JP2003203753A - 加熱調理器 - Google Patents

加熱調理器

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JP2003203753A
JP2003203753A JP2002003070A JP2002003070A JP2003203753A JP 2003203753 A JP2003203753 A JP 2003203753A JP 2002003070 A JP2002003070 A JP 2002003070A JP 2002003070 A JP2002003070 A JP 2002003070A JP 2003203753 A JP2003203753 A JP 2003203753A
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electromagnetic induction
insulating plate
heated
vibration detecting
induction coil
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JP2002003070A
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English (en)
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Yuko Fujii
優子 藤井
Shigetoshi Kanazawa
成寿 金澤
Takeshi Nagai
彪 長井
Yu Fukuda
祐 福田
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Panasonic Holdings Corp
Original Assignee
Matsushita Electric Industrial Co Ltd
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    • Y02TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
    • Y02BCLIMATE CHANGE MITIGATION TECHNOLOGIES RELATED TO BUILDINGS, e.g. HOUSING, HOUSE APPLIANCES OR RELATED END-USER APPLICATIONS
    • Y02B40/00Technologies aiming at improving the efficiency of home appliances, e.g. induction cooking or efficient technologies for refrigerators, freezers or dish washers

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Abstract

(57)【要約】 【課題】 従来の加熱装置は沸騰検知ができない、ある
いは温度検知精度が低いという課題があった。 【解決手段】 本発明は、上記課題を解決するために、
電磁誘導コイル11と、被加熱物12と前記電磁誘導コ
イル11を絶縁する絶縁板13と、絶縁板13に設けら
れた前記被加熱物12の振動を検知する振動検知手段1
4と、前記振動検知手段14の出力信号によって前記電
磁誘導コイル11を制御する温度制御部15とを備えた
加熱調理器である。上記発明によれば、絶縁板に振動検
知手段を設けることによって、このため温度センサを設
けなくても、非加熱物の沸騰状態を検知できる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、調理などに使用す
る電磁誘導加熱調理器に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来の電磁誘導加熱調理器の構成を図4
に基づいて説明する。電磁誘導加熱調理器本体の中に電
磁誘導加熱を行う電磁誘導コイル1と、被加熱物2と電
磁誘導コイル1とを絶縁する絶縁板3とからなる。
【0003】また、図5に示すものは、電磁誘導加熱調
理器本体の中に電磁誘導加熱を行う電磁誘導コイル1
と、絶縁板3の被加熱物2が載置されない面に設けられ
た温度センサ4と、温度センサ4の出力により電磁誘導
コイル1を制御する制御部5から構成されるものがあ
る。このとき温度センサ4は、絶縁板3にセンサ保持板
6で保持される構成となる。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、従来の
図4に示した加熱調理器の熱伝導機構は、被加熱物が沸
騰しているか否かの状態が検知できなかった。
【0005】また、図5に示した加熱調理器では温度セ
ンサを用いて被加熱物の温度を検知するが、この熱伝導
機構は、被加熱物と絶縁板2が接している場合では熱伝
導によりまた、被加熱物の形状により離れているところ
では空気層があるため被加熱物の熱は輻射加熱により絶
縁板2の表面に伝えられ、さらに裏面の温度センサに伝
えられる。このため被加熱物の温度とセンサの温度差が
大きいうえに応答性も悪いという課題があった。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明は、上記課題を解
決するために電磁誘導コイルと、被加熱物と前記電磁誘
導コイルを絶縁する溝を有した絶縁板と、絶縁板に設け
られた前記被加熱物の振動を検知する振動検知手段と、
前記振動検知手段の出力信号によって前記電磁誘導コイ
ルを制御する温度制御部とを備えた加熱調理器とする。
【0007】上記発明によれば、絶縁板に振動検知手段
を設けることによって、被加熱物の沸騰状態を検知でき
る。このため温度センサを設けなくても、被加熱物の調
理状態が検知可能となる。
【0008】
【発明の実施の形態】上記課題を解決するために請求項
1の発明は、上記課題を解決するために、電磁誘導コイ
ルと、被加熱物と前記電磁誘導コイルを絶縁する絶縁板
と、絶縁板に設けられた前記被加熱物の振動を検知する
振動検知手段と、前記振動検知手段の出力信号によって
前記電磁誘導コイルを制御する温度制御部とを備えた加
熱調理器とする。
【0009】そして、絶縁板に振動検知手段を設けるこ
とによって、被加熱物の沸騰状態を検知可能となる。
【0010】請求項2記載の発明は、振動検知手段は圧
電セラミックの一方の面に第一の電極を形成し、他方の
面に第二の電極を形成して構成した加熱調理器とする。
【0011】そして、振動検知手段を圧電セラミックの
一方の面に第一の電極を形成し、他方の面に第二の電極
を形成して構成することによって容易に被加熱物の振動
が検知可能となる。
【0012】請求項3記載の発明は、圧電セラミックは
チタン酸鉛とジルコン酸鉛の固溶体とした加熱調理器と
する。
【0013】そして、粉末をチタン酸鉛とジルコン酸鉛
の固溶体の圧電セラミック粉末は工業的に多量に利用さ
れているので、安価であり入手も容易であるため、高感
度で安価な振動検知手段が提供できる。
【0014】請求項4記載の発明は、第一の電極と第二
の電極は金属のレジネートペーストで形成された加熱調
理器とする。
【0015】そして、金属レジネートは約0.5μm程度
の膜厚を形成できるので、容易に薄型の振動検知手段を
実現できる。
【0016】請求項5記載の発明は、絶縁板に溝を形成
し、溝内に振動検知手段を設けた加熱調理器とする。
【0017】そして、振動検知手段を絶縁板の溝に形成
することで、衝撃等の外部の影響を低減することが出来
るため信頼性が向上するうえ、被加熱物と直接接する構
造も可能となる。
【0018】請求項6記載の発明は、絶縁板を結晶化ガ
ラスで構成した加熱調理器とする。そして、絶縁板を結
晶化ガラスで構成することによって耐熱性に優れる。
【0019】請求項7記載の発明は、振動検知手段上に
保護層を設けた加熱調理器とする。そして、振動検知手
段の表面に保護層を形成することで、磨耗の影響を低減
でき信頼性が向上する。
【0020】請求項8記載の発明は、保護層は絶縁板と
同質材料で構成した加熱装置とする。そして、保護層を
絶縁板と同質材料にすることによって、絶縁板との密着
性が向上するとともに、熱膨張差による歪み等の影響が
無いため信頼性が増す。
【0021】
【実施例】以下、本説明の実施例について図面を用いて
説明する。
【0022】(実施例1)図1は本発明の実施例1にお
ける発熱体の断面図である。構成を説明すると、電磁誘
導加熱調理器本体の中に電磁誘導加熱を行う電磁誘導コ
イル11と、被加熱物12と電磁誘導コイル11とを絶
縁する絶縁板13と、絶縁板13に設けた振動検知手段
14と、振動検知手段14の出力信号によって電磁誘導
コイル11を制御する温度制御部15とを備えている。
本実施例においては絶縁板14として結晶化ガラスを使
用した。結晶化ガラスは耐熱性を有するため、安全性が
向上する。さらに絶縁板14に設けた振動検知手段14
として、本実施例では圧電セラミック16を使用した。
圧電セラミック16はチタン酸鉛とジルコン酸鉛の固溶
体16を使用し、一方の面に第一の電極17、他方の面
に第二の電極18を形成して構成した。さらに第一の電
極17と第二の電極18は金属のレジネートペーストで
形成した。圧電セラミック16に使用したチタン酸鉛と
ジルコン酸鉛の固溶体は工業的に多量に利用されている
ので、安価であり入手も容易であるため、高感度で安価
な振動検知手段が提供できる。さらに、金属レジネート
は約0.5μm程度の膜厚を形成できるので、容易に薄型
の振動検知手段を実現できる。
【0023】図2に被加熱物12として水を使用した時
の被加熱物12の温度と振動検出手段14の出力を示し
た。被加熱物12が約95℃付近までは振動検知手段1
4の出力信号は得られないが、それ以上になると弱振動
を検出し、被加熱物12が100℃に達した時は大きな
振動を検知することが可能となった。
【0024】この結果、本発明の加熱調理器は、被加熱
物12の振動検知が可能であり、精度良い沸騰検知が実
現できる。このため沸騰を検出した際には温度制御部1
5によって、電磁誘導コイル11の出力を調整すること
で自動調理が可能となるうえ、省エネが実現できる。ま
た、図2では被加熱物として水を使用したが、シチュー
等の粘性を有する物においても検知可能であった。さら
に、振動周波数の大小によって、被加熱物12が粘性を
有するか否かも検出可能である。
【0025】なお、本実施例において振動検知手段14
は電磁誘導コイル11側の絶縁板13に設けたため、被
加熱物12に直接接しない構成であるが、被加熱物12
に接するように絶縁板13に設ける構成でもよい。
【0026】(実施例2)図3は本発明実施例2の加熱
装置の構成図である。本実施例2において、実施例1と
異なる点は、絶縁板13に溝19を形成し、溝19内に
振動検知手段14を設けた点である。溝19内に振動検
知手段14を設けることによって、被加熱物12と直接
接することができるため精度良い温度検知が可能とな
る。
【0027】さらに、振動検知手段14の上に保護層2
0を設けることによって被加熱物12が接することによ
る摩耗や衝撃等を防ぐことができ、調理器としての信頼
性が向上する。また保護層20を絶縁板13と同質材料
で構成することで、絶縁板13と保護層19の熱膨張係
数差によるクラックを防ぐと共にに密着性が向上するた
め、信頼性がより向上する。
【0028】なお、本実施例において保護層20を溝内
に設けた振動検知手段14に設けたが実施例1で記載し
た溝19を設けていない加熱調理器の振動検知手段14
に設けても同様の効果が得られる。
【0029】
【発明の効果】以上のように、本発明によれば、絶縁板
に振動検知手段を設けることによって、被加熱物の沸騰
状態を検出でき、沸騰を検知することによって温度制御
部で電磁誘導コイルの出力を調整できるため、自動調理
が可能になるとともに、省エネも実現できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例1における加熱調理器の構成図
【図2】本発明の被加熱物の温度と振動検知手段の出力
結果を示す特性図
【図3】本発明の実施例2における加熱調理器の構成図
【図4】従来の加熱調理器の断面図
【図5】従来の加熱調理器の断面図
【符号の説明】
1 電磁誘導コイル 2 被加熱物 3 絶縁板 4 温度センサ 5 制御部 6 センサ保持板 11 電磁誘導コイル 12 被加熱物 13 絶縁板 14 振動検知手段 15 温度制御部 16 圧電セラミック 17 第一の電極 18 第二の電極 19 溝 20 保護層
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 長井 彪 大阪府門真市大字門真1006番地 松下電器 産業株式会社内 (72)発明者 福田 祐 大阪府門真市大字門真1006番地 松下電器 産業株式会社内 Fターム(参考) 3K051 AB04 AC40 AD03 AD29 CD42

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 電磁誘導コイルと、被加熱物と前記電磁
    誘導コイルを絶縁する絶縁板と、絶縁板に設けられた前
    記被加熱物の振動を検知する振動検知手段と、前記振動
    検知手段の出力信号によって前記電磁誘導コイルを制御
    する温度制御部とを備えた加熱調理器。
  2. 【請求項2】 振動検知手段は圧電セラミックの一方の
    面に第一の電極を形成し、他方の面に第二の電極を形成
    して構成した請求項1記載の加熱調理器。
  3. 【請求項3】 圧電セラミックはチタン酸鉛とジルコン
    酸鉛の固溶体である請求項2項記載の加熱調理器。
  4. 【請求項4】 第一の電極と第二の電極は金属のレジネ
    ートペーストで形成された請求項1〜3のいずれか1項
    に記載の加熱調理器。
  5. 【請求項5】 絶縁板に溝を形成し、溝内に振動検知手
    段を設けた請求項1〜4のいずれか1項に記載の加熱調
    理器。
  6. 【請求項6】 絶縁板を結晶化ガラスで構成した請求項
    1〜5のいずれか1項に記載の加熱調理器。
  7. 【請求項7】 振動検知手段上に保護層を設けた請求項
    1〜6のいずれか1項に記載の加熱調理器。
  8. 【請求項8】 保護層は絶縁板と同質材料で構成した請
    求項1〜7のいずれか1項に記載の加熱調理器。
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Citations (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH0422822U (ja) * 1990-06-15 1992-02-25
JP3071340U (ja) * 2000-02-28 2000-08-29 スワン株式会社 デイパック
JP2000236927A (ja) * 1999-02-16 2000-09-05 Kokuyo Co Ltd
JP2001506878A (ja) * 1996-08-07 2001-05-29 グリーンバーグ,ピーター 一体的な上着を有するバックパック

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