JP2003120846A - 燃料液流量調節弁、及び該燃料液流量調節弁を備えた内燃機関の燃料噴射システム - Google Patents

燃料液流量調節弁、及び該燃料液流量調節弁を備えた内燃機関の燃料噴射システム

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JP2003120846A JP2001317131A JP2001317131A JP2003120846A JP 2003120846 A JP2003120846 A JP 2003120846A JP 2001317131 A JP2001317131 A JP 2001317131A JP 2001317131 A JP2001317131 A JP 2001317131A JP 2003120846 A JP2003120846 A JP 2003120846A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 固定鉄心に形成された貫通孔内における可動
鉄心の傾きによって、弁体が傾いた状態で液流量調節体
を押動した際に、燃料液の流量の調節精度が低下した
り、調節できなくなってしまったりする虞が少ない燃料
液流量調節弁を提供する。 【解決手段】 電磁コイル331に電流を流すことによ
って、可動鉄心35が移動し、可動鉄心35と一体に構
成されている弁体37が、液流量調節体36を押動す
る。弁体37は、円柱形状を成しており、液流量調節体
36に当接する当接部371は、略球面形状になってい
る。液流量調節体36との当接面は点接触となるので、
弁体37が傾いた状態で液流量調節体36を押動した際
に、液流量調節体36に作用する傾き力を小さくするこ
とができる。したがって、液流量調節体挿設孔32a内
で傾いた液流量調節体36が、液流量調節体挿設孔32
aに引っかかる虞を少なくすることができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本願発明は、内燃機関の燃料
噴射システム、特にコモンレール式燃料噴射システムに
おける高圧燃料噴射装置用燃料ポンプへの燃料液の吸入
量を調節するための燃料液流量調節弁、及び該燃料液流
量調節弁を備えた内燃機関の燃料噴射システムに関す
る。
【0002】
【従来の技術】コモンレール式燃料噴射システム等の内
燃機関の燃料噴射システムにおける高圧燃料噴射装置用
燃料ポンプは、低圧な燃料液を吸入し、高圧にして送出
する際に、その吸入量を調節するための燃料液流量調節
弁が、低圧な燃料液の吸入口に搭載されているのが一般
的である。この燃料液流量調節弁は、電磁弁によって、
低圧な燃料液の吸入口の流路を開閉するとともに、電磁
弁に流れる電流量に応じて、その燃料液流路の流量を略
比例的に増減できる構成を成している。そして、電磁弁
に流す電流量を制御することによって、高圧燃料噴射装
置用燃料ポンプに吸入する低圧な燃料液の流量を調節す
ることができるものである。
【0003】この燃料液流量調節弁も含めた一般的な電
磁弁は、固定鉄心に巻かれた電磁コイルに電流を流すこ
とによって発生する磁界の力によって、固定鉄心の略中
央に形成されている貫通孔に挿設されている可動鉄心が
移動し、移動した可動鉄心が弁体を移動させ、その弁体
が弁閉鎖体を押動して、弁が開閉する構成を成してい
る。
【0004】そして、燃料液流量調節弁においては、さ
らに、電磁コイルに流す電流量を調節することによっ
て、可動鉄心に作用する磁界の力と、その力と相反する
方向に作用している付勢手段による付勢力とのバランス
が変化し、それによって、可動鉄心の移動位置が変わ
る。また、弁閉鎖体は、その移動位置によって、燃料液
の流量を比例的に増減させる如き形状を成している液流
量調節体となっている。したがって、電磁コイルに流す
電流量を調節することによって、可動鉄心と一体の弁体
に押動される液流量調節体の移動位置が変わり、それに
よって、燃料液の流路の流量を調節することができる。
【0005】ところで、通常、燃料液流量調節弁は、製
造上の制約等から上述したように弁体と液流量調節体が
別体に構成されている。そのため、可動鉄心が固定鉄心
の貫通孔の中で、そのがたつきの範囲で傾くと、液流量
調節体の中心を押動すべき弁体がわずかに傾くことにな
る。
【0006】図13は、従来技術における燃料液流量調
節弁の弁体と液流量調節体との当接面を模式的に示した
正面図である。図13(a)は、弁体が傾いていない状
態の当接面を示したものであり、図13(b)は、弁体
が傾いた状態の当接面を示したものである。
【0007】弁体37は、円柱形状を成しており、液流
量調節体36に当接する当接部371は、図示の如く、
その当接面372が平坦な面になっているので、液流量
調節体36との当接面372は面接触となる。図13
(a)に示したように、弁体37が傾いていない状態で
液流量調節体36に当接した場合には、弁体37の中心
線37aと液流量調節体36の中心線36aとが、略一
致した状態となる。したがって、当接面372には、弁
体37が液流量調節体36を押動する力Fが当接面37
2に均等に作用する。
【0008】一方、図13(b)に示したように、弁体
37が傾いた状態で液流量調節体36に当接した場合に
は、液流量調節体36の中心線36aに対して、弁体3
7の中心線37aが傾いた状態で当接部371が当接す
る。したがって、当接部371の平坦な当接面372の
端部が、液流量調節体36の中心線36aからずれた状
態で点接触することになる。そして、液流量調節体36
の中心線からずれた当接点Pに、弁体37が液流量調節
体36を押動する力Fが作用し、中心からずれた位置に
力が作用することによって、液流量調節体36には傾く
力が作用することになる。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】したがって、液流量調
節体36は、中心からややずれた位置を押動されること
によって、液流量調節体36が挿設されている液流量調
節体挿設孔(図示せず)の中を、傾いた姿勢で移動する
ことになる。そして、それによって、液流量調節体36
が液流量調節体挿設孔の内壁に引っかかることによっ
て、いわゆる渋りが発生し、液流量調節体36の移動が
スムーズに行われず、燃料液の流量の調節を精度良く行
えなくなってしまう虞がある。さらに、液流量調節体3
6が、液流量調節体挿設孔に引っかかったまま動かなく
なり、燃料液の流量を調節できなくなってしまう虞もあ
る。
【0010】本願発明は、このような状況に鑑み成され
たものであり、その課題は、固定鉄心に形成された貫通
孔内における可動鉄心の傾きによって、弁体が傾いた状
態で液流量調節体を押動した際に、燃料液の流量の調節
精度が低下したり、調節できなくなってしまったりする
虞が少ない燃料液流量調節弁を提供することにある。
【0011】
【課題を解決するための手段】上記課題を達成するた
め、本願請求項1に記載の発明は、固定鉄心と、該固定
鉄心に形成された貫通孔に往復動可能に挿設され、該固
定鉄心に環装された電磁コイルに通電する電流量に応じ
た移動量で、前記貫通孔内を一方向に移動する可動鉄心
と、該可動鉄心と一体に構成された弁体と、高圧燃料噴
射装置用燃料ポンプへの燃料液吸入路の一部を構成する
液流量調節体挿設孔に往復動可能に挿設され、前記弁体
の一端部に押動されることによって前記一方向に移動
し、付勢手段の付勢力によって他方向に移動する液流量
調節体とを備え、該液流量調節体の移動位置により、内
燃機関の燃料噴射システムおける前記高圧燃料噴射装置
用燃料ポンプへの燃料液の吸入量を調節するための燃料
液流量調節弁であって、前記弁体の一端部が前記液流量
調節体を押動する際に、該弁体の一端部の当接面と該液
流量調節体の当接面とが点接触にて当接する、ことを特
徴とした燃料液流量調節弁である。
【0012】このように、弁体の一端部の当接面と液流
量調節体の当接面とは、面と面とが接触する面接触では
なく、面と点とが接触する点接触なので、弁体が傾くこ
とによって弁体の当接面が傾き、傾いた当接面の端部が
液流量調節体の中心からずれた位置に点接触した状態で
液流量調節体を押動するといったことがない。そして、
面と点による点接触なので、弁体が傾くことによって、
弁体と液流量調節体との当接点が、液流量調節体の中心
位置からずれる量を小さくすることができる。
【0013】これにより、本願請求項1に記載の発明に
係る燃料液流量調節弁によれば、弁体の一端部の当接面
と液流量調節体の当接面とが点接触にて当接するので、
固定鉄心に形成された貫通孔内における可動鉄心の傾き
によって、弁体が傾いた状態で液流量調節体を押動した
際に、燃料液の流量の調節精度が低下したり、調節でき
なくなってしまったりする虞を少なくすることができる
という作用効果が得られる。
【0014】本願請求項2に記載の発明は、請求項1に
おいて、前記弁体の一端部は、略球面形状を成してい
る、ことを特徴とした燃料液流量調節弁である。
【0015】このように、液流量調節体に当接する弁体
の一端部の当接面が球面形状を成しているので、弁体の
一端部と液流量調節体とを、点と面とによる点接触にて
当接させることができる。これにより、本願請求項2に
記載の発明に係る燃料液流量調節弁によれば、液流量調
節体に当接する弁体の一端部の当接面が球面形状を成し
ていることによって、本願請求項1に記載の発明による
作用効果を得ることができるものである。
【0016】本願請求項3に記載の発明は、請求項1に
おいて、前記液流量調節体の前記弁体の一端部との当接
面は、略球面形状を成している、ことを特徴とした燃料
液流量調節弁である。
【0017】このように、弁体の一端部に当接する液流
量調節体の当接面が球面形状を成しているので、液流量
調節体と弁体の一端部とを、点と面とによる点接触にて
当接させることができる。これにより、本願請求項3に
記載の発明に係る燃料液流量調節弁によれば、弁体の一
端部に当接する液流量調節体の当接面が球面形状を成し
ていることによって、本願請求項1に記載の発明による
作用効果を得ることができるものである。
【0018】本願請求項4に記載の発明は、請求項1〜
3のいずれか1項において、前記燃料液流量調節弁は、
前記貫通孔の内周面と前記可動鉄心の外周面との間隔よ
り、前記液流量調節体挿設孔の内周面と前記液流量調節
体の外周面との間隔の方が、狭い間隔に設定されてい
る、ことを特徴とした燃料液流量調節弁である。
【0019】貫通孔に可動鉄心を挿設する際には、その
可動鉄心の外周面と貫通孔の内周面との間の隙間が全く
無い状態にすると、その間において常に摩擦抵抗が生じ
てしまい、摺動性及び耐久性の面で問題が生じてしま
う。したがって、可動鉄心の外周面と貫通孔の内周面と
の間には、わずかな間隔の隙間が設けられており、その
隙間に燃料液が流入して大きな摩擦抵抗が生じないよう
になっている。
【0020】また、液流量調節体挿設孔に挿設されてい
る液流量調節体も同様であり、液流量調節体は、わずか
な傾きによって、燃料液の流量が変化してしまうことか
ら、液流量調節体の外周面と液流量調節体挿設孔の内周
面との隙間は、その傾きによる燃料液の流量の変化量が
許容範囲内になるような非常に狭い間隔に設定されてい
る。
【0021】このように、貫通孔の内周面と可動鉄心の
外周面との間隔より、液流量調節体挿設孔の内周面と液
流量調節体の外周面との間隔の方が狭い間隔に設定され
ているので、可動鉄心と比べて、液流量調節体のほう
が、小さな傾き量で、挿設されている液流量調節体挿設
孔の内周面に当接してしまうことになる。したがって、
可動鉄心の傾きによって傾いた弁体に液流量調節体が押
動されることによって、液流量調節体は、傾いた状態で
液流量調節体挿設孔の内周面に当接してしまうことにな
る。つまり、言い換えるならば、広い傾き範囲を有する
可動鉄心が狭い傾き範囲しか有さない液流量調節体に当
接して押動することによって、液流量調節体は、傾いた
状態で液流量調節体挿設孔の内周面に当接してしまうこ
とになると言える。
【0022】このような構成を成している本願請求項4
に記載の発明に係る燃料液流量調節弁は、本願請求項1
〜3のいずれか1項に記載の発明による作用効果が、特
に顕著なものとなると言える。
【0023】本願請求項5に記載の発明は、固定鉄心
と、該固定鉄心に形成された貫通孔に往復動可能に挿設
され、該固定鉄心に環装された電磁コイルに通電する電
流量に応じた移動量で、前記貫通孔内を一方向に移動す
る可動鉄心と、該可動鉄心と一体に構成された弁体と、
高圧燃料噴射装置用燃料ポンプへの燃料液吸入路の一部
を構成する液流量調節体挿設孔に往復動可能に挿設さ
れ、前記弁体の一端部に押動されることによって前記一
方向に移動し、付勢手段の付勢力によって他方向に移動
する液流量調節体とを備え、該液流量調節体の移動位置
に略比例して、前記燃料液吸入路の燃料液流量が増減す
る、内燃機関の燃料噴射システムおける前記高圧燃料噴
射装置用燃料ポンプへの燃料液の吸入量を調節するため
の燃料液流量調節弁であって、前記貫通孔の内周面と前
記可動鉄心の外周面との間隔より、前記液流量調節体挿
設孔の内周面と前記液流量調節体の外周面との間隔の方
が、狭い間隔に設定されており、前記弁体の一端部と前
記液流量調節体との当接面は、前記液流量調節体挿設孔
の内周面と前記液流量調節体の外周面との間隔による該
液流量調節体の傾きの範囲内において、前記可動鉄心の
可動方向に対する傾きを規制する如く係合している、こ
とを特徴とした燃料液流量調節弁である。
【0024】このように、弁体と一体の可動鉄心は、弁
体の一端部が液流量調節体と係合した状態で傾きを規制
されているので、可動鉄心と弁体と液流量調節体は、同
一中心軸上にあたかも一体の部材の如く、中心位置が規
制された状態となる。また、液流量調節体は、わずかな
傾きによって、燃料液の流量が変化してしまうことか
ら、液流量調節体の外周面と液流量調節体挿設孔の内周
面との隙間は、その傾きによる燃料液の流量の変化量が
許容範囲内になるような非常に狭い間隔に設定されてい
る。
【0025】したがって、シビアな傾き規制が成されて
いる液流量調節体によって、弁体及び可動鉄心が傾き規
制されることになるので、可動鉄心が傾くことによる弁
体の傾きを小さくすることができる。
【0026】これにより、本願請求項5に記載の発明に
係る燃料液流量調節弁によれば、可動鉄心が傾くことに
よる弁体の傾きを小さくすることができるので、固定鉄
心に形成された貫通孔内における可動鉄心の傾きによっ
て、弁体が傾いた状態で液流量調節体を押動した際に、
燃料液の流量の調節精度が低下したり、調節できなくな
ってしまったりする虞を少なくすることができるという
作用効果が得られる。
【0027】本願請求項6に記載の発明は、請求項1〜
5のいずれか1項において、前記燃料液流量調節弁は、
前記液流量調節体挿設孔の内周面には、前記燃料液吸入
路の入り口側と連通している液連通孔が形成されてお
り、前記液流量調節体には、前記燃料液吸入路の出口側
と連通している液流量調節孔が形成されており、該液流
量調節体の移動位置によって前記液流量調節孔の一部が
前記液流量調節体挿設孔の壁面に塞がれることで、前記
液流量調節孔の連通面積が減少し、前記燃料液吸入路の
燃料液流量が減少する構成を成している、ことを特徴と
した燃料液流量調節弁である。
【0028】燃料液吸入路の一部を構成している液流量
調節体挿設孔の内周面には、燃料液吸入路の入り口側と
連通している液連通孔が形成されており、その液流量調
節体挿設孔に挿設されている液流量調節体には、燃料液
吸入路の出口側に連通している液流量調節孔が形成され
ている。そのため、液連通孔と液流量調節孔との連通面
積を変化することによって、燃料液吸入路の入り口側か
ら出口側への流量が変化することになる。そして、液流
量調節体挿設孔に挿設されている液燃料調節体の移動位
置によって、液流量調節孔の一部が液流量調節体挿設孔
の壁面に塞がれるので、液流量調節孔と液連通孔との連
通面積が減少することになる。したがって、液燃料調節
体の移動位置を調節することによって、流量調節孔と液
連通孔との連通面積が増減して燃料液吸入路の流量が増
減するので、電磁コイルに流す電流量を調節することに
よって、燃料液吸入路の流量を調節することができる。
【0029】これにより、本願請求項6に記載の発明に
係る燃料液流量調節弁によれば、本願請求項1〜5のい
ずれか1項に記載の発明による作用効果に加えて、液燃
料調節体に形成されている液流量調節孔の形状によっ
て、コイルに流す電流量に対する燃料液吸入路の流量の
増減特性が決定することができるので、それによって、
コイルに流す電流量に対する燃料液吸入路の流量の増減
特性を、より直線性を有する比例特性に設定することが
可能になるという作用効果が得られる。
【0030】本願請求項7に記載の発明は、請求項1〜
6のいずれか1項において、前記可動鉄心は、該可動鉄
心の往復動方向に該可動鉄心の両端を液連通させて、前
記貫通孔内の液圧を一定にするための液圧調節孔が形成
されている、ことを特徴とした燃料液流量調節弁であ
る。
【0031】このように、可動鉄心が挿設されている貫
通孔内の液圧が常に一定に保たれるので、貫通孔内の液
圧差が生じることによって、可動鉄心に差圧による力が
作用することを防止することができる。これにより、本
願請求項7に記載の発明に係る燃料液流量調節弁によれ
ば、本願請求項1〜6のいずれか1項に記載の発明によ
る作用効果に加えて、貫通孔に挿設されている可動鉄心
の往復動を、よりなめらかに行うことができるという作
用効果が得られる。
【0032】本願請求項8に記載の発明は、請求項1〜
7のいずれか1項において、前記可動鉄心の外周面と、
該可動鉄心の外周面が摺接する前記貫通孔の内周面との
少なくともいずれか一方の面に、前記貫通孔内の前記燃
料液を貯留可能な溝が、少なくとの1つ以上形成されて
おり、該溝に貯留している前記燃料液は、前記可動鉄心
の外周面が前記貫通孔の内周面を摺動する際の潤滑剤と
して作用する、ことを特徴とした燃料液流量調節弁であ
る。
【0033】本願請求項8に記載の発明に係る燃料液流
量調節弁によれば、本願請求項1〜7のいずれか1項に
記載の発明による作用効果に加えて、可動鉄心の往復動
作を、よりなめらかに行うことができるという作用効果
が得られる。
【0034】本願請求項9に記載の発明は、請求項1〜
8のいずれか1項に記載の燃料液流量調節弁を備えた内
燃機関の燃料噴射システムである。本願請求項9に記載
の発明に係る内燃機関の燃料噴射システムによれば、内
燃機関の燃料噴射システムにおいて、前述した本願請求
項1〜8のいずれか1項に記載の発明による作用効果を
得ることができる。
【0035】
【発明の実施の形態】以下、本願発明の一実施の形態を
図面に基づいて説明する。まず、本願発明に係るコモン
レール式燃料噴射装置、及び燃料液流量調節弁の構成に
ついて説明する。図1は、本願発明に係るコモンレール
式燃料噴射装置の概略構成を示したシステム構成図であ
る。
【0036】高圧燃料噴射装置用燃料ポンプ1には、ギ
アポンプ11によって、タンク6から低圧燃料液が低圧
燃料液供給路13を介して吸入される。タンク6にはプ
レフィルタ61が配設されており、タンク6とギアポン
プ11との間の低圧燃料液供給路13には燃料液フィル
タ4が配設されている。このプレフィルタ61及び燃料
液フィルタ4によって、タンク6内の低圧燃料液の不純
物等が除去される。
【0037】ギアポンプ11によって吸引された低圧燃
料液は、本願発明に係る燃料液流量調節弁3によって、
高圧燃料噴射装置用燃料ポンプ1の低圧燃料液吸入路へ
の流量が調節される。燃料液流量調節弁3は、電磁弁で
あり、内蔵されている電磁コイルに流す電流量を制御部
7にて制御することによって、低圧燃料液吸入路への燃
料の流量を調節可能な構成を成している。高圧燃料噴射
装置用燃料ポンプ1は、高圧ポンプ12にて低圧燃料液
の圧力を上昇させて高圧燃料液を生成し、その高圧燃料
液は、高圧燃料液供給路14を介してコモンレール2に
送出される。また、高圧燃料噴射装置用燃料ポンプ1内
の余剰低圧燃料液(高圧にされていない)が、再循環バ
ルブ5を介し、低圧燃料液再循環路15を経由してタン
ク6に戻される。
【0038】コモンレール2には、コモンレール2内の
高圧燃料液の圧力を検出するレール圧センサ21が配設
されている。レール圧センサ21で検出されたコモンレ
ール2内の高圧燃料液の圧力は、制御部7に出力され、
制御部7は、コモンレール2内の高圧燃料液の圧力が所
定の圧力を維持する如く燃料液流量調節弁3を制御す
る。また、コモンレール2内の圧力が所定の圧力を越え
た際には、コモンレール2内の圧力を所定の圧力に維持
すべく圧力制限バルブ22が開き、コモンレール2内の
高圧燃料液の一部が、再循環バルブ5を介し、低圧燃料
液再循環路15を経由してタンク6に戻される。
【0039】コモンレール2内の高圧燃料液は、流量制
限器23、燃料噴射管16を経由してインジェクタ24
に供給され、制御部7からの所定の制御タイミングで、
図示していない内燃機関のシリンダ内に噴射される。ま
た、図示していないが、コモンレール2には、複数のイ
ンジェクタ24が接続され、各インジェクタ24から内
燃機関の各シリンダに噴出される高圧燃料液の圧力は、
コモンレール2によって、常に等圧に保たれることにな
る。そして、インジェクタ24からの高圧燃料液の噴射
タイミング等は、アクセルペダル71及びエンジンスピ
ードセンサ72からの情報を基に、制御部7にて演算し
て算出される。
【0040】図2は、本願発明に係る燃料液流量調節弁
3の断面図である。燃料液流量調節弁3は、本体31に
形成されている取付孔311によって、高圧燃料噴射装
置用燃料ポンプ1に配設される。本体31には、略円筒
体形状を成す非磁性体部材からなる固定鉄心33が、図
示の如く配設されている。固定鉄心33には電磁コイル
331が環装されており、その電磁コイル331は、電
圧印加部312に電気的に接続されており、電圧印加部
312に電圧を印加することによって、電磁コイル33
1に電流が流れる。そして、それによって、固定鉄心3
3は電磁石となり、固定鉄心33の周囲に磁界が発生す
る。
【0041】固定鉄心33の内周面34には、非磁性体
39が円筒状に形成されている。固定鉄心33の底部に
はシリンダ32が配設されている。そして、図示の如く
シリンダ32の上部と、円筒状の非磁性体39と、軸受
部38と、本体31の一部とで、貫通孔313が形成さ
れている。
【0042】可動鉄心35は、円柱体形状を成す磁性体
であり、略中心には弁体37が図示の如く一体に配設さ
れている。可動鉄心35は、貫通孔313の内周面に摺
接した状態で、その軸方向に往復動可能に挿設されてい
る。また、可動鉄心35には、その上端と下端を軸方向
に液連通させる液圧調節孔351が形成されている。こ
の液圧調節孔351によって、貫通孔313内の燃料液
が、可動鉄心35の上端側と下端側とで液連通状態とな
り、それによって、可動鉄心35の上端側と下端側との
燃料液の液圧のバランスが一定に保たれる。さらに、貫
通孔313の底部には、ストローク規制部材341が配
設されており、可動鉄心35の下端部が当接して、可動
鉄心35の往復動のストロークが規制される。
【0043】シリンダ32には、液流量調節体36が挿
設される液流量調節体挿設孔32aと、弁体37の一部
が挿入される弁体挿入孔32bが形成されている。液流
量調節体挿設孔32aの内周面には、周溝321が形成
されており、周溝321の底部には、高圧燃料噴射装置
用燃料ポンプ1への燃料液吸入路の入り口側(符号Aで
示した矢印)に連通している液連通孔322が周方向に
等間隔で数カ所に形成されている。
【0044】液流量調節体36は、液流量調節体挿設孔
32aに往復動可能に挿設されており、その上面が弁体
37の当接部371に当接する方向に、図示していない
コイルばね等による付勢手段によって付勢されている。
また、液流量調節体36には、高圧燃料噴射装置用燃料
ポンプ1への燃料液吸入路の出口側(符号Bで示した矢
印)に連通する液流量調節孔361が、液流量調節体3
6の周面に沿って、等間隔で数カ所に形成されている。
さらに、液流量調節体36には、その上面に液圧調節孔
362が形成されている。この液圧調整孔362によっ
て、液流量調節体挿設孔32a内の燃料液が、液流量調
節体36の上端側と下端側と液連通状態となり、それに
よって、液流量調節体36の上端側と下端側との燃料液
の液圧のバランスが一定に保たれる。
【0045】図3は、本願発明に係る燃料液流量調節弁
3を構成するシリンダ32の斜視図であり、図4は、シ
リンダ32に挿設される液流量調節体36の斜視図であ
る。
【0046】シリンダ32には、前述したように、高圧
燃料噴射装置用燃料ポンプ1への燃料液吸入路の入り口
側に連通している液連通孔322が周方向に等間隔で数
カ所に形成されている。また、図2に示した如く、シリ
ンダ32に挿設される液流量調節体36には、前述した
ように、高圧燃料噴射装置用燃料ポンプ1への燃料液吸
入路の出口側に連通する液流量調節孔361が、液流量
調節体36の周面に沿って、等間隔で数カ所に形成され
ている。
【0047】次に、本願発明に係る燃料液流量調節弁3
が、燃料液吸入路の燃料液の流量を調節する動作につい
て、図面を参照しながら説明する。図5は、本願発明に
係る燃料液流量調節弁3の液流量調節体36近傍を拡大
して示した断面図であり、電磁コイル331に電流が流
れておらず、可動鉄心35が上端に位置している状態を
示したものである。
【0048】液流量調節体36は、図示していない付勢
手段によって、その上端部分が弁体37の当接部371
に当接している。また、弁体37及び可動鉄心35も、
その付勢手段の付勢力によって、液流量調節体36に押
し上げられた状態となっている。同図に示した液流量調
節体36の移動位置において、燃料液吸入路の入り口側
に連通している液連通孔322は、液流量調節体挿設孔
32aの内周面に形成されている周溝321を経由し
て、液流量調節体36に形成されている液流量調節孔3
61に連通している。
【0049】また、液流量調節孔361は、燃料液吸入
路の出口側と連通している燃料液送出口323に連通し
ているので、燃料液吸入路は、符号Cで示した流路にて
連通した状態になっている。そして、液流量調節体挿設
孔32aの内周面に面している液流量調節孔361は、
周溝321の範囲内に位置しているので、部分的に遮断
されていない状態となっている。したがって、燃料液吸
入路の燃料液の流量は、最大の流量となる。
【0050】図6は、本願発明に係る燃料液流量調節弁
3の液流量調節体36近傍を拡大して示した断面図であ
り、電磁コイル331に一定の電流が流れることによっ
て、可動鉄心35が貫通孔313内の途中まで移動した
状態を示したものである。
【0051】電磁コイル331に電流が流れることで固
定鉄心33に発生する磁界によって、可動鉄心35に作
用する符号Dの矢印で示した方向の力と、前述の付勢手
段による付勢力とのバランスが保たれる位置まで可動鉄
心35が貫通孔313内を移動する。可動鉄心35が符
号Dで示した矢印の方向に移動することによって、可動
鉄心35と一体に構成されている弁体37も符号Dの矢
印で示した方向に移動する。
【0052】そして、液流量調節体36は、弁体37の
当接部371に押動されて、液流量調節体挿設孔32a
内の途中の位置まで移動する。同図に示した液流量調節
体36の移動位置において、燃料液吸入路の入り口側に
連通している液連通孔322は、シリンダ32の内周面
に形成されている周溝321を経由して、液流量調節体
36に形成されている液流量調節孔361に連通してい
る。液流量調節孔361は、燃料液吸入路の出口側と連
通している燃料液送出口323に連通しているので、燃
料液吸入路は、符号Cで示した流路にて連通した状態に
なっている。
【0053】また、液流量調節体挿設孔32aの内周面
に面している液流量調節孔361は、その一部が周溝3
21近傍の液流量調節体挿設孔32aの内壁に遮断さ
れ、液流量調節孔361の略下半分の部分が、液流量調
節体挿設孔32aの内壁に面した状態で遮断されてい
る。したがって、燃料液吸入路は、液流量調節体挿設孔
32aの内壁に遮断されていない液流量調節孔361の
略上半分の流路面積による流量にて連通した状態となっ
ている。
【0054】尚、同図においては、液流量調節孔361
が液流量調節体挿設孔32aの内壁に面した状態で遮断
されている部分を塗りつぶして示してあり、以下同様で
ある。また、液流量調節孔361は、図示の如く、略二
等辺三角形状を成しており、それによって、電磁コイル
331に流す電流量の増減に対して、燃料液流量調節弁
3の燃料液の流量が、略比例して増減するようになって
いる。
【0055】図7は、本願発明に係る燃料液流量調節弁
3の液流量調節体36近傍を拡大して示した断面図であ
り、図6に示した状態から電磁コイル331に、さらに
電流が流れることによって、可動鉄心35が貫通孔31
3内のストローク規制部材341に当接するまで移動し
た状態を示したものである。
【0056】電磁コイル331に流れる電流量が増加す
ることによって、固定鉄心33に発生する磁界の強さが
大きくなり、前述の付勢手段による付勢力とのバランス
が保たれる位置が、符号Dの矢印で示した方向に移動
し、可動鉄心35が符号Dで示した矢印の方向に、さら
に移動することなる。したがって、可動鉄心35と一体
に構成されている弁体37も符号Dの矢印で示した方向
に、さらに移動する。そして、液流量調節体36は、弁
体37の当接部371に押動されて、液流量調節体挿設
孔32a内の底部まで移動する。
【0057】同図に示した液流量調節体36の移動位置
において、燃料液吸入路の入り口側に連通している液連
通孔322は、シリンダ32の内周面に形成されている
周溝321が、液流量調節体36の外壁に面した状態と
なっているので、液流量調節体36の外壁によって連通
が遮断されている。また、液流量調節体挿設孔32aの
内周面に面している液流量調節孔361は、周溝321
近傍の液流量調節体挿設孔32aの内壁に面した状態で
完全に連通が遮断されている。したがって、燃料液吸入
路は、その入り口側と出口側の連通が遮断された状態と
なっている。
【0058】つづいて、本願発明に係る燃料液流量調節
弁3において、貫通孔313内で可動鉄心35がわずか
に傾いた状態における、弁体37の当接部371と、液
流量調節体36の当接面との関係について、図面を参照
しながら説明する。
【0059】ところで、液流量調節体挿設孔32a内周
面と液流量調節体36の外周面とのクリアランス(間
隔)は、貫通孔313の内周面と可動鉄心35の外周面
とのクリアランス、及び弁体挿入孔32bの外周面と弁
体37の外周面とのクリアランスと比較して、非常に狭
くなっている。つまり、液流量調節体挿設孔32a及び
液流量調節体36は、非常に高い精度にて形成されてい
る。これは、この部分の精度が、高圧燃料噴射装置用燃
料ポンプ1への燃料液流量の調節精度に大きく影響する
ためであり、液流量調節体挿設孔32a内周面と液流量
調節体36の外周面とのクリアランスが広いと、液流量
調節体挿設孔32a内における液流量調節体36の傾き
が大きくなり、それによって、燃料液の流量が変化して
しまい、微量な燃料液の流量の調節ができなくなってし
まうためである。
【0060】したがって、液流量調節体36の当接面に
弁体37の当接部371が当接して、弁体37が液流量
調節体36を押動する際に、液流量調節体36の中心か
らずれた位置で液流量調節体36が押動されると、液流
量調節体挿設孔32a内周面と液流量調節体36の外周
面とのクリアランスの範囲内で液流量調節体36が傾い
た状態で液流量調節体挿設孔32a内を移動することに
なる。
【0061】そして、前述したように、液流量調節体3
6が液流量調節体挿設孔32aの内壁に引っかかること
によって、いわゆる渋りが発生し、液流量調節体36の
移動がスムーズに行われず、燃料液の流量の調節を精度
良く行えなくなってしまったり、液流量調節体36が引
っかかったまま動かなくなってしまったりする虞が生じ
る。
【0062】図8は、弁体37の当接部371が液流量
調節体36の当接面に当接している状態を模式的に示し
た正面図である。図8(a)は、弁体37が傾いていな
い状態の当接面を示したものであり、図8(b)は、弁
体37が傾いた状態の当接面を示したものである。
【0063】弁体37は、円柱形状を成しており、液流
量調節体36に当接する当接部371は、図示の如く、
略球面形状になっているので、液流量調節体36との当
接面は点接触となる。図8(a)に示したように、弁体
37が傾いていない状態で液流量調節体36に当接した
場合には、弁体37の中心線37aと液流量調節体36
の中心線36aとが、略一致した状態となる。したがっ
て、当接部371が点接触して弁体37が液流量調節体
36を押動する力Fが作用する当接点Pは、液流量調節
体36の中心線36aと液流量調節体36の当接面との
交点となる当接面の中心点となり、液流量調節体36に
傾き力は、ほとんど作用しない。
【0064】一方、図8(b)に示したように、弁体3
7が傾いた状態で液流量調節体36に当接した場合に
は、当接部371の球面の一点が、液流量調節体36の
中心線36aから、わずかにずれた当接点Pにおいて点
接触することになる。そして、当接点Pに、弁体37が
液流量調節体36を押動する力Fが作用し、液流量調節
体36の中心線36aからずれた位置に力が作用するこ
とによって、液流量調節体36に傾き力が作用すること
になる。
【0065】しかし、従来の平坦な当接面を有する弁体
37の当接部371(図13参照)と比較して、弁体3
7が傾いた状態における、液流量調節体36の中心線3
6aからの当接点Pのずれは、ごくわずかなずれとなっ
ている。これは、当接部371と液流量調節体36の当
接面が、従来の面と面とによる面接触ではなく、球面と
平面とによる点接触となっているためである。したがっ
て、液流量調節体36に作用する傾き力は、従来と比較
してごく小さな傾き力となる。尚、略球面形状を成す当
接部371の球面の曲率は、可能な限り大きい方が好ま
しく、それによって、弁体37が傾いた状態における、
液流量調節体36の中心線36aからの当接点Pのずれ
は、より小さくなる。
【0066】このようにして、弁体37が傾いた状態で
液流量調節体36を押動した際に、液流量調節体36に
作用する傾き力を小さくすることができるので、液流量
調節体挿設孔32a内で傾いた液流量調節体36が、液
流量調節体挿設孔32aに引っかかる虞を少なくするこ
とができる。そして、燃料液の流量の調節を精度良く行
えなくなってしまったり、液流量調節体36が引っかか
ったまま動かなくなってしまったりする虞を少なくする
ことができる。
【0067】また、他の実施の形態としては、弁体37
の当接部371と液流量調節体36との当接面におい
て、液流量調節体36の当接面を略球面形状にしたもの
が挙げられる。
【0068】図9は、本願発明に係る燃料液流量調節弁
3の他の実施の形態を示したものであり、液流量調節体
36近傍を拡大して示した断面図である。
【0069】このように、弁体37の当接部371を平
面形状とし、液流量調節体36の当接面を略球面形状と
することによって、当接部371と液流量調節体36
は、図5に示した燃料液流量調節弁3と同様に、液流量
調節体36の略中心点にて点接触することになる。尚、
他の部分については、図5に示した燃料液流量調節弁3
と同様なので説明は省略する。
【0070】したがって、前述した一実施の形態と同様
に、弁体37が傾いた状態で液流量調節体36を押動し
た際に、液流量調節体36に作用する傾き力を小さくす
ることができるので、液流量調節体挿設孔32a内で傾
いた液流量調節体36が、液流量調節体挿設孔32aに
引っかかる虞を少なくすることができる。そして、燃料
液の流量の調節を精度良く行えなくなってしまったり、
液流量調節体36が引っかかったまま動かなくなってし
まったりする虞を少なくすることができる。
【0071】さらに、他の実施の形態としては、弁体3
7の当接部371と液流量調節体36との当接面が、可
動鉄心35の可動方向に対する傾きを規制する如く係合
しているものが挙げられる。
【0072】図10は、本願発明に係る燃料液流量調節
弁3のさらに他の実施の形態を示したものであり、液流
量調節体36近傍を拡大して示した断面図である。
【0073】弁体37の当接部371は、弁体37より
直径の小さい円柱体形状を成している。一方、液流量調
節体36の当接面には、当接部371の直径と略同径の
円形孔363が形成されている。そして、円柱体形状を
成す当接部371は、図示の如く円形孔363に係合し
た状態で、液流量調節体36に当接している。尚、他の
部分については、図5に示した燃料液流量調節弁3と同
様なので説明は省略する。
【0074】当該実施の形態においては、前述した一実
施の形態と同様に、液流量調節体挿設孔32a内周面と
液流量調節体36の外周面とのクリアランスは、貫通孔
313の内周面と可動鉄心35の外周面とのクリアラン
ス、及び弁体挿入孔32bの外周面と弁体37の外周面
とのクリアランスと比較して、非常に狭くなっている。
そして、弁体37と液流量調節体36とは、その当接面
にて係合した状態で当接しているので、弁体37と液流
量調節体36は、同一中心線上に、あたかも一体の部材
として結合し、液流量調節体挿設孔32a内周面と液流
量調節体36の外周面とのクリアランスによって、その
傾きが規制されることになる。したがって、弁体37の
当接部371と液流量調節体36の円形孔363とが係
合していることによって、可動鉄心35の傾きが規制さ
れるので、可動鉄心35が傾くことによる弁体37の傾
きを小さくすることができる。
【0075】このようにして、可動鉄心35が傾くこと
による弁体37の傾きを小さくすることができ、それに
よって、前述した一実施の形態と同様に、弁体37が傾
いた状態で液流量調節体36を押動した際に、液流量調
節体36に作用する傾き力を小さくすることができるの
で、液流量調節体挿設孔32a内で傾いた液流量調節体
36が、液流量調節体挿設孔32aに引っかかる虞を少
なくすることができる。そして、燃料液の流量の調節を
精度良く行えなくなってしまったり、液流量調節体36
が引っかかったまま動かなくなってしまったりする虞を
少なくすることができる。
【0076】さらに、他の実施の形態としては、上述し
た各実施の形態に加えて、可動鉄心35の外周面と、可
動鉄心35の外周面が摺接する貫通孔313の軸受部3
8(図2)の内周面との少なくともいずれか一方の面
に、貫通孔313内の燃料液を貯留可能な溝が形成され
ているものが挙げられる。
【0077】図11は、本願発明に係る燃料液流量調節
弁3のさらに他の実施の形態をいくつか示したものであ
り、軸受部38の内周面を示した断面図である。
【0078】図11(a)に示した態様は、円筒形状を
成す軸受部38の内周面に、溝381が図示の如く、周
方向に形成されている。溝381には、貫通孔313内
の燃料液が貯留され、その貯留された燃料液が、軸受部
38の内周面を可動鉄心35が摺動する際の潤滑剤とな
って、軸受部38の内周面と可動鉄心35の外周面との
摩擦抵抗を低減し、可動鉄心35の移動をよりなめらか
にする作用効果が得られる。
【0079】また、図11(b)に示した態様は、溝3
81が、図示の如く軸受部38の内周面に周方向と直交
する方向に形成されている。このように、溝381を軸
受部38の内周面に形成することも可能であり、図11
(a)に示した態様と同様の作用効果が得られる。
【0080】さらに、図11(c)に示した態様は、図
示の如く周方向に対して斜めに交差する溝381が軸受
部38の内周面に形成されている。このように、溝38
1を軸受部38の内周面に形成することも可能であり、
図11(a)及び図11(b)に示した態様と同様の作
用効果が得られる。
【0081】図12は、本願発明に係る燃料液流量調節
弁3のさらに他の実施の形態をいくつか示したものであ
り、軸受部38の内周面に摺接して往復動する可動鉄心
35の軸受部38近傍を示した正面図である。
【0082】図12(a)に示した態様は、可動鉄心3
5の外周面に、溝352が図示の如く、周方向に形成さ
れている。溝352には、貫通孔313内の燃料液が貯
留され、その貯留された燃料液が、軸受部38の内周面
を可動鉄心35が摺動する際の潤滑剤となって、軸受部
38の内周面と可動鉄心35の外周面との摩擦抵抗を低
減し、可動鉄心35の移動をよりなめらかにする作用効
果が得られる。
【0083】また、図12(b)に示した態様は、溝3
52が、図示の如く可動鉄心35の外周面に周方向と直
交する方向に形成されている。このように、溝352を
可動鉄心35の外周面に形成することも可能であり、図
12(a)に示した態様と同様の作用効果が得られる。
【0084】さらに、図12(c)に示した態様は、図
示の如く周方向に対して斜めに交差する溝352が可動
鉄心35の外周面に形成されている。このように、溝3
52を可動鉄心35の外周面に形成することも可能であ
り、図12(a)及び図12(b)に示した態様と同様
の作用効果が得られる。
【0085】このようにして、図11及び図12に示し
た実施の形態においては、上述した各実施の形態におけ
る本願発明の作用効果に加えて、可動鉄心35の移動を
よりなめらかにすることができるという作用効果が得ら
れる。
【0086】尚、本願発明は上記実施例に限定されるこ
となく、特許請求の範囲に記載した発明の範囲内で、種
々の変形が可能であり、それらも本願発明の範囲内に含
まれるものであることは言うまでもない。
【0087】
【発明の効果】本願発明によれば、固定鉄心に形成され
た貫通孔内における可動鉄心の傾きによって、弁体が傾
いた状態で液流量調節体を押動した際に、燃料液の流量
の調節精度が低下したり、調節できなくなってしまった
りする虞が少ない燃料液流量調節弁を提供することがで
きる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本願発明に係るコモンレール式燃料噴射装置の
概略構成を示したシステム構成図である。
【図2】本願発明に係る燃料液流量調節弁の断面図であ
る。
【図3】本願発明に係る燃料液流量調節弁を構成するシ
リンダの斜視図である。
【図4】本願発明に係る燃料液流量調節弁を構成するシ
リンダに挿設される液流量調節体の斜視図である。
【図5】本願発明に係る燃料液流量調節弁の液流量調節
体近傍を拡大して示した断面図であり、電磁コイルに電
流が流れておらず、可動鉄心が上端に位置している状態
を示したものである。
【図6】本願発明に係る燃料液流量調節弁の液流量調節
体近傍を拡大して示した断面図であり、電磁コイルに一
定の電流が流れることによって、可動鉄心が貫通孔内の
途中まで移動した状態を示したものである。
【図7】本願発明に係る燃料液流量調節弁の液流量調節
体近傍を拡大して示した断面図であり、図6に示した状
態から電磁コイルに、さらに電流が流れることによっ
て、可動鉄心が貫通孔内のストローク規制部材に当接す
るまで移動した状態を示したものである。
【図8】弁体の当接部が液流量調節体の当接面に当接し
ている状態を模式的に示した正面図であり、図8(a)
は、弁体が傾いていない状態の当接面を示したものであ
り、図8(b)は、弁体が傾いた状態の当接面を示した
ものである。
【図9】本願発明に係る燃料液流量調節弁の他の実施の
形態を示したものであり、液流量調節体近傍を拡大して
示した断面図である。
【図10】本願発明に係る燃料液流量調節弁のさらに他
の実施の形態を示したものであり、液流量調節体近傍を
拡大して示した断面図である。
【図11】本願発明に係る燃料液流量調節弁のさらに他
の実施の形態をいくつか示した軸受部の内周面の断面図
であり、図11(a)は、軸受部の内周面に溝が周方向
に形成されており、図11(b)は、軸受部の内周面に
溝が周方向と直交する方向に形成されており、図11
(c)は、軸受部の内周面に溝が周方向と斜めに交差す
るように形成されている。
【図12】本願発明に係る燃料液流量調節弁のさらに他
の実施の形態をいくつか示した可動鉄心の軸受部近傍の
正面図であり、図12(a)は、可動鉄心の外周面に溝
が周方向に形成されており、図12(b)は、可動鉄心
の外周面に溝が周方向と直交する方向に形成されてお
り、図12(c)は、可動鉄心の外周面に溝が周方向と
斜めに交差するように形成されている。
【図13】従来技術における燃料液流量調節弁の弁体の
当接部と液流量調節体との当接面を模式的に示した正面
図であり、図13(a)は、弁体が傾いていない状態を
示したものであり、図13(b)は、弁体が傾いた状態
を示したものである。
【符号の説明】
1 高圧燃料噴射装置用燃料ポンプ 2 コモンレール 3 燃料液流量調節弁 4 燃料液フィルタ 5 再循環バルブ 6 タンク 7 制御部 11 ギアポンプ(低圧ポンプ) 12 高圧ポンプ 13 低圧燃料液供給路 14 高圧燃料液供給路 15 低圧燃料液再循環路 16 燃料噴射管 21 レール圧センサ 22 圧力制限バルブ 23 流量制限器 24 インジェクタ 31 本体 32 シリンダ 33 固定鉄心 34 固定鉄心の内周面 35 可動鉄心 36 液流量調節体 37 弁体 38 軸受部 39 非磁性体 61 プレフィルタ 71 アクセルペダル 72 エンジンスピードセンサ 331 電磁コイル 361 液流量調節孔
フロントページの続き (72)発明者 一ノ瀬 健史 埼玉県東松山市箭弓町3丁目13番26号 株 式会社ボッシュオートモーティブシステム 東松山工場内 (72)発明者 施承 瑞 埼玉県東松山市箭弓町3丁目13番26号 株 式会社ボッシュオートモーティブシステム 東松山工場内 Fターム(参考) 3G066 AA02 AA07 AB02 AC09 BA29 BA51 CA04U CA32U CD02 CD03 CE22 3H106 DA07 DA23 DB02 DB12 DB22 DB32 DC09 DC17 DD09 EE04 GB06 KK18

Claims (9)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 固定鉄心と、該固定鉄心に形成された貫
    通孔に往復動可能に挿設され、該固定鉄心に環装された
    電磁コイルに通電する電流量に応じた移動量で、前記貫
    通孔内を一方向に移動する可動鉄心と、該可動鉄心と一
    体に構成された弁体と、高圧燃料噴射装置用燃料ポンプ
    への燃料液吸入路の一部を構成する液流量調節体挿設孔
    に往復動可能に挿設され、前記弁体の一端部に押動され
    ることによって前記一方向に移動し、付勢手段の付勢力
    によって他方向に移動する液流量調節体とを備え、 該液流量調節体の移動位置により、内燃機関の燃料噴射
    システムおける前記高圧燃料噴射装置用燃料ポンプへの
    燃料液の吸入量を調節するための燃料液流量調節弁であ
    って、 前記弁体の一端部が前記液流量調節体を押動する際に、
    該弁体の一端部の当接面と該液流量調節体の当接面とが
    点接触にて当接する、ことを特徴とした燃料液流量調節
    弁。
  2. 【請求項2】 請求項1において、前記弁体の一端部
    は、略球面形状を成している、ことを特徴とした燃料液
    流量調節弁。
  3. 【請求項3】 請求項1において、前記液流量調節体の
    前記弁体の一端部との当接面は、略球面形状を成してい
    る、ことを特徴とした燃料液流量調節弁。
  4. 【請求項4】 請求項1〜3のいずれか1項において、
    前記燃料液流量調節弁は、前記貫通孔の内周面と前記可
    動鉄心の外周面との間隔より、前記液流量調節体挿設孔
    の内周面と前記液流量調節体の外周面との間隔の方が、
    狭い間隔に設定されている、ことを特徴とした燃料液流
    量調節弁。
  5. 【請求項5】 固定鉄心と、該固定鉄心に形成された貫
    通孔に往復動可能に挿設され、該固定鉄心に環装された
    電磁コイルに通電する電流量に応じた移動量で、前記貫
    通孔内を一方向に移動する可動鉄心と、該可動鉄心と一
    体に構成された弁体と、高圧燃料噴射装置用燃料ポンプ
    への燃料液吸入路の一部を構成する液流量調節体挿設孔
    に往復動可能に挿設され、前記弁体の一端部に押動され
    ることによって前記一方向に移動し、付勢手段の付勢力
    によって他方向に移動する液流量調節体とを備え、 該液流量調節体の移動位置により、内燃機関の燃料噴射
    システムおける前記高圧燃料噴射装置用燃料ポンプへの
    燃料液の吸入量を調節するための燃料液流量調節弁であ
    って、 前記貫通孔の内周面と前記可動鉄心の外周面との間隔よ
    り、前記液流量調節体挿設孔の内周面と前記液流量調節
    体の外周面との間隔の方が、狭い間隔に設定されてお
    り、 前記弁体の一端部と前記液流量調節体との当接面は、前
    記液流量調節体挿設孔の内周面と前記液流量調節体の外
    周面との間隔による該液流量調節体の傾きの範囲内にお
    いて、前記可動鉄心の可動方向に対する傾きを規制する
    如く係合している、ことを特徴とした燃料液流量調節
    弁。
  6. 【請求項6】 請求項1〜5のいずれか1項において、
    前記燃料液流量調節弁は、前記液流量調節体挿設孔の内
    周面には、前記燃料液吸入路の入り口側と連通している
    液連通孔が形成されており、前記液流量調節体には、前
    記燃料液吸入路の出口側と連通している液流量調節孔が
    形成されており、該液流量調節体の移動位置によって前
    記液流量調節孔の一部が前記液流量調節体挿設孔の壁面
    に塞がれることで、前記液流量調節孔の連通面積が減少
    し、前記燃料液吸入路の燃料液流量が減少する構成を成
    している、ことを特徴とした燃料液流量調節弁。
  7. 【請求項7】 請求項1〜6のいずれか1項において、
    前記可動鉄心は、該可動鉄心の往復動方向に該可動鉄心
    の両端を液連通させて、前記貫通孔内の液圧を一定にす
    るための液圧調節孔が形成されている、ことを特徴とし
    た燃料液流量調節弁。
  8. 【請求項8】 請求項1〜7のいずれか1項において、
    前記可動鉄心の外周面と、該可動鉄心の外周面が摺接す
    る前記貫通孔の内周面との少なくともいずれか一方の面
    に、前記貫通孔内の前記燃料液を貯留可能な溝が、少な
    くとの1つ以上形成されており、該溝に貯留している前
    記燃料液は、前記可動鉄心の外周面が前記貫通孔の内周
    面を摺動する際の潤滑剤として作用する、ことを特徴と
    した燃料液流量調節弁。
  9. 【請求項9】 請求項1〜8のいずれか1項に記載の燃
    料液流量調節弁を備えた内燃機関の燃料噴射システム。
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