JP2003105832A - トイレのリモコン装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】 【課題】 リモコン装置に設けたスイッチや表示が見易
く、しかも操作し易いトイレのリモコン装置を提供す
る。 【解決手段】 トイレ室に配置され、便器内に洗浄水を
流すスイッチ３１、３２と、便座２６及び便蓋２７の開
閉を行うスイッチ３６、３７、３８と、衛生洗浄装置１
４の制御を行うスイッチ４０と、各スイッチの設定状況
を示す表示部１９とを有するトイレのリモコン装置１０
において、用便時に衛生洗浄装置１４の操作を行う主要
なスイッチ４１〜４５を、リモコン本体１２の正面側中
央部に配置されている表示部１９の下側位置に配置し
た。

Description

【発明の詳細な説明】

【０００１】

【発明の属する技術分野】本発明は、トイレ室に配置さ
れた水洗便器の水洗動作や便座及び便蓋の開閉動作を行
うスイッチ、衛生洗浄装置を動作させる操作スイッチ、
及びこれらのスイッチによる設定状況を示す表示部等を
備えたトイレのリモコン装置に関する。

【０００２】

【従来の技術】従来、水洗便器を備えたトイレは、水洗
便器に洗浄水を流す洗浄水供給装置、人体の局部を洗浄
する衛生洗浄装置、便座及び便蓋を開閉する便座・便蓋
開閉装置、トイレ室内の臭気を除去する脱臭装置、トイ
レ室内の温度を所望の温度に維持する暖房装置等を備え
ている。また、トイレ室には、例えば図８に示すよう
に、前記各装置を集中して操作するリモコン装置１００
を設け、リモコン装置１００には使用頻度の多い洗浄水
供給装置、便座・便蓋開閉装置のメインスイッチ１０１
や衛生洗浄装置等のメインスイッチ１０２、及び衛生洗
浄装置等の各装置の機能を調節する調節スイッチ１０
３、動作状況を示す液晶の表示部１０４等を備えてい
る。そして、表示部１０４は見やすいようにリモコン本
体１０５の正面中央部に配置し、洗浄水供給装置や便座
・便蓋開閉装置を操作するメインスイッチ１０１は人が
立ったまま操作し易いようにリモコン本体１０５の上端
部に配置し、表示部１０４の上側に衛生洗浄装置を操作
するメインスイッチ１０２を配置し、また各装置の機能
を設定する調節スイッチ１０３を表示部の上部又は側方
に配置して、スイッチ類をリモコン本体１０５の上部及
び側方にまとめて配置していた。

【０００３】

【発明が解決しようとする課題】ところで、前記従来技
術の構成では、表示部１０４に表示された各装置の動作
状況を見ながら各スイッチを操作するとき、衛生洗浄装
置のメインスイッチ１０２が表示部１０４の上側にある
ため、操作する手が表示部１０４を覆うことになるの
で、表示部１０４に表示された内容が見にくいという問
題があった。また、衛生洗浄装置を操作する場合は便座
に座ったまま操作するので、リモコン本体１０５の上側
に衛生洗浄装置のメインスイッチ１０２があると操作し
にくいという問題があった。更に、洗浄水供給装置を便
座に座ったまま操作することがあるが、洗浄水供給装置
のメインスイッチ１０１がリモコン本体１０５の上端部
に設けていると、メインスイッチ１０１の位置が見にく
く、操作しにくいという問題があった。また、トイレに
備える各装置の機能が多くなるにつれて、集中してリモ
コン装置１００に設けるスイッチ類が多くなり、目的の
スイッチを選択する時に一見して見つけ出すのが難し
く、特に視力の衰えている老人等はスイッチの選択に迷
うことがあった。本発明はこのような事情に鑑みてなさ
れたもので、リモコン装置に設けたスイッチや表示が見
易く、しかも操作し易いトイレのリモコン装置を提供す
ることを目的とする。

【０００４】

【課題を解決するための手段】前記目的に沿う本発明に
係るトイレのリモコン装置は、トイレ室に配置され、便
器内に洗浄水を流すスイッチと、便座及び便蓋の開閉を
行うスイッチと、衛生洗浄装置の制御を行うスイッチ
と、動作状況を示す表示部とを有するトイレのリモコン
装置において、用便時に前記衛生洗浄装置の操作を行う
主要なスイッチを、リモコン本体の正面側中央部に配置
されている前記表示部の下側位置に配置した。これによ
り、衛生洗浄装置の主要なスイッチ、例えばおしり洗
浄、やわらか洗浄等のスイッチを操作するときに、操作
する手が表示部の下側で操作することになり、手で表示
部を覆うことがなく、表示部の表示を見ながらスイッチ
を操作することが出来る。

【０００５】本発明に係るトイレのリモコン装置におい
て、それぞれの前記主要なスイッチは、それぞれの操作
面が前記リモコン本体の正面壁に対して傾斜配置されて
いてもよい。この場合、衛生洗浄装置の主要なスイッチ
を便座に座ったまま操作するとき、スイッチより視線が
やや上方にあっても斜め上から見ることができ、視線が
真横であっても正面から見ることできるので、操作し易
くなる。本発明に係るトイレのリモコン装置において、
前記便器内に洗浄水を流すスイッチと前記便座及び便蓋
の開閉を行うスイッチとは、前記表示部の上側位置に設
けてもよい。この場合、使用者が立ったまま、便器内に
洗浄水を流すときや便座及び便蓋の開閉を行うとき、ス
イッチの操作が容易である。本発明に係るトイレのリモ
コン装置において、前記便器内に洗浄水を流すスイッチ
と前記便座及び便蓋の開閉を行うスイッチのそれぞれの
操作面が前記リモコン本体の正面壁に対して傾斜配置さ
れていてもよい。この場合、便器内に洗浄水を流すとき
や便座及び便蓋の開閉を行うとき、使用者が便座に座っ
たままでも立ったままでも、スイッチの位置が見やすく
操作が容易である。

【０００６】本発明に係るトイレのリモコン装置におい
て、前記リモコン本体に設けられた多数のスイッチを、
その動作機能毎に群に分けて色分けし、更に前記表示部
に該当する前記スイッチによって表示される文字及び／
又は図形を、前記動作機能毎に分けたスイッチ群と実質
的に同一の色彩表示してもよい。この場合、所望の動作
機能のスイッチを選択するとき、スイッチの色を探すこ
とにより所望の動作機能を容易に見つけ出すことができ
る。また、表示部で、スイッチの色と同じ色で表示され
た所望の文字及び／又は図形を見ながら動作機能のスイ
ッチを操作することができ、動作機能の表示を正しく視
認して間違いのないスイッチ操作を行うことができる。

【０００７】本発明に係るトイレのリモコン装置におい
て、前記多数のスイッチは、前記衛生洗浄装置に使用す
る温水制御機能、前記便座に使用するヒータの節電制御
機能、及び前記トイレ室の温度制御機能毎に群に分けて
もよい。この場合、例えば衛生洗浄装置の温水制御機能
を赤色、便座に使用するヒータ（以下便座ヒータとい
う）の節電制御機能を緑色、室内暖房の温度制御機能を
青色に設定する。そして、ノズルから噴出する温水の温
度を示す表示部の赤色表示を見ながら、赤色の温水温度
の調節スイッチを操作するので、操作を間違うことなく
温水を所望の温度に設定することができる。同様に、例
えば毎日同じ時刻に自動的に便座ヒータを切る節電時間
を示す緑色表示を見ながら、緑色の節電スイッチを操作
するので、操作を間違うことなく節電スイッチによって
所望の動作時間を設定するタイマーを動作させることが
できる。また、室温を設定するときも同様に、青色のス
イッチと青色の表示を見ながら操作を間違うことなく温
度設定を行うことができる。

【０００８】

【発明の実施の形態】続いて、添付した図面を参照しつ
つ、本発明を具体化した実施の形態につき説明し、本発
明の理解に供する。ここに、図１は本発明の一実施の形
態に係るトイレのリモコン装置の正面図、図２は同トイ
レのリモコン装置の前蓋を被せたときの正面図、図３は
同装置の側面図、図４は同装置を用いたトイレの構成を
示す説明図、図５は同装置の操作部の構成を示す説明
図、図６は同装置の表示部の構成を示す説明図、図７
（Ａ）、（Ｂ）はそれぞれ同装置の使用状態を示す説明
図である。

【０００９】図１、図４に示すように、本発明の一実施
の形態に係るトイレのリモコン装置１０は、トイレ１１
を設置したトイレ室内の所望位置に着脱自在に取付けら
れる容器状のリモコン本体１２を有している。また、ト
イレ１１には、水洗便器１３、衛生洗浄装置１４、脱臭
装置１５、室内暖房装置１６、便座便蓋装置１７の各装
置が装備されている。リモコン本体１２には前記各装置
の操作を行う操作部１８と、前記各装置の動作状況を文
字や図形によって、例えば液晶画面に表示する表示部１
９と、リモコン装置１０と前記各装置の制御部とのデー
タを交信可能にするデータ送信部２０とを装着してい
る。更に、水洗便器１３は便器本体２１と便器本体２１
の内側に洗浄水を流して洗浄する水洗機能部２２を備え
ている。衛生洗浄装置１４はノズルから洗浄水を噴出し
て人体の局部を洗浄するノズル機能部２３と、洗浄水を
温水にする温水機能部２４と、人体の局部に温風を吹き
つける温風乾燥部２５とを有している。便座・便蓋装置
１７は便座２６、便蓋２７と、便座２６の温度を、例え
ば３０〜４０度程度に温める便座ヒータ２８と、便座２
６、便蓋２７を自動的に開閉する開閉手段２９とを有し
ている。

【００１０】操作部１８には、図５に示すように、水洗
機能部２２によって便器本体２１に洗浄水を供給する動
作を行うための水洗スイッチ群３０を設け、水洗スイッ
チ群３０は主要なスイッチである大便用の大スイッチ３
１と小便用の小スイッッチ３２を有し、図３に示すよう
に、リモコン本体１２の上端部に操作面がリモコン本体
１２の正面壁３３に対して、例えば４５度程度の角度で
傾斜した傾斜壁３４に配置されている。また、水洗スイ
ッチ群３０に隣接させて便座・便蓋開閉スイッチ群３５
を傾斜壁３４に傾斜配置している。なお、便座・便蓋開
閉スイッチ群３５は便蓋開きスイッチ３６、便座開きス
イッチ３７及び便蓋・便座閉じスイッチ３８を横方向に
並べて傾斜配置している。

【００１１】衛生洗浄装置１４の主要なスイッチであ
り、ノズル機能部２３を動作させるノズル・乾燥スイッ
チ群４０は、使用頻度の多い標準角度で噴出する「おし
り」スイッチ４１、シャワー状の「やわらか」スイッチ
４２、噴出角度の異なる「ビデ」スイッチ４３、ノズル
からの噴出を止める「止め」スイッチ４４及び温風乾燥
を行う「乾燥」スイッチ４５を有している。これら主要
な５個のスイッチは、リモコン本体１２の正面壁３３の
下端部に横方向に並べ、正面壁３３に対して、例えば３
０度程度の角度で傾斜した傾斜壁４６に傾斜配置してノ
ズル・乾燥スイッチ群４０の主要なスイッチの操作面を
傾斜させている。正面壁３３の下部で、しかも傾斜壁４
６の上方には、比較的頻度の少ないノズルを前後に移動
させる「ムーブ」スイッチ４７、洗浄水をリズミカルに
噴出する「マッサージ」スイッチ４８、洗浄水の水勢を
調節する水勢強弱スイッチ４９及び脱臭装置１５を強力
なパワーモードで動作させるパワー脱臭スイッチ５０を
配置している。

【００１２】正面壁３３の左端部には温水機能部２４の
温水温度を調節する温水温度スイッチ５１、便座ヒータ
２８の温度を調節する便座温度スイッチ５２、温風乾燥
部２５の温風温度を調節する乾燥温度スイッチ５３、室
内暖房装置１６の室暖温度スイッチ５４及び日時設定ス
イッチ５５を配置している。温水の温度制御機能に関す
る温水温度スイッチ５１には赤色で彩色している。正面
壁３３の右端部にはノズルを前後に移動させて洗浄位置
を設定する洗浄位置スイッチ５６、ノズルの詰まりを清
掃するノズル掃除スイッチ５７を配置している。

【００１３】正面壁３３の上部に設けた傾斜壁３４の下
側には自動化された装置のスイッチ配置領域を示す「オ
ート」スイッチ群５８の表示を設け、「オート」スイッ
チ群５８の中に、脱臭装置１５を自動的に動作させる
「オートパワー脱臭」スイッチ５９、水洗便器１３の水
洗を自動的の動作させる「オート流す」スイッチ６０、
便蓋を自動的に開閉する「オートふた開閉」スイッチ６
１を配置している。また、「オート」スイッチ群５８の
表示に隣接して便座ヒータ２８の節電のためのスイッチ
配置領域を表示する「節電」スイッチ群６２を設け、
「節電」スイッチ群６２の中に、過去の使用状態からマ
イコンによって通電時間を設定する「おまかせ」スイッ
チ６３、通電時間をタイマーによって設定する「タイマ
ー」スイッチ６４を設けている。節電制御機能に関する
「節電」スイッチ群６２、「おまかせ」スイッチ６３、
「タイマー」スイッチ６４には緑色で彩色している。
「節電」スイッチ群６２の表示に隣接して、室内暖房装
置１６の動作状態を表示するスイッチ配置領域を示す
「室暖」スイッチ群６５を設け、「室暖」スイッチ群６
５の中に室内暖房装置１６を動作させる「室暖」スイッ
チ６６、タイマーによって暖房時間を設定する「タイマ
ー」スイッチ６７、寒冷地等で凍結を防止するための暖
房を行う「冷え込み防止」スイッチ６８を設けている。
トイレ室の温度制御機能に関する「室暖」スイッチ群６
５、「室暖」スイッチ６６、「タイマー」スイッチ６
７、及び「冷え込み防止」スイッチ６８には青色で彩色
している。

【００１４】表示部１９は、リモコン本体１２の正面壁
３３の中央部に設けた液晶ディスプレー（ＬＣＤ）から
なり、左側に上から温水機能部２４の洗浄水の温水温度
表示７０、便座温度表示７１、温風乾燥部２５による乾
燥温度表示７２、室内暖房装置による室暖温度表示７３
を設けている。また、温水の温度制御機能に関する温水
温度表示７０には操作部１８の温水温度スイッチ５１と
共通する赤色で表示している。中央には上から自動化が
可能な範囲を示す領域の「オート」領域表示７４を設
け、その中に、操作部１８に設けた「オート」スイッチ
群５８と対応する状態を示す「パワー脱臭」表示７５、
「流す」表示７６、「ふた開閉」表示７７を表示可能に
している。「オート」領域表示７４の下側には便座ヒー
タ２８の動作状態を示す領域の「節電」領域表示７８を
設け、その中に、操作部１８に設けた「節電」スイッチ
群６２に対応する状態を示す「おまかせ」表示７９、
「タイマー」表示８０を設けている。節電制御機能に関
する「節電」領域表示７８、「おまかせ」表示７９、
「タイマー」表示８０には操作部１８の「おまかせ」ス
イッチ６３、「タイマー」スイッチ６４等のスイッチ群
と共通する緑色で表示している。

【００１５】「節電」領域表示７８の下側には、室内暖
房の動作状態を示す領域の「室暖」領域表示８１を設
け、その中に、操作部１８に設けた「室暖」スイッチ群
６５に対応する状態を示す「室暖」表示８２、「冷え込
み防止」表示８３、「タイマー」表示８４を設けてい
る。表示部１９の右側には、ノズルから噴出する水勢を
示す水勢表示８５、ノズル位置を示す洗浄位置表示８
６、日時を示すカレンダー表示８７、及び表示部１９に
用いている電池の寿命表示８８を設けている。トイレ室
の温度制御機能に関する「室暖」領域表示８１、「室
暖」表示８２、「冷え込み防止」表示８３、「タイマ
ー」表示８４には、操作部１８の「室暖」スイッチ群６
５、「室暖」スイッチ６６、「タイマー」スイッチ６
７、及び「冷え込み防止」スイッチ６８等のスイッチ群
と共通する青色で表示している。

【００１６】リモコン本体１２の正面壁３３には、使用
頻度が高い水洗スイッチ３０、便座・便蓋開閉スイッチ
３５が露出する切欠き８９、パワー脱臭スイッチ５０、
ムーブスイッチ４７、マッサージスイッチ４８が露出す
るのぞき孔９０、９１、９２、水勢強弱スイッチ４９が
露出するのぞき孔９３、洗浄位置スイッチ５６が露出す
るのぞき孔９４、表示部１９が露出するのぞき孔９５及
びノズル・乾燥スイッチ群４０が露出する切欠き９６を
設けた前蓋９７を設けている。そして、前蓋９７は、リ
モコン本体１２の下端にヒンジ機構により取付け、正面
壁３３を覆ってリモコン本体１２に開閉可能に固定する
ようにしている。したがって、通常は前蓋９７を閉じて
おくことにより、使用頻度の少ないスイッチや表示が見
えないようにして、通常使用するスイッチの操作を容易
にしている。図７（Ａ）に示すように、本発明によれ
ば、使用頻度の多い水洗スイッチ群３０の大スイッチ３
１、小スイッチ３２がリモコン本体１２の上端部の傾斜
壁３４に設けられているので、便座２６に座った状態で
水洗スイッチ群３０の大スイッチ３１、小スイッチ３２
を横から見て操作することができる。また、衛生洗浄装
置１４を使用するとき、ノズル・乾燥スイッチ群４０が
リモコン本体１２の下端部の傾斜壁４６に設けられてい
るので、リモコン本体１２の中央部に設けた表示部１９
がノズル・乾燥スイッチ群４０を操作する手によって邪
魔されることがなく、表示部１９を見ながらノズル・乾
燥スイッチ群４０を操作することができる。また、図７
（Ｂ）に示すように、水洗便器１３の前に立った状態で
も水洗スイッチ群３０を容易に視認することができる。

【００１７】以上、本発明の実施の形態について説明し
たが、本発明は何ら前記の実施の形態に記載の構成に限
定されるものではなく、特許請求の範囲に記載されてい
る事項の範囲内で考えられるその他の実施の形態や変形
例も含むものである。例えば、操作部のスイッチと表示
部の表示を動作機能別に色分けする場合、赤色、緑色、
青色の３色に限るものではなく、橙色、黄色、白色、黒
色等用いてもよい。また、リモコン本体に、例えば便座
に設けた体重計からの体重値を表示するように、表示部
に他の機能を表示するようにしてもよい。

【００１８】

【発明の効果】請求項１〜６記載のトイレのリモコン装
置においては、トイレ室に配置され、便器内に洗浄水を
流すスイッチと、便座及び便蓋の開閉を行うスイッチ
と、衛生洗浄装置の制御を行うスイッチと、動作状況を
示す表示部とを有し、用便時に衛生洗浄装置の操作を行
う主要なスイッチを、リモコン本体の正面側中央部に配
置されている表示部の下側位置に配置しているので、衛
生洗浄装置の主要なスイッチを操作するときに、操作す
る手が表示部の下側で操作することになり、手で表示部
を覆うことがなく、表示部の表示を見ながらスイッチを
容易に操作することが出来る。

【００１９】特に請求項２記載のトイレのリモコン装置
においては、それぞれの主要なスイッチは、それぞれの
操作面がリモコン本体の正面壁に対して傾斜配置されて
いるので、衛生洗浄装置の主要なスイッチを便座に座っ
たままでも立ったときでも正面から見ることできるの
で、多くのスイッチの操作が容易である。請求項３記載
のトイレのリモコン装置においては、便器内に洗浄水を
流すスイッチと便座及び便蓋の開閉を行うスイッチと
は、表示部の上側位置に設けているので、使用者が立っ
たまま、便器内に洗浄水を流すときや便座及び便蓋の開
閉を行うとき、スイッチの操作が容易である。請求項４
記載のトイレのリモコン装置においては、便器内に洗浄
水を流すスイッチと便座及び便蓋の開閉を行うスイッチ
のそれぞれの操作面がリモコン本体の正面壁に対して傾
斜配置されているので、便器内に洗浄水を流すときや便
座及び便蓋の開閉を行うとき、使用者が便座に座ったま
までも立ったままでも、スイッチの位置が見やすく操作
が容易である。

【００２０】請求項５記載のトイレのリモコン装置にお
いては、リモコン本体に設けられた多数のスイッチを、
その動作機能毎に群に分けて色分けし、更に表示部に該
当するスイッチによって表示される文字及び又は図形
を、動作機能毎に分けたスイッチ群と実質的に同一の色
彩表示しているので、所望の動作機能を選択するとき、
スイッチの色を探すことにより所望の動作機能を容易に
見つけ出すことができ、視力の弱い人でも動作機能の表
示を正しく視認することができる。請求項６記載のトイ
レのリモコン装置においては、多数のスイッチは、衛生
洗浄装置に使用する温水制御機能、便座に使用するヒー
タの節電制御機能、及びトイレ室の温度制御機能毎に群
に分けているので、操作を間違うことなく温水を所望の
温度に設定することができる。

【図面の簡単な説明】

【図１】図１は本発明の一実施の形態に係るトイレのリ
モコン装置の正面図である。

【図２】同トイレのリモコン装置のカバーを被せたとき
の正面図である。

【図３】同装置の側面図である。

【図４】同装置を用いたトイレの構成を示す説明図であ
る。

【図５】同装置の操作スイッチの構成を示す説明図であ
る。

【図６】同装置の表示部の構成を示す説明図である。

【図７】（Ａ）、（Ｂ）はそれぞれ同装置の使用状態を
示す説明図である。

【図８】従来例のトイレのリモコン装置の正面図であ
る。

【符号の説明】

１０：トイレのリモコン装置、１１：トイレ、１２：リ
モコン本体、１３：水洗便器、１４：衛生洗浄装置、１
５：脱臭装置、１６：室内暖房装置、１７：便座・便蓋
装置、１８：操作部、１９：表示部、２０：データ送信
部、、２１：便器本体、２２：水洗機能部、２３：ノズ
ル機能部、２４：温水機能部、２５：温風乾燥部、２
６：便座、２７：便蓋、２８：便座ヒーター、２９：開
閉手段、３０：水洗スイッチ群、３１：大スイッチ、３
２：小スイッチ、３３：正面壁、３４：傾斜壁、３５：
便座・便蓋開閉スイッチ群、３６：便蓋開きスイッチ、
３７：便座開きスイッチ、３８：便蓋・便座閉じスイッ
チ、４０：ノズル・乾燥スイッチ群、４１：「おしり」
スイッチ、４２：「やわらか」スイッチ、４３：「ビ
デ」スイッチ、４４：「止め」スイッチ、４５：「乾
燥」スイッチ、４６：傾斜壁、４７：「ムーブ」スイッ
チ、４８：「マッサージ」スイッチ、４９：水勢強弱ス
イッチ、５０：パワー脱臭スイッチ、５１：温水温度ス
イッチ、５２：便座温度スイッチ、５３：乾燥温度スイ
ッチ、５４：室暖温度スイッチ、５５：日時設定スイッ
チ、５６：洗浄位置スイッチ、５７：ノズル掃除スイッ
チ、５８：「オート」スイッチ群、５９：「オートパワ
ー脱臭」スイッチ、６０：「オート流す」スイッチ、６
１：「オートふた開閉」スイッチ、６２：「節電」スイ
ッチ群、６３：「おまかせ」スイッチ、６４：「タイマ
ー」スイッチ、６５：「室暖」スイッチ群、６６：「室
暖」スイッチ、６７：「タイマー」スイッチ、６８：
「冷え込み防止」スイッチ、７０：温水温度表示、７
１：便座温度表示、７２：乾燥温度表示、７３：室暖温
度表示、７４：「オート」領域表示、７５：「パワー脱
臭」表示、７６：「流す」表示、７７：「ふた開閉」表
示、７８：「節電」領域表示、７９：「おまかせ」表
示、８０：「タイマー」表示、８１：「室暖」領域表
示、８２：「室暖」表示、８３：「冷え込み防止」表
示、８４：「タイマー」表示、８５：水勢表示、８６：
洗浄位置表示、８７：カレンダー表示、８８：寿命表
示、８９：切欠き、９０〜９５：のぞき孔、９６：切欠
き、９７：前蓋

───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 橋詰 賢二 福岡県北九州市小倉北区中島２丁目１番１ 号 東陶機器株式会社内 (72)発明者 江上 勝弘 福岡県北九州市小倉北区中島２丁目１番１ 号 東陶機器株式会社内 (72)発明者 合田 智一 福岡県北九州市小倉北区中島２丁目１番１ 号 東陶機器株式会社内 (72)発明者 秋吉 修 福岡県北九州市小倉北区中島２丁目１番１ 号 東陶機器株式会社内 Ｆターム(参考） 2D037 AB07 AD03 AD14 2D038 JC03 JC11 JF03 JH03 JH07 ZA05

Claims (6)

【特許請求の範囲】
1. 【請求項１】 トイレ室に配置され、便器内に洗浄水を
   流すスイッチと、便座及び便蓋の開閉を行うスイッチ
   と、衛生洗浄装置の制御を行うスイッチと、前記スイッ
   チによる設定状況を示す表示部とを有するトイレのリモ
   コン装置において、用便時に前記衛生洗浄装置の操作を
   行う主要なスイッチを、リモコン本体の正面側中央部に
   配置されている前記表示部の下側位置に配置したことを
   特徴とするトイレのリモコン装置。
2. 【請求項２】 請求項１記載のトイレのリモコン装置に
   おいて、それぞれの前記主要なスイッチは、それぞれの
   操作面が前記リモコン本体の正面壁に対して傾斜配置さ
   れていることを特徴とするトイレのリモコン装置。
3. 【請求項３】 請求項１又は２記載のトイレのリモコン
   装置において、前記便器内に洗浄水を流すスイッチと前
   記便座及び便蓋の開閉を行うスイッチとは、前記表示部
   の上側位置に設けられていることを特徴とするトイレの
   リモコン装置。
4. 【請求項４】 請求項１〜３のいずれか１項に記載のト
   イレのリモコン装置において、前記便器内に洗浄水を流
   すスイッチと前記便座及び便蓋の開閉を行うスイッチの
   それぞれの操作面が前記リモコン本体の正面壁に対して
   傾斜配置されていることを特徴とするトイレのリモコン
   装置。
5. 【請求項５】 請求項１〜４のいずれか１項に記載のト
   イレのリモコン装置において、前記リモコン本体に設け
   られた多数のスイッチを、その動作機能毎に群に分けて
   色分けし、更に前記表示部に該当する前記スイッチによ
   って表示される文字及び／又は図形を、前記動作機能毎
   に分けたスイッチ群と実質的に同一の色彩表示したこと
   を特徴とするトイレのリモコン装置。
6. 【請求項６】 請求項５記載のトイレのリモコン装置に
   おいて、前記多数のスイッチは、前記衛生洗浄装置に使
   用する温水制御機能、前記便座に使用するヒータの節電
   制御機能、及び前記トイレ室の温度制御機能毎に群に分
   けられていることを特徴とするトイレのリモコン装置。