JP2003104346A - プラスチック容器 - Google Patents

プラスチック容器

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JP2003104346A
JP2003104346A JP2001299468A JP2001299468A JP2003104346A JP 2003104346 A JP2003104346 A JP 2003104346A JP 2001299468 A JP2001299468 A JP 2001299468A JP 2001299468 A JP2001299468 A JP 2001299468A JP 2003104346 A JP2003104346 A JP 2003104346A
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JP
Japan
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neck
plastic container
container
knob
piece
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Application number
JP2001299468A
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English (en)
Inventor
Ryosuke Oki
良介 大木
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Kyoraku Co Ltd
Original Assignee
Kyoraku Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 容器の開封にあたって摘み片を強く引いても
それ自体はもとより、容器から摘み片が破断することが
なく、容器を常に確実かつ容易に開封することができる
プラスチック容器を提供する。 【解決手段】 プラスチック容器1は、胴部2の一端に
筒状の首部3を有する。首部3には、中空構造をなす摘
み片6を設ける。摘み片6は、指を掛けられるように環
状に形成されている。環状をなす摘み片6は、その周部
が溶着一体壁構造の縁取り部11をなしている。摘み片
6の中空部は、首部3の内部と連通している。首部3の
摘み片6を設けた側と胴部2側との間に、首部3をひき
ちぎり易くするための開封凹溝7を環状に形成する。首
部3の胴部2との連なる部分に蛇腹部5を形成する。胴
部2には手でつかみ保持し易いように凹部8を複数形成
する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、容器の一部を引き
裂いて、また胴部の一端の首部を引きちぎって開封し、
内容物を流出、押し出しまたは吸い出し等により排出す
る構成の、清涼飲料やアイスクリームなどの容器として
用いるプラスチック容器に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、この種のプラスチック容器であっ
て、容器本体の一端に突出させた首部の上端部を引きち
ぎって開封する構成のものは、実開昭53−45147
号公報に記載されているものが知られている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】上記実開昭53−45
147号公報に記載されているプラスチック容器におい
ては、首部の上端部に摘み片を設けてあって、摘み片
(把手)を摘んで首部の上端部を引きちぎるようになっ
ているが、この摘み片は単なる薄片コ字状のものである
から、首部に薄肉環状の切断部が形成してあっても、開
封にあたっては摘み片を引くとそれ自体が特に首部との
連なり部位で切れてしまい、開封できなかったり、ま
た、輸送や保管、あるいは自動販売機による販売時の機
内での落下衝撃などにより摘み片が破損して脱落し易い
ものであった。
【0004】本発明は、このような従来のものの欠点を
解消することを目的とするものであって、容器の開封部
位に設ける摘み片を中空構造とすることにより、摘み片
自体の強度とその容器側との連なり強度を飛躍的に向上
させ、もって、容器の開封にあたって摘み片を強く引い
てもそれ自体はもとより、容器から摘み片が破断するこ
とがないうえ、摘み片が不用意に変形することがなく、
容器を常に確実かつ容易に開封することができるプラス
チック容器を提供するものである。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明は、上記目的を達
成するため、請求項1ないし9に記載したプラスチック
容器を提供する。すなわち、請求項1に係るプラスチッ
ク容器は、容器の一部を引き裂いて開封し、開封した部
分から内容物を排出するプラスチック容器であって、容
器の開封部位に、中空構造をなす摘み片を設けてあるこ
とを特徴とするものである。
【0006】また、請求項2に係るプラスチック容器
は、胴部の一端に筒状の首部を有し、首部を引きちぎっ
て開封し、首部の開封した部分から内容物を排出するプ
ラスチック容器であって、首部には中空構造をなす摘み
片を設けてあることを特徴とするものである。
【0007】さらに、請求項3に係るプラスチック容器
は、請求項1または2記載の構成において、摘み片は、
指を掛けられるように環状に形成されていることを特徴
とするものである。
【0008】請求項4に係るプラスチック容器は、請求
項3記載の構成において、環状をなす摘み片は、その周
部が溶着一体壁構造の縁取り部をなしていることを特徴
とするものである。
【0009】請求項5に係るプラスチック容器は、請求
項1、2、3または4記載の構成において、摘み片の中
空部は、容器内部と連通していることを特徴とするもの
である。
【0010】請求項6に係るプラスチック容器は、請求
項1記載の構成において、容器の開封部位は、開封部位
を引き裂き易くするための開封凹溝で囲んで形成されて
いることを特徴とするものである。
【0011】請求項7に係るプラスチック容器は、請求
項2記載の構成において、首部の摘み片を設けた側と胴
部側との間に首部をひきちぎり易くするための開封凹溝
が環状に形成されていることを特徴とするものである。
【0012】請求項8に係るプラスチック容器は、請求
項2または7記載の構成において、首部の胴部との連な
る部分が蛇腹状に形成されていることを特徴とするもの
である。
【0013】請求項9に係るプラスチック容器は、請求
項1または2記載の構成において、胴部には手でつかみ
保持し易いように凹部が形成されていることを特徴とす
るものである。
【0014】
【発明の実施の形態】図1は本発明の一実施の形態に係
るプラスチック容器の正面図、図2は同上側面図、図3
は同上摘み片とその周辺部分の詳細を示す正面図、図4
は図1のA−A線矢視方向の断面図である。
【0015】図において、1はプラスチック容器であ
る。このプラスチック容器1は、胴部2の一端に筒状の
首部3を有しており、首部3の一端は内容物を充填した
後のシール部4をなしている。首部3の胴部2と連なる
部分は蛇腹部5をなしていて、首部3は蛇腹部5により
屈曲自在となっており、首部3の先端部側には摘み片6
が一側に突出するように一体に設けられている。首部3
の摘み片6を設けた側と胴部2側との間には、引きちぎ
り易くするための開封凹溝7が環状に形成されており、
この開封凹溝7は摘み片6と近接している。また、胴部
2には、手でつかみ保持し易いように凹部8が上下に複
数形成されている。首部3は胴部2の一側寄りとなるよ
うに胴部2と一体に設けられている(図1参照)。
【0016】摘み片6は、中空構造をなしていて、指を
掛けられるように環状に形成されている。9はその指掛
け孔である。摘み片6の中空部は容器すなわち首部3と
連通しており、10はその連通部である。この連通部1
0が設けられていることにより、ブロー成形の際に吹き
込まれる圧力流体(エア)は連通部10を通って摘み片
6の中空部に達してパリソンが金型に押圧されるので、
摘み片6が成形不良を生じることなく形成される。環状
をなす摘み片6は、その周部が溶着一体壁構造の縁取り
部11をなしている。縁取り部11は成形時に圧縮して
溶着一体化することにより剛性の高いリング状に形成さ
れたものである。
【0017】本発明に係るプラスチック容器1は、熱可
塑性プラスチックをブロー成形して一体に成形されるも
のであり、その胴部2はほぼ円筒形状であり、首部3は
円筒形状である。
【0018】以上のように構成されたプラスチック容器
1は、清涼飲料やアイスクリームなどの内容物を充填す
る工程では、首部3の先端部が開口しているが、内容物
を胴部2に充填した後は首部3の先端部が熱シールされ
て図示のようにシール部4をなしている。
【0019】内容物が充填されているプラスチック容器
1の開封にあたっては、摘み部6の指掛け孔9に指を掛
けてかつ指で摘んでそれをやや強く引くことにより、首
部3の開封凹溝7が引きちぎられ、首部3がその部分で
開封される。この際、摘み片6は開封部位に設けた開封
凹溝7を有する面に対して略垂直方向に引き上げられる
ことになるが、胴部2に形成した凹部8により手が滑ら
ず、確実に手で保持して開封することができる。
【0020】そして、プラスチック容器1の開封にあた
っては、上記のように摘み片6をやや強く引くが、摘み
片6は中空構造であり、その周部が硬い縁取り部11で
縁取りされており、さらに中空構造の摘み片6と首部3
が中空状の連通部10で連なっているので、摘み片6自
体の強度が高いうえその首部3との連なり強度も高く、
摘み片6を強く引いてもそれ自体の破損はもとより首部
3から切れることがなく、しかも摘み片6が変形してし
まうことがなく、摘み片6を引くことにより生じた応力
は開封凹溝7に集中する。このため、摘み片6により首
部3の先端部を開封凹溝7から容易かつ確実に引きちぎ
って開封することができる。
【0021】また、摘み片6は上記のように、それ自体
の強度と首部3との連なり強度が高いので、内容物を充
填したプラスチック容器1の輸送や保管、あるいは自動
販売機による販売時の機内での落下衝撃などにより、摘
み片6が不用意に破断することがなく、衝撃に対する安
全性が一段と向上したものとなる。
【0022】以上、本発明の一実施の形態として、胴部
2の一端に筒状の首部3を有するプラスチック容器1を
示したが、本発明に係るプラスチック容器は種々の態様
で実施をすることができる。例えば、首部を有しない胴
部だけのような容器であっても、その容器の一部を引き
裂き易くするための開封凹溝で囲んで開封部位を形成し
て、容器の開封部位に中空構造をなす摘み片を設けた構
成とすることができることは勿論である。なお、この場
合においても、容器と摘み片との関連構成は、図示した
実施の形態と同様である。
【0023】
【発明の効果】本発明に係るプラスチック容器によれ
ば、容器の開封部位に設ける摘み片を中空構造とするこ
とにより、摘み片自体の強度とその容器側との連なり強
度を飛躍的に向上させて、容器の開封にあたって摘み片
を強く引いてもそれ自体はもとより、容器から摘み片が
破断することがないうえ、摘み片が不用意に変形するこ
とがなく、容器を常に確実かつ容易に開封することがで
きる効果が得られるものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施の形態に係るプラスチック容器
の正面図である。
【図2】同上側面図である。
【図3】同上摘み片とその周辺部分の詳細を示す正面図
である。
【図4】図1のA−A線矢視方向の断面図である。
【符号の説明】
1 プラスチック容器 2 胴部 3 首部 4 シール部 5 蛇腹部 6 摘み片 7 開封凹溝 8 凹部 9 指掛け孔 10 連通部 11 縁取り部

Claims (9)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 容器の一部を引き裂いて開封し、開封し
    た部分から内容物を排出するプラスチック容器であっ
    て、容器の開封部位に、中空構造をなす摘み片を設けて
    あることを特徴とするプラスチック容器。
  2. 【請求項2】 胴部の一端に筒状の首部を有し、首部を
    引きちぎって開封し、首部の開封した部分から内容物を
    排出するプラスチック容器であって、首部には中空構造
    をなす摘み片を設けてあることを特徴とするプラスチッ
    ク容器。
  3. 【請求項3】 摘み片は、指を掛けられるように環状に
    形成されていることを特徴とする請求項1または2記載
    のプラスチック容器。
  4. 【請求項4】 環状をなす摘み片は、その周部が溶着一
    体壁構造の縁取り部をなしていることを特徴とする請求
    項3記載のプラスチック容器。
  5. 【請求項5】 摘み片の中空部は、容器内部と連通して
    いることを特徴とする請求項1、2、3または4記載の
    プラスチック容器。
  6. 【請求項6】 容器の開封部位は、開封部位を引き裂き
    易くするための開封凹溝で囲んで形成されていることを
    特徴とする請求項1記載のプラスチック容器。
  7. 【請求項7】 首部の摘み片を設けた側と胴部側との間
    に首部をひきちぎり易くするための開封凹溝が環状に形
    成されていることを特徴とする請求項2記載のプラスチ
    ック容器。
  8. 【請求項8】 首部の胴部との連なる部分が蛇腹状に形
    成されていることを特徴とする請求項2または7記載の
    プラスチック容器。
  9. 【請求項9】 胴部には手でつかみ保持し易いように凹
    部が形成されていることを特徴とする請求項1または2
    記載のプラスチック容器。
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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2013049471A (ja) * 2011-08-31 2013-03-14 Yoshino Kogyosho Co Ltd ブロー容器
KR20180062608A (ko) * 2016-12-01 2018-06-11 김 다니엘 다용도 밀폐용기
JP2019209990A (ja) * 2018-05-31 2019-12-12 株式会社吉野工業所 スクイズボトル

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JP7154042B2 (ja) 2018-05-31 2022-10-17 株式会社吉野工業所 スクイズボトル

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