JP2003103959A - 製本装置 - Google Patents

製本装置

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JP2003103959A JP2001304747A JP2001304747A JP2003103959A JP 2003103959 A JP2003103959 A JP 2003103959A JP 2001304747 A JP2001304747 A JP 2001304747A JP 2001304747 A JP2001304747 A JP 2001304747A JP 2003103959 A JP2003103959 A JP 2003103959A
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邦夫 深津
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幸生 浅利
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Abstract

(57)【要約】 【課題】この発明は、多数枚の中紙を綴じた製本が可能
で、製本の形態を選択でき、製本の自由度を増すことが
できる製本装置を提供することを課題とする。 【解決手段】製本装置30は、中紙P1を集積する第1
集積機構40、第2集積機構150、表紙供給機構5
0、カバー供給機構60、および製本部300を有す
る。第1集積機構40に集積された複数枚の中紙P1
は、製本部300へ送られて、表紙S、およびカバーK
が付けられて冊子がトレイ301に排出される。第2集
積機構150に集積された複数枚の中紙P2は、ステー
プラ152で綴じられて製本部300へ送られ、2つ折
りにされてトレイ301に排出される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、集積した複数枚
の中紙を綴じて製本する製本装置に係り、特に、デジタ
ル複写機やカラープリンタで画像形成された用紙を綴じ
て製本する製本装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、製本装置として、例えば、デジタ
ル複写機やカラープリンタなどの画像形成装置のフィニ
ッシャとして組み合わされた装置が知られている。
【0003】この種の製本装置として、画像形成装置で
画像形成された複数枚の用紙を集積し、集積した用紙の
1つの角部をステープルによって綴じたり、用紙の一端
辺に沿った数箇所をステープルによって綴じたりして冊
子状に製本するタイプの装置が知られている。また、集
積した複数枚の用紙の中心線に沿った数箇所をステープ
ルによって綴じ、ステープルした中心線に沿って用紙を
2つ折りして冊子状に製本するタイプの装置も知られて
いる。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかし、上述したよう
にステープルによって用紙を綴じる装置では、綴じるこ
とのできる用紙の枚数に限度があり、50枚程度が限界
とされている。このため、上述した従来の製本装置で
は、50枚を超える多数枚の用紙を綴じて製本すること
はできなかった。
【0005】また、上述した従来の装置では、ステープ
ルで綴じた複数枚の用紙に表紙を付けたりカバーを付け
たりすることはできなかった。このため、体裁の良い冊
子を製本することはできなかった。
【0006】さらに、上述した従来の装置では、ステー
プルによる製本しかできず、製本の形態を選択すること
はできなかった。
【0007】この発明は、以上の点に鑑みなされたもの
で、その目的は、多数枚の中紙を綴じた製本が可能で、
製本の形態を選択でき、製本の自由度を増すことができ
る製本装置を提供することにある。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、本発明の製本装置は、複数枚の中紙を第1の形態に
よって冊子状に綴じて製本する第1製本機構と、複数枚
の中紙を上記第1の形態とは異なる第2の形態によって
冊子状に綴じて製本する第2製本機構と、を備えてい
る。
【0009】また、本発明の製本装置は、用紙の少なく
とも1面に画像を形成する画像形成装置に組み合わされ
たものであって、上記画像形成装置で少なくとも1面に
画像形成された複数枚の用紙を第1の形態によって冊子
状に綴じて製本する第1製本機構と、上記画像形成装置
で少なくとも1面に画像形成された複数枚の用紙を上記
第1の形態とは異なる第2の形態によって冊子状に綴じ
て製本する第2製本機構と、を備えている。
【0010】上記発明によると、1台の製本装置で2種
類の形態の製本ができ、製本の自由度を増すことができ
る。
【0011】
【発明の実施の形態】以下、図面を参照しながらこの発
明の実施の形態について詳細に説明する。
【0012】図1には、この発明の実施の形態に係る製
本装置30を組み合わせた電子写真方式のデジタル複写
機100(画像形成装置)の概略構成を示してある。こ
こでは、まず、デジタル複写機100について説明し、
製本装置30については後で説明する。
【0013】デジタル複写機100は、その外殻をなす
筐体1を有する。筐体1の上面には、透明なガラスから
なる原稿台3が設けられ、その上に原稿供給部2が設け
られている。原稿供給部2は、原稿台3上の所定位置
に、複数枚の原稿を1枚ずつ送り込む。原稿台3の下方
には、図中左右に移動するスキャナ4が設けられてい
る。スキャナ4を介して原稿から読み取られたイメージ
データは、筐体1の下端近くに配置された大容量のデー
タファイル装置5に蓄積される。
【0014】スキャナ4の下方には、用紙を収容する2
つのカセット6a、6bが筐体1に対して脱着自在に設
けられている。各カセット6a、6bには、用紙Pの有
無を検知する透過型光センサ7a、7b、および用紙P
を1枚ずつ分離して繰り出す繰り出しローラ8a、8b
が設けられている。尚、本実施の形態では、下段のカセ
ット6aにA4サイズの用紙P1をセットし、上段のカ
セット6bにA3サイズの用紙P2をセットした。各カ
セット6a、6bから繰り出された用紙Pは、複数組の
ローラ対9を備えた搬送路10を介して第1の画像形成
部11へ送り込まれる。A4サイズの用紙Pはその短手
方向に沿って搬送され、A3サイズの用紙Pはその長手
方向に沿って搬送される。
【0015】第1の画像形成部11は、その略中央に感
光体ドラム12を備え、その周りに、レーザ光学系1
3、チャージャ14、現像器15、転写チャージャ15
aなどを備えている。データファイル装置5から適宜読
み出されたイメージデータに基づいてレーザ光学系13
の露光走査により感光体ドラム12上に潜像が形成さ
れ、この潜像が現像器15から供給されるトナーにより
現像され、転写チャージャ15aにより搬送路10を介
して送り込まれた用紙P上にトナー像が転写される。
【0016】トナー像が転写された用紙Pは、第1の画
像形成部11から送り出されて、第1の定着装置16へ
送り込まれる。ここで、ヒートローラ16aにより用紙
Pが加熱および加圧され、トナー像が用紙P上に定着さ
れる。トナー像が定着されて画像形成された用紙Pは、
図示しないアクチュエータにより回動するゲート17を
通過される。
【0017】ゲート17により切換えられる一方の搬送
路上には、上述した第1の画像形成部11と同じ構造の
第2の画像形成部19が逆さに設けられている。すなわ
ち、第1の画像形成部11で一方の面に画像形成した用
紙Pの他方の面にも画像形成可能となっている。この場
合も、データファイル装置5から適宜読み出されたイメ
ージデータに基づいて用紙Pの裏面に画像が形成され
る。また、第2の画像形成部19の下流側には、ヒート
ローラ20aを有する第2の定着装置20が配設されて
いる。
【0018】第2の定着装置20の下流側の搬送路は、
ゲート17により切換えられる他方の搬送路18に接続
される。つまり、第2の画像形成部19および第2の定
着装置20を迂回した搬送路18を介して片面のみに画
像形成した用紙Pが搬送されるようになっている。
【0019】この合流した搬送路18上には、図示しな
いアクチュエータにより回動するゲート21がさらに設
けられている。ゲート21により切換えられる一方の搬
送路上には、後述する製本装置30へ用紙Pを排出する
ための一対の排出ローラ22が設けられている。また、
ゲート21により切換えられる他方の搬送路上には、製
本しない用紙Pを用紙スタッカ25へ排紙するための一
対の排紙ローラ26が設けられている。
【0020】また、筐体1の底部近くには、所定の動作
プログラムに従って上述したデジタル複写機100の動
作を制御するとともに後述する製本装置30の動作を制
御する制御部ユニット23、およびデジタル複写機10
0および製本装置30に電力を供給するための電源ユニ
ット24が配設されている。さらに、筐体1の上部に
は、オペレータによる各種操作入力を受け付けるととも
にオペレータに対して各種操作案内等を表示するタッチ
パネル式の操作表示パネル27が設けられている。つま
り、デジタル複写機100および製本装置30は、操作
表示パネル27を介してなされる入力操作に基づいて動
作される。
【0021】次に、製本装置30の詳細な構成について
説明する。
【0022】図2に示すように、製本装置30は、装置
の外殻をなす筐体30aを有する。筐体30a内の所定
位置、すなわちデジタル複写機100の排出ローラ対2
2のニップに対向する位置には、排出ローラ対22を介
して筐体30a内に送り込まれた用紙Pの搬送方向を切
り換えるためのゲート31が設けられている。ゲート3
1は、ステッピングモータ32によって回転されて所望
する姿勢に設定される。
【0023】例えば、デジタル複写機100から送り込
まれた用紙Pをそのまま水平方向に搬送する場合、ゲー
ト31が図3に示す姿勢に回転されて停止される。この
とき、ゲート31の一部がセンサ33で検知されたこと
をもってゲート31が図示の姿勢に停止される。これに
より、筐体30a内に送り込まれた用紙Pは、ゲート3
1の略中心を通るスリットを介して図中矢印T1方向に
搬送される。
【0024】また、筐体30a内に送り込まれた用紙P
を図中下方に搬送する場合、図3に示す姿勢からステッ
ピングモータ32が所定パルスだけ図中半時計回り方向
に回転され、ゲート31が半時計回り方向に所定量だけ
回転される。この状態(図4に示す状態)で、用紙Pの
先端がゲート31の湾曲した第1案内面31aに沿って
図中下方に案内され、用紙Pが図中矢印T2方向に搬送
される。
【0025】また、筐体30a内に送り込まれた用紙P
を図中上方に搬送する場合、図3に示す姿勢からステッ
ピングモータ32が所定パルスだけ図中時計回り方向に
回転され、ゲート31が時計回り方向に所定量だけ回転
される。この状態(図5に示す状態)で、用紙Pの先端
がゲート31の湾曲した第2案内面31bに沿って図中
下方に案内され、用紙Pが図中矢印T3方向に搬送され
る。
【0026】さらに、矢印T3方向と逆方向に搬送され
た用紙Pを矢印T2方向に搬送する場合、すなわちゲー
ト31を通過させて用紙Pを図中上方から下方へ搬送す
る場合、図3に示す姿勢からステッピングモータ32が
所定パルスだけ回転され、ゲート31が略180°回転
される。この状態(図6に示す状態)で、用紙Pがゲー
ト31の背面31cに沿って案内されて、用紙Pが図中
矢印T4方向に搬送される。尚、ゲート31の背面31
cは、ゲート31を貫通するスリットによって分割され
ているため、T4方向に通過する用紙Pの先端が分割部
分に突き当たることのないように段差が付けられてい
る。
【0027】筐体30a内であってゲート31の図中斜
め左下方に離間した位置には、後述する第1の形態によ
る製本がなされる用紙を冊子の中紙として集積するため
の第1集積機構40が設けられている。本実施の形態で
は、第1集積機構40には、デジタル複写機100で少
なくとも片面に画像形成されたA4サイズの用紙P1が
集積される。
【0028】第1集積機構40は、図示しないステッピ
ングモータによって一定方向に回転される駆動ローラ4
1、駆動ローラ41から図中左方向に離間して設けられ
ベルト42を介して駆動ローラ41に従動回転可能なよ
うに連結された従動ローラ43、および、2つのローラ
41、43を回転可能に支持するとともに昇降機構45
によって図中上下方向に昇降移動可能に設けられた一対
の支持部材44を有する。昇降機構45は、一対の支持
部材44の図中右端を固設した無端状のベルト46、ベ
ルト46を巻回せしめて張設した図中上下に離間した2
つのローラ47、48、およびローラ47を回転させる
ためのモータ49を有する。
【0029】第1集積機構40は、デジタル複写機10
0から送り込まれる用紙P1を集積する集積動作時には
図示の位置に配置される。そして、デジタル複写機10
0から送り込まれた用紙P1が図4に示す姿勢に設定さ
れたゲート31を介して図中下方に搬送され、アクチュ
エータ141によって切り換えられるゲートG1を介し
て図中左方向へ搬送されて第1集積機構40に集積され
る。ゲート31から第1集積機構40に至る搬送路上に
は、複数の搬送ガイド、およびモータM1によって駆動さ
れる複数の送りローラ対が設けられている。製本する冊
子B1(第1の冊子)(図16参照)に綴じ込まれる枚
数の全ての用紙P1が集積された後、第1集積機構40
が昇降機構45によって所定の高さまで上昇される。
【0030】このとき、上昇位置に待機している2つの
送りローラ34a、34bとの間で用紙P1がその集積
方向に沿って挟持されて拘束される。2つの送りローラ
34a、34bは、所定の高さまで上昇された第1集積
機構40の2つのローラ41、43にそれぞれ対向する
位置に配置され、後述する上部ユニットの筐体から一体
的に延設された支持部35に回転可能に取付けられてお
り、上部ユニットとともに図中矢印A方向(上下方向)
に移動可能となっている。
【0031】このようにして挟持拘束された用紙P1の
搬送方向下流側、すなわち図中左側には、後に詳述する
製本部300が設けられている。製本部300の図中下
方には、表紙Sを製本部300内の所定位置に供給する
ための表紙供給機構50、カバーKを後述する製本テー
プの裏面側の所定位置に供給するためのカバー供給機構
60、および後述する第2の形態による製本がなされる
複数枚の用紙P2を集積するとともに複数枚の用紙P2を
ステープルした後製本部300へ供給するための第2集
積機構150が配設されている。
【0032】表紙供給機構50は、複数枚の表紙Sを集
積状態で収容した表紙スタッカ51を有する。本実施の
形態では、表紙Sは、A4サイズのものが表紙スタッカ
51に収容されている。表紙スタッカ51の図中左上近
くには、図示しないモータによって回転される一対の取
出しローラ52a、52bが設けられている。一方の取
出しローラ52aは表紙Sの上面に転接され、このロー
ラ52aの下流側の他方の取出しローラ52bには従動
ローラ53が転接されている。
【0033】つまり、一方の取出しローラ52aを回転
することにより表紙スタッカ51から取出された表紙S
が、他方の取出しローラ52bと従動ローラ53との間
のニップに受け渡されて送り出されるようになってい
る。さらに、ローラ52b、53間のニップを介して給
紙される表紙Sの搬送方向下流側には、表紙Sをニップ
で挟持して回転することで製本部300へ送る2組の送
りローラ対54a、54bが設けられている。
【0034】カバー供給機構60は、複数枚のカバーK
を集積状態で収容したカバースタッカ61を有する。本
実施の形態では、カバーKは、2枚の表紙Sをその短手
方向に繋げて用紙Pの厚さを考慮した長さを少なくとも
超える長手方向長さを有し、表紙Sの長手方向の長さと
略同じ長さの短手方向長さを有するものがカバースタッ
カ61に収容されている。
【0035】カバースタッカ61の図中左上近くには、
図示しないモータによって回転される一対の取出しロー
ラ62a、62bが設けられている。一方の取出しロー
ラ62aはカバーKの上面に転接され、このローラ62
aの下流側の他方の取出しローラ62bには従動ローラ
63が転接されている。
【0036】つまり、一方の取出しローラ62aを回転
することによりカバースタッカ61から取出されたカバ
ーKが、他方の取出しローラ62bと従動ローラ63と
の間のニップに受け渡されて送り出されるようになって
いる。さらに、ローラ62b、63間のニップを介して
給紙されるカバーKの搬送方向下流側には、カバーKを
ニップで挟持して回転することで製本部300へ送る3
組の送りローラ対64a、64b、64cが設けられて
いる。
【0037】第2集積機構150は、デジタル複写機1
00で少なくとも片面に画像形成されたA4サイズの用
紙P2を集積する。用紙P2は、図4の姿勢に設定された
ゲート31を介して図中下方に搬送され、ゲートG1を
介してさらに下方へ搬送されて第2集積機構150へ集
積される。第2集積機構150は、集積した用紙P2の
後端を揃えるため、後端側が下になるように傾斜されて
おり、その傾斜した下端にストッパ151を備えてい
る。つまり、第2集積機構150に集積された用紙P2
は、その後端がストッパ151に当接されて整位され
る。
【0038】また、第2集積機構150は、集積した複
数枚の用紙P2の搬送方向と直交する方向に延びた中心
線、すなわち用紙P2をその長手方向に2等分する中心
線に沿って2、3箇所をステープルで綴じるためのステ
ープラ152を有する。ステープラ152で綴じられた
複数枚の用紙P2は、第2集積機構150の下面に沿っ
て設けられた2組の送りローラ対153、154によっ
て上述した送りローラ対54bのニップに向けて送られ
る。
【0039】筐体30aの図中右上には、デジタル複写
機100で画像形成した用紙P1、P2を表紙Sやカバー
Kとして供給するため一時的に集積するとともに、予め
用意した表紙SやカバーKを手差し給紙するための手差
しユニット160が設けられている。つまり、この手差
しユニット160は、本発明の表紙・カバー供給機構お
よび手差し供給機構として機能する。手差しユニット1
60は、A4サイズの表紙Sを集積するためのスタッカ
161と、略A3サイズのカバーKを集積するためのス
タッカ162を有する。
【0040】例えば、デジタル複写機100で表紙Sと
して画像形成されたA4サイズの用紙P1は、図5に示
す姿勢に設定されたゲート31を介して図中上方に搬送
され、ゲートG2を介して下段のスタッカ161に集積
される。一方、A3サイズの用紙P2は、ゲートG2を切
り換えることにより上段のスタッカ162に集積され
る。または、各スタッカ161、162には、予め用意
した表紙SやカバーKが手差し供給される。
【0041】このようにして各スタッカ161、162
にそれぞれ集積された用紙P1、P2は、各スタッカに設
けられたローラ163、164を回転することによりゲ
ート31に向けて取出される。このとき、ゲート31
は、図6に示す姿勢に設定されており、用紙P1、P2が
ゲート31を通して矢印T4方法に搬送されるようにな
っている。このようにしてゲート31を通過された用紙
P1、P2は、ゲートG1を介して第2集積機構150を
通過され、或いは一旦集積され、製本部300へ送り込
まれるようになっている。当然のことながら、第2集積
機構150を通過する用紙P1、P2にはステープルによ
る処理はなされない。
【0042】ここで、製本部300を拡大して示す図7
を主に参照して製本部300について説明する。
【0043】製本部300は、上述した第1集積機構4
0を含む側の下部ユニット36と、この下部ユニット3
6の上方に設けられた上部ユニット37と、を有する。
下部ユニット36は固定的に設けられ、上部ユニット3
7は図示しないモータによって下部ユニット36に対し
て離接する方向、すなわち図中矢印A方向に移動可能に
設けられている。また、上部ユニット37の筐体37a
から図中右方には、上述した支持部35が一体的に延設
されている。
【0044】上部ユニット37には、下部ユニット36
に対向する下端に沿って、5つの送りローラ34a、3
4b、71、72、73が並設されている。これら5つ
の送りローラ34a、34b、71、72、73は、ベ
ルト74を介してステッピングモータM2に接続されて
おり、同じ周速で同じ方向に回転されるようになってい
る。また、下部ユニット36が上部ユニット37に対向
する側の上端近くにも、上記3つの送りローラ71、7
2、73にそれぞれ対向して供動する3つの送りローラ
75、76、77が設けられている。3つの送りローラ
75、76、77には、ステッピングモータM3に接続
されたベルト78が巻回されて張設されており、各ロー
ラが同じ周速で同じ方向に回転されるようになってい
る。
【0045】つまり、上述した第1集積機構40から送
り込まれた複数枚の用紙P1を、下部ユニット36と上
部ユニット37との間の水平方向に延びた隙間70(搬
送路)を通して図中左右方向へ一定速度で送ることがで
きるようになっている。尚、隙間70の間隔は、上部ユ
ニット37を下部ユニット36に対して矢印A方向に離
接させることにより変更可能となっており、複数枚の用
紙P1の集積方向に沿った厚さに応じて変更される。
【0046】また、下部ユニット36には、上記隙間7
0に挟圧面81aを露出させた挟圧ブロック81が設け
られており、上部ユニット37には、上記挟圧ブロック
81に隙間70を介して対向した位置で隙間70に挟圧
面82aを露出させた挟圧ブロック82が設けられてい
る。各挟圧ブロック81、82の図中左側端部は、後述
する第2の形態の製本時に複数枚の用紙P2を容易に2
つ折りするため、先細に形成されている。
【0047】上部ユニット37に設けられた挟圧ブロッ
ク82は、上部ユニット37とともに図中上下方向(矢
印A方向)に移動可能となっており、図7に示すよう
に、下部ユニット36の挟圧ブロック81との間で複数
枚の用紙P1をその他端近くで集積方向に沿って挟持拘
束可能となっている。このとき、複数枚の用紙P1の集
積方向下端にある用紙P1に挟圧ブロック81の挟圧面
81aが面接し、集積方向上端にある用紙P1に挟圧ブ
ロック82の挟圧面82aが面接する。言い換えると、
2つの挟圧ブロック81、82間で複数枚の用紙P1を
挟持拘束した状態で、2つの挟圧面81a、82a間の
距離が用紙P1の集積方向の厚さtに等しくなるように
なっている。
【0048】尚、2つの挟圧ブロック81、82は、下
部ユニット36側に配設されたスライダ83に取付けら
れており、ステッピングモータM4を回転することによ
り、図中左右方向にスライド可能となっている。つま
り、2つの挟圧ブロック81、82で挟持拘束された状
態の複数枚の用紙P1は、ステッピングモータM4を所定
方向に回転することで、複数の送りローラ対と供動し
て、隙間70に沿って図中左右方向にスライド可能とな
っている。尚、上述した2つの挟圧ブロック81、8
2、スライダ83、およびステッピングモータM4は、
本発明のスライド機構として機能するとともに、後述す
る2つ折り機構として機能する。
【0049】また、下部ユニット36および上部ユニッ
ト37には、上述した表紙供給機構50の表紙スタッカ
51から送り込まれる表紙Sを受け入れるとともに、上
述したカバー供給機構60のカバースタッカ61から送
り込まれるカバーKを受け入れるための図中上下方向に
延びた縦搬送路90が形成されている。縦搬送路90
は、複数のガイド板90aによって規定されており、表
紙S或いはカバーKの両面が複数のガイド板90aによ
って案内されるようになっている。
【0050】下部ユニット36内には、縦搬送路90の
図中左側で上下に離間して並設された2つの駆動ローラ
91、92、およびこれらローラ91、92に対して縦
搬送路90を介してそれぞれ転接して配置された2つの
従動ローラ93、94が設けられている。下方に配設さ
れた駆動ローラ91および従動ローラ93は、カバーK
の折り畳み位置に応じて位置決めされている。2つの駆
動ローラ91、92には、ステッピングモータM5の回
転軸に巻き回された無端状のベルト95が巻回されて張
設されている。また、各従動ローラ93、94は、それ
ぞれ、ソレノイド96、97に接続されており、対向す
る駆動ローラ91、92に対して離接可能となってい
る。尚、2つの従動ローラ93、94は、通常、対向す
る駆動ローラ91、92に転接されている。
【0051】上部ユニット37内には、縦搬送路90の
図中左側で上下に離間して並設された2つの駆動ローラ
101、102、およびこれらローラ101、102に
対して縦搬送路90を介してそれぞれ転接して配置され
た2つの従動ローラ103、104が設けられている。
上方に配設された駆動ローラ102および従動ローラ1
04は、カバーKの折り畳み位置に応じて位置決めされ
ている。2つの駆動ローラ101、102には、ステッ
ピングモータM6の回転軸に巻き回された無端状のベル
ト105が巻回されて張設されている。また、各従動ロ
ーラ103、104は、それぞれ、ソレノイド106、
107に接続されており、対向する駆動ローラ101、
102に対して離接可能となっている。尚、2つの従動
ローラ103、104は、通常、対向する駆動ローラ1
01、102に転接されている。
【0052】また、下部ユニット36内であって、縦搬
送路90の最下端近くには、後述する2枚目の表紙S2
(第1の表紙)の搬送方向後端を検知することで表紙S
2を第1の位置に設定するためのセンサ98が設けられ
ている。また、上部ユニット37内であって、縦搬送路
90の最上端近くには、後述する1枚目の表紙S1(第
2の表紙)の搬送方向先端を検知することで表紙S1を
第2の位置に設定するためのセンサ108、およびカバ
ーKの搬送方向先端を検知するためのセンサ109が配
設されている。尚、センサ108は、上述した第2集積
機構150に集積されてステープラ152で綴じられた
複数枚の用紙P2の搬送方向先端をも検知する。
【0053】表紙S2の後端を検知するセンサ98は、
センサ98で後端を検知して停止した表紙S2の先端
(一端辺)が挟圧ブロック81の挟圧面81aと面一に
なる位置に位置決めされて配置されている。また、表紙
S1の先端を検知するセンサ108は、センサ108で
先端を検知して停止した表紙S1の後端(一端辺)が挟
圧ブロック82の挟圧面82aと面一になる位置に位置
決めされて配置されている。つまり、製本の対象となる
用紙P1の枚数が変化して厚さtが変化した場合でも、
用紙P1の集積方向下端にある用紙Pに挟圧ブロック8
1の挟圧面81aが面接するとともにこの挟圧面81a
と面一になる位置に表紙S2の先端が配置され、且つ、
用紙P1の集積方向上端にある用紙Pに挟圧ブロック8
2の挟圧面82aが面接するとともにこの挟圧面82a
と面一になる位置に表紙S1の後端が配置されることに
なり、常に、2枚の表紙の一端辺を用紙P1の集積方向
両端にある用紙の他端辺とそれぞれ接合させることがで
きる。言い換えると、2枚の表紙S1、S2の向かい合う
端辺間の距離が、常に、用紙P1の厚さと等しくなるよ
うになっている。
【0054】尚、上述した4つの駆動ローラ91、9
2、101、102、および4つの従動ローラ93、9
4、103、104は、上述した2つのセンサ98、1
08、上述した表紙スタッカ51、および複数のローラ
52a、52b、53、54とともに表紙供給機構50
を構成し、且つ上述したセンサ109、上述したカバー
スタッカ61、および複数のローラ62a、62b、6
3、64、65とともにカバー供給機構60を構成して
いる。
【0055】また、上部ユニット37内には、上述した
スライド機構の2つの挟圧ブロック81、82で挟持拘
束された状態の複数枚の用紙Pの他端辺に複数本の切り
込みを入れるための切り込み機構110が設けられてい
る。切り込み機構110は、移動の途中で用紙P1の他
端辺に作用する複数本のカッタ111を有し、各カッタ
111の基端部は、モータM7によって回転されるピニ
オンギア112に連結されたラック113に取付けられ
ている。しかして、モータM7を所定方向に回転する
と、カッタ111が図中矢印C方向に移動され、挟圧ブ
ロック81、82で挟持拘束された状態の複数枚の用紙
P1の他端辺に複数本の切り込みが入れられるようにな
っている。
【0056】さらに、上部ユニット37内には、上述し
たスライド機構によって隙間70を通して所定の接着位
置へスライドされた用紙P1の他端辺に面接するシール
位置へ製本テープを供給して2枚の表紙S1、S2の一端
辺とともに複数枚の用紙P1の他端辺をシールするため
のシール機構120が設けられている。
【0057】シール機構120は、その接着面にホット
メルト接着剤が塗布された製本テープF(シール部材)
をその裏面側から保持する保持ブロック121と、保持
ブロック121が図7で示す待機位置に設定された状態
で保持ブロック121を加熱するヒータ122と、ヒー
タ122の熱によりホットメルト接着剤が溶融された状
態の製本テープFを保持した保持ブロック121を隙間
70に介在される位置へ移動することで、2枚の表紙S
1、S2の一端辺と接着位置に設定された複数枚の用紙P
1の他端辺とをシールするシール位置に製本テープFを
移動させるためのモータM8と、を有する。
【0058】保持ブロック121は、スライド機構の2
つの挟圧ブロック81、82と連動され、スライド機構
によって図8に示す接着位置へ複数枚の用紙P1が設定
されるとともに、製本テープFがシール位置へ移動され
る。これにより、シール位置へ設定された製本テープF
に、表紙S1の一端辺および表紙S2の一端辺が接着され
るとともに、複数枚の用紙P1の他端辺が数秒間押し付
けられて接着される。このとき、複数枚の用紙P1が接
着位置へ設定される前に、その他端辺に上述した切り込
み機構によって予め切り込みが入れられているため、複
数枚の用紙P1の他端辺が製本テープFに良好に接着さ
れる。
【0059】また、下部ユニット36および上部ユニッ
ト37内には、上述したスライド機構に連動してカバー
Kの両端を折り畳むためのカバー折り畳み機構130が
設けられている。
【0060】下部ユニット36側には、縦搬送路90の
図中右側、すなわち従動ローラ93側に配置されたレバ
ー131を動作させるためのソレノイド132、および
縦搬送路90の図中左側で駆動ローラ91に圧接された
折り畳みローラ133が配設されている。レバー131
は、その折り曲げられた先端131aが縦搬送路90か
ら退避する退避位置と、駆動ローラ91および折り畳み
ローラ133間のニップに近接した作動位置と、の間で
移動可能に設けられている。折り畳みローラ133は、
アーム133aの先端に回動自在に取付けられ、アーム
133aの基端部に接続されたソレノイド134を動作
させることにより、駆動ローラ91の周面に沿って移動
され、縦搬送路90に介在して従動ローラ93に近づく
方向に揺動されるようになっている。
【0061】また、上部ユニット37側には、縦搬送路
90の図中右側、すなわち従動ローラ104側に配置さ
れたレバー135を動作させるためのソレノイド13
6、および縦搬送路90の図中左側で駆動ローラ102
に圧接された折り畳みローラ137が配設されている。
レバー135は、その折り曲げられた先端135aが縦
搬送路90から退避する退避位置と、駆動ローラ102
および折り畳みローラ137間のニップに近接した作動
位置と、の間で移動可能に設けられている。折り畳みロ
ーラ137は、アーム137aの先端に回動自在に取付
けられ、アーム137aの基端部に接続されたソレノイ
ド138を動作させることにより、駆動ローラ102の
周面に沿って移動され、縦搬送路90に介在して従動ロ
ーラ104に近づく方向に揺動されるようになってい
る。
【0062】次に、上記のように構成された製本装置3
0を組み合わせたデジタル複写機100による動作につ
いて説明する。尚、ここでは、デジタル複写機100で
原稿画像を片面或いは両面にコピーした複数枚の用紙P
1に2枚の表紙S1、S2を付けて冊子状に装丁し、さら
に表紙S1、S2を覆うカバーKを付けて製本する第1の
形態の製本動作について説明する。図16には、参考の
ため、本動作によって製本されたカバー付き冊子B1
(第1の冊子)の斜視図を示してある。
【0063】原稿供給部2を介して複写対象となる複数
枚の原稿がセットされて操作表示パネル27を介して図
示しないスタートボタンがONにされると、原稿供給部
2にセットされた原稿が原稿台3へ順次送り込まれる。
そして、スキャナ4を介して各原稿の画像が順次読み取
られる。スキャナ4で読み取られたイメージデータは、
順次、データファイル装置5に蓄積される。
【0064】原稿画像の読取動作に平行して、データフ
ァイル装置5からイメージデータが適宜読み出されて、
カセット6aから用紙P1が取出され、第1の画像形成
部11および第1の定着装置16を介して、用紙P1の
片面に画像が形成される。このとき、両面印刷が選択さ
れている場合には、片面に画像形成された用紙P1がゲ
ート17を介して第2の画像形成部19および第2の定
着装置20を通過され、もう一方の面にも画像が形成さ
れる。
【0065】このようにして、少なくとも1面に画像形
成された用紙P1は、排出ローラ対22を介してデジタ
ル複写機100の筐体1から排出されて製本装置30へ
送り込まれる。
【0066】デジタル複写機100から製本装置30へ
送り込まれた用紙、すなわち中紙P1は、ゲート31を
介して搬送されて第1集積機構40に集積される。デー
タファイル装置5に蓄積されている全てのイメージデー
タに基づく画像形成動作が終了され、製本対象となる全
ての中紙P1が第1集積機構40に集積されると、第1
集積機構40が所定の高さまで上昇され、上部ユニット
37側の2つのローラ34a、34bとの間で挟持拘束
される。そして、第1集積機構40の2つのローラ4
1、43、および上部ユニット37側の2つのローラ3
4a、34bが所定方向に回転され、挟持拘束状態の複
数枚の中紙P1が製本部300へ送り込まれる。
【0067】一方、表紙供給機構50によって2枚の表
紙S1、S2が製本部300内の所定位置に供給されてセ
ットされる。まず、表紙供給機構50の取出しローラ5
2a、52bが所定方向に回転されて表紙スタッカ51
に収容されている最上端の表紙Sが取出され、送りロー
ラ対54a、54bを介して製本部300の縦搬送路9
0へ送り込まれる。縦搬送路90へ送り込まれた1枚目
の表紙S1は、複数のローラ91、92、93、94を
介して上部ユニット37へ送り込まれ、その搬送方向先
端がセンサ108で検出されたことをもって停止され
る。この状態で、表紙S1は、図7に示すように、2組
のローラ101、103、および102、104のニッ
プで挟持拘束されており、その搬送方向後端(一端辺)
が挟圧ブロック82の挟圧面82aと面一になる位置
(第2の位置)に設定されている。
【0068】続いて、取出しローラ52a、52bが回
転されて表紙スタッカ51に収容されている最上端の表
紙Sが取出され、送りローラ対54a、54bを介して
製本部300の縦搬送路90へ送り込まれる。縦搬送路
90へ送り込まれた2枚目の表紙S2は、その搬送方向
後端がセンサ98で検出されたことをもって停止され
る。この状態で、表紙S2は、図7に示すように、2組
のローラ91、93、および92、94のニップで挟持
拘束されており、その搬送方向先端(一端辺)が挟圧ブ
ロック81の挟圧面81aと面一になる位置(第1の位
置)に設定されている。
【0069】上記のように第1集積機構40から製本部
300へ送り込まれた複数枚の中紙P1は、図7に示す
ように、スライド機構の2つの挟圧ブロック81、82
によってその集積方向に沿って挟持されて拘束される。
このとき、一端辺が揃えられた状態の複数枚の中紙P1
が、その他端辺近くで挟持拘束されるため、一端辺側が
ばらつくことが防止される。尚、中紙P1の挟持動作
は、上部ユニット37を下部ユニット36に向けて下降
させることによりなされる。
【0070】そして、切り込み機構のモータM7が駆動
されて、図7に矢印Cで示すように、カッタ111が動
作され、2つの挟圧ブロック81、82で挟持拘束され
た複数枚の中紙P1の他端辺に複数本の切り込みが入れ
られる。このようにして、他端辺に切り込みが入れられ
た複数枚の中紙P1は、挟圧ブロック81、82で挟持
拘束された状態のまま、スライド機構のステッピングモ
ータM4を所定方向に回転することにより、隙間70を
通して所定の接着位置までスライドされる。
【0071】この接着位置とは、2つの挟圧ブロック8
1、82で挟持拘束された複数枚の中紙P1の集積方向
最下端にある中紙の他端辺が2枚目の表紙S2の一端辺
に接合し、且つ複数枚の中紙P1の集積方向最上端にあ
る中紙の他端辺が1枚目の表紙S1の一端辺に接合する
位置である。言い換えると、接着位置に設定された複数
枚の中紙P1の他端辺と2枚の表紙S1、S2それぞれの
一端辺は、図8に示すようにシール位置で一直線に揃う
ことになる。
【0072】また、スライド機構による動作に連動し
て、シール機構120の保持ブロック121が図8に矢
印Dで示す方向に移動され、予めヒータ122によって
ホットメルト接着剤が加熱溶融された製本テープFが、
上記のように一直線に並んだ中紙P1の他端辺、および
2枚の表紙S1、S2の一端辺に面接するシール位置へ供
給される。このとき、スライド機構によってスライドさ
れる中紙P1の他端辺が、図8に示すように、シール位
置に供給された製本テープFに数秒間押し付けられて接
着される。
【0073】この後、図9に示すように、スライド機構
の挟圧ブロック81、82で挟持拘束されている複数枚
の中紙P1が逆方向に僅かに後退されて、シール機構1
20の保持ブロック121が矢印E方向に退避され、下
部ユニット36および上部ユニット37に設けられた第
1および第2の保持機構の4つのソレノイド96、9
7、106、107が動作されて、4つの従動ローラ9
3、94、103、104が縦搬送路90から退避する
位置に設定される。つまり、この一連の動作により、カ
バーKを縦搬送路90に送り込むためのスペースが確保
される。
【0074】そして、カバー供給機構60の取出しロー
ラ62a、62bが所定方向に回転されてカバースタッ
カ61に収容されている最上端のカバーKが取出され、
3組の送りローラ対64a、64b、64cを介してカ
バーKが製本部300の縦搬送路90へ送り込まれる。
このとき、図9に示すように、縦搬送路90に送り込ま
れるカバーKの搬送方向先端が、既に供給されている2
枚目の表紙S2に突き当たるようにして導かれるように
なっており、カバーKが確実に表紙S2の裏面側に送り
込まれるようになっている。
【0075】このようにして縦搬送路90へ導かれたカ
バーKは、下部ユニット36にある送りローラ対65に
よって上方へ送り込まれ、その搬送方向先端がセンサ1
09で検出されたことをもって停止される。センサ10
9の配置位置は、後述するように折り畳むカバーKの折
り畳み長さに応じて設定され、センサ108より折り畳
み長さだけ上方に設定されている。このようにして、カ
バーKが所定位置に設定されると、上述した4つのソレ
ノイド96、97、106、107が再び動作され、カ
バーKが2枚の表紙S1、S2とともに拘束される。
【0076】続いて、上述したように中紙P1、表紙S
1、S2、およびカバーKが拘束された状態で、下部ユニ
ット36と上部ユニット37との間の隙間70に介在さ
れた複数のローラ、および縦搬送路90に介在された複
数のローラがそれぞれ所定方向に同じ周速で連動して回
転され、スライド機構の2つの挟圧ブロック81、82
で挟持拘束された複数枚の中紙Pが、以下に説明するよ
うに、隙間70に沿って図中左右方向に移動され、且
つ、図7に示す下部ユニット36のカバー折り畳み機構
130および上部ユニット37のカバー折り畳み機構1
30が以下に説明するように動作され、表紙S1、S2の
綴じ位置から離間した他端辺をカバーKの両端でそれぞ
れくるむように、カバーKの両端が折り畳まれる。
【0077】表紙S1、S2の他端辺をくるむようにカバ
ーKの両端が折り畳まれて製本されたカバー付き冊子B
1(図16参照)は、下部ユニット36と上部ユニット
37との間の隙間70に介在された複数個のローラ7
1、72、73、75、76、77を回転することによ
り、製本装置300からその排出口300a(図7参
照)を介して排出される。
【0078】排出口300aから排出された冊子B1
は、排出口300a近くに待機しているトレイ301
(スタッカ)上に排出される。トレイ301は、図2に
示すように、製本装置30の図中左下に配設されたモー
タM9によって回転される駆動ローラ302、および排
出口300a近くに配設された従動ローラ303に巻回
されて張設された無端状のベルト304に固設されてお
り、集積する冊子B1の数に応じて昇降移動可能となっ
ている。つまり、トレイ301は、図中破線で示す最下
端位置まで下降することができるようになっており、多
数の冊子を集積可能となっている。
【0079】以下、カバーKの両端を折り畳む動作につ
いて、図10乃至図13を参照して、詳細に説明する。
【0080】まず、図10に示すように、隙間70に沿
って配置された送りローラ71、72、75、76が図
中矢印方向に回転されて、中紙P1が隙間70に沿って
図中左方向へ移動され、その送り方向先端側が、2枚の
表紙S1、S2、およびカバーKを伴って2つの送りロー
ラ72、76間に送り込まれる。同時に、縦搬送路90
に沿って設けられた4つの駆動ローラ91、92、10
1、102が図中矢印方向に回転されて、それぞれ対応
する従動ローラとの間に挟持された表紙S1、S2、およ
びカバーKが隙間70に向けて送られる。このとき、各
ローラの送り量は、表紙S1の他端辺が駆動ローラ10
2と折り畳みローラ137との間のニップに位置し、且
つ表紙S2の他端辺が駆動ローラ91と折り畳みローラ
133との間のニップに位置する程度に設定されてい
る。尚、各ローラの送り量は、ステッピングモータM
2、M3、M5、M6のステップ数を制御することにより調
整できる。
【0081】さらに、下部ユニット36にあるソレノイ
ド132によってレバー131が動作されて、カバーK
の中途部が駆動ローラ91と折り畳みローラ133との
間のニップに押し込まれ、上部ユニット37にあるソレ
ノイド136によってレバー135が動作されて、カバ
ーKの中途部が駆動ローラ102と折り畳みローラ13
7との間のニップに押し込まれる。このとき、2枚の表
紙S1、S2それぞれの他端辺がローラ間のニップに位置
するため、表紙がカバーとともに折り畳まれることはな
い。
【0082】この状態から、図11に示すように、今度
は、上述した8つのローラ71、72、75、76、9
1、92、101、102がそれぞれ逆方向に回転され
る。これにより、下部ユニット36のレバー131の先
端131aによってニップに押し込まれたカバーKの部
分が表紙S2の他端辺を伴ってローラ91、133間の
ニップを通過されて折り畳まれるとともに、上部ユニッ
ト37のレバー135の先端135aによってニップに
押し込まれたカバーKの部分が表紙S1の他端辺を伴っ
てローラ102、137間のニップを通過されて折り畳
まれる。
【0083】このとき、カバーKの上端部がローラ10
2、137間のニップ近くに位置するように、ニップか
らセンサ108までの距離L1およびセンサ108、1
09間の距離L2が設定されている。また、センサ10
8、109間の距離L2を変更することで、カバーKの
上端側の折り畳み長さを変更できる。尚、カバーKの下
端側の折り畳み長さは、中紙P1の厚さ、すなわち隙間
70の幅に応じて僅かに変化するが、この変化量は以下
の構成により吸収できる。
【0084】上記のようにカバーKの両端が折り畳まれ
た後、図12に示すように、下部ユニット36にあるソ
レノイド134によって折り畳みローラ133が図中矢
印方向に揺動され、且つ上部ユニット37にあるソレノ
イド138によって折り畳みローラ137が図中矢印方
向に揺動され、上述した8つのローラが再び逆転され
る。このように、折り畳みローラ133を従動ローラ1
31に近づけるように移動させ、且つ折り畳みローラ1
37を従動ローラ135に近づけるように移動させるこ
とで、カバーKの下端がローラ91、93間のニップに
導かれるとともに、カバーKの上端がローラ102、1
04間のニップに導かれ、折り畳んだカバーKの両端が
捲りかえることがない。また、カバーKの折り畳み長さ
の僅かな変化も、折り畳みローラ133、137を上記
のように揺動させることにより吸収できる。
【0085】さらに、図13に示すように、隙間70に
介在された送りローラ73、77も図中矢印方向に回転
され、カバーKの両端が表紙S1、S2の他端辺をくるむ
ように折り畳まれたカバー付き冊子B1として、製本装
置30から送り出される。製本装置30から送り出され
たカバー付き冊子B1は、上述したように昇降移動可能
に設けられたトレイ301上に排出される。
【0086】以上のように、第1の形態の製本による
と、複数枚の中紙P1の一端辺を揃え、その他端辺と表
紙S1、S2の一端辺を揃え、中紙P1の他端辺と表紙S
1、S2の一端辺を製本テープFで接着し、さらに表紙S
1、S2を被覆するカバーKを供給し、カバーKの両端を
表紙S1、S2の他端辺をくるむように折り畳み、カバー
付きの冊子B1として製本している。
【0087】このため、従来のようにステープルによっ
て綴じただけの製本と比較して、表紙SやカバーKを付
けた体裁の良い冊子B1を自動的に製本できるようにな
った。また、ステープルによる製本ではできなかった多
数枚の中紙P1を綴じることができるようになった。具
体的には、ステープルによる製本では50枚程度が限界
とされていたのに対し、100枚程度の中紙P1でも製
本することができるようになった。
【0088】また、上述した第1の形態の製本による
と、複数枚の中紙P1を挟圧する一方の挟圧ブロックを
一方の表紙を保持する保持機構と一体化して連動させる
ことにより、中紙P1の厚さによらず表紙S1、S2をき
れいに揃えて貼り合せることができる。このため、集積
した中紙P1の厚さに合わせて表紙S1、S2の供給位置
を調整する必要がなく、表紙S1、S2の一端辺を中紙P
1の他端辺に確実且つ容易に揃えることができる。
【0089】次に、上述した製本装置30を用いた第2
の形態による製本動作について、図2、図14、および
図15を参照して説明する。尚、参考のため、図17に
は、第2の形態によって製本された冊子B2(第2の冊
子)の斜視図を示してある。
【0090】まず、デジタル複写機100で少なくとも
片面に画像形成されたA3サイズの用紙P2が製本装置
30に送り込まれる。送り込まれた用紙P2は、図4に
示す姿勢に設定されたゲート31、およびゲートG1を
介して図中下方に搬送され、第2集積機構150に集積
される。
【0091】冊子B2として綴じられる予定枚数の用紙
P2が第2集積機構150に集積されると、ステープラ
152によって、複数枚の用紙P2の中心線に沿った
2、3箇所がステープルSTで綴じられる。このように
して綴じられた複数枚の用紙P2は、第2集積機構15
0の送りローラ対153、154によって製本部300
に向けて搬送される。
【0092】図14に示すように、縦搬送路90を介し
て製本部300へ送り込まれた複数枚の用紙P2は、そ
の搬送方向先端がセンサ108で検知されたことをもっ
て停止される。センサ108がA4サイズのカバーKの
長さに合わせて設置されていることから、上記の位置に
複数枚の用紙P2を停止させると、A3サイズの用紙P2
の中心線、すなわちステープルSTで綴じた綴じ位置が
丁度上部ユニット37と下部ユニット36との間の隙間
70に位置するように用紙P2が配置される。
【0093】この状態で、図15に示すように、スライ
ド機構の2つの挟圧ブロック81、82が図中矢印で示
す方向(図中左方向)にスライドされ、挟圧ブロック8
1、82の先細にされた端部によって複数枚の用紙P2
が押し込まれる。このとき、複数枚の用紙P2の中心
線、すなわちステープルSTで綴じた綴じ位置が隙間7
0に位置していることから、複数枚の用紙P2はステー
プルSTの位置で挟圧ブロック81、82の先細の端部
で押し込まれることになる。
【0094】同時に、隙間70に介在された複数のロー
ラ72、73、76、77、および縦搬送路90に介在
された複数のローラ91、92、101、102がそれ
ぞれ図中矢印で示す方向に回転される。これにより、複
数枚の用紙P2がその中心線に沿って2つ折りにされ
る。2つ折りにされた冊子B2は、排出口300aを介
して排出されてトレイ301上に集積される。
【0095】以上のように、第2の形態による製本で
は、ステープルによる簡易製本ができる。つまり、本発
明の装置では、上述した第1の形態の製本のように多数
枚の用紙P1を綴じることができるとともに、第2の形
態の製本のように表紙やカバーを付けないステープルで
綴じるだけの簡単な製本ができ、製本の形態を自由に選
択できる。
【0096】また、本装置では、デジタル複写機100
で少なくとも片面に画像形成された用紙Pをそのまま製
本装置30を通過させてトレイ301上に排出すること
もできる。この場合、製本装置30の入口にあるゲート
31が図3に示す姿勢に設定され、デジタル複写機10
0から送り込まれた用紙Pがゲート31のスリットを通
過される。このようにしてゲート31を通過された用紙
Pは、そのまま隙間を通して排出口300aから排出さ
れる。つまり、本発明によると、デジタル複写機100
で画像形成された1枚の用紙P、第1の形態によって製
本された冊子B1、および第2の形態によって製本され
た冊子B2を同じ排出口300aから排出させて同じト
レイ301に集積できる。言い換えると、用紙P、冊子
B1、B2を排出するトレイ301を1つにすることによ
り集積部を大容量化できる。
【0097】尚、この発明は、上述した実施の形態に限
定されるものではなく、この発明の範囲内で種々変形可
能である。例えば、上述した実施の形態では、デジタル
複写機に製本装置を組み合わせた場合について説明した
が、これに限らず、プリンタに製本装置を組み合わせる
ようにしても良い。
【0098】
【発明の効果】以上説明したように、この発明の製本装
置は、上記のような構成および作用を有しているので、
多数枚の中紙を綴じた製本が可能で、製本の形態を選択
でき、製本の自由度を増すことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の実施の形態に係る製本装置を組み合
わせたデジタル複写機を示す概略図。
【図2】図1の製本装置を示す概略図。
【図3】図2の製本装置の入口に設けられたゲートによ
る動作を説明するための図。
【図4】図2の製本装置の入口に設けられたゲートによ
る動作を説明するための図。
【図5】図2の製本装置の入口に設けられたゲートによ
る動作を説明するための図。
【図6】図2の製本装置の入口に設けられたゲートによ
る動作を説明するための図。
【図7】第1の形態による製本動作を説明するための
図。
【図8】第1の形態による製本動作を説明するための
図。
【図9】第1の形態による製本動作を説明するための
図。
【図10】第1の形態による製本動作を説明するための
図。
【図11】第1の形態による製本動作を説明するための
図。
【図12】第1の形態による製本動作を説明するための
図。
【図13】第1の形態による製本動作を説明するための
図。
【図14】第2の形態による製本動作を説明するための
図。
【図15】第2の形態による製本動作を説明するための
図。
【図16】第1の形態によって製本された冊子を示す斜
視図。
【図17】第2の形態によって製本された冊子を示す斜
視図。
【符号の説明】
30…製本装置、31…ゲート、36…下部ユニット、
37…上部ユニット、40…第1集積機構、50…表紙
供給機構、60…カバー供給機構、70…隙間、81、
82…挟圧ブロック、90…縦搬送路、98、108、
109…センサ、100…デジタル複写機、110…切
り込み機構、120…シール機構、130…カバー折り
畳み機構、150…第2集積機構、160…手差しユニ
ット、300…製本部、300a…排出口、301…ト
レイ、K…カバー、P、P1、P2…用紙、S1、S2…表
紙、ST…ステープル。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) B42D 1/04 B42D 1/04 B65H 37/04 B65H 37/04 A (72)発明者 浅利 幸生 神奈川県川崎市幸区柳町70番地 株式会社 東芝柳町事業所内 (72)発明者 平光 功明 神奈川県川崎市幸区柳町70番地 株式会社 東芝柳町事業所内 Fターム(参考) 3F108 GA02 GA04 GA10 GB01 GB03 HA02 HA12 HA32

Claims (11)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 複数枚の中紙を第1の形態によって冊子
    状に綴じて製本する第1製本機構と、 複数枚の中紙を上記第1の形態とは異なる第2の形態に
    よって冊子状に綴じて製本する第2製本機構と、 を備えていることを特徴とする製本装置。
  2. 【請求項2】 上記第1製本機構は、複数枚の中紙を集
    積してその集積方向両端に表紙を集積し、集積した複数
    枚の中紙および2枚の表紙の端辺をシール部材で綴じ、
    これら2枚の表紙を覆うカバーを設けた上記第1の形態
    の製本を行ない、 上記第2製本機構は、複数枚の中紙を集積し、その中心
    線に沿ってステープルで綴じ、この中心線に沿って上記
    複数枚の中紙を2つ折りした上記第2の形態の製本を行
    なうことを特徴とする請求項1に記載の製本装置。
  3. 【請求項3】 上記第1製本機構は、 複数枚の中紙を集積してその一端辺を揃える第1集積機
    構と、 この第1集積機構で一端辺を揃えて集積した複数枚の中
    紙をその他端辺近くで集積方向に挟持して拘束し、上記
    一端辺側から他端辺側に向かう第1の方向、および第1
    の方向とは逆の第2の方向にスライド移動させるスライ
    ド機構と、 このスライド機構によって挟持拘束された複数枚の中紙
    が上記第1の方向にスライドされて接着位置に設定され
    た状態で、集積方向一端にある第1の中紙の他端辺に一
    端辺が接合する第1の位置に第1の表紙を供給し、且つ
    集積方向他端にある第2の中紙の他端辺に一端辺が接合
    する第2の位置に第2の表紙を供給する表紙供給機構
    と、 上記接着位置に設定された複数枚の中紙の他端辺、上記
    第1の位置に供給された第1の表紙の一端辺、および上
    記第2の位置に供給された第2の表紙の一端辺に接する
    シール位置にシート状のシール部材を供給し、複数枚の
    中紙の他端辺と第1および第2の表紙の一端辺とをシー
    ルするシール機構と、 上記シール部材の裏面側に上記第1および第2の表紙を
    被覆するためのカバーを供給するカバー供給機構と、 上記第1および第2の表紙の他端辺をそれぞれくるむよ
    うに、上記カバー供給機構で供給されたカバーの両端を
    折り畳むカバー折り畳み機構と、を備え、 上記第2製本機構は、 複数枚の中紙を集積してその一端辺を揃える第2集積機
    構と、 この第2集積機構に集積された複数枚の中紙の中心線に
    沿って複数枚の中紙をステープルで綴じるステープラ
    と、 このステープラで綴じられた上記中心線に沿って上記複
    数枚の中紙を2つ折りにする2つ折り機構と、 を備えていることを特徴とする請求項1に記載の製本装
    置。
  4. 【請求項4】 上記第1製本機構で製本された第1の冊
    子、および上記第2製本機構で製本された第2の冊子を
    積み重ねて集積するスタッカをさらに有することを特徴
    とする請求項1乃至3のいずれかに記載の製本装置。
  5. 【請求項5】 用紙の少なくとも1面に画像を形成する
    画像形成装置に組み合わされた製本装置であって、 上記画像形成装置で少なくとも1面に画像形成された複
    数枚の用紙を第1の形態によって冊子状に綴じて製本す
    る第1製本機構と、 上記画像形成装置で少なくとも1面に画像形成された複
    数枚の用紙を上記第1の形態とは異なる第2の形態によ
    って冊子状に綴じて製本する第2製本機構と、 を備えていることを特徴とする製本装置。
  6. 【請求項6】 上記第1製本機構は、複数枚の用紙を集
    積してその集積方向両端に表紙を集積し、集積した複数
    枚の用紙および2枚の表紙の端辺をシール部材で綴じ、
    これら2枚の表紙を覆うカバーを設けた上記第1の形態
    の製本を行ない、 上記第2製本機構は、複数枚の用紙を集積し、その中心
    線に沿ってステープルで綴じ、この中心線に沿って上記
    複数枚の用紙を2つ折りした上記第2の形態の製本を行
    なうことを特徴とする請求項5に記載の製本装置。
  7. 【請求項7】 上記第1製本機構は、 複数枚の用紙を集積してその一端辺を揃える第1集積機
    構と、 この第1集積機構で一端辺を揃えて集積した複数枚の用
    紙をその他端辺近くで集積方向に挟持して拘束し、上記
    一端辺側から他端辺側に向かう第1の方向、および第1
    の方向とは逆の第2の方向にスライド移動させるスライ
    ド機構と、 このスライド機構によって挟持拘束された複数枚の用紙
    が上記第1の方向にスライドされて接着位置に設定され
    た状態で、集積方向一端にある第1の用紙の他端辺に一
    端辺が接合する第1の位置に第1の表紙を供給し、且つ
    集積方向他端にある第2の用紙の他端辺に一端辺が接合
    する第2の位置に第2の表紙を供給する表紙供給機構
    と、 上記接着位置に設定された複数枚の用紙の他端辺、上記
    第1の位置に供給された第1の表紙の一端辺、および上
    記第2の位置に供給された第2の表紙の一端辺に接する
    シール位置にシート状のシール部材を供給し、複数枚の
    用紙の他端辺と第1および第2の表紙の一端辺とをシー
    ルするシール機構と、 上記シール部材の裏面側に上記第1および第2の表紙を
    被覆するためのカバーを供給するカバー供給機構と、 上記第1および第2の表紙の他端辺をそれぞれくるむよ
    うに、上記カバー供給機構で供給されたカバーの両端を
    折り畳むカバー折り畳み機構と、を備え、 上記第2製本機構は、 複数枚の用紙を集積してその一端辺を揃える第2集積機
    構と、 この第2集積機構に集積された複数枚の用紙の中心線に
    沿って複数枚の用紙をステープルで綴じるステープラ
    と、 このステープラで綴じられた上記中心線に沿って上記複
    数枚の用紙を2つ折りにする2つ折り機構と、 を備えていることを特徴とする請求項5に記載の製本装
    置。
  8. 【請求項8】 上記画像形成装置で少なくとも1面に画
    像形成された用紙を上記第1の表紙、第2の表紙、また
    はカバーとして供給する表紙・カバー供給機構をさらに
    有することを特徴とする請求項7に記載の製本装置。
  9. 【請求項9】 上記第1の表紙、第2の表紙、およびカ
    バーを手差し供給する手差し供給機構をさらに有するこ
    とを特徴とする請求項8に記載の製本装置。
  10. 【請求項10】 上記第1製本機構で製本された第1の
    冊子、および上記第2製本機構で製本された第2の冊子
    を排出する排出口と、 この排出口を介して排出された上記第1および第2の冊
    子を積み重ねて集積するスタッカと、 をさらに有することを特徴とする請求項5乃至7のいず
    れかに記載の製本装置。
  11. 【請求項11】 上記画像形成装置で少なくとも1面に
    画像形成された用紙を上記排出口へ搬送する搬送路をさ
    らに有することを特徴とする請求項10に記載の製本装
    置。
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