JP2002310832A - 静電容量型圧力センサ - Google Patents

静電容量型圧力センサ

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JP2002310832A
JP2002310832A JP2001115300A JP2001115300A JP2002310832A JP 2002310832 A JP2002310832 A JP 2002310832A JP 2001115300 A JP2001115300 A JP 2001115300A JP 2001115300 A JP2001115300 A JP 2001115300A JP 2002310832 A JP2002310832 A JP 2002310832A
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JP
Japan
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pressure sensor
substrate
capacitance type
glass frit
type pressure
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JP2001115300A
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Inventor
Masahiro Kinoshita
政宏 木下
Hideyuki Bingo
英之 備後
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Omron Corp
Original Assignee
Omron Corp
Omron Tateisi Electronics Co
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 耐熱性及び耐久性に優れた検出精度の高い静
電容量型圧力センサを提供する。 【解決手段】 固定基板2の上面にガラスフリット3を
介して可動基板4を設ける。固定基板2に形成する電極
を第1及び第2電極6及び7で構成し、各電極6,7に
は耐熱導電材料からなる配線パターン8,9を介して電
圧を印加可能とする。また、前記ガラスフリット3を高
融点ガラスで構成する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、静電容量型圧力セ
ンサに関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、静電容量型圧力センサとして、例
えば、図5に示す構成のものが公知である。この圧力セ
ンサでは、固定基板100の上面に固定電極101が形
成されている。固定電極101には、固定基板100を
貫通する端子102が電気接続されている。また、固定
基板100の上面には、外周部に設けたガラスフリット
103を介して可動基板104が接合一体化され、ダイ
ヤフラム構造となっている。可動基板104の下面に
は、前記固定電極101に対向する可動電極105が形
成されている。可動電極105は、固定基板100及び
ガラスフリット103を貫通する端子106によって電
気接続されている(特開平6−201503号公報、特
開平10−253478号公報、特開平11−9467
8号公報、特開平9−304208号公報等参照)。
【0003】また、他の静電容量型圧力センサとして、
固定基板の上面に一対の固定電極をパターン形成するこ
とにより、寄生容量の増加を抑制するようにしたものが
公知である(特開平10−90097号公報参照)。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、前記圧
力センサでは、電極等が銅や金で構成されているため、
固定基板と可動基板の接合に利用するガラスフリットに
は、Pb等を含有する低融点(約450℃)のものを使
用する必要がある。このため、接合温度条件を高精度に
管理する必要が生じ、生産性が悪くコストアップを招来
する。また、前記ガラスフリットと、セラミックス等で
構成される可動基板との熱膨張係数の違いから、周囲温
度の変化により特性が変動しやすい。また、前記可動基
板はアルミナ等からなり、H,He等のガスが透過す
るため、使用期間を制限するか、表面にコーティングを
施す必要がある。
【0005】そこで、本発明は、温度特性、耐熱性及び
耐久性に優れた検出精度の高い静電容量型圧力センサを
提供することを課題とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明は、前記課題を解
決するための手段として、固定基板の上面にガラスフリ
ットを介して可動基板を設け、該可動基板に作用する圧
力の変化を、可動基板の変位に伴う、前記両基板の対向
面に形成した電極間の静電容量の変化に基づいて検出す
るようにした静電容量型圧力センサにおいて、前記固定
基板に形成する電極を第1及び第2電極で構成し、各電
極には耐熱導電材料からなる配線パターンを介して電圧
を印加可能とすると共に、前記ガラスフリットを高融点
ガラスで構成したものである。
【0007】この構成により、ガラスフリットによる固
定基板への可動基板の接合時、高精度な温度管理を不要
とすることができる。また、各構成部品間で熱膨張係数
がほぼ同一となり、周囲の温度変化に拘わらず、安定し
た特性を発揮させることができる。
【0008】前記可動基板を高融点ガラスで構成する
と、ガスの透過を完全に遮断することができ、種々の雰
囲気内で使用可能となる点で好ましい。
【0009】
【発明の実施の形態】以下、本発明に係る実施形態を添
付図面に従って説明する。
【0010】図1は、本実施形態に係る静電容量型圧力
センサを示す。この圧力センサ1は、大略、固定基板2
上にガラスフリット3を介して可動基板4を配設した構
成である。
【0011】固定基板2は、図2に示すように、円板状
のガラス基板5の上面に第1固定電極6及び第2固定電
極7を形成したものである。第1固定電極6は、固定基
板2の上面中心部に形成される円形状で、第1配線パタ
ーン8を介して下面側から電圧を印加可能となってい
る。第2固定電極7は、前記第1固定電極6の周囲に所
定間隔を有し、かつ、第1配線パターン8が接触しない
ように略C字形に形成され、第2配線パターン9を介し
て下面側から電圧を印加可能となっている。前記各電極
及び各配線パターン8,9は、Ni,Cr等の耐熱導電
材料を薄膜処理あるいはスクリーン印刷することにより
形成される。また、各電極6,7には、同一平面内に形
成される配線パターン8,9を介して電圧が印加される
ため、従来の端子を使用する場合のような寄生容量は発
生しにくい。
【0012】ガラスフリット3には、高融点ガラス(例
えば、融点900℃)が使用されている。
【0013】可動基板4は、厚さ約1mmの薄型円板状
のガラス基板10の下面に、前記固定基板2の第1及び
第2固定電極7と対向する円形の可動電極11を形成し
たものである。
【0014】前記構成の圧力センサ1は、次のようにし
て形成する。
【0015】まず、円板状のガラス基板5を形成し、そ
の表面に第1固定電極6及び第2固定電極7と、第1配
線パターン8及び第2配線パターン9とを形成する。こ
れらは、Ni,Cr等の耐熱導電材料を従来周知の薄膜
処理あるいはスクリーン印刷を施す等により簡単に形成
することができる。一方、薄肉円板状のガラス基板10
の下面中央部に、円形の可動電極11を形成する。そし
て、ガラスフリット3を介して固定基板2上に可動基板
4を接合一体化する。配線パターン8,9は耐熱性に優
れた材料からなるため、ガラスフリット3を接合に十分
な温度まで上昇させることができる。このため、接合時
の厳密な温度管理は不要で、固定基板2に可動基板4を
簡単に一体化することが可能となる。
【0016】このようにして完成した圧力センサ1は、
図3に示す圧力検出器として気体や液体の流体圧力の検
出に利用される。この圧力検出器は、ケーシング12内
に、前記圧力センサ1及び一対のプリント基板13を保
持部材14に保持した状態で収容した構成である。プリ
ント基板13には、図4に示すように、CR発振回路1
5、F/V変換回路16、及び増幅回路17が形成され
ている。
【0017】前記圧力検出器では、流体圧力に応じて可
動基板4が変位するので、次式に従って変化する圧力セ
ンサ1での静電容量を電気信号として出力することによ
り、流体圧力を検出する。
【0018】
【数1】
【0019】前記圧力センサ1を用いた圧力検出器によ
れば、圧力センサ1がガラスフリット3を含めてほぼ同
じ温度膨張係数を有する部品で構成されているので、流
体温度の高低に拘わらず、安定した特性を発揮し、適切
に流体圧力を検出する。
【0020】
【発明の効果】以上の説明から明らかなように、本発明
によれば、各電極に耐熱導電材料からなる配線パターン
を介して電圧を印加可能とすると共に、ガラスフリット
を高融点ガラスで構成したので、固定基板への可動基板
の接合時、厳密な温度管理が不要となり、作業性を向上
させることができる。また、構成部品の温度膨張係数に
差がなくなり、周囲の温度変化に拘わらず、安定した特
性を発揮させることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本実施形態に係る静電容量型圧力センサの断
面図である。
【図2】 図1に示す固定基板の平面図である。
【図3】 図1に示す圧力センサを採用する圧力検出器
の断面図である。
【図4】 図3の圧力検出器のプリント基板に形成した
回路を示すブロック図である。
【図5】 従来例に係る静電容量型圧力センサの断面図
である。
【符号の説明】
1…圧力センサ 2…固定基板 3…ガラスフリット 4…可動基板 6…第1固定電極 7…第2固定電極 8…第1配線パターン 9…第2配線パターン 11…可動電極
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き Fターム(参考) 2F055 AA40 BB20 CC02 DD07 EE25 GG11 GG49

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 固定基板の上面にガラスフリットを介し
    て可動基板を設け、該可動基板に作用する圧力の変化
    を、可動基板の変位に伴う、前記両基板の対向面に形成
    した電極間の静電容量の変化に基づいて検出するように
    した静電容量型圧力センサにおいて、 前記固定基板に形成する電極を第1及び第2電極で構成
    し、各電極には耐熱導電材料からなる配線パターンを介
    して電圧を印加可能とすると共に、前記ガラスフリット
    を高融点ガラスで構成したことを特徴とする静電容量型
    圧力センサ。
  2. 【請求項2】 前記可動基板を高融点ガラスで構成した
    ことを特徴とする請求項1に記載の静電容量型圧力セン
    サ。
JP2001115300A 2001-04-13 2001-04-13 静電容量型圧力センサ Pending JP2002310832A (ja)

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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2010210509A (ja) * 2009-03-11 2010-09-24 Kyocera Corp 圧力センサ用容器、および圧力センサ
CN103674403A (zh) * 2012-09-07 2014-03-26 丹尼斯科工具有限公司 电容式压力传感器
US9103738B2 (en) 2012-09-07 2015-08-11 Dynisco Instruments Llc Capacitive pressure sensor with intrinsic temperature compensation

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CN103674403A (zh) * 2012-09-07 2014-03-26 丹尼斯科工具有限公司 电容式压力传感器
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