JP2003109729A - 印刷ヒータ - Google Patents

印刷ヒータ

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JP2003109729A
JP2003109729A JP2001301725A JP2001301725A JP2003109729A JP 2003109729 A JP2003109729 A JP 2003109729A JP 2001301725 A JP2001301725 A JP 2001301725A JP 2001301725 A JP2001301725 A JP 2001301725A JP 2003109729 A JP2003109729 A JP 2003109729A
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JP
Japan
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insulating layer
base material
heating element
printing
temperature
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Pending
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JP2001301725A
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English (en)
Inventor
Shigetoshi Kanazawa
成寿 金澤
Yuko Fujii
優子 藤井
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Panasonic Holdings Corp
Original Assignee
Matsushita Electric Industrial Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 基材の上に印刷により発熱体や温度検知セン
サを印刷して形成する印刷ヒータでは、基材表面に温度
検知センサと発熱体を同じ表面上に形成ために温度検知
精度が悪くなるものである。 【解決手段】 基材1の表面に温度検知センサ2を印刷
により形成し、その上に絶縁層3を設ける。さらに、前
記絶縁層3の上に発熱体4を印刷により形成することに
より温度検知センサ2が発熱体4から直接受ける熱を緩
和でき、基材1からの温度を正確に検知できる印刷ヒー
タを提供できる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、基材の表面に温度
検知センサと発熱体を印刷によって形成してなる印刷ヒ
ータに関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来より、この種の印刷ヒータでは、基
材表面に発熱体と温度検知センサを同じ表面上に印刷形
成するものである。例えば、その一例を図5を参照しな
がら説明する。基材1(例えば、セラミックス)の表面
に温度検知センサ2と発熱体4を印刷により形成する。
そして、保護をかねて、絶縁層3を形成して構成されて
いるものである。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、前記従
来の印刷ヒータでは、発熱体と温度検知センサが同じ表
面上に形成されているために温度検知精度が悪くなるも
のである。すなわち、発熱体からの熱が水平方向で温度
検知センサに伝わるため基材温度よりも少し高めに温度
検知センサが温度を検知するものである。また、基材が
金属等の導電性のある場合においては、基材と発熱体と
の間に絶縁層を設けなければならず、発熱体のと同一平
面上に形成される温度検知センサでは、基材の温度を正
確に検知することができないものである。
【0004】本発明は、上記従来の課題を解決するため
のものであり、基材表面に近いところに温度検知センサ
を設けさらにその上に絶縁層を介して発熱体を設けるも
のであり、温度検知精度がよい印刷ヒータを提供するこ
とを目的としている。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記発明によれば、基材
に近い部分に温度検知センサを設けさらにその上に絶縁
層を介して、発熱体を印刷により設けるものである。す
なわち、温度検知センサが、発熱体と基材の間に設けら
れることによって、発熱体からの熱が絶縁層により分散
され、温度検知センサと基材の方に伝えられることによ
って、温度検知センサがより基材の温度に近い温度を正
確に検知できるものであり、基材温度検知の正確な印刷
ヒータを提供できるものである。
【0006】
【発明の実施の形態】本発明の請求項1記載の発明は、
基材の表面に温度検知センサを印刷により形成し、その
上に絶縁層を設ける。さらに、前記絶縁層の上に発熱体
を印刷により形成することにより、基材表面の温度を精
度よく検知することができる印刷ヒータを提供すること
ができる。
【0007】本発明の請求項2記載の発明は、基材が金
属である場合、その上に第一の絶縁層を形成し、前記絶
縁層の表面に温度検知センサ、さらにその上に第二の絶
縁層を形成し、次に発熱体を印刷により形成することに
よって、請求項1同様に温度を精度よく検知することが
できる印刷ヒータを提供することができる。
【0008】本発明の請求項3記載の発明は、金属の基
材と温度検知センサ及び発熱体の間に形成する第一の絶
縁層の熱膨張率が、基材の熱膨張率と温度検知センサ及
び発熱体の熱膨張率との中間になるようすることによっ
て、熱膨張率の差によって生じる熱ストレス(クラッ
ク、剥離等)を緩和でき、信頼性の高い印刷ヒータを提
供することができる。
【0009】本発明の請求項4記載の発明は、基材に近
い第一の絶縁層より基材より離れた第二の絶縁層を厚く
することによって、第一の絶縁層が薄いため基材に対し
て熱効率がよく、また第二の絶縁層を厚くすることによ
って、基材と発熱体の絶縁性を確保できる印刷ヒータを
提供することができる。
【0010】本発明の請求項5記載の発明は、基材に形
成された温度検知センサの上に絶縁層を介して形成され
る発熱体が、温度検知センサの間にあるいは交互に形成
されることによって、発熱体より伝わる熱が温度検知セ
ンサを介して、基材に伝わるのではなく、温度検知セン
サと基材にほぼ同じくらいの熱が伝わるので、基材の温
度を精度よく検知できる印刷ヒータを提供することがで
きる。
【0011】本発明の請求項6記載の発明は、基材表面
に形成される温度検知センサが、金属で形成されている
ことによって、発熱体からの熱が伝わりやすいために、
温度検知精度の高い印刷ヒータを提供できるものであ
る。
【0012】本発明の請求項7記載の発明は、絶縁層の
上に形成される発熱体が、金属で形成されていることに
よって、高温で発熱させることのできる発熱体とするこ
とができる。
【0013】本発明の請求項8記載の発明は、基材の表
面に設けられた温度検知センサ、絶縁層、さらに発熱体
の上に断熱層を設けることによって、発熱体より発生し
た熱が基材の方に効率的に伝えることができる印刷ヒー
タを提供できる。
【0014】
【実施例】以下、本発明の実施例について説明する。
【0015】(実施例1)図1は、基材表面に形成され
た印刷ヒータの断面図である。基材1(例えば、ガラ
ス、アルミナ等のセラミックス)の表面に直接温度検知
センサ2を印刷し、その上から、温度検知センサ2を絶
縁するために絶縁層3を印刷により形成する。
【0016】印刷により形成された絶縁層3の表面に発
熱体4を印刷により形成する構造である。通電すること
により発熱体4は発熱し、絶縁層3を介して、温度検知
センサ2と基材1に熱が伝えられる。このとき温度検知
センサ2と発熱体4の距離を十分離しておく(発熱体4
と基材1の距離より離す)ことにより直接基材1に印刷
されている温度検知センサ2は、基材1の温度を精度よ
く検知できるものである。
【0017】(実施例2)また、基材が金属(導電性が
ある)である場合の印刷ヒータの断面図である。金属基
材8(ステンレス、鉄、アルミニウム、等)の表面に絶
縁のための第一の絶縁層5を設け、その表面に印刷によ
り温度検知センサ2を形成する。さらに、前記温度検知
センサの上に第二の絶縁層6を設け、その表面に発熱体
4を印刷により形成する構造としている。第一の絶縁層
5の熱膨張率は、金属基材8の熱膨張率(例えば、ステ
ンレス:10〜15×10−6/℃)と温度検知センサ
2及び発熱体4の熱膨張率(例えば、銀:約19×10
−6、白金:約9×10−6、パラジウム:約12×1
0−6、ニッケル:約14×10−6、これらの合金
等)の中間になるように配置されている(組み合わせに
もよるが、ステンレスとパラジウムの場合、11〜14
×10−6に熱膨張率をあわせる)。また、第一の絶縁
層5を薄く形成し、第一の絶縁層5と比較して第二の絶
縁層6を厚くすることにより、温度検知センサ2が金属
基材8からの温度を精度よく検知でき、さらに、第二の
絶縁層によって、発熱体4から温度検知センサ2が受け
る熱を緩和することができるため発熱体4からの温度で
なく、金属基材8からの温度を正確に温度検知センサ2
が測定することができる。
【0018】(実施例3)また、基材の表面に形成する
温度検知センサと発熱体のパターンを示す別の印刷ヒー
タの断面図を図3に示す。基材1の表面に印刷により温
度検知センサ2が形成され、その上に絶縁層3が形成さ
れる。絶縁層3の表面に形成する発熱体4の配置は、温
度検知センサ2と重ならないように交互に配置される。
さらに、温度検知センサ2と発熱体の間のパターン幅1
0が絶縁層3の絶縁層膜厚9よりも大きくすることによ
り温度検知センサ2と発熱体4の距離が発熱体4と基材
1の距離よりも常に長く離れており、温度センサ2が発
熱体4から受ける熱の影響を小さくでき、基材1の温度
を正確に検知することができる。また、温度検知センサ
2を金属(銀、白金、パラジウム、ニッケル等の温度抵
抗係数の大きい金属)で構成することによって、熱伝導
がよいために温度検知センサ全体に素早く温度を伝える
ことができ、部分的に偏りが少ないため温度を正確に検
知できる印刷ヒータとすることができる。また、発熱体
4を金属(銀、白金、パラジウム、ニッケル、タングス
テン等)にすることによって、高温まで発熱させること
のできるものである。
【0019】(実施例4)さらに、より熱効率をよくし
た印刷ヒータの断面図を図4に示す。基材1の表面に直
接温度検知センサ2を印刷し、その上から、温度検知セ
ンサ2を絶縁するために絶縁層3を印刷により形成す
る。印刷により形成された絶縁層3の表面に発熱体4を
印刷により形成する。その上に発熱体からの熱を遮断す
るための断熱層7を配置することによって、発熱体4か
らの熱は、基材1の方にほとんどが伝達していき、発熱
体表面からの熱を有効に利用できるものである。
【0020】
【発明の効果】請求項1から8記載の発明によれば、基
材の表面に温度検知センサを印刷により形成し、その上
に絶縁層を設ける。さらに、前記絶縁層の上に発熱体を
印刷により形成することにより温度検知センサが発熱体
から直接受ける熱を緩和でき、基材からの温度を正確に
検知できる印刷ヒータを提供できるものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例の基材表面に形成された印刷
ヒータの断面図
【図2】本発明の一実施例の基材が金属である場合の印
刷ヒータの断面図
【図3】本発明の一実施例の温度検知センサと発熱体の
パターンを示す印刷ヒータの断面図
【図4】本発明の一実施例の他の熱効率をよくした印刷
ヒータの断面図
【図5】従来の印刷ヒータの一実施例を示す断面図
【符号の説明】
1 基材 2 温度検知センサ 3 絶縁層 4 発熱体 5 第一の絶縁層 6 第二の絶縁層 7 断熱層 8 金属基材 9 絶縁層膜厚 10 パターン幅
フロントページの続き Fターム(参考) 3K034 AA02 AA04 AA10 BB02 BB06 BB14 BC03 DA05 DA08 3K058 AA42 CA12 CA91 CE13 3K092 QA05 QB02 RF03 RF09 RF11 RF17 RF22 TT30 UA06 VV40

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 基材の表面に温度検知センサを印刷によ
    り形成し、その上に絶縁層を設ける。さらに、前記絶縁
    層の上に発熱体を印刷により形成することを特徴とする
    印刷ヒータ。
  2. 【請求項2】 基材が金属であり、その上に第一の絶縁
    層を形成し、前記絶縁層の表面に温度検知センサ、さら
    にその上に第二の絶縁層を形成し、次に発熱体を印刷に
    より形成することを特徴とする請求項1記載の印刷ヒー
    タ。
  3. 【請求項3】 前記第一の絶縁層の熱膨張率が基材であ
    る金属の熱膨張率と温度検知センサ及び発熱体の熱膨張
    率との中間になることを特徴とする請求項2記載の印刷
    ヒータ。
  4. 【請求項4】 前記第一の絶縁層より第二の絶縁層の膜
    厚が厚いことを特徴とする請求項2または3記載の印刷
    ヒータ。
  5. 【請求項5】 基材に形成された温度検知センサの上に
    絶縁層を介して形成される発熱体が、温度検知センサの
    間にあるいは交互に形成されることを特徴とする請求項
    1から4いずれか1項記載の印刷ヒータ。
  6. 【請求項6】 基材表面に形成される温度検知センサ
    が、金属で形成されていることを特徴とする請求項1か
    ら5いずれか1項記載の印刷ヒータ。
  7. 【請求項7】 絶縁層の上に形成される発熱体が、金属
    で形成されていることを特徴とする請求項1から6いず
    れか1項記載の印刷ヒータ。
  8. 【請求項8】 基材の表面に設けられた温度検知セン
    サ、絶縁層、さらに発熱体の上に断熱層を設けることを
    特徴とする請求項1から7いずれか1項記載の印刷ヒー
    タ。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2020187319A (ja) * 2019-05-17 2020-11-19 東芝ライテック株式会社 ヒータ、および画像形成装置
US11122840B2 (en) 2016-01-26 2021-09-21 Haydale Graphene Industries Plc Heatable garment, fabrics for such garments, and methods of manufacture

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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US11918061B2 (en) 2016-01-26 2024-03-05 Haydale Graphene Industries Plc Heatable garment, fabrics for such garments, and methods of manufacture
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