JP2003109083A - 自動販売機の制御方法 - Google Patents

自動販売機の制御方法

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JP2003109083A
JP2003109083A JP2001297308A JP2001297308A JP2003109083A JP 2003109083 A JP2003109083 A JP 2003109083A JP 2001297308 A JP2001297308 A JP 2001297308A JP 2001297308 A JP2001297308 A JP 2001297308A JP 2003109083 A JP2003109083 A JP 2003109083A
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Japan
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temperature
cooling
cooling unit
vending machine
changeover switch
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Application number
JP2001297308A
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English (en)
Inventor
Kazuyoshi Matoba
一嘉 的場
Masahiro Nishi
正博 西
Tadao Watanabe
忠男 渡辺
Takeshi Tamura
武史 田村
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Fuji Electric Co Ltd
Original Assignee
Fuji Electric Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 冷却動作を運転モードに応じて最適に制御で
きるとともに、これに付随する温度表示機能、防露機
能、販売中止機能等をも最適に制御できる自動販売機の
制御方法を提供すること。 【解決手段】 庫内の冷却温度帯(冷蔵または弱冷)を
選択的に設定できる温度切換スイッチ4により予め設定
された当該冷却温度帯を主制御部1が監視し、庫内が当
該設定された温度帯となるように、冷却ユニット7の運
転開始温度(ON点)および運転停止温度(OFF点)
が予め定められた冷却制御温度テーブル(ROM2aに
記憶)から、主制御部1により運転モードが選択され、
その運転モードの制御温度に基づいて冷却ユニット7を
運転または停止し、庫内を当該設定温度に冷却するよう
にした。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、自動販売機の制
御方法に関し、さらに詳しくは、冷却動作を運転モード
に応じて最適に制御できるとともに、これに付随する温
度表示機能、防露機能、販売中止機能等をも最適に制御
できる自動販売機の制御方法に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、冷却機能を有した自動販売機は、
冷却温度帯の切り換え手段を有しておらず、冷蔵(たと
えば、10℃以下)、弱冷(たとえば、20℃程度)、
冷却停止(常温)の各温度帯ごとに、それぞれ専用の自
動販売機が提供されていた。
【0003】そして、商品の過冷却や冷却不足に対して
は、サービスマンが自動販売機のロケーション先におい
て、冷却装置を改造して対応していた。すなわち、バイ
メタルの温度設定を手動で変更して冷却温度を変更した
り、冷却が不要な場合には、電源コネクタ等を抜いて強
制的に冷却ユニットを停止させるなどして対応してい
た。
【0004】このように、冷却温度帯を手動にて切り換
えた場合には、その冷却に付随する各種機能をも同時に
切り換える必要があり、以下のような作業が必要であっ
た。すなわち、表示器における庫内温度表示のON/O
FFは、いわゆるキーボードにより手動で切り換えてい
た。
【0005】また、本体ケースの外扉や断熱内扉を透視
扉(ガラス扉)として形成され、庫内の商品およびその
販売動作を外部から目視できるように形成された自動販
売機では、露が付着するのを防止するために、内扉のガ
ラス面を加熱する防露ヒータが設けられている。このよ
うな自動販売機の冷却機能を停止した場合等には、庫内
外の温度差が少なくなるため、防露ヒータをONのまま
にしておく必要はなく、その接続コネクタを外すなどし
て対応していた。
【0006】また、冷却中に停電や故障により庫内温度
が一定温度(たとえば、10℃)を越えた場合に、安全
のために販売動作を中止するように設定されるヘルスコ
ード機能が知られている。このヘルスコードの設定また
は解除は、いわゆるキーボードにより手動で行うように
なっている。したがって、自動販売機の冷却機能を停止
した場合等には、当該ヘルスコードの設定を解除する必
要があり、これを上記キーボードにより手動で行ってい
た。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】このように、従来の自
動販売機は、冷却温度帯を変更して運転したい場合に
は、サービスマンがロケーション先で冷却装置を改造し
なければならず、運転モードに応じて適切な冷却動作を
させるためには、多大な手間がかかるとともに、その変
更した冷却温度に対応する各種付随機能(温度表示機
能、防露機能、販売中止機能等)をも同時に手動にて変
更する必要があり、この作業にも多大な手間がかかると
いう課題があった。
【0008】この発明は、上記に鑑みてなされたもので
あって、冷却動作を運転モードに応じて最適に制御でき
るとともに、これに付随する温度表示機能、防露機能、
販売中止機能等をも最適に制御できる自動販売機の制御
方法を提供することを目的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】上述の目的を達成するた
めに、この発明の請求項1にかかる自動販売機の制御方
法は、庫内を冷却する冷却ユニットを備えた自動販売機
の制御方法において、前記庫内の冷却温度帯を選択的に
設定できる温度切換スイッチにより予め設定された当該
冷却温度帯を監視し、前記庫内が当該設定された冷却温
度帯となるように、前記冷却ユニットの運転開始温度お
よび運転停止温度が予め定められた冷却制御温度テーブ
ルから、運転モードが選択され、当該選択された運転モ
ードの冷却制御温度に基づいて前記冷却ユニットを運転
または停止し、前記庫内を当該設定温度に冷却するよう
にしたものである。
【0010】このように、保冷温度を自動的に設定して
最適な冷却運転(たとえば、冷蔵運転や弱冷運転)を行
うことができ、従来、サービスマンが自動販売機のロケ
ーション先において装置の改造(バイメタルの温度設定
を手動で変更したり、コネクタを抜いて強制的に冷却ユ
ニットを停止)により保冷温度を設定していた手間が省
ける。
【0011】また、この発明の請求項2にかかる自動販
売機の制御方法は、温度切換スイッチにより予め設定さ
れた冷却ユニットの運転停止指令の有無を監視し、前記
冷却ユニットの運転停止指令がある場合には、庫内温度
にかかわらず当該冷却ユニットの運転を停止し、前記冷
却ユニットの運転停止指令がない場合には、前記温度切
換スイッチにより予め設定された冷却温度帯を監視し、
冷却制御温度テーブルから当該冷却温度帯に応じた運転
モードが選択され、当該選択された運転モードの冷却制
御温度に基づいて前記冷却ユニットを運転または停止
し、前記庫内を当該設定温度に冷却するようにしたもの
である。
【0012】このように、温度切換スイッチの操作によ
り冷却ユニットの運転停止が指令されたら、庫内温度に
関係なく冷却ユニットの運転を停止できるとともに、温
度切換スイッチの操作により冷却ユニットの運転指令が
出され、かつ、「冷蔵」または「弱冷」の運転モードが
設定されているならば、その運転モードに最適な冷却ユ
ニットのON/OFF制御を行うことができる。
【0013】また、この発明の請求項3にかかる自動販
売機の制御方法は、温度切換スイッチにより予め設定さ
れた冷却ユニットの運転停止指令の有無を監視し、前記
冷却ユニットの運転停止指令がある場合には、庫内温度
の表示を行わず、前記冷却ユニットの運転停止指令がな
い場合には、前記温度切換スイッチにより予め設定され
た冷却温度帯が冷蔵である場合のみに庫内温度の表示を
行うようにしたものである。
【0014】このように、冷却ユニットが運転されてい
ない場合と、冷却ユニットが冷蔵モード以外で運転され
ている場合(弱冷運転)に、庫内温度を表示しないよう
に制御できるので、必要時のみに冷蔵温度を表示させる
ことができるとともに、冷蔵でもHOTでもない温度表
示をすることを防止して、消費者が商品購入意欲をなく
すおそれを防止することができる。
【0015】また、この発明の請求項4にかかる自動販
売機の制御方法は、温度切換スイッチにより予め設定さ
れた冷却ユニットの運転停止指令の有無を監視し、断熱
内扉の結露を防止する防露ヒータを備えており、かつ、
前記冷却ユニットの運転停止指令がある場合には、当該
防露ヒータの通電を停止し、前記防露ヒータを備えてお
り、かつ、前記冷却ユニットの運転停止指令がない場合
には、当該防露ヒータを通電するようにしたものであ
る。
【0016】このように、内扉の防露が必要なときにの
み防露動作を制御できるので、自動販売機の省エネルギ
ー化を図れるとともに、庫内を見やすくして商品の販売
促進に寄与できる。
【0017】また、この発明の請求項5にかかる自動販
売機の制御方法は、温度切換スイッチにより予め設定さ
れた冷却ユニットの運転停止指令の有無を監視し、前記
冷却ユニットの運転停止指令がある場合には、庫内温度
が一定値を越えたときに安全のために販売動作を中止す
るヘルスコードの設定を解除し、前記冷却ユニットの運
転停止指令がない場合には、前記温度切換スイッチによ
り予め設定された冷却温度帯が冷蔵である場合のみに前
記ヘルスコードの設定を維持するようにしたものであ
る。
【0018】このように、ヘルスコード機能の設定が不
要である場合に、従来、サービスマンがキーボードによ
り手動で行っていたヘルスコードの設定解除作業を、自
動で行うことができる。
【0019】
【発明の実施の形態】以下、この発明にかかる自動販売
機の制御方法の実施の形態につき図面を参照しつつ詳細
に説明する。なお、この実施の形態によりこの発明が限
定されるものではない。
【0020】この実施の形態では、本体ケースの外扉や
断熱内扉を透視扉(ガラス扉)として形成され、庫内の
商品およびその販売動作を外部から目視できるように形
成された、冷却機能を有する自動販売機を例にして説明
する。
【0021】図1は、この発明の実施の形態にかかる自
動販売機の制御装置を示すブロック図、図2は、冷却ユ
ニットの冷却制御温度テーブルを示す図表、図3は、保
冷温度を設定により切り換える制御方法を示すフローチ
ャート、図4は、冷却機能を設定により停止する制御方
法を示すフローチャート、図5は、保冷温度設定により
温度表示を点灯または消灯させる制御方法を示すフロー
チャートである。
【0022】また、図6は、保冷温度設定により内扉の
防露ヒータをON/OFFする制御方法を示すフローチ
ャート、図7は、保冷温度設定によりするヘルスコード
設定の有効/無効を切り換える制御方法を示すフローチ
ャートである。
【0023】まず、自動販売機の制御装置を図1に基づ
いて説明する。主制御部1は、自動販売機全体の制御を
統括するものであり、後述する冷却ユニット7等を制御
する本体制御部2と交信ライン3によって接続されてい
るとともに、後述する温度切換スイッチ4、表示器5、
キーボード6等を制御するものである。
【0024】冷却ユニット7は、庫内の冷却を行う冷凍
サイクルを構成するために、モータ圧縮機、蒸発器、電
磁弁、ファンモータ等からなり、本体制御部2によって
運転を制御されるものである。
【0025】温度切換スイッチ4は、冷却ユニット7の
運転動作のON/OFFを手動操作にて設定するととも
に、商品の保冷温度を冷蔵(たとえば、10℃以下程
度)または弱冷(たとえば、20℃程度)に手動操作に
て設定するためのものである。
【0026】主制御部1は、この温度切換スイッチ4に
よる冷蔵または弱冷の設定に応じて、本体制御部2に冷
却ユニット7の運転モード指令を出す構成となってい
る。そして、この指令を受けた本体制御部2は、後述す
る冷却制御温度テーブル(図2参照)に基づいて、冷却
ユニット7の運転制御に使用する温度データ(ON/O
FF点)を選択するようになっている。
【0027】表示器5は、外扉前面の硬貨投入口付近に
設けられ、庫内温度または投入金額を選択的にデジタル
表示できるように形成されたものである。すなわち、投
入金額を表示する必要がない時に庫内温度を表示してい
る。キーボード6は、自動販売機の制御上必要な各種情
報をキー操作によって入力するためのものである。な
お、温度切換スイッチ4は、このキーボード6の一部と
して形成されているが、別体の装置として形成すること
もできる。
【0028】防露ヒータ8は、内扉のガラス面を加熱
し、露が付着するのを防止するために設けられたもので
あり、運転モードに応じて常時ONまたは常時OFFの
状態に制御されるようになっている。庫内温度センサ9
は、庫内温度を検知するためのものである。
【0029】また、図2に示す冷却制御温度テーブル
は、冷蔵または弱冷の運転モードに応じて、冷却ユニッ
ト7の運転開始温度(ON点)と停止温度(OFF点)
とが予め設定され、本体制御部2のROM2aに記憶さ
れている保冷温度データ(たとえば、n1,N1,n
2,N2)である。同図中、n1>N1、n2>N2の
関係となっており、予め実験等により最適値が求められ
ている。
【0030】なお、ここでは、冷蔵または弱冷の2つの
運転モードについて、温度テーブルを示したが、その他
の温度テーブルに基づいた3つ以上の運転モードであっ
てもよい。この場合、温度切換スイッチ4による設定の
種類も3つ以上となる。
【0031】つぎに、保冷温度を設定により切り換える
制御方法について図3に基づいて説明する。本体制御部
2で冷却制御すべき温度(冷蔵または弱冷)は、温度切
換スイッチ4により予め手動設定されているので、主制
御部1は、この温度切換スイッチ4による設定状態が
「冷蔵」か否かを監視する(ステップS10)。
【0032】温度切換スイッチ4による設定状態が「冷
蔵」であれば(ステップS10肯定)、主制御部1は、
本体制御部2に「冷蔵モード」運転を指令する(ステッ
プS11)。この指令を受けた本体制御部2は、冷却制
御に使用する温度テーブルとして「冷蔵用」を選択して
待機する(ステップS12,ステップS13)。
【0033】一方、上記ステップ10において、温度切
換スイッチ4による設定状態が「冷蔵」でないならば
(ステップS10否定)、主制御部1は、本体制御部2
に「弱冷モード」運転を指令する(ステップS14)。
この指令を受けた本体制御部2は、冷却制御に使用する
温度テーブルとして「弱冷用」を選択して待機する(ス
テップS15,ステップS13)。これら一連の制御
は、一定時間毎にステップ10からステップ13の過程
を繰り返して実行されている。
【0034】このように、保冷温度を自動的に設定して
最適な冷却運転を行うことができ、従来、サービスマン
が自動販売機のロケーション先において装置の改造(バ
イメタルの温度設定を手動で変更したり、コネクタを抜
いて強制的に冷却ユニットを停止)により保冷温度を設
定していた手間が省ける。
【0035】つぎに、冷却機能を設定により停止する制
御方法について図4に基づいて説明する。冷却ユニット
7の運転動作のON/OFF設定は、温度切換スイッチ
4により手動設定されているので、主制御部1は、この
温度切換スイッチ4により、冷却ユニット7がON設定
となっているか否かを監視する(ステップS20)。
【0036】冷却ユニット7がON設定となっていない
ならば(ステップS20否定)、主制御部1は、本体制
御部2に冷却ユニット7の運転停止を指令する(ステッ
プS21)。この指令を受けた本体制御部2は、庫内温
度センサ9により検出される庫内温度に関係なく、冷却
ユニット7の運転を停止して待機する(ステップS2
2,ステップS23)。
【0037】一方、上記ステップ20において、冷却ユ
ニット7がON設定となっているならば(ステップS2
0肯定)、上述したステップS10〜ステップS15に
示したように、温度切換スイッチ4による設定状態が
「冷蔵」かまたは「弱冷」かによって、冷却制御温度テ
ーブル(図2参照)を選択し、運転モードに最適な冷却
ユニット7のON/OFF制御を行い、待機する(ステ
ップS24,ステップS23)。
【0038】このように、温度切換スイッチ4の操作に
より冷却ユニット7の運転停止が指令されたら、庫内温
度に関係なく冷却ユニット7の運転を停止できるととも
に、温度切換スイッチ4の操作により冷却ユニット7の
運転指令が出され、かつ、「冷蔵」または「弱冷」の運
転モードが設定されているならば、その運転モードに最
適な冷却ユニット7のON/OFF制御が行われる。
【0039】つぎに、保冷温度設定により温度表示を点
灯または消灯させる制御方法について図5に基づいて説
明する。冷却ユニット7の運転動作のON/OFF設定
は、温度切換スイッチ4により手動設定されているの
で、主制御部1は、この温度切換スイッチ4により、冷
却ユニット7がON設定となっているか否かを監視する
(ステップS30)。
【0040】冷却ユニット7がON設定となっていない
ならば(ステップS30否定)、主制御部1は、表示器
5の庫内温度表示を消灯させて待機する(ステップS3
1,ステップS32)。
【0041】一方、上記ステップ30において、冷却ユ
ニット7がON設定となっているならば(ステップS3
0肯定)、温度切換スイッチ4による設定状態が「冷
蔵」か否かを判断し(ステップS33)、「冷蔵」でな
いならば(ステップS33否定)、主制御部1は、表示
器5の庫内温度表示を消灯させて待機する(ステップS
31,ステップS32)。
【0042】また、冷却ユニット7がON設定となって
おり(ステップS30肯定)、かつ、温度切換スイッチ
4による設定状態が「冷蔵」であるならば(ステップS
33肯定)、主制御部1は、表示器5の庫内温度表示を
点灯させて待機する(ステップS34,ステップS3
2)。
【0043】このように、冷却ユニット7が運転されて
いない場合と、冷却ユニット7が冷蔵モード以外で運転
されている場合(弱冷運転)に、庫内温度を表示しない
ように制御するのは、必要時にのみ冷蔵温度を表示させ
るとともに、冷蔵でもHOTでもない温度表示を防止し
て、消費者が商品購入意欲をなくすおそれを防止するた
めである。したがって、適切な場合のみに庫内温度を表
示することができる。
【0044】つぎに、保冷温度設定により内扉の防露ヒ
ータをON/OFFする制御方法について図6に基づい
て説明する。冷却ユニット7の運転動作のON/OFF
設定は、温度切換スイッチ4により手動設定されている
ので、主制御部1は、この温度切換スイッチ4により、
冷却ユニット7がON設定となっているか否かを監視す
る(ステップS40)。
【0045】冷却ユニット7がON設定となっていない
ならば(ステップS40否定)、主制御部1は、本体制
御部2に防露ヒータ8をOFFさせるように指令し、こ
の指令を受けた本体制御部2は、防露ヒータ8をOFF
にして待機する(ステップS41,ステップS42)。
これは、冷却運転がなされていない場合には、庫内外の
温度差がほとんどなく、内扉を防露する必要がないから
である。これにより、自動販売機の省エネルギー化を図
ることができる。
【0046】一方、上記ステップ40において、冷却ユ
ニット7がON設定となっているならば(ステップS4
0肯定)、主制御部1は、本体制御部2に防露ヒータ8
をONさせるように指令し、この指令を受けた本体制御
部2は、防露ヒータ8をONにして待機する(ステップ
S43,ステップS42)。これにより、内扉は防露さ
れ、庫内が見やすくなるので、消費者の購買意欲を促進
できる。
【0047】このように、内扉の防露が必要なときにの
み防露動作を制御できるので、自動販売機の省エネルギ
ー化を図れるとともに、庫内を見やすくして商品の販売
促進に寄与できる。
【0048】つぎに、保冷温度設定によりヘルスコード
設定の有効/無効を切り換える制御方法について図7に
基づいて説明する。冷却ユニット7が運転されていない
場合と、冷却ユニット7が冷蔵モード以外で運転されて
いる場合(弱冷運転)には、安全のために販売を中止す
る必要がなく、ヘルスコード機能の設定は不要である。
このような場合に、従来、サービスマンがキーボードに
より手動で行っていたヘルスコードの設定解除を、自動
で行えるようにしたのが以下の制御動作である。
【0049】冷却ユニット7の運転動作のON/OFF
設定は、温度切換スイッチ4により手動設定されている
ので、主制御部1は、この温度切換スイッチ4により、
冷却ユニット7がON設定となっているか否かを監視す
る(ステップS50)。
【0050】冷却ユニット7がON設定となっていない
ならば(ステップS50否定)、主制御部1は、ヘルス
コード設定を解除して待機する(ステップS51,ステ
ップS52)。
【0051】一方、上記ステップ50において、冷却ユ
ニット7がON設定となっているならば(ステップS5
0肯定)、温度切換スイッチ4による設定状態が「冷
蔵」か否かを判断し(ステップS53)、「冷蔵」でな
いならば(ステップS53否定)、主制御部1は、ヘル
スコード設定を解除して待機する(ステップS51,ス
テップS52)。
【0052】また、冷却ユニット7がON設定となって
おり(ステップS50肯定)、かつ、温度切換スイッチ
4による設定状態が「冷蔵」であるならば(ステップS
53肯定)、主制御部1は、ヘルスコード設定を変更せ
ずに待機する(ステップS54,ステップS52)。
【0053】このように、ヘルスコード機能の設定が不
要である場合に、従来、サービスマンがキーボードによ
り手動で行っていたヘルスコードの設定解除作業を、自
動で行うことができる。
【0054】なお、各制御動作ごとに、図3〜図7に示
すフローチャートに基づいて分けて説明したが、これら
の動作を基本制御動作に組み込んで一連の動作として制
御している。
【0055】以上のように、この実施の形態にかかる自
動販売機の制御方法によれば、冷却動作を運転モードに
応じて最適に制御できるとともに、これに付随する温度
表示機能、防露機能、販売中止機能等を最適に自動制御
できる。
【0056】なお、上記実施の形態においては、庫内を
透視できる自動販売機を例にして説明したが、これに限
定されず、冷却機能を有する自動販売機であれば、他の
ものであってもよい。防露ヒータ8の制御は、これを備
える自動販売機について行えばよい。
【0057】
【発明の効果】以上説明したように、この発明にかかる
自動販売機の制御方法(請求項1)によれば、庫内を冷
却する冷却ユニットを備えた自動販売機の制御方法にお
いて、前記庫内の冷却温度帯を選択的に設定できる温度
切換スイッチにより予め設定された当該冷却温度帯を監
視し、前記庫内が当該設定された冷却温度帯となるよう
に、前記冷却ユニットの運転開始温度および運転停止温
度が予め定められた冷却制御温度テーブルから、運転モ
ードが選択され、当該選択された運転モードの冷却制御
温度に基づいて前記冷却ユニットを運転または停止し、
前記庫内を当該設定温度に冷却するようにしたので、保
冷温度を自動的に設定して最適な冷却運転(たとえば、
冷蔵運転や弱冷運転)を行うことができ、従来、サービ
スマンが自動販売機のロケーション先において装置の改
造(バイメタルの温度設定を手動で変更したり、コネク
タを抜いて強制的に冷却ユニットを停止)により保冷温
度を設定していた手間が省ける。
【0058】また、この発明にかかる自動販売機の制御
方法(請求項2)によれば、温度切換スイッチにより予
め設定された冷却ユニットの運転停止指令の有無を監視
し、前記冷却ユニットの運転停止指令がある場合には、
庫内温度にかかわらず当該冷却ユニットの運転を停止
し、前記冷却ユニットの運転停止指令がない場合には、
前記温度切換スイッチにより予め設定された冷却温度帯
を監視し、冷却制御温度テーブルから当該冷却温度帯に
応じた運転モードが選択され、当該選択された運転モー
ドの冷却制御温度に基づいて前記冷却ユニットを運転ま
たは停止し、前記庫内を当該設定温度に冷却するように
したので、温度切換スイッチの操作により冷却ユニット
の運転停止が指令されたら、庫内温度に関係なく冷却ユ
ニットの運転を停止できるとともに、温度切換スイッチ
の操作により冷却ユニットの運転指令が出され、かつ、
所定の温度帯(たとえば、冷蔵または弱冷)の運転モー
ドが設定されているならば、その運転モードに最適な冷
却ユニットのON/OFF制御を行うことができる。
【0059】また、この発明にかかる自動販売機の制御
方法(請求項3)によれば、温度切換スイッチにより予
め設定された冷却ユニットの運転停止指令の有無を監視
し、前記冷却ユニットの運転停止指令がある場合には、
庫内温度の表示を行わず、前記冷却ユニットの運転停止
指令がない場合には、前記温度切換スイッチにより予め
設定された冷却温度帯が冷蔵である場合のみに庫内温度
の表示を行うようにしたので、冷却ユニットが運転され
ていない場合と、冷却ユニットが冷蔵モード以外で運転
されている場合(弱冷運転)に、庫内温度を表示しない
ように制御できる。したがって、必要時にのみ冷蔵温度
を表示させることができるとともに、冷蔵でもHOTで
もない温度表示をすることを防止して、消費者が商品購
入意欲をなくすおそれを防止することができる。
【0060】また、この発明にかかる自動販売機の制御
方法(請求項4)によれば、温度切換スイッチにより予
め設定された冷却ユニットの運転停止指令の有無を監視
し、断熱内扉の結露を防止する防露ヒータを備えてお
り、かつ、前記冷却ユニットの運転停止指令がある場合
には、当該防露ヒータの通電を停止し、前記防露ヒータ
を備えており、かつ、前記冷却ユニットの運転停止指令
がない場合には、当該防露ヒータを通電するようにした
ので、内扉の防露が必要なときにのみ防露動作を制御で
き、自動販売機の省エネルギー化を図れるともに、庫内
を見やすくして商品の販売促進に寄与できる。
【0061】また、この発明にかかる自動販売機の制御
方法(請求項5)によれば、温度切換スイッチにより予
め設定された冷却ユニットの運転停止指令の有無を監視
し、前記冷却ユニットの運転停止指令がある場合には、
庫内温度が一定値を越えたときに安全のために販売動作
を中止するヘルスコードの設定を解除し、前記冷却ユニ
ットの運転停止指令がない場合には、前記温度切換スイ
ッチにより予め設定された冷却温度帯が冷蔵である場合
のみに前記ヘルスコードの設定を維持するようにしたの
で、ヘルスコード機能の設定が不要である場合に、従
来、サービスマンがキーボードにより手動で行っていた
ヘルスコードの設定解除作業を、自動で行うことができ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の実施の形態にかかる自動販売機の制
御装置を示すブロック図である。
【図2】冷却ユニットの冷却制御温度テーブルを示す図
表である。
【図3】保冷温度を設定により切り換える制御方法を示
すフローチャートである。
【図4】冷却機能を設定により停止する制御方法を示す
フローチャートである。
【図5】保冷温度設定により温度表示を点灯または消灯
させる制御方法を示すフローチャートである。
【図6】保冷温度設定により内扉の防露ヒータをON/
OFFする制御方法を示すフローチャートである。
【図7】保冷温度設定によりするヘルスコード設定の有
効/無効を切り換える制御方法を示すフローチャートで
ある。
【符号の説明】
1 主制御部 2 本体制御部 2a ROM 3 交信ライン 4 温度切換スイッチ 5 表示器 6 キーボード 7 冷却ユニット 8 防露ヒータ 9 庫内温度センサ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 渡辺 忠男 神奈川県川崎市川崎区田辺新田1番1号 富士電機株式会社内 (72)発明者 田村 武史 神奈川県川崎市川崎区田辺新田1番1号 富士電機株式会社内 Fターム(参考) 3E044 AA01 CB05 CC08 DB16 FB11 3L045 AA02 BA01 CA02 DA02 EA01 LA05 LA11 LA13 MA02 NA24 PA01 PA02 PA03

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 庫内を冷却する冷却ユニットを備えた自
    動販売機の制御方法において、 前記庫内の冷却温度帯を選択的に設定できる温度切換ス
    イッチにより予め設定された当該冷却温度帯を監視し、 前記庫内が当該設定された冷却温度帯となるように、前
    記冷却ユニットの運転開始温度および運転停止温度が予
    め定められた冷却制御温度テーブルから、運転モードが
    選択され、 当該選択された運転モードの冷却制御温度に基づいて前
    記冷却ユニットを運転または停止し、前記庫内を当該設
    定温度に冷却するようにしたことを特徴とする自動販売
    機の制御方法。
  2. 【請求項2】 温度切換スイッチにより予め設定された
    冷却ユニットの運転停止指令の有無を監視し、 前記冷却ユニットの運転停止指令がある場合には、庫内
    温度にかかわらず当該冷却ユニットの運転を停止し、 前記冷却ユニットの運転停止指令がない場合には、前記
    温度切換スイッチにより予め設定された冷却温度帯を監
    視し、冷却制御温度テーブルから当該冷却温度帯に応じ
    た運転モードが選択され、当該選択された運転モードの
    冷却制御温度に基づいて前記冷却ユニットを運転または
    停止し、前記庫内を当該設定温度に冷却するようにした
    ことを特徴とする請求項1に記載の自動販売機の制御方
    法。
  3. 【請求項3】 温度切換スイッチにより予め設定された
    冷却ユニットの運転停止指令の有無を監視し、 前記冷却ユニットの運転停止指令がある場合には、庫内
    温度の表示を行わず、 前記冷却ユニットの運転停止指令がない場合には、前記
    温度切換スイッチにより予め設定された冷却温度帯が冷
    蔵である場合のみに庫内温度の表示を行うようにしたこ
    とを特徴とする請求項1または2に記載の自動販売機の
    制御方法。
  4. 【請求項4】 温度切換スイッチにより予め設定された
    冷却ユニットの運転停止指令の有無を監視し、 断熱内扉の結露を防止する防露ヒータを備えており、か
    つ、前記冷却ユニットの運転停止指令がある場合には、
    当該防露ヒータの通電を停止し、 前記防露ヒータを備えており、かつ、前記冷却ユニット
    の運転停止指令がない場合には、当該防露ヒータを通電
    するようにしたことを特徴とする請求項1〜3のいずれ
    か一つに記載の自動販売機の制御方法。
  5. 【請求項5】 温度切換スイッチにより予め設定された
    冷却ユニットの運転停止指令の有無を監視し、 前記冷却ユニットの運転停止指令がある場合には、庫内
    温度が一定値を越えたときに安全のために販売動作を中
    止するヘルスコードの設定を解除し、 前記冷却ユニットの運転停止指令がない場合には、前記
    温度切換スイッチにより予め設定された冷却温度帯が冷
    蔵である場合のみに前記ヘルスコードの設定を維持する
    ようにしたことを特徴とする請求項1〜4のいずれか一
    つに記載の自動販売機の制御方法。
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