JP2003115421A - 電解コンデンサ用封口板 - Google Patents

電解コンデンサ用封口板

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JP2003115421A
JP2003115421A JP2002284575A JP2002284575A JP2003115421A JP 2003115421 A JP2003115421 A JP 2003115421A JP 2002284575 A JP2002284575 A JP 2002284575A JP 2002284575 A JP2002284575 A JP 2002284575A JP 2003115421 A JP2003115421 A JP 2003115421A
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sealing plate
rivet
external terminal
shaft portion
electrolytic capacitor
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JP2002284575A
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English (en)
Inventor
Yukio Ueda
行男 上田
Kaori Taniguchi
香織 谷口
Koji Ashino
宏次 芦野
Jiyutoku Kagawa
寿得 香川
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Nippon Chemi Con Corp
Original Assignee
Nippon Chemi Con Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 位置ずれや電気的特性の低下を招来すること
なく外部端子を封口板に固定することのできる電解コン
デンサの外部端子固定方法を提供する。 【解決手段】 封口板30の表面と接する外部端子38
の表面にバリ40を設け、このバリ40においてリベッ
ト36と外部端子38とを溶接接合した後、リベット3
6の端部を押し潰して押し潰し部を形成するとともにバ
リ40をリベット36の押し潰し部とリベット36の段
差部で挟持して外部端子38を封口板30に固定する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、電解コンデンサの封口
板に関する。
【0002】
【従来の技術】一般に、比較的大形の電解コンデンサ
は、コンデンサ素子を収納した有底筒状の外装ケース
と、この外装ケースの開口端を封口する封口板と、この
封口板を該封口板の厚さ方向に貫通する2本のリベット
と、これらのリベットにより封口板の表面に固定される
2個の外部端子とを備えており、封口板は、外装ケース
の開口端部に加締めにより装着される硬質絶縁板により
構成されている。
【0003】このような封口板の構造としては、従来、
図2に示す方法によって製造される封口板が知られてい
る。すなわち、図中10はプラスチック等の硬質絶縁板
からなる封口板、16は封口板10をその厚さ方向に貫
通するリベットを示しており、リベット16は、封口板
10の貫通孔10aを挿通する軸部16aと、この軸部
16aの一端部に形成された頭部16bとから構成され
ている。また、図中18はリベット16により封口板1
0の表面に固定される外部端子を示しており、外部端子
18には、リベット16の軸部16aより大径で頭部1
6bより小径のリベット挿通孔18aが穿設されてい
る。
【0004】この外部端子18を封口板10の表面に固
定する場合には、ますリベット16の軸部16aを外部
端子18のリベット挿通孔18aに挿入した後、リベッ
ト16の頭部16bと外部端子18とを溶接して両者を
接合する。次に、リベット16の軸部16aを封口板1
0の貫通孔10aに挿入し、封口板10の貫通孔10a
に挿通したリベット16の軸部16aにワッシャ20を
装着する。そして、ワッシャ20のくさび加工部を加締
めてワッシャ20をリベット16に固定し、さらにリベ
ット16の軸部16aに図示しない電極タブやワッシャ
を装着した後、リベット16の頭部16bと反対側の端
部を押し潰すと、外部端子18が封口板10の表面に固
定される。
【0005】外部端子18の固定方法は、リベット16
と外部端子18が溶接によって接合されているため、電
解コンデンサの電気的特性を良好に保つことが可能であ
るが、端部を押し潰される前のリベット16は封口板1
0に対して仮固定の状態にある。このため、電解コンデ
ンサの製造工程において、外部からストレスが加えられ
ると、外部端子18およびリベット16が回動し、外部
端子18に位置ずれが生じる。
【0006】そこで、位置ずれ等の不具合を防止するた
めに、外部端子18を封口板10の表面に固定するリベ
ットとして、封口板10の裏面に当接する当接部22c
を有する十字形のリベット22(図3)を用い、このリ
ベット22の軸部22aを封口板10の貫通孔10aに
挿入した後、外部端子18のリベット挿通孔18aを挿
通したリベット22の軸部22aを押し潰して外部端子
18を封口板10に固定する方法による封口板が知られ
ている。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】上記の押し通し方法で
は、図2に示した方法のようにリベット16をワッシャ
20で仮固定しておく必要がないため、外部端子18の
位置ずれを防止することが可能である。
【0008】しかしながら、外部端子とリベットは外部
端子の押し潰し部と当接部の2点における機械的固定の
みによって接合されているため、温度変化や外部ストレ
スなどの影響を受けると、電気的特性の低下を招く惧れ
があった。
【0009】本発明は、前記問題点を解決するためにな
されたものであり、位置ずれや電気的特性の低下を招来
することなく外部端子を封口板に固定した電解コンデン
サの封口板を提供することを目的とする。
【0010】
【課題を解決するための手段】前記目的を達成するた
め、本発明は、硬質樹脂または硬質樹脂と弾性部材とが
張り合わされて、その厚さ方向にリベットが貫通すると
ともに、前記リベットによって固定された外部端子を有
する電解コンデンサ用封口板において、前記外部端子は
前記封口板の表面に接する部分に設けられた突起からな
り、前記リベットは前記封口板の裏面に当接する当接部
と、前記封口板を貫通する軸の大径軸部と小径軸部との
間に形成される段差部とを有し、前記突起と前記リベッ
トは溶接接合されて前記リベットの端部が押し潰された
押し潰し部と前記段差部とによって前記外部端子が狭持
されて封口板に固定されることを特徴とする。
【0011】本発明に係る電解コンデンサ用封口板にお
いて、前記突起は、前記外部端子にリベット挿通孔を穿
設する際に前記封口板の表面に向かって突出するように
前記外部端子に形成されたバリであってもよい。
【0012】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を図面
に基づいて説明する。
【0013】図1は本発明の実施形態に係る電解コンデ
ンサ用封口板を製造する工程を説明するための図で、図
1(b)はこの発明によって封口板に固定する外部端子
を示す図である。図1において、符号30はプラスチッ
ク等からなる硬質絶縁板からなる封口板、38は金属か
らなる外部端子、36は外部端子38を封口板30の表
面に固定するための金属リベットを示している。このリ
ベット30は、封口板30の裏面に当接する円形の板状
当接部36bと、この当接部36bの表面から突設され
た外部端子固定用軸部36aおよび当接部36bの裏面
から突設された電極タブ取付用軸部36fとからなり、
外部端子固定用軸部36aは、封口板30を貫通する大
径軸部36dと外部端子38を貫通する小径軸部36e
とから形成されている。
【0014】このようなリベット36を用いて外部端子
38を封口板30の表面に固定する場合には、先ず、外
部端子38にリベット挿通孔38aを穿設する際に、封
口板30の表面に向かってバリ40が突出するようにリ
ベット挿通孔38aを外部端子38に穿設する。
【0015】次に、図1の(b)に示すように、封口板
30の貫通孔30aにリベット36の軸部36aを封口
板30の裏面側から挿入し、リベット36の当接部36
bを封口板30の裏面に当接させると共に軸部36aの
先端部分を封口板30の表面から突出させる。さらに、
封口板30の表面から突出するリベット36の軸部36
aに外部端子38のリベット挿通孔38aを挿通した状
態でリベット36の軸部36aと外部端子38とを溶接
接合する。このとき、封口板30の表面から突出したリ
ベット36の小径軸部36eに外部端子38のリベット
挿通孔38aを挿通すると、外部端子38の裏面に突設
されたバリ40がリベット36の大径軸部36dと小径
軸部36eとの間の段差部36gに当接する。そして、
リベット36の軸部36aと外部端子38とを溶接接合
したならば、図1の(c)に示すように、軸部36aの
端部(小径軸部36eの先端部)を押し潰して外部端子
38を封口板30の表面に固定する。
【0016】上述した本発明の実施形態では、リベット
36の軸部36aと外部端子38とを溶接接合した後、
軸部36aの端部を押し潰して外部端子38を封口板3
0の表面に固定することにより、リベット36と外部端
子38とが電気的に接続されると共に外部端子38が封
口板30に対して強固に固定される。また、外部端子3
8に設けられたバリ40においてリベット36の軸部3
6aと外部端子38とを溶接することにより、リベット
36と外部端子38とを溶接する際に外部端子38がリ
ベット36の軸部36aを中心に回動することがないの
で、外部端子38の位置ずれが防止される。従って、上
述した本発明の実施形態では、外部端子38の位置ずれ
や電気的特性の低下を招来することなく外部端子38を
封口板10の表面に固定することができる。
【0017】また、上述した本発明の実施形態では、リ
ベット36の軸部36aが封口板30を貫通する大径軸
部36dと外部端子38を貫通する小径軸部36eとか
ら形成されているので、外部端子38を封口板30に固
定する際にリベット36の端部(小径軸部36eの先端
部分)を容易に押し潰すことができる。
【0018】また、上述した本発明の実施形態では、封
口板30の表面から突出したリベット36の小径軸部3
6eに外部端子38のリベット挿通孔38aを挿通する
と、リベット36の大径軸部36dと小径軸部36eと
の間に形成された段差部38gが、図1(a)に示した
ように軸部36aの全周にわたって形成されているた
め、外部端子38のバリ40と全周にわたって当接し、
押し潰し部と当接部の2点で当接して、この部分でリベ
ット36と外部端子38とが電気的に接続された状態と
なるため、リベット36と外部端子38とを溶接接合す
ることもでき、しかも溶接後に小径軸部36eの先端部
分を押し潰すことによって第3の機械固定である外部端
子38がリベット36の押し潰し部と段差部36gとの
間に挟持されるため、外部端子38の固定強度を増大さ
せることができる。
【0019】なお、前述した実施形態では、外部端子3
8に設けられたバリ40においてリベット36と外部端
子38とを溶接したが、バリ40の代わりに先端の尖っ
た突起を外部端子38に設けてもよい。
【0020】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
封口板の表面と接する外部端子の表面に突起を設け、こ
の突起においてリベットと外部端子とを溶接接合した
後、リベットの端部を押し潰して外部端子を固定する封
口板であるため、位置ずれや電気的特性の低下を招来す
ることなく外部端子を封口板に固定することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る電解コンデンサ用封口板の製造工
程を説明するための図である。
【図2】外部端子を封口板に固定するための従来の方法
を示す図である。
【図3】外部端子を封口板に固定するための従来の改良
された方法を示す図である。
【符号の説明】
10、30 封口板 16、22、36 リベット 18、38 外部端子 18a、38a リベット挿通孔 40 バリ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 芦野 宏次 東京都青梅市東青梅1丁目167番地の1 日本ケミコン株式会社内 (72)発明者 香川 寿得 東京都青梅市東青梅1丁目167番地の1 日本ケミコン株式会社内

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 硬質樹脂または硬質樹脂と弾性部材とが
    張り合わされて、その厚さ方向にリベットが貫通すると
    ともに、前記リベットによって固定された外部端子を有
    する電解コンデンサ用封口板において、前記外部端子は
    前記封口板の表面に接する部分に設けられた突起からな
    り、前記リベットは前記封口板の裏面に当接する当接部
    と、前記封口板を貫通する軸の大径軸部と小径軸部との
    間に形成される段差部とを有し、前記突起と前記リベッ
    トは溶接接合されて前記リベットの端部が押し潰された
    押し潰し部と前記段差部とによって前記外部端子が狭持
    されて封口板に固定される電解コンデンサ用封口板。
  2. 【請求項2】 前記突起は、前記外部端子にリベット挿
    通孔を穿設する際に前記封口板の表面に向かって突出す
    るように前記外部端子に形成されたバリであることを特
    徴とする請求項1記載の電解コンデンサ用封口板。
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Citations (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH0482833U (ja) * 1990-11-29 1992-07-20
JPH0650333U (ja) * 1992-12-11 1994-07-08 日本ケミコン株式会社 電解コンデンサ
JPH0655241U (ja) * 1992-12-25 1994-07-26 日本ケミコン株式会社 電解コンデンサ

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