JPH06314262A - 分散処理システム - Google Patents

分散処理システム

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JPH06314262A
JPH06314262A JP5102950A JP10295093A JPH06314262A JP H06314262 A JPH06314262 A JP H06314262A JP 5102950 A JP5102950 A JP 5102950A JP 10295093 A JP10295093 A JP 10295093A JP H06314262 A JPH06314262 A JP H06314262A
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JP
Japan
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processing
database
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Application number
JP5102950A
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English (en)
Inventor
Masaharu Kaihara
正治 貝原
Katsutoshi Honma
勝利 本間
Kenji Suzuki
健司 鈴木
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Nippon Telegraph and Telephone Corp
Original Assignee
Nippon Telegraph and Telephone Corp
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 本発明の目的は、システムの拡張性に優れ、
分散した管理オブジェクトの管理を効率的に遂行し、シ
ステムダウンなど異常発生に対し高信頼な分散処理シス
テムを提供することである。 【構成】 本発明の分散処理システムは、情報の入出力
・表示などの加工処理を行う端末形コンピュータと、情
報流通処理を行う情報流通処理網と、共通に使用するア
プリケーションプログラム及びデータを蓄積管理する情
報プラットフォームからなり、端末系コンピュータ及び
情報プラットフォームは、情報流通処理網に接続されて
おり、情報プラットフォームから必要なアプリケーショ
ンプログラムやデータ等のオブジェクトを取り込み、ア
プリケーションプログラムに従った処理を実行する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、分散処理システムに係
り、特に、設備管理、ネットワーク管理、サービス管
理、顧客管理、ビジネス管理等のオペレーションにおい
て、端末系コンピュータから、情報流通処理網を介して
複数箇所に点在するアプリケーションプログラムやデー
タ類等から必要なものを間違いなく自由に取り込めるよ
うにするオペレーションの分散処理システムに関する。
【0002】
【従来の技術】従来のこの種のシステムとして、オペレ
ーションを例にすると、対象業務に応じて専用システム
(コンピュータ)をホストとして構築している。即ち、
通信サービスでは、顧客毎のサービス管理を行う顧客サ
ービスシステム、トラヒックの総合管理システム、トラ
ヒック制御システム、伝送路運用保守システム等多数が
アプリケーションプログラムや必要なデータを蓄積した
データベースを一緒に組み込んだ構成で個別に存在して
いる。
【0003】図7は従来のオペレーション分散処理シス
テムの概念図である。
【0004】基本的には、特定の専用オペレーションシ
ステム(OpS)1を構築し、専用の入出力機器2から
その業務に閉じたデータの入力を行い、そのOpS1に
付属するデータベース(DB)3に蓄積するとともに、
そのDB3から必要なデータを読み出し、出力として取
り出している。
【0005】例として、電話の全国移転処理について述
べる。お客様から引っ越しの伴う電話サービスの移転申
込を窓口あるいは、電話等にて受け付けた場合、入出力
機器2から顧客サービスOpS1にアクセスし、移転に
関するお客様情報(名前、旧住所、新住所、旧電話番
号、サービス情報等)のメールを入力する。
【0006】新住所先の管轄支店では、顧客サービスO
pS1にアクセスし、メールを取り出す。オペレータ
は、メールの情報に基づいて、お客様と連絡をとりなが
ら、電話番号、交換機の接続端子位置、電柱番号等の項
目を決定し、工事オーダ用のDB32 に入力する。
【0007】工事処理業務部門では、担当者は、専用の
入出力機器22 から工事オーダ用のDB32 にアクセス
し、工事オーダを取り出し、工事内容を確認し、作業手
順を決定後所内工事・所外工事を行い、開通試験により
確認を行う。確認後は、顧客サービスOpS11 に竣工
データを投入するとともに、顧客情報の更新を行う。処
理終了後、移転完了をお客様に連絡する。
【0008】料金業務部門では、同様に専用の入出力機
器23 から支店内に閉じた網を通じて、顧客サービスO
pS13 の移転処理DB33 にアクセスし、工事内容及
び提供サービス情報を取り出し、料金処理OpS13
工事料金とサービス料金等の入力を行い、以後は定期的
に請求料金を出力してお客様に送付する。このように業
務毎に専用OpS1があり、各専用OpS11 〜13
閉域網で接続することにより、専用OpS11 〜13
組み込まれたアプリケーションプログラムに従い、必要
なOpS1、DB3にアクセスし、情報の送受信を行
う。この場合、アクセス制御等の分散オブジェクト管理
は端末系コンピュータ/専用OpS1で行っている。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】従来のシステムでは、
オペレーションの各業務毎に専用のシステムを構築して
おり、必要なアプリケーションプログラムやデータ類
は、そのシステム内に閉じて個別に有している。その
後、同一の敷地内で行う業務の場合、個々の業務アプリ
ケーションプログラムは構内網(LAN)を介して共通
なデータベースにアクセスし、必要なデータを取り込
み、業務処理が行える。この場合、ここの端末系コンピ
ュータ(個別アプリケーションプログラムが対応)に必
要なデータが蓄積されているデータベースの指定や番地
の番号などの情報管理機能を持たせている。
【0010】しかし、この場合、端末系コンピュータや
データベースの数が増えると、個別のコンピュータ、ア
プリケーションプログラムごとにオブジェクト管理デー
タを入力しなければならず、データベースの増減が生じ
た場合、それに影響されるオブジェクト管理データ全て
の修正を行わなければならない。このように、システム
の要素の変更、追加などの拡張に対し、正確に追随でき
ない。あるいは、迅速に対応できないなどの問題があ
る。また、複数の端末系のコンピュータから同時に同一
のアプリケーションプログラムや同一のデータベースに
アクセスした場合には衝突が生じ、システムダウンが発
生するなどの問題点がある。
【0011】本発明は、上記の点に鑑みなされたもの
で、上記従来の問題点を解決し、システムの拡張性に優
れ、分散した管理オブジェクトの管理を効率的に遂行
し、システムダウンなど異常発生に対し高信頼な分散処
理システムを提供することを目的とする。
【0012】
【課題を解決するための手段】本発明の分散処理システ
ムは、情報の入出力・表示などの加工処理を行う端末系
コンピュータと、情報流通処理を行う情報流通処理網
と、共通に使用するアプリケーションプログラム及びデ
ータを蓄積管理する情報プラットフォームからなり、端
末系コンピュータ及び情報プラットフォームは、情報流
通処理網に接続されており、情報プラットフォームから
必要なアプリケーションプログラムやデータ等のオブジ
ェクトを取り込み、アプリケーションプログラムに従っ
た処理を実行する。
【0013】
【作用】本発明は、情報の入出力、表示などの加工処理
を行う端末系コンピュータ(パソコン、WS等)と情報
流通処理を行う情報流通処理網と共通に使用するアプリ
ケーションプログラム群及び複数のデータを蓄積管理す
る情報プラットフォームからなり、端末系コンピュータ
群及び情報プラットフォームは、情報流通処理網に接続
されている。これにより、情報流通処理網に接続されて
いる複数の端末系コンピュータが同時にアクセス起動を
起こしても、情報流通処理網が有するアクセス制御機能
により、システムダウンを起こすことなく、優先度ある
いは、先着順に応じて、情報プラットフォームの情報ベ
ースから必要な情報を取り出し/変更/削除/追加処理
を行うことができる。
【0014】これにより、本発明では、複数箇所に点在
する端末系コンピュータと同じく複数箇所に点在するデ
ータベース、共通アプリケーションプログラムベース、
オブジェクトベースなどの情報ベースに対して、アクセ
ス制御及びディクショナリ/ディレクトリ管理等を効率
よく実現する。
【0015】
【実施例】以下、図面とともに本発明の実施例を詳細に
説明する。
【0016】図1は本発明の一実施例の分散処理システ
ムの概念図である。同図に示す構成は、端末系コンピュ
ータ4を情報流通処理網5に直接接続し、情報流通処理
網5を介して情報プラットフォーム6にアクセスする構
成である。情報プラットフォーム6は共通アプリケーシ
ョンプログラム7、共通データベース81 〜8n により
構成され、共通データベース8に設備管理データベース
1 〜工事管理データベース8n 等がある。
【0017】次に、具体的な処理手順について説明す
る。従来との対比の関係から電話の全国移転処理につい
て述べる。情報プラットフォーム6内の共通データベー
ス8には設備管理データベース、物品管理データベー
ス、工事管理データベース及び工事オーダ用データベー
スがあるとする。
【0018】お客様が引っ越しに伴う電話サービスの移
転申込を窓口あるいは電話等にて受け付けた場合、端末
コンピュータ4から情報流通処理網5にアクセスする。
情報流通処理網5は、セキュリティチェックを用いてア
クセスを確認後、顧客サービスOpS11 にアクセス
し、移転に関するお客様情報を入力する。さらに新住所
の管轄支店の設備管理共通データベース8にアクセスす
る。勿論本実施例では、だれにでもアクセスを可能とす
ると不都合が発生することが多いので、暗号番号、パス
ワード等による入力チェック(セキュリティチェック)
のアクセス管理を行う。
【0019】情報プラットフォーム6の設備管理共通デ
ータベース8から新住所、サービス情報などからサービ
ス提供に必要な電話番号、電話機の種類、交換機の接続
端子位置、加入者線を引き落とす電柱番号及び位置等の
データを取り出し、お客様と調整し、決定する。また、
物品管理用共通データベース8と工事管理共通データベ
ース8を同様にアクセスして、必要な電話機等の端末あ
るいは、工事担当者の行動スケジュール等を確認しなが
ら、工事日時の調整を行う。調整後、工事オーダ用の共
通データベース8にオーダ内容を入力する。このように
地理的に離れ、分散しているOpS1あるいは、共通デ
ータベース8に対して、情報流通処理網5のアクセス管
理やデータのディクショナリ/ディレクトリ管理などの
分散オブジェクト管理により適宜アクセスが可能にな
り、処理が迅速にしかも正確にできる。
【0020】移転元と移転先の工事処理担当者は、入出
力機器22 から工事OPS12 を介して情報プラットフ
ォーム6の工事オーダ用の共通データベース8にアクセ
スし、工事オーダを取り出し、工事内容を確認し、作業
手順を決定後、所内工事/所外工事を行う。工事終了
後、開通試験により確認を行う。確認後は、入出力機器
1 から顧客サービスOpS11 に竣工データを投入す
るとともに、情報プラッットフォーム6の共通データベ
ースの顧客情報の更新を行う。処理終了後は、顧客サー
ビスOpS11 に竣工データを投入するとともに、顧客
情報の更新を行う。処理終了後は、移転完了をお客様に
連絡する。
【0021】料金業務部門は、入出力機器2から情報流
通処理網5を通して顧客サービスOpS11 の竣工デー
タにアクセスし、共通データベースから工事内容及び提
供サービス情報を取り出し、料金処理OpS13 に工事
料金とサービス料金等を入力し、以後は、定期的に請求
料金を出力してお客様に送付する。
【0022】このように情報流通処理網5に接続された
地理的に離れた複数に点在するOpS1あるいは、共通
データベース8に対して、一定のセキュリティ条件下で
必要なOpS1/共通データベース8に自由に、分散を
意識することなくアクセスできる。しかも、アクセス管
理やデータに対するディクショナリ/ディレクトリ機能
などの分散オブジェクト管理機能を端末系コンピュータ
ではなく、情報流通処理網5に付与しているので、Op
S1/共通データベース8の追加があった場合でも、そ
れがすべての既存のOpS1に影響することなく、情報
流通処理網5の分散オブジェクト管理処理データの更新
のみで、対応できるなどのシステム変更に対する柔軟性
が保証できる。
【0023】図2は、本発明の第1の実施例のシステム
基本構造を示すモデル図の一例である。オペレーション
実行環境は、必要な共通アプリケーションプログラム
7、共通データベース8を設計評価分析等により開発す
る開発環境9と開発した共通アプリケーションプログラ
ム7、共通データベース8等を用いて実際の業務を実行
する運用環境10に分類できる。通信サービスの場合、
処理業務には、サービスオーダ、苦情受付、工事そし
て、経理等が上げられる。これらの処理手順は、共通ア
プリケーションプログラム7として、ソフトウェア上に
構築して、一定の自動化をすすめることにより、処理の
迅速化、高信頼化を図る。
【0024】一方、オペレーション業務に必要な共通的
な共通データベース8、共通オブジェクトベース11、
リポジトリ12等を管理するベースは基本的に一箇所に
集中して構築することは性能的にも、容量的にも困難で
あるから分散配置する。分散した上記の情報類を管理す
るには、オブジェクト指向技術を用いる。そこで、上記
情報類を基本的には、オブジェクトとして管理運用する
方式とする。これらの情報類の処理の実行基盤が情報プ
ラットフォーム6である。
【0025】本実施例では、共通アプリケーションプロ
グラム7、共通データベース8、共通オブジェクトベー
ス11、リポジトリ12等複数に点在する分散オブジェ
クトを管理する分散オブジェクト管理機能を情報流通網
5にもたせたものである。端末系コンピュータ4から一
定のアクセス条件下で情報流通処理網5への接続が許可
される。端末系コンピュータ及び運用環境10、開発環
境がオンライン状態になると選択モードが自動的に起動
され、情報プラットフォーム6の共通アプリケーション
プログラム7、共通データベース8、共通オブジェクト
ベース11、リポジトリ12等の情報ベースの選択が求
められる。例えば、端末系コンピュータ4は、サービス
オーダ(SO)業務アプリケーションプログラムを取り
込みたい場合には、共通アプリケーションプログラム7
を選択し、さらに、その一覧表の中からSO業務を指定
する。
【0026】この一連の処理により担当者は、共通アプ
リケーションプログラム7の中の該当するアプリケーシ
ョンプログラムの所在を意識することなく、目の前の端
末系コンピュータ4からSO処理に必要なアプリケーシ
ョンプログラムを取り込み実行できる。
【0027】なお、同様に処理に必要な例えば、顧客デ
ータも情報流通処理網5の分散オブジェクト管理機能よ
り指示される選択モード手順に従い、共通データベース
8にアクセスすることにより、必要なデータを取り出す
ことができる。
【0028】これらの情報ベースの追加、削除、変更な
どが生じた場合には、その内容を情報流通処理網5の分
散オブジェクト管理のディクショナリ/ディレクトリ情
報を変更するのみで対応できるので、システムとしての
拡張性、変換への柔軟性があり、他のシステムに影響を
及ぼすことなく処理できる。
【0029】また、同時に複数の点在する端末系コンピ
ュータ4から情報流通処理網5にアクセス、同一の選択
処理等を実行しても、情報流通処理網5のアクセス管理
機能により、優先度あるいは、先着順に応じて決められ
た優先順位で情報プラットフォームの情報ベースから必
要な情報を取り出し、変更/削除/追加処理の実行制御
を行う。このため、システムダウン、あるいはクリンチ
状態などは回避できる。
【0030】図3は、本発明の第2の実施例の端末系コ
ンピュータ及び情報プラットフォームの両者に分散オブ
ジェクト管理機能を持たせたものである。
【0031】端末系コンピュータ4は処理の効率化、デ
ータの迅速授受などの観点から、各コンピュータ内に特
定の業務用アプリケーションプログラムと必要なデータ
を分散して取り込んでいる。各端末系コンピュータ4に
持たせたアプリケーションプログラムと同様に、オブジ
ェクト管理機能を分散して付与すると特定の範囲に閉じ
た処理の場合はとくに効率が良くなる。
【0032】一方、情報プラットフォーム6側も共通ア
プリケーションプログラム7、共通データベース8、共
通オブジェクトベース11、リポジトリ12等の情報ベ
ースに蓄積されているオブジェクト情報の分散管理機能
をもつ。
【0033】本実施例の具体的処理について説明する。
【0034】このコンピュータは例えば、SO用の端末
機として利用している場合に、その支店管内の顧客デー
タは付属データベース3として保持している。お客様と
工事日、工事内容について調整する場合、この端末系コ
ンピュータ4に組み込まれている分散オブジェクト管理
機能により、接続されている別の工事管理OpS12
作業工程データベース32 や物品管理データベース33
にアクセスすることにより必要な情報を入手できる。
【0035】一方、お客様からの電話機等の使用、取扱
い方法に関する問い合わせがあった場合、応対者は手元
の端末系コンピュータ4から、情報流通処理網5を介し
て情報プラットフォーム6にアクセスする。情報プラッ
トフォーム6からは分散管理している一連の共通アプリ
ケーションプログラム7、共通データベース8、共通オ
ブジェクトベース11、リポジトリ12等から該当する
製品データベース8を選択する。さらに、この製品デー
タベース8から該当する製品を選択し、必要な情報を得
ることができる。このように担当者は、必要とする製品
データベース8がどこに所在するかを意識することなく
情報プラットフォーム6の分散オブジェクト管理機能に
より必要なデータベース、情報を得ることができる。
【0036】情報流通処理網5は各端末系コンピュータ
4と、情報プラットフォーム6間の情報のデリバリ(配
送)制御を行うものである。この場合、点在する複数の
端末系コンピュータ4から同時にアクセスした場合、先
の情報デリバリ制御による優先制御と情報プラットフォ
ーム6の分散オブジェクト管理機能のオブジェクト選択
アクセス制御により、システムダウン等することなく処
理できる。
【0037】このように、分散オブジェクト管理機能を
端末系コンピュータ4及び情報プラットフォーム6の両
者に分散して持たせることにより、情報流通処理網5は
情報の透過性のみを保証する形で、端末系コンピュータ
4が有している情報プラットフォーム6に関するオブジ
ェクト情報のディクショナリ/ディレクトリ管理機能
と、情報プラットフォーム6の有するアクセス制御機能
により互いに補充しながら、システムの拡張性と迅速性
・正確性を保証する。
【0038】図4は、本発明の第3の実施例の情報流通
処理網5と情報プラットフォーム6の両者に分散オブジ
ェクト管理機能を持たせた例を示す。情報流通処理網5
に対し、端末系コンピュータ4は、接続の登録を行う。
情報流通処理網5は、登録情報により端末系コンピュー
タ4の蓄積情報、処理アプリケーションプログラムの内
容により接続優先順位と情報ディレクトリ等に基づいた
アクセス制御、接続制御を行い、情報プラットフォーム
6へのアクセスの可否及び同時受信時の優先制御を行
う。
【0039】情報プラットフォーム6に分散オブジェク
ト管理機能を持たせた場合は、図3の説明で述べた例と
同様の作用があり、複数箇所に点在する情報ベースの管
理とディクショナリ/ディレクトリ機能により、処理の
迅速性、正確性、信頼性を保証する。
【0040】このように、分散オブジェクト管理機能を
情報流通処理網と情報プラットフォーム6の両者に分散
して持たせることにより、端末系コンピュータは接続の
登録を情報流通処理網5に対して行うのみで、情報流通
処理網5は、アクセス制御を行い、情報プラットフォー
ム6へのアクセスの可否及び同時受信時の優先制御を行
う。情報プラットフォームは、複数箇所に点在する情報
ベースの管理とディクショナリ/ディレクトリ機能を行
う。このような構成によりシステムの拡張性の保証及び
処理の迅速性、正確性、信頼性を保証する。
【0041】図5は本発明の第4の実施例の端末系コン
ピュータ4と情報流通処理網5の両者に分散オブジェク
ト管理機能をもたせたものである。
【0042】図2、図3の説明でのべたような処理作用
がある。
【0043】この場合、情報プラットフォーム6は、複
数箇所に点在する個々の情報ベースの管理のみで、端末
系コンピュータはここに登録してあるアクセス可否制御
と迅速なオブジェクト入出力制御を行う。情報流通処理
網5は、同時受信時の優先制御及び複数箇所に点在する
情報ベースに対するディクショナリ/ディレクトリ制御
機能を行う。
【0044】なお、図2〜図5に示した端末系コンピュ
ータ4と情報プラットフォーム6と情報流通処理網5と
の相互インタフェースは少なくとも事業所内、会社内で
は統一されたものとする。世界的に標準化されたものが
あれば、それを採用する(CCITT勧告M.3010
等TMN標準がある)。このような基本構造でシステム
を構成することにより、図1で概念的に示した業務処理
が実行できる。
【0045】図6は本発明の一実施例の具体的システム
構成図の一例である。
【0046】この例は、情報流通処理網5に分散オブジ
ェクト管理機能を持たせた図2の構成の例である。情報
通信サービスのオペレーションを例にすると、情報通信
サービスを提供する上では、ネットワークの状態、構
成、サービスの提供状態を可視化し、異常等が生じた場
合には、その情報に基づき対応しなければならない。こ
のため、ネットワーク状態、ネットワークの構成に関す
る情報は、ネットワークのノード13、サーバ14等
か、情報プラットフォーム6のネットワーク共通データ
ベース82 、設備共通データベース83 に蓄積し、追
加、変更等必要に応じて更新する。これらの処理は人手
を介することなく、ノード13、サーバ14等の高度化
により自動的に情報の転送を行う。
【0047】この情報流通処理を行うのが、情報流通処
理網5である。情報流通処理網5には、必要な情報がど
この、どのシステムに蓄積されているかを管理して、ア
クセス情報に応じて、アクセスすべきシステムを指示す
るディクショナリ/ディレクトリ機能を有する。
【0048】各種業務は、地域の支社・支店、業務管理
推進センタ等で実務される。業務を実行する場合、端末
系コンピュータ4から業務に必要な処理アプリケーショ
ンプログラム7及びデータ等は接続した情報流通処理網
5を介して情報プラットフォーム6にアクセスすること
により取り出す。端末系コンピュータ41 〜4n には、
定常業務処理に必要なメモリ、データベース3を装備さ
せ、取り出した情報を一時的に取り込む。この状態の端
末系コンピュータ4を用いて、業務を実行するが、随
時、情報プラットフォーム6にアクセスし、必要な情報
を入手するとともに、該当の共通データベース8に蓄
積、更新処理を行う。業務終了後、保持すべきアプリケ
ーションプログラム7、データは端末系コンピュータに
装備されているメモリ、データベース3に蓄積する。共
通に管理すべき情報は、情報プラットフォーム6の該当
する共通アプリケーションプログラム7、共通データベ
ース8等に戻す。
【0049】一方、他社のネットワーク15、管理機構
16と接続することにより統合ネットッワークとして管
理する場合には、それらを接続する情報流通処理網5の
セキュリティ等のアクセス管理機能を用いて情報プラッ
トフォーム6へのアクセス制限、情報の取り出し、追
加、更新の処理制限を行う。
【0050】上記の各実施例からわかるように、情報プ
ラットフォームのオブジェクト管理データベース管理、
情報管理機能等は、現実には、分散して配置されるが、
ロケーション分散を意識することなしに、単一体である
ように情報を扱う。
【0051】また、分散オブジェクト管理機能によりデ
ータベース、アプリケーションプログラムベース、オブ
ジェクトベースなどの追加、削除や内容変更があった場
合、その変化の内容を情報流通、網の分散オブジェクト
管理機能に入力することで他のシステムに影響を与える
ことなく処理ができる。
【0052】
【発明の効果】上述のように本発明によれば、各端末系
のコンピュータのみでなく、情報流通処理網、情報プラ
ットフォームにも分散オブジェクト管理機能をもたせる
ので、システムの拡張、変更等の変化に対して柔軟性及
び処理の迅速性、正確性、信頼性の高いオペレーション
等の処理システムを提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施例の分散処理システムの概
念図である。
【図2】本発明の第1の実施例のシステム基本構造を示
すモデルの一例である。
【図3】本発明の第2の実施例のシステム基本構造を示
すモデルの一例である。
【図4】本発明の第3の実施例のシステム基本構造を示
すモデルの一例である。
【図5】本発明の第4の実施例のシステム基本構造を示
すモデルの一例である。
【図6】本発明の一実施例の具体的なシステム構成図で
ある。
【図7】従来のオペレーション分散処理システムの概念
図である。
【符号の説明】
1 オペレーションシステム 2 入出力機器 3 データベース 4 端末系コンピュータ 5 情報流通処理網 6 情報プラットフォーム 7 共通アプリケーションプログラム 8 共通データベース 9 開発環境 10 運用環境 11 共通オブジェクトベース 12 リポジトリ 13 ノード 14 サーバ 15 他社のネットワーク 16 管理機構

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 情報の入出力・表示などの加工処理を行
    う端末系コンピュータと、情報流通処理を行う情報流通
    処理網と、共通に使用するアプリケーションプログラム
    及びデータを蓄積管理する情報プラットフォームからな
    り、 該端末系コンピュータ及び該情報プラットフォームは、
    情報流通処理網に接続されており、 該情報プラットフォームから必要なアプリケーションプ
    ログラムやデータ等のオブジェクトを取り込み、該アプ
    リケーションプログラムに従った処理を実行することを
    特徴とする分散処理システム。
JP5102950A 1993-04-28 1993-04-28 分散処理システム Pending JPH06314262A (ja)

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JP5102950A JPH06314262A (ja) 1993-04-28 1993-04-28 分散処理システム

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Cited By (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH08137963A (ja) * 1994-11-15 1996-05-31 Kawasaki Steel Corp 製品に関する情報処理システムおよびその情報管理方法
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