JP2003114878A - 情報処理方法および情報処理装置 - Google Patents

情報処理方法および情報処理装置

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JP2003114878A
JP2003114878A JP2001309436A JP2001309436A JP2003114878A JP 2003114878 A JP2003114878 A JP 2003114878A JP 2001309436 A JP2001309436 A JP 2001309436A JP 2001309436 A JP2001309436 A JP 2001309436A JP 2003114878 A JP2003114878 A JP 2003114878A
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一仁 広重
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憲治 川上
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 所望のときに所望の場所にて、携帯端末等に
おいてアプリケーションに必要な高信頼処理を施すこと
ができる。 【解決手段】 ネットワークを介して相互に接続された
複数の情報処理装置を用いて、高信頼化処理を実現す
る。少なくともデータを保持し処理する個別プログラム
であるアプリケーションを、ある情報処理装置30−1
にて動作させ、高信頼化処理を実現するための種々の処
理を実行するエージェントを保持していない場合に、ネ
ットワークを介して他の情報処理装置14から情報処理
装置30−1に、エージェントの複製を移動させる。こ
れにより、情報処理装置30−1のいて、エージェント
と協働してアプリケーションが動作する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、複数の情報処理装
置をデータ通信網で接続して、データ処理を多重化して
信頼性を向上させるシステムに用いられる手法に関す
る。
【0002】
【従来の技術】課金情報を有する顧客管理システムや化
学、鉄鋼プラントのような産業システム、交通制御シス
テム、電力システムにおいては、システムに異常が発生
した場合のデータの収集、保持、更新作業の中断や、デ
ータの一貫性の喪失は避けなければならない。そのため
に、たとえば、データ処理の二重化などにより、データ
の収集、保持、更新作業の中断回避や、データの一貫性
保持するための、高信頼化処理手段を講じている。
【0003】上記システムにて講じられる従来の高信頼
化処理手段においては、二重化処理専用のシステム構成
を採用している。たとえば、従来の高信頼化システムで
は、据え置き型コンピュータからなる情報処理装置を2
台設置して、相互を監視用ハードウェアで接続してい
る。監視用ハードウェアが、稼動中の一方の情報処理装
置(主系コンピュータ)のシステムダウンなど、異常状
態を検出すると、待機していた他方の情報処理装置(従
系コンピュータ)に処理を引き継がせている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記従
来の高信頼化システムにおいては、2台の情報処理装置
は隣接して配置されており、これらを物理的に離れた場
所に設置して運用する形態になっていない。近年の無線
通信を用いた携帯情報端末の爆発的な普及と処理能力の
向上に伴い、これら携帯情報端末を用いた柔軟な高信頼
化システムの構築が望まれるが、従来の高信頼化システ
ムを利用することは困難であるという問題点があった。
【0005】また、2台以上の情報処理装置を相互に接
続してアプリケーションの多重化処理を行うために、高
信頼化処理専用のOS(オペレーティングシステム)を
情報処理装置に搭載する必要があった。高信頼化処理専
用のOSは、特定制御用に機能が限定された特殊なも
の、あるいは、通常のOS機能に高信頼機能を組み込ん
だ大掛かりな構造を有するものとなるのが一般的であっ
た。したがって、上記高信頼化処理専用のOSは、PC
(パーソナルコンピュータ)や携帯情報処理端末のよう
な小型情報処理装置にて稼動させるのには不向きであっ
た。
【0006】さらに、情報処理装置において、一般的に
は、データ処理の高信頼性が要求されるアプリケーショ
ン、および、要求されないアプリケーションが混在し
て、動作しているのが通常である。たとえば、顧客管理
データの中でも課金情報や顧客販売情報は、データの欠
落や矛盾があってはならない。その一方、顧客向けバー
ゲンセール等のイベント管理情報は、データ欠落があっ
ても顧客への影響は少なく、敢えて二重化による管理は
不要である。
【0007】同様に、産業プラントにおいても、機器の
制御・監視を行うアプリケーションは無停止を要求され
るとともに、データの欠落や矛盾があってはならない。
その一方、産業プラントシステムでも、監視情報の帳票
出力処理などは二重化の必要はなく、情報処理装置の異
常状態からの回復後に出力すればよい。
【0008】このように、従来の高信頼化システム構成
では、情報処理装置の設置制約や高信頼アプリケーショ
ンのみの多重化処理が困難であった。そのため、携帯情
報端末のような情報処理装置を利用したデータ処理の高
信頼化や、前記情報処理装置による必要なアプリケーシ
ョンのみを多重化して高信頼化することは困難であっ
た。本発明の目的は、所望のときに所望の場所にて、ア
プリケーションに必要な高信頼処理を施すことができる
システムを提供することにある。
【0009】
【課題を解決するための手段】本発明の目的は、ネット
ワークを介して相互に接続された複数の情報処理装置を
用いて、高信頼化処理を実現する情報処理方法であっ
て、少なくともデータを保持し処理する個別プログラム
であるアプリケーションを、ある情報処理装置にて動作
させるステップと、前記高信頼化処理を実現するための
種々の処理を実行するエージェントを保持していない場
合に、ネットワークを介して他の情報処理装置から前記
情報処理装置に、前記エージェントの複製を移動させる
ステップと、前記エージェントと協働して前記アプリケ
ーションが動作するステップとを備えたことを特徴とす
る情報処理方法により達成される。
【0010】本発明においては、並列多重化処理や待機
冗長処理を司るエージェントを、移動可能にしている。
したがって、PDAなど携帯端末においても、ネットワ
ークを介して、他のコンピュータからエージェントを受
理し、当該エージェントと協働してアプリケーションを
実行することにより、任意の場所で任意のときにアプリ
ケーションに高信頼化処理を施すことが可能となる。
【0011】好ましい実施態様においては、アプリケー
ションの動作終了後に、前記エージェントを解放するス
テップを備えている。このように、本発明によれば、エ
ージェントをダイナミックに発生させ、また、消去する
ことが可能となる。
【0012】たとえば、エージェントの複製を移動させ
るステップは、前記情報処理装置において、前記アプリ
ケーションからの、エージェントが必要であることを示
す情報を受理するステップと、前記情報の受理に応答し
て、前記エージェントを保持する他の情報処理装置を見
出すステップと、前記情報処理装置から前記エージェン
トを保持する他の情報処理装置に対して、前記エージェ
ントの移動を要求するステップを含んでもよい。これ
は、アプリケーションの要求によりエージェントが移動
される場合である。或いは、エージェントの複製を移動
させるステップは、情報処理装置において、アプリケー
ションを監視して、高信頼化処理の必要なものを検出す
るステップと、検出に応答して、前記エージェントを保
持する他の情報処理装置を見出すステップと、情報処理
装置から前記エージェントを保持する他の情報処理装置
に対して、エージェントの移動を要求するステップとを
含んでいても良い。
【0013】別の実施態様においては、アプリケーショ
ンの高信頼化処理の種別に応じたエージェントが、前記
情報処理装置に移動させるステップを備えている。前記
種別には、たとえば、並列多重化処理、待機冗長処理、
および、リカバリーブロック方式による処理、認証処理
などが含まれる。
【0014】また、本発明の目的は、ネットワークを介
して相互に接続された複数の情報処理装置を用いて、高
信頼化処理を実現する情報処理方法であって、少なくと
もデータを保持し処理する個別プログラムであるアプリ
ケーションを、ある情報処理装置にて動作させるステッ
プと、前記情報処理装置において、高信頼化処理の必要
性に応じて、前記高信頼化処理を実現するための種々の
処理を実行するエージェントを所持しているか否かを判
断するステップと、前記所持している場合に、これをロ
ードし、その一方、所持していない場合に、ネットワー
クを介して、前記エージェントを所持している他の情報
処理装置を見出すステップと、前記アプリケーション
を、他の情報処理装置に移動させるステップと、前記他
の情報処理装置から、前記エージェントの複製を移動さ
せるステップと、前記情報処理装置および前記他の情報
処理装置の各々において、前記エージェントと協働して
前記アプリケーションが動作するステップとを備えたこ
とを特徴とする情報処理方法により達成される。
【0015】これにより、複数のコンピュータ(たとえ
ば、PDAおよび他の据え置きコンピュータ、或いは、
複数のPDA)において、並列多重処理や待機冗長処理
を実現できる。無論、情報処理装置および他の情報処理
装置の各々において、アプリケーションの動作終了後
に、前記エージェントを解放することができる。
【0016】また、本発明の目的は、ネットワークを介
して相互に接続された複数の情報処理装置を用いて、高
信頼化処理を実現する情報処理方法であって、少なくと
もデータを保持し処理する個別プログラムであるアプリ
ケーションの起動を、ある情報処理装置にて求めるステ
ップと、前記高信頼化処理を実現するための種々の処理
を実行するエージェントが存在しない場合に、ネットワ
ークを介して、前記エージェントを保持する他の情報処
理装置を検索するステップと、前記他の情報処理装置
に、前記アプリケーションの実行依頼および前記アプリ
ケーションを伝達するステップと、前記他の情報処理装
置において、前記エージェントと協働して前記アプリケ
ーションが動作するステップとを備えたことを特徴とす
る情報処理方法により達成される。この発明において
は、エージェントを動的に生成するのではなく、エージ
ェントを所持する情報処理装置に、高信頼化処理を施す
べきアプリケーションを動的に生成している。
【0017】さらに、本発明の目的は、ネットワークを
介して少なくとも1以上の他の情報処理装置と接続され
た情報処理装置であって、少なくともデータを保持し処
理する個別プログラムであるアプリケーションを、ある
情報処理装置にて動作させるアプリケーション実行手段
と、前記他の情報処理装置の何れかから、前記高信頼化
処理を実現するための種々の処理を実行するエージェン
トの複製を受け入れるエージェント移動処理手段を備
え、前記エージェント受理手段により受理されたエージ
ェントと協働して、前記アプリケーションが実行される
ように構成されたことを特徴とする情報処理装置によっ
ても達成される。前記アプリケーションの動作終了後
に、前記エージェントを解放するエージェント解放手段
を備えているのが望ましい。
【0018】好ましい実施態様においては、前記エージ
ェント移動処理手段が、前記アプリケーションから、エ
ージェントが必要であることを示す情報の受理に応答し
て、前記エージェントを保持する他の情報処理装置を見
出し、当該他の情報処理装置に対して、前記エージェン
トの移動を要求するように構成されている。別の好まし
い実施態様においては、前記エージェント移動処理手段
が、アプリケーションを監視して、高信頼化処理の必要
なものを検出し、前記検出に応答して、前記エージェン
トを保持する他の情報処理装置を見出し、当該他の情報
処理装置に対して、前記エージェントの移動を要求する
ように構成されている。
【0019】また、本発明の目的は、上記情報処理装置
と、ネットワークを介して接続された情報処理装置であ
って、前記要求元の情報処理装置からのエージェントの
移動要求に応答して、前記エージェントを記憶装置から
取り出して、前記ネットワークを介して、前記要求元の
情報処理装置の情報処理装置に伝達するように構成され
たことを特徴とする情報処理装置によっても達成され
る。
【0020】さらに、本発明の目的は、ネットワークを
介して少なくとも1以上の他の情報処理装置と接続され
た情報処理装置であって、少なくともデータを保持し処
理する個別プログラムであるアプリケーションの実行
を、高信頼化処理によりなす指示を受理する指示受理手
段と、前記指示の受理に応答して、前記高信頼化処理を
実現するための種々の処理を実行するエージェントを保
持する他の情報処理装置を検索する検索手段と、前記エ
ージェントを保持する他の情報処理装置に対して、前記
アプリケーションおよびアプリケーションの実行依頼
を、ネットワークを介して伝達するアプリケーション伝
達手段とを備えたことを特徴とする情報処理装置によっ
ても達成される。
【0021】上記情報処理装置を要求元の情報処理装置
とすれば、要求元の情報処理装置と、ネットワークを介
して接続された情報処理装置は、要求元の情報処理装置
からのアプリケーションおよびアプリケーションの実行
依頼に応答して、必要なエージェントを記憶装置から取
り出して、前記エージェントと協働して前記アプリケー
ションを実行するように構成されているのが望ましい。
【0022】
【発明の実施の形態】以下、添付図面を参照して、本発
明の実施の形態につき説明を加える。図1は、本発明の
実施の形態にかかるシステムの一例を示すブロックダイ
ヤグラムである。図1に示すように、本実施の形態にか
かるシステムにおいては、広域通信網12に、企業の本
社に設置されたシステム(以下、「本社システム」と称
する。)14、上記企業の製造工場に設置されたシステ
ム(以下、「製造工場システム」と称する。)20、お
よび、企業の支社に設置されたシステム(以下、「支社
システム」と称する。)26が接続されている。また、
広域通信網12には、当該企業の社員等が携帯している
PDAなどの携帯情報端末30−1、30−2、・・・
が接続可能となっている。
【0023】本社システム14には、たとえば、企業の
取り扱う製品の販売実績、在庫状況などを含む種々の販
売情報を記憶した販売情報データベース(DB)16、
および、経理関係の情報を記憶した経理情報DB18が
接続されている。製造工場システム20には、工場内の
ラインなどを制御・監視するプラント制御・監視システ
ム22や、当該工場内の上記制御などに必要な種々の情
報を記憶したプラント情報DB24が接続されている。
また、支社システム26にも、支社における製品の販売
実績、売上などを含む種々の販売情報を記憶した支社販
売情報DB28が接続されている。
【0024】このようなシステムにおいて、携帯情報端
末を所持している使用者(社員)は、これを操作して、
本社システム14などにアクセスして、当該使用者のア
クセス権限の下、必要な情報を収集し、或いは、DB中
のデータを更新することができる。なお、本明細書にお
いて、各システム16、20、22或いはシステムに含
まれるクライアントマシンなどを、場合によって、単
に、コンピュータ32と称する。
【0025】本実施の形態においては、図2に示すよう
に、複数種類の処理ステップのそれぞれにおいて、並列
多重化処理や待機冗長処理を採用して、フォルトトレラ
ントな処理構造を実現している。図2において、それぞ
れの楕円はアプリケーションを示し、たとえば、アプリ
ケーションA1〜A3は、同一のアプリケーションとな
っている。また、内側が白色のもの(たとえば、アプリ
ケーションA1、A2、B1など)は稼動中、つまり、
アクティブであることを示し、その一方、内側にハッチ
ングを施したもの(たとえば、アプリケーションA3、
C2)は待機中、つまり、パッシブであることを示して
いる。
【0026】本実施の形態においては、上記フォルトト
レラントな処理構造を実現するために、PDA30やコ
ンピュータ32に、高信頼化処理を実行するためのエー
ジェント(以下、「FT(Fault-tolerant)エージェン
ト」と称する。)を動的に設け、当該FTエージェント
を作動させている。たとえば、FTエージェントを不揮
発性の記憶装置に記憶しているコンピュータ32であれ
ば、必要なアプリケーションを移動することにより、フ
ォルトトレラントなシステムの一部として機能できる。
その一方、FTエージェントを保持していないコンピュ
ータ、たとえば、PDA30であれば、FTエージェン
トの複製を、他のコンピュータ32から伝達してもらう
ことで、フォルトトレラントなシステムの一部として機
能可能となる。なお、本明細書において、パーソナルコ
ンピュータ、サーバ、コンピュータ群からなるシステ
ム、或いは、PDAなどを、場合によっては「情報処理
装置」とも称する。
【0027】図2に示すような並列多重処理および待機
冗長処理の組み合わせを、図3に示すように、複数のP
DA30およびコンピュータ32により実現できる。図
3においては、第1のPDA30−1にて、アクティブ
FTエージェント34−1が機能し、ここで、アクティ
ブなアプリケーションA1、B1が作動している。ま
た、第2のPDA30−2においては、アクティブFT
エージェント34−2およびパッシブFTエージェント
34−3が機能し、前者においては、アクティブなアプ
リケーションB2が作動し、後者においては、パッシブ
な(待機系の)アプリケーションA3、C3が作動して
いる。同様に、コンピュータ32においては、アクティ
ブFTエージェント34−4およびパッシブFTエージ
ェント34−5が機能し、前者においては、アクティブ
なアプリケーションA2、C1、D1が作動し、後者に
おいては、パッシブな(待機系の)アプリケーションC
2、D2が作動している。
【0028】次に、並列多重処理を実行するためのFT
エージェントについてより詳細に説明を加える。なお、
本明細書において、FTエージェントを、場合により、
フォルトトレラントな処理つまり高信頼化処理を実現す
るための構成部分であるため、高信頼化処理部とも称す
る。
【0029】図4(a)は、本実施の形態において、フ
ォルトトレラントなシステムとして機能するための情報
処理装置の概略を示すブロックダイヤグラムである。図
4(a)に示すように、情報処理装置には、FTエージ
ェント34を設けることが可能となっている。また、情
報処理装置は、他の情報処理装置からのアプリケーショ
ンやFTエージェント34の受け入れを処理する受け入
れ要求処理部38と、FTエージェントの移動に関する
処理を実行する移動処理部40とを備えている。
【0030】なお、前述したように、図4(a)におい
て、FTエージェント(高信頼化処理部)34は、情報
処理装置に常駐している必要は無く、フォルトトレラン
トな処理を実行すべき場合に、他のコンピュータからロ
ードし、また、上記フォルトトレラントな処理の終了の
後には、これを解放して、情報処理装置から消去するよ
うにしても良い。
【0031】図4(b)は、並列多重処理を実行するた
めのFTエージェント34をより詳細に示すブロックダ
イヤグラムである。図4(b)において、他の情報処理
装置のFTエージェントにて動作しているアプリケーシ
ョンから、自己のFTエージェント34が管轄するアプ
リケーションに送信されるメッセージを単一化して、受
け渡す処理を実行するメッセージ単一化処理部42を有
している。メッセージを単一化することとは、多重化さ
れたアプリケーションからの同一メッセージを集約して
1つのものとして、宛先のアプリケーションに受け渡す
処理をいう。この単一化処理により、メッセージの宛先
となるアプリケーションは、送信元のアプリケーション
群による多重化を意識する必要が無い。
【0032】また、FTエージェント34は、自己が掌
握するアプリケーション宛てに受信したメッセージの履
歴を管理し、受信漏れしたメッセージの有無を判断し、
受信漏れしたメッセージがある場合には、その再送信を
送信元の情報処理装置に要請する処理を実行するメッセ
ージ監視・再送制御部44と、FTエージェント34
と、掌握しているアプリケーションとの間のメッセージ
の受け渡す処理を実行するインタフェース部46とを有
している。
【0033】図5は、本実施の形態にかかる受け入れ要
求処理部38における処理を示すフローチャートであ
る。受け入れ要求処理部38は、他の情報処理装置か
ら、ネットワークを介して、アプリケーションの受け入
れやFTエージェントの移動の要求があった場合に、こ
れに応答して起動される。図5に示すように、受け入れ
要求処理部38が、他の情報処理装置から、上記アプリ
ケーションやFTエージェントの受け入れ要求を受理す
ると(ステップ501)、受け入れ可否が判断される
(ステップ502)。ステップ502において受け入れ
可能(OK)である場合には、受け入れを準備した後に
(ステップ503)、準備完了通知を、他の情報装置に
ネットワークを介して伝達する(ステップ505)。そ
の一方、受け入れ不可能(NG)である場合には、受け入
れ拒否を示す通知が、他の情報処理装置に伝達される
(ステップ504)。
【0034】たとえば、アプリケーションの受け入れの
場合には、当該アプリケーション名などを含む書誌的情
報とともに、アプリケーションが、他の情報処理装置か
ら伝達され、受け入れ要求処理部38は、アプリケーシ
ョンを受け入れ、また、書誌的情報を管理テーブル(図
示せず)に記憶する(ステップ506)。本実施の形態
においては、アプリケーション自体の要求により、或い
は、移動処理部40が、高信頼化処理が必要なアプリケ
ーションを発見することにより、FTエージェント34
の移動処理が実行される。図6は、移動処理部40にて
実行される処理を示すフローチャートである。
【0035】図6に示すように、アプリケーションから
の移動要求があった場合(ステップ601でイエス(Ye
s))、或いは、移動要求が無くとも(ステップ601で
ノー(No))、高信頼化処理が必要なアプリケーションの
探索(ステップ602)により、他プリケーションが見
出された場合(ステップ603でイエス(Yes))には、
移動処理部40は、高信頼化処理の種別に応じて、移動
すべきFTエージェントを特定し、当該FTエージェン
トの移動を準備する(ステップ604)。
【0036】本実施の形態においては、FTエージェン
トとして、並列多重化処理を実現するためのもの(図4
(b)参照)、待機冗長処理を実現するためのもの、リ
カバリーブロック方式による高信頼化処理を実現するた
めのもの、認証処理を実現するためのものなどが含まれ
る。したがって、FTエージェントには、上記処理種別
を示す種別情報が付加され、移動処理部40は、処理形
態に応じた種別情報が付加されたFTエージェントを用
意する。
【0037】次いで、移動処理部40は、移動先の候補
となった他の情報処理装置に対して、ネットワークを介
して、FTエージェントの移動要求を送信する(ステッ
プ605)。移動要求を受理した他の情報処理装置にお
いては、先に説明した図5の処理が実行される。移動先
の候補となった他の情報処理装置から、準備完了通知を
受理すると(ステップ606)、移動処理部40は、移
動すべきFTエージェントの複製を、ネットワークを介
して、他の情報処理装置に送信する(ステップ60
7)。これにより、所定の高信頼化処理を実現するため
のFTエージェントが、他の情報処理装置にも配置され
る。
【0038】図4(b)に示す並列多重化処理を実行す
る際に、あるコンピュータ32とPDA30との間で実
行される処理や通信手順を、より具体的に説明する。図
7は、上記手順の一例を示すフローチャートである。こ
れを利用すると、たとえば、営業担当者が顧客先にて、
契約内容を更新し、或いは、新規に契約するときに、携
帯したPDAを利用して、アプリケーションを動作さ
せ、契約内容を本社や支社のシステムのデータベースお
よびPDA中のメモリの双方に記憶させて、信頼性を向
上させることが可能となる。
【0039】まず、ユーザの操作により、PDA30に
おいて、アプリケーションが選択され、これが起動され
る(ステップ701)。PDA30の表示装置の画面上
には、たとえば、図8(a)に示すようなメニューウィ
ンドウ800が表示される。本実施の形態においては、
メニューウィンドウに、「アプリケーション選択・探索
・取得」ボタン(符号801)や、並列多重化などの高
信頼化処理を必要とする際に指定されるボタン(たとえ
ば、符号802)が設けられている。たとえば、ボタン
801をユーザが指定することで、PDAのメモリ中に
記憶されたアプリケーションのリスト、ネットワークを
介してアクセス可能な他のコンピュータを探索したリス
ト、探索の結果取得可能なアプリケーションのリストな
どを表示することが可能である。
【0040】ユーザがアプリケーションを高信頼化処理
にて実行したい場合には、メニュー800を参照して、
所望の処理形態を選択する。たとえば、並列多重化処理
にてアプリケーションを実行したければ、ユーザは入力
装置を操作して、ボタン802をオンすればよい。な
お、「雛型」とは指定された形態の高信頼化処理を実現
するためのFTエージェントをいう。たとえば、PDA
30自体のメモリに指定された雛型つまりFTエージェ
ントが格納されていれば、これをロードすれば足りる。
その一方、PDA30自体に指定された雛型が存在しな
い場合には、他のコンピュータ32に雛型を要求する
(ステップ703)。コンピュータ32においては、デ
ータベース(DB)を検索し(ステップ704)、指定
された雛型の複製をPDA30に送信する(ステップ7
05)。
【0041】コンピュータ32が、PDA30からアプ
リケーション受け入れ要求(ステップ706)を受理す
ると、図5に示した受け入れ要求処理を実行し(ステッ
プ707)、アプリケーションを受け入れ可能であれば
アプリケーションを受け入れる(ステップ708)。次
いで、PDA30において、図6に示す移動処理にした
がって、アプリケーションの要求或いはPDA30自体
がアプリケーションを見つけ出すことにより、FTエー
ジェントの移動要求が、コンピュータ32に伝達される
(ステップ709)。コンピュータ32において、移動
要求にかかるFTエージェントを有していれば、FTエ
ージェントを移動させることなく、データベースから対
応する雛型(FTエージェント)をロードすればよい
(ステップ710、711)。
【0042】このようにして、PDA30およびコンピ
ュータ32において、並列多重処理にてアプリケーショ
ンが動作する(ステップ712〜713、図8(b)参
照)。ここでは、並列多重処理用のFTエージェント中
のメッセージ単一化処理部42、メッセージ監視・再送
制御部、インタフェース部46が機能して、PDA30
やコンピュータ32にて実行される同一のプログラムに
よる動作の整合性を図っている。必要な処理が終了する
と、PDA30およびコンピュータ32の双方におい
て、アプリケーションおよびFTエージェントが開放さ
れる(ステップ715、716)。
【0043】上記例においては、並列多重処理を実現す
るためのFTエージェント34について説明を加えた。
本実施の形態においては、さらに、待機冗長処理、リカ
バリーブロック方式、認証処理などを実現することがで
きる。待機冗長処理とは、アプリケーションが2重化さ
れており、2重化されたアプリケーションの一方が動作
して、一連の動作を行い、他方のアプリケーションは、
動作中のアプリケーションの異常などによる停止の場合
や、異常動作を引き起こしたと判断された場合に、処理
を引き継いでシステムを継続させるものである。待機冗
長処理は、一般に、処理の引継ぎに多少の時間を要して
も許容される場合や、並列多重処理が困難な場合に適用
される。
【0044】図9(a)は、待機冗長処理のためのFT
エージェントを示すブロックダイヤグラムである。FT
エージェント134は、メッセージ単一化部42、メッ
セージ監視・再送制御部44、インタフェース部46の
ほか、アプリケーションの内部状態を示す情報を収集す
る内部状態収集部48と、他のアプリケーションから与
えられたメッセージを受信し、受信履歴情報を更新する
受信メッセージ更新部50と、必要に応じて動作モード
を切り替える稼動/待機モード切替部52とを有してい
る。このFTエージェントにおいては、待機状態のアプ
リケーションを掌握するFTエージェント(パッシブF
Tエージェント)の受信メッセージ更新部50は、他の
アプリケーションから送信されたメッセージを受信する
と、その受信履歴情報を更新する。また、内部状態収集
部48は、一定時間ごと或いは一定条件が成立するごと
に、主系(稼動系)のアプリケーションの内部状態を収
集する。収集された主系のアプリケーションの内部状態
は、待機系のアプリケーションの内部状態として更新さ
れる。
【0045】図9(b)は、リカバリーブロック方式に
よる高信頼化処理を実現するためのFTエージェントを
示すブロックダイヤグラムである。リカバリーブロック
方式とは、動作中のアプリケーションが出力する処理結
果を評価して、評価の結果の妥当性を判定し、妥当であ
れば処理が継続され、その一方以上と判定されると、動
作中のアプリケーションの処理を中断して、待機してい
るアプリケーションに処理を引き継ぐものである。
【0046】図9(b)に示すように、このFTエージ
ェント234は、メッセージ単一化部42、メッセージ
監視・再送制御部44、インタフェース部46のほか、
アプリケーションの出力する処理結果を受理して、その
妥当性を評価する受け入れテスト部54と、必要に応じ
て動作モードを切り替える稼動/待機モード切替部52
とを有している。
【0047】図9(c)は、アプリケーションの認証処
理を実行するためのFTエージェントのブロックダイヤ
グラムである。たとえば、認証処理は公開暗号鍵の手法
を用いて実現できる。このFTエージェント334は、
インタフェース部46のほか、認証処理部56を備えて
いる。これら図9(a)〜(b)に示すFTエージェン
トに関して、アプリケーションの移動や、FTエージェ
ント134、234、334の移動は、並列多重化処理
の場合と同様に実現できる。
【0048】本実施の形態においては、上記高信頼化処
理の形態に応じたFTエージェントの複製を、必要に応
じて、PDAが本社システム等からロードし、或いは、
自己のメモリ中に格納してあればそれをロードし、所定
の高信頼化処理を実現している。また、処理が終了すれ
ば、上記ロードしたFTエージェントを解放することが
できる。ここでは、実際にメモリから消去してしまって
も良い。このように、本実施の形態によれば、FTエー
ジェントを、たとえば、他のコンピュータからロードす
ることにより、高信頼化処理を実現できる。したがっ
て、以下のように使用することができる。
【0049】前述したように、営業担当者が顧客先に
て、契約内容を更新し、或いは、新規に契約するとき
に、携帯したPDAを利用して、アプリケーションを動
作させ、契約内容を本社や支社のシステムのデータベー
スおよびPDA中のメモリの双方に記憶させて、信頼性
を向上させることが可能となる。また、いちいち、本社
データベースとの接続をしなくとも、PDAに保持した
顧客データを利用することができ、業務効率を向上させ
ることが可能となる。さらに、高性能のパーソナルコン
ピュータを多数分散配置し、顧客管理データの分散化や
多重化を実現でき、危険分散の上で好適である。
【0050】或いは、化学プラントなどの制御機器の監
視や制御を、所望のときに所望の場所から高信頼性をも
って実行することが可能となる。たとえば、プラント制
御・監視システム(図1の符号22参照)の制御コンソ
ールの前でプラント状況を監視しなくとも、遠隔地で手
持ちのPDAやパーソナルコンピュータにて、監視や機
器制御を行うことができる。また、機器制御用計算機の
不具合の発生を想定して、制御ソフトウェアを並列多重
処理や待機冗長処理の形態で、任意の場所に配置でき、
危険分散上好適である。
【0051】本発明は、以上の実施の形態に限定される
ことなく、特許請求の範囲に記載された発明の範囲内
で、種々の変更が可能であり、それらも本発明の範囲内
に包含されるものであることは言うまでもない。たとえ
ば、前記実施の形態において、FTエージェントを高信
頼化処理の種別ごとに用意しているがこれに限定される
ものではなく、並列多重処理、待機冗長処理、リカバリ
ーブロック方式の処理を実現する必要なコンポーネント
を含むようなFTエージェントを用意し、これをPDA
等に移動して、処理の形態に応じて必要なコンポーネン
トが作動するように構成しても良い。
【0052】たとえば、図2および図3に示すように、
異なる高信頼化処理が混在する場合であっても、一つの
FTエージェント(たとえば、アクティブFTエージェ
ント34−1)が複数のアプリケーション(たとえば、
「A1」および「B1」)を掌握して、必要な高信頼化
処理を実現することが可能となる。また、図7に示す処
理手順は一例であり、他の手順にて高信頼化処理が実現
される場合もある。また、アプリケーションが移動した
後に、FTエージェントが移動するのであっても、FT
エージェントが移動した後に、アプリケーションが移動
するのであっても良い。また、FTエージェントが存在
すれば、他の情報処理装置ロードする必要もない。
【0053】さらに、本発明において、アプリケーショ
ンが、FTエージェントが存在する情報処理装置に移動
するように構成しても良い。図10は、このような場合
の処理手順を示すフローチャートである。図10におい
て、ユーザがPDA30を操作して、アプリケーション
を選択し(ステップ1001)、次いで、高信頼化処理
の形態の選択に伴って、PDA30は、FTエージェン
トを持つ他の情報処理装置を検索する(ステップ100
2)。上記他の情報処理装置として、コンピュータAが
見出されると、アプリケーションの受け入れ要求が、当
該コンピュータAに伝達される(ステップ1003)。
コンピュータAにおいては受け入れ要求処理が実行され
(ステップ1004)、アプリケーションがロードされ
る(ステップ1005)。
【0054】同様に、コンピュータAからFTエージェ
ントを持つ他のコンピュータBに対して、アプリケーシ
ョン受け入れ要求が伝達され(ステップ1006)、受
け入れ要求処理(ステップ1007)が実行されて、ア
プリケーションが受理される(ステップ1008)。コ
ンピュータAおよびコンピュータBにおいては、それぞ
れ、データベース(DB)から高信頼化処理に必要な雛
型(FTエージェント)が取り出され(ステップ100
9、1010)、アプリケーションが動作する(ステッ
プ1011〜1013)。また、アプリケーションの動
作が終了すると、これらが解放される(ステップ101
4、1015)。
【0055】
【発明の効果】本発明によれば、所望のときに所望の場
所にて、アプリケーションに必要な高信頼処理を施すこ
とができるシステムを提供することが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 図1は、本発明の実施の形態にかかるシステ
ムの一例を示すブロックダイヤグラムである。
【図2】 図2は、本実施の形態にかかるフォルトトレ
ラントな処理の一例を示す図である。
【図3】 図3は、図2に示す高信頼化処理を実現する
ための情報処理装置の構成例を示す図である。
【図4】 図4(a)は、本実施の形態にかかる情報処
理装置の概略を示すブロックダイヤグラム、図4(b)
は、本実施の形態にかかるFTエージェントの構成例を
示すブロックダイヤグラムである。
【図5】 図5は、本実施の形態にかかる受け入れ要求
処理部における処理を示すフローチャートである。
【図6】 図6は、本実施の形態にかかる移動処理部に
おける処理を示すフローチャートである。
【図7】 図7は、本実施の形態において、高信頼化処
理(並列多重化処理)を実現するための手順の一例を示
すフローチャートである。
【図8】 図8(a)は、本実施の形態にかかるPDA
の表示装置の画面上に表示されるウィンドウの例を示す
図、図8(b)は、図7の処理により高信頼化処理を実
行する情報処理装置の構成例を示す図である。
【図9】 図9は、本実施の形態にかかるFTエージェ
ントの他の構成例を示すブロックダイヤグラムである。
【図10】 図10は、本実施の形態において、高信頼
化処理を実現するための手順の他の例を示すフローチャ
ートである。
【符号の説明】
12 広域通信網 14 本社システム 20 製造工場システム 26 支社システム 30 PDA 34 高信頼化処理部(FTエージェント) 38 受け入れ要求処理部 40 移動処理部 42 メッセージ単一化処理部 44 メッセージ監視・再送制御部 46 インタフェース部
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 川上 憲治 東京都中央区八丁堀四丁目7番1号 日本 テレコム株式会社内 (72)発明者 佐々木 宏 東京都中央区八丁堀四丁目7番1号 日本 テレコム株式会社内 Fターム(参考) 5B045 GG01 JJ28 5B076 BA04 BB02 BB04 BB06 5B083 AA05 CC04 CE01 DD08 EE02 GG04 5B098 AA10 GA01 GC11

Claims (16)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ネットワークを介して相互に接続された
    複数の情報処理装置を用いて、高信頼化処理を実現する
    情報処理方法であって、 少なくともデータを保持し処理する個別プログラムであ
    るアプリケーションを、ある情報処理装置にて動作させ
    るステップと、 前記高信頼化処理を実現するための種々の処理を実行す
    るエージェントを保持していない場合に、ネットワーク
    を介して他の情報処理装置から前記情報処理装置に、前
    記エージェントの複製を移動させるステップと、 前記エージェントと協働して前記アプリケーションが動
    作するステップとを備えたことを特徴とする情報処理方
    法。
  2. 【請求項2】 前記アプリケーションの動作終了後に、
    前記エージェントを解放するステップを備えたことを特
    徴とする請求項1に記載の情報処理方法。
  3. 【請求項3】 前記エージェントの複製を移動させるス
    テップが、 前記情報処理装置において、前記アプリケーションから
    の、エージェントが必要であることを示す情報を受理す
    るステップと、 前記情報の受理に応答して、前記エージェントを保持す
    る他の情報処理装置を見出すステップと、 前記情報処理装置から前記エージェントを保持する他の
    情報処理装置に対して、前記エージェントの移動を要求
    するステップを含むことを特徴とする請求項1または2
    に記載の情報処理方法。
  4. 【請求項4】 前記エージェントの複製を移動させるス
    テップが、 前記情報処理装置において、アプリケーションを監視し
    て、高信頼化処理の必要なものを検出するステップと、 前記検出に応答して、前記エージェントを保持する他の
    情報処理装置を見出すステップと、 前記情報処理装置から前記エージェントを保持する他の
    情報処理装置に対して、前記エージェントの移動を要求
    するステップとを含むことを特徴とする請求項1または
    2に記載の情報処理方法。
  5. 【請求項5】 前記アプリケーションの高信頼化処理の
    種別に応じたエージェントが、前記情報処理装置に移動
    させるステップを備えたことを特徴とする請求項1ない
    し4の何れか一項に記載の情報処理方法。
  6. 【請求項6】 前記種別が、並列多重化処理、待機冗長
    処理、および、リカバリーブロック方式による処理の少
    なくとも何れかを示すことを特徴とする請求項5に記載
    の情報処理方法。
  7. 【請求項7】 ネットワークを介して相互に接続された
    複数の情報処理装置を用いて、高信頼化処理を実現する
    情報処理方法であって、 少なくともデータを保持し処理する個別プログラムであ
    るアプリケーションを、ある情報処理装置にて動作させ
    るステップと、 前記情報処理装置において、高信頼化処理の必要性に応
    じて、前記高信頼化処理を実現するための種々の処理を
    実行するエージェントを所持しているか否かを判断する
    ステップと、 前記所持している場合に、これをロードし、その一方、
    所持していない場合に、ネットワークを介して、前記エ
    ージェントを所持している他の情報処理装置を見出すス
    テップと、 前記アプリケーションを、他の情報処理装置に移動させ
    るステップと、 前記他の情報処理装置から、前記エージェントの複製を
    移動させるステップと、 前記情報処理装置および前記他の情報処理装置の各々に
    おいて、前記エージェントと協働して前記アプリケーシ
    ョンが動作するステップとを備えたことを特徴とする情
    報処理方法。
  8. 【請求項8】 前記情報処理装置および他の情報処理装
    置の各々において、前記アプリケーションの動作終了後
    に、前記エージェントを解放するステップを備えたこと
    を特徴とする請求項7に記載の情報処理方法。
  9. 【請求項9】 ネットワークを介して相互に接続された
    複数の情報処理装置を用いて、高信頼化処理を実現する
    情報処理方法であって、 少なくともデータを保持し処理する個別プログラムであ
    るアプリケーションの起動を、ある情報処理装置にて求
    めるステップと、 前記高信頼化処理を実現するための種々の処理を実行す
    るエージェントが存在しない場合に、ネットワークを介
    して、前記エージェントを保持する他の情報処理装置を
    検索するステップと、 前記他の情報処理装置に、前記アプリケーションの実行
    依頼および前記アプリケーションを伝達するステップ
    と、 前記他の情報処理装置において、前記エージェントと協
    働して前記アプリケーションが動作するステップとを備
    えたことを特徴とする情報処理方法。
  10. 【請求項10】 ネットワークを介して少なくとも1以
    上の他の情報処理装置と接続された情報処理装置であっ
    て、 少なくともデータを保持し処理する個別プログラムであ
    るアプリケーションを、ある情報処理装置にて動作させ
    るアプリケーション実行手段と、 前記他の情報処理装置の何れかから、前記高信頼化処理
    を実現するための種々の処理を実行するエージェントの
    複製を受け入れるエージェント移動処理手段を備え、 前記エージェント受理手段により受理されたエージェン
    トと協働して、前記アプリケーションが実行されるよう
    に構成されたことを特徴とする情報処理装置。
  11. 【請求項11】 前記アプリケーションの動作終了後
    に、前記エージェントを解放するエージェント解放手段
    を備えたことを特徴とする請求項10に記載の情報処理
    装置。
  12. 【請求項12】 前記エージェント移動処理手段が、前
    記アプリケーションから、エージェントが必要であるこ
    とを示す情報の受理に応答して、前記エージェントを保
    持する他の情報処理装置を見出し、当該他の情報処理装
    置に対して、前記エージェントの移動を要求するように
    構成されたことを特徴とする請求項10または11に記
    載の情報処理装置。
  13. 【請求項13】 前記エージェント移動処理手段が、ア
    プリケーションを監視して、高信頼化処理の必要なもの
    を検出し、前記検出に応答して、前記エージェントを保
    持する他の情報処理装置を見出し、当該他の情報処理装
    置に対して、前記エージェントの移動を要求するように
    構成されたことを特徴とする請求項10または11に記
    載の情報処理装置。
  14. 【請求項14】 請求項11ないし13の何れか一項に
    記載の要求元の情報処理装置と、ネットワークを介して
    接続された情報処理装置であって、 前記要求元の情報処理装置からのエージェントの移動要
    求に応答して、前記エージェントを記憶装置から取り出
    して、前記ネットワークを介して、前記要求元の情報処
    理装置の情報処理装置に伝達するように構成されたこと
    を特徴とする情報処理装置。
  15. 【請求項15】 ネットワークを介して少なくとも1以
    上の他の情報処理装置と接続された情報処理装置であっ
    て、 少なくともデータを保持し処理する個別プログラムであ
    るアプリケーションの実行を、高信頼化処理によりなす
    指示を受理する指示受理手段と、 前記指示の受理に応答して、前記高信頼化処理を実現す
    るための種々の処理を実行するエージェントを保持する
    他の情報処理装置を検索する検索手段と、 前記エージェントを保持する他の情報処理装置に対し
    て、前記アプリケーションおよびアプリケーションの実
    行依頼を、ネットワークを介して伝達するアプリケーシ
    ョン伝達手段とを備えたことを特徴とする情報処理装
    置。
  16. 【請求項16】 請求項15に記載の要求元の情報処理
    装置と、ネットワークを介して接続された情報処理装置
    であって、 前記要求元の情報処理装置からのアプリケーションおよ
    びアプリケーションの実行依頼に応答して、必要なエー
    ジェントを記憶装置から取り出して、前記エージェント
    と協働して前記アプリケーションを実行するように構成
    されたことを特徴とする情報処理装置。
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JP5716824B2 (ja) * 2011-03-28 2015-05-13 富士通株式会社 マルチコアプロセッサシステム

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