JP2003105530A - レーザアブレーション装置 - Google Patents

レーザアブレーション装置

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JP2003105530A
JP2003105530A JP2001296720A JP2001296720A JP2003105530A JP 2003105530 A JP2003105530 A JP 2003105530A JP 2001296720 A JP2001296720 A JP 2001296720A JP 2001296720 A JP2001296720 A JP 2001296720A JP 2003105530 A JP2003105530 A JP 2003105530A
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laser light
laser beam
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JP2001296720A
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Tetsuo Ishida
哲夫 石田
Toshihiro Sato
利弘 佐藤
Kenichi Motohashi
研一 本橋
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Vacuum Products Corp
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Vacuum Products Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 基板サイズに拘らず、レーザ入射角、基板−
ターゲット間距離等を最良な成膜条件に設定して、均一
な膜厚及び膜質にて基板に成膜するレーザアブレーショ
ン装置を提供すること。 【解決手段】 レーザアブレーション装置は、基板20
を支持する基板ホルダ30と、基板20に対して傾斜さ
せてターゲット40を支持するターゲットホルダ50
と、基板20と平行な方向Aに沿ってターゲット40に
入射角θにて入射するレーザ光を出射するレーザ光出射
部60とを有する。基板20はC方向に自転され、ター
ゲット40はD方向に往復スライド移動される。レーザ
光は、レーザ出射方向Aと直交し、基板20の回転半径
方向Eと一致する方向Bに走査される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、レーザアブレーシ
ョン装置に関する。
【0002】
【背景技術】近年、ランタン・バリウム・銅酸化物質系
超伝導体が発見され、高温超伝導酸化物質の薄膜を形成
する技術開発が進んでいる。特に、金属材料・無機材料
及び有機材料等の高機能物質やデバイスの開発が盛んで
ある。
【0003】このような物質やデバイスの開発には、分
子層ごとにエピタキシャル成長が可能なレーザアブレー
ション装置が有効である。
【0004】このレーザアブレーション装置では、真空
装置内の固体原料(ターゲット)に対して、レンズにて
絞られてターゲット面上に焦点合わせされたレーザ光が
出射される。そのレーザ光の出射により、ターゲット面
上にて分子或いは原子状にアブレーション(解離蒸発)
を起こさせ、ターゲットより放出される粒子を基板上に
堆積させて薄膜を形成するものである。このレーザアブ
レーションによる薄膜形成法は、レーザ光を固体原料の
分解気化エネルギー源とする物理的気相蒸着法の一つで
ある。
【0005】ここで、実験室レベルでは、直径60mm
以下の基板に薄膜を形成するレーザアブレーション装置
として、良好な形成条件が確立されつつある。この条件
とは、基板−ターゲット間距離が30〜70mm、ター
ゲットへのレーザ光の入射角が30〜50°、基板温度
が600〜900℃などである。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】従来のレーザアブレー
ション装置は、基板の下方にて、その基板と平行に、上
述の基板−ターゲット間距離だけ隔ててターゲットを配
置していた。レーザ光は、ターゲットの斜め上方より上
述の入射角の範囲でターゲットに入射されていた。
【0007】従って、基板サイズが大きくなると、その
基板に遮られずに斜め上方よりレーザ光をターゲットに
導くためには、ターゲットに対するレーザ光の入射角を
小さくするか、あるいは基板−ターゲット間距離を大き
くするしかなかった。
【0008】このように、従来のレーザアブレーション
装置は、成膜条件を基板サイズに依存させて変更せざる
を得ない構造であった。このため、大型基板に対しては
成膜条件を変更せざるを得なかった。
【0009】そこで、本発明の目的は、基板サイズに拘
らず、最良な成膜条件の下で基板に成膜することができ
るレーザアブレーション装置を提供することにある。
【0010】本発明の他の目的は、大型基板に対して
も、均一な膜厚及び膜質にて成膜することができるレー
ザアブレーション装置を提供することにある。
【0011】
【課題を解決するための手段】本発明の装置の一態様に
係るレーザアブレーション装置は、被成膜面を有する基
板を支持する基板ホルダと、前記基板の前記被成膜面に
対して傾斜させてターゲットを支持するターゲットホル
ダと、前記ターゲットに対して所定の入射角にて入射す
るレーザ光を出射するレーザ光出射部とを有する。
【0012】本発明の一態様によれば、基板の前記被成
膜面に対して傾斜させて配置されたターゲットに対し
て、所定の入射角にて入射される。従って、従来のよう
に基板と平行なターゲットにレーザ光が入射されるタイ
プと比較すると、基板サイズが大型化しても、その基板
によってレーザ光の入射経路は妨げられない。しかも、
基板と平行に出射されるレーザ光は、基板に対して傾斜
して支持されたターゲットに入射するので、ターゲット
の傾斜角度の設定により、成膜条件に合致するレーザ入
射角を確保できる。また、基板サイズは、基板−ターゲ
ット間距離に影響を及ぼさないので、基板−ターゲット
間距離も、最適な成膜条件に合致するように設定でき
る。
【0013】このとき、レーザ光出射部は、前記基板に
平行な線に対して、+20°〜−10°の範囲で出射す
ることが好ましい。ここで、平行線に対するプラスの角
度は、レーザ光が平行線よりも基板側から入射すること
を意味し、マイナスの角度はレーザ光が平行線よりも基
板と離れた側から入射することを意味する。こうすると
もレーザ光は基板に対してほぼ平行な範囲で入射される
ことになり、レーザ光の入射経路を妨げない基板サイズ
をより拡大できる。
【0014】本発明の一態様では、基板ホルダを駆動し
て基板を自転させる自転駆動部をさらに有することがで
きる。この場合、レーザ光出射部は、レーザ光の出射方
向と交差する方向であって、かつ基板の回転半径方向に
沿って、レーザ光を走査する走査部を有することができ
る。基板の回転移動とレーザ光の走査移動とにより、基
板全面に対する成膜が可能となる。
【0015】この場合、走査部は、基板の回転半径方向
内側ではレーザ光の走査速度を速くし、基板の回転半径
方向外側ではレーザ光の走査速度を遅くすることが好ま
しい。こうすると、基板の回転半径方向内外の各位置で
の基板速度に応じてレーザ走査速度を変化させることが
できる。こうして、基板の回転半径方向の内外の各位置
にて、ターゲットからの粒子が付着する頻度を均等にす
ることで、その粒子の堆積による膜厚を均一できる。
【0016】レーザ光の走査速度の設定については種々
可能であるが、例えば、レーザ光の走査速度をVとし、
基板の回転中心からレーザ光の走査位置までの距離をX
としたとき、V=−aX+b(a,bは共に正の定数)
とすることができる。
【0017】均一な膜厚を実現するためには、レーザ光
の走査速度を変化させるものに限らない。例えば、レー
ザ光出射部は、基板の回転半径方向内側ではレーザ光の
出射強度を低くし、基板の回転半径方向外側では前記レ
ーザ光の出射強度を高くすることができる。このようし
ても、基板の回転半径方向の内外の各位置にて、ターゲ
ットからの粒子が付着する頻度を均等にすることができ
る。
【0018】本発明の一態様では、基板ホルダの自転駆
動部に代えて、基板を往復直線駆動させる基板往復直線
駆動部を有することができる。特に、矩形基板の場合に
は、回転駆動するよりも往復直線駆動することが好まし
い。
【0019】この場合、レーザ光出射部は、レーザ光の
出射方向と交差する方向であって、基板の往復直線駆動
方向と交差する方向に前記レーザ光を走査させる走査部
を有することになる。ただし、往復直線駆動される基板
上の各位置の速度は等速であるので、レーザ光の走査速
度や出射強度を基板の移動と同期させて変化させる必要
はない。
【0020】本発明の一態様では、ターゲットホルダを
駆動して、このターゲットを、レーザ光の走査方向とは
交差する方向に往復直線駆動するターゲット往復直線駆
動部をさらに有することができる。ターゲット全面にレ
ーザ光を出射させて、ターゲットの消耗を均一化させる
ためである。
【0021】本発明の一態様では、ターゲットホルダは
回転軸を含み、この回転軸の周囲の複数の側面の各々に
ターゲットが支持することができる。
【0022】この場合、ターゲットホルダの複数の側面
の少なくとも一つに設けられたターゲットを、他の側面
に設けられたターゲットとは異なる材質とすることがで
きる。こうすると、一枚の基板に異なる材質の膜を連続
して形成することが可能となる。
【0023】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態につい
て、図面を参照して説明する。
【0024】(装置要部の概略説明)図1は、本実施形
態に係るレーザアブレーション装置の要部を示す概略説
明図である。図1において、真空容器10内には、基板
20を支持する基板ホルダ30と、ターゲット40を支
持するターゲットホルダ50とが設けられている。本実
施形態では、基板20はその被成膜面22が下向きとさ
れるように基板ホルダ30に支持されている。この基板
20の下方にターゲットホルダ50が配置されている。
【0025】真空容器10は、ターゲット40と対向す
る側壁にレーザ光導入窓12を有し、この窓12を介し
てレーザ光が入射可能となっている。
【0026】真空容器10の外部にレーザ光出射部60
が設けられている。このレーザ光出射部60は、レーザ
光源62、ミラー64及びレンズ66等から構成されて
いる。このレーザ光出射部60より出射されるレーザ光
は、レーザ光導入窓12を介して真空容器10内に入射
され、基板20の被成膜面22と平行な方向(図1では
水平方向A)に沿ってターゲット40に到達する。
【0027】また、ミラー64及びレンズ66を、図1
の紙面に直交するB方向に移動させてレーザ光を走査す
るレーザ光走査機構68が設けられている。
【0028】基板ホルダ30は、基板20を成長温度、
例えば600〜900℃、好ましくは700〜800℃
に加熱する、ランプなどの加熱部(図示せず)を有して
いる。また、この基板ホルダ30は、真空容器10の外
部に配置した基板自転機構32により、矢印C方向に自
転可能となっている。
【0029】ターゲットホルダ50は、図示しないター
ゲットスライド機構により、図1の矢印方向Dに往復直
線移動可能となっている。
【0030】ターゲットホルダ50に支持されるターゲ
ット40は、基板20に対して傾斜され、水平方向Aの
レーザ光がターゲット40に入射する入射角θが、30
〜45°となるように設定されている。また、ターゲッ
ト40上のレーザスポットから基板20までの距離L
は、30〜60mmに設定されている。
【0031】このように、レーザ光は基板20の被成膜
面22と平行に出射されるので、基板10のサイズが大
きくなっても、レーザ光の出射経路Aを遮ることがな
い。加えて、基板10のサイズが大きくなっても、ター
ゲット面から被成膜面22に粒子が飛翔する距離Lを変
更する必要はない。
【0032】従って、基板20のサイズに拘らず、入射
角θ及び距離Lを最適に設定できるので、基板20の被
成膜面22に成膜される膜の膜厚及び膜質(膜の組成)
を、基板20の面内で均一にすることができる。
【0033】以上の作用・効果は、下記に示す比較例と
対比するとより理解できる。
【0034】(比較例との対比)図7は、第1比較例で
あるレーザアブレーション装置を示す概略説明図であ
る。図7において、真空容器200内には、自転駆動さ
れる基板210と、その下方に配置される複数のターゲ
ット220が設けられる。これら複数のターゲット22
0は自公転駆動される。また、基板210とターゲット
220とは平行に配置される。
【0035】レーザ光源232、ミラー234及びレン
ズ236から成るレーザ光出射部230から出射された
レーザ光は、真空容器200の窓202を介して、ター
ゲット220の斜め上方よりターゲット210に向けて
入射される。ターゲット220に対するレーザ光の入射
角θは、上述の通り30〜50°の範囲に設定される。
また、基板−ターゲット間距離Lも、上述した30〜7
0mmの範囲に設定される。
【0036】図7に示す装置は、基板210のサイズが
比較的小さいものしか使用できない。例えば、基板−タ
ーゲット間距離Lを30mmに設定した場合、入射角θ
を上限側の45°とすると直径60mmの基板210を
使用でき、下限の入射角θ=30°にて最大サイズの直
径100mmの基板210を使用できるのが限界であ
る。実験室レベルでは基板210のサイズが小さく、図
7に示す装置で充分であった。
【0037】基板210のサイズが直径100mmを超
える量産レベルになると、図7に示す装置は、図8に示
す第2の比較例装置のように改造する必要がある。しか
し、図8に示す装置では、基板212のサイズが100
mmを超えると、その基板212によってレーザ光が遮
られないためには、基板−ターゲット間距離Lを70m
m以上に設定する必要がある。これは、上述した範囲の
成膜条件外となってしまう。
【0038】例えば、ZnO等の酸化膜を形成する場
合、10Pa程度の酸素圧力の下で成膜するため、原子
等の粒子の平均自由工程が短くなる。このとき、基板−
ターゲット間距離Lが長いと、ターゲット220から放
出された粒子が基板212に到達するまでの間に、酸素
分子と衝突を繰り返すため、緻密で均一な膜質の良質な
膜を形成できなくなる。
【0039】図9は、第3の比較例装置を示している。
図9ではターゲット240を大型とし、ミラー234及
びレンズ234を、矢印F方向に首振りすることで、大
型ターゲット240の全面にレーザ光を出射するように
している。
【0040】しかし、図9の装置では、ターゲット24
0に対するレーザ光の入射角がθ1,θ2,θ3と、レ
ーザ光の首振り走査に伴って変化してしまう。このこと
に起因して、基板212に形成される膜の組成が変化
し、均質な成膜を実行できなくなる。
【0041】本実施の形態では、基板サイズ、レーザ光
の走査位置に依存せずに、レーザ光の入射角θ及び基板
−ターゲット間距離Lを一定にかつ最適条件に設定でき
る。よって、膜厚が均一でかつ組成が均質な成膜が可能
となる。
【0042】(レーザ光走査機構の説明)図2は、例え
ば円形状の基板20の全面に均一に成膜するための動作
原理を示しており、図1に示す基板20を下から見た概
略図である。
【0043】図1にて説明した通り、ミラー64及びレ
ンズ66は、レーザ光走査機構68により、一体となっ
て矢印B方向に往復移動される。一方、基板20は、基
板ホルダ30と共に、基板自転機構32(図1参照)に
よって矢印C方向に自転される。
【0044】ここで、レーザ光は、その出射方向Aと直
交する走査方向Bに走査されるが、その走査方向Bと
は、基板20の回転半径方向Eとも一致している。
【0045】従って、出射方向Aに沿って出射されるレ
ーザ光を走査方向B(基板20の回転半径方向E)に沿
って走査させると、レーザ光によってターゲット40面
上にてアブレーションにより放出される粒子は、レーザ
光の走査に伴って基板20の回転半径E方向の各位置に
到達することになる。
【0046】この動作を、基板20の自転と共に行うこ
とで、ターゲット40より放出される粒子は、基板20
の全面に到達して、面内全体での成膜に寄与することに
なる。
【0047】ここで、基板20の回転半径方向Eの各位
置の移動速度について着目すると、回転半径方向Eの内
側(回転中心側)では移動速度が遅く、回転半径方向E
の外側(基板20の周縁部側)では移動速度は速い。
【0048】このため、レーザ光の走査速度を、回転半
径方向Eの各位置に応じて変化させている。すなわち、
基板速度の遅い回転半径方向Eの内側ほど、レーザ光の
走査速度を速くしている。逆に、基板速度の速い回転半
径方向Eの外側ほど、レーザ光の走査速度を遅くしてい
る。こうして、基板20の半径方向Eの内外の各位置に
て、ターゲット40からの粒子が付着する頻度を均等に
することで、その粒子の堆積による膜厚を均一にするよ
うにしている。
【0049】図2には、レーザ光の走査速度Vと、回転
中心Xからの距離Xとの関係の一例が示されている。こ
の例では、V=−aX+b(a,bは共に正の定数)に
設定している。
【0050】レーザ光の走査速度は、無段階にて速度変
化させるものに限らず、基板20の半径方向にて複数区
間に分割し、各区間毎に段階的に変化させても良い。
【0051】(ターゲットの往復直線駆動機構の説明)
図3(A)に示すように、ターゲット40は、そのほぼ
全面を消耗させるため、ターゲット往復直線駆動機構に
より、図1及び図3(A)の矢印D方向に沿って往復直
線移動される。このターゲット40の移動と同期して、
上述したようにレーザ光が図1、図2及び図3(A)に
示す矢印B(=E)方向に走査される。よって、ターゲ
ット40面上のビームスポットSの位置は、ターゲット
40に対して相対的に図3(A)に示すように往復直線
移動することになる。
【0052】この結果、ターゲット40の面上では、図
3(B)に示すハッチング領域42が消耗されることに
なる。ただし、上述したようにレーザ光の走査速度が回
転半径方向Eの内外で異なる。このため、図3(C)に
示すように、回転半径方向Eの内側ではレーザ光の走査
速度が速くて消耗は少なくなる。逆に、回転半径方向E
の外側ではレーザ光の走査速度が遅くて消耗は多くなく
なる。従って、ターゲット40を均一に消耗させるため
に、図3(C)に示すようにターゲット40が消耗され
た後に、そのターゲット40の左右を逆にして取り付け
直しても良い。
【0053】基板20の半径方向Eの内外の各位置に
て、ターゲット40からの粒子が付着する頻度を均等に
して、その粒子の堆積による膜厚を均一にするために
は、レーザ光の走査速度を変化させるものに限らない。
例えば、レーザ光源62のレーザ発振強度を変更しても
良い。すなわち、レーザ光出射部60のレーザ光源62
は、レーザ光走査部68でのレーザ光走査と同期して、
レーザ光の発振強度を変化させる。こうして、基板20
の回転半径方向内側ではレーザ光の出射強度を低くし、
基板20の回転半径方向外側ではレーザ光の出射強度を
高くすることができる。この結果、回転速度が遅い回転
半径方向内側にて基板20上に成膜するときには、レー
ザ光の出射強度を高くできる。逆に、回転速度が速い回
転半径方向外側にて基板20上に成膜するときには、レ
ーザ光の出射強度を低くできる。
【0054】(基板を直線往復移動させる場合)図4
は、矩形の基板20を図示矢印方向Gに沿って直線往復
移動させる例を示している。この場合にも、レーザ光走
査機構68はレーザ光を矢印B方向に走査することにな
る。また、基板20の往復直線移動方向Gとレーザ光走
査方向Bとは相直交している。図4の例ではレーザ光の
走査移動速度は図2の場合とは異なり等速でよい。なぜ
なら、レーザ走査方向Bに沿った基板20上の各位置
(レーザスポット位置)の移動速度は、図2とは異なり等
速だからである。
【0055】(レーザアブレーション装置の全体説明)
図5は、図1及び図2に示す方式を採用したレーザアブ
レーション装置の全体を示している。図6は、図5に示
す装置中のターゲット40と、レーザ光出射部60との
関係を示す概略斜視図である。
【0056】図5に示すように、このレーザアブレーシ
ョン装置は、真空容器10と、ゲートバルブ110を介
して真空容器10に接続されたロードロックチャンバ1
00と、真空容器10内を真空排気する排気装置120
とを有する。
【0057】ロードロックチャンバ100は、真空容器
10に基板20が搬入出される前に、基板20の周囲雰
囲気を大気−真空置換するものである。なお、ロードロ
ックチャンバ100内を大気圧に設定するには不活性ガ
スが導入され、真空容器10内と同程度に高真空にする
には真空引きされる。
【0058】ロードロックチャンバ100の例えば上部
に基板搬入出口102が設けられ、それと対向する下方
位置に、昇降機構104により昇降される載置台106
が設けられている。また、載置台106との間で基板2
0を受け渡し可能な基板搬入出アーム108が配置され
ている。
【0059】載置台106が上昇して基板搬入出口10
2より搬入された基板20を受け取ると、載置台106
が下降して基板搬入出口102が閉鎖され、ロードロッ
クチャンバ100内が真空引きされ、基板20の雰囲気
が大気圧から真空に置換される。その後、載置台106
より基板搬入出アーム108に基板20が受け渡され
る。その後、ゲートバルブ110が開放されて、基板搬
入出アーム108の前進移動により、基板20が真空容
器10内に搬入される。基板20の搬出は、上述の搬入
動作とは逆の工程を辿ることで実施される。
【0060】排気装置120は、真空容器10に接続さ
れたL型バルブ122にポンプ例えばターボ分子ポンプ
124を連結することで構成される。また、補助ポンプ
としてロータリポンプを使用している。
【0061】真空容器10には、前述したレーザ光導入
窓12と、ゲートバルブ110との連結口(基板20の
搬入出ポート)以外に、図5及び図6に示すように、基
板ホルダ用取り付けポート130、ターゲットホルダ用
取り付けポート140、RHEED(反射高速電子銃回
折)用電子銃取り付けポート150及びRHEED用ス
クリーン取り付けポート160が設けられている。な
お、ポート150,160は、RHEED強度振動を観
測するための電子銃及びスクリーンを真空容器10に取
り付けるためのものである。このRHEED強度振動を
リアルタイムで観測することで、原子、分子層オーダで
の膜厚制御が可能であり、スクリーン側に解析装置を直
結することで膜特性分析も可能となる。
【0062】基板ホルダ用取り付けポート130には、
図5に示すように、第1のベース板132が固定され
る。この第1のベース板132には、真空容器10内に
配置される位置に基板ホルダ30が支持され、真空容器
10外に配置される基板自転・昇降機構134が支持さ
れる。基板自転・昇降機構134は、基板ホルダ30に
支持された基板20を、自転駆動と昇降駆動させるもの
である。基板20の昇降駆動は、基板20を基板ホルダ
30と基板搬入出アーム108との間で受け渡しする際
に実施される。基板20の自転駆動は、基板20に対す
る成膜プロセス中に実施される。
【0063】ターゲットホルダ用取り付けポート140
には、図5に示すように、第2のベース板142が固定
される。この第2のベース板142に支持されて真空容
器10内に配置されるターゲットホルダ50は、図6に
示す構造を有する。すなわち、ターゲットホルダ50
は、図示矢印H方向に回転する回転軸52を有し、ター
ゲット40は回転軸42の周囲の四面にてそれぞれ図示
矢印D方向に往復スライド移動可能となっている。この
ために、図5に示すように、第2のベース板142に支
持されて真空室10外に配置されるターゲット回転・ス
ライド機構144が設けられている。
【0064】回転軸52を90°だけH方向に回転させ
ると、4枚のターゲット40が公転されて、そのうちの
1枚のターゲット40がシャッタ(図示せず)を介して
基板20と対面(ただし、ターゲット40は基板20に
対して傾斜している)する。そして、シャッタを開放す
ることで、基板20に対する成膜プロセスが実施可能と
なる。また、4枚のターゲットの少なくとも一枚、ある
いは全てを、異なるターゲット材にて形成することがで
きる。こうすると、真空室10内にて、基板20に対し
て異なる材質の膜を連続して形成することができる。
【0065】レーザ光走査機構68は、図5に示すよう
に、ミラー64及びレンズ66を搭載した可動板170
を有し、この可動板170が矢印B方向に往復スライド
移動される。この往復スライド移動方向Bは、上述した
通り、基板20の回転半径方向Eと一致すると共に、タ
ーゲット40の往復スライド方向Dと交差している。
【0066】
【実施例】例えばMgO製の8インチ基板20の被成膜
面22に例えばZnOを成膜する場合について説明す
る。上述したようにロードロックチャンバ100を介し
て基板20を真空容器10内に搬入して、基板ホルダ3
0に装着する。ゲートバルブ110を閉鎖して、ターボ
分子ポンプ124により高真空引きされた真空容器10
内に、図示しないガス導入部から処理ガス例えば酸素
を、例えば10Pa導入する。酸素濃度を一定に維持し
つつ、基板20を矢印C方向に自転駆動し、かつ、基板
20の温度を成長温度例えば750℃±1℃に制御す
る。
【0067】Zn製のターゲット40をシャッタと対面
する位置まで公転させた後、基板20の自転と同期させ
て矢印D方向に往復スライド移動させる。さらに、レー
ザ光源62より例えばエキシマレーザ光を例えばパルス
状(例えば5Hz、150mJ)を発振させ、かつ、レ
ーザ光走査機構68により矢印B方向(=基板20の回
転半径方向E)に走査させながら、レーザ光導入窓12
を介して真空容器10内に出射する。このとき、レーザ
光の走査速度か、レーザ光の発振強度かの一方を、レー
ザ光の走査移動に同期して変化させる。
【0068】基板20とターゲット40との間のシャッ
タを開放して、エキシマレーザ光をターゲット40に出
射すると、ターゲット40表面で急激な発熱と光化学反
応の両方が生ずる。この結果、ターゲット40の原材料
が爆発的に気化し、気化された粒子が基板20に飛翔し
て、基板20上にZnO膜が形成される。
【0069】形成されたZnO膜は、上述した通りの最
適な成膜条件(レーザ入射角θ、ターゲット−基板間距
離L及び基板温度)が一定に維持されるため、8インチ
基板20の全面にて均一な膜厚でかつ均一な組成にて形
成される。
【0070】なお、本発明は上述した実施形態に限定さ
れるものではなく、本発明の要旨の範囲内で種々の変形
実施が可能である。
【0071】上述した通り、本発明では、レーザ光は基
板と平行に入射するものに限らない。図10に示すよう
に、基板20に平行な線180に対して+20°〜−1
0°の範囲で入射させても良い。なお、平行線180に
対してプラスの入射角にてレーザ光を入射させた方が、
マイナスの入射角の場合よりも成膜条件は良好となるこ
とが確認された。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態に係るレーザアブレーショ
ン装置の要部を示す概略説明図である。
【図2】円形基板の自転駆動と、レーザ光の走査につい
て説明するための概略説明図である。
【図3】(A)はターゲットのスライド移動距離とレー
ザ光の走査移動距離とを説明するための概略説明図、
(B)はターゲットの消耗領域(蒸発領域)を説明する
ための平面図、(C)はターゲットの消耗領域を説明す
るための断面図である。
【図4】矩形基板の往復スライド駆動とレーザ光の走査
について説明するための概略説明図である。
【図5】本発明の一実施形態に係るレーザアブレーショ
ン装置の全体図である。
【図6】図5に示す装置の要部を説明するための概略斜
視図である。
【図7】本発明と比較される第1の比較例装置の概略説
明図である。
【図8】本発明と比較される第2の比較例装置の概略説
明図である。
【図9】本発明と比較される第3の比較例装置の概略説
明図である。
【図10】本発明の一実施形態におけるレーザ光の入射
範囲を説明するための概略説明図である。
【符号の説明】
10 真空容器 20 基板 30 基板ホルダ 32 基板自転機構 40 ターゲット 42 消耗領域 50 ターゲットホルダ 52 回転軸 60 レーザ光出射部 62 レーザ光源 64 ミラー 66 レンズ 68 レーザ光走査機構 100 ロードロックチャンバ 102 基板搬入出口 104 昇降機構 106 載置台 108 搬入出アーム 110 ゲートバルブ 120 排気装置 122 バルブ 124 ターボ分子ポンプ 130 基板ホルダ用取り付けポート 132 第1のベース板 134 基板自転・昇降機構 140 ターゲットホルダ用取り付けポート 142 第2のベース板 144 ターゲット回転・スライド機構 150 RHEED用電子銃取り付けポート 160 RHEED用スクリーン取り付けポート 170 可動板 180 平行線 200 真空容器 210,212 基板 220,240 ターゲット 230 レーザ光出射部 232 レーザ光源 234 ミラー 236 レンズ A レーザ光出射方向 B レーザ光走査方向 C 基板回転方向 D ターゲット移動方向 E 基板の回転半径方向(=B) F 首振り方向 G 基板直線移動方向 H ターゲットの公転方向
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 本橋 研一 東京都小平市御幸町16番1号 バキューム プロダクツ株式会社内 Fターム(参考) 4K029 DB14 DB20 EA00 JA02

Claims (10)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 被成膜面を有する基板を支持する基板ホ
    ルダと、 前記基板の前記被成膜面に対して傾斜させてターゲット
    を支持するターゲットホルダと、 前記ターゲットに対して所定の入射角にて入射するレー
    ザ光を出射するレーザ光出射部と、 を有することを特徴とするレーザアブレーション装置。
  2. 【請求項2】 請求項1において、 前記レーザ光出射部は、前記基板に平行な線に対して、
    +20°〜−10°の範囲で出射されることを特徴とす
    るレーザアブレーション装置。
  3. 【請求項3】 請求項1または2において、 前記基板ホルダを駆動して前記基板を自転させる自転駆
    動部をさらに有し、 前記レーザ光出射部は、前記レーザ光の出射方向と交差
    する方向であって、かつ前記基板の回転半径方向に沿っ
    て、前記レーザ光を走査する走査部を有することを特徴
    とするレーザアブレーション装置。
  4. 【請求項4】 請求項3において、 前記走査部は、前記基板の回転半径方向内側では前記レ
    ーザ光の走査速度を速くし、前記基板の回転半径方向外
    側では前記レーザ光の走査速度を遅くすることを特徴と
    するレーザアブレーション装置。
  5. 【請求項5】 請求項4において、 前記レーザ光の走査速度をVとし、前記基板の回転中心
    から前記レーザ光の走査位置までの距離をXとしたと
    き、 V=−aX+b(a,bは共に正の定数)としたことを
    特徴とするレーザアブレーション装置。
  6. 【請求項6】 請求項3において、 前記レーザ光出射部は、前記基板の回転半径方向内側で
    は前記レーザ光の出射強度を低くし、前記基板の回転半
    径方向外側では前記レーザ光の出射強度を高くすること
    を特徴とするレーザアブレーション装置。
  7. 【請求項7】 請求項1または2において、 前記基板ホルダを駆動して、前記基板を往復直線駆動さ
    せる基板往復直線駆動部をさらに有し、 前記レーザ光出射部は、前記レーザ光の出射方向と交差
    する方向であって、前記基板の往復直線駆動方向と交差
    する方向に前記レーザ光を走査させる走査部を有するこ
    とを特徴とするレーザアブレーション装置。
  8. 【請求項8】 請求項3乃至7のいずれかにおいて、 前記ターゲットホルダを駆動して、前記ターゲットを、
    前記レーザ光の走査方向とは交差する方向に往復直線駆
    動するターゲット往復直線駆動部をさらに有することを
    特徴とするレーザアブレーション装置。
  9. 【請求項9】 請求項1乃至8のいずれかにおいて、 前記ターゲットホルダは回転軸を含み、前記回転軸の周
    囲の複数の側面の各々に前記ターゲットが支持されるこ
    とを特徴とするレーザアブレーション装置。
  10. 【請求項10】 請求項9において、 前記ターゲットホルダの前記複数の側面の少なくとも一
    つに設けられた前記ターゲットが、他の側面に設けられ
    た前記ターゲットとは異なる材質であることを特徴とす
    るレーザアブレーション装置。
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