JP2003104589A - 用紙搬送機構 - Google Patents

用紙搬送機構

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JP2003104589A JP2001297380A JP2001297380A JP2003104589A JP 2003104589 A JP2003104589 A JP 2003104589A JP 2001297380 A JP2001297380 A JP 2001297380A JP 2001297380 A JP2001297380 A JP 2001297380A JP 2003104589 A JP2003104589 A JP 2003104589A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 用紙連続搬送時に先行用紙と後続用紙とが重
なった状態となっているか否かを高精度で検出可能とな
るように、先行用紙と後続用紙の間隔を補正できるよう
にする。 【解決手段】 フィードスイッチ106が用紙先端を検
知してから、当該用紙の後端がフィードローラ対103
を通過したと予測される時間をタイマが計測した時に、
当該用紙後端が検知されていない場合は、フィードロー
ラクラッチがフィードローラ対103への駆動力の伝達
を遮断し、所定時間経過後にフィードローラ対103に
再び駆動力を伝達するようにして、後続用紙の搬送を一
定時間停止させることによって、先に搬送される用紙と
後続用紙との間隔を広げる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、主にコピー機,プ
リンタ等の画像形成装置に備えられ、回転する一対の搬
送ローラで用紙をニップすることによって、複数の用紙
を順次搬送する用紙搬送機構に関する。
【0002】
【従来の技術】従来から、コピー機,プリンタ等の画像
形成装置においては、複数枚の用紙を印刷する速度を向
上させるために様々な技術が導入されている。例えば、
電子写真方式の画像形成装置では、光学ユニットによる
感光体ドラム上への静電潜像形成に要する時間や、感光
体ドラムによるトナー画像転写に要する時間を考慮しな
くてはならないため、感光体ドラムの回転速度を上げて
印刷速度を向上させるには限界があるので、感光体ドラ
ムに順次搬送される複数の用紙の搬送間隔(紙間)を狭
くすることによって、複数枚の用紙を印刷する速度を上
げるようにしている。
【0003】また、上記の画像形成装置では、給紙カセ
ットから用紙送りコロによって複数の用紙が重なって取
り出された場合は、給紙カセット及び送りコロの下流側
の搬送路に配設された捌きローラによって用紙が一枚ず
つ分離されるようになっており、更に搬送路に設けられ
た用紙端検知スイッチによって、用紙端部を検知するこ
とによって、複数の用紙が重なって搬送される事態を回
避するようにしている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】上記の画像形成装置で
は、装置の製造コストを低減するために、用紙端検知ス
イッチに性能の低い安価なものを適用することが多いの
で、先に搬送される用紙の後端と、後続する用紙の先端
が十分な間隔を有していない場合には、先の用紙後端及
び後続用紙の先端を検出することができず、用紙が重な
っていないにも拘わらず、重なって搬送されていると誤
検出されることがある。例えば、前送りコロによって給
紙カセットから重なった状態で取り出された用紙が、捌
きローラによって一枚ずつ分離された場合、後続の用紙
は給紙カセットからではなく捌きローラの位置から搬送
が開始されるため、先に搬送される用紙と後続用紙との
間隔が狭くなり、用紙が重なっていると誤検出される場
合がある。
【0005】この場合、捌きローラの位置から後続用紙
が搬送されるときでも、先に搬送される用紙と後続用紙
との間隔が十分大きくなるように、給紙カセットから次
の用紙を取り出すまでの時間間隔を大きくすれば上記誤
検出を回避できるが、印刷速度が低減するという問題が
ある。また、高精度な検知が可能な用紙端検知スイッチ
(例えば、反射型P.I.SW等)を用いることによっても上
記誤検出を回避できるが、画像形成装置の製造コストが
高くなるという問題がある。
【0006】本発明は、上述した問題点を解決するため
になされたものであり、用紙連続搬送時に先行用紙と後
続用紙とが重なった状態となっているか否かを高精度で
検出可能となるように、先行用紙と後続用紙との間隔を
補正することができる用紙搬送機構を提供することを目
的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に請求項1に記載の発明は、回転する一対の搬送ローラ
で用紙をニップすることによって、複数の用紙を順次搬
送する用紙搬送機構であって、前記搬送ローラを回転駆
動する駆動源と、前記搬送ローラの上流側近傍で用紙の
先端及び後端を検知する第1の用紙検知手段と、前記駆
動源から前記搬送ローラへの駆動力伝達を切り換える駆
動力切換手段と、時間を計測するタイマ手段と、前記第
1の用紙検知手段が用紙先端を検知した後、当該用紙の
後端が前記搬送ローラを通過したと予測される時間の経
過を前記タイマ手段が計測した時、当該用紙後端が検知
されていない場合は、前記駆動力切り換え手段が前記搬
送ローラへの駆動力の伝達を遮断し、前記タイマ手段が
所定時間経過を計測したときに、前記搬送ローラに駆動
力を伝達するように制御する制御手段とを備えたもので
ある。
【0008】この構成では、第1の用紙検知手段が用紙
後端を検知しないとき、当該用紙が搬送ローラを通過し
た後、すなわち、当該用紙が搬送ローラにニップされて
いない状態となった後、搬送ローラの回転駆動が停止さ
れる。よって、先行用紙は当該搬送ローラよりも下流側
に配設される別の搬送ローラによる搬送が可能となる一
方で、後続用紙は停止された搬送ローラ部分で搬送が停
止される。これにより、先に搬送される用紙と後続する
用紙の間隔が広げられた状態で両方の用紙が搬送される
ことになる。従って、搬送ローラを停止させておく時間
を制御することによって、性能の低い紙間検知装置で
も、先行用紙と後続用紙とが重なった状態であるか否か
を高精度で検出できるように、用紙と用紙の間隔を自在
に拡大する補正をすることができる。
【0009】また、請求項2に記載の発明は、請求項1
に記載の用紙搬送機構であって、前記搬送ローラよりも
下流側で用紙の先端及び後端を検知する第2の用紙検出
手段と、前記第2の用紙検知手段によって用紙間隔が検
知されない場合に、複数の用紙が重なった状態で搬送さ
れていると判断する判断手段とを更に備えたものであ
る。
【0010】この構成の場合、搬送される複数の用紙が
第2の用紙検知手段に差し掛かるときには、第1の用紙
検知手段及び制御手段による用紙搬送制御によって用紙
間隔は十分に開いているので、第2の用紙検知手段によ
って用紙間隔が検知されないことをもって、複数の用紙
が重なった状態で搬送されていると判断するようにすれ
ば、複数の用紙が重なった状態であると高い精度で判定
することができる。これにより、第2の用紙検知手段は
検知性能の低いものであっても足りる。
【0011】また、請求項3に記載の発明は、請求項1
又は請求項2に記載の用紙搬送機構であって、前記制御
手段は、先に搬送される用紙の後端が前記第1の用紙検
知手段によって検知された後、前記タイマ手段によって
所定時間経過が計測される前に、後続する用紙の先端が
前記第1の用紙検知手段によって検知された場合には、
前記駆動力切り換え手段が前記搬送ローラへの駆動力伝
達を遮断するように制御するものである。
【0012】この構成によれば、先に搬送される用紙と
後続用紙との間隔が、画像形成装置の印刷行程において
予定している正規の間隔よりも短い場合に、先に搬送さ
れる用紙と後続用紙の間隔を正規の間隔に補正すること
が可能なので、第2の用紙検知手段による用紙状態の検
知をより高い精度で行わせることが可能になる。
【0013】
【発明の実施の形態】以下、本発明の一実施形態に係る
用紙搬送機構について図面を参照して説明する。図1は
本発明に係る用紙搬送機構を備えた画像形成装置の概略
構成を示す模式図である。図1に示すように、プリンタ
(画像形成装置の一例)1では、プリンタ本体2内にブ
ラック、シアン、マゼンタ、イエローの各色用にそれぞ
れ現像装置3が備えられている。それぞれの現像装置3
には感光体ドラム4が備えられ、図中の矢印方向に回転
するようになっている。この感光体ドラム4が帯電部5
によって一様に帯電され、外部PC等から入力された画
像データに基づくLED光が、露光部(LEDプリント
ヘッドユニット)6からドラム表面上に照射されて静電
潜像が形成され、この静電潜像にトナーが供給されてト
ナー像が形成される。このトナーの供給はトナー供給容
器7M,7C,7Y,7Bから現像装置3を通してそれ
ぞれ行われる。これら各色用に4つの感光体ドラム4が
並設されている下方には用紙搬送ベルト8が配設されて
いる。用紙搬送ベルト8は圧ローラ9によって各感光体
ドラム4に押し付けられた状態とされ、ローラ10,1
1によって感光体ドラム4の回転方向の順方向に回転さ
れるようになっている。
【0014】そして感光体ドラム4と用紙搬送ベルト8
との間に、給紙カセット12から用紙搬送路13を経由
して用紙が搬送され、用紙が各色の感光体ドラム4と用
紙搬送ベルト8との間を搬送されていく間に、各感光体
ドラム4表面の各色のトナー像が転写バイアスによって
次々に用紙に転写される。この用紙搬送路13には、本
発明に係る用紙搬送機構100が設けられている。全て
の感光体ドラム4からトナー像が転写された用紙は定着
ローラ対を有する定着装置14に搬送され、ここでトナ
ー像が定着ローラ対によるニップで熱定着されてカラー
画像が形成される。定着装置14を通過した用紙は用紙
搬送路15に送られ、排出部16から排出される。
【0015】なお、上記の各感光体ドラム4には、感光
体ドラム4上の残留トナー等を除去するためにクリーニ
ング機構20が備えられている。このクリーニング機構
20は、感光体ドラム4の表面を清掃するためのクリー
ニングローラ21及びクリーニングブレード22、これ
らクリーニングローラ21及びクリーニングブレード2
2によってドラム表面から除去されたトナーを一箇所に
集めるためのスパイラル23を有している。
【0016】図2は本発明に係る用紙搬送機構100の
概略構成図である。用紙搬送機構100は、給紙カセッ
ト12から用紙搬送路13に用紙を取り出して送り出す
ために給紙カセット12の上部に配設された用紙送りコ
ロ101と、用紙送りコロ101によって複数の用紙が
重なって取り出された場合に、用紙を一枚ずつに分離す
るために用紙搬送路13に設けられた捌きローラ対10
2と、捌きローラ対102の用紙搬送方向下流側に設け
られたフィードローラ対(搬送ローラ)103と、フィ
ードローラ対103よりも更に下流側に設けられたレジ
ストローラ対104とを有し、これらのローラが用紙を
ニップした状態で回転することによって、複数の用紙が
上記搬送ベルト8及び各色用の現像装置3まで矢印方向
に順次搬送されるようになっている。フィードローラ対
103には、駆動源となるモータからの駆動力を伝達す
るか否かを切り換えるフィードローラクラッチ(後述)
が設けられている。
【0017】用紙搬送路13におけるフィードローラ対
103の上流側近傍であって捌きローラ対102の下流
側には、搬送される用紙の先端及び後端を検知するフィ
ードスイッチ(第1の用紙検知手段)106が配設さ
れ、フィードローラ対103の下流側であってレジスト
ローラ対104の上流側には、搬送される用紙の先端及
び後端を検知するレジストスイッチ(第2の用紙検知手
段)107が配設されている。これらフィードスイッチ
106及びレジストスイッチ107は光センサ等によっ
て、用紙搬送路13に存在する用紙を検知するものであ
り、用紙の有無に応じてスイッチがオン又はオフに切り
替わる。
【0018】図3は上記プリンタ1の概略構成を示すブ
ロック図である。プリンタ1には、プリンタ1全体の制
御を司る制御部(特許請求の範囲の制御手段及び判断手
段として機能)110が備えられている。制御部110
には、装置全体の動作プログラム等を記憶したROM1
12が接続され、記録に用いる画像データ等を格納して
おくためのRAM113が接続されている。制御部11
0は、帯電部5、露光部6、及び現像部3と、感光体ド
ラム4上のトナー像を転写用紙に転写するための転写バ
イアス部114と、感光体ドラム4の駆動源であるドラ
ムモータ115とを制御する。なお、図3では特に図示
していないが、これら帯電部5、露光部6、現像部3、
転写バイアス部114、及びドラムモータ115は各色
用に設けられている。
【0019】制御部110は、定着装置14の制御を行
い、定着ローラ対の一方を構成する熱ローラ内のヒータ
のオン・オフを制御するとともに、定着ローラ対を所定
時間駆動して、熱ローラの周面を一様に所定温度とす
る。転写ベルト8を走行させる駆動ローラ10の駆動モ
ータ116も制御部110によって制御される。制御部
110には、ユーザからの印刷指示等が入力される操作
パネル117が接続されている。
【0020】制御部110は、インタフェイス118を
介してPC(パソコン)119と接続され、プリンタ1
はこのPC119から入力される画像データに基づいて
露光部6を駆動制御する。
【0021】また、制御部110は、上述した用紙送り
コロ101、捌きローラ対102、フィードローラ対1
03及びレジストローラ対104の駆動源である給紙モ
ータ(駆動源)120と、給紙モータ120からフィー
ドローラ対103に駆動力を伝達するか否かを切り換え
るフィードローラクラッチ(駆動力切換手段)121の
動作を制御する。制御部110は、タイマ122による
時間計測と、上述したフィードスイッチ106及びレジ
ストスイッチ107から入力される信号のオン・オフと
に基づいて、用紙搬送の動作制御、フィードローラクラ
ッチ121の動作制御、及び複数の用紙が重なった状態
で搬送されているか否か等を判断する。
【0022】以上の構成でなる用紙搬送機構100によ
る用紙搬送の第1の実施形態を説明する。図4は当該用
紙搬送時の処理の流れを示すフローチャートである。給
紙動作が開始され(S1)、給紙カセット12から用紙
送りコロ101によって用紙が用紙搬送路13に送り出
されると、送り出された用紙は捌きローラ対102によ
ってニップされる。この捌きローラ対102の従動ロー
ラにはトルクリミッタが設けられており、複数の用紙が
重なって送り出されている場合は従動ローラに接する方
の用紙の搬送が止められ、用紙が1枚ずつ搬送されるよ
うになっている。
【0023】1枚ずつに分けられた用紙は、捌きローラ
対102からフィードローラ対103に向けて搬送され
る。このとき、フィードスイッチ106によって用紙先
端が検知され、フィードスイッチ106がオンになると
(S2でYES)、タイマ122による時間計測が開始
される(S3)。フィードスイッチ106によって用紙
後端が検知されず、フィードスイッチ106がオフにな
らないまま(S4でNO)、タイマ106により所定時
間の経過が計測された場合は(S6でYES)、フィー
ドローラクラッチ121をオフ(フィードローラ対10
3への駆動力伝達を遮断する)にする(S7)。この所
定時間とは、当該用紙の後端がフィードローラ対103
を通過したと予測される時間であり、フィードローラ対
103の周速度、フィードローラ対103とフィードス
イッチ106との距離等に基づいて設定される。これに
より、給紙モータ120からフィードローラ対103へ
の駆動力の伝達を遮断し、フィードローラ対103の回
転を停止させる。このとき、先に搬送される用紙は、既
にフィードローラ対103を通過して、レジストローラ
対104等によって搬送されることが可能な状態になっ
ている。その一方、後続の用紙はフィードローラ対10
3にニップされた状態であるか、又はフィードローラ対
103に差し掛かっていない状態となっている。よっ
て、この状態でフィードローラ対103の回転を停止さ
せることによって、先行用紙のみを搬送し、後続用紙の
搬送を停止させることができるため、先行用紙と後続用
紙の間隔を広げることができる。
【0024】そして、先に搬送される用紙と後続用紙と
の間隔を一定間隔(例えば、用紙搬送時における正規の
用紙間隔等)まで広げることが可能なフィードローラ対
103の駆動停止時間を所定時間として、その所定時間
経過後に(S8でYES)、フィードローラクラッチ1
21をオン(フィードローラ対103に駆動力を伝達す
る)とする(S9)。これにより、再びフィードローラ
対103に給紙モータ120から駆動力が伝達されるよ
うにして、フィードローラ対103によって後続用紙の
搬送が開始されるようにする。
【0025】この後、レジストスイッチ107によっ
て、先に搬送される用紙と後続用紙との間隔が検知され
ない場合は(S10でNO)、複数の用紙が重なった状
態で搬送されていると判断して、給紙モータ120を停
止させる等の処理を行って用紙搬送を停止する(S1
1)。この用紙間隔の検知は、レジストスイッチ107
によって先に搬送される用紙の先端が検知された後、用
紙後端がレジストスイッチ107を通過すると予測され
る時間が経過した時に、用紙後端が検知されるか否か等
に基づいて行う。また、先に搬送される用紙と後続用紙
との間隔が検知された場合は(S10でYES)、通常
の給紙動作を続行する(S5)。このレジストスイッチ
107による用紙間隔の検知においては、上記S7乃至
S9による先の用紙と後続用紙との間隔を広げる制御に
より、用紙間隔が一定間隔に広がっているので、用紙間
隔の検知が正確に行われる。
【0026】なお、上記S4の処理において、フィード
スイッチ106によって用紙後端が検知され、フィード
スイッチ106がオフになった場合は(S4でYE
S)、先に搬送される用紙と後続用紙との間隔が正常な
状態で用紙が搬送されているので、通常の給紙動作を続
行する(S5)。
【0027】次に、用紙搬送機構100による用紙搬送
の第2の実施形態を説明する。図5は当該用紙搬送時の
処理の流れを示すフローチャートである。この用紙搬送
では、S21乃至S24において、第1の実施形態にお
けるS1乃至S4の処理と同様の処理を行い、S24で
フィードスイッチ106がオフとなった後、フィードス
イッチ106によって後続用紙の先端を検知する処理を
行うようにする(S25)。後続用紙の先端が検知さ
れ、フィードスイッチ106がオンになったとき(S2
5でYES)、先に搬送された用紙の後端が検知されて
から後続の用紙先端が検知されるまでの時間が所定時間
に達しているか否か、すなわち、S24でフィードスイ
ッチ106がオフとなった後、再びオンになるまでの時
間が、予め設定されている正規の用紙間隔であると断定
できる時間であるか否か、が判断される(S26)。
【0028】S26において、フィードスイッチ106
がオフとなった後、再びオンになるまでの時間が所定時
間に達しておらず、用紙間隔が十分ではないと判断され
た場合は(S26でNO)、フィードスイッチ106が
オフとなってからオンになるまでの時間に基づいて、フ
ィードローラ対103を駆動停止する時間を設定する
(S28)。そして、フィードローラクラッチ121を
オフにしてフィードローラ対103の駆動を停止する
(S29)。これにより、例えば、用紙間隔約20mm以
上のときに用紙端部検知が可能な性能のフィードスイッ
チを用い、プリンタ1による用紙搬送時の正規の用紙間
隔を約50mmに設定している場合に、用紙間隔が約20
〜30mmで搬送されている状態を用紙間隔約50mmに補
正されるようにする。
【0029】上記駆動停止時間が経過した後は(S30
でYES)、フィードローラクラッチ121をオンにし
てフィードローラ対103の駆動を再開する(S3
1)。この後は第1の実施形態と同様に、レジストスイ
ッチ107による用紙間検知を行って(S36)、搬送
される用紙の状態を監視する。
【0030】なお、S26でフィードスイッチ106が
オフとなった後、再びオンになるまでの時間が所定時間
に達しており、用紙間隔が十分に開いていると判断され
た場合は(S26でYES)、通常の給紙動作を続行す
る(S27)。
【0031】用紙搬送機構100の各部の制御につい
て、通常の用紙搬送動作時と上記第2の用紙搬送動作時
とを比較して説明する。図6は上記第2の実施形態の用
紙搬送時における用紙搬送機構各部の制御を示す図であ
り、(a)は通常動作時の信号状態を示し、(b)は第
2の実施形態の用紙搬送時における信号状態を示してい
る。
【0032】通常動作時は、給紙モータ120を駆動
し、給紙カセット12からの用紙送りに合わせて用紙送
りコロ101の給紙クラッチを切り換えるようにしてい
る。用紙搬送路13に用紙が順次送られると、フィード
スイッチ106により用紙の先端及び後端が順次検知さ
れ、このとき、フィードローラ対103は回転駆動され
た状態となっている。レジストスイッチ107も用紙の
先端及び後端を順次検知し、用紙が搬送されるタイミン
グに合わせてレジストローラ104の回転駆動を制御す
る。
【0033】これに対して、上記第2の実施形態に係る
用紙搬送時は、フィードスイッチ106が先に搬送され
る用紙の後端を検知してから、後続用紙の先端を検知す
るまでの時間が短かい場合(図6(b)のA)や、用紙
間が検知できない場合(図6(b)のB)は、同図に破
線で示す通常給紙動作時とは異なる信号状態を示す。こ
の場合は、図6(b)に示されるように、フィードロー
ラ対103を所定時間駆動停止させる制御を行って、先
の用紙と後続用紙との間隔が広がるようにする。
【0034】以上のように、本発明に係る用紙搬送機構
100は、複数の用紙を順次搬送するときに、フィード
ローラスイッチ106によって用紙間が検知できなくて
も、それをもって即座には用紙搬送を停止することな
く、フィードローラ対103を駆動制御して用紙間隔を
広げてから、下流の用紙搬送路に用紙を搬送する。その
ため、レジストスイッチ107は、用紙間隔が狭い状態
で搬送される用紙について検知を行わなくてはならない
という事態を避けることができるので、用紙の搬送状態
を正確に検知することができる。これにより、性能の低
い用紙検知スイッチをフィードスイッチ106又はレジ
ストスイッチ107として用いた場合であっても、正確
に用紙の搬送状態を検知することができる。
【0035】なお、本発明は上記実施の形態の構成に限
られず種々の変形が可能である。例えば、上記実施の形
態では、フィードスイッチ106及びレジストスイッチ
107として光センサを用いるようにしているが、用紙
の先端及び後端が検知可能な装置であれば、光センサ以
外の装置を用いてもよい。
【0036】
【発明の効果】以上のように本発明によれば、先に搬送
される用紙と後続の用紙との間隔が狭い場合には、搬送
ローラを停止して後続用紙の搬送を遅らせることによっ
て、以降は、先に搬送される用紙と後続の用紙との間隔
が広がった状態で搬送されるようにすることができる。
従って、搬送ローラを停止させておく時間を制御するこ
とによって、性能の低い紙間検知装置でも先行用紙と後
続用紙とが重なった状態であるか否かを高精度で検出で
きるように、用紙と用紙の間隔を自在に拡大する補正を
することができる。
【0037】また、上記搬送ローラよりも下流側に用紙
の先端及び後端を検知する第2の用紙検出手段を設け、
第2の用紙検知手段によって用紙間隔が検知されない場
合に用紙搬送を停止するようにすれば、搬送される複数
の用紙が第2の用紙検知手段に差し掛かるときには、用
紙の間隔は十分に大きく開いているはずなので、第2の
用紙検知手段によって複数の用紙が重なった状態である
ことを高い精度で検知できる。
【0038】これらにより、給紙カセットから次の用紙
を取り出すまでの時間間隔を従来よりも大きくしたり、
高性能の用紙端検知スイッチを用いたりすることなく、
複数の用紙が重なった状態で搬送されているか否かを正
確に検出することが可能となる。従って、印刷処理速度
を低減することなく、低コストでもって、用紙連続搬送
時に先の用紙と後続の用紙とが重なった状態であるか否
かを高精度で検出することができる。
【0039】また、先に搬送される用紙の後端が第1の
用紙検知手段によって検知された後、タイマ手段によっ
て所定時間経過が計測される前に、後続する用紙の先端
が第1の用紙検知手段によって検知された場合には、駆
動力切り換え手段が搬送ローラへの駆動力伝達を遮断す
るように制御すれば、先に搬送される用紙と後続用紙と
の間隔が、画像形成装置の印刷行程において予定してい
る本来の間隔よりも短い場合に、先に搬送される用紙と
後続用紙との間隔を補正することが可能である。従っ
て、第2の用紙検知手段による用紙状態の検知をより高
い精度で行うことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る用紙搬送機構を備えたプリンタの
概略構成を示す模式図である。
【図2】本発明に係る用紙搬送機構の概略構成図であ
る。
【図3】上記プリンタの概略構成を示すブロック図であ
る。
【図4】上記用紙搬送機構による用紙搬送時の処理の流
れを示すフローチャートである(第1の実施形態)。
【図5】上記用紙搬送機構による用紙搬送時の処理の流
れを示すフローチャートである(第2の実施形態)。
【図6】上記第2の実施形態の用紙搬送時における用紙
搬送機構各部の制御を示す図であり、(a)は通常動作
時の信号状態を示す図、(b)は第2の実施形態の用紙
搬送時における信号状態を示す図である。
【符号の説明】
1 プリンタ 13 用紙搬送路 100 用紙搬送機構 101 用紙送りコロ 103 フィードローラ対 104 レジストローラ対 106 フィードスイッチ 107 レジストスイッチ 110 制御部 120 給紙モータ 121 フィードローラクラッチ 122 タイマ

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 回転する一対の搬送ローラで用紙をニッ
    プすることによって、複数の用紙を順次搬送する用紙搬
    送機構であって、 前記搬送ローラを回転駆動する駆動源と、 前記搬送ローラの上流側近傍で用紙の先端及び後端を検
    知する第1の用紙検知手段と、 前記駆動源から前記搬送ローラへの駆動力伝達を切り換
    える駆動力切換手段と、 時間を計測するタイマ手段と、 前記第1の用紙検知手段が用紙先端を検知した後、当該
    用紙の後端が前記搬送ローラを通過したと予測される時
    間の経過を前記タイマ手段が計測した時、当該用紙後端
    が検知されていない場合は、前記駆動力切り換え手段が
    前記搬送ローラへの駆動力の伝達を遮断し、前記タイマ
    手段が所定時間経過を計測したときに、前記搬送ローラ
    に駆動力を伝達するように制御する制御手段とを備えた
    ことを特徴とする用紙搬送機構。
  2. 【請求項2】 前記搬送ローラよりも下流側で用紙の
    先端及び後端を検知する第2の用紙検出手段と、 前記第2の用紙検知手段によって用紙間隔が検知されな
    い場合に、複数の用紙が重なった状態で搬送されている
    と判断する判断手段とを更に備えたことを特徴とする請
    求項1に記載の用紙搬送機構。
  3. 【請求項3】 前記制御手段は、先に搬送される用紙の
    後端が前記第1の用紙検知手段によって検知された後、
    前記タイマ手段によって所定時間経過が計測される前
    に、後続する用紙の先端が前記第1の用紙検知手段によ
    って検知された場合には、前記駆動力切り換え手段が前
    記搬送ローラへの駆動力伝達を遮断するように制御する
    ことを特徴とする請求項1又は請求項2に記載の用紙搬
    送機構。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2009155038A (ja) * 2007-12-26 2009-07-16 Seiko Epson Corp 記録装置における媒体給送方法及び記録装置
JP2011098838A (ja) * 2011-02-10 2011-05-19 Fuji Xerox Co Ltd 給紙装置及び画像形成システム

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