JPH10185641A - センサ、センサ素子支持基板及び基板体 - Google Patents
センサ、センサ素子支持基板及び基板体Info
- Publication number
- JPH10185641A JPH10185641A JP8350270A JP35027096A JPH10185641A JP H10185641 A JPH10185641 A JP H10185641A JP 8350270 A JP8350270 A JP 8350270A JP 35027096 A JP35027096 A JP 35027096A JP H10185641 A JPH10185641 A JP H10185641A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- sensor element
- sensor
- groove
- element supporting
- supporting substrate
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
Links
Landscapes
- Measuring Volume Flow (AREA)
Abstract
形状の物体へマウントしても、センサ素子の窪みの周囲
への開放が妨げられないような、センサ、センサ素子支
持基板及び基板体を実現する。 【解決手段】 センサ素子支持基板2に側面の切欠きに
つながる溝21又は貫通孔23を形成し、その上にセン
サ素子1をマウントしセンサとする。分割して複数のセ
ンサ素子支持基板2となる基板体2Aに、複数のセンサ
素子支持基板にわたって直線状に伸びるパターンとして
凹部21Aを形成する。
Description
を測定するため等に使用されるセンサ及びセンサ素子支
持基板であって、センサ素子がセンサ素子支持基板側に
開口部をもつ窪みを有するものに関する。
半導体微細加工技術を使用して大量生産されるセンサ、
例えば、半導体フローセンサ、温度センサ、ガスセンサ
等が用いられている。
子支持基板、付属回路から構成される。センサ素子は、
薄膜成膜技術、エッチング技術を用いてシリコン基板等
の上に大量に製作された後、個々のセンサ素子に分割さ
れて使用される。その際、シリコン基板等の厚さは通常
1mm以下なので、切り分けられた状態では各センサ素
子は十分な強度を持たず、また、大きさが小さいため、
引き出し配線を各センサ素子の電極に直接接続すること
は困難である。このため、各センサ素子は、十分な強度
を持ち、引き出し配線接続用電極を有するセンサ素子支
持基板にマウントされ、センサ素子の電極とセンサ素子
支持基板の電極とは金属線で接続された状態で使用され
ている。ある種のセンサ素子は、センサ素子支持基板側
に開口部を持つ窪みを有している。開口部がセンサ素子
支持基板によって塞がれ、窪みが閉空間になっている
と、温度によって閉空間内の気体の体積や圧力が変化
し、窪みの構造を変形させる要因となる。
裏面からの異方性エッチングによって熱絶縁用の窪み1
3´を製作したダイヤフラムタイプの熱式フローセンサ
のセンサ素子1´で、ダイヤフラム11´とヒータ12
´等からなっている。センサ素子1´は、センサ素子支
持基板2´の上にマウントされる。窪み13´は一部を
周囲へ開放する必要がある。なぜならば、開放しておか
ないと、ヒータ加熱時に、図4に示すように、内部の気
体が膨張してダイヤフラム11´の変形もしくは破損が
生じるからである。窪みを開放するために、図5に示す
従来例2のように、センサ素子1´のセンサ素子支持基
板2´に接する位置側の一部に開放用の溝14´を設け
る等の工夫が行われてきたが、センサの製造工程を複雑
にする一因になっていた。
術では、いろいろな欠点が生じており、センサ素子の裏
面に開放用の溝を設ける場合では、センサの製造工程が
複雑になって歩留まりを下げる原因になっており、ま
た、センサ素子の強度が損なわれないよう溝の幅は広く
できず、このため、センサの使用環境によっては油分や
塵埃が溝に積って溝の閉塞に至ることがあった。
となしに、塵埃環境で使用してもセンサ素子の窪みの周
囲への開放が妨げられないような、大量生産が容易であ
り、安価に製造することができるセンサ、センサ素子支
持基板及び基板体を実現することである。
め、本発明では、センサ素子支持基板と、その基板側に
開口部をもつ窪みを有しその基板上にマウントされるセ
ンサ素子等から構成されるセンサにおいて、センサ素子
支持基板に溝または貫通孔を形成し、その溝または貫通
孔の上にセンサ素子を窪みが周囲へ開放されるようにマ
ウントした。また、分割されて複数のセンサ素子支持基
板となる基板体に、側面の切欠きにつながる溝となる凹
部を分割前に形成することにより、大量生産性を向上さ
せた。
を用いて説明する。以下、本発明の一実施例をダイヤフ
ラムタイプの熱式フローセンサの場合を用いて説明する
が、本発明は、センサ素子支持基板側に開口部をもつ窪
みを有するような同様な構造をもつセンサ等(フローセ
ンサ、温度センサ、ガスセンサ、光源、電熱器等)にも
本実施例と全く同様に適用することができる。
プの熱式フローセンサのセンサ素子とセンサ素子支持基
板を示している。図1aは、ダイヤフラムタイプの熱式
フローセンサの正面図、平面図及び側面図である。ダイ
ヤフラムタイプの熱式フローセンサは、熱式フローセン
サ素子1、センサ素子支持基板2、リード線3等からな
っている。熱式フローセンサ素子1は、ダイヤフラム1
1とヒータ12を有し、これらの裏側に窪み13が形成
されている。センサ素子支持基板2は、例えばガラス又
はガラスエポキシ又はセラミックを主素材としており、
側面に形成された切り欠き22に通じる溝21を有す
る。
の側面に形成された切り欠き22に通じる溝21の位
置、方向が示されている。溝21の上には、窪みの開口
部が溝21を通じて周囲へ開放されるような位置にセン
サ素子がマウントされている。流れをダイヤフラムのセ
ンサ素子支持基板側に積極的に当ててセンサの感度や応
答速度を上げる必要がある場合、図1aの実施例のよう
に溝の方向を流れに平行にし、溝の一端を流れの入射方
向に設ける。塵埃による溝の閉塞を避ける必要がある場
合、図1bの実施例のように流れの入射方向に溝の端を
向けないようにする。
に貫通孔23を形成している。即ち、流れにほぼ直角と
なるような開放路を有するタイプである。このタイプで
は、貫通孔の代わりに溝を設けても同様な効果が得られ
る。
大量生産が可能となるが、その他の方法も採用すること
ができる。また、貫通孔は、型抜き法などで作製するこ
とにより、大量生産が可能となる。
明によれば、センサ素子の裏面に開放用の溝を加工せず
にどのような形状の物体に取り付けてもセンサ素子のセ
ンサ素子支持基板側の窪みの周囲への開放が妨げられな
いようなセンサを実現することができる。また、ダイヤ
フラムの裏面に周囲の流体を積極的に接触させる構造に
することにより、熱式フローセンサ等の感度や応答速度
を上げることができる。
びbは、基板体2Aの説明図である。図2a及びbにお
いて、基板体2Aは、分割されて複数のセンサ素子支持
基板2となる。基板体2Aには、上面に凹部21A及び
側面に切欠き22Aが形成されている。上面に形成され
た凹部21Aは、基板体2Aが分割されて複数のセンサ
素子支持基板2となるとき、センサ素子支持基板2の側
面に形成された切欠き22に通じる溝21となる。基板
体2Aの側面に形成された切欠き22Aは、分割された
とき、周辺のセンサ素子支持基板2の側面に形成された
切欠き22となる。
を図2a及びbに示した基板体を分割して製造すること
により、センサ素子支持基板に設ける溝を一括して加工
することが可能になる。そのために凹部21Aは複数の
センサ支持基板にわたって直線状に伸びるパターンをな
して設けてあり、作業工程が最も単純になるよう設計し
てある。
サ素子支持基板2の側面の切欠きにつながる溝になる凹
部を複数のセンサ素子支持基板にわたって直線状に伸び
るパターンとして形成することにより、センサ素子支持
基板を安価に大量生産することができる。
な形状の物体へマウントしても、塵埃環境で使用して
も、センサ素子の窪みの周囲への開放が妨げられないよ
うな、センサ、センサ素子支持基板及び基板体を製造工
程を複雑にすることなしに、実現することができる。ま
た、本発明によるセンサ素子支持基板は安価に大量生産
することができる。さらに、本発明によるフローセンサ
等では、ダイヤフラムの裏面に周囲の流体を接触させる
ことによって、センサ感度や応答速度を向上させること
ができる。
サの説明図。
Claims (5)
- 【請求項1】 センサ素子支持基板と、その上にマウン
トされるセンサ素子支持基板側に開口部をもつ窪みを有
するセンサ素子等からなるセンサにおいて、 センサ素子支持基板に溝又は貫通孔が形成されており、
その溝又は貫通孔の上に窪みが閉空間とならないように
センサ素子がマウントされていることを特徴とするセン
サ。 - 【請求項2】 センサ素子が電熱器を有することを特徴
とする請求項1記載のセンサ。 - 【請求項3】 センサ素子がフローセンサ又は温度セン
サ又はガスセンサ又は光源であることを特徴とする請求
項1記載のセンサ。 - 【請求項4】 センサ素子がマウントされる位置に、セ
ンサ素子支持基板の側面の切欠きにつながる溝が形成さ
れているセンサ素子支持基板。 - 【請求項5】 分割されて複数のセンサ素子支持基板と
なる基板体において、センサ素子支持基板の側面の切欠
きにつながる溝となる凹部が複数のセンサ素子支持基板
にわたって直線状に伸びるパターンをなすことを特徴と
する基板体。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP8350270A JPH10185641A (ja) | 1996-12-27 | 1996-12-27 | センサ、センサ素子支持基板及び基板体 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP8350270A JPH10185641A (ja) | 1996-12-27 | 1996-12-27 | センサ、センサ素子支持基板及び基板体 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH10185641A true JPH10185641A (ja) | 1998-07-14 |
Family
ID=18409371
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP8350270A Pending JPH10185641A (ja) | 1996-12-27 | 1996-12-27 | センサ、センサ素子支持基板及び基板体 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH10185641A (ja) |
Cited By (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2001249041A (ja) * | 2000-03-06 | 2001-09-14 | Unisia Jecs Corp | 流量計測装置 |
JP2002243517A (ja) * | 2001-02-13 | 2002-08-28 | Denso Corp | フローセンサ |
US7211873B2 (en) | 2003-09-24 | 2007-05-01 | Denso Corporation | Sensor device having thin membrane and method of manufacturing the same |
JP2013088177A (ja) * | 2011-10-14 | 2013-05-13 | Denso Corp | 流量センサ |
Citations (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH0650783A (ja) * | 1992-06-13 | 1994-02-25 | Robert Bosch Gmbh | 質量流量センサ |
JPH0862011A (ja) * | 1994-06-13 | 1996-03-08 | Yazaki Corp | 熱伝播時間計測型フローセンサとその製造方法 |
JPH08247873A (ja) * | 1995-03-13 | 1996-09-27 | Tokai Rika Co Ltd | 圧力センサ |
-
1996
- 1996-12-27 JP JP8350270A patent/JPH10185641A/ja active Pending
Patent Citations (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH0650783A (ja) * | 1992-06-13 | 1994-02-25 | Robert Bosch Gmbh | 質量流量センサ |
JPH0862011A (ja) * | 1994-06-13 | 1996-03-08 | Yazaki Corp | 熱伝播時間計測型フローセンサとその製造方法 |
JPH08247873A (ja) * | 1995-03-13 | 1996-09-27 | Tokai Rika Co Ltd | 圧力センサ |
Cited By (5)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2001249041A (ja) * | 2000-03-06 | 2001-09-14 | Unisia Jecs Corp | 流量計測装置 |
JP2002243517A (ja) * | 2001-02-13 | 2002-08-28 | Denso Corp | フローセンサ |
JP4622114B2 (ja) * | 2001-02-13 | 2011-02-02 | 株式会社デンソー | フローセンサ |
US7211873B2 (en) | 2003-09-24 | 2007-05-01 | Denso Corporation | Sensor device having thin membrane and method of manufacturing the same |
JP2013088177A (ja) * | 2011-10-14 | 2013-05-13 | Denso Corp | 流量センサ |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
US4295115A (en) | Semiconductor absolute pressure transducer assembly and method | |
US4276533A (en) | Pressure sensor | |
JPH08193897A (ja) | 半導体圧力センサ | |
JPH05506097A (ja) | マイクロ機械的センサの構成法 | |
JPH10185641A (ja) | センサ、センサ素子支持基板及び基板体 | |
JPS62266418A (ja) | 媒体の流速を測定する装置およびその製造法 | |
JP2008032451A (ja) | 容量変化型圧力センサ | |
JP2002365152A (ja) | 圧力センサ及びその製造方法 | |
JP2006084231A (ja) | 容量式湿度センサ及びその製造方法 | |
JPH0196549A (ja) | センサ素子 | |
JPH0953967A (ja) | 流量センサ | |
JP4095280B2 (ja) | 加速度センサ素子 | |
JPH07318445A (ja) | 静電容量型圧力センサとその製造方法 | |
JPH11108783A (ja) | 静電容量型圧力センサ及びその固定構造 | |
JP3115669B2 (ja) | センサ | |
JPH1168120A (ja) | 半導体圧力センサ及びその製造方法 | |
KR960018552A (ko) | 연소압센서 | |
JP2002310832A (ja) | 静電容量型圧力センサ | |
JP4409820B2 (ja) | 非接触型温度センサとその製造方法 | |
JPH10221144A (ja) | マイクロヒータ及びその製造方法 | |
JP3756734B2 (ja) | 容量式圧力センサ | |
JPS63122925A (ja) | 半導体圧力センサ | |
JPH09126922A (ja) | 圧力センサ | |
JPH0446461B2 (ja) | ||
KR0174124B1 (ko) | 반도체 압력센서의 제조방법 |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A977 | Report on retrieval |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007 Effective date: 20050411 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20050419 |
|
A521 | Written amendment |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20050610 |
|
A02 | Decision of refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02 Effective date: 20050726 |
|
A521 | Written amendment |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20050922 |
|
A911 | Transfer of reconsideration by examiner before appeal (zenchi) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A911 Effective date: 20051006 |
|
A912 | Removal of reconsideration by examiner before appeal (zenchi) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A912 Effective date: 20051118 |