JPH0614177Y2 - 可変焦点レンズの駆動装置 - Google Patents

可変焦点レンズの駆動装置

Info

Publication number
JPH0614177Y2
JPH0614177Y2 JP1987199789U JP19978987U JPH0614177Y2 JP H0614177 Y2 JPH0614177 Y2 JP H0614177Y2 JP 1987199789 U JP1987199789 U JP 1987199789U JP 19978987 U JP19978987 U JP 19978987U JP H0614177 Y2 JPH0614177 Y2 JP H0614177Y2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
group
frame
lens barrel
lens
optical axis
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Lifetime
Application number
JP1987199789U
Other languages
English (en)
Other versions
JPH01105915U (ja
Inventor
育也 鶴川
耕作 沢辺
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Ricoh Co Ltd
Original Assignee
Ricoh Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Ricoh Co Ltd filed Critical Ricoh Co Ltd
Priority to JP1987199789U priority Critical patent/JPH0614177Y2/ja
Priority to US07/287,851 priority patent/US4950061A/en
Publication of JPH01105915U publication Critical patent/JPH01105915U/ja
Application granted granted Critical
Publication of JPH0614177Y2 publication Critical patent/JPH0614177Y2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Lifetime legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Lens Barrels (AREA)
  • Structure And Mechanism Of Cameras (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 (a)技術分野 本考案は、可変焦点レンズの駆動装置に関し、より詳細
には、同一光軸上に少なくとも第1のレンズ群および第
2のレンズ群が配設され、該第1のレンズ群を合焦レン
ズとする可変焦点光学系から成る可変焦点レンズの焦点
距離を変化させるべく上記第1および第2のレンズ群を
それぞれ駆動する可変焦点レンズの駆動装置に関するも
のである。
(b)従来技術 近年、カメラの電子化・電動化が進み、モータ等の駆動
により、ワンタッチ操作で撮影光学系の焦点距離を複数
に、あるいは無段階に設定(変更)し得る、いわゆる可
変焦点レンズが多数提案されているが、従来より、カム
溝が穿設されたカムリングの回転によって該カム溝に摺
動可能に嵌合したカムピンが植設されたレンズ枠を光軸
方向に駆動(移動)して焦点距離を変化させるように構
成したものが一般的である。
しかし、このような従来装置は、構成が比較的簡略であ
るという利点があるものの、カムリングに高い加工精度
が要求されるため製作コストが高くつく上、カムリング
の光軸方向の長さを短縮することができず、結果的に鏡
胴のコンパクト性に欠けるという問題があった。
また、特開昭60−79314号公報に開示されている
ように、上記カムリングの代りに1本の駆動ねじによっ
てレンズ枠の光軸方向に駆動するものもあるが、レンズ
枠の一部分に駆動力が集中されるため、レンズ枠の移動
が円滑に行われ難いという問題があるばかりでなく、レ
ンズ枠が傾き、光軸に垂直であるべきレンズの垂直性が
保持できず、所期の光学性能を発揮し得なくなるという
問題があった。
(c)目的 本考案は、上述の事情に鑑みてなされたもので、その目
的とするところは、収納時にあっては小型でありながら
比較的広い範囲にわたって迅速に且つ高精度で焦点距離
を変えることができ、特に、相対的に移動する固定枠と
鏡胴枠の間および鏡胴枠と第1群枠の間における機械的
な遊び(いわゆる機械的ガタ)を実質的に無くし得、且
つ光軸に対し本来直角であるべき部材を略直角に維持し
た状態で鏡胴枠および第1群枠を円滑に移動させ得ると
共に、変倍駆動時の弾性部材の付勢に伴うモータの総負
荷を安定化させることができ、その上、機械加工が容易
で安価に製作し得る可変焦点レンズの駆動装置を提供す
ることにある。
(d)構成 本考案は、上述の目的を達成するために、同一光軸上に
少なくとも第1のレンズ群および第2のレンズ群が配設
され、該第1のレンズ群を合焦レンズとする可変焦点光
学系から成る可変焦点レンズの焦点距離を変化させるべ
く上記第1および第2のレンズ群をそれぞれ駆動する可
変焦点レンズの駆動装置において、カメラ等の光学装置
の不動部に固定される固定枠と、この固定枠に上記光軸
に沿って移動可能に支持される鏡胴枠と、上記第1のレ
ンズ群を合焦作動可能なるように支持した状態で上記鏡
胴枠に上記光軸に対して平行移動可能に支持される第1
群枠と、上記第2レンズ群を固定支持した状態で上記第
1群枠に上記光軸に平行移動可能に支持され該第1群枠
の移動に伴って所定の関係で連動する第2群枠と、上記
変倍動作を行うための駆動源となるモータ等の駆動部
と、この駆動部からの駆動力を伝達する伝達機構部と、
この伝達機構部から上記駆動力が伝達され上記鏡胴枠お
よび上記第1群枠を別個にそれぞれ光軸方向に二重に駆
動する少なくとも3本の鏡胴駆動ねじおよび少なくとも
3本の第1群駆動ねじと、上記固定枠と上記鏡胴枠との
間に付勢された状態で介挿された第1の弾性部材と、上
記鏡胴枠と上記第1群枠との間に付勢された状態で介挿
された第2の弾性部材とを具備し、変倍駆動時の付勢力
の作用方向を互いに逆になるように配設してなる上記第
1の弾性部材および上記第2の弾性部材の上記それぞれ
の付勢力により上記固定枠と上記鏡胴枠の間および上記
鏡胴枠と第1群枠の間にそれぞれ存在する機械的な遊び
を実質的に無くすと共に上記鏡胴枠および上記第1群枠
を光軸に対し直角に維持した状態で円滑に移動し得るよ
うに構成したことを特徴とするものである。
以下、本考案の実施例を添付図面に基づいて具体的に説
明する。
第1図は、本考案に係る可変焦点レンズの駆動装置の一
実施例の全体構成を一部破断して示す斜視図である。
第1図において、1はカメラ等の不動部(例えば前板)
に固定される固定枠、3はこの固定枠1の略中心を貫く
光軸、1aおよび1bはそれぞれこの固定枠1の被写体
側およびフィルム面側(いずれも図示せず)端部に上記
光軸3に略直角に設けられた前方板および後方板、1c
および1dはそれぞれこれら前方板1aおよび後方板1
bが矩形状に繰抜かれて成り、後述する鏡胴枠を挿通
(進退)させる前方窓および撮影光束を通過させる後方
窓である。
2は上記光軸3上のこの後方窓1dの位置に配設され、
上下および左右の周縁部が光軸3に平行な平面となるよ
うに摺り落された第3レンズである。
4は上記固定枠1の内方に配設され、上記光軸3に沿っ
て移動可能に支持される上述した鏡胴枠、4a〜4cは
いずれもこの鏡胴枠4を構成し、このうち4aはその中
心が光軸と一致した状態で配設された箱状を呈する鏡
胴、4bはこの鏡胴4aの光軸3に直交する断面(横断
面)よりも少し大きい板状部材より成り、該鏡胴4aの
後端部に上記光軸3に略直角に連設された鏡胴第1基
板、4cはこの鏡胴第1基板4bの後方にわずかな距離
を保持して該鏡胴第1基板4bとほぼ同様に形成された
鏡胴第2基板で、以下、これら鏡胴第1基板4bおよび
鏡胴第2基板4cを一括して鏡胴基板4dと呼ぶことが
ある。
5は上記光軸3上の被写体(図示せず)に最も近い側に
配設された第1のレンズ群としての第1レンズ群、5a
はこの第1レンズ群5を固定支持する円筒状の第1レン
ズ枠である。6はその内方に上記第1レンズ枠5aを支
持した状態で上記鏡胴枠4内に、上記光軸3に対して平
行移動可能に支持される第1群枠、6a,6bおよび6
cはこの第1群枠6を構成し、このうち、6aは光軸3
に沿う長方形で横断面が矩形状を呈する筒部、6bはこ
の筒部6aの後端部に連設され、その筒部6aの横断面
よりわずかに大きい面積の板状部材より成る第1群基
板、6cはこの第1群基板6bの縁部から後方に向けて
略直角に連接されるギア支持部である。
尚、第1レンズ群5(第1レンズ枠5a)は、第1群枠
6の移動に対して一体的に移動し、一方、第1群枠6の
内部に配設された合焦機構部(図示せず)によって第1
群枠6とは独立的に移動して合焦用レンズの役目を果す
ように構成されている。
7は上記光軸3上の上記第1レンズ群5の後方に配設さ
れた第2のレンズ群としての第2レンズ群、7aはこの
第2レンズ群7を光軸3と同軸上に固定支持する円筒状
の第2群枠、7bはこの第2群枠7a外周上に光軸3と
略直角方向に向けて植設され、後述するカム面と当接す
るカムピン、7cは同様に第2群枠7aの外周上に付設
され、第2群枠7aの回転を阻止し、光軸3方向の移動
を案内するフォーク状部を有する摺動子、7dは同じく
第2群枠7aの外周上に植設されたばね掛け、8は上記
第1群枠6(詳しくは第1群基板6b)に固定され、上
記摺動子7cのフォーク状部と摺動可能に嵌合する棒状
の第2群枠ガイド、9は両端開口の筒状部材より成り、
内周に上記第2群枠7aが嵌入された状態で、外周が上
記第1群基板6bの中央部に設けられた中空の軸受部に
嵌入され、しかも光軸3方向に移動することなく光軸3
を中心に回動可能に支持される第2群枠カム、9aはこ
の第2群枠カム9の前端縁に設けられ上記カムピン7b
と摺接するカム面、9bは上記第2群枠カム9の後端部
に固定されたクラウンギアである。10aおよび10b
は引張力が付与されて上記カムピン7bおよびばね掛け
7dと第1群基板6b間に掛けわたされた第2群ばねで
ある。
11は駆動部としてのモータ、12はモータ11の原動
ギア11aに駆動され、減速ギア12a,12bより成
る減速ギア列、13は中央部に小判形状の孔を有し、減
速ギア列12を介してモータ11によって駆動される駆
動ギア、13aは鏡胴基板4dに穿設された軸受孔に挿
通された状態で両端部がそれぞれ上記固定枠1の前方板
1aおよび後方板1bで回転自在に軸支され、後方板1
bの後方の端部に上記駆動ギア13の上記小判孔が嵌入
固定される断面小判形状の光軸3に平行な棒状部材より
成る駆動軸である。13bは鏡胴第1基板4bと鏡胴第
2基板4cとの間に挟まれ、小判形状の挿通孔を有しこ
の挿通孔に上記駆動軸13aが挿通され、該駆動軸13
aの回転力が伝達されると共に後述する駆動ねじのねじ
作用を受けて光軸3方向に上記鏡胴基板4dと一体的に
移動し得るようにされた移動ギアである。
14a,14b,14c,15,16a,16b,16
c,17a,17b,17cは、いずれも鏡胴第1基板
4bと鏡胴第2基板4cとの間に回転自在に挟まれたギ
アで、このうち、14a,14bおよび14cは、共に
その両端面のうち前方側の面に小さな径のギアが一体的
に連設された2段ギアであり、16a,16b,16
c,17a,17b,17cは、中央部に穿設された孔
に雌ねじが螺設されている。そして、14aは移動ギア
13bと噛合する伝達ギア、15はこの伝達ギア14a
に噛合し、中央部に撮影光束が通過し得るように大きな
円環状の孔が穿設された円環ギア、14bおよび14c
はこの円環ギア15にそれぞれ噛合する伝達ギア、16
a,16b,16cはそれぞれ上記伝達ギア14a,1
4b,14cが有する径の小さな歯車と噛合する第1群
駆動ギア、17a,17b,17cはそれぞれ上記伝達
ギア14a,14b,14cと噛合する鏡胴駆動ギアで
ある。
尚、以下、上記伝達ギア14a,14b,14cをまと
めて伝達ギア14、上記第1群駆動ギア16a,16
b,16cをまとめて第1群駆動ギア16、鏡胴駆動ギ
ア17a,17b,17cをまとめて鏡胴駆動ギア17
と呼ぶ場合がある。また、これら伝達ギア14、円環ギ
ア15、鏡胴駆動ギア17および第1群駆動ギア16を
もって伝達機構部を構成している。
18は端部18aおよび18bがそれぞれ不回転に且つ
少しのガタを有して後方板1bおよび前方板1aの周縁
部に支持され、略全長にわたって例えば右ねじが螺設さ
れて鏡胴駆動ギア17aの上記雌ねじと螺合する光軸3
に平行な鏡胴駆動ねじ、19は同様にそれぞれの端部1
9a,19bが固定枠1に不回転に支持され、鏡胴駆動
ギア17bの雌ねじに螺合する鏡胴駆動ねじ、また20
も同様に鏡胴駆動ギア17cの雌ねじに螺合する鏡胴駆
動ねじ、21,22および23はそれぞれ前端部が第1
群基板6bの周縁部において、不回転でありながら少し
のガタを有し、且つ該第1群基板6bから離脱すること
なく支持され、略全長にわたって例えば左ねじが螺設さ
れて第1群駆動ギア16a,16bおよび16cの雌ね
じにそれぞれ螺合する光軸に略平行な第1群駆動ねじで
ある。尚、これら鏡胴駆動ねじ18〜20および第1群
駆動ねじ21〜23をもってそれぞれ3本の駆動ねじを
構成している。
24,25および26はそれぞれ鏡胴基板4dの周縁部
に穿設された案内孔に挿通された状態で、光軸3に平行
に、その前端および後端がそれぞれ前方板1aおよび後
方板1b(すなわち固定枠1)に固定されたガイド軸で
ある。
27および28はこれらガイド軸25および26の鏡胴
基板4dと後方板1bとの間に挿入され圧縮力を付与さ
れたコイルばねより成る第1の弾性部材としての鏡胴ば
ね(図示は省略したガイド軸24についても同様に設け
られている)である。
29〜31は第1群基板6bと鏡胴第1基板4bとの間
に掛け渡され、両者の間を接近させる方向に付勢された
第2の弾性部材としての第1群ばねである。
32は光軸3に平行で鏡胴4aの側壁(図示せず)より
少し内方に位置し、鏡胴第1基板4bの前面から前方に
向けて延設された鏡胴ラックである。33はギア支持部
6cに配設されたカム駆動ギヤ列、33aはこのカム駆
動ギア列33の初段を構成し、上記鏡胴ラック32と噛
合するピニオン、33bは該ギア列33の終段を構成し
上記クランクギア9bと噛合する連結ギアである。
尚、図示されていないが、鏡胴枠4に固定された複数本
の光軸3に平行なガイド軸が、例えば第1群基板6bの
周縁部に穿設された案内孔に挿通されて第1群枠6の光
軸方向の移動を案内(位置規制)するように構成されて
いる。
また、第1群レンズ群5、第2レンズ群7および第3レ
ンズ群2をもって可変焦点光学系を構成している。
また、第1図に示す状態は、焦点距離が長焦点側に設定
されたテレ状態を示している。
また、鏡胴駆動ギア17および第1群駆動ギア16の1
回転が鏡胴駆動ねじ18〜20および第1群駆動ねじ2
1〜23の1ピッチ分に対応している。
尚、第2図以下の図面において、上記第1図と同一の部
材には同一符号を付して重複した説明は省略する。
第2図は、駆動力(回転力)の伝達経路を示し、上記伝
達機構部を光軸3後方側(フィルム面側)から見た模式
図である。
第3図は、第1図の例えば第1群駆動ギア16bを代表
として伝達機構部の一部を拡大して示す縦断側面図であ
る。
第3図において、34は第1群駆動ねじ22の雄ねじ
部、35は第1群駆動ギア16bの雌ねじ部、36は第
1群駆動ギア16bに発生するスラスト力によって鏡胴
基板4dから受ける摩擦力を低減化する段部、37は第
1群駆動ギア16bの歯部、38は第1群駆動ギア16
bの両端面の中央部から円筒状に突設された円筒軸部で
ある。
第4図は、第1図の、例えば鏡胴駆動ねじ19を代表と
してその両端部の構成を拡大して示す斜視図である。
第4図において、39は鏡胴駆動ねじ19の雄ねじが螺
設されたねじ部、39aおよび39bはそれぞれ後方お
よび前方の該ねじ部39の端面、40aおよび40bは
それぞれ上記端面39aおよび39bと一体的に連接さ
れ、ねじ部39の直径より小さく形成された小判軸およ
び丸軸、41aおよび41bはそれぞれ上記小判軸40
aおよび丸軸40bの形状と相似的に且つその外径より
も少し大きめに後方板1bおよび前方板1aに穿設され
た支持孔である。尚、構成をわかりやすくするために上
記小判軸40aおよび丸軸40bの長さは誇張して示し
てある。また、実際の組立状態では前方板1aは端面3
9bに摺接し、後方板1bは端面39aに摺接する位置
に配設され、鏡胴駆動ねじ19は各端部19aおよび1
9bにて軸方向の位置が精密に規制され、周回方向に少
しの自由度を有するように構成されている。
第5図は、第1図の例えば第1群駆動ねじ22を代表と
して第1群基板6bに支持される側の端部の構成を拡大
して示す縦断側面図である。
第5図において、42は第1群駆動ねじ22のねじ部、
43はこのねじ部42の端面、44はこの端面43から
軸端部にわたって上記ねじ部42よりも小径に形成され
た軸部、45はこの軸部が挿通される第1群基板6bに
穿設された支持孔、46は上記軸部44の第1群基板6
bから突出した部分に形成された周回溝に嵌入されたE
リングである。尚、Eリング46は第1群基板6bに摺
接もしくは極めて接近して配設され、支持孔45の内径
は軸部44の外径よりわずかに大きく直径方向には少し
の自由度を有し、軸方向には端面43によって位置が規
制されるように構成され、さらにEリング46によって
第1群基板6bから軸部44が離脱しないように構成さ
れている。
第6図〜第8図は、第1図に示した本実施例の動作に伴
う3つの状態を模式化して示す縦断側面図で、第6図
は、非使用時の収納状態を、第7図は、焦点距離が短焦
点側に切換えられたワイド状態を、第8図は、上述した
テレ状態をそれぞれ示している。
第6図〜第7図において、47は第1レンズ群5の前方
に位置する被写体、48は、第3レンズ2の後方に位置
するフィルム面である。尚、5aは第1レンズ枠で、第
1図の説明でも述べたように、第1群枠6に直接固定さ
れているのではなく、第1群枠6に配設された上記合焦
機構部によって第1群枠6に対し相対位置を変え得るよ
うに第1群枠6に支持されている。従って、該合焦機構
部が非動作中は、第1群枠6と一体的に移動し、合焦機
構部が動作したとき、第1群枠6とは独立的に光軸3に
沿って移動し得るように構成されている。
第9図〜第11図は、共に第1群枠6と第2群枠7aの
構成を一部破断して模式的に示す側面図で、第9図はテ
レ状態を、第10図はワイド状態を、第11図は収納状
態をそれぞれ示している。尚、これらの図では、カム面
9aと第2群枠7aとの対応関係を理解しやすくするた
めに、第2群枠カム9を基準にして示してあるが、実際
には、第1図の説明で述べたように、回転運動をするの
は、第2群枠カム9であり、光軸3に対して直線運動を
するのは第2群枠7aである。
第9図〜第11図において、49は第2群枠7aから光
軸3に沿ってその後方に延設された突出部材で、その長
さは、ワイド状態において固定枠1の一部であるストッ
パ部1eに当接直前の位置になるように構成されてい
る。
第12図および第13図は、鏡胴ばね27,28および
第1群ばね29〜31の作用・効果を説明するためのグ
ラフで、第12図は、鏡胴ばね27,28と第1群ばね
29〜31がそれぞれ反対方向に作用する場合、第13
図は同一方向に作用する場合を示している。
第12図および第13図において、縦軸Fはばねの力、
横軸Lは収納位置を基準として各動作状態における各枠
4,6,7aの光軸上の距離に対応する位置で、Sは上
記収納状態に対応する収納位置、WおよびTはそれぞれ
ワイド状態およびテレ状態に対応するワイド位置および
テレ位置、50a,50bは総負荷、51a,51bは
鏡胴ばね27,28の力、52a,52bは第1群ばね
29〜31の力である。
このように構成された本実施例の動作を説明する。
まず、第1図および第2図によって回転力の伝達動作を
説明する。例えば、モータ11の原動ギア11aが時計
方向に回転したとすると、減速ギア列12を介して駆動
ギア13が反時計方向に回転し、この回転力が駆動軸1
3aを介して移動ギア13bを反時計方向に回転させ
る。この移動ギア13bに噛合する伝達ギア14aが時
計方向に回転し、これに噛合する円環ギア15が反時計
方向に回転し、これに噛合する伝達ギア14bおよび1
4cは時計方向に回転する。すなわち3つの伝達ギア1
4は、すべて時計方向に回転するのである。そして、こ
れらの伝達ギア14にそれぞれ噛合する3つの鏡胴駆動
ギア17および3つの第1群駆動ギア16はすべて反時
計方向に回転する。つまり、モータ11の原動ギア11
aと鏡胴駆動ギア17および第1群駆動ギア16とは逆
方向に回転する。
さて、第1図、第8図および第9図に示すテレ状態か
ら、第7図および第10図に示すワイド状態に至る短焦
点切換動作を説明する。上述のように鏡胴駆動ギア17
および第1群駆動ギア16が反時計方向に回転した場合
には、鏡胴駆動ギア17のそれぞれの雌ねじに螺合する
鏡胴駆動ねじ18〜20を右ねじとすると、鏡胴駆動ね
じ18〜20は軸方向の移動も回転もできないから、鏡
胴駆動ギア17自身が回転しながら光軸3後方に向かっ
て移動することになる。この移動に伴って鏡胴基板4
d、すなわち鏡胴枠4が鏡胴スプリング27および28
の付勢力に抗し、ガイド軸24〜26に案内されつつ後
退を始める。
一方、第1群駆動ギア16のそれぞれの雌ねじに螺合す
る第1群駆動ねじ21〜23を左ねじとすると、第1群
駆動ギア16自身は前進しようとするが、鏡胴基板4d
に光軸方向の位置が規制されているので、結果的に第1
群駆動ねじ21〜23が光軸3後方へ移動する。すなわ
ち、第1群枠6が第1群ばね29〜31の付勢力によっ
て図示しない、ガイド軸に案内されつつ後退を始める。
つまり、第1群枠6は、固定枠1に対して後退する鏡胴
枠4中にあって、さらに鏡胴枠4に対して後退する相対
移動を行うのである。
さて、この相対移動によって、つまり、第1群基板6b
が鏡胴基板4dに近づく方向に移動することによって、
鏡胴ラック32に対してギア支持部6cが後退し、該鏡
胴ラック32に噛合するピニオン33aが反時計方向に
回転する。この回転がカム駆動ギア列33を介して伝わ
り連結ギア33bを時計方向に回転させ、連結ギア33
bに噛合するクランクギア9bは反時計方向に回転し、
第2群枠カム9を反時計方向に回転させる。この回転に
よってカム面9aに摺接するカムピン7bは、第2群ば
ね10a,10bで後方に引張られているので、カム面
9aの傾斜に沿って斜め後方へ移動しようとするが、第
2群枠7aは、摺動子7cと第2群枠ガイド8によって
光軸3方向の直線運動しか許されていないから、結果的
に光軸3に平行に後方へ移動することになる。
これらの動作がさらに進み、第10図に示すようにカム
ピン7bがカム面9aのワイド位置(略V字状部)に至
ったとき、第2群枠7aの第1群基板6bから後方に突
出する後方突出量が最大となり、突出部材49は固定部
1のストッパ部1eの直前に至る。つまり第7図に示す
ように、鏡胴枠4(より詳しくは鏡胴4a)の前端部が
固定枠1の前方窓1aから少し繰出し、第1群枠6(よ
り詳しくは筒部6a)が鏡胴4aの前端部から少し繰出
し、さらに第2群枠7aが上記後方突出量だけ繰込んだ
ワイド状態に至る。
次に、上述した第7図、第10図に示すワイド状態から
第6図、第11図に示す収納状態に至る収納動作を説明
する。鏡胴駆動ギア17および第1群駆動ギア16は、
上述と同様に反時計方向に回転する。従って、鏡胴枠4
および第1群枠6は上述のようにそれぞれ後退を続け
る。ところが、第11図に示すように突出部材49が固
定枠1のストッパ部1eに衝接するので、第2群枠7a
はこれ以上後退することができず、その位置を保持する
が、第1群枠6(第1群基板6b)および鏡胴枠4はさ
らに後退するので、相対的にカムピン7bは第2群ばね
10a,10bのばね力に抗してカム面9aから前方に
離反することになる。そして、第6図に示すように鏡胴
枠4および第1群枠6のそれぞれの前端部が前方板1a
と略一直線上に並び、第2群枠7aの上記後方突出量が
最小(ほぼゼロ)の状態、つまり該第2群枠7aの後端
が第1群基板6bと略一直線上に並んだ収納状態に至
る。
次に、上述の収納状態から第1図、第8図および第9図
に示すテレ状態に至る長焦点切換動作について簡略に説
明する。
モータ11への電流極性を反対にして通電することによ
り、原動ギア11aを反時計方向に回転させることで、
鏡胴駆動ギア17および第1群駆動ギア16のすべてが
時計方向に回転する。従って、鏡胴枠4が前方に繰出
し、この繰出す鏡胴枠4に対してさらに第1群枠6が前
方に繰出す。また、この第1群枠6と第2群枠7aのみ
に注目すると、第11図および第10図に示すように第
1群枠6(第1群基板6b)が繰出しても第2群枠7a
は第2群ばね10aで第1群基板6b側に引張られてい
るので、その位置を保持して第1群枠6のみが前進し、
第10図に示す位置まで第1群枠6が前進したときから
初めて第2群枠カム9の規制を受けることになる。つま
り、第2群枠7aは、収納状態とワイド状態の間ではカ
ム面9aの規制を受けないのである。
さらに、鏡胴枠4および第1群枠6が前進し、クラウン
ギア9bが時計方向に回転し、この回転によってカム面
9aに摺接するカムピン7bが斜め前方に押圧され、摺
動子7cと第2群枠ガイド8によって直進運動に変換さ
れて第2群枠7aが前方に繰出される。そして第8図お
よび第1図に示すように、鏡胴枠4が固定枠1に対し
て、第1群枠6が鏡胴枠4に対してそれぞれ略最大量繰
出し、第2群枠7aも第1群基板6bの前方に略最大量
繰出し、第2群枠7aの後端が第1群枠6bと略一直線
上に並んだテレ状態となる。
次に、鏡胴ばね27,28および第1群ばね29〜31
等の作用を述べる。鏡胴基板4dは鏡胴ばね27,28
によって後方板1bに対して前方に押圧され、第1群基
板6bは鏡胴基板4dに引張られ、さらに第2群枠7a
は第1群基板6bに引張られている。従って、仮に鏡胴
駆動ギア17と鏡胴第1基板4dおよび鏡胴第2基板4
cとの両間にガタがあったとしても、鏡胴枠4が前方に
繰り出すときは鏡胴ばね27,28に鏡胴第2基板4c
が押圧されているので、前方に移動する鏡胴駆動ギア1
7の後方側面に鏡胴第2基板4cが摺接した状態で追従
することになり、鏡胴4が後方に繰込むときは鏡胴ばね
27,28の押圧力に抗して鏡胴駆動ギア17の後方に
移動するのであるから、鏡胴駆動ギア17の後方側面が
鏡胴第2基板4cに圧接した状態で移動することは明ら
かである。つまり、繰出しおよび繰込みいずれの場合も
鏡胴駆動ギア17と鏡胴第2基板4cとが接した状態を
保持するので上記ガタの影響は受けないのである。尚、
第1群駆動ギア16および第2群枠7aに関しても考え
方は同じなので説明は省略する。
さらに、上述したように固定枠1を基準として押圧され
る鏡胴枠4に対して第1群枠6および第2群枠7aが同
一方向に引張られているので、モータ11の原動ギア1
1aから始まって上記伝達機構部に至る駆動力の伝達系
にバックラッシュ等のガタがあってもその影響を受ける
ことがない。
また、仮に鏡胴ばね27,28が引張力を付与されたば
ねで鏡胴基板4dと前方板1aとの間に掛け渡されてい
る場合は、第13図のように収納位置Sからテレ位置T
に繰出すに伴って各ばねの力51b,52bは共に増加
し、モータ11にかかる総負荷50bは増加する。これ
に対し、本実施例のように鏡胴ばね27,28と第1群
29〜31の作用する方向が互いに逆になっている場合
は、第12図に示すように、収納位置Sからテレ位置T
に繰出すに伴って鏡胴ばね27,28の力51aは減少
し、第1群ばね29〜31の力52aは第13図と同様
に増加するが、それぞれの力51aと52aが相殺され
てモータ11にかかる総負荷50aは略一定となって増
加しない。従って、モータ11の電源容量を低容量化す
ることができ、駆動速度も安定化できるという利点があ
る。
このように本実施例によれば、固定枠1に固定された光
軸3に略平行な3本のガイド軸24〜26に沿って移動
可能に支持される鏡胴枠4の中に、第1レンズ群5を支
持した状態の第1群枠6が光軸3に略平行な状態で鏡胴
枠4に固定された複数の図示しないガイド軸で移動可能
に支持され、さらに第2群枠カム9の中に、第2レンズ
群7を支持した状態の第2群枠7aが進退可能に支持さ
れ、駆動軸13aおよび移動ギア13bを介して駆動さ
れる伝達機構によって上記鏡胴枠4を3本の鏡胴駆動ね
じ18〜20で進退させると共に第1群枠6を3本の第
1群駆動ねじ21〜23で進退させ、第1群枠6と鏡胴
枠4との相対的な移動量を駆動源として第2群枠7aを
進退させるように構成したから、鏡胴枠4および第1群
枠6の移動に伴って第1レンズ群5および第2レンズ群
7の姿勢が不安定になるという従来例の欠点を除去でき
るという利点がある。
さらに、鏡胴枠4および第1群枠6が固定枠1に対して
2重に進退するので、可変焦点範囲(ズーム比)の大き
い可変焦点光学系を得ることができ、その上収納状態に
おいては装置全体の光軸3方向の長さが固定枠1と略同
一になって極めて小型になり、コンパクト性が大である
という利点がある。
また、固定枠1に対して鏡胴枠6を押圧力を付与する鏡
胴ばね27,28および、鏡胴枠4に対して第1群枠6
と第2群枠7aとが共に引張られる方向の第1群ばね2
9〜31、第2群ばね10a,10bを設けたから、変
倍動作を繰返して行っても精度が保持されるため、信頼
性が高く、予定結像面位置に正確に被写体像を結像させ
ることができる。さらに上記伝達系のガタの影響を受け
ないので焦点切換動作の精度が高いという利点がある。
また、ガイド軸24〜26の外周は摺接面で、フレア防
止のためのコーティング等の処理が難しいが、鏡胴ばね
27,28に反射防止の処理(例えば塗装)が容易にで
きるので、これを上記ガイド軸24〜26に嵌装するこ
とによってフレア防止になるという利点がある。
また、従来のカムリングを使用しないので、カムリング
の製作に要した高額なコスト分だけ省くことができ、安
価に製作できるという利点がある。
また、第1群枠6と鏡胴枠4の移動量は、2段ギアによ
り成る伝達ギア14のギア比によって容易に設定できる
ので、設計上の自由度が大きいという利点がある。
また、鏡胴駆動ねじ18〜20および第1群駆動ねじ2
1〜23は、そのリードをそれぞれ変更することによっ
て鏡胴枠4および第1群枠6の移動量を設定することが
でき、設計上の自由度が大きいという利点がある。
また、鏡胴駆動ねじ18〜20は、それぞれの各端部1
8a,19aおよび18b,19bにおいて軸方向には
精密に位置規制されているが周回方向に対しては適度な
ガタ(余裕)を持たせてあるから、鏡胴駆動ねじ18〜
20、第1群駆動ねじ21〜23およびこれらに螺合す
る鏡胴駆動ギア17および第1群駆動ギア16、さらに
伝達機構全体に製作上の誤差があっても、これらに対
し、無理な力を与えることがなく、円滑な動作が得られ
ると共にモータ11等が過負荷になる等の心配がないと
いう利点がある。
また、鏡胴駆動ギア17および第1群駆動ギア16の1
回転が鏡胴駆動ねじ18〜20および第1群駆動ねじ2
1〜23の1ピッチ分の移動であるから、繰出し精度が
高いという利点がある。
また、モータ11等の大きな配設スペースを要する部材
を固定枠1に固定して不動部材としたから、モータ11
や減速ギア12等を移動するための大きな移動空間が不
要となる利点がある。
また、鏡胴枠4、第1群枠6、第2群枠7aが時系列的
(シーケンシャル)ではなく同時に移動を行うので動作
時間が短縮できるという利点がある。
また、鏡胴ばね27,28および第1群ばね29〜31
によって鏡胴駆動ねじ18〜20および第1群駆動ねじ
21〜23に関係している部分のバックラッシュ、機械
的ガタ等を一方寄りに偏倚させた状態を保持せしめるよ
うにしたので、上記バックラッシュ機械的ガタ等の影響
をなくすことができる。
尚、本考案は、上述の実施例に限定されることなく、そ
の要旨を逸脱しない範囲内で、種々の態様で実施が可能
である。
例えば、上記実施例に示したように必らずしも鏡胴駆動
ねじ18〜20を右ねじ、第1群駆動ねじ21〜23を
左ねじとする必要はなく、伝達機構部の仕様に合わせて
変更し得ることは勿論である。
また、ばねに関しては、上記実施例においては、鏡胴ば
ね27,28として圧縮ばね、第2群ばね10a,10
bおよび第1群ばね29〜31として引張ばねを用いて
いるが、掛け方を選べばそれぞれ反対の機能を持つばね
であってもよい。
また、駆動軸13aの断面は、小判形状に限ることな
く、駆動ギア13および移動ギア13bとの適合性を配
慮するならば、スプライン等他の形状でもよい。
また、クラウンギア9bと連結ギア33bは、それぞれ
傘歯車で構成してもよい。
(e)効果 以上詳述したように、収納時には小型でありながら比較
的広い範囲にわたって迅速に且つ高精度で焦点距離を変
えることができ、特に、相対的に移動する固定枠と鏡胴
枠の間および鏡胴枠と第1群枠の間における機械的な遊
び(いわゆる機械的ガタ)を実質的に無くし得、且つ、
光軸に対し本来直角であるべき部材を略直角に維持した
状態で鏡胴枠および第1群枠を円滑に移動させ得ると共
に、変倍駆動時の複数の弾性部材の付勢に伴うモータの
総負荷を略一定化させることができ、延いてはモータ等
の電源容量を低容量化させることができると共に、駆動
速度も安定化でき、その上、機械加工が容易で安価に製
作し得る可変焦点レンズの駆動装置を提供することがで
きる。
【図面の簡単な説明】
第1図は、本考案に係る可変焦点レンズの駆動装置の一
実施例の全体構成を一部破断して示す斜視図、第2図
は、第1図に示した実施例の駆動力(回転力)の伝達経
路を示すもので、伝達機構部を光軸3後方から見た模式
図、第3図は、第1図における第1群駆動ギア16bを
代表として上記伝達機構部の一部の構成を拡大して示す
縦断側面図、第4図は、第1図の鏡胴駆動ねじ19を代
表としてその両端部の構成を拡大して詳しく示す斜視
図、第5図は、第1図に示す実施例の第1群駆動ねじ2
2を代表として第1群基板6bに支持される側の端部の
構成を拡大して詳しく示す縦断側面図、第6〜第8図
は、第1図に示した実施例の動作に伴う3つの状態を模
式的に示すもので、このうち、第6図は、非使用時の収
納状態を、第7図および第8図は、焦点距離が短焦点側
および長焦点側に切換えられたワイド状態およびテレ状
態を、それぞれ示す縦断側面図、第9図〜第11図は、
同実施例の第1群枠と第2群枠との動作を説明するため
に一部を破断して模式的に示す側面図で、このうち、第
9図はテレ状態に、第10図はワイド状態に、第11図
は収納状態に、それぞれ対応している。第12図および
第13図は、鏡胴ばねおよび第1群ばねの作用・効果を
説明するためのグラフで、このうち、第12図は鏡胴ば
ねと第1群ばねがそれぞれ反対方向に作用する場合、第
13図は、同一方向に作用する場合を示している。 1……固定枠、2……第3レンズ、 3……光軸、4……鏡胴枠、 4a……鏡胴、4d……鏡胴基板、 5……第1レンズ群、6……第1群枠、 6b……第1群基板、7……第2レンズ群、 7a……第2群枠、7b……カムピン、 8……第2群枠ガイド、9……第2群枠カム、 9a……カム面、 9b……クラウンギア、 10a,10b……第2群ばね、 11……モータ、12……減速ギア列、 13……駆動ギア、13a……駆動軸、 13b……移動ギア、 14(14a,14b,14c)……伝達ギア、 15……円環ギア、 16(16a,16b,16c)……第1群駆動ギア、 17(17a,17b,17c)……鏡胴駆動ギア、 18〜20……鏡胴駆動ねじ、 21〜23……第1群駆動ねじ、 24〜26……ガイド軸、 27,28……鏡胴ばね、 29〜31……第1群ばね、 32……鏡胴ラック、 33……カム駆動ギア列、 33a……ピニオン、33b……連結ギア、 49……突出部材。

Claims (3)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】同一光軸上に少なくとも第1のレンズ群お
    よび第2のレンズ群が配設され、該第1のレンズ群を合
    焦レンズとする可変焦点光学系から成る可変焦点レンズ
    の焦点距離を変化させるべく上記第1および第2のレン
    ズ群をそれぞれ駆動する可変焦点レンズの駆動装置にお
    いて、カメラ等の光学装置の不動部に固定される固定枠
    と、この固定枠に上記光軸に沿って移動可能に支持され
    る鏡胴枠と、上記第1のレンズ群を合焦作動可能なるよ
    うに支持した状態で上記鏡胴枠に上記光軸に対して平行
    移動可能に支持される第1群枠と、上記第2レンズ群を
    固定支持した状態で上記第1群枠に上記光軸に平行移動
    可能に支持され該第1群枠の移動に伴って所定の関係で
    連動する第2群枠と、上記変倍動作を行うための駆動源
    となるモータ等の駆動部と、この駆動部からの駆動力を
    伝達する伝達機構部と、この伝達機構部から上記駆動力
    が伝達され上記鏡胴枠および上記第1群枠を別個にそれ
    ぞれ光軸方向に二重に駆動する少なくとも3本の鏡胴駆
    動ねじおよび少なくとも3本の第1群駆動ねじと、上記
    固定枠と上記鏡胴枠との間に付勢された状態で介挿され
    た第1の弾性部材と、上記鏡胴枠と上記第1群枠との間
    に付勢された状態で介挿された第2の弾性部材とを具備
    し、変倍駆動時の付勢力の作用方向を互いに逆になるよ
    うに配設してなる上記第1の弾性部材および上記第2の
    弾性部材の上記それぞれの付勢力により上記固定枠と上
    記鏡胴枠の間および上記鏡胴枠と第1群枠の間にそれぞ
    れ存在する機械的な遊びを実質的に無くすと共に上記鏡
    胴枠および上記第1群枠を光軸に対し直角に維持した状
    態で円滑に移動し得るように構成したことを特徴とする
    可変焦点レンズの駆動装置。
  2. 【請求項2】第1の弾性部材は、コイルばねから成り、
    固定枠と鏡胴枠との間に少なくとも3本掛け渡されてい
    ることを特徴とする実用新案登録請求の範囲第1項記載
    の可変焦点レンズの駆動装置。
  3. 【請求項3】第2の弾性部材は、コイルばねから成り、
    鏡胴枠と第1群枠との間に少なくとも3本掛け渡されて
    いることを特徴とする実用新案登録請求の範囲第1項記
    載の可変焦点レンズの駆動装置。
JP1987199789U 1987-12-23 1987-12-30 可変焦点レンズの駆動装置 Expired - Lifetime JPH0614177Y2 (ja)

Priority Applications (2)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1987199789U JPH0614177Y2 (ja) 1987-12-30 1987-12-30 可変焦点レンズの駆動装置
US07/287,851 US4950061A (en) 1987-12-23 1988-12-21 Drive device for a varifocal lens system

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1987199789U JPH0614177Y2 (ja) 1987-12-30 1987-12-30 可変焦点レンズの駆動装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH01105915U JPH01105915U (ja) 1989-07-17
JPH0614177Y2 true JPH0614177Y2 (ja) 1994-04-13

Family

ID=31490226

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP1987199789U Expired - Lifetime JPH0614177Y2 (ja) 1987-12-23 1987-12-30 可変焦点レンズの駆動装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH0614177Y2 (ja)

Family Cites Families (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5770212U (ja) * 1980-10-14 1982-04-27
JPS62209408A (ja) * 1986-03-10 1987-09-14 Ricoh Co Ltd オ−トズ−ム機構

Also Published As

Publication number Publication date
JPH01105915U (ja) 1989-07-17

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP3312345B2 (ja) コンバータレンズを内蔵したレンズ鏡胴
EP0704736B1 (en) A camera having a zoom lens barrel
JPH08234089A (ja) コンバータレンズを内蔵したレンズ鏡胴
US20090244732A1 (en) Lens Driving Unit and Lens Driving Device
JP4630000B2 (ja) ズームファインダ駆動機構
JPH0614177Y2 (ja) 可変焦点レンズの駆動装置
US7787192B2 (en) Lens unit and photographing apparatus
JPH1164708A (ja) ズームレンズ鏡筒
US5146254A (en) Apparatus for driving varifocal lens
JP2863605B2 (ja) ズームレンズ鏡筒
JP2599608B2 (ja) 可変焦点レンズの駆動装置
JP2814245B2 (ja) 可変焦点レンズの駆動装置
US6246834B1 (en) Lens barrel
JP2002156572A (ja) レンズ連動機構およびレンズユニット
JP4504073B2 (ja) レンズ装置及びそのレンズ装置を搭載したカメラ
JP2814244B2 (ja) 可変焦点レンズの駆動装置
JP2844594B2 (ja) ズームレンズ鏡筒
JPH01167814A (ja) 可変焦点レンズの駆動装置
JPH05281450A (ja) 沈胴式カメラの鏡胴
JPH088370Y2 (ja) 回転力伝達機構
JPH05281451A (ja) 沈胴式カメラの鏡胴
JP3571415B2 (ja) ファインダ駆動機構
JP3395015B2 (ja) レンズ鏡胴
JP3191395B2 (ja) レンズシャッター式カメラ
JP2959725B2 (ja) 駆動機構