JP2003107362A - 電動実体顕微鏡 - Google Patents

電動実体顕微鏡

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JP2003107362A
JP2003107362A JP2001304403A JP2001304403A JP2003107362A JP 2003107362 A JP2003107362 A JP 2003107362A JP 2001304403 A JP2001304403 A JP 2001304403A JP 2001304403 A JP2001304403 A JP 2001304403A JP 2003107362 A JP2003107362 A JP 2003107362A
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focusing
fine movement
electric
mirror body
pinion
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Katsuyoshi Yamaguchi
克能 山口
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Olympus Corp
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Olympus Optical Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 実際の観察操作に即して使い勝手がよく、且
つ構成が簡単で価格的にも安価な電動実体顕微鏡を提供
する。 【解決手段】 直立して設けられた支柱12に対し、焦
準部13を有する鏡体14を支柱12に沿って上下動可
能に設けた電動実体顕微鏡であって、焦準部13は、鏡
体14の支柱12に沿った上下動を駆動するピニオンと
ラック、これらピニオンとラックを直接操作する粗動ハ
ンドル13bおよび減速して微動操作する微動ハンドル
13aを有し、この微動ハンドル13aに代えてピニオ
ンとラックの微動操作を電動により駆動可能にする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、焦準部を電動式で
駆動する電動実体顕微鏡に関する。
【0002】
【従来の技術】正立像を観察するための光学機器とし
て、右正立像と左正立像とを両眼で観察することで実体
像を観察する実体顕微鏡が知られている。
【0003】このような実体顕微鏡は、通常の顕微鏡に
比べて拡大倍率を必要としない生物の観察などの分野に
広く用いられいるが、特に、最近では、生きたままの細
胞観察などが行われるようになっており、これにともな
い拡大倍率の高倍化が進み、従来、広く用いられてきた
偏射照明観察や暗視野観察を改良した、より良い観察像
を得るための照明法や観察法などを採用したものも考え
られている。
【0004】一方、工業分野では、電気部品基板や半導
体チップなど、広く工業製品一般の外観検査作業などに
使用されており、このため長時間の観察に用いられるこ
とが多く疲労してしまう。
【0005】そこで、従来、より良い観察像を得るため
の実体顕微鏡透過照明装置として、特開平11−133
308号公報に開示されるように、実体顕微鏡の瞳位置
に対し共役または共役近傍である透過照明光学系の位置
に、左右の観察光学系の光軸を含む平面と平行な方向に
対して直交する前後方向に絞られる第1および第2の遮
光体を配置し、これら第1および第2の遮光体を前後方
向に移動可能でかつ開閉できるようにしたものが提案さ
れている。
【0006】また、観察者の疲労を軽減するための光学
機器として、特開平10−115784号公報に開示さ
れるように、鏡筒の傾斜角度を長時間観察に耐え得る範
囲を含めて連続的に可変できる鏡筒を有する実体顕微鏡
が提案されている。
【0007】ところが、これらの提案にもかかわらず、
通常の実体顕微鏡では、標本を観察する際のピント合わ
せのための焦準操作が最も多く行われ、このときの焦準
移動の微動、粗動のほとんどが手動操作により行われい
るため、依然として、より良い観察像を得るのに時間が
かかるばかりか、操作に神経を使い観察作業者の疲労を
蓄積し易いという問題が存在している。
【0008】そこで、最近では、通常の顕微鏡と同様
に、焦準部を電動化した電動実体顕微鏡が実現されてお
り、これらの電動実体顕微鏡は、観察作業の省力化によ
る観察作業者の疲労軽減等に貢献するものが実現されて
いる。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】これまでの電動実体顕
微鏡は、JOGハンドルなどの操作に応じて電動機によ
る焦準移動を行い、あるいは、別途備えられたスイッチ
などの入力手段により電動機による焦準移動の微動、粗
動を切換えて焦準操作を行うようにしている。しかし、
実体顕微鏡での実際の観察操作では、同じ標本を観察す
ることが多く、焦準操作は微動を用いることが多いが、
一方で標本を交換した際に著しく標本高さが変わった場
合には粗動操作が必須となる。
【0010】ところが、従来の電動実体顕微鏡では、観
察対象の標本高さが変わったような場合の迅速な粗動
と、極め細かな微動を両立できず、操作性が極めて悪い
という問題点があった。
【0011】このような問題を解決する方法として、精
度の良い大型モータや、より多段で複雑な駆動力伝達機
構を使用することが考えられるが、電動実体顕微鏡が大
型化するばかりか、価格的にも高価になるという問題を
生じる。
【0012】本発明は上記事情に鑑みてなされたもの
で、実際の観察操作に即して使い勝手がよく、且つ構成
が簡単で価格的にも安価な電動実体顕微鏡を提供するこ
とを目的とする。
【0013】
【課題を解決するための手段】請求項1記載の発明は、
直立して設けられた支柱に対し、焦準部を有する鏡体を
前記支柱に沿って上下動可能に設けた電動実体顕微鏡に
おいて、前記焦準部は、前記鏡体を前記支柱に沿って上
下に駆動させる駆動手段、前記駆動手段を直接操作する
粗動操作手段および前記駆動手段を減速手段を介して微
動操作する微動操作手段を有し、前記微動操作手段によ
る前記駆動手段の微動操作を電動により駆動する電動手
段を有することを特徴としている。
【0014】請求項2記載の発明は、請求項1記載の発
明において、前記焦準部は、中空のピニオン軸、前記ピ
ニオン軸の中空部に回転可能に配置される微動軸、前記
微動軸の回転を減速して前記ピニオン軸に伝達する減速
機構および前記ピニオン軸の回転により前記鏡体を前記
支柱に沿って上下動させるピニオンとラックを有し、前
記電動手段は、前記微動軸を電動により回転駆動するこ
とを特徴としている。
【0015】請求項3記載の発明は、請求項1または2
記載の発明において、前記電動手段は、駆動停止指示の
後、さらに所定方向に所定量だけ駆動することを特徴と
している。
【0016】この結果、本発明によれば、電動手段によ
り微動操作手段を駆動することで、電動手段として、よ
り小型で安価なモータを使用することができ、これによ
り顕微鏡全体を、より小型で、価格的にも安価にでき
る。
【0017】また、本発明によれば、電動手段による駆
動力を切っても、鏡体の自重による降下分を補正でき、
所望の焦準位置を正確に維持することができる。
【0018】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を図面
に従い説明する。
【0019】(第1の実施の形態)図1は、本発明が適用
される電動実体顕微鏡の全体構成図である。
【0020】図において、1は実体顕微鏡本体で、この
実体顕微鏡本体1には、制御部であるコントローラ2に
ケーブル3を介して電気的に接続されている。また、コ
ントローラ2には、ケーブル4を介して操作入力部5が
電気的に接続されている。
【0021】図2(a)(b)は、実体顕微鏡本体1の
概略構成の右側面と左側面を示している。図において、
11はベースで、このベース11には支柱12が直立し
て設けられている。この支柱12には、上下方向にスラ
イド可能に焦準部13を有する鏡体14が設けられてい
る。この鏡体14は、鏡筒15および交換可能な対物レ
ンズ16から構成されている。また、鏡体14には、ズ
ーム部コネクタ17とズームハンドル18を有するズー
ム部19が設けられている。
【0022】焦準部13には、微動操作手段をなす微動
ハンドル13aと粗動ハンドル13bとが備えられ、微
動ハンドル13aまたは粗動操作手段をなす粗動ハンド
ル13bの操作により、支柱12に固定されたラック1
2aおよび、不図示のピニオンが動作し、焦準部13を
含む鏡体14を支柱12に沿って微動または粗動により
上下動させるように構成している。
【0023】この場合、焦準部13は、微動ハンドル1
3a、粗動ハンドル13bおよび鏡体14の支柱12に
沿った上下動を駆動する駆動手段としてのラック12a
およびピニオン26を有する粗微動共軸焦準機構は、図
3(a)(b)に示すように構成されている。
【0024】図において、12aは、上述したラック
で、このラック12aは、支柱12に固定された案内機
構のオス型レース21に設けられている。14は、上述
した焦準部13を含む鏡体で、この鏡体14には、案内
機構のメス型レース23が設けられている。また、これ
らオス型レース21とメス型レース23の間にはボール
24が介在され、支柱12に対する鏡体14の移動をス
ムーズにしている。
【0025】25は、鏡体14側に固定されている中空
のピニオン軸受で、このピニオン軸受25は、ラック1
2aとピニオン26とが噛合う部分に切欠き25aを有
し、また、このピニオン軸受25の中空部には、中央部
にピニオン26を有し、右端には歯車28が設けられた
中空のピニオン軸27が回転可能に設けられている。ま
た、ピニオン軸27の中空部には、中空の連結軸29が
回転可能に配置されている。この連結軸29は、左右の
粗動ハンドル(図2の粗動ハンドル13bに相当する)3
0、31を連結するもので、その左側には粗動ハンドル
30が軸受30aを介して固定され、右側には粗動ハン
ドル31が軸受31aを介して連結されている。さら
に、連結軸29の中空部には、微動軸32が回転可能に
配置されている。この微動軸32は、歯車32aを有す
るとともに、その両端部には、微動ハンドル(図2の微
動ハンドル13aに相当する)33、34が固定されて
いる。
【0026】35は、ピニオン軸受25にねじ込まれた
摩擦調整リングで、バネ36を介して軸受31aの回転
力を調整し得るように構成されている。
【0027】37、38は、粗動ハンドル31に一体に
固定された歯車受けで、この歯車受け37、38には、
同図(b)に示すような減速歯車39、40、41がそれ
ぞれ回転するように組み込まれている。これら減速歯車
39、40、41は、大歯車39a、40a、41aと
小歯車39b、40b、41bとからなっていて、歯車
39は、微動軸32に設けられた歯車32aと噛合って
おり、歯車39bは歯車40aと、歯車40bは歯軍4
1aと、歯軍41bはピニオン軸27に設けられた歯車
28にそれぞれ噛合うように配置されている。
【0028】なお、42は微動軸32に一定の摩擦力を
与えるためのバネである。
【0029】このような構成において、まず、微動の場
合、微動ハンドル33または34を回転すると、微動軸
32が回転し、歯車32aが回転する。この歯車32a
の回転は、歯車39aから順次減速歯車39、40、4
1へと減速伝達され、歯車41bと噛合っている歯車2
8を通じてピニオン軸27に伝わり、ピニオン26が回
転され、これにより支柱12のラック12aに対して焦
準部13を有する鏡体14が上下に微動される。
【0030】また、粗動の場合、粗動ハンドル30また
は31を回転すると、歯車受け37、38とともに、減
速歯車39、40、41全体が回転するので、歯車41
bと噛合つている歯車28が粗動ハンドル30または3
1と同じ速度で回転する。これによりピニオン軸27と
ともに、ピニオン26が回転され、支柱12のラック1
2aに対して焦準部13を有する鏡体14が上下に粗動
される。
【0031】この場合、粗動ハンドル30または31の
回転により、減速歯車39、40、41も回転しようと
する力が作用するが、この時の力は縮小されて伝達さ
れ、また微動軸32には、バネ42により一定の摩擦力
が与えられているので、微動軸32が増速されて回動す
ることがない。
【0032】このように構成された焦準部13の一方側
面部には、図4、図5に示すような焦準電動駆動手段が
設けられている。ここで、図5は、図4をA方向より見
た図である。
【0033】焦準部13には、モータ支持部材51が固
定されていて、このモータ支持部材51には、電動手段
としての焦準部ステッピングモータ52と、不図示の歯
車軸受けが固定されている。
【0034】焦準部ステッピングモータ52の回転軸と
上述した共軸焦準機構の微動軸32との間には減速歯車
53、54、55が組み込まれている。これらは焦準部
ステッピングモータ52の回転軸に設けられた歯車53
と、モータ支持部材51に固定された不図示の歯車軸受
けに組み込まれた歯車54と、上述した共軸焦準機構の
微動軸32に設けられた歯車55からなっていて、歯車
53は、歯車54の大歯車54bと噛み合っており、歯
車54の小歯車54aは、歯車55と噛み合うように構
成されている。
【0035】また、焦準部13には、フォトインタラプ
タなどからなる近接方向センサ56と、遠方方向センサ
57が固定されている。一方、支柱12には、遮光板5
8が固定されていて、鏡体14が支柱12に沿って上下
動すると、鏡体14に伴い焦準部13が上下動し、近接
方向端L1では遮光板58が、近接方向センサ56を遮
光し、一方、遠方方向端L2では遮光板58が、遠方方
向センサ57を遮光するよう構成されている。
【0036】焦準部13には、焦準部コネクタ59が設
けられている。この焦準部コネクタ59は、不図示のケ
ーブルによって焦準部ステッピングモータ52、近接方
向センサ56および遠方方向センサ57と各々電気的に
接続され、駆動信号、センサ信号のためのコントローラ
2とのインターフェースとなっている。
【0037】ズーム部19の右側面部には、ズーム電動
駆動手段が構成されており、いずれも不図示のズーム部
ステッピングモータと、フォトインタラプタなどからな
る望遠方向センサと、広角方向センサ等を有している。
また、ズーム部19には、ズーム部コネクタ60が設け
られている。このズーム部コネクタ60は、以下不図示
のケーブルによってズーム部、ステッピンググモータ、
望遠方向センサおよび広角方向センサと各々電気的に接
続され、駆動信号、センサ信号のためのコントローラ2
とのインターフェースとなっている。
【0038】図6は、制御部であるコントローラ2の概
略構成を示している。
【0039】この場合、コントローラ2は、マイクロコ
ンピュータ2aを有し、このマイクロコンピュータ2a
は、本装置の全体制御を司るもので、制御プログラムを
格納するROM2b、制御プログラムの変数データを確
保するRAM2c、各種の設定情報を記憶する不揮発メ
モリ2dと、DIP−SW2e、外部インターフェース
コネクタ2fが接続されている。
【0040】マイクロコンピュータ2aには、焦準部モ
ータドライバ2gが接続され、この焦準部モータドライ
バ2gには、焦準部制御コネクタ2hが接続されてい
る。そして、マイクロコンピュータ2aには、焦準部コ
ネクタ59に接続するケーブル3が接続され、このケー
ブル3に接続される焦準部制御コネクタ2h、焦準部モ
ータドライバ2gを介して焦準部ステッピングモータ5
2を駆動し、また、近接方向センサ56と、遠方方向セ
ンサ57を読み込むことが可能となっている。
【0041】さらに、マイクロコンピュータ2aには、
ズーム部モータドライバ2iが接続され、このズーム部
モータドライバ2iには、ズーム部制御コネクタ2jが
接続されている。そして、マイクロコンピュータ2aに
は、ズーム部コネクタ60に接続するケーブル3と、こ
のケーブル3に接続されるズーム部制御コネクタ2j、
ズーム部モータドライバ2iを介して、以下、図示しな
いズーム部ステッピングモータを駆動し、また、望遠方
向センサと、広角方向センサを読み込むことが可能とな
っている。
【0042】マイクロコンピュータ2aは、ケーブル4
を介して、操作入力部5が接続されている。
【0043】図7は、操作入力部5の概略構成を示して
いる。
【0044】この場合、操作入力部5は、焦準遠方方向
ボタン(以降、FFボタンという)5a、焦準近接方向ボ
タン(以降、FNボタンという)5b、ズーム望遠方向ボ
タン(以降、ZTボタンという)5cと、ズーム広角方向
ボタン(以降、ZWボタンという)5dを有している。上
述したマイクロコンピュータ2aは、これらFFボタ
ン、FNボタン、ZTボタン、ZWボタンの操作状態を
読み込むことが可能となっている。
【0045】次に、このように構成した実施の形態の動
作を図8に示すフローチャートに従い説明する。
【0046】まず、操作入力部5のいずれのボタンも操
作されない場合を説明する。この場合、ステップ801
で、FFボタン判定は、Noとなり、ステップ802へ
進むが、このステップ802でも、FNボタン判定は、
Noとなり、ステップ803に進む。また、ステップ8
03での、ZTボタン判定は、Noとなり、ステップ8
04に進むが、このステップ804でも、ZWボタン判
定は、Noとなり、ステップ801に戻る。以降、いず
れのボタンも操作されない場合、この動作を繰返す。
【0047】次に、いずれかのボタンが操作された場合
の動作を示す。
【0048】ここでは、一例として、操作入力部5で、
FFボタンが操作された場合について説明する。
【0049】いま、FFボタンが押し操作されると、ス
テップ801で、FFボタン判定は、Yesとなり、図
9のへ進む。なお、図9では、遠方方向センサ57を
FARセンサと略記している。
【0050】まず、ステップ901では、焦準部13の
遠方方向への駆動に先立って、FARセンサを読み込
み、焦準の遠方方向への移動が可能か判定する。すなわ
ち、焦準部13を含む鏡体14が遠方方向端に位置して
いて、遮光板58が、遠方方向センサ57を遮光してい
ないかを判定する。焦準部13を含む鏡体14が遠方方
向端に位置している場合、遠方方向センサ57は、on
となり、鏡体14をこれ以上遠方方向へ移動することは
できないため、ステップ901でのFARセンサ判定
は、Yesとなり、図8の(E)へ戻る。
【0051】一方、焦準部13を含む鏡体14が遠方方
向端に位置していない場合、遠方方向センサ57は、o
ffとなり、鏡体14を遠方方向へ移動することができ
る。すると、ステップ901でのFARセンサ判定は、
Noとなり、ステップ902に進む。
【0052】ステップ902では、マイクロコンピュー
タ2aからの移動方向、移動量を含む駆動信号が、焦準
部モータドライバ2gへ出力され、この駆動信号は、焦
準部モータドライバ2gにより、例えば、8分割マイク
ロステップ方式のモータ駆動パルス信号に変換され、焦
準部制御コネクタ2h、ケーブル3および焦準部コネク
タ59を経て、焦準部ステッピングモータ52に印加さ
れる。
【0053】すると、焦準部ステッピングモータ52の
モータ軸は、図4に示すCW方向(時計方向)へ回転し、
この回転は、減速歯車53、54、55を経て減速さ
れ、微動軸32に伝わる。微動軸32は、図4に示すC
W方向(時計方向)へ回転し、これにより、図3に示す共
軸焦準機構において、歯車32aが回転し、この歯車3
2aの回転が、歯車39aから順次減速歯車39、4
0、41へと減速伝達され、歯車41bと噛合つている
歯車28を通じてピニオン軸27に伝わり、ピニオン2
6が回転する。すると、ピニオン26の回転とともに、
支柱12に固定されたラック12aに沿って焦準部13
を含む鏡体14が遠方方向(図4の上方向)へ移動する。
【0054】次に、ステップ903では、FFボタンの
放し(off)操作を判定する。FFボタンが放されて
いれば、判定は、Yesとなり、ステップ904に進
む。ステップ904では、マイクロコンピュータ2aか
ら出力されている駆動信号が停止し、焦準部ステッピン
グモータ52も停止する。これによって、焦準部13を
含む鏡体14の支柱12に沿った遠方方向(図4の上方
向)への移動が停止し、図8の(E)へ戻る。
【0055】一方、ステップ903でFFボタンが押し
操作され続けているなら、判定は、Noとなり、ステッ
プ905に進む。ステップ905では、焦準部13を含
む鏡体14が遠方方向端を超えて、移動することを防ぐ
ために、FARセンサを読み込む。ここで、焦準部13
を含む鏡体14が遠方方向端に達していれば、FARセ
ンサ判定は、Yesとなり、ステップ906に進み、マ
イクロコンピュータ2aから出力されている駆動信号が
停止し、焦準部ステッピングモータ52も停止し、これ
によって、焦準部13を含む鏡体14が支柱12に沿っ
た遠方方向(図4の上方向)への移動が停止し、図8の
(E)へ戻る。
【0056】一方、焦準部13を含む鏡体14が遠方方
向端に達していなければ、FARセンサ判定は、Noと
なり、ステップ903に戻される。
【0057】これ以降、FFボタンを放されないか、す
なわち、ステップ903でのFFボタンの放し操作判定
でYesとならないか、あるいは、焦準部13を含む鏡
体14が遠方方向端に達したか、すなわち、ステップ9
05でのFARセンサ判定でYesとならない限り、ス
テップ903とステップ904の動作を繰返すようにな
る。
【0058】一方、FNボタンが操作された場合の動作
は、図10に示す以降のステップ1001〜ステップ
1006の動作が実行されるが、これらステップ100
1〜ステップ1006までの動作は、上述した図9に示
すステップ901〜ステップ906までの動作と同様で
あるので、ここでは、図示のみで説明は省略する。
【0059】また、図8に示すZTボタン操作に対応し
た以降の動作およびZWボタン操作に対応した以降
の動作は、上述したFFボタン操作に対応した図9の
以降の動作、FNボタン操作に対応した図10の以降
の動作とそれぞれ同様なので、ここでの説明は省略す
る。
【0060】従って、このような構成によれば、実体顕
微鏡の焦準操作について、微動操作を電動により駆動す
るようにしているので、モータ軸からの減速比を高くと
れ、より小型で安価なモータを使用することができる。
この結果、電動実体顕微鏡自体を、より小型に構成する
ことが可能であり、机上作業面積の縮小に貢献できると
ともに、価格的に安価なものが実現できる。
【0061】また、実体顕微鏡の焦準操作の大半を占め
る微動操作は、手元の操作入力部5より簡単なボタン操
作で行え、観察作業者は、より自然な姿勢にて、観察作
業、関連作業を行うことが可能になるので、長時間の使
用でも疲労の少ない電動実体顕微鏡を実現できる。
【0062】さらに、粗動操作が必要な場合は、従来の
実体顕微鏡と同様に、粗動焦準ハンドルを手動操作する
ことで迅速に焦準が行え、この結果として極めて細かい
微動操作と、迅速な粗動操作を両立した、操作性の高い
電動実体顕微鏡を実現することができる。
【0063】(第2の実施の形態)次に、本発明の第2の
実施形態を説明する。
【0064】この第2の実施形態の構成は、上述した第
1の実施の形態の図1乃至図7の構成と同様なので、こ
れら図面を援用するものとする。
【0065】このような第2の実施形態でも、図8に示
すフローチャートが実行される。まず、操作入力部5の
いずれのボタンも操作されない場合を説明する。この場
合、ステップ801で、FFボタン判定は、Noとな
り、ステップ802へ進むが、このステップ802での
FNボタン判定は、Noとなり、ステップ803に進
む。また、ステップ803でのZTボタン判定は、No
となり、ステップ804に進むが、このステップ804
でもZWボタン判定は、Noとなり、ステップ801に
戻る。以降、いずれのボタンも操作されない場合、この
動作を繰返す。
【0066】次に、いずれかのボタンが操作された場合
の動作を示す。
【0067】ここで、一例として、操作入力部5でFF
ボタンが操作された場合について説明する。
【0068】いま、FFボタンが押し操作されると、ス
テップ801で、FFボタン判定は、Yesとなり、図
11のへ進む。なお、図11でも、遠方方向センサ5
7をFARセンサと略記している。
【0069】まず、ステップ1101では、焦準部13
の遠方方向への駆動に先立って、FARセンサを読み込
み、焦準の遠方方向への移動が可能か判定する。すなわ
ち、焦準部13を含む鏡体14が遠方方向端に位置して
いて、遮光板58が、遠方方向センサ57を遮光してい
ないかを判定する。焦準部13を含む鏡体14が遠方方
向端に位置している場合、遠方方向センサ57は、on
となり、鏡体14をこれ以上遠方方向へ移動することは
できないため、ステップ1101でのFARセンサ判定
は、Yesとなり、図8の(E)へ戻る。
【0070】一方、焦準部13を含む鏡体14が遠方方
向端に位置していない場合、遠方方向センサ57は、0
ffとなり、鏡体14を遠方方向へ移動することができ
る。すると、ステップ1101で、FARセンサ判定
は、Noとなり、ステップ1102に進む。
【0071】ステップ1102では、マイクロコンピュ
ータ2aからモータ励磁on信号が、焦準部モータドラ
イバ2gへ出力され、この焦準部モータドライバ2gを
介して、焦準部制御コネクタ2h、ケーブル3および焦
準部コネクタ59を経て、焦準部ステッピングモータ5
2に伝わり、このモータ励磁on信号を受けて、焦準部
ステッピングモータ52は、励磁がonとなる。
【0072】次に、ステップ1103では、マイクロコ
ンピュータ2aからの移動方向、移動量を含む駆動信号
が、焦準部モータドライバ2gへ出力され、この駆動信
号は、焦準部モータドライバ2gにより、例えば、8分
割マイクロステップ方式のモータ駆動パルス信号に変換
され、焦準部制御コネクタ2h、ケーブル3および焦準
部コネクタ59を経て、焦準部ステッピングモータ52
に印加される。
【0073】すると、焦準部ステッピングモータ52の
モータ軸は、図4に示すCW方向(時計方向)へ回転し、
この回転は、減速歯車53、54、55を経て減速さ
れ、微動軸32に伝わる。微動軸32は、図4に示すC
W方向(時計方向)へ回転し、これにより、図3に示す共
軸焦準機構において、歯車32aが回転し、この歯車3
2aの回転が、歯車39aから順次減速歯車39、4
0、41へと減速伝達され、歯車41bと噛合つている
歯車28を通じてピニオン軸27に伝わり、ピニオン2
6が回転する。すると、ピニオン26の回転とともに、
支柱12に固定されたラック12aに沿って焦準部13
を含む鏡体14が遠方方向(図4の上方向)へ移動する。
【0074】次に、ステップ1104では、FFボタン
の放し(off)操作を判定する。FFボタンが放され
ていれば、判定は、Yesとなり、ステップ1105へ
進む。ステップ1105では、マイクロコンピュータ2
aから出力されている駆動信号が停止し、焦準部ステッ
ピングモータ52も停止する。これによって、焦準部1
3を含む鏡体14の支柱12に沿った遠方方向(図4の
上方向)への移動が停止される。
【0075】次いで、ステップ1106では、マイクロ
コンピュータ2aは、図13に示すように、あらかじめ
ROM2bに記憶されている移動量リストから、焦準部
遠方方向の移動量として、移動量d1を読み出し、駆動
信号(移動方向:遠方方向、移動量:d1)を焦準部モー
タドライバ2gへ出力する。この駆動信号は、焦準部モ
ータドライバ2gにより、たとえば、8分割マイクロス
テップ方式のモータ駆動パルス信号に変換され、焦準部
制御コネクタ2h、ケーブル3および焦準部コネクタ5
9を経て、焦準部ステッピングモータ52に印加され
る。これにより、焦準部13を含む鏡体14は、支柱1
2に沿って遠方方向(図4の上方向)へ移動量d1だけ移
動する。
【0076】次に、ステップ1107で、駆動終了を判
定する。この場合、マイクロコンピュータ2aは、焦準
部モータドライバ2gから、ドライブ状態信号を読み取
る。そして、このドライブ状態信号が駆動終了でなけれ
ば、ステップ1107での判定は、Noとなり、再度、
ドライブ状態信号を読み込み、判定する。すなわち、駆
動終了となるまでステップむ1107の動作を繰返す。
その後、駆動終了になると、ドライブ状態信号は駆動終
了を示しステップ1107の駆動終了判定は、Yesと
なり、ステップ1108に進む。
【0077】ステップ1108では、マイクロコンピュ
ータ2aからモータ励磁off信号が、焦準部モータド
ライバ2gへ出力され、この焦準部モータドライバ2g
を介して、焦準部制御コネクタ2h、ケーブル3および
焦準部コネクタ59を経て、焦準部ステッピングモータ
52に伝わり、このモータ励磁off信号を受けて、焦
準部ステッピングモータ52は、励磁がoffとなる。
これにより、その後は、微動ハンドル13aの手動操作
による微動操作も可能となる。そして、この励磁をof
fした後は、図8の(E)へ戻る。
【0078】一方、ステップ1104でのFFボタンの
放し操作判定で、FFボタンが放されていなければ、判
定は、Noとなり、ステップ1109へ進む。
【0079】ステップ1109では、焦準部13を含む
鏡体14が遠方方向端を超えて、移動することを防ぐた
めに、FARセンサを読み込む。ここで、焦準部13を
含む鏡体14が遠方方向端に達していれば、FARセン
サ判定は、Yesとなり、ステップ1110に進む。
【0080】ステップ1110では、マイクロコンピュ
ータ2aから出力されている駆動信号が停止し、焦準部
ステッピングモータ52も停止する。これによって、焦
準部13を含む鏡体14の支柱12に沿った遠方方向
(図4の上方向)への移動が停止される。
【0081】次いで、ステップ1111では、マイクロ
コンピュータ2aは、図13に示すように、あらかじめ
ROM2bに記憶されている移動量リストから、焦準部
遠方方向の移動量として、移動量d1を読み出し、駆動
信号(移動方向:遠方方向、移動量:d1)を焦準部モー
タドライバ2gへ出力する。この駆動信号は、焦準部モ
ータドライバ2gにより、たとえば、8分割マイクロス
テップ方式のモータ駆動パルス信号に変換され、焦準部
制御コネクタ2h、ケーブル3および焦準部コネクタ5
9を経て、焦準部ステッピングモータ52に印加され
る。これにより、焦準部13を含む鏡体14は、支柱1
2に沿って遠方方向(図4の上方向)へ移動量d1だけ移
動する。
【0082】ステップ1112では、駆動終了を判定す
る。この場合、マイクロコンピュータ2aは、焦準部モ
ータドライバ2gから、ドライブ状態信号を読み取る。
そして、このドライブ状態信号が駆動終了でなければ、
ステップ1112での判定は、Noとなり、再度、ドラ
イブ状態信号を読み込み、判定する。すなわち、駆動終
了となるまでステップ1112の動作を繰返す。その
後、駆動終了になると、ドライブ状態信号は駆動終了を
示しステップ1112での駆動終了判定は、Yesとな
り、ステップ1113に進む。
【0083】ステップ1113では、マイクロコンピュ
ータ2aからモータ励磁off信号が、焦準部モータド
ライバ2gへ出力され、この焦準部モータドライバ2g
を介して、焦準部制御コネクタ2h、ケーブル3および
焦準部コネクタ59を経て、焦準部ステッピングモータ
52に伝わり、このモータ励磁off信号を受けて、焦
準部ステッピングモータ52は、励磁がoffとなる。
これにより、その後は、微動ハンドル13aの手動操作
による微動操作も可能となる。そして、この励磁をof
fした後は、図8の(E)に戻る。
【0084】ステップ1109で、焦準部13を含む鏡
体14が遠方方向端に達していなければ、FARセンサ
判定は、Noとなり、ステップ1104に戻る。
【0085】これ以降、FFボタンを放されないか、す
なわち、ステップ1104でのFFボタンの放し操作判
定でYesとならないか、あるいは、焦準部13を含む
鏡体14が遠方方向端に達したか、すなわち、ステップ
1109でのFARセンサ判定でYesとならない限
り、ステップ1104とステップ1109の動作を繰返
すようになる。
【0086】一方、FNボタンが操作された場合の動作
は、図12に示す以降のステップ1201〜ステップ
1213の動作が実行されるが、これらステップ120
1〜ステップ1213までの動作は、上述した図11に
示すステップ1101〜ステップ1113までの動作と
同様であるので、ここでは、図示のみで説明は省略す
る。この場合、上述と相違する点は、マイクロコンピュ
ータ2aは、図13に示す、あらかじめROM2bに記
憶されている移動量リストから、焦準部近接方向の移動
量として、移動量d2を読み出し、駆動信号として焦準
部ステッピングモータ52に印加し、焦準部13を、焦
準部近接方向と反対側に、あらかじめ設定された移動量
d2だけ駆動した後、焦準部ステッピングモータ52の
励磁を切るようになる。
【0087】なお、図8に示すZTボタン操作に対応し
た以降の動作およびZWボタン操作に対応した以降
の動作は、上述したFFボタン操作に対応した図11の
以降の動作、FNボタン操作に対応した図12の以
降の動作とそれぞれ同様なので、ここでの説明は省略す
る。
【0088】従って、このような構成によれば、焦準部
13の遠方方向駆動終了時は、あらかじめ設定された移
動量d1だけ、さらに同方向へ駆動し、その後、焦準部
ステッピングモータ52の励磁を切るようにしたので、
停止時の焦準部13を含む鏡体14の自重による降下分
を補正でき、操作入力部5での微動操作による所望の焦
準位置を正確に維持することができる。また、焦準部1
3の近接方向駆動終了時については、焦準部13を、あ
らかじめ設定された移動量d2だけ逆方向に駆動し、そ
の後、焦準部ステッピングモータ52の励磁を切るよう
にすることで、停止時の焦準部13を含む鏡体14の自
重による降下分を補正でき、上述と同様な効果を得るこ
とができる。
【0089】また、TVカメラなどの拡張光学機器を鏡
体14に装着したような場合、鏡体14に加わる荷重を
軽減するため、べ一スに固定したカウンタバネなどを用
いて鏡体14全体を上方へ引き上げるようにしている
が、この場合、焦準部13の近接方向駆動終了時に、あ
らかじめ設定された移動量だけ、さらに同方向へ駆動
し、その後、焦準部ステッピングモータ52の励磁を切
るようにすれば、カウンタバネなどによる焦準部13を
含む鏡体14の上昇分を補正でき、操作入力部5の微動
操作による所望の焦準位置を正確に維持することができ
る。
【0090】さらに、電動での駆動終了の都度、焦準部
ステッピングモータ52の励磁を切るようにしているの
で、微動ハンドルの手動操作による微動操作も併用で
き、さらに使い勝手の良い、操作性の高い電動実体顕微
鏡を実現することができる。
【0091】なお、上述したステップ1106およびス
テップ1111で用いられる移動量d1は、ROM2b
からの読み込みにのみ限定されず、不揮発メモリ2dか
ら読み込むことも、あるいは、DIP−SW2eの設定
を読み込むことで行っても良い。この場合、不揮発メモ
リ2dから読み込む場合、例えば、外部インターフェー
スコネクタ2fを介して、図示しないパーソナルコンピ
ュータ(PC)などのHostから、観察作業者が、そ
の作業環境、作業状況に応じて、最適な移動量d1を決
定し、不揮発メモリ2dに記憶させることが可能とな
り、電動実体顕微鏡の幅広い使われ方に、簡単に、しか
も柔軟に対応することができる。
【0092】(変形例)上述した第1および第2の実施の
形態では、電動による焦準部13を含む鏡体14の駆動
範囲を制限するため、たとえば、近接方向センサ56と
遠方方向センサ57を設けているが、これに限定するも
のでなく、図3に示すような共軸焦準機構を採用してい
ることから、駆動範囲をセンサにより制限するのではな
く、機械的終端(メカストップ)により制限する構成も可
能である。このようにすれば、近接方向センサ56およ
び遠方方向センサ57などのセンサやこれに関連するケ
ーブル等を省略することができるので、さらに価格的に
安価な電動実体顕微鏡を実現できる。
【0093】その他、本発明は、上記実施の形態に限定
されるものでなく、実施段階では、その要旨を変更しな
い範囲で種々変形することが可能である。
【0094】さらに、上記実施の形態には、種々の段階
の発明が含まれており、開示されている複数の構成要件
における適宜な組み合わせにより種々の発明が抽出でき
る。例えば、実施の形態に示されている全構成要件から
幾つかの構成要件が削除されても、発明が解決しようと
する課題の欄で述べた課題を解決でき、発明の効果の欄
で述べられている効果が得られる場合には、この構成要
件が削除された構成が発明として抽出できる。
【0095】
【発明の効果】以上述べたように本発明によれば、実際
の観察操作に即して使い勝手がよく、且つ構成が簡単で
価格的にも安価な電動実体顕微鏡を提供できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施の形態が適用される電動実
体顕微鏡の全体構成図。
【図2】第1の実施の形態に用いられる実体顕微鏡本体
の概略構成を示す図。
【図3】第1の実施の形態に用いられる粗微動共軸焦準
機構の概略構成を示す図。
【図4】第1の実施の形態に用いられる焦準電動駆動手
段の概略構成を示す図。
【図5】第1の実施の形態に用いられる焦準電動駆動手
段の概略構成を示す図。
【図6】第1の実施の形態に用いられるコントローラの
概略構成を示す図。
【図7】第1の実施の形態に用いられる操作入力部の概
略構成を示す図。
【図8】第1の実施の形態の動作を説明するためのフロ
ーチャート。
【図9】第1の実施の形態の動作を説明するためのフロ
ーチャート。
【図10】第1の実施の形態の動作を説明するためのフ
ローチャート。
【図11】本発明の第2の実施の形態の動作を説明する
ためのフローチャート。
【図12】第2の実施の形態の動作を説明するためのフ
ローチャート。
【図13】第2の実施の形態に用いられる移動量のリス
ト例を示す図。
【符号の説明】
1…実体顕微鏡本体 2…コントローラ 2a…マイクロコンピュータ 2b…ROM 2c…RAM 2d…不揮発メモリ 2e…DIP−SW 2f…外部インターフェースコネクタ 2g…焦準部モータドライバ 2h…焦準部制御コネクタ 2i…ズーム部モータドライバ 2j…ズーム部制御コネクタ 3、4…ケーブル 5…操作入力部 11…ベース 12…支柱 12a…ラック 13…焦準部 13a…微動ハンドル 13b…粗動ハンドル 14…鏡体 15…鏡筒 16…対物レンズ 17…ズーム部コネクタ 18…ズームハンドル 19…ズーム部 21…オス型レース 23…メス型レース 24…ボール 25…ピニオン軸受 26…ピニオン 27…ピニオン軸 28…歯車 29…連結軸 30、31…粗動ハンドル 30a…軸受 31a…軸受 32…微動軸 32a…歯車 33、34…微動ハンドル 35…摩擦調整リング 36…バネ 37、38…歯車受け 39、40、41…減速歯車 39a、40a、41a…大歯車 39b、40b、41b…小歯車 42…バネ 51…モータ支持部材 52…焦準部ステッピングモータ 53、54、55…減速歯車 54a…小歯車 54b…大歯車 56…近接方向センサ 57…遠方方向センサ 58…遮光板 59…焦準部コネクタ 60…ズーム部コネクタ

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 直立して設けられた支柱に対し、焦準部
    を有する鏡体を前記支柱に沿って上下動可能に設けた電
    動実体顕微鏡において、 前記焦準部は、前記鏡体を前記支柱に沿って上下に駆動
    させる駆動手段、前記駆動手段を直接操作する粗動操作
    手段および前記駆動手段を減速手段を介して微動操作す
    る微動操作手段を有し、 前記微動操作手段による前記駆動手段の微動操作を電動
    により駆動する電動手段を有することを特徴とする電動
    実体顕微鏡。
  2. 【請求項2】 前記焦準部は、中空のピニオン軸、前記
    ピニオン軸の中空部に回転可能に配置される微動軸、前
    記微動軸の回転を減速して前記ピニオン軸に伝達する減
    速機構および前記ピニオン軸の回転により前記鏡体を前
    記支柱に沿って上下動させるピニオンとラックを有し、 前記電動手段は、前記微動軸を電動により回転駆動する
    ことを特徴とする請求項1記載の電動実体顕微鏡。
  3. 【請求項3】 前記電動手段は、駆動停止指示の後、さ
    らに所定方向に所定量だけ駆動することを特徴とする請
    求項1または2記載の電動実体顕微鏡。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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CN109491297A (zh) * 2018-12-12 2019-03-19 湖南爱威医疗科技有限公司 显微镜图片采集方法及系统

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