JP2003118360A - ドアガラス昇降装置 - Google Patents

ドアガラス昇降装置

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JP2003118360A
JP2003118360A JP2001319860A JP2001319860A JP2003118360A JP 2003118360 A JP2003118360 A JP 2003118360A JP 2001319860 A JP2001319860 A JP 2001319860A JP 2001319860 A JP2001319860 A JP 2001319860A JP 2003118360 A JP2003118360 A JP 2003118360A
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Japan
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door
door glass
glass
vehicle
guide means
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JP2001319860A
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Toshinori Sakamoto
敏則 坂本
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Mazda Motor Corp
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Mazda Motor Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 簡単な構成でドアガラスを適正に昇降駆動で
きるようにする。 【解決手段】 車両の前方部に設けられたドアヒンジを
支点に揺動自在に支持されて車両の前部側面を開閉する
第1ドア5と、車両の後方部に設けられたドアヒンジを
支点に揺動自在に支持されて車両の後部側面を開閉する
第2ドア6とを有する車両のドアガラス昇降装置であっ
て、上記第1ドア5を構成するドアサッシュの外面部に
沿ってドアガラス11を昇降自在に支持するガイド手段
と、このガイド手段によって上記ドアガラス11をガイ
ドしつつ昇降駆動する昇降駆動手段とを備え、上記ガイ
ド手段の上端部に、ドアガラス11をその上昇操作に応
じて第2ドア6のドアガラス16の前端面側に変位させ
る変位部15を設けた。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、車両の前方部に設
けられたドアヒンジを支点に揺動自在に支持されて車両
の前部側面を開閉する第1ドアと、車両の後方部に設け
られたドアヒンジを支点に揺動自在に支持されて車両の
後部側面を開閉する第2ドアとを有する車両のドアガラ
ス昇降装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、例えば特開昭59−134013
号公報に示されるように、ドアガラスの外側面とドアフ
レームの外側面とを略面一とすることにより、走行中の
空気抵抗および風切り音を減少させるとともに、車両の
外観を向上させるように構成された自動車のドア構造に
おいて、図9に示すように、前部ドア5のドアガラス1
1を、センタピラー40に沿って斜め前方側にスライド
させてドア本体内に格納するとともに、後部ドア5のド
アガラス16を、後部ドアサッシュ41に沿って斜め後
方側にスライドさせてドア本体内に格納するように構成
することにより、図9の斜線で示す範囲aに設置される
ドアロック手段21に、ドアガラス11,16のガイド
部が干渉するのを防止しつつ、ドアガラス11,16を
昇降駆動することが行われている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】上記のようにセンタピ
ラー40を挟んでその前後に前部ドア5のドアガラス1
1と、後部ドア5のドアガラス16とが配設されてなる
ドア構造は、前部ドア5のドアガラス11を、センタピ
ラー40に沿って斜め前方側にスライドさせることによ
りドア本体内に格納するとともに、後部ドア6のドアガ
ラス11を、後部ドアチャンネル41に沿って斜め後方
側にスライドさせることによりドア本体内に格納するよ
うに構成されているため、センタピラー40のない車両
には適用することが困難であるという問題がある。
【0004】例えば、特開2000−280744号公
報に示されるように、車両の前方部に設けられたドアヒ
ンジを支点に前部ドアが揺動自在に支持されるととも
に、車両の後方部に設けられたドアヒンジを支点に後部
ドアが揺動自在に支持されたいわゆる観音開き式のドア
構造において、センタピラーを省略するとともに、図8
に示すように、前部ドア5のドアガラス11の後端部
と、後部ドア6のドアガラス16の後端部とを互いに当
接させた状態で、両ドアガラス11,16の閉止状態と
するように構成した場合には、以下のような不都合があ
る。
【0005】すなわち、前部ドア5のドアガラス11の
後端部と、後部ドア6のドアガラス16の後端部とを互
いに当接させた状態から、斜線aで示す範囲内に設置さ
れるドアロック手段21等との干渉を避けた下降位置
に、両ドアガラス11,16を昇降操作するためには、
前部ドア5のドアガラス11を昇降自在に支持するガイ
ド部を大きく傾斜させる必要がある。このため、図8の
仮想線で示すように、上記ガイド部50が設けられるド
アサッシュ51の前後幅Wが大きくなってデザイン性が
悪化するとともに、外方視界が低下するという問題があ
る。しかも、上記前部ドア5のドアガラス11を下降さ
せた場合に、その前端部が車両の前方側に大きく変位す
るため、上記ドアガラス11が収納されるドア本体が大
型化することが避けられないという問題があった。
【0006】本発明は、上記の点に鑑みてなされたもの
であり、簡単な構成でドアガラスを適正に昇降駆動する
ことができるドアガラス昇降装置を提供することを目的
としている。
【0007】
【課題を解決するための手段】請求項1に係る発明は、
車両の前方部に設けられたドアヒンジを支点に揺動自在
に支持されて車両の前部側面を開閉する第1ドアと、車
両の後方部に設けられたドアヒンジを支点に揺動自在に
支持されて車両の後部側面を開閉する第2ドアとを有す
る車両のドアガラス昇降装置であって、上記第1ドアを
構成するドアサッシュの外面部に沿ってドアガラスを昇
降自在に支持するガイド手段と、このガイド手段によっ
て上記ドアガラスをガイドしつつ昇降駆動する昇降駆動
手段とを備え、上記ガイド手段の上端部に、ドアガラス
をその上昇操作に応じて第2ドアのドアガラスの前端面
側に変位させる変位部を設けたものである。
【0008】上記構成によれば、第1ドアのドアガラス
を昇降駆動する際に、このドアガラスが前後方向に大き
く移動するのを防止しつつ、上記ドアガラスを上昇させ
て閉止する際に、このドアガラスを第2ドアのドアガラ
スの前端面側に変位させることにより、両ドアガラスの
端面部同士を密着させた状態で閉止することが可能とな
る。
【0009】請求項2に係る発明は、車両の前方部に設
けられたドアヒンジを支点に揺動自在に支持されて車両
の前部側面を開閉する第1ドアと、車両の後方部に設け
られたドアヒンジを支点に揺動自在に支持されて車両の
後部側面を開閉する第2ドアとを有する車両のドアガラ
ス昇降装置であって、上記第1ドアを構成するドアサッ
シュの外面部に沿ってドアガラスを昇降自在に支持する
ガイド手段と、このガイド手段によって第1ドアのドア
ガラスをガイドしつつ昇降駆動する昇降駆動手段と、上
記第2ドアを構成するドアサッシュの外面部に沿ってド
アガラスを昇降自在に支持するガイド手段と、このガイ
ド手段によって第2ドアのドアガラスをガイドしつつ昇
降駆動する昇降駆動手段とを備え、上記第1ドア用のガ
イド手段の上端部に、第1ドアのドアガラスを、その上
昇操作に応じて第2ドアのドアガラスの前端面側に変位
させる変位部を設けるとともに、上記第2ドア用のガイ
ド手段の上端部に、第2ドアのドアガラスを、その上昇
操作に応じて第1ドアのドアガラスの後端面側に変位さ
せる変位部を設けたものである。
【0010】上記構成によれば、第1,第2ドアのドア
ガラスを昇降駆動する際に、これらのドアガラスが前後
方向に大きく移動するのを防止しつつ、上記両ドアガラ
スを上昇させて閉止する際に、その端面部同士を密着さ
せた状態で閉止することが可能となる。
【0011】請求項3に係る発明は、上記請求項1また
は2記載のドアガラス昇降装置において、ドアを閉止状
態に保持するドアロック手段を備え、上記変位部による
ドアガラスの変位量を、上記ドアロック手段の前後寸法
に対応する値に設定したものである。
【0012】上記構成によれば、ドアを閉止状態に保持
するドアロック手段と、ドアガラスを昇降自在に支持す
るガイド手段とが干渉するのを防止しつつ、上記ドアガ
ラスの前後変位量を最小限に抑えた状態で、ドアガラス
を昇降駆動することが可能となる。
【0013】
【発明の実施の形態】図1は、本発明に係るドアガラス
昇降装置を備えたドアの構造を示し、図2〜図5は、本
発明に係るドアガラス昇降装置の第1実施形態を示して
いる。図1において、1はフロントピラー、2はフロン
トフェンダー、3はサイドシル、4はルーフパネルであ
る。そして、上記フロントピラー1の下部に設けられた
上下一対のドアヒンジ(図示せず)により、車両の前部
側面を開閉する前部ドア(第1ドア)5が揺動自在に支
持されるとともに、その後方側には、車両の後端部側に
設けられた上下一対のドアヒンジ(図示せず)により、
車両の後部側面を開閉する後部ドア(第2ドア)6が揺
動自在に支持されている。
【0014】上記前部ドア5は、ドアアウタパネル7お
よびドアインナパネル8を有するドア本体9(図3参
照)と、その上部に取り付けられたドアサッシュ10
と、このドアサッシュ10の外面部に沿って昇降自在に
支持されたドアガラス11とを有している。
【0015】上記ドアガラス11の前辺部および後辺部
の内面側には、ローラからなる上下一対のスライダ12
が、それぞれ配設されるとともに、上記ドアサッシュ1
0の前辺部および後辺部には、上記スライダ12が摺動
するガイド部13,14がそれぞれ上下方向に延びるよ
うに設けられ、これらのスライダ12およびガイド部1
3,14により、上記ドアガラス11を昇降自在に支持
するガイド手段17が構成されている。また、上記ガイ
ド部13,14の上端部には、ドアガラス11を、その
昇降操作に応じて上記後部ドア6に設けられたドアガラ
ス16の前端面側、つまり車両の後方側に変位させるよ
うに、上方に至るほど後方側に傾斜した上下一対の変位
部15がそれぞれ形成されている。
【0016】さらに、上記ドア本体9の内部には、ドア
ガラス11を昇降変位させる駆動アーム、この駆動アー
ムを駆動するセクタギア、このセクタギアを駆動する駆
動ギアおよび駆動モータ等からなる昇降駆動手段18が
設けられている。そして、上記ガイド手段17によりド
アガラス11をガイドしつつ、上記昇降駆動手段18に
よりドアガラス11を昇降駆動することにより、このド
アガラス11を、ドア本体9内に格納した開放位置(図
3参照)から、上方の閉止位置(図4および図5参照)
に昇降変位させるように構成されている。
【0017】図3に示すように、後部ドア6を構成する
ドア本体9の前端部には、ストライカ19が設けられる
とともに、前部ドア5を構成するドア本体9の後端部に
は、上記ストライカ19に係合されるドアロック20が
設けられ、上記ストライカ19およびドアロック20に
よって前部ドア5を閉止状態に保持するドアロック手段
21が構成されている。
【0018】上記変位部15によるドアガラス11の変
位量、つまりドアガラス11を下方の開放位置から上方
の閉止位置に上昇させる際に、車体の後方側に変位する
ドアガラス11の変位量Hは、上記ドアロック手段21
を構成するドアロック20の前後寸法に対応した大きさ
に形成されている。これによって上記ガイド手段17を
構成するガイド部14が設けられたドアサッシュ10の
下方部と、上記ドアロック20とが干渉するのを防止し
つつ、上記ドアガラス11の閉止時に、このドアガラス
11を、後部ドア6のドアガラス16の前端部側に向け
て変位させることができるようになっている。
【0019】また、上記後部ドア6のドアガラス15
は、図4に示すように、ドア本体9の上部に設けられた
ドアフレーム22の外面部に接着剤により固定されてい
る。なお、上記ドアフレーム22の前端フランジ部に
は、前部ドア5のドアサッシュ10の内面側に当接し
て、この部分をシールするドアシール23が取り付けら
れるとともに、上記ドアサッシュ10の後辺部には、ド
アガラス11の後辺部内面側に当接して、ドアガラス1
1の後辺部をシールするドアシール24が取り付けられ
ている。
【0020】さらに、上記ドアサッシュ10の上辺部に
は、図5に示すように、ドアガラス11の上辺部内面側
に当接して、ドアガラス11の上辺部をシールするドア
シール25が取り付けられるとともに、ルーフパネル4
の側辺部に設けられたルーフサイドレール26の下端フ
ランジ部には、上記ドアサッシュ10の上辺部内面に当
接して、ドアサッシュ10の上辺部をシールするドアシ
ール27が取り付けられている。
【0021】上記のように車両の前方部に設けられたド
アヒンジを支点に揺動自在に支持された前部ドア5から
なる第1ドアと、車両の後方部に設けられたドアヒンジ
を支点に揺動自在に支持された後部ドア6からなる第2
ドアとを有する車両において、上記前部ドア5を構成す
るドアサッシュ10の外面部に沿ってドアガラス11を
昇降自在に支持するガイド手段17と、このガイド手段
17によって上記ドアガラス11をガイドしつつ昇降駆
動する昇降駆動手段18とを設けるとともに、上記ガイ
ド手段17の上端部に、ドアガラス11を後部ドア6の
ドアガラス16の前端面側に変位させる変位部15を設
けたため、前部ドア5のドアガラス11を昇降駆動する
際に、簡単な構成で、ドアガラス11が前後方向に大き
く移動するのを防止しつつ、このドアガラス11を適正
に昇降変位させることにより、両ドアガラス11,16
の端面部同士を密着させた状態で閉止できるという利点
がある。
【0022】すなわち、上記のようにガイド手段17を
構成するガイド部13,14の上端部に、上方に至るほ
ど後方側に傾斜した変位部15を設け、この変位部15
に沿ってドアガラス11のスライダ12を摺動させるこ
とにより、ドアガラス11の閉止操作の最終段階で、そ
の上端部を車体の後方側に変位させるように構成したた
め、前部ドア5のドアガラス11の後端面が、後部ドア
6のドアガラス16の前端面に当接した状態で摺動変位
するという弊害の発生を防止しつつ、前部ドア5のドア
ガラス11が閉止状態となる直前に、車体の後方側に変
位させて両ドアガラス11,16の端面部同士を密着さ
せることができる。
【0023】したがって、図7に示すように、前部ドア
5および後部ドア6を観音開き式に開閉操作するように
構成するとともに、センタピラーを省略してなる車両に
おいて、図8に示すように、前部ドア5のドアガラス1
1の後端部と、後部ドア6のドアガラス16の前端部と
を互いに密着させた状態とすることにより、車両の走行
時に、上記両ドアガラス11,16の接合部において空
気抵抗が増大したり、風切り音が発生したりするのを防
止できるとともに、優れた外観を呈することができる等
の利点がある。
【0024】そして、上記ガイド部13,14の上端部
を除く下方部分を、略鉛直方向に延びるように形成する
ことにより、図8の仮想線で示すように、ガイド部50
を、その全長に亘って傾斜させるように構成した場合の
ように、ドアガラス11の前後変位量Hが大きくなるの
を防止しつつ、ドアガラス11を下方の格納位置から上
方の閉止位置に移動させることができるため、上記ドア
ガラス11の格納部となるドア本体9の前後寸法を小さ
く抑えることができ、しかも上記ガイド部13,14が
設けられたドアサッシュ10の前後寸法が大きくなるの
を防止して外部視界を確保できるという利点がある。
【0025】また、上記実施形態では、ガイド手段17
の変位部15によるドアガラス11の前後変位量Hを、
前部ドア5を閉止状態に保持するドアロック手段21の
前後寸法に対応する値に設定したため、このドアロック
手段21と、上記ガイド手段17とが干渉するのを防止
しつつ、上記ドアガラス11の前後変位量Hを最小限に
抑えた状態で、このドアガラス11を昇降駆動すること
ができる。
【0026】なお、上記実施形態では、後部ドア6から
なる第2ドアのドアガラス16をドアフレーム22に固
定した例について説明したが、後部ドアを構成するドア
サッシュの外面部に沿って上記ドアガラス16を昇降自
在に支持するガイド手段と、このガイド手段によって上
記ドアガラス16をガイドしつつ昇降駆動する昇降駆動
手段とを設けるとともに、上記ガイド手段の上端部に、
後部ドア6のドアガラス16を、第1ドアのドアガラス
の後端面側に変位させる変位部を設けることにより、前
部ドア5のドアガラス11と同様に、後部ドア5のドア
ガラス16を昇降変位させるように構成してもよい。
【0027】すなわち、図6に示す第2実施形態のよう
に、後部ドア6のドアフレーム22に、ガイド部31が
設けられたドアサッシュ32を取り付け、上記ガイド部
31に沿って摺動するスライダ33と、ガイド部31と
により、上記ドアガラス16を昇降自在に支持するガイ
ド手段34を構成するとともに、上記ガイド部31の上
端部に設けられた変位部(図示せず)により、後部ドア
6のドアガラス16を、その上昇操作に応じて車体の前
方側に変位させるようにしてもよい。
【0028】上記構成によれば、第1,第2ドアのドア
ガラス11,16をそれぞれ昇降駆動する際に、これら
のドアガラス11,16が前後方向に大きく移動するの
を防止しつつ、上記両ドアガラス11,16を上昇させ
て閉止する際に、その端面部同士を密着させた状態で閉
止することができる。
【0029】また、上記ガイド手段34の変位部による
ドアガラス16の前後変位量を、後部ドア6を閉止状態
に保持するドアロック手段の前後寸法に対応する値に設
定した場合には、このドアロック手段と、上記ガイド手
段34とが干渉するのを防止しつつ、上記ドアガラス1
6の前後変位量を最小限に抑えた状態で、このドアガラ
ス11を昇降駆動することができるという利点がある。
【0030】
【発明の効果】以上説明したように、本発明は、車両の
前方部に設けられたドアヒンジを支点に揺動自在に支持
されて車両の前部側面を開閉する第1ドアと、車両の後
方部に設けられたドアヒンジを支点に揺動自在に支持さ
れて車両の後部側面を開閉する第2ドアとを有する車両
のドアガラス昇降装置において、上記第1ドアを構成す
るドアサッシュの外面部に沿ってドアガラスを昇降自在
に支持するガイド手段と、このガイド手段によって上記
ドアガラスをガイドしつつ昇降駆動する昇降駆動手段と
を設けるとともに、上記ガイド手段の上端部に、ドアガ
ラスをその上昇操作に応じて第2ドアのドアガラスの前
端面側に変位させる変位部を設けたため、前部ドアのド
アガラスを昇降駆動する際に、簡単な構成で、ドアガラ
スが前後方向に大きく移動するのを防止しつつ、ドアガ
ラスを適正に昇降変位させることにより、両ドアガラス
の端面部同士を密着させた状態で閉止できるという利点
がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係るドアガラス昇降装置を備えた車両
の斜視図である。
【図2】本発明に係るドアガラス昇降装置の第1実施形
態を示す斜視図である。
【図3】図1のA−A線断面図である。
【図4】図1のB−B線断面図である。
【図5】図1のC−C線断面図である。
【図6】本発明の第2実施形態を示す図3相当図であ
る。
【図7】ドアの開放状態を示す斜視図である。
【図8】ドアの閉止状態を示す側面図である。
【図9】従来のドアガラス昇降装置を有する車両の側面
図である。
【符号の説明】
5 前部ドア(第1ドア) 6 後部ドア(第2ドア) 11 前部ドアのドアガラス 13,14 ガイド部 15 変位部 16 後部ドアのドアガラス 17 前部ドアのガイド手段 18 昇降駆動手段 21 ロック手段 34 後部ドアのガイド手段

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 車両の前方部に設けられたドアヒンジを
    支点に揺動自在に支持されて車両の前部側面を開閉する
    第1ドアと、車両の後方部に設けられたドアヒンジを支
    点に揺動自在に支持されて車両の後部側面を開閉する第
    2ドアとを有する車両のドアガラス昇降装置であって、
    上記第1ドアを構成するドアサッシュの外面部に沿って
    ドアガラスを昇降自在に支持するガイド手段と、このガ
    イド手段によって上記ドアガラスをガイドしつつ昇降駆
    動する昇降駆動手段とを備え、上記ガイド手段の上端部
    に、ドアガラスをその上昇操作に応じて第2ドアのドア
    ガラスの前端面側に変位させる変位部を設けたことを特
    徴とするドアガラス昇降装置。
  2. 【請求項2】 車両の前方部に設けられたドアヒンジを
    支点に揺動自在に支持されて車両の前部側面を開閉する
    第1ドアと、車両の後方部に設けられたドアヒンジを支
    点に揺動自在に支持されて車両の後部側面を開閉する第
    2ドアとを有する車両のドアガラス昇降装置であって、
    上記第1ドアを構成するドアサッシュの外面部に沿って
    ドアガラスを昇降自在に支持するガイド手段と、このガ
    イド手段によって第1ドアのドアガラスをガイドしつつ
    昇降駆動する昇降駆動手段と、上記第2ドアを構成する
    ドアサッシュの外面部に沿ってドアガラスを昇降自在に
    支持するガイド手段と、このガイド手段によって第2ド
    アのドアガラスをガイドしつつ昇降駆動する昇降駆動手
    段とを備え、上記第1ドア用のガイド手段の上端部に、
    第1ドアのドアガラスを、その上昇操作に応じて第2ド
    アのドアガラスの前端面側に変位させる変位部を設ける
    とともに、上記第2ドア用のガイド手段の上端部に、第
    2ドアのドアガラスを、その上昇操作に応じて第1ドア
    のドアガラスの後端面側に変位させる変位部を設けたこ
    とを特徴とするドアガラス昇降装置。
  3. 【請求項3】 ドアを閉止状態に保持するドアロック手
    段を備え、上記変位部によるドアガラスの変位量を、上
    記ドアロック手段の前後寸法に対応する値に設定したこ
    とを特徴とする請求項1または2記載のドアガラス昇降
    装置。
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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN114074536A (zh) * 2020-08-18 2022-02-22 丰田自动车株式会社 车辆

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN114074536A (zh) * 2020-08-18 2022-02-22 丰田自动车株式会社 车辆

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