JP2003107480A - 液晶表示装置の製造方法 - Google Patents

液晶表示装置の製造方法

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Abstract

(57)【要約】 【課題】配向膜を形成するための仮焼成を、少ないガス
使用量で乾燥ムラを生ずることなく短時間で実施可能な
液晶表示装置の製造方法を提供すること。 【解決手段】本発明の液晶表示装置の製造方法は、基板
上に樹脂と溶媒とを含有した塗工液を塗布することによ
り塗膜を形成する工程と、前記塗膜を仮焼成して前記塗
膜から前記溶媒を揮発させる工程と、前記仮焼成後に前
記塗膜を本焼成して前記塗膜中の樹脂を硬化させる工程
と、前記本焼成後に前記塗膜に配向処理を施して配向膜
を得る工程とを含み、前記仮焼成は、前記基板6をトン
ネル型仮焼成炉21内に配置し且つ前記トンネル型仮焼
成炉21の互いに対向した第1開口から第2開口へとガ
スを流すことにより前記塗膜の上方に前記塗膜の表面に
沿って一方向に流れるガス流を形成しつつ前記基板6を
加熱することを含んだことを特徴とする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、液晶表示装置の製
造方法に係り、特には配向膜を備えた液晶表示装置の製
造方法に関する。
【0002】
【従来の技術】多くの液晶表示装置では配向膜が使用さ
れている。この配向膜は、一般に、ガラス基板上にポリ
イミドと溶媒とを含有した塗工液を塗布し、仮焼成を行
って塗膜から溶媒を揮発させ、続いて、塗膜を本焼成し
て樹脂を硬化させ、さらに、硬化した塗膜にラビング処
理を施すことにより形成されている。
【0003】上記仮焼成には、従来から図3に示すよう
な仮焼成装置が使用されている。この仮焼成装置121
は、ホットプレート122と、ホットプレート122の
両端に設けられた一対の側壁123と、ホットプレート
122の一端側に配置されたノズル124と、ホットプ
レート122の他端側からガスを吸引するポンプ(図示
せず)とを有している。なお、図3において、基板10
6は塗膜が上向きになるようにホットプレート122上
に配置されている。また、図中、矢印はガス流を示して
いる。
【0004】図3に示す装置121を用いた仮焼成法で
は、ノズル124から塗膜の上方に向けて窒素ガスを噴
射するとともにポンプを用いて塗膜の上方のガスを吸引
しつつ、ホットプレート122によって基板106を加
熱する。この方法によれば、塗膜から揮発した溶媒は、
窒素ガス流によって塗膜の上方から速やかに除去され、
塗膜に再吸着することがない。そのため、比較的短い時
間で塗膜を乾燥させることが可能である。
【0005】しかしながら、このような方法では、より
大きなガラス基板を使用した場合に、仮焼成に長時間を
要し、しかも、乾燥ムラを生じ易い。また、乾燥ムラを
防止しつつ短時間で仮焼成を行うには、極めて多量の窒
素ガスを使用しなければならない。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、上記問題点
に鑑みてなされたものであり、配向膜を形成するための
仮焼成を、少ないガス使用量で乾燥ムラを生ずることな
く短時間で実施可能な液晶表示装置の製造方法を提供す
ることを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
に、本発明は、基板上に樹脂と溶媒とを含有した塗工液
を塗布することにより塗膜を形成する工程と、前記塗膜
を仮焼成して前記塗膜から前記溶媒を揮発させる工程
と、前記仮焼成後に前記塗膜を本焼成して前記塗膜中の
樹脂を硬化させる工程と、前記本焼成後に前記塗膜に配
向処理を施して配向膜を得る工程とを含み、前記仮焼成
は、前記基板をトンネル型仮焼成炉内に配置し且つ前記
トンネル型仮焼成炉の互いに対向した第1開口から第2
開口へとガスを流すことにより前記塗膜の上方に前記塗
膜の表面に沿って一方向に流れるガス流を形成しつつ前
記基板を加熱することを含んだことを特徴とする液晶表
示装置の製造方法を提供する。
【0008】本発明において、ガス流の風速を1m/秒
以上とすることが好ましい。なお、ここで言う「風速」
は、基板の下流側端部であり且つ基板からの高さが10
cm以内の位置で測定される風速を意味する。
【0009】本発明において、上記不活性ガス流は、例
えば、第1開口側からトンネル型仮焼成炉の内部へ向け
てガスを噴射し且つ第2開口側からトンネル型仮焼成炉
の内部のガスを吸引することにより形成することができ
る。また、上記仮焼成の際に基板の加熱にホットプレー
トを使用してもよい。
【0010】本発明において、上記樹脂はポリイミドを
含んでいてもよい。また、上記ガスは窒素ガスであって
もよい。
【0011】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施形態につい
て、図面を参照しながら説明する。なお、各図において
同様の構成部材には同一の参照符号を付し、重複する説
明は省略する。
【0012】図1は、本発明の一実施形態に係る方法で
製造可能な液晶表示装置を概略的に示す断面図である。
図1に示す液晶表示装置1はTN型のカラー表示可能な
液晶表示装置であって、アクティブマトリクス基板2と
対向基板3とが接着剤17によって貼り合わされ、それ
ら基板2,3間に液晶層4を挟持した構造を有してい
る。また、この液晶表示装置1は一対の偏光板5で挟持
されており、その背面側には図示しない光源が配置され
ている。
【0013】図1に示す液晶表示装置1において、アク
ティブマトリクス基板2は、ガラス基板のような透明基
板6を有している。透明基板6の一方の主面上には配線
及びスイッチング素子7が形成されており、その上に、
カラーフィルタ層8及び周縁遮光層9が積層されてい
る。カラーフィルタ層8上には画素電極10及び柱状ス
ペーサ11が形成されており、その上に配向膜12が形
成されている。
【0014】スイッチング素子7は、例えば、アモルフ
ァスシリコンやポリシリコンを半導体層とした薄膜トラ
ンジスタ(以下、TFTという)である。また、配線
は、透明基板6の一方の主面上で格子状に配列された走
査線及び信号線などで構成されている。スイッチング素
子7は、走査線及び信号線などの配線並びに画素電極1
0と接続されており、それにより、所望の画素電極10
に対して選択的に電圧を印加することを可能としてい
る。
【0015】カラーフィルタ層8は、例えば、画素電極
10に対応して設けられた青色の着色層と緑色の着色層
と赤色の着色層とで構成され得る。これら着色層は、感
光性樹脂とそれぞれの色に対応した着色顔料或いは着色
染料とを含有する混合物を用いて形成することができ
る。
【0016】画素電極10は、ITOのような透明導電
材料で構成されている。画素電極10は、例えばスパッ
タリング法などにより形成することができる。また、配
向膜12は、後で詳述するように、ポリイミドやポリビ
ニルアルコールなどの透明樹脂からなる薄膜にラビング
処理等の配向処理を施すことにより形成され得る。
【0017】柱状スペーサ11は、感光性樹脂を用いて
形成することができる。柱状スペーサ11は、好ましく
は、画素電極10間の領域のように表示に直接的には関
与しない領域に形成される。周縁遮光層12は、一般に
は額縁と呼ばれ、透明基板6の柱状スペーサ11を形成
した面の周縁部に形成される。周縁遮光層は、例えば、
カーボン微粒子のような黒色顔料や黒色染料と感光性樹
脂との混合物を用いて形成することができる。
【0018】対向基板3は、ガラス基板のような透明基
板13上に共通電極14及び配向膜15を順次形成した
構造を有している。これら共通電極14及び配向膜15
は、上述した画素電極10及び配向膜12と同様の材料
で形成され得る。
【0019】さて、本実施形態では、配向膜12,15
の少なくとも一方を以下に説明する方法により形成す
る。まずは、本実施形態に係る方法に先立ち、本実施形
態に係る方法で利用可能な仮焼成装置について説明す
る。
【0020】図2は、本発明の一実施形態に係る液晶表
示装置の製造方法で利用可能な仮焼成装置を概略的に示
す斜視図である。図2に示す仮焼成装置21は、トンネ
ル型仮焼成炉であって、ホットプレート22と、ホット
プレート22の上面側に配置されたエアガイド(或い
は、フード)23と、ホットプレート22の一端側に配
置されたノズル24と、ホットプレート22の他端側か
らガスを吸引するポンプ(図示せず)とを有している。
なお、図中、矢印はガス流を示している。
【0021】エアガイド23は、例えば「コ」の字型の
断面形状を有しており、ホットプレート22とともにト
ンネル状構造を形成している。エアガイド23は、ノズ
ル24から噴出されるガスを拡散させることなく基板6
の主面に沿ってほぼ平行な一方向に流す役割を果たして
いる。
【0022】ノズル24は、トンネルの一方の開口側か
らトンネル内部に向けてガスを噴射する。ノズル24
は、例えば、トンネルの幅方向に延在した管状体に複数
の孔を設けた構造を有している。
【0023】本実施形態では、例えば、図2に示すトン
ネル型仮焼成炉1を用いて配向膜12,15の少なくと
も一方を形成する。以下、配向膜12の形成方法を例に
説明する。
【0024】まず、配向膜12の材料である透明樹脂を
有機溶媒のような溶媒中に分散させることにより塗工液
を調製する。この透明樹脂としては、例えば、ポリイミ
ドやポリビニルアルコールなどを用いることができる。
また、有機溶媒としては、γ−ブチルラクトンやn−メ
チル−2−ピロリドン(NMP)などを用いることがで
きる。
【0025】次に、基板6の画素電極10などを形成し
た面に上記塗工液を塗布して塗膜を形成する。この塗工
液の塗布には、印刷法などの一般的な塗布方法を利用す
ることができる。
【0026】次いで、この塗膜の仮焼成を行う。すなわ
ち、図2に示すように基板6をホットプレート22上に
載置する。なお、基板6のホットプレート2上への載置
は、基板6の塗膜を形成した面が上向きとなるように行
う。この状態で、ノズル24からガス,例えば窒素ガス
のような不活性ガス,を噴射し且つポンプで吸引しつ
つ、ホットプレート22により基板6を例えば80〜1
50℃程度に加熱する。
【0027】基板6を加熱すると塗膜から溶媒が揮発
し、この揮発した溶媒は、ノズル24及びポンプによっ
て形成されたガス流に導かれて塗膜の上部から除去され
る。本実施形態では、上記の通り、ホットプレート22
の上部空間を覆うようにエアガイド23を設けており、
それにより、ノズル24から噴出されるガスを拡散させ
ることなく基板6の主面に沿ってほぼ平行な一方向に流
す整流化を実現している。そのため、ガス流によって揮
発した溶媒を除去する効果が、ノズル24からの距離に
殆ど依存することなくほぼ一定となる。すなわち、塗膜
の下流側部分を上流側部分と同等の速度で乾燥させるこ
とができる。したがって、本実施形態によると、乾燥ム
ラを生ずることなく短時間(例えば、数十秒程度)で塗
膜を乾燥させることができる。
【0028】また、本実施形態では、ガス流の拡散がエ
アガイド23によって防止されるため、ガス流の風速は
上流側と下流側とでほぼ等しい。すなわち、下流側で十
分な風速を得るために上流側の風速を過剰に高める必要
がない。そのため、本実施形態によると、比較的少ない
ガス使用量で上記の効果を得ることができる。
【0029】以上の仮焼成を終えた後、塗膜を本焼成し
て完全に硬化させる。この本焼成は、例えば、180〜
240℃程度の温度で行う。さらに、硬化後の塗膜にラ
ビング処理のような配向処理を施すことにより配向膜1
2を得る。
【0030】以上説明した方法において、仮焼成の際に
トンネル内に形成するガス流の風速は1m/秒以上とす
ることが好ましい。ガス流の風速が過剰に低い場合、ト
ンネルの下流側開口近傍における塗膜の乾燥速度が他の
位置における塗膜の乾燥速度に比べて著しく高くなるこ
とがある。これに対し、ガス流の風速を1m/秒以上と
した場合、そのような乾燥速度のばらつきを防止するこ
とができる。なお、上記風速の上限値に特に制限はない
が、上記風速が過剰に高い場合、より多くのガスを消費
することとなる。したがって、ガス消費量を低減する観
点からは、上記風速は、乾燥速度のばらつきを防止し得
る程度とすることが好ましい。
【0031】仮焼成に関して上述した効果は、一般に、
トンネル内の空間の高さが低いほど顕著に得られる。例
えば、基板6のトンネル型仮焼成炉21中への搬入並び
に基板6のトンネル型仮焼成炉21からの搬出をロボッ
トアームなどを用いてトンネルの一方の開口から行う場
合、内部空間の高さを30〜40cm程度とすれば、仮
焼成に関して上述した効果が顕著に現れるのに加え、基
板の搬入・搬出が容易である。
【0032】さらに、上記の方法は大きなサイズの基板
(例えば、一辺の長さが270mm以上の基板)上に配
向膜を形成する場合に特に有用である。これは、乾燥速
度のばらつきなどは基板サイズが大きい場合に顕著に現
れるためである。
【0033】以上説明した実施形態では、トンネル型仮
焼成炉21での1回の仮焼成につき1枚の基板6を処理
したが、1回の仮焼成工程で複数枚の基板6を処理する
こともできる。この場合、それら基板6は、トンネルの
一方の開口から他方の開口に向けて直列に配置すること
が好ましい。また、上記実施形態では、主として配向膜
12を形成することについて説明したが、配向膜15も
同様の方法により形成することができる。さらに、上記
実施形態では、液晶表示装置の製造方法を図1を参照し
ながら説明したが、本実施形態に係る方法は、図1に示
す液晶表示装置1以外の構造を有する液晶表示装置の製
造にも適用可能である。
【0034】
【実施例】以下、本発明の実施例について説明する。図
1に示す液晶表示装置1を以下に示す方法により作製し
た。まず、基板6の一方の主面に、スパッタリング法に
よりモリブデンからなる薄膜を形成し、この薄膜をフォ
トリソグラフィー技術を用いてパターニングすることに
よりゲート線を形成した。なお、本実施例では、基板6
として、550mm×670mmのガラス基板を使用し
た。次に、ガラス基板6のゲート線を形成した面にゲー
ト絶縁膜として用いられる二酸化珪素からなる絶縁膜を
形成し、この絶縁膜上にTFTの半導体層を形成した。
次に、半導体層の上にAlからなる信号線及びソース電
極を形成した。以上のようにして、ガラス基板6上に配
線及びTFT7を形成した。
【0035】次に、ガラス基板6のTFT7等を形成し
た面全体に、赤色の顔料を分散させた紫外線硬化型アク
リル樹脂レジストをスピナー等を用いて塗布した。この
ようにして形成した塗膜の上方に所定のフォトマスクを
配置し、このフォトマスクを介して上記塗膜に紫外線を
照射した。上述した条件で露光を終えた後、上記塗膜を
現像・焼成を行うことにより赤色の着色層を形成した。
【0036】続いて、緑色の顔料を分散させた紫外線硬
化型アクリル樹脂レジスト及び青色の顔料を分散させた
紫外線硬化型アクリル樹脂レジストを用いて、赤色の着
色層に関して説明したのと同様の方法により、緑色の着
色層及び青色の着色層を順次形成した。以上のようにし
て、カラーフィルタ層8を形成した。
【0037】次に、ガラス基板6のカラーフィルタ層9
を形成した面に、スパッタリング法を用いてITO膜を
形成した。これをフォトリソグラフィ技術とエッチング
技術とを用いてパターニングすることにより画素電極1
0を得た。なお、これら画素電極10は、それぞれコン
タクトホールを介してTFT7のソース電極と接続され
るように形成した。
【0038】その後、ガラス基板6の画素電極10を形
成した面の全面に、黒色の紫外線硬化樹脂をスピナーを
用いて塗布した。このようにして形成した塗膜を加熱し
て乾燥させた後、その上方にフォトマスクを配置し、こ
のフォトマスクを介して上記塗膜に紫外線を照射した。
さらに、上記塗膜を現像・焼成することにより、スペー
サ11及び周縁遮光層12を形成した。
【0039】次に、ガラス基板6のスペーサ11等を形
成した面の全面に、γ−ブチルラクトンとn−メチル−
2−ピロリドンとの混合液中にポリイミドを分散させて
なる塗工液を印刷して塗膜を形成した。次いで、基板6
を、その塗膜を形成した面が上向きとなるように、図2
に示すトンネル型仮焼成炉21のホットプレート22上
に載置した。この状態で、ノズル24から窒素ガスを4
0L/分の流量で噴射し且つポンプで吸引しつつ、ホッ
トプレート22により基板6を80〜150℃程度に加
熱した。なお、このとき、基板6の上部空間下流側部に
おけるガス流の風速は1m/秒以上であった。以上の加
熱処理を30秒間継続した後、基板6をトンネル型仮焼
成炉21から搬出した。続いて、本焼成及びラビング処
理を順次行うことにより配向膜12を得た。以上のよう
にして、アクティブマトリクス基板2を作製した。
【0040】次に、別途用意したガラス基板13の一方
の主面上に、共通電極14として、スパッタリング法を
用いてITO膜を形成した。この共通電極14上にも、
上述したのと同様の方法により配向膜15を形成した。
以上のようにして、対向基板3を作製した。
【0041】次に、アクティブマトリクス基板2と対向
基板3とを、エポキシ系の熱硬化樹脂17を用いて、そ
れぞれのラビング方向が直交するように貼り合わせるこ
とによりセルを形成した。これを所定の大きさにカット
し、このセル中に液晶材料を通常の方法により注入して
液晶層4を形成した。さらに、注入口を紫外線硬化樹脂
で封止することにより液晶表示装置1を得た。その後、
この液晶表示装置1の両面に、偏光板5を貼り付けるこ
とにより液晶モジュールとした。
【0042】
【発明の効果】以上説明したように、本発明では、配向
膜を形成するための塗膜の仮焼成にトンネル型仮焼成炉
を利用する。そのため、塗膜の上部におけるガス流を整
流化することができ、したがって、乾燥ムラを生ずるこ
となく比較的少ないガス使用量で及び短時間で塗膜を乾
燥させることができる。すなわち、本発明によると、配
向膜を形成するための仮焼成を、少ないガス使用量で乾
燥ムラを生ずることなく短時間で実施可能な液晶表示装
置の製造方法が提供される。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態に係る方法で製造可能な液
晶表示装置を概略的に示す断面図。
【図2】本発明の一実施形態に係る液晶表示装置の製造
方法で利用可能な仮焼成装置を概略的に示す斜視図。
【図3】従来の仮焼成装置を概略的に示す斜視図。
【符号の説明】
1…液晶表示装置 2…アクティブマトリクス基板 3…対向基板 4…液晶層 5…偏光板 6…透明基板 7…スイッチング素子 8…カラーフィルタ層 9…周縁遮光層 10…画素電極 11…スペーサ 12…配向膜 13…透明基板 14…共通電極 15…配向膜 17…接着剤 21…トンネル型仮焼成炉 22…ホットプレート 23…エアガイド 24…ノズル 106…基板 121…仮焼成装置 122…ホットプレート 123…側壁 124…ノズル
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き Fターム(参考) 2H088 FA10 FA16 FA17 FA19 FA20 FA21 FA24 FA30 MA16 MA18 2H090 HB08Y HC05 HC08 HC15 HC18 HC20 HD14 HD15 MB13

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 基板上に樹脂と溶媒とを含有した塗工液
    を塗布することにより塗膜を形成する工程と、 前記塗膜を仮焼成して前記塗膜から前記溶媒を揮発させ
    る工程と、 前記仮焼成後に前記塗膜を本焼成して前記塗膜中の樹脂
    を硬化させる工程と、 前記本焼成後に前記塗膜に配向処理を施して配向膜を得
    る工程とを含み、 前記仮焼成は、前記基板をトンネル型仮焼成炉内に配置
    し且つ前記トンネル型仮焼成炉の互いに対向した第1開
    口から第2開口へとガスを流すことにより前記塗膜の上
    方に前記塗膜の表面に沿って一方向に流れるガス流を形
    成しつつ前記基板を加熱することを含んだことを特徴と
    する液晶表示装置の製造方法。
  2. 【請求項2】 前記ガス流の風速を1m/秒以上とする
    ことを特徴とする請求項1に記載の液晶表示装置の製造
    方法。
  3. 【請求項3】 前記第1開口側から前記トンネル型仮焼
    成炉の内部へ向けて前記ガスを噴射し且つ前記第2開口
    側から前記トンネル型仮焼成炉の内部のガスを吸引する
    ことにより前記不活性ガス流を形成することを特徴とす
    る請求項1または請求項2に記載の液晶表示装置の製造
    方法。
  4. 【請求項4】 前記仮焼成の際に前記基板の加熱にホッ
    トプレートを使用することを特徴とする請求項1乃至請
    求項3のいずれか1項に記載の液晶表示装置の製造方
    法。
  5. 【請求項5】 前記樹脂はポリイミドを含んだことを特
    徴とする請求項1乃至請求項4のいずれか1項に記載の
    液晶表示装置の製造方法。
  6. 【請求項6】 前記ガスは窒素ガスであることを特徴と
    する請求項1乃至請求項5のいずれか1項に記載の液晶
    表示装置の製造方法。
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