JP2003106859A - 走行車線予測装置、ナビゲーション装置、及び走行車線予測方法 - Google Patents

走行車線予測装置、ナビゲーション装置、及び走行車線予測方法

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JP2003106859A
JP2003106859A JP2001304561A JP2001304561A JP2003106859A JP 2003106859 A JP2003106859 A JP 2003106859A JP 2001304561 A JP2001304561 A JP 2001304561A JP 2001304561 A JP2001304561 A JP 2001304561A JP 2003106859 A JP2003106859 A JP 2003106859A
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vehicle
road
measurement
traveling
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Tomoki Kubota
智氣 窪田
Hideaki Morita
英明 森田
Hidefumi Okabe
英文 岡部
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Equos Research Co Ltd
Original Assignee
Equos Research Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 自車両が片側複写線の道路を走行している場
合に、現在走行している車線を予測可能にする。 【解決手段】 従来のナビゲーションシステムから現在
走行している道路の片側車線数や道路幅などの情報を取
得する。自車両の前部の左右両側面には距離センサが取
り付けてあり、この距離センサの検出信号と車速セン
サ、ステアリングセンサから検出信号から自車両の両側
にある測定物の形状と位置関係を検知する。検知の結
果、検出された測定物が道路沿いに設置されている壁や
ガードレールであった場合、自車両と測定物の距離と、
道路の片側車線数、道路幅から現在走行中の車線を予測
する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、走行車線予測装
置、ナビゲーション装置、及び走行車線予測方法に関
し、例えば、片側2車線以上の道路を走行中の車両にお
いて、現在走行している車線を予測するものに関する。
【0002】
【従来の技術】近年、ナビゲーション装置を搭載した車
両が増えてきている。ナビゲーション装置は、GPS衛
星からの信号や車速やステアリング角などの情報を基に
して、コンピュータにより自車両の現在位置を算出し、
これをディスプレイ上に表示された地図上で示すように
なっている。また、設定された目的地までの走行経路を
探索したり、目的地までの走行経路を情報センタから受
信し、走行経路を音声や画像により案内するようになっ
ている。運転者は、ナビゲーション装置から自車両の現
在位置や走行経路を認識し、道を間違えることなく目的
地へ到達することができる。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかし、現在のナビゲ
ーション装置では、車両走行位置をGPSのデータやマ
ップマッチングにより車両の地図データ上での現在位置
と走行中の道路について特定することはできるが、GP
Sによる現在位置の検出精度及び地図データの精度か
ら、道路における自車の走行車線を認識することができ
なかった。そのため現在のナビゲーション装置では、例
えば、「xxm先の交差点を左方向です。」というよう
に進路変更地点に対する進路変更方向を案内するだけで
あった。すなわち、「もうすぐ交差点で右折します。右
側の車線に移動してください」といったような、現在の
走行車線に応じた案内を運転者に対して行うことは困難
であった。このため従来のナビゲーション装置では、3
車線の路側(外側)車線を走行中に右折の案内が出され
ることがあり、このような場合2車線分右側に移動しな
ければならなかった。
【0004】そこで、本発明は、走行している車線を予
測することのできる走行車線予測装置、及び走行車線予
測に基づいて走行車両の案内を行うナビゲーション装置
を提供することを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】請求項1記載の発明で
は、車両に配設された距離センサと、車速センサの検出
信号に基づき、現在走行中の道路に沿って配設されてい
る測定物の位置と形状に関する測定物情報を取得する測
定物情報取得手段と、現在走行中の道路の片側車線数を
含むの車線情報を取得する車線情報取得手段と、前記取
得した測定物情報と前記取得した車線情報から前記車両
が前記道路上で現在走行している車線を予測する車線予
測手段と、を具備したことを特徴とする走行車線予測装
置を提供する。請求項2に記載の発明では、ステアリン
グ角を取得するステアリング角取得手段を更に具備し、
前記測定物情報取得手段は、前記取得した前記ステアリ
ング角を用いて、前記測定物の形状を補正することを特
徴とする請求項1に記載の走行車線予測装置を提供す
る。請求項3に記載の発明では、前記測定物情報取得手
段が、前記測定物上の複数の測定点の前記車両に対する
座標値を取得し、前記取得した座標値を用いて前記測定
物の位置と形状に関する測定物情報を取得することを特
徴とする請求項1又は請求項2に記載の走行車線予測装
置を提供する。請求項4に記載の発明では、前記車線情
報は、道路の幅を含んでおり、前記測定物情報取得手段
は、前記車線情報に係る道路の幅と、前記距離センサに
て検出した道路の幅を比較することにより、前記測定物
を前記車両と隣接して走行する他の車両から識別するこ
とを特徴とする請求項1、請求項2又は請求項3に記載
の走行車線予測装置を提供する。請求項5に記載の発明
では、設定された走行経路の案内を実行するナビゲーシ
ョン装置であって、前記走行経路を取得する走行経路取
得手段と、請求項1から請求項5までのうちの何れか1
の請求項4に記載の車線予測装置と、前記取得した走行
経路と、前記車線予測装置にて現在走行していると予測
される走行車線とを用いて前記案内を実行することを特
徴とするナビゲーション装置を提供する。請求項6に記
載の発明では、車両に配設された距離センサと、車速セ
ンサの検出信号に基づき、現在走行中の道路に沿って配
設されている測定物の位置と形状に関する測定物情報を
取得する測定物情報取得工程と、現在走行中の道路の片
側車線数を含む車線情報を取得する車線情報取得工程
と、前記取得した測定物情報と前記取得した車線情報か
ら前記車両が前記道路上で現在走行している車線を予測
する車線予測工程と、により走行車線を予測する。
【0006】
【発明の実施の形態】以下、本発明の好適な実施形態に
ついて、図1ないし図7を参照して詳細に説明する。 (1)実施形態の概要 本実施形態の走行車線予測装置は、超音波センサなどの
距離センサにより自車両側面方向を測定することによ
り、道路のガードレールや側壁、中央分離帯までの距離
を測定し、ナビゲーション装置の車線数情報と上記測定
距離により、走行車線を予測するものである。
【0007】(2)実施形態の詳細 図1は、自車両への距離センサの取り付け位置を示した
図である。車体の前部左側側面には距離センサ21Lが
配設され、右側には距離センサ21Rが配設されてい
る。距離センサ21Lにより、自車両2の左側にある測
定物5までの左側測定距離Lを計測することができる。
同様に、距離センサ21Rにより、自車両2の右側にあ
る測定物6までの右側測定距離Rを計測することができ
る。測定物5、6は、例えば壁やガードレール、もしく
は道路の縁石や中央分離帯などである。なお、以降、距
離センサ21L、21Rを特に区別しない場合は単に距
離センサ21と記すことにする。更に、自車両2の幅を
M、車線の幅をIとすると、以下の式が成り立つ。
【0008】
【数1】 I=L+R+M …(式1)
【0009】図2は、本実施形態の走行車線予測装置1
の構成を示したブロック図である。走行車線予測装置1
は、距離センサ21、車速センサ23、ステアリングセ
ンサ22、ECU25、ナビゲーション部26から構成
されている。距離センサ21は、例えば超音波センサで
構成されており、距離検出手段として機能する。距離セ
ンサ21は、超音波パルス送信器と、物体で反射してき
た超音波パルスを受信する受信器を備えている。これら
の送受信器によって、超音波の伝播時間を測定し、該伝
播時間により距離を測定するようになっている。また、
距離センサ21は、超音波センサに限らず、レーザセン
サやその他のセンサを用いることができる。
【0010】距離センサ21は、自車両の先端部左右両
側面に1つずつ、計2個が配置されている。距離センサ
21は、後に説明するステアリングセンサ22や車速セ
ンサ23などと共に作用して自車両側面方向の測定物
5、6を検出する。距離センサ21は、距離信号をEC
U25に出力する。
【0011】ステアリングセンサ22は、ステアリング
操作量、つまりステアリング角の変化量と、その方向を
検出する。このステアリング操作量から左右へ操舵角を
何度操作したかを判断する。供給される操作量として
は、直進状態のステアリングの位置を0として、右に操
作した場合を+、左に操作した場合を−とし、移動量を
数値で示す。例えば、+150の検出値が供給された場
合には、右に150度ステアリング操作したことを示
す。ステアリングセンサ22は、ステアリング信号をE
CU25に出力する。ステアリングセンサ22は、ステ
アリング角取得手段を構成している。
【0012】車速センサ23は、車速を検出するため
に、車速パルスを出力する。また、この車速パルスを計
測することで、車両の移動距離が計算される。また、車
両が前進しているときは車速を+で認識し、車両が後退
しているときは車速を−で認識するなど、車両が前進し
ている場合と後退している場合の車速を区別できるよう
になっている。車速センサ23は車速信号をECU25
に出力する。なお、走行車線予測装置1では、距離セン
サ21、車速センサ23が測定物の位置や形状の情報を
取得する測定物情報取得手段となっており、測定物の形
状はステアリングセンサ22が検出したステアリング角
を用いて補正するようになっている。
【0013】ナビゲーション部26は、走行経路案内等
のナビゲーション処理を行うようになっており、GPS
衛星から送信されてくる信号や、予め記憶媒体に記憶し
てある地図データなどを用いて自車両2の現在位置を特
定する。運転者もしくはユーザはナビゲーション部26
において目的地を設定することができ、ナビゲーション
部26は、現在地と目的地などの情報を用いて走行経路
を取得するようになっている。ナビゲーション部26に
記憶されている地図データには、道路の片側車線数及び
両側車線数や車線の広さなどの情報からなる車線情報な
ども含まれている。ナビゲーション部26は、ECU2
5に現在走行している道路の車線情報を提供するように
なっており、車線情報取得手段となっている。また、地
図データは無線により取得するようにしても良く、また
車線情報のみを無線により取得するようにしても良い。
更にナビゲーション部26は、人工衛星から送信されて
くる信号の他、距離センサ21、車速センサ23、ステ
アリングセンサ22などの検出信号をも利用して現在位
置を特定するようにしても良い。
【0014】図示しないがナビゲーション部26は、デ
ィスプレイやスピーカなどを備えており、また、運転者
が目的地を設定できるようになっている。ナビゲーショ
ン部26は、ディスプレイに地図や現在位置、目的地ま
での経路などを表示し、スピーカから「次の信号を右折
してください」などといったような音声を出力し、運転
者を目的地まで誘導するようになっている。
【0015】ECU25は、図示しないCPU(Cen
tral ProcessingUnit)、ROM
(Read Only Memory)、RAM(Ra
ndom Access Memory)、その他の機
器等を備えたコンピュータシステムにより構成されてい
る。ECU25のCPUは、ROMを含む記憶手段に記
憶された各種プログラムに従って、システム全体を制御
すると共に、本実施形態による測定物5、6の検出、測
定物5、6までの距離の計算、走行車線予測処理などの
各種処理を行うようになっている。
【0016】ROMにはこれらの各種処理をCPUで実
行するためのプログラムやデータなどが記憶されてい
る。RAMにはCPUが各種プログラム実行に際して各
種データが読み書きされるいわゆるワーキングエリアと
して使用され、例えば、各センサによる検出値をバッフ
ァリングしたり、走行車線予測処理を行う際に使用され
る。ECU25は、距離センサ21、車速センサ23、
ステアリングセンサ22から取得した情報とナビゲーシ
ョン部26から取得した情報をROMに格納されたプロ
グラムによって処理することにより車線予測を行う車線
予測手段を構成している。なお、ECU25は、各種デ
ータやプログラムを格納するための記憶部を備えるよう
にしてもよい。この記憶部は同一種類の記憶媒体である
必要はなく、各部が異なる記憶媒体を使用するようにし
てもよい。
【0017】図3は、走行車線予測装置1の動作を説明
するためのフローチャートである。まず、ECU25は
距離センサ21、車速センサ23、ステアリングセンサ
22の信号を一定データ量(または一定時間)RAMに
バッファリングすることにより、測定を開始する(ステ
ップ10)。次に、ECU25は、バッファリングした
データからノイズデータの除去し、距離センサ21によ
って検知された測定物の形状やサイズ、及び形状のパタ
ーンなどを信号処理によって計算し、測定物の予測
(壁、ガードレール、車両、その他)を行う(ステップ
20)。
【0018】ここで、隣接して走行している車両が検知
された場合に、これをノイズとして除去するために、式
1を利用することができる。道路の幅Iはナビゲーショ
ン部26から取得した車線情報から分かるので、ECU
25は、左側測定距離L、右側測定距離R、及び自車両
2の幅Mの和がIになるかどうかを調べることにより、
壁を計測しているのか隣接車両を測定しているのかを認
識することができる。
【0019】信号処理の結果、測定物が検知されない場
合は(ステップ20;N)、ECU25は、ステップ1
0に戻って再び測定物の測定を行う。信号処理の結果、
測定物が検知された場合は(ステップ20;Y)、EC
U25は、ナビゲーション部26から、現在走行してい
る道路の車線数や道幅などの車線情報を取得する(ステ
ップ25)。
【0020】次に、ECU25は、RAMに格納してあ
る車両左右側面距離データとナビゲーション部26から
取得した車線情報を、ROMに格納してあるプログラム
に従って処理して現在走行中の走行車線を判断する(ス
テップ30)。ECU25は、判断結果をナビゲーショ
ン部26に送信し、処理を終了する。ECU25が送信
した判断結果はナビゲーション部26で、特に経路案内
に使用される。
【0021】例えば、距離センサ21の測定データの安
定度により、側面が壁、もしくはガードレールであると
判断した場合、ECU25はナビゲーション部26から
取得した車線情報と左右測定データR、L(どちらか一
方でも可)、自車両の幅Mから道路上の走行位置を予測
する。
【0022】図4は、図3のフローチャートのステップ
15でECU25が行う道路側面測定物の有無判断を説
明するためのフローチャートである。まず、ECU25
は、平面距離、認識フラグ、バッファリングデータ数を
ゼロに設定する(ステップ110)。これらのパラメー
タはRAMの所定のエリアに格納される。
【0023】平面距離は、ECU25が測定を開始して
から自車両2が走行した距離である。これは、車速セン
サ23の検出値から計算することができる。認識フラグ
は測定物の認識が行われていない場合は0であり、認識
が行われた場合1となるパラメータである。バッファリ
ングデータは、計測が開始されてからバッファリングさ
れたデータの数を表すパラメータである。
【0024】次に、ECU25は、距離センサ21、車
速センサ23、ステアリングセンサ22からの検出信号
を取得する(ステップ115)。次に、ECU25は、
取得したこれらの信号をRAMに格納することによりバ
ッファリングする(ステップ120)。そしてECU2
5は、バッファリングデータ数に1を加算する。
【0025】次に、ECU25は、バッファリングデー
タ数が所定のN以上であるか否かを判断する(ステップ
125)。バッファリングデータ数がN以上でないと判
断した場合は(ステップ125;N)、ECU25はス
テップ115に戻り、更に車速信号、距離信号、ステア
リング信号の取得を行う。
【0026】バッファリングデータ数がN以上であると
判断した場合は(ステップ125;Y)、ECU25
は、バッファリングデータ数N個前までの車速信号と距
離信号を用いて自車両距離センサポイント(自車両2に
おいて距離センサ21が取り付けられている位置)から
の測定物の相対的な形状を計算する(ステップ13
0)。ECU25は、計算により取得した測定物データ
をRAMに格納する。このRAMに格納された測定物デ
ータにより、自車両2の左右方向何メートルのところに
どのような形状の測定物があるかがわかる。
【0027】次に、ECU25は、RAMに格納されて
いるステアリング信号の変化から、自車両2が直進して
いたか、あるいは進行方向に対して斜めに進んでいたか
を判断する(ステップ135)。ステアリング信号が変
化している場合は(ステップ135;N)、計測された
測定物の形状は、斜めに計測されているので、ECU2
5は、これを自車両2が直進した場合の形状に補正する
(ステップ140)。
【0028】ステアリング信号の変化がなかった場合
(ステップ135;Y)、あるいはステップ140で計
測物の形状を補正した後、ECU25は、計測物の形状
の変化(傾きの変化)が所定の角度A(例えば2度)以
下か否かを判断する(ステップ145)。角度Aの値は
予めROMに格納されている。このステップ135及び
ステップ140の処理を行った方が、測定物の形状や測
定物と自車位置との位置関係がより正確になるが、これ
らのステップを外した態様ももちろん可能である。
【0029】形状の変化がA度以下でないと判断した場
合は(ステップ145;N)、ECU25は、ステップ
110に戻り、計測を新規にやり直す。これは、ECU
25は、壁やガードレールからの自車両2の距離を取得
したいのであり、一方、自車両2が直進している場合、
壁やガードレールは車線に平行に設置してあるため形状
の変化から壁やガードレールなどを認識することができ
るためである。
【0030】形状の変化がA度以下である場合は(ステ
ップ145;Y)、ECU25は、RAMに格納してあ
る平面距離に新規距離を追加する(ステップ150)。
次に、ECU25は、RAMに格納した平面距離が所定
の距離Fメートル(例えば10メートル)以上であるか
否かを判断する(ステップ160)。距離Fは予めRO
Mに格納されているものである。
【0031】平面距離がFメートルよりも小さいと判断
した場合は(ステップ160;N)、ECU25は、ス
テップ115に戻り更に計測を続行する。平面距離がF
メートル以上であると判断した場合は(ステップ16
0;Y)、ECU25は、認識フラグを1に設定する
(ステップ165)。
【0032】図5は、図3のフローチャートのステップ
30でECU25が行う車線の判断の手順を説明するた
めのフローチャートである。まず、ECU25は、ナビ
ゲーション部26から取得した車線情報により、現在走
行している道路が片側2車線であるか否かを判断する
(ステップ210)。片側2車線であると判断した場合
は、ECU25は、後述する車線判断処理A(ステップ
215)を行う。
【0033】片側2車線でないと判断した場合は(ステ
ップ210;N)、ECU25は、車線情報により、現
在走行している道路が片側3車線か否かを判断する(ス
テップ220)。片側3車線であると判断した場合は
(ステップ220;Y)、ECU25は、後述する車線
判断処理B(ステップ225)を行う。片側3車線でな
いと判断した場合は(ステップ220)、ECU25
は、処理を終える。
【0034】図6は、図5のフローチャートにおけるス
テップ215の車線判断処理Aの手順を説明するための
フローチャートである。まず、ECU25は、RAMに
格納した測定物データから自車両2の右側に壁(以下壁
はガードレールを含む概念とする)があるか否かを判断
する(ステップ310)。右側に壁がないと判断した場
合は(ステップ310;N)、ECU25は測定物デー
タから、更に左側に壁があるか否かを判断する(ステッ
プ315)。
【0035】左側に壁が無い場合は(ステップ315;
N)、ECU25は、自車両2が走行している車線を把
握することができないので、判断不能と判断し(ステッ
プ320)、これを予測結果としてRAMに格納する
(ステップ360)。
【0036】ステップ360にて右側に壁があると判断
した場合は(ステップ310;Y)、ECU25は、左
側測定距離Lが所定の距離Sメートル以下か否かを測定
物データより判断する(ステップ325)。ここで、距
離Sは例えば2メートルであり、予めROMに格納され
ている。ECU25は、自車両2と壁の距離から走行し
ている車線を判断する。
【0037】右側測定距離RがSメートル以下であると
判断した場合は(ステップ325;Y)、ECU25
は、自車両2が片側2車線のうち右側車線を走行してい
るものと判断し(ステップ330)、これを予測結果と
してRAMに格納する(ステップ360)。
【0038】右側の壁からの距離がSメートル以下でな
いと判断した場合は(ステップ325;N)、ECU2
5は、更に自車両2の左側に壁があるかどうかを測定物
データから判断する(ステップ335)。左側に壁があ
ると判断した場合は、ECU25の動作は後に説明する
ステップ345へ移行する。
【0039】左側に壁がないと判断した場合は(ステッ
プ335;N)、ECU25は、自車両2が片側2車線
のうち左側車線を走行しているものと判断し(ステップ
340)、これを予測結果としてRAM360に格納す
る(ステップ360)。
【0040】次に、ステップ315で左側に壁があると
判断した場合は(ステップ315;Y)、ECU25
は、左側測定距離LがSメートル以下か否かを測定物デ
ータから判断する(ステップ345)。Sメートル以下
であると判断した場合は(ステップ345;Y)、EC
U25は、自車両2が片側2車線のうち左側の車線を走
行していると判断し(ステップ350)、これを予測結
果としてRAMに格納する(ステップ360)。
【0041】Sメートル以下でないと判断した場合は
(ステップ345;N)、ECU25は、自車両2が片
側2車線のうち右側の車線を走行していると判断し(ス
テップ355)、これを予測結果としてRAMに格納す
る(ステップ360)。
【0042】図7は、図5のフローチャートにおけるス
テップ225の車線判断処理Bの手順を説明するための
フローチャートである。まず、ECU25は、RAMに
格納してある計測物データから自車両2の右側に壁があ
るか否かを判断する(ステップ410)。壁が無いと判
断した場合は(ステップ410;N)、ECU25は更
に自車両2の左側に壁があるか否かを判断する(ステッ
プ420)。
【0043】左側に壁が無いと判断した場合は(ステッ
プ415;N)、ECU25は判断不能と判断し(ステ
ップ420)、これを予測結果としてRAMに格納する
(ステップ480)。
【0044】ステップ410において自車両2の右側に
壁があると判断した場合は(ステップ410;Y)、E
CU25は測定物データから右側測定距離RがSメート
ル以下であるか否かを判断する(ステップ425)。右
側測定距離RがSメートル以下であると判断した場合は
(ステップ425;Y)、ECU25は自車両2が片側
3車線のうち右側の車線を走行していると判断し(ステ
ップ430)、これを予測結果としてRAMに格納する
(ステップ480)。
【0045】ステップ425において、右側測定距離R
がSメートル以下でないと判断した場合は(ステップ4
25;N)、ECU25は、更に右側測定距離Rが所定
の値Tメートル以上であるか否かを判断する(ステップ
435)。Tの値は、例えば6メートルであり、予めR
OMに記憶されている。
【0046】右側測定距離RがTメートル以上でないと
判断した場合は(ステップ435;N)、ECU25
は、自車両2が片側3車線のうち中央車線を走行してい
るものと判断し(ステップ450)、これを予測結果と
してRAMに格納する(ステップ480)。右側測定距
離RがTメートル以上であると判断した場合は(ステッ
プ435;Y)、ECU25は、測定物データから更に
左側に壁があるか否かを判断する(ステップ440)。
【0047】左側に壁があると判断した場合は(ステッ
プ440;Y)、ECU25の処理は後に説明するステ
ップ455に移行する。左側に壁が無いと判断した場合
は(ステップ440;N)、ECU25は、自車両2が
片側3車線のうち左側の車線を走行していると判断し
(ステップ445)、これを予測結果としてRAMに格
納する(ステップ480)。
【0048】ステップ415において、自車両2の左側
に壁があると判断した場合は(ステップ415;Y)、
ECU25は、左側測定距離LがSメートル以下である
か否かを判断する(ステップ455)。Sメートル以下
であると判断した場合は(ステップ455;Y)、EC
U25は、自車両2が片側3車線のうち左側の車線を走
行していると判断し(ステップ460)、これを予測結
果としてRAMに格納する(ステップ480)。
【0049】左側測定距離LがSメートル以下でないと
判断した場合は(ステップ455;N)、ECU25
は、更に左側測定距離LがTメートル以上であるか否か
を判断する(ステップ465)。Tメートル以上でない
と判断した場合は(ステップ465;N)、ECU25
は、自車両2が片側3車線のうち中央車線を走行してい
るものと判断し(ステップ451)、これを予測結果と
してRAMに格納する(ステップ480)。
【0050】左側測定距離LがTメートル以上であると
判断した場合は(ステップ465;Y)、ECU25
は、自車両2が片側3車線のうち、右側の車線を走行し
ていると判断し(ステップ470)、これを予測結果と
してRAMに格納する(ステップ480)。
【0051】次に、図4のフローチャートのステップ1
30での測定物の形状及び傾きの測定方法について説明
する。図8(a)は、距離センサ21を所定の測定タイ
ミングにて作動させて測定物の形状及び傾きを取得する
方法を説明するための図である。自車両2は図中右方向
に進行しており、距離センサ21は自車両2の進行と共
に、所定の測定タイミングで測定ポイント31a、31
b、・・・、までの距離を測定する。以降、測定ポイン
ト31a、31b、・・・、を区別しない場合は単に測
定ポイント31と記すことにする。
【0052】ECU25は、測定タイミングになると、
距離センサ21により測定物までの距離を計測すると共
に、車速センサ23から自車両2の車速を計測し、これ
らの計測値をRAMに格納する。ECU25は、この動
作を所定の測定タイミングにて連続的に行い、RAMに
格納されたデータを解析して測定物の形状と位置を算出
する。
【0053】ECU25は、各測定ポイントまでの距離
と、測定時の車速から各測定ポイントの座標値を直線で
補完し、測定物の輪郭33を取得する。測定タイミング
の間隔が小さいほど測定物の形状を正確に検知すること
ができる。例えば、測定タイミングの間隔を単位時間と
し、車速を単位時間あたりの走行距離で計測するものと
する。
【0054】測定ポイント31bにおいて、距離センサ
21の検出値がa、車速センサ23の検出値がxであっ
たとすると、測定ポイント31bの自車両2の走行方向
に垂直な方向の座標(走行垂直座標と呼ぶことにする)
はaとなり、自車両2の走行方向の座標(走行方向座標
と呼ぶことにする)は、前回の測定ポイント31aから
xとなる。
【0055】また、測定ポイント31eでの距離センサ
21の検出値がa、車速センサ23の検出値がyである
場合、測定ポイント31eの走行垂直座標はa、走行方
向座標はyとなる。ECU25は、このようにして各測
定ポイント31の走行垂直座標と走行方向座標を取得す
ることができ、座標値取得手段を構成している。
【0056】ECU25は、各測定ポイント31の座標
を取得した後、ROMの格納したプログラムに従って各
測定ポイント間を結んだ直線と直線の成す角度を算出す
る。例えば、ECU25は、測定ポイント31a、31
bを結ぶ直線と測定ポイント31b、31cを結ぶ直線
の成す角度32bを求める。同様に角度32c、32d
も求め、これらの値をRAMに格納する。なお、角度3
2c、32d、・・・、を特に区別しない場合は単に角
度32と記すことにする。このように、ECU25は角
度取得手段を構成している。
【0057】測定ポイントが連続10ポイントに及ぶの
区間での各角度32が全て5度以内であった場合は、E
CU25は、測定物を壁又はガードレールと判断する。
また、測定ポイントが連続10ポイントに及ぶ区間での
各角度32のうち、5度よりも大きいものが1つ以上あ
った場合、ECU25は、測定物を壁やガードレールと
は判断しない。
【0058】図8(b)は、ECU25が測定物を壁又
はガードレールと判断する場合を示した図である。測定
ポイント31が連続10ポイントに及ぶ区間で、各測定
ポイント間を結んだ直線と直線の成す角度が全て5度以
内であるため、ECU25は、計測物を壁又はガードレ
ールと判断する。
【0059】図8(c)は、ECU25が測定物を壁又
はガードレールと判断しない場合を示した図である。測
定ポイント31が連続10ポイントに及ぶ区間で、各測
定ポイント間を結んだ直線と直線の成す角度が5度より
も大きい角度35が1つ以上存在するため、ECU25
は、計測物を壁又はガードレールでないと判断する。
【0060】以上説明したように、走行車線予測装置1
は、測定ポイント31の自車両からの相対的な座標は、
距離センサ21の検出信号及び車速センサ23の検出信
号による測定タイミング間の走行距離によって得ること
ができる。測定ポイントの座標より、各測定ポイント間
を結んだ直線と直線との成す角32を求めることができ
る。
【0061】そして、走行車線予測装置1は、測定デー
タが10ポイント連続で傾き5度以下である場合、壁又
はガードレールと見なし、連続で傾きが5度以下でない
場合は壁又はガードレールとは見なさない。なお、測定
データのポイント連続数は10に限らず、他の値でも良
く、直線と直線の傾きは5度に限らず他の値を採用して
も良い。
【0062】図9は、ECU25が測定物の形状と位置
関係を取得する手順を説明するためのフローチャートで
ある。まず、以下の動作はECU25のCPUがROM
に格納されたプログラムに従って行うものである。
【0063】まず、CPUは、測定ポイントをカウント
するためのカウンタPを0に設定する(ステップ51
0)。なおカウンタPは、RAMのPカウントエリアで
カウントされる。次に、CPUは、距離センサ21と車
速センサ23からのセンサデータ(検出信号)をRAM
に格納する(ステップ515)。P番目の測定ポイント
(以降測定ポイントPなどと表す)の座標が得れる。尚
この測定ポイントは、0からカウントする。
【0064】次に、CPUは、Pに1を加えてRAMの
Pカウントエリアに格納されたカウンタの値を更新する
(ステップ520)。次に、CPUは、Pが2未満であ
るか否かを判断する(ステップ525)。Pが2未満
(即ち1)の場合は(ステップ525;Y)、CPUの
処理はステップ515に戻り、更に測定ポイントP1の
座標を取得する。
【0065】Pが2以上である場合(ステップ525;
N)、CPUは測定ポイント(P−1)と測定ポイント
Pの距離センサデータと車速センサデータをRAMから
読み出し、これら2点の走行垂直座標と、走行方向座標
を算出してRAMに保存する(ステップ530)。これ
によってこれら2点からなる線分の自車両2に対する位
置が特定される。
【0066】次に、CPUは、Pが3未満であるか否か
を判断し(ステップ535)、3未満である場合は(ス
テップ535;Y)、ステップ515に戻り、更に次の
測定ポイント(P+1)に付いても同様にして走行垂直
座標と走行方向座標を取得して測定ポイントPと測定ポ
イント(P+1)からなる線分を特定する。
【0067】Pが3以上である場合は、CPUは、測定
ポイント(P−2)と測定ポイント(P−1)から成る
線分と、測定ポイント(P−1)と測定ポイントPから
成る線分の角度を計算し、RAMに格納する。次に、C
PUは、RAM格納した角度が所定の角度R(例えば5
度)以下であるか否かを判断する(ステップ545)。
【0068】角度が5度以下である場合は(ステップ5
45;Y)、Pが所定の値Nより大きいか否かを判断す
る(ステップ550)。PがNよりも大きくない場合
(ステップ550;N)、CPUの処理はステップ51
5に戻り、更に測定ポイントP+1に付いて座標を計測
する。PがNよりも大きい場合(ステップ550;
Y)、CPUは処理を終了する。
【0069】また、ステップ545で角度が5度以下で
ない場合(ステップ545;N)、CPUの処理はステ
ップ510に戻り、Pを0に設定し、計測を最初からや
り直す。ここで、Nの値を例えば10とすると、隣接す
る測定ポイントからなる線分とこれと隣り合う線分の成
す角度が角度R以内である測定ポイントを連続10ポイ
ント計測する。
【0070】図10は、走行車線予測装置を用いたナビ
ゲーションの例を説明するための図である。車両2は、
片側2車線の道路の左側車線を走行し、T字路を右折す
る。ナビゲーション部26には、ユーザにより予め目的
地が設置されており、ナビゲーション部26は、車両2
の現在位置を把握しながらユーザにT字路を右折するた
めの支援を行う。ナビゲーション部26は、表示装置と
スピーカを備えており、ユーザに表示と音声による案内
を行う。ここでは、音声による案内について説明する。
これらの音声は、ROMに予め格納されている音声デー
タがCPUによって再生され、スピーカから出力される
ものである。
【0071】車両2が片側2車線道路の左車線を走行
中、ECU25は、ナビゲーション部26から取得する
信号により、現在片側2車線の道路を走行していること
を認識している。そして、ECU25は、距離センサ2
1、車速センサ23などの出力信号からガードレール5
0を認識し、ガードレール50と車速センサ21との距
離から現在左車線を走行していることを認識している。
【0072】ECU25は、ナビゲーション部26から
の信号車両2がT字路から1km手前の地点51に差し
かかったことを検知すると、「もうすぐ右にまがりま
す。右車線によってください。」などと音声を出力し、
ユーザに右車線への移動を促す。車両が矢線52のごと
く移動して右車線に寄ると、ECU25はガードレール
50を認識すると共にガードレールとの距離から車両2
が右車線を走行していることを認識する。
【0073】ECU25は、ナビゲーション部26から
の信号により車両2がT字路から500m手前の地点に
達したことを検知すると、「間もなく500m先を右に
曲がります。」などと音声出力を行い、ユーザに注意を
促す。そしてECU25は、ナビゲーション部26から
の信号により車両2がT字路から10手前の地点53に
到達したことを検知すると「ここを右に曲がります。」
などと音声出力を行い、ユーザは道を間違うことなく矢
線54に示した如く右折することができる。
【0074】このように、カーナビゲーションシステム
に、走行車線を予測する機能を付加することにより、ユ
ーザは早めに車線変更を行うことができる。このため、
例えば片側2車線以上の道路を走行していて方向転換す
る場合や、例えば、左車線が右車線に合流し、片側1車
線になる場合などにユーザをきめ細かく支援することが
できる。
【0075】以上に説明した本実施形態では以下のよう
な効果を得ることができる。走行車線推定装置1は、自
車両2が片側複数車線からなる道路を走行している場合
に、どの車線を走行しているのかを自動的に予測するこ
とができる。ナビゲーション部26は、RAMに格納さ
れた走行車線推定装置1の予測結果を取得することによ
り、地図上での現在位置のみならず、走行している車線
についても運転操作支援を行うことができる。片側複数
車線の道路を走行中に、隣接して走行している車両があ
っても壁までの距離を計測することができる。
【0076】
【発明の効果】請求項1及び請求項6に記載の発明で
は、車両が片側複数車線の道路を走行している場合に、
測定物情報と、車線情報とから現在走行している車線を
予測することができる。請求項2に記載の発明では、検
出された測定物の形状をステアリング角を用いて補正す
ることができる。請求項3に記載の発明では、測定物上
の複数の測定点の座標値を用いて測定物の位置と形状に
関する情報を取得することができる。請求項4に記載の
発明では、車線情報による道路の幅と、検出した道路の
幅とを比較することにより、隣接して走行する車両から
測定物を識別することができる。請求項5に記載の発明
では、現在走行していると予測される車線をも用いて走
行経路を案内することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】自車両への距離センサの取り付け位置を示した
図である。
【図2】本実施形態の走行車線予測装置の構成を示した
ブロック図である。
【図3】走行車線予測装置の動作を説明するためのフロ
ーチャートである。
【図4】ECUが行う道路側面測定物の有無判断を説明
するためのフローチャートである。
【図5】ECUが行う車線の判断の手順を説明するため
のフローチャートである。
【図6】片側2車線の場合にECUが行う車線判断処理
の手順を説明するためのフローチャートである。
【図7】片側3車線の場合にECUが行う車線判断処理
の手順を説明するためのフローチャートである。
【図8】距離センサを所定の測定タイミングにて作動さ
せて測定物の形状及び傾きを取得する方法を説明するた
めの図である。
【図9】ECUが測定物の形状と位置関係を取得する手
順を説明するためのフローチャートである。
【図10】走行車線予測装置を用いたナビゲーションの
例を説明するための図である。
【符号の説明】
1 走行車線予測装置 2 自車両 5 測定物 6 測定物 21 距離センサ 22 ステアリングセンサ 23 車速センサ 26 ナビゲーション部 31 測定ポイント 50 ガードレール
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) B60R 21/00 B60R 21/00 624F 628 628C G08G 1/0969 G08G 1/0969 1/16 1/16 C G09B 29/00 G09B 29/00 A 29/10 29/10 A (72)発明者 岡部 英文 東京都千代田区外神田2丁目19番12号 株 式会社エクォス・リサーチ内 Fターム(参考) 2C032 HB22 HC08 HC31 HD07 HD12 HD16 2F029 AA02 AB01 AB07 AC02 AC09 AC13 AC18 5H180 AA01 CC11 CC14 FF04 FF23 FF25 FF27 FF33 LL02 LL04 LL07

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 車両に配設された距離センサと、車速セ
    ンサの検出信号に基づき、現在走行中の道路に沿って配
    設されている測定物の位置と形状に関する測定物情報を
    取得する測定物情報取得手段と、 現在走行中の道路の片側車線数を含む車線情報を取得す
    る車線情報取得手段と、 前記取得した測定物情報と前記取得した車線情報から前
    記車両が前記道路上で現在走行している車線を予測する
    車線予測手段と、 を具備したことを特徴とする走行車線予測装置。
  2. 【請求項2】 車両のステアリング角を取得するステア
    リング角取得手段を更に具備し、 前記測定物情報取得手段は、前記取得した前記ステアリ
    ング角を用いて、前記測定物の形状を補正することを特
    徴とする請求項1に記載の走行車線予測装置。
  3. 【請求項3】 前記測定物情報取得手段は、 前記測定物上の複数の測定点の前記車両に対する座標値
    を取得し、前記取得した座標値を用いて前記測定物の位
    置と形状に関する測定物情報を取得することを特徴とす
    る請求項1又は請求項2に記載の走行車線予測装置。
  4. 【請求項4】 前記車線情報は、道路の幅を含んでお
    り、前記測定物情報取得手段は、前記車線情報に係る道
    路の幅と、前記距離センサにて検出した道路の幅を比較
    することにより、前記測定物を前記車両と隣接して走行
    する他の車両から識別することを特徴とする請求項1、
    請求項2又は請求項3に記載の走行車線予測装置。
  5. 【請求項5】 設定された走行経路の案内を実行するナ
    ビゲーション装置であって、 前記走行経路を取得する走行経路取得手段と、 請求項1から請求項4までのうちの何れか1の請求項に
    記載の車線予測装置と、 前記取得した走行経路と、前記車線予測装置にて現在走
    行していると予測される走行車線とを用いて前記案内を
    実行することを特徴とするナビゲーション装置。
  6. 【請求項6】 車両に配設された距離センサと、車速セ
    ンサの検出信号に基づき、現在走行中の道路に沿って配
    設されている測定物の位置と形状に関する測定物情報を
    取得する測定物情報取得工程と、 現在走行中の道路の片側車線数を含む車線情報を取得す
    る車線情報取得工程と、 前記取得した測定物情報と前記取得した車線情報から前
    記車両が前記道路上で現在走行している車線を予測する
    車線予測工程と、からなることを特徴とする走行車線予
    測方法。
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