JP2003105975A - 補強シート及び補強方法 - Google Patents

補強シート及び補強方法

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JP2003105975A JP2001301797A JP2001301797A JP2003105975A JP 2003105975 A JP2003105975 A JP 2003105975A JP 2001301797 A JP2001301797 A JP 2001301797A JP 2001301797 A JP2001301797 A JP 2001301797A JP 2003105975 A JP2003105975 A JP 2003105975A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 建築構造物との付着力を強化させた補強シー
ト及び補強方法を提供する。 【解決手段】 本発明に係る補強シート10は、建築構
造物の補強をするための補強シートであって、複数本の
フィラメントを束ねてなる経糸14を並列させた経糸層
16と、経糸と斜交する斜交糸18を並列させた第1の
斜交糸層20と、第1の斜交糸層20の斜交糸18と反
対方向から経糸14に斜交する斜交糸22を並列させた
第2の斜交糸層24とが積層された組布12と、短繊維
が不規則に配されると共に、所定の規則に従って形成さ
れた孔28aを複数有する不織布28とが積層されたこ
とを特徴とする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、建築構造物を補強
するための補強シート及び補強方法に関するものであ
る。
【0002】
【従来の技術】従来、このような分野の技術として、特
開平11−34211号公報記載のものがある。この公
報に記載された補強シートは、離型紙の片面に、多軸組
布と繊維層とを備えている。この離型紙の一部には、多
軸組布を挟んで離型紙と繊維層とを接着させるための接
着剤が塗布されている。そして、施工時には、予め熱硬
化性樹脂が塗布された建築構造物表面に、補強シートの
繊維層側が建築構造物側になるようにして貼り付けられ
る。それにより、熱硬化性樹脂が補強シート内に浸透し
て、補強シートが建築構造物に付着されることになる。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、前述し
た従来の補強シートには、次のような課題が存在してい
る。すなわち、補強シートを建築構造物に付着させる
際、離型紙の通気性がよくないために、熱硬化性樹脂が
シート内へ浸透し難かった。それにより、補強シートの
建築構造物への付着力が低下してしまうという問題があ
った。
【0004】本発明は、上述の課題を解決するためにな
されたもので、建築構造物との付着力を強化させた補強
シート及び補強方法を提供することを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明に係る補強シート
は、建築構造物の補強をするための補強シートであっ
て、複数本のフィラメントを束ねてなる経糸を並列させ
た経糸層と、経糸と斜交する斜交糸を並列させた第1の
斜交糸層と、第1の斜交糸層の斜交糸と反対方向から経
糸に斜交する斜交糸を並列させた第2の斜交糸層とが積
層された組布と、短繊維が不規則に配されると共に、所
定の規則に従って形成された孔を複数有する不織布とが
積層されたことを特徴とする。
【0006】この補強シートにおいては、経糸層と第1
及び第2の斜交糸層とが積層された、いわゆる3軸組布
と、短繊維が不規則に配された不織布とが積層されてお
り、不織布には、例えば、縦横に一定間隔おきの配列
や、幾何学的な配列など、所定の規則に従って複数の孔
が形成されている。このように、多軸の組布が、建築構
造物の補強シートの構成要素として採用されているた
め、建築構造物の多方向からの補強が可能となる。ま
た、不織布に規則正しく配列された複数の孔により、施
工時において行われる補強シートのエア抜きを均一に行
うことが可能である。さらに、短繊維が不規則に配され
た不織布においては、通気性が良好であるため、施工時
に建築構造物に塗布される樹脂が、補強シート内の空気
と置換され易く、補強シート内へ容易に浸透することが
できる。
【0007】また、経糸及び斜交糸のそれぞれには、熱
融着フィラメントが含まれており、経糸層、第1の斜交
糸層及び第2の斜交糸層は、熱融着フィラメントによっ
て互いに接着されており、組布と不織布とは、熱融着フ
ィラメントによって接着されていることが好ましい。こ
の場合、組布と不織布との接着に、別途接着剤等を用意
する必要がない。そのため、接着剤が組布へ浸透するこ
とに伴って生じる、樹脂の組布への浸透の妨害を阻止す
ることができる。
【0008】また、組布には、経糸と直交する緯糸を並
列させた緯糸層がさらに積層されていることが好まし
い。この場合、組布はいわゆる4軸組布となり、4軸組
布が積層された補強シートは、3軸組布が積層された補
強シートと比較して剛性の高いものとなる。
【0009】また、経糸、斜交糸及び緯糸のそれぞれに
は、熱融着フィラメントが含まれており、経糸層と第1
及び第2の斜交糸層と緯糸層とは、熱融着フィラメント
によって互いに接着されており、組布と不織布とは、熱
融着フィラメントによって接着されていることが好まし
い。この場合、組布と不織布との接着に、別途接着剤等
を用意する必要がない。そのため、接着剤が組布へ浸透
することに伴う、樹脂の組布への妨害を阻止することが
できる。
【0010】本発明にかかる補強方法は、建築構造物を
補強するための補強方法であって、建築構造物に樹脂を
塗布するステップと、樹脂の上から、上記補強シート
を、当該補強シートの組布側が建築構造物側になるよう
にして貼り付けるステップと、建築構造物に貼り付けら
れた補強シートをエア抜きするステップとを含むことを
特徴とする。
【0011】この補強方法においては、建築構造物に樹
脂が塗布された後、樹脂の上から、補強シートが貼り付
けられる。ただし、補強シートは、組布側が建築構造物
側となるように貼り付けられる。そして、建築構造物に
貼り付けられた補強シートは、例えば、ローラなどによ
りエア抜きされる。このようにして、上記補強シートを
建築構造物に付着させることにより、施工時に建築構造
物に塗布される樹脂は、補強シート内へ容易に浸透する
ことができる。
【0012】
【発明の実施の形態】以下、添付図面を参照して本発明
に係る補強シート及び補強方法の好適な実施の形態につ
いて詳細に説明する。
【0013】図1に示すように、補強シート10は組布
12を有している。この組布12は、いわゆる3軸組布
であり、上から順に、縦方向(図中のX方向)に延在す
る経糸14が複数配列されて成る経糸層16、経糸14
と斜交する斜交糸18が複数並列されて成る第一斜交糸
層(第1の斜交糸層)20、斜交糸18とは反対方向か
ら経糸14に斜交する斜交糸22が複数配列されて成る
第二斜交糸層(第2の斜交糸層)24が積層されてい
る。各層16,20,24の糸は、ともに約1mm〜約
25mmのピッチで並列に配されている。なお、本実施
形態では、斜交糸18は、縦方向(X方向)に対して+
45度の傾きを有し、斜交糸22は、縦方向に対して−
45度の傾きを有しているが、この他、斜交糸18を縦
方向に対して+30度、+60度傾かせて、斜交糸22
を縦方向に対して−30度、−60度傾かせるようにし
てもよい。
【0014】次に、上述の経糸層16、第一斜交糸層2
0及び第二斜交糸層24の各層を形成する糸について詳
説する。経糸14及び斜交糸18,22は、ともに強化
繊維であるガラス繊維を束ねて形成された、断面が扁平
形状のガラス繊維束である。そのため、各糸14,1
8,22は、それぞれの軸線方向において高い引張強度
を有する。ガラス繊維の径は、約3μm〜約25μmの
範囲にあることが好ましく、好適には、10μm〜13
μmのものが使用される。一本の糸を形成するガラス繊
維の収束本数は、約800本〜約8000本である。ま
た、繊維束の太さ(番手)は、200g/km〜120
0g/kmである。なお、経糸14及び斜交糸18,2
2としては、ガラス繊維の他、カーボン、アラミド、ビ
ニロン等の繊維によって形成することができる。
【0015】また、上下に重なり合う各層16,20,
24は、熱可塑性樹脂によって接着されている。図1の
最も右側の経糸14に例示的に示すように、経糸14の
それぞれは、ガラス繊維とこのガラス繊維に沿って延在
する熱融着フィラメント26(破線で示す)とから成っ
ている。なお、斜交糸18,22についても、同様に熱
融着フィラメントがガラス繊維に沿うように延在してい
る。熱融着フィラメント26は、熱可塑性樹脂を繊維化
したものであり、例えば、ナイロンやポリエステル等が
採用される。
【0016】上述した3軸組布12の下面には、不織布
28が積層されると共に、接着されている。この不織布
28は、短繊維が不規則に配された構造となっている。
短繊維の材料は、例えば、ビニロンやポリエステル等で
ある。また、不織布28の通気度は、150cm3
(cm2・s)〜800cm3/(cm2・s)である。
【0017】不織布28には、図2に示すように、縦方
向(X方向)を長軸とする楕円形状の孔28aが規則的
に形成されている。すなわち、不織布28においては、
孔28aが、縦方向に縦ピッチP1の等間隔で、また、
横方向に横ピッチP2の等間隔である格子状に形成され
ている。また、各格子の中心位置にも孔28aが形成さ
れている。すなわち、縦ピッチP1で等間隔に配列され
た孔28aの列が、縦ピッチの半ピッチ(P1/2)だ
け縦方向にずらされると共に、横方向の半ピッチ(P2
/2)だけ横方向にずらされて順次配列されている。こ
のような孔28aは、パンチ加工やニードル加工によ
り、不織布28を貫通するように形成されている。この
ように整列させた、すなわち規則配列させた孔28aを
機械的且つ意図的に形成することにより、表面の平滑性
を維持しつつ、補強シート10の通気度を向上させるこ
とができ、また、後述する補強シート10の施工時にお
いては、補強シート10のエア抜きの均一化が図られ
る。
【0018】次に、3軸組布12と不織布との接着方法
について、図3を参照しつつ説明する。上述したよう
に、斜交糸18,22の下部には、それぞれ熱融着フィ
ラメント26A,26Bが含まれている。したがって、
斜交糸18の下にある斜交糸22は、斜交糸18との接
触領域30において、斜交糸18に含まれる熱融着フィ
ラメント26Aにより斜交糸18と接着される。そし
て、3軸組布12を構成するそれぞれの斜交糸22が、
接触領域30において、接触する斜交糸18と接着され
ることにより、第一斜交糸層20と第二斜交糸層24と
が接着されている。
【0019】また、斜交糸18の接触領域30以外の領
域、すなわち、斜交糸22との接着に関与していない部
分の領域においては、斜交糸18の下に斜交糸22が存
在しないため、斜交糸18が弾性変形して不織布28と
接触することになる。それにより、斜交糸18の下部に
含まれる熱融着フィラメント26Aと不織布28とが部
分的に接着することになり、第一斜交糸層20は、第二
斜交糸層24を挟んで不織布28と接着されることにな
る。なお、同様にして、経糸層14は、第一斜交糸層2
0と接着されると共に、第一斜交糸層20及び第二斜交
糸層24を挟んで不織布28と接着される。このよう
に、ほ1経糸14及び斜交糸18,22に含まれる熱融
着フィラメント26,26A,26Bによって、上から
順に、経糸層16、斜交糸層20、斜交糸層24が接着
されていると共に、3軸組布12が不織布28に接着さ
れている。したがって、3軸組布12と不織布28との
接着に、熱融着フィラメント26以外の接着剤を別途用
意する必要がない。
【0020】次に、以上で説明した補強シートを用い
て、建築構造物を補強する補強方法について、図4を参
照しつつ説明する。
【0021】まず、建築構造物32の補強面32a上
に、建築構造物32と補強シート10とを接着させるた
めの樹脂34を塗布する(ステップ1)。この樹脂とし
ては、例えば、耐アルカリ性のメタクリル酸メチル(M
MA)が使用される。そして、例えば、0.8kg/m
2で樹脂34を塗布した後、その上から、補強シート1
0を、組布12側が建築構造物32の補強面32aと接
するように貼り付ける(ステップ2)。その後、補強シ
ート10を不織布28側から建築構造物32にローラ等
で押さえつける(ステップ3)。それにより、補強面3
2a上に塗布された樹脂34が補強シート10内に浸透
し、すなわち、補強シート10のエア抜きが行われると
共に、建築構造物32と補強シート10との密着度が向
上する。このエア抜きが行われる際、前述した不織布2
8に形成された孔28aにより、補強シート10内の空
気と樹脂34とが置換され易くなっているため、樹脂3
4は容易に補強シート10内へ浸透することができる。
【0022】このように、補強シート10を用いて建築
構造物32を補強すると、3軸組布12の各糸14,1
8,22の軸線方向の3方向からの補強が可能となる。
また、各糸14,18,22に含まれる熱融着フィラメ
ント26,26A,26Bによって、3軸組布12と不
織布28とが接着されているため、3軸組布12と不織
布28との接着に接着剤を用いないため、樹脂34の3
軸組布12への浸透を接着剤が妨害しない。さらに、不
織布28には、規則的な配列で孔28aが形成されてい
るため、樹脂34が容易に補強シート10内へ十分に浸
透し、補強シート10の建築構造物34への付着力が向
上する。
【0023】また、本実施形態の別の態様として、図5
に示すように、4軸組布を用いた補強シート10Aによ
って建築構造物32を補強することもできる。この4軸
組布40とは、3軸組布12の下面に、横方向(図中の
Y方向)に延在する緯糸42が複数配列されて成る緯糸
層44が、熱融着フィラメント26により、さらに積層
されている組布である。なお、緯糸42は、上述した経
糸14及び斜交糸18,22と同様の構成である。この
補強シート10Aにおいては、経糸14及び斜交糸1
8,22の軸方向だけでなく、緯糸42の軸方向に対し
ても高い引張強度を有することになり、建築構造物32
を4方向から補強することが可能となるとともに、補強
シート自体の剛性が向上する。
【0024】また、本発明は上記実施形態に限定される
ものではなく、様々な変形が可能である。例えば、不織
布28に形成される孔28aの配列は、補強シートを均
一にエア抜きができる配列であればよく、例えば、単な
る格子状配列、ハニカム状配列などでも良い。また、孔
28aの形状は、楕円形状の他、真円形状、多角形状な
どでも良い。
【0025】
【発明の効果】本発明に係る補強シートは、建築構造物
の補強をするための補強シートであって、複数本のフィ
ラメントを束ねてなる経糸を並列させた経糸層と、経糸
と斜交する斜交糸を並列させた第1の斜交糸層と、第1
の斜交糸層の斜交糸と反対方向から経糸に斜交する斜交
糸を並列させた第2の斜交糸層とが積層された組布と、
短繊維が不規則に配されると共に、所定の規則に従って
形成された孔を複数有する不織布とが積層されたことを
特徴とするため、建築構造物との付着力を強化させるこ
とができる。
【0026】また、本発明にかかる補強方法は、建築構
造物を補強するための補強方法であって、建築構造物に
樹脂を塗布するステップと、樹脂の上から、上記補強シ
ートを、当該補強シートの組布側が建築構造物側になる
ようにして貼り付けるステップと、建築構造物に貼り付
けられた補強シートをエア抜きするステップとを含むこ
とを特徴とするため、補強シートと建築構造物との付着
力を強化させることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施形態に係る補強シートを示した斜
視図である。
【図2】図1に示す補強シートの背面図である。
【図3】図1に示す補強シートの接着領域を示した図で
ある。
【図4】本発明の実施形態に係る補強シートの一使用例
を示した図である。
【図5】本発明の実施形態に係る補強シートの別の態様
を示した図である。
【符号の説明】 10,10A…補強シート、12…3軸組布(組布)、
14…経糸、16…経糸層、18…斜交糸、20…第一
斜交糸層(第1の斜交糸層)、22…斜交糸、24…第
二斜交糸層(第2の斜交糸層)、26,26A,26B
…熱融着フィラメント、28…不織布、28a…孔、3
2…建築構造物、34…樹脂、40…4軸組布(組
布)、42…緯糸、44…緯糸層。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き Fターム(参考) 2E176 AA02 AA03 BB29 4F100 AA37 AG00 AK21 AK47 BA02 BA07 DG11A DG15B GB07 JL12A

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 建築構造物の補強をするための補強シー
    トであって、 複数本のフィラメントを束ねてなる経糸を並列させた経
    糸層と、前記経糸と斜交する斜交糸を並列させた第1の
    斜交糸層と、前記第1の斜交糸層の前記斜交糸と反対方
    向から前記経糸に斜交する斜交糸を並列させた第2の斜
    交糸層とが積層された組布と、 短繊維が不規則に配されると共に、所定の規則に従って
    形成された孔を複数有する不織布とが積層されたことを
    特徴とする補強シート。
  2. 【請求項2】 前記経糸及び前記斜交糸のそれぞれに
    は、熱融着フィラメントが含まれており、 前記経糸層、前記第1の斜交糸層及び前記第2の斜交糸
    層は、前記熱融着フィラメントによって互いに接着され
    ており、 前記組布と前記不織布とは、前記熱融着フィラメントに
    よって接着されていることを特徴とする請求項1記載の
    補強シート。
  3. 【請求項3】 前記組布には、前記経糸と直交する緯糸
    を並列させた緯糸層がさらに積層されていることを特徴
    とする請求項1記載の補強シート。
  4. 【請求項4】 前記経糸、前記斜交糸及び前記緯糸のそ
    れぞれには、熱融着フィラメントが含まれており、 前記経糸層と前記第1及び第2の斜交糸層と前記緯糸層
    とは、前記熱融着フィラメントによって互いに接着され
    ており、 前記組布と前記不織布とは、前記熱融着フィラメントに
    よって接着されていることを特徴とする請求項3記載の
    補強シート。
  5. 【請求項5】 建築構造物を補強するための補強方法で
    あって、 前記建築構造物に樹脂を塗布するステップと、 前記樹脂の上から、請求項1〜4のいずれか一項に記載
    の補強シートを、当該補強シートの前記組布側が前記建
    築構造物側になるようにして貼り付けるステップと、 前記建築構造物に貼り付けられた前記補強シートをエア
    抜きするステップとを含むことを特徴とする補強方法。
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