JP2003308955A - 加熱調理器 - Google Patents

加熱調理器

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JP2003308955A
JP2003308955A JP2002112994A JP2002112994A JP2003308955A JP 2003308955 A JP2003308955 A JP 2003308955A JP 2002112994 A JP2002112994 A JP 2002112994A JP 2002112994 A JP2002112994 A JP 2002112994A JP 2003308955 A JP2003308955 A JP 2003308955A
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JP
Japan
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temperature
electromagnetic induction
induction coil
heating cooker
insulating plate
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JP2002112994A
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English (en)
Inventor
Yuko Fujii
優子 藤井
Shigetoshi Kanazawa
成寿 金澤
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Panasonic Holdings Corp
Original Assignee
Matsushita Electric Industrial Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 従来の加熱調理器は温度検知精度が低いある
いは信頼性が低いという課題があった。 【解決手段】 本発明は、上記課題を解決するために、
電磁誘導コイル11と、被加熱物12と前記電磁誘導コ
イル11を絶縁する絶縁板13と、前記電磁誘導コイル
11と絶縁板13の間に設けた金属板14と、前記金属
板14の温度を検出する温度検知手段15と、前期温度
検知手段15の出力信号によって前記電磁誘導コイル1
1を制御する温度制御部16とで構成し、金属板14の
温度を検知することで、絶縁板13の影響を除くことが
でき、より早く被加熱物12の温度検知が可能になるた
め精度良い温度検知が可能となる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、調理などに使用す
る電磁誘導加熱調理器に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来の電磁誘導加熱調理器の構成を図4
に基づいて説明する。電磁誘導加熱調理器本体の中に電
磁誘導加熱を行う電磁誘導コイル1と、被加熱物2と電
磁誘導コイル1とを絶縁する絶縁板3と、絶縁板3の被
加熱物2が載置されない面に設けられた温度検知手段4
と、温度検知手段4の出力により電磁誘導コイル1を制
御する制御部5から構成される。このとき温度検知手段
4は、絶縁板3に保持板6で保持される構成となる。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、従来の
図4に示した加熱調理器の熱伝導機構は、被加熱物と絶
縁板2が接している場合では熱伝導によりまた、被加熱
物の形状により離れているところでは空気層があるため
被加熱物の熱は輻射加熱により絶縁板2の表面に伝えら
れ、さらに裏面の温度センサに伝えられる。このため被
加熱物の温度とセンサの温度差が大きいうえに応答性も
悪いという課題があった。
【0004】
【課題を解決するための手段】本発明は、上記課題を解
決するために、電磁誘導コイルと、被加熱物と前記電磁
誘導コイルを絶縁する絶縁板と、前記電磁誘導コイルと
絶縁板の間に設けた金属板と、前記金属板の温度を検出
する温度検知手段と、前期温度検知手段の出力信号によ
って前記電磁誘導コイルを制御する温度制御部とを備え
た加熱調理器である。
【0005】上記発明によれば、金属板の温度を検知す
ることで、絶縁板の影響を除くことができ、より早く被
加熱物の温度検知が可能になるため精度良い温度検知が
可能となる。
【0006】
【発明の実施の形態】上記課題を解決するために請求項
1の発明は、電磁誘導コイルと、被加熱物と前記電磁誘
導コイルを絶縁する絶縁板と、前記絶縁板の下面に配し
温度を検出する温度検知手段と、前記温度検知手段に密
着して設けた金属板と、前期温度検知手段の出力信号に
よって前記電磁誘導コイルを制御する温度制御部とを備
えた加熱調理器である。
【0007】そして、電磁誘導コイルによって加熱され
た金属板の温度を検知することで、絶縁板の影響を除く
ことができ精度良い温度検知が可能となる。
【0008】請求項2記載の発明は、温度検知手段の出
力から被加熱物の温度を検知する請求項1記載の加熱調
理器である。そして、金属板の温度は非加熱物の温度に
依存するため、より早く被加熱物の温度検知が可能にな
るため精度良い温度検知が可能となる。
【0009】請求項3記載の発明は、金属板をアースに
接続した加熱調理器である。そして、金属板をアースに
接続することによって、抵抗体の出力信号へのノイズを
低減でき、検知精度が向上する。
【0010】請求項4記載の発明は、温度検知手段にサ
ーミスタを使用した加熱調理器である。そして、サーミ
スタを使用することによって簡単な構成でかつ容易に温
度検知が可能であるとともに、安価に実現できる。
【0011】請求項5記載の発明は、温度検知手段は絶
縁板に温度変化に伴って抵抗値が変化する抵抗体を形成
して構成した加熱調理器である。そして、抵抗体を金属
ペ−ストで形成することによって、絶縁板との密着性が
向上するため精度良い温度検知が可能となるとともに薄
型構成が可能となる。
【0012】請求項6記載の発明は、抵抗体はPt、P
d、Rh、Ni、Agの群から選択される少なくとも1
種の有機金属化合物あるいは金属粉末を含む材料で構成
した加熱調理器である。そして、抵抗体はPt、Pd、
Rh、Ni、Agの群から選択される少なくとも1種の
有機金属化合物あるいは金属粉末を含む材料で構成した
ことによって抵抗体自身の延性が優れるため絶縁板との
密着性に優れるとともに、クラック等の発生がないため
信頼性が向上する。
【0013】請求項7記載の発明は、保護層を設けた加
熱調理器である。そして、保護層を設けることによって
抵抗体の腐食等の影響を抑制することが可能となり信頼
性が向上する。
【0014】請求項8記載の発明は、保護層は絶縁板と
同質材料で構成した加熱調理器である。そして、保護層
を絶縁板と同質材料にすることによって、絶縁板との密
着性が向上するとともに、熱膨張差による歪み等の影響
が無いため信頼性が増す。
【0015】
【実施例】以下、本説明の実施例について図面を用いて
説明する。
【0016】(実施例1)図1は本発明の実施例1にお
ける発熱体の断面図である。構成を説明すると、電磁誘
導加熱調理器本体の中に電磁誘導加熱を行う電磁誘導コ
イル11と、被加熱物12と電磁誘導コイル11とを絶
縁する絶縁板13と、絶縁板13の下面に絶縁板13に
密着して設け、温度を検知する温度検知手段15を備
え、この温度検知手段には下側に金属板14を密着させ
て構成している。そして、この温度検知手段15の出力
信号によって電磁誘導コイル11を制御する温度制御部
16とを備えている。本実施例において絶縁板13は耐
熱性を有する板厚6mmの結晶化ガラスを使用し、温度
検知手段15はサーミスタを使用した。
【0017】また、金属板14は約1.2mmのアルミ
板を使用し、本発明の加熱調理器を構成した。本発明の
加熱調理器は電磁誘導コイル11によって被加熱物12
が加熱されるとともに金属板14も加熱される。この金
属板14の温度を温度温度検知手段15によって検知す
ることで、絶縁板13の熱容量等の影響を取り除くこと
ができるため、容易に被加熱物12の沸騰検知が可能と
なる。被加熱物12として水2.0Lを加熱し、その時
の(a)水温と本発明の(b)温度検知手段15の出力
信号、(c)従来の温度検知手段4の出力使用した。こ
の結果、本発明の加熱調理器は70℃付近までは比較的
高めの出力を示すが、それ以上の温度では被加熱物の温
度を精度よく検知していることが解る。
【0018】一方、従来品の場合は40℃〜65℃まで
は被加熱物の温度を検知できるが、それ以外の温度域で
は検知精度が低い。一般的に加熱調理器においては70
℃以上の温度を検知し自動調理や沸騰検知を行うことが
多いので、本発明の加熱調理器は被加熱物の温度検知に
は有効であることが解る。
【0019】また、温度検知手段の出力安定により沸騰
検知を行う場合においても従来品に較べ、約50秒早い
検知が可能であり応答性も良いことが解る。
【0020】さらに、金属板14をアースに接続するこ
とによって温度検知手段15の出力信号のノイズも抑制
できるため、より温度検知精度を向上する事が可能とな
る。
【0021】さらに、温度検知手段15の出力を温度制
御部16に伝達し、電磁誘導コイル11を制御すること
で空だき等の異常加熱を防ぐとともに自動調理も可能と
なる。
【0022】(実施例2)図3(a)は本発明実施例2
の加熱調理器の構成図、(b)は温度検知手段15の構
成図である。本実施例2において、実施例1と異なる点
は、温度検知手段15として、絶縁板13に温度変化に
伴って抵抗値が変化する抵抗体17を形成している点で
ある。
【0023】本実施例において抵抗体17はAg・Pd
によって構成された金属ペーストを印刷によって形成す
ることで抵抗体17を構成した。とくに抵抗体はPt、
Pd、Rh、Ni、Agの群から選択される少なくとも
1種の有機金属化合物あるいは金属粉末を含む材料で構
成することによって抵抗体自身の延性が優れるため絶縁
板との密着性に優れるとともに、クラック等の発生がな
い。
【0024】また、本実施例において抵抗体15の温度
係数は3000ppm/℃とした。さらに抵抗体17の
上に保護層18を形成することによって腐食などの影響
を抑制することが可能となり信頼性が向上する。さらに
保護層18を絶縁板13と同質材料で構成することによ
って、熱膨張差によって生じるマイクロクラックなどの
発生を抑制できるため、より信頼性が増す。温度検知手
段15を絶縁板13に形成した抵抗体17で構成するこ
とによって、小型構成になるとともに絶縁板13と温度
検知手段15間の空気層の影響を取り除くことができ、
より高精度に温度検知が可能となる。
【0025】
【発明の効果】以上のように、請求項1から8に記載さ
れた発明によれば、金属板を設け、金属板の温度を検知
することにより、被加熱物の温度を算出できるため絶縁
板の影響を除くことができ、より早く被加熱物の温度検
知が可能になり精度良い温度検知が可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例1における加熱調理器の構成図
【図2】本発明の被加熱物の温度と抵抗体の出力結果を
示す特性図
【図3】(a)本発明の実施例2における加熱調理器の
構成図 (b)本発明の実施例2における抵抗体の構成図
【図4】従来の加熱調理器の断面図
【符号の説明】
1 電磁誘導コイル 2 被加熱物 3 絶縁板 4 温度検知手段 5 制御部 6 保持板 11 電磁誘導コイル 12 被加熱物 13 絶縁版 14 金属板 15 温度検知手段 16 温度制御部 17 抵抗体 18 保護層

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 電磁誘導コイルと、被加熱物と前記電磁
    誘導コイルを絶縁する絶縁板と、前記絶縁板の下面に配
    し温度を検出する温度検知手段と、前記温度検知手段に
    密着して設けた金属板と、前期温度検知手段の出力信号
    によって前記電磁誘導コイルを制御する温度制御部とを
    備えた加熱調理器。
  2. 【請求項2】 温度検知手段の出力から被加熱物の温度
    を検知する請求項1記載の加熱調理器。
  3. 【請求項3】 金属板をアースに接続した請求項1また
    は2記載の加熱調理器。
  4. 【請求項4】 温度検知手段にサーミスタを使用した請
    求項1〜3のいずれか1項記載の加熱調理器。
  5. 【請求項5】 温度検知手段は絶縁板に温度変化に伴っ
    て抵抗値が変化する抵抗体を形成して構成した請求項1
    ないし3のいずれか1項記載の加熱調理器。
  6. 【請求項6】 抵抗体はPt、Pd、Rh、Ni、Ag
    の群から選択される少なくとも1種の有機金属化合物あ
    るいは金属粉末を含む材料で構成した請求項5記載の加
    熱調理器。
  7. 【請求項7】 抵抗体の表面に保護層を設けた請求項5
    または6記載の加熱調理器。
  8. 【請求項8】 保護層は絶縁板と同質材で構成した請求
    項7記載の加熱調理器。
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