出手段)
Claims (9)
- 【請求項1】 目的地に至るまでの経路途中に寄り道を
希望する希望経由地を含めて、車両の現在地から該目的
地までの経路を案内するナビゲーション装置であって、 道路情報を記憶した道路情報記憶手段と、 経由地情報を記憶した経由地情報記憶手段と、 前記目的地、前記目的地への到着希望時刻および前記希
望経由地の種別を入力する入力手段と、 前記入力手段により入力された前記希望経由地の種別に
合致する検索経由地を、前記経由地情報記憶手段から検
索する経由地検索手段と、 前記車両の現在地から、前記経由地検索手段により検索
された前記検索経由地を経由して前記目的地に至る寄り
道経路を、前記道路情報記憶手段から探索する寄り道経
路探索手段と、 前記寄り道経路探索手段により探索された前記寄り道経
路を前記車両が走行した場合の前記目的地への到着予想
時刻を算出する到着予想時刻算出手段と、 前記寄り道経路探索手段により探索された前記寄り道経
路であって、前記到着予想時刻算出手段により算出され
た前記到着予想時刻が前記入力手段により入力された前
記到着希望時刻よりも前となる経路を、寄り道案内経路
候補として抽出する案内経路候補抽出手段と、 前記案内経路候補抽出手段により抽出された前記寄り道
案内経路候補を利用者に提示する案内経路候補提示手段
と、 を備えたことを特徴とするナビゲーション装置。 - 【請求項2】 前記案内経路候補抽出手段により抽出さ
れた前記寄り道案内経路候補に対応する、前記到着希望
時刻と前記到着予想時刻との差を、前記検索経由地の滞
在可能時間として算出する滞在時間算出手段を備え、 前記滞在時間算出手段により算出された前記滞在可能時
間を、前記案内経路候補提示手段によって、前記寄り道
案内経路候補とともに利用者に提示することを特徴とす
る請求項1記載のナビゲーション装置。 - 【請求項3】 外部から道路交通情報を取得する交通情
報取得手段を備え、 前記案内経路候補提示手段により提示された前記寄り道
案内経路候補による経路案内の実行中に、前記交通情報
取得手段により取得された前記道路交通情報に基づいて
前記到着予想時刻を再度算出し、 前記再度算出された到着再予想時刻が前記到着希望時刻
より後になった場合、その旨を利用者に通知するととも
に、車両の現在地から前記目的地まで寄り道なく前記目
的地に至る直行経路を、前記道路情報記憶手段から探索
する直行経路探索手段を備えることを特徴とした請求項
1または2記載のナビゲーション装置。 - 【請求項4】 目的地に至るまでの経路途中に寄り道を
希望する希望経由地を含めて、車両の現在地から該目的
地までの経路を案内するナビゲーション装置であって、 道路情報を記憶した道路情報記憶手段と、 経由地情報を記憶した経由地情報記憶手段と、 前記目的地、前記目的地への到着希望時刻および前記希
望経由地の種別を入力する入力手段と、 前記入力手段により入力された前記希望経由地の種別に
合致する検索経由地を、前記経由地情報記憶手段から検
索する経由地検索手段と、 前記車両の現在地から、前記経由地検索手段により検索
された前記検索経由地を経由して前記目的地に至る寄り
道経路を、前記道路情報記憶手段から探索する寄り道経
路探索手段と、 現在時刻に前記現在地を出発した場合、前記経由地検索
手段により検索された前記検索経由地に到着する経由地
到着予想時刻を算出する経由地到着予想時刻算出手段
と、 前記検索経由地を出発する時刻であって、前記入力手段
により入力された前記到着希望時刻に前記目的地に到着
可能な経由地出発時刻を、算出する経由地出発時刻算出
手段と、 前記寄り道経路探索手段により探索された前記寄り道経
路であって、前記経由地出発時刻算出手段により算出さ
れた前記経由地出発時刻が前記経由地到着予想時刻算出
手段により算出された前記経由地到着予想時刻よりも後
となる経路を、寄り道案内経路候補として抽出する案内
経路候補抽出手段と、 前記案内経路候補抽出手段により抽出された前記寄り道
案内経路候補を利用者に提示する案内経路候補提示手段
と、 を備えたことを特徴とするナビゲーション装置。 - 【請求項5】 前記案内経路候補抽出手段により抽出さ
れた前記寄り道案内経路候補に対応する、前記経由地出
発時刻と前記経由地到着予想時刻との差を、前記検索経
由地の滞在可能時間として算出する滞在時間算出手段を
備え、 前記滞在時間算出手段により算出された前記滞在可能時
間を、前記案内経路候補提示手段によって、前記寄り道
案内経路候補とともに利用者に提示することを特徴とす
る請求項4記載のナビゲーション装置。 - 【請求項6】 外部から道路交通情報を取得する交通情
報取得手段を備え、 前記案内経路候補提示手段により提示された前記寄り道
案内経路候補による経路案内の実行中に、前記交通情報
取得手段により取得された前記道路交通情報に基づいて
前記経由地出発時刻を再度算出し、 前記再度算出された経由地再出発時刻が前記経由地到着
予想時刻より前になった場合、その旨を利用者に通知す
るとともに、車両の現在地から前記目的地まで寄り道な
く前記目的地に至る直行経路を、前記道路情報記憶手段
から探索する直行経路探索手段を備えることを特徴とし
た請求項4または5記載のナビゲーション装置。 - 【請求項7】 前記案内経路候補提示手段は、前記滞在
可能時間の長い順に並べて、前記寄り道案内経路候補お
よび前記滞在可能時間を表示することを特徴とする請求
項2、3、5、6のいずれか一項に記載のナビゲーショ
ン装置。 - 【請求項8】 前記経由地情報記憶手段に記憶される前
記経由地情報は、経由地情報の種別ごとに、前記利用者
による滞在時間の最小値である最低滞在時間を有してお
り、 前記案内経路候補抽出手段は、前記寄り道経路探索手段
により探索された前記検索経由地に対応する前記寄り道
経路であって、前記滞在可能時間が前記最低滞在時間よ
り長くなる経路を、前記寄り道案内経路候補として抽出
することを特徴とする請求項2、3、5〜7のいずれか
一項に記載のナビゲーション装置。 - 【請求項9】 前記入力手段は、希望経由地の種別を複
数入力することができ、該複数の希望経由地の種別ごと
に、検索された前記検索経由地を経由して前記目的地へ
到着する寄り道経路を探索することを特徴とする請求項
1〜8のいずれか一項に記載のナビゲーション装置。
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