JP2003042787A - ナビゲーションシステム及びナビゲーションプログラム - Google Patents

ナビゲーションシステム及びナビゲーションプログラム

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JP2003042787A
JP2003042787A JP2001232342A JP2001232342A JP2003042787A JP 2003042787 A JP2003042787 A JP 2003042787A JP 2001232342 A JP2001232342 A JP 2001232342A JP 2001232342 A JP2001232342 A JP 2001232342A JP 2003042787 A JP2003042787 A JP 2003042787A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】設定地点が接続道路のあるエリア内に存在する
場合、多量のメモリ資源を消費することなく、適切な経
路を探索することができるようにする。 【解決手段】特定エリアの周縁のデータ及び道路データ
を格納するデータ記録部と、現在地又は目的地が前記特
定エリア内に存在するか否かを判定する地点判定部と、
前記特定エリアの周縁のデータ及び道路データに基づい
て、前記特定エリアに接続する道路を取得する道路取得
部と、取得された前記道路を含む経路を探索する経路探
索部とを有する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、ナビゲーションシ
ステム及びナビゲーションプログラムに関するものであ
る。
【0002】
【従来の技術】従来、自動車等の車両に搭載されたナビ
ゲーション装置においては、運転者等の操作者が所定の
入力部を操作して目的地を設定すると、該目的地、及
び、現在地検出処理部によって検出された車両の現在地
に基づいて、該現在地から目的地までの経路が探索さ
れ、探索された経路が案内される。この場合、前記現在
地から目的地までの距離や、所要時間が最短となるよう
に経路を探索するようになっている。
【0003】そして、探索の対象となる経路は、通常、
ある程度以上の幅員を有する道路(例えば、幅員5
〔m〕以上)や、県道、国道、高速道路等の主要道路で
ある。例えば、探索された経路が案内される画面に路地
裏のような幅員の狭い道路までが表示されると、表示が
煩雑で経路を把握しにくくなり、また、前記幅員の狭い
道路を経路として案内すると、走行が困難であり、運転
者が疲労してしまう。そこで、ある程度以上の幅員を有
する道路や主要道路だけを探索の対象とすることによ
り、案内された経路を容易に把握することができ、ま
た、容易に走行することができるようになっている。
【0004】しかし、前記現在地又は目的地が探索の対
象となる、ある程度以上の幅員を有する道路や主要道路
から離れている場合がある。例えば、現在地又は目的地
をホームセンタ、デパート等の商業施設の広大な駐車場
のようなエリア内に設定した場合等には、前記現在地又
は目的地が探索の対象となる道路から離れているので、
通常の経路探索を行うことができない。
【0005】図2は従来のナビゲーション装置における
現在地又は目的地が探索の対象となる道路から離れてい
る場合の経路探索の方法を示す図である。
【0006】図2(a)に示されるように、現在地又は
目的地である設定地点61が、ホームセンタ、デパート
等の商業施設の広大な駐車場のようなエリア内に存在
し、探索の対象となる道路62、63及び64から離れ
ている場合、従来のナビゲーション装置においては、前
記設定地点61に近い道路62及び道路64のデータを
取得し、前記設定地点61から前記道路62及び道路6
4へ垂線を下ろし、該垂線の足65及び66のうち前記
設定地点61により近い方を新たな設定地点とする。
【0007】この場合、図2(b)に示されるように、
垂線の足66が新たな設定地点として選択され、該設定
地点66を現在地又は目的地として経路探索が行われ
る。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、前記従
来のナビゲーション装置においては、前記エリア内への
進入路、導入路等の接続道路が存在する場合、該接続道
路の入口を新たな設定地点として選択することができな
いという問題点がある。
【0009】図3は従来のナビゲーション装置における
エリア内への接続道路が存在する場合の経路探索の方法
を示す図である。
【0010】図3(a)に示されるように、現在地又は
目的地である設定地点71が、ホームセンタ、デパート
等の商業施設の広大な駐車場のようなエリア72内に存
在し、探索の対象となる道路74に接続する接続道路7
6が存在する場合に、前記設定地点71に近い道路73
及び道路75のデータを取得し、前記設定地点71から
前記道路73及び道路75へ垂線を下ろし、該垂線の足
80及び垂線の足77のうち前記設定地点71により近
い方を新たな設定地点とすると、前記接続道路76の入
口である道路74と接続道路76との接続点が新たな設
定地点として選択されなくなってしまう。
【0011】このような問題を解決するため、図3
(b)に示されるように、接続道路76の入口である道
路74と接続道路76との接続点79又はエリア72内
における接続道路76の起点78を接続ポイントして、
該接続ポイントの座標を登録しておくナビゲーション装
置が提案されている(特開2000−74681号公報
参照)。これにより、前記接続点79又は起点78を現
在地又は目的地として経路探索が行われる。
【0012】しかし、前記ナビゲーション装置において
は、接続点79又は起点78の座標を登録する必要があ
るため、メモリ資源を多量に消費してしまう。また、接
続道路76が複数存在する場合は常にエリア72内の現
在地又は目的地である設定地点71に近い方の接続道路
を選択するようになっているので、エリア72外の現在
地又は目的地が遠い方の接続道路に近い場合、探索され
る経路が回り道となり、距離が長くなってしまうことが
ある。
【0013】本発明は、前記従来の問題点を解決して、
設定地点が接続道路のあるエリア内に存在する場合、多
量のメモリ資源を消費することなく、適切な経路を探索
することができるナビゲーションシステム及びナビゲー
ションプログラムを提供することを目的とする。
【0014】
【課題を解決するための手段】そのために、本発明のナ
ビゲーションシステムにおいては、特定エリアの周縁の
データ及び道路データを格納するデータ記録部と、現在
地又は目的地が前記特定エリア内に存在するか否かを判
定する地点判定部と、前記特定エリアの周縁のデータ及
び道路データに基づいて、前記特定エリアに接続する道
路を取得する道路取得部と、取得された前記道路を含む
経路を探索する経路探索部とを有する。
【0015】本発明の他のナビゲーションシステムにお
いては、さらに、前記道路取得部は、道路の一端が前記
特定エリア内に存在し、他端が前記特定エリア外に存在
する道路を前記特定エリアに接続する道路として取得す
る。
【0016】本発明の更に他のナビゲーションシステム
においては、さらに、前記経路探索部は、取得された前
記道路が複数である場合、前記道路を含む経路の探索コ
ストが低い道路を前記特定エリア内への接続道路として
選択する。
【0017】本発明の更に他のナビゲーションシステム
においては、さらに、前記現在地又は目的地を入力する
入力部を備える車載端末と、前記データ記録部、地点判
定部、道路取得部及び経路探索部を備える情報センタと
から成る。
【0018】本発明のナビゲーションプログラムにおい
ては、ナビゲーションのためにコンピュータを、現在地
又は目的地が特定エリア内に存在するか否かを判定する
地点判定部、前記特定エリアの周縁のデータ及び道路デ
ータに基づいて、前記特定エリアに接続する道路を取得
する道路取得部、及び、取得された前記道路を含む経路
を探索する経路探索部として機能させる。
【0019】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態につい
て図面を参照しながら詳細に説明する。
【0020】図4は本発明の第1の実施の形態における
ナビゲーションシステムの車載端末の概念図、図5は本
発明の第1の実施の形態におけるナビゲーションシステ
ムの車載端末の機能を示す図である。
【0021】図4に示されるように、14はナビゲーシ
ョン装置として機能するコンピュータとしての車載端末
であり、該車載端末14は、現在地を検出する現在地検
出処理部15、道路データ等が記録された記録媒体とし
てのデータ記録部16、入力された情報に基づいて、ナ
ビゲーション処理等の各種の演算処理を行うナビゲーシ
ョン処理部17、入力部34、表示部35、音声入力部
36、音声出力部37及び通信部38を有し、前記ナビ
ゲーション処理部17に車速センサ41が接続される。
【0022】そして、前記現在地検出処理部15は、G
PS(Global Positioning Sys
tem)センサ21、地磁気センサ22、距離センサ2
3、ステアリングセンサ24、ビーコンセンサ25、ジ
ャイロセンサ26、図示されない高度計等から成る。な
お、前記GPSセンサ21、地磁気センサ22、距離セ
ンサ23、ステアリングセンサ24、ビーコンセンサ2
5、ジャイロセンサ26、高度計等の中のいくつかは、
製造コスト等の観点から、適宜省略することもできる。
【0023】そして、前記GPSセンサ21は、人工衛
星によって発生させられた電波を受信することによって
地球上における現在地を検出し、前記地磁気センサ22
は、地磁気を測定することによって車両が向いている方
位を検出し、前記距離センサ23は、道路上の所定の位
置間の距離等を検出する。前記距離センサ23として
は、例えば、図示されない車輪の回転数を測定し、該回
転数に基づいて距離を検出するもの、加速度を測定し、
該加速度を2回積分して距離を検出するもの等を使用す
ることができる。
【0024】また、前記ステアリングセンサ24は、舵
(だ)角を検出し、前記ステアリングセンサ24として
は、例えば、図示されないステアリングホイールの回転
部に取り付けられた光学的な回転センサ、回転抵抗セン
サ、車輪に取り付けられた角度センサ等が使用される。
【0025】そして、前記ビーコンセンサ25は、道路
に沿って配設されたビーコンからの位置情報を受信して
現在地を検出する。前記ジャイロセンサ26は、車両の
回転角速度、すなわち、旋回角を検出し、前記ジャイロ
センサ26としては、例えば、ガスレートジャイロ、振
動ジャイロ等が使用される。そして、前記ジャイロセン
サ26によって検出された旋回角を積分することによっ
て、車両が向いている方位を検出することができる。
【0026】なお、前記GPSセンサ21及びビーコン
センサ25は、それぞれ単独で現在地を検出することが
できる。そして、距離センサ23によって検出された距
離と、地磁気センサ22及びジャイロセンサ26によっ
て検出された方位とを組み合わせることによって現在地
を検出することもできる。また、距離センサ23によっ
て検出された距離と、ステアリングセンサ24によって
検出された舵角とを組み合わせることによって現在地を
検出することもできる。
【0027】前記データ記録部16は、地図データファ
イル、交差点データファイル、ノードデータファイル、
道路データファイル、写真データファイル、及び、各地
域のホテル、ガソリンスタンド、観光地案内所等の施設
の情報が記録された施設情報データファイルから成るデ
ータベースを備える。そして、前記データ記録部16に
は、経路を探索するためのデータの他、前記表示部35
の画面に、探索された経路に沿って案内図を表示した
り、交差点又は経路における特徴的な写真、コマ図等を
表示したり、次の交差点までの距離、次の交差点におけ
る進行方向等を表示したり、他の案内情報を表示したり
するための各種のデータが記録される。なお、前記デー
タ記録部16には、所定の情報を音声出力部37によっ
て出力するための各種のデータも記録される。
【0028】ところで、前記交差点データファイルには
交差点データが、ノードデータファイルにはノードデー
タが、道路データファイルには道路データがそれぞれ記
録され、前記交差点データ、ノードデータ及び道路デー
タによって道路状況が画面に表示される。なお、前記交
差点データには、交差点の種類、すなわち、交通信号灯
器の設置されている交差点であるか又は交通信号灯器の
設置されていない交差点であるが含まれる。また、前記
ノードデータは、前記地図データファイルに記録された
地図データにおける少なくとも道路の位置及び形状を構
成するものであり、実際の道路の分岐点(交差点、T字
路等を含む)、ノード点、及び各ノード点間を連結する
リンクを示すデータから成る。さらに、前記ノード点
は、少なくとも道路の屈曲点の位置を示す。
【0029】そして、前記道路データには、道路自体に
ついて、幅員、勾(こう)配、カント、高度、バンク、
路面の状態、道路の車線数、該車線数の減少する地点、
幅員の狭くなる地点等のデータが含まれる。なお、高速
道路や幹線道路の場合、対向方向の車線のそれぞれが別
個の道路データとして格納され、2条化道路として処理
される。例えば、片側2車線以上の幹線道路の場合、2
条化道路として処理され、上り方向の車線と下り方向の
車線は、それぞれ、独立した道路として道路データに格
納される。また、コーナについては、曲率半径、交差
点、T字路、コーナの入口等のデータが含まれる。さら
に、道路属性については、踏切、高速道路出入口ランプ
ウェイ、高速道路の料金所、降坂路、登坂路、道路種別
(国道、主要地方道、一般道、高速道等)等のデータが
含まれる。
【0030】さらに、前記データ記録部16には、特定
エリアの周縁のデータが格納されている。ここで、特定
エリアとは、あらかじめ設定された主要な道路から離れ
た位置に存在する領域、すなわち、エリアであり、遊園
地、テーマパーク、公園等の広大な敷地を有する施設、
団地、高速道路等のパーキングエリアやサービスエリ
ア、デパート、スーパーマーケット、ホームセンタ、シ
ョッピングモール、パチンコ店、ゲームセンタ、レスト
ラン等の駐車場等である。そして、前記特定エリアの周
縁のデータ、すなわち、周囲との境界線の座標データ
が、前記データ記録部16に格納されているので、前記
特定エリアの周縁のデータをデータ記録部16から取得
することによって、前記特定エリアの位置、形状、面積
等を正確に把握することができる。
【0031】また、前記ナビゲーション処理部17は、
車載端末14の全体の制御を行うCPU31、該CPU
31が各種の演算処理を行うに当たりワーキングメモリ
として使用されるRAM32、及び、制御プログラムの
他、目的地までの経路の探索、経路中の走行案内、特定
区間の決定、地点、施設等の検索等を行うための各種の
プログラムが記録された記録媒体としてのROM33か
ら成る。そして、前記ナビゲーション処理部17には、
前記入力部34、表示部35、音声入力部36、音声出
力部37及び通信部38が接続される。そして、経路の
探索、経路中の走行案内、特定区間の決定、地点、施設
等の検索等の各種処理を実行する。なお、前記音声入力
部36、音声出力部37及び通信部38の中のいくつか
は、製造コスト等の観点から、適宜省略することもでき
る。
【0032】ここで、前記プログラムには、ナビゲーシ
ョンのためにコンピュータを、現在地又は目的地が特定
エリア内に存在するか否かを判定する地点判定部、前記
特定エリアの周縁のデータ及び道路データに基づいて、
前記特定エリアに接続する道路を取得する道路取得部、
及び、取得された前記道路を含む経路を探索する経路探
索部として機能させるナビゲーションプログラムも含ま
れる。また、前記ナビゲーションプログラムを記録した
コンピュータ読み取り可能な記録媒体は、半導体メモリ
だけでなく、磁気テープ、磁気ディスク、磁気ドラム、
CD−ROM、MD、DVD−ROM、光ディスク、M
O、ICカード、光カード、メモリカード等、あらゆる
形態の記録媒体を含むものである。 なお、前記データ
記録部16及びROM33は、図示されない磁気コア、
半導体メモリ等によって構成される。また、前記データ
記録部16及びROM33として、磁気テープ、磁気デ
ィスク、磁気ドラム、CD−ROM、MD、DVD−R
OM、光ディスク、MO、ICカード、光カード、メモ
リカード等の各種の記憶媒体を使用することもできる。
該記憶媒体は、車載端末14にあらかじめ据え付けられ
たものであってもよく、運転者等によって適宜交換可能
なものであってもよい。
【0033】本実施の形態においては、前記ROM33
に各種のプログラムが記録され、前記データ記録部16
に各種のデータが記録されるようになっているが、プロ
グラム及びデータを同じように外部記憶媒体に記録する
こともできる。この場合、例えば、前記ナビゲーション
処理部17に図示されないフラッシュメモリ等の記憶媒
体を配設し、前記外部記憶媒体から前記プログラム及び
データを読み出して前記記憶媒体に書き込むこともでき
る。したがって、外部記憶媒体を交換することによって
前記プログラム及びデータを更新することができる。ま
た、図示されない自動変速機制御装置の制御プログラム
等も前記外部記憶媒体に記録させることができる。この
ように、各種の記憶媒体に記録されたプログラムを起動
し、データに基づいて各種の処理を行うことができる。
なお、前記外部記憶媒体は、磁気テープ、磁気ディス
ク、磁気ドラム、CD−ROM、MD、DVD−RO
M、光ディスク、MO、ICカード、光カード、メモリ
カード等いかなる種類のものであってもよい。
【0034】さらに、前記通信部38は、FM送信装
置、電話回線、インターネット、携帯電話網等との間で
各種のデータの送受信を行うためのものであり、例え
ば、図示されない情報センサ等によって受信した渋滞等
の道路情報、交通事故情報、GPSセンサ21の検出誤
差を検出するD−GPS情報等の各種のデータを受信す
る。また、本発明の機能を実現するためのプログラム、
車載端末14を作動させるためのその他のプログラム、
データ等を、情報センタ(インターネットサーバ、ナビ
ゲーション用サーバ等)から複数の基地局(インターネ
ットのプロバイダ端末、前記通信部38と電話回線、通
信回線等を介して接続された通信局等)に送信し、更に
各基地局から通信部38に送信することもできる。この
ようなシステムを使用する場合、各基地局から送信され
た前記プログラム及びデータの少なくとも一部が受信さ
れると、前記CPU31は、読書き可能なメモリ、例え
ば、RAM32、フラッシュメモリ、ハードディスク等
の記録媒体にダウンロードし、前記プログラムを起動
し、データに基づいて各種の処理を行うことができる。
【0035】この場合、例えば、プログラム及びデータ
を異なる記録媒体に記録したり、同じ記録媒体に記録し
たりすることもできる。
【0036】また、家庭用のパーソナルコンピュータを
使用し、前記情報センタから送信されたプログラム、デ
ータ等をパーソナルコンピュータに対して脱着自在なメ
モリカード、フレキシブルディスク等の記録媒体にダウ
ンロードし、前記プログラムを起動し、データに基づい
て各種の処理を行うこともできる。
【0037】そして、前記入力部34は、走行開始時の
位置を修正したり、目的地を入力したりするためのもの
であり、車載端末14の本体に配設された操作キー、押
しボタン、ジョグダイヤル、十字キー等から成るもので
あるが、リモートコントローラであってもよい。なお、
表示部35がタッチパネルである場合には、該表示部3
5の画面に表示された操作キー、操作メニュー等の操作
スイッチから成るものであることが望ましい。この場
合、通常のタッチパネルのように前記操作スイッチを押
す(タッチする)ことによって、入力を行うことができ
る。
【0038】そして、前記表示部35の画面には、操作
案内、操作メニュー、操作キーの案内、現在地から目的
地までの経路、該経路に沿った案内情報等が表示され
る。前記表示部35としては、CRTディスプレイ、液
晶ディスプレイ、LEDディスプレイ、プラズマディス
プレイ、フロントガラスにホログラムを投影するホログ
ラム装置等を使用することができる。
【0039】また、音声入力部36は、図示されないマ
イクロホン等によって構成され、音声によって必要な情
報を入力することができる。さらに、音声出力部37
は、図示されない音声合成装置及びスピーカを備え、音
声情報、例えば、音声合成装置によって合成された音声
から成る案内情報、変速情報等をスピーカから出力し、
操作者に知らせる。なお、音声合成装置によって合成さ
れた音声の他に、各種の音、あらかじめテープ、メモリ
等に録音された各種の案内情報をスピーカから出力する
こともできる。
【0040】本実施の形態において、図5に示されるよ
うに車載端末14は、機能の観点から、現在地又は目的
地が特定エリア内に存在するか否かを判定する地点判定
部27、特定エリアの周縁と奇数回交差する道路に関す
るデータを取得する道路取得部28及び経路を探索する
経路探索部29を有する。
【0041】ここで、前記地点判定部27は、現在地又
は目的地が設定されると、データ記録部16に格納され
た特定エリアの周縁のデータを取得し、前記現在地又は
目的地として設定された地点が前記特定エリア内に存在
するか否かを判定する。この場合、前記地点から任意の
方向に延びる半直線を作成し、該半直線が前記特定エリ
アの周縁と奇数回交差する時には、前記地点が前記特定
エリア内に存在すると判定し、前記半直線が前記特定エ
リアの周縁と複数回交差する時には、前記地点が前記特
定エリア外に存在すると判定する。
【0042】そして、前記道路取得部28は、前記特定
エリアの周縁のデータ及び道路データに基づいて、前記
特定エリアに接続する道路を取得するを取得する。ここ
で、前記特定エリアに接続する道路は、道路の一端の座
標が前記特定エリア内に存在し、他端の座標が前記特定
エリア外に存在する道路である。また、特定エリアの周
縁と奇数回交差する道路は、一端が前記特定エリア内に
存在し、他端が該特定エリア外に存在する道路なので、
特定エリアの周縁と奇数回交差する道路を前記特定エリ
ア内への接続道路としてもよい。
【0043】また、前記経路探索部29は、通常の方法
によって経路探索を行うものであり、前記地点判定部2
7は前記地点が前記特定エリア内に存在すると判定する
と、前記接続道路に合流する経路を探索する。例えば、
目的地が前記特定エリア内に設定された場合には、車両
の現在地から前記特定エリア内への接続道路までの経路
を探索する。また、現在地が前記特定エリア内である場
合には、前記接続道路から目的地までの経路を探索す
る。
【0044】次に、前記構成の車載端末14の動作につ
いて説明する。
【0045】図1は本発明の第1の実施の形態における
特定エリア内への接続道路に合流する経路を探索する方
法を示す図、図6は本発明の第1の実施の形態における
データ記録部に格納された特定エリアの周縁のデータの
例を示す図、図7は本発明の第1の実施の形態における
特定エリア内への接続道路に合流する経路を探索する方
法を示すフローチャートである。
【0046】ここでは、操作者が自動車を運転してデパ
ートに出かけ、特定エリアとしてのデパートの駐車場に
駐車するための経路を探索する場合について説明する。
【0047】まず、操作者は、デパートを検索する。こ
の場合、前記操作者は、飲食店、ガソリンスタンド、映
画館等の施設を検索する場合と同様の操作を行うことに
よって、幹線道路を検索することができる。例えば、前
記デパートの名称を入力してもよいし、また、現在地及
び検索対象範囲を設定し、続いて検索対象としてデパー
トを設定してもよい。
【0048】これにより、車載端末14がデパートの検
索を実行し、検索結果が表示部35の画面に表示され
る。そして、操作者が表示された検索結果の中から1つ
のデパートを選択すると、現在地及び前記デパートを含
む地図が表示される。そして、操作者が前記デパートを
目的地として設定すると、経路探索部29は、現在地か
ら目的地までの経路探索を開始する。
【0049】この場合、前記経路探索部29は、前記デ
パートの駐車場内の地点を目的地として自動的に設定す
ることが望ましい。通常、デパートの駐車場は、デパー
トの建物の周辺地域に散在し、操作者が自動車を運転し
てデパートに出かける時には前記デパートの駐車場を利
用することが一般的なので、前記駐車場内の地点を目的
地として経路探索を行うほうが、操作者にとって便利な
場合が多い。しかし、操作者がデパートの駐車場を利用
しない場合もあるので、このような目的地の設定を解除
できるような操作キーを画面に表示することが望まし
い。
【0050】そして、前記デパートの駐車場が複数存在
する時には、デパートの建物に最も近い駐車場を選択す
ることが望ましい。また、情報センタから前記駐車場の
空車状況に関する情報を取得することができる場合に
は、駐車可能な駐車場の中から選択することが望まし
い。さらに、前記情報センタから各駐車場周辺の道路の
混雑状況に関する情報を取得することができる場合に
は、該情報に基づいて、所要時間が最短となる駐車場を
選択するようにしてもよい。なお、操作者が所望の駐車
場を選択することができるようにしてもよい。
【0051】次に、前記駐車場内の地点が目的地として
設定されると、道路取得部28は、データ記録部16に
アクセスして、目的地周辺の道路に関するデータを取得
する。これにより、図1に示されるように、目的地であ
る前記駐車場内の地点周辺の道路に関するデータが取得
される。
【0052】図1において、11は特定エリアとしての
駐車場、11aは駐車場11内への第1の接続道路、1
1bは駐車場11内への第2の接続道路、11cは駐車
場11内の目的地としての設定地点、12は駐車場11
周辺の第1の主要な道路、13は駐車場11周辺の第2
の主要な道路である。
【0053】そして、地点判定部27は、目的地として
の設定地点11cが特定エリアとしての駐車場11内に
存在するか否かを判定する。この場合、図1に示される
ように、設定地点11cは駐車場11内に存在するの
で、設定地点11cが特定エリア内に存在すると判定す
る。
【0054】すると、前記道路取得部28は、データ記
録部16から取得した目的地周辺の道路に関するデータ
の中から、駐車場11に接続する道路を抽出する。この
場合、特定エリアである前記駐車場11の周縁のデー
タ、すなわち、周囲との境界線の座標データが、図6に
示されるように、テーブルとして前記データ記録部16
に格納されている。そのため、前記道路取得部28は、
前記駐車場11の周縁のデータを前記データ記録部16
から取得することによって、前記駐車場11の周縁の形
状を正確に特定することができる。そして、前記道路取
得部28は、前記駐車場11の周辺の道路のそれぞれに
ついて、一端が駐車場11内に存在しかつ他端が駐車場
11外に存在する道路か否かを判定する。なお、駐車場
11の周縁と奇数回交差するか否かを判定するようにし
てもよい。これにより、一端が駐車場11内に存在しか
つ他端が駐車場11外に存在する第1の接続道路11a
及び第2の接続道路11bを駐車場11内への接続道路
として抽出する。
【0055】次に、前記経路探索部29は、前記第1の
接続道路11a及び第2の接続道路11bを目的地とし
て、経路探索を行う。これにより、前記第1の接続道路
11a及び第2の接続道路11bまでの経路が探索され
る。例えば、前記第1の接続道路11a及び第2の接続
道路11bを探索終了道路として設定し、周知のダイキ
ストラ法により探索を行い経路を決定する。これによ
り、現在地からの探索コストが低い経路が探索された接
続道路を最適な接続道路として選択する。
【0056】複数の接続道路から1つを選択し、現在地
から選択された接続道路までの経路を探索するものに比
して、回り道となる経路を探索せず、現在地に応じた経
路を探索することができる。
【0057】最後に、現在地から前記最適な接続道路ま
での経路が表示部35の画面に表示される。
【0058】また、前記駐車場11内の地点を現在地に
設定して、操作者の自宅等の前記駐車場11外の地点を
目的地に設定した場合も、同様に経路が探索される。こ
の場合は、前記第1の接続道路11a及び第2の接続道
路11bを現在地として、経路探索を行い、目的地まで
の探索コストが低い経路が探索された接続道路を最適な
接続道路として選択する。
【0059】なお、前記第1の接続道路11a及び第2
の接続道路11bのいずれか一方が駐車場11内への入
口であり、他方が駐車場11からの出口である場合、前
記駐車場11内の地点を目的地として設定した時は、入
口である接続道路だけが選択され、前記駐車場11内の
地点を現在地として設定した時は、出口である接続道路
だけが選択され、該選択された接続道路に合流する経路
が探索される。
【0060】さらに、前記道路取得部28が駐車場11
の周縁と奇数回交差する道路を抽出することができない
場合、すなわち、駐車場11内への接続道路が存在しな
い場合、前記経路探索部29は、「従来の技術」におい
て説明した方法と同様に、前記設定地点11cから第1
の主要な道路12及び第2の主要な道路13へ垂線を下
ろし、該垂線の足のうち前記設定地点11cにより近い
方を新たな設定地点とする。そして、該新たな設定地点
を目的地又は現在地として設定して経路探索を行う。
【0061】このように、本実施の形態においては、現
在地又は目的地として設定された地点が特定エリア内に
存在する場合、道路取得部28が前記特定エリアに接続
する道路を抽出し、該道路を含む経路を経路探索部29
が探索するようになっている。
【0062】したがって、現在地又は目的地として設定
された地点が接続道路のある特定エリア内に存在する場
合、最適な接続道路を選択した経路を容易に探索するこ
とができる。
【0063】また、特定エリアの周縁のデータと該特定
エリア周辺の道路に関するデータを使用して最適な接続
道路を選択するので、最適な接続道路を選択するために
接続道路の起点又は終点の座標データを登録する必要が
ないので、車載端末14のメモリ資源を節約することが
できる。
【0064】次に、本実施の形態におけるフローチャー
トについて説明する。 ステップS1 目的地を設定する。 ステップS2 目的地周辺の道路に関するデータを取得
する。 ステップS3 目的地としての設定地点11cが特定エ
リアの中に存在するか否かを判定する。存在する場合は
ステップS4に進み、存在しない場合はステップS7に
進む。 ステップS4 道路取得部28は、データ記録部16か
ら取得した目的地周辺の道路に関するデータの中から特
定エリアに接続する道路を抽出する。 ステップS5 特定エリアに接続する道路が存在するか
否かを判定する。存在する場合はステップS6に進み、
存在しない場合はステップS7に進む。 ステップS6 特定エリアに接続する接続道路を目的地
とする。 ステップS7 設定地点11cに近い道路を目的地とす
る。 ステップS8 経路探索部29は経路検索を行う。
【0065】次に、本発明の第2の実施の形態について
説明する。なお、前記第1の実施の形態と同じ構造を有
するもの及び同じ動作については、その説明を省略す
る。
【0066】図8は本発明の第2の実施の形態における
ナビゲーションシステムの構成を示す概念図である。
【0067】図において、40はサーバとしての情報セ
ンタであり、CPU、MPU等の演算手段、半導体メモ
リ、磁気ディスク等の記憶手段、通信インターフェイス
等を備えるコンピュータの中に構成される。なお、該コ
ンピュータは単一のコンピュータではなく、複数のコン
ピュータが有機的に結合された、いわゆる、分散型サー
バであってもよい。さらに、前記コンピュータの中に他
のシステムが構成されていてもよい。
【0068】そして、14は操作者によって操作される
車載端末である。該車載端末14は、実際には多数であ
るが、本実施の形態においては、説明の都合上、14で
代表する。なお、前記車載端末14は、前記第1の実施
の形態における車載端末14と同様のものであるが、本
実施の形態においては機能を大幅に省略したものであっ
てもよく、CPU、MPU等の演算部、半導体メモリ、
磁気ディスク等の記憶手段、液晶ディスプレイ、LED
ディスプレイ、CRT等の表示部、キーボード、リモー
トコントローラ、タッチパネル等の入力部、及び、通信
インターフェイス等を備えるものであればよい。前記車
載端末14は、例えば、乗用車、トラック、バス、オー
トバイ等の車両に搭載されるナビゲーション装置である
が、携帯電話機、携帯情報端末、PDA(Person
al Digital Assistant)、パーソ
ナルコンピュータ、ゲーム機、デジタルテレビ等いかな
るものであってもよい。
【0069】さらに、前記車載端末14は、ナビゲーシ
ョン装置である場合、前記第1の実施の形態における車
載端末14と同様に、現在地検出処理部15によって現
在地を検出するが、例えば、携帯電話機、携帯情報端末
等である場合、該携帯電話機、携帯情報端末等が在圏す
る基地局との通信に基づいて、該基地局の位置を現在地
として検出することもできる。
【0070】ここで、前記情報センタ40及び車載端末
14はネットワーク57を介して互いに通信可能に接続
される。なお、前記ネットワーク57は、有線又は無線
の公衆通信回線網、専用通信回線網、インターネット、
イントラネット、LAN(Local Area Ne
twork)、WAN(Wide Area Netw
ork)、衛星通信回線網等いかなる通信回線であって
もよく、これらを適宜組み合わせたものであってもよ
い。また、放送衛星によるCS放送やBS放送を利用し
て通信してもよく、地上波デジタルテレビ放送を利用し
て通信してもよく、FM多重放送を利用して通信しても
よく、また、道路脇に設置されている光ビーコンや電波
ビーコンを利用して通信してもよい。
【0071】そして、本実施の形態におけるナビゲーシ
ョンシステムは前記情報センタ40及び車載端末14に
よって構成される。
【0072】なお、前記情報センタ40は、前記車載端
末14から送信された出発地情報及び目的地情報に基づ
いて目的地までの経路等の情報を前記車載端末14に提
供するための情報提供部44、前記情報を逐次、前記車
載端末14毎に格納する端末情報格納部45、及び、前
記車載端末14をIDキー等に基づいて特定するための
端末特定部46を有する。
【0073】そして、前記情報提供部44は、地図情報
記憶手段としての地図データベース47、POI(Po
int of Interest)データベース48、
道路データベース49、公共交通機関データベース5
0、交通情報データベース51等を有する。
【0074】ここで、前記地図データベース47は、地
図を描画するためのノード、リンク、座標、施設名称等
の地図情報を格納する。また、POIデータベース48
は、出発地、目的地、通過点等となる地点を検索するた
めの施設データ、タウンページデータ等を格納する。さ
らに、前記道路データベース49は、道路の探索コス
ト、道路の種別等の経路を探索するためのデータを格納
する。さらに、前記公共交通機関データベース50は、
鉄道、バス、航空機、船舶等の路線、停車場、運行時刻
表等のデータを格納する。さらに、前記交通情報データ
ベース51は、例えば、VICSと称される道路交通情
報通信システムにおいて、警察、日本道路公団等の交通
管制システムの情報を収集して作成した道路の渋滞等に
関する道路交通情報を格納する。
【0075】なお、前記地図データベース47、POI
データベース48、道路データベース49、公共交通機
関データベース50、交通情報データベース51等が格
納される情報センタ40の記憶手段は、情報センタ40
内部の内部記憶媒体であってもよいし、外部記憶媒体で
あってもよい。この場合、前記内部記憶媒体及び外部記
憶媒体は、磁気テープ、磁気ディスク、磁気ドラム、C
D−ROM、MD、DVD−ROM、光ディスク、M
O、ICカード、光カード、メモリカード等いかなる種
類のものであってもよい。
【0076】また、前記情報提供部44は、前記地図情
報に基づいて地図を描画する地図作成部52、前記PO
Iデータベース48に格納された情報に基づいて目的地
のような所定の地点の座標情報、名称、住所等の地点情
報を検索するPOI検索部53、及び、前記道路データ
ベース49、公共交通機関データベース50、交通情報
データベース21等に格納された情報に基づいて現在地
から目的地までの経路を探索する経路探索部54を有す
る。
【0077】さらに、前記情報提供部44は、前記車載
端末14と情報の送受信を行う送受信部56、及び、受
信した情報の中から地点の名称等のキーワードを抽出す
るキーワード抽出部55とを有する。
【0078】そして、前記情報提供部44は、図示され
ない目的地設定部、到着予測時刻算出部、比較手段、返
信手段を有する。
【0079】ここで、目的地設定部は、前記車載端末1
4から目的地、通過地点等の位置情報を受信した時に、
前記位置情報に基づいて目的地設定を行う手段である。
また、到着予測時刻算出部は、経路探索部54によって
探索された経路の情報、例えば、道路区間毎の所要時間
データの和に基づいて、前記目的地に到着するであろう
時刻、すなわち、到着予測時刻を算出する手段である。
なお、前記到着予測時刻算出部は、一定時間毎に到着予
測時刻を更新するものであってもよい。この際、交通情
報データベース51に格納された最新の渋滞情報、規制
情報なども加味して、到着予測時刻を算出し直すように
してもよい。
【0080】そして、比較手段は、前記到着予測時刻
と、時刻キーワードとして抽出された到着希望時刻とを
比較する手段である。さらに、返信手段は、前記比較手
段による比較の結果、到着予測時刻が時刻キーワードと
しての到着希望時刻より遅いことが判明した場合に、到
着予測時刻が到着希望時刻より遅いことを前記車載端末
14に返信する手段である。
【0081】一方、前記車載端末14は、前述されたよ
うに、前記情報センタ40と情報の送受信を行う通信部
38及び表示部35を有する。ここで、該表示部35
は、表示手段に前記情報センタ40から送信された地図
を表示させ、該地図上に前記車載端末14の現在地、目
的地等を表示させる。さらに、前記到着希望時刻、到着
予測時刻、目的地の名称、住所等の情報も表示させるよ
うになっている。
【0082】ここで、本実施の形態においては、情報セ
ンタ40が、地図データベース47、道路データベース
49等のデータベースに加えて、前記第1の実施の形態
において説明したような現在地又は目的地が特定エリア
内に存在するか否かを判定する地点判定部27、特定エ
リアに接続する道路に関するデータを取得する道路取得
部28を有する。
【0083】これにより、前記情報センタ40は、前記
車載端末14が送信した現在地及び目的地の情報を受信
すると、前記第1の実施の形態において説明した方法と
同様の方法で、現在地又は目的地として設定された地点
が特定エリア内に存在する場合、前記特定エリアに接続
する道路を抽出し、該道路を接続道路として、該道路に
合流する経路を探索する。そして、探索された経路につ
いての情報を前記車載端末14に送信する。
【0084】このように、本実施の形態においては、前
記車載端末14のデータ記録部16は、地図データファ
イル、道路データファイル等からなるデータベースを備
える必要がないので、前記車載端末14の構成を簡素化
することができる。そのため、前記車載端末14を小型
軽量化することが可能となり、製造コストも低くするこ
とができる。また、情報センタ40においては、各種デ
ータの更新が頻繁に行われるので、最新のデータに基づ
いた経路探索の結果を得ることができる。
【0085】なお、前記車載端末14が前記地図データ
ファイル、道路データファイル等からなるデータベース
を備える場合、例えば、目的地の設定等の処理までを前
記車載端末14において行い、前記処理の結果を情報セ
ンタ40に送信して、以降の処理を前記情報センタ40
において行うようにすることもできる。この場合、前記
情報センタ40における処理負担を低減することがで
き、前記情報センタ40の構成を簡素化することがで
き、運営コストを低くすることができる。
【0086】なお、本発明は前記実施の形態に限定され
るものではなく、本発明の趣旨に基づいて種々変形させ
ることが可能であり、それらを本発明の範囲から排除す
るものではない。
【0087】例えば、本発明は、ナビゲーションのため
にコンピュータを、現在地又は目的地が特定エリア内に
存在するか否かを判定する地点判定部、前記特定エリア
の周縁のデータ及び道路データに基づいて、前記特定エ
リアに接続する道路を取得する道路取得部、及び、取得
された前記道路を含む経路を探索する経路探索部として
機能させるナビゲーションプログラムを含むものであ
る。
【0088】さらに、本発明は、ナビゲーションのため
にコンピュータを、現在地又は目的地が特定エリア内に
存在するか否かを判定する地点判定部、前記特定エリア
の周縁のデータ及び道路データに基づいて、前記特定エ
リアに接続する道路を取得する道路取得部、及び、取得
された前記道路を含む経路を探索する経路探索部として
機能させるナビゲーションプログラムを記録したコンピ
ュータ読み取り可能な記録媒体を含むものである。
【0089】
【発明の効果】以上詳細に説明したように、本発明によ
れば、設定地点が接続道路のあるエリア内に存在する場
合、多量のメモリ資源を消費することなく、適切な経路
を探索することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施の形態における特定エリア
内への接続道路に合流する経路を探索する方法を示す図
である。
【図2】従来のナビゲーション装置における現在地又は
目的地が探索の対象となる道路から離れている場合の経
路探索の方法を示す図である。
【図3】従来のナビゲーション装置におけるエリア内へ
の接続道路が存在する場合の経路探索の方法を示す図で
ある。
【図4】本発明の第1の実施の形態におけるナビゲーシ
ョンシステムの車載端末の概念図である。
【図5】本発明の第1の実施の形態におけるナビゲーシ
ョンシステムの車載端末の機能を示す図である。
【図6】本発明の第1の実施の形態におけるデータ記録
部に格納された特定エリアの周縁のデータの例を示す図
である。
【図7】本発明の第1の実施の形態における特定エリア
内への接続道路に合流する経路を探索する方法を示すフ
ローチャートである。
【図8】本発明の第2の実施の形態におけるナビゲーシ
ョンシステムの構成を示す概念図である。
【符号の説明】
11 駐車場 11a 第1の接続道路 11b 第2の接続道路 11c 設定地点 14 車載端末 16 データ記録部 27 地点判定部 28 道路取得部 29、54 経路探索部 34 入力部 40 情報センタ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き Fターム(参考) 2C032 HB22 HB23 HB24 HB25 HC16 HC31 HD21 2F029 AA02 AB07 AC02 AC09 AC14 AC19 AC20 5H180 AA01 BB02 BB04 FF04 FF05 FF13 FF22 FF27

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】特定エリアの周縁のデータ及び道路データ
    を格納するデータ記録部と、現在地又は目的地が前記特
    定エリア内に存在するか否かを判定する地点判定部と、
    前記特定エリアの周縁のデータ及び道路データに基づい
    て、前記特定エリアに接続する道路を取得する道路取得
    部と、取得された前記道路を含む経路を探索する経路探
    索部とを有することを特徴とするナビゲーションシステ
    ム。
  2. 【請求項2】前記道路取得部は、道路の一端が前記特定
    エリア内に存在し、他端が前記特定エリア外に存在する
    道路を前記特定エリアに接続する道路として取得する請
    求項1に記載のナビゲーションシステム。
  3. 【請求項3】前記経路探索部は、取得された前記道路が
    複数である場合、前記道路を含む経路の探索コストが低
    い道路を前記特定エリア内への接続道路として選択する
    請求項1又は2に記載のナビゲーションシステム。
  4. 【請求項4】前記現在地又は目的地を入力する入力部を
    備える車載端末と、前記データ記録部、地点判定部、道
    路取得部及び経路探索部を備える情報センタとから成る
    請求項1〜3のいずれか1項に記載のナビゲーションシ
    ステム。
  5. 【請求項5】ナビゲーションのためにコンピュータを、
    現在地又は目的地が特定エリア内に存在するか否かを判
    定する地点判定部、前記特定エリアの周縁のデータ及び
    道路データに基づいて、前記特定エリアに接続する道路
    を取得する道路取得部、及び、取得された前記道路を含
    む経路を探索する経路探索部として機能させるナビゲー
    ションプログラム。
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