JP2003103881A - 通信装置およびコンピュータプログラム - Google Patents

通信装置およびコンピュータプログラム

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JP2003103881A
JP2003103881A JP2001305076A JP2001305076A JP2003103881A JP 2003103881 A JP2003103881 A JP 2003103881A JP 2001305076 A JP2001305076 A JP 2001305076A JP 2001305076 A JP2001305076 A JP 2001305076A JP 2003103881 A JP2003103881 A JP 2003103881A
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JP2001305076A
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Hiroshi Morizaki
浩 森崎
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Brother Industries Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 記録用紙の種類が光沢紙であっても良好な印
字結果が得られるファクシミリ装置を提供する。 【解決手段】 画像データ通信によって受信したファク
シミリデータを記録用紙に印字可能な通信装置であっ
て、印字するための記録用紙の種類を判別し、ファクシ
ミリデータが受信され、所定の用紙が判別されたとき、
その判別結果に応じて所定色を有するインクを選択し、
所定色を有するインクの残量を検出し、選択されたイン
クの残量が所定量以下と検出されたとき、画像データを
一時的に記憶するよう制御するCPUを備える。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、たとえばファクシ
ミリデータを受信することのできるファクシミリ装置等
の通信装置、およびそれを制御するためのコンピュータ
プログラムに関する。
【0002】
【従来の技術】従来、インクジェット方式の記録部を有
するファクシミリ装置においては、ファクシミリデータ
を受信した際、それがモノクロのファクシミリデータで
ある場合、たとえば黒インクを用いてファクシミリデー
タを印字している。ファクシミリデータの中には、カラ
ーのファクシミリデータもあるが、それをカラーデータ
にして印字するファクシミリ装置も普及している。カラ
ーデータにして印字する場合、印字品質を考慮して光沢
紙が記録用紙として用いられることがある。また、モノ
クロのファクシミリデータを受信した際、黒インクが不
足しているときに、カラー印刷用のインク(シアン、マ
ゼンタ、イエロー)を混合して黒インクを代用するモー
ドを有するものもある。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところで、インクジェ
ット方式による記録は、通常、記録用紙上にインクが付
着した後、紙へのしみ込みと液体成分の揮発とによって
定着が完了するが、光沢紙等の高解像度記録を可能とす
る記録用紙は、インクの紙へのしみ込みを少なくするこ
とによって、ドットの拡がりを少なくしているため、普
通紙よりも定着に時間がかかる。また、光沢紙等は、イ
ンクの成分に合わせて表面のコート層が作られているた
め、意図しない成分を含むインクを使用した場合等に、
発色が悪い、定着性が劣るといった問題が発生すること
があった。たとえば、高密度の印字をする際、シアン、
マゼンタ、イエローといったカラーインクを使って印字
した場合は定着できるが、黒インクを使って印字した場
合は相当時間経過しても定着できずに、表面を指等で撫
でると、印字した原稿文字等が消失するといった問題点
があった。この問題は、ドットが連続するいわゆるベタ
印字のときに顕著であるが、文字等にも発生することが
あった。
【0004】通常は、前述のように、黒インクが不足し
ている場合を除いては、モノクロデータを印刷するとき
は黒インクを用いるため、ファクシミリデータのように
比較的印字解像度が粗いデータの場合は、印字に用いら
れるインク滴のインク量も多く、よりその傾向が顕著で
あった。そのため、カラーデータを印刷する際に印字品
質を考慮して光沢紙を記録用紙として使用した後、普通
紙等に交換せずに、モノクロデータを印刷すると、それ
がファクシミリデータであると受信自体は正常に終了す
るので、相手には正常終了と伝えるが、実際には印刷結
果が消失するおそれがあった。
【0005】本発明は、上記の点に鑑みて提案されたも
のであって、記録用紙の種類が光沢紙であっても良好な
印字結果が得られる通信装置、およびそれを制御するコ
ンピュータプログラムを提供することを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、請求項1に記載した発明の通信装置は、画像データ
通信によって受信した画像データを記録用紙に印字可能
な通信装置であって、印字するための記録用紙の種類を
判別する記録用紙判別手段と、前記画像データが受信さ
れ、前記記録用紙判別手段によって所定の用紙が判別さ
れたとき、その判別結果に応じて所定色を有するインク
を選択する選択手段と、前記所定色を有するインクの残
量を検出する残量検出手段と、前記画像データを記憶す
る記憶手段と、前記選択手段によって選択されたインク
の残量が前記残量検出手段によって所定量以下と検出さ
れたとき、前記記憶手段に前記画像データを一時的に記
憶するよう制御する制御手段とを備えることを特徴とし
ている。
【0007】このような通信装置によれば、記録用紙が
たとえば光沢紙の場合、黒インクに代わり、所定色を有
するインク、たとえばシアン、マゼンタ、イエローのカ
ラー印刷用のインクを選択して、それらを混色させて黒
を印字するようにするが、これらのインクの残量が少な
い場合には、画像データを一時的に記憶する、いわゆる
代行受信を行うので、受信した画像データを喪失するこ
とがなく、その後、画像データを光沢紙に確実に印字す
ることができる。したがって、記録用紙が光沢紙である
場合に、カラー印刷用のインクの残量が不足していて
も、結果的に良好な印字結果を得ることができる。
【0008】また、請求項2に記載した発明の通信装置
は、請求項1に記載の通信装置であって、前記画像デー
タとしてカラー画像データが受信可能とされ、受信した
画像データがカラーかまたはモノクロかを判別する画像
判別手段を備え、前記選択手段は、前記記録用紙判別手
段および前記画像判別手段の判別結果に基づいてインク
を選択する。
【0009】このような通信装置によれば、請求項1に
記載の通信装置による効果に加え、記録用紙判別手段に
よって記録用紙を判別し、さらに画像データがカラーか
またはモノクロかを判別してインクを選択するため、記
録用紙および画像データに応じた適切なインクが選択さ
れるので、良好な印字結果を得ることができる。
【0010】また、請求項3に記載した発明の通信装置
は、請求項1または2に記載の通信装置であって、前記
記録用紙判別手段によって記録用紙が光沢紙と判別さ
れ、かつ前記画像判別手段によって前記画像データがモ
ノクロの画像データと判別されたとき、前記選択手段
は、前記所定色のインクとして、シアン、マゼンタおよ
びイエローの各色を有するカラー印刷用インクを選択す
る。
【0011】このような通信装置によれば、請求項1ま
たは2に記載の通信装置による効果に加え、記録用紙が
光沢紙であって画像データがモノクロである場合、黒イ
ンクに代わり、カラー印刷用インクを選択するため、光
沢紙のときに黒インクを用いるときの不具合を解消する
ことができる。
【0012】また、請求項4に記載した発明の通信装置
は、請求項2または3に記載の通信装置であって、前記
選択手段によって選択されたインクの残量が前記残量検
出手段によって所定量以下と検出されたとき、他のイン
クを用いて前記記録用紙に印字する印字制御手段と、前
記記録用紙判別手段によって記録用紙が光沢紙と判別さ
れ、かつ前記画像判別手段によって前記画像データがモ
ノクロの画像データと判別されたとき、前記印字制御手
段による前記記録用紙への印字を中止する印字中止制御
手段とを備える。
【0013】このような通信装置によれば、請求項2ま
たは3に記載の通信装置による効果に加え、選択された
インクが所定量以下のとき、他のインクを用いて印字で
きるため、受信した画像データの内容をすぐに確認でき
る一方、記録用紙が光沢紙であり画像データがモノクロ
であるとき、記録用紙の印字を中止するので、不都合の
ある印字を回避することができる。
【0014】また、請求項5に記載した発明の通信装置
は、請求項1ないし4のいずれかに記載の通信装置であ
って、前記制御手段は、前記残量検出手段によってシア
ンおよびマゼンタのインクの残量がともに所定量以下と
検出されたとき、前記記憶手段に前記画像データを一時
的に記憶するよう制御する。
【0015】このような通信装置によれば、請求項1な
いし4のいずれかに記載の通信装置による効果に加え、
シアンおよびマゼンタのインクの残量がともに所定量以
下と検出されたとき、いわゆる代行受信が行われるの
で、たとえば、印字が不鮮明になりやすいイエローのイ
ンクだけによる印字を回避することができる。すなわ
ち、シアンまたはマゼンタ、あるいはシアンおよびマゼ
ンタの双方で印字すれば、黒ではないが比較的濃い目に
印字することができるため、ユーザは画像データの内容
を把握することができる。
【0016】また、請求項6に記載した発明の通信装置
は、請求項1ないし3のいずれかに記載の通信装置であ
って、前記選択手段によって選択されたインクの残量が
前記インク残量検出手段により所定量以下と検出され、
かつ選択されなかったインクが所定量以上と検出された
とき、前記選択手段によって選択されなかったインクを
選択し直すとともに、前記画像データを間引きして印字
する間引き印字制御手段を備える。
【0017】このような通信装置によれば、請求項1な
いし3のいずれかに記載の通信装置による効果に加え、
前記選択手段によって選択されたインクが所定量以下と
検出されても、選択されなかったインクが所定量以上で
あれば、インクを選択し直し、受信した画像データを間
引きして印字密度を下げて印字するので、画品質は劣る
ものの、単位面積当りのインク量を減らすことでインク
の定着を早め、カラーインクがないときに黒インクを使
っても、光沢紙のときに黒インクを用いるときの不具合
を解消することができる。
【0018】また、請求項7に記載した発明のコンピュ
ータプログラムは、画像データ通信によって受信した画
像データを記録用紙に印字可能な通信装置を制御するた
めのコンピュータプログラムであって、印字するための
記録用紙の種類を判別する記録用紙判別プログラムと、
前記画像データが受信され、前記記録用紙判別プログラ
ムによって所定の用紙が判別されたとき、その判別結果
に応じて所定色を有するインクを選択する選択プログラ
ムと、前記所定色を有するインクの残量を検出する残量
検出プログラムと、前記画像データを記憶する記憶実行
プログラムと、前記選択プログラムによって選択された
インクの残量が前記残量検出プログラムによって所定量
以下と検出されたとき、前記記憶実行プログラムに前記
画像データを一時的に記憶するよう制御する制御プログ
ラムとを含むことを特徴としている。
【0019】このようなコンピュータプログラムによれ
ば、それに基づいてCPUを動作させることにより、請
求項1に記載の通信装置としての動作を実現することが
できる。
【0020】
【発明の実施の形態】以下、本発明の好ましい実施の形
態について添付図面を参照して説明する。
【0021】図1は、本発明に係る通信装置の一例とし
てのファクシミリ装置の概略ブロック構成図である。本
発明のファクシミリ装置Aは、たとえばインクジェット
方式の印刷装置、画像読取装置(以下、「スキャナ」と
言う)、および画像通信等の各機能を複合的に備えたも
のである。ファクシミリ装置Aは、たとえばファクシミ
リデータを送信するときには、スキャナで原稿を読み取
り、読み取った原稿データを通信機能によって送り先に
送信する。また、ファクシミリデータを通信機能によっ
て受信したときには、印刷装置によってファクシミリデ
ータの内容を所定の記録用紙に印字する。ファクシミリ
データの通信機能としては、たとえばモノクロデータの
通信のみが可能な一般的なG3ファクシミリとしての通
信機能と、カラーデータの通信が可能なファクシミリと
しての通信機能とが挙げられる。なお、このファクシミ
リ装置Aは、パーソナルコンピュータ等に接続された状
態で独立した形で印刷装置やスキャナとして利用され
る。また、印刷装置とスキャナとを連動させることで、
コピー機としても利用される。
【0022】図1によれば、ファクシミリ装置Aは、C
PU10、NCU11、RAM12、モデム13、RO
M14、NVRAM(不揮発性RAM:Non-Volatile R
AM)15、ゲートアレイ16、コーデック17およびD
MAC18を備え、それらは、バス19により相互に接
続されている。バス19には、アドレスバス、データバ
ス、および制御信号線が含まれる。また、このファクシ
ミリ装置Aでは、ゲートアレイ16に、読取部21、記
録部22、操作部23、表示部24および外部接続部2
5が接続されて具備されている。NCU11には、公衆
電話回線27が接続され、また、外部接続部25には、
パーソナルコンピュータBが接続されている。
【0023】CPU10は、ファクシミリ装置A全体の
動作を制御するものである。NCU11は、公衆電話回
線27に接続されることにより網制御を行う。この網制
御により、ファクシミリデータを受信あるいは送信する
ことができる。RAM12は、CPU10の作業領域等
を提供するものである。モデム13は、ファクシミリデ
ータの変調や復調等を行う。ROM14は、CPU10
が実行すべきプログラム等を記憶している。NVRAM
15は、データや各種の情報を記憶するが、本実施形態
では、受信したファクシミリデータを記憶する画像メモ
リとして機能する。
【0024】ゲートアレイ16は、CPU10と各部2
1〜24とのインターフェイスとして機能する。コーデ
ック17は、ファクシミリデータ等の符号化や復号化を
行う。DMAC18は、主にRAM12へのデータの書
き込みや読み出しを行う。
【0025】読取部21は、たとえばイメージセンサ、
LED光源、および原稿送りモータ等を備え、CPU1
0の制御に応じてファクシミリ原稿等からイメージ画像
を読み取る。
【0026】記録部22は、インクジェット方式等によ
り文字や図形等の画像をモノクロまたはカラーで印刷す
る。特に、本実施形態では、シアン、マゼンタ、イエロ
ーあるいはブラックの各カラーインクによって、所定の
記録用紙にモノクロ印字あるいはカラー印字が可能とさ
れている。また、記録部22の各インクカートリッジに
は、上記各カラーインクの残量を光学的に検出するため
のインク残量検出センサ22aが設けられており、いず
れか1種類のカラーインクの残量が予め設定された所定
量より少なくなったときに、その旨がCPU10に与え
られるように構成されている。
【0027】操作部23は、テンキーや各種の操作キー
等を備え、ユーザのキー操作による入力信号をCPU1
0に伝える。また、操作部23には、記録用紙の種類を
切り換える記録用紙選択スイッチ23aが設けられてい
る。この記録用紙選択スイッチ23aとしては、たとえ
ば普通紙、インクジェット専用紙、光沢紙、OHP等に
応じた押下スイッチが配されており、各押下スイッチか
らの入力信号は、CPU10に与えられるように構成さ
れている。なお、上記記録部22には、記録用紙の種類
を自動的に検出する記録用紙自動検出機能が設けられて
いてもよい。
【0028】表示部24は、たとえば液晶ディスプレイ
を備え、動作状態や操作ガイダンス等を表示する。外部
接続部25は、本ファクシミリ装置Aを周辺機器として
利用する場合に、ケーブル28を介してパーソナルコン
ピュータBと接続され、パーソナルコンピュータBとの
間でデータをやり取りする。
【0029】ここで、本実施形態の特徴は、ファクシミ
リデータを受信した場合、設定されている記録用紙がた
とえば光沢紙であるとき、カラー印刷用のインクを選択
し、このインクの残量が少ない場合には、ファクシミリ
データを一時的に記憶するよう制御する点にある。具体
的には、記録用紙が光沢紙である場合、黒インクに代わ
り、シアン、マゼンタ、イエローのカラー印刷用のイン
クを混色させて黒を印字するようにする。
【0030】インクは、本来固形分である染料あるいは
顔料を溶剤で溶解して作られており、一般的に溶剤は不
揮発性の溶剤が用いられることが多く、インクの60〜
70%を占める水分が揮発した後には、溶剤と染料(顔
料)が残り、固形分である染料(顔料)比率が高いほど
染料(顔料)を溶解した染料(顔料)溶解溶剤の粘度が
上昇する。液体の媒体(紙)への浸透速度は粘度に反比
例するため、もともとしみ込みにくい紙である光沢紙上
では、少なくともインクの染料(顔料)濃度が低い方が
媒体(紙)に浸透し、定着しやすいことはこのことから
推測できる。
【0031】また、印字ドットが連続したり、密集する
場合は、ドットが単独で印字された場合に比べて周囲の
ドットからの影響を受け、拡散を妨げられる分、より媒
体(紙)への浸透速度が遅くなると考えられ、ベタ印字
等で問題が顕著になる一因と考えられる。なお、文字等
を再現するには高い黒濃度が必要なため、黒インクの染
料(顔料)濃度は他のインクに比べると濃度が高く、本
実施形態のインクでは、シアン、マゼンタ、イエローが
それぞれ3%程度、黒インクが7%程度の染料(顔料)
濃度に設定されている。そのため、シアン、マゼンタ、
イエローの3色を混合して印字した黒ドットは、先に説
明した理由により、黒インクで印字したそれよりも濃度
が低くなるという欠点を有するが、光沢紙等のしみ込み
にくい紙であっても短時間で定着が終了するといった利
点を有するのである。
【0032】一方、これらのインクの残量が印字するの
に充分でない場合には、ファクシミリデータを一時的に
記憶する、いわゆる代行受信を行うようにする。そうす
れば、受信した画像データを喪失することがなく、その
後、ファクシミリデータを光沢紙に確実に印字すること
ができ、結果的に良好な印字結果を得ることができる。
【0033】上記特徴の具体的な形態として、ファクシ
ミリ装置AのCPU10の動作制御を、図2に示すフロ
ーチャートを参照して説明する。まず、本ファクシミリ
装置Aは、モノクロデータの通信のみが可能な構成とし
て説明する。
【0034】CPU10は、NCU11からの制御信号
によりファクシミリデータを受信したことを認識すると
(S1)、操作部23の記録用紙選択スイッチ23aを
参照し、設定されている記録用紙の種類が光沢紙かまた
は光沢紙以外であるかの判別処理を行う(S2)。ここ
で、普通紙等の光沢紙以外の記録用紙が設定されている
場合(S2:NO)、インクには黒インクを用いるよう
に選択される。
【0035】次いで、CPU10は、黒インクの残量が
印字するのに必要な量だけあるか否かの判別を行う(S
3)。具体的には、CPU10は、黒インクのインクカ
ートリッジに設けられているインク残量検出センサ22
aの出力量を監視し、黒インクの残量が印字に必要な量
である所定量以上あるか否かを判別する。黒インクの残
量が所定量以上ある場合(S3:YES)、当該黒イン
クを用いてファクシミリデータを普通紙等の記録用紙に
印字する(S4)。
【0036】一方、ステップS2において、光沢紙が設
定されている場合(S2:YES)、インクには、カラ
ー印刷用のインクであるシアン、マゼンタ、イエローの
各インク(以下、総称するときは「CMYインク」とい
う)を用いるよう選択し、これらのインクを混色印字す
ることにより、黒を表現するようにする。すなわち、記
録用紙に光沢紙が設定されている場合、黒インクを用い
ると、光沢紙に黒インクが充分に染み込まないといった
ことが生じ、良好な印字が作成できないといった不具合
があった。そこで、本実施形態では、黒インクの代わり
に、カラー印刷用のインクであるCMYインクを用い、
それらを混色するようにすれば、黒インクを用いないの
で、良好な印字結果を得ることができる。
【0037】次いで、CPU10は、CMYインクの各
インク量が所定量あるか否かの判別を行う(S5)。具
体的には、CPU10は、各インクのインクカートリッ
ジに設けられているインク残量検出センサ22aの出力
値を監視し、各インクの残量が所定量以上あるか否かを
判別する。ここでは、いずれか一つのインクの残量が所
定量以上ない場合には、印字に必要な量のインク量はな
いと判別する。また、全てのインクについて充分なイン
ク量がある場合にのみ、印字に必要な量のインク量があ
ると判別する。
【0038】ステップS5において、インク量が所定量
あると判別された場合(S5:YES)、これらのイン
クを用いてファクシミリデータを光沢紙上に印字する
(S6)。
【0039】また、ステップS5において、インク量が
所定量ないと判別された場合(S5:NO)、ファクシ
ミリデータを一旦NVRAM15に記憶させる、いわゆ
る代行受信を行う(S7)。このように、代行受信が行
われることにより、ファクシミリデータが消滅すること
がなく、その後、ファクシミリデータを確実に印字させ
ることができる。
【0040】また、ステップS3において、黒インクの
インク量が所定量ないと判別された場合にも(S3:N
O)、代行受信を行う(S7)。このように代行受信を
行った場合、表示部24には、印字するためのインクが
不足しているので補充を要求する旨の表示を行うように
してもよい。あるいは、警報音を発してもよい。この場
合、CMYインクがない場合には、これらのインクが不
足している旨を、黒インクがない場合には、黒インクが
不足している旨をそれぞれ表示するというように、個別
的に案内するようにしてもよい。また、CMYインクの
うち、不足しているインクのみその旨を表示するように
してもよい。
【0041】ユーザは、これらの表示または音声によ
り、インクが不足していることを認識でき、その後に不
足しているインクを補充することにより、CPU10
は、それをインク残量検知センサ22aによって確認
し、ファクシミリデータをNVRAM15から読み出
し、改めてファクシミリデータを記録用紙に印刷する。
【0042】このように、本実施形態によれば、印刷す
る記録用紙の種類を判別してそれに適したインクを選択
することにより、良好な印刷結果を得ることができる。
また、選択されたインクが不足している場合には、代行
受信を行うことにより、良好に印字された結果を確実に
得ることができる。
【0043】次に、モノクロデータの通信のみが可能な
ファクシミリ装置AのCPU10の他の動作制御を、図
3に示すフローチャートを参照して説明する。この動作
制御においては、光沢紙以外の記録用紙が設定されてい
る場合、黒インクのインク量が所定量ないときに、即座
に代行受信を行うのではなく、さらにCMYインクを選
択してCMYインクで印字が可能であるかを判別してい
る点で、上記した実施形態と異なる。これにより、代行
受信を実行する(すなわち、ファクシミリデータをNV
RAM15に一時的に記憶させておく)可能性を低くす
ることができるので、代行受信を行うことによる弊害、
たとえば原稿の内容がNVRAM15に記憶されている
ため、実際に確認できずに放置されたままになる状態を
回避することができる。また、NVRAM15のメモリ
容量がフルになる可能性を低くすることができる。
【0044】上記実施形態と異なる点を中心に説明する
と、ステップS12において、記録用紙に光沢紙が設定
されている場合(S12:YES)、またはステップS
13において、黒インクのインク量が所定量以上ない場
合(S13:NO)、CMYインクのインク量が所定量
あるか否かを判別する(S15)。この場合、CPU1
0は、印字制御手段として機能する。
【0045】そして、ステップS15において、CMY
インクのインク量が所定量ある場合(S15:YE
S)、これらのインクを用いてファクシミリデータを光
沢紙あるいは普通紙に印字する(S16)。また、ステ
ップS15において、インク量が所定量ない場合(S1
5:NO)、代行受信を行い(S17)、たとえば表示
部24には、インクが不足しているので補充を要求する
旨の表示を行う。
【0046】このように、本実施形態では、ステップS
12において光沢紙が設定されている場合、ステップS
15においてCMYインク無しでも黒インクの有無を確
認することなく、ステップS17の代行受信に進むよう
にしている。なお、この場合、CPU10は、印字中止
制御手段として機能する。
【0047】次に、モノクロデータの通信のみが可能な
ファクシミリ装置AのCPU10のさらに他の動作制御
を、図4に示すフローチャートを参照して説明する。こ
の動作制御においては、記録用紙に光沢紙が設定されて
いる場合、CMYインクを用いることが選択されるが、
少なくともイエローを除くシアン、マゼンタのインクの
インク量が所定量あれば、それを用いて印字するように
している。すなわち、シアンまたはマゼンタを用いて印
字しても黒表示させることはできないが、視認できる範
囲でファクシミリ原稿を表せることができるので、ユー
ザは、それを把握することができる。ただし、イエロー
のインクによる印字では、ファクシミリ原稿が視認でき
ないことが多いため、イエローのみによる印字は、回避
するようにしている。
【0048】図4において、上記した実施形態と異なる
点を中心に説明すると、ステップS22において、設定
されている記録用紙の種類が光沢紙と判別された場合
(S22:YES)、マゼンタのインクまたはシアンの
インクのうち少なくともいずれかのインク量が所定量あ
るか否かを判別する(S25)。
【0049】そして、ステップS25において、マゼン
タまたはシアンのインク量が所定量ある場合(S25:
YES)、いずれかのインクによってファクシミリデー
タを光沢紙に印字する(S26)。すなわち、マゼンタ
のみ若しくはシアンのみ、またはマゼンタとシアンとの
混色によって印字すれば、黒ではないが、比較的濃い目
に表現できるため、ユーザはファクシミリ原稿の内容を
把握することができる。
【0050】一方、ステップS25において、マゼンタ
およびシアンともインク量が所定量ない場合(S25:
NO)、代行受信を行う(S27)。すなわち、たとえ
イエローのインクがあっても、マゼンタおよびシアンの
インクがなければ、印字を行わないようにする。イエロ
ーのインクのみによる印字は、不鮮明になることが多
く、印字結果が視認できないことが多いからである。
【0051】次に、カラーの画像データの通信が可能な
ファクシミリ装置AのCPU10のさらに他の動作制御
を、図5に示すフローチャートを参照して説明する。
【0052】図5において、上記した実施形態と異なる
点を中心に説明すると、ファクシミリデータを受信後
(S31)、ファクシミリデータがモノクロデータか否
かを判別する(S32)。ファクシミリデータがモノク
ロデータであると判別し(S32:YES)、かつ記録
用紙に普通紙等の光沢紙以外の用紙が設定されている場
合(S33:NO)、黒インクを選択し、CPU10
は、黒インクのインク量が所定量あるか否かの判別を行
う(S34)。黒インクのインク量が所定量ある場合
(S34:YES)、黒インクのインク量を用いてファ
クシミリデータを普通紙等に印字する(S35)。
【0053】一方、ステップS32において、ファクシ
ミリデータがモノクロデータでないと判別した場合(S
32:NO)、または、ステップS33において、記録
用紙に光沢紙が設定されている場合(S33:YE
S)、CMYの各インクを選択する。ここで、黒インク
が除かれているのは、上述したように、光沢紙では、黒
インクによる表示によって良好な印刷が阻害されること
があるからである。
【0054】そして、CPU10は、CMYの各インク
の量が所定量あるか否かの判別を行い(S36)、CM
Yインクのインク量が所定量ある場合(S36:YE
S)、これらのインクを用いてファクシミリデータを光
沢紙に印字する(S37)。
【0055】また、ステップS36において、印字に必
要なCMYインクのインク量がない場合(S36:N
O)、代行受信を行う(S38)。このように、カラー
のファクシミリデータを受信した場合においても、光沢
紙が選択されている場合には、黒インクは、印字に用い
ないようにされている。したがって、光沢紙における黒
インクを用いたときの不具合を回避することができる。
【0056】図6は、カラーの画像データの通信が可能
なファクシミリ装置AのCPU10のさらに他の動作制
御を示すフローチャートである。ファクシミリデータを
受信後(S41)、ファクシミリデータがモノクロデー
タである場合(S42:YES)、用紙の種類によって
黒インクまたはCMYインクを選択し(S43)、それ
らのインク量に基づいて(S44,S46)、ファクシ
ミリデータを印字(S45,S47)、あるいは代行受
信(S48)を行う処理については、図3に示す制御動
作と同様である。
【0057】図6に示す制御動作では、ステップS42
においてファクシミリデータがカラーデータと判別した
場合(S42:NO)、CMYインクが所定量あれば
(S49:YES)、CMYインクでファクシミリデー
タを印字する(S47)。一方、CMYインクのインク
量が所定量ない場合(S49:NO)、用紙の種類を判
別する(S50)。用紙の種類が光沢紙の場合(S5
0:YES)、代行受信を行い(S48)、用紙の種類
が光沢紙以外の用紙の場合(S50:NO)、黒インク
が所定量あれば(S51:YES)、ファクシミリデー
タを印字する(S45)。黒インクのインク量が所定量
ない場合(S51:NO)、代行受信を行う(S4
8)。
【0058】すなわち、カラーのファクシミリデータを
印字する場合、CMYインクがない場合でも、記録用紙
が光沢紙以外であれば、カラーデータをモノクロデータ
に変換して、黒インクで印字する。一方、記録用紙が光
沢紙なら黒インクで印字せずに代行受信を行う。
【0059】次に、モノクロデータの通信のみが可能な
ファクシミリ装置AのCPU10の他の動作制御を、図
7に示すフローチャートを参照して説明する。この動作
制御においては、記録用紙が光沢紙に設定されている場
合、CMYインク残量が所定量ないときに、即座に代行
受信を行うのではなく、黒インクが印字可能であるかを
判別して、印字可能な場合には、印字データを間引いて
印字する点で、上記した実施形態と異なる。
【0060】この動作制御によれば、受信した印字デー
タを間引くことによりインクの印字ドット間隔を大きく
するので、受信したデータを正確に再現することはでき
ないが、記録用紙上に印字したインクドット同士が重な
り合って互いの記録用紙への定着(浸透)を妨げること
がないので、黒インクを使っても確実に印刷することが
できる。
【0061】図7において、上記した実施形態と異なる
点を中心に説明すると、ステップS62において設定さ
れている記録用紙の種類が光沢紙と判別された場合(S
62:YES)、ステップS65においてCMYインク
の各インク量が所定量あるか否かの判別を行い、CMY
インクのいずれかが所定量ないと判別された場合(S6
5:NO)、さらにステップS67において黒インクが
あるか否かの判別を行う。
【0062】黒インクが所定量あると判別された場合
(S67:YES)、受信データを間引き処理し(S6
9)、黒インクでファクシミリデータを印字する(S7
0)。この場合、CPU10は間引き印字制御手段とし
て機能する。
【0063】なお、間引きの方法は種々の方法が考えら
れるが、印字したドット同士が隣接して重なり合うこと
がなければ、どのような方法でもかまわない。たとえ
ば、元データが単位面積当りに4ドット印字してベタ印
字を実現するものである場合に、1ドットだけ印字する
25%印字とすれば、印字ドットの周囲にはドットが印
字されず、ドット同士が重なり合うことはないので、ベ
タ印字に比べてインクの定着を早めることができ、良好
な印字結果を得ることができる。
【0064】ステップS67において、黒インクが所定
量ないと判別された場合(S67:NO)、記録するこ
とはできないので、ファクシミリデータをメモリに記憶
する(S68)。
【0065】なお、本発明は、上記実施形態に限定され
るものではない。たとえば、代行受信を行った状態でカ
ラー印刷用インクが補充されたとき、記録を開始する前
に再度記録用紙の判別を行い、その結果に基づいて選択
するインクを変更するようにしてもよい。このように、
カラー印刷用インクを補充するときに、記録用紙を同時
に変えたとき、たとえば記録紙が光沢紙であることに気
付き、普通紙等に変えたときには代行受信しているデー
タがモノクロデータであれば、黒インクを使って印刷す
ることも可能になり、より適切にインクを選択すること
ができる。
【0066】また、カラーインクが所定量ないときにデ
ータを間引いて黒インクで印字する場合、受信した画像
に対して印字画品質が劣化するので、1ページ目だけを
印字して受信があったことを明確にするとともに、受信
データをメモリに蓄えておくようにしてもよい。この場
合、先頭ページが印刷されているので、受信があったこ
とが明確になるとともに、受信データはメモリに蓄積さ
れているので、後から印字することも可能である。さら
に、印刷した先頭ページに、記録用紙が光沢紙に設定さ
れていること、カラーのインクが無いこと等のメッセー
ジを印字するようにしてもよい。これにより、ユーザは
通信装置の状態を即座に知ることができる。
【0067】
【発明の効果】以上説明したように、請求項1に記載し
た発明の通信装置によれば、記録用紙がたとえば光沢紙
の場合、黒インクに代わり、所定色を有するインク、た
とえばシアン、マゼンタ、イエローのカラー印刷用のイ
ンクを選択して、それらを混色させて黒を印字するよう
にするが、これらのインクの残量が少ない場合には、画
像データを一時的に記憶する、いわゆる代行受信を行う
ので、受信した画像データを喪失することがなく、その
後、画像データを光沢紙に確実に印字することができ
る。したがって、記録用紙が光沢紙である場合に、カラ
ー印刷用のインクの残量が不足していても、結果的に良
好な印字結果を得ることができる。
【0068】また、請求項2に記載した発明の通信装置
によれば、請求項1に記載の通信装置による効果に加
え、記録用紙判別手段によって記録用紙を判別し、さら
に画像データがカラーかまたはモノクロかを判別してイ
ンクを選択するため、記録用紙および画像データに応じ
た適切なインクが選択されるので、良好な印字結果を得
ることができる。
【0069】さらに、請求項3に記載した発明の通信装
置によれば、請求項1または2に記載の通信装置による
効果に加え、記録用紙が光沢紙であって画像データがモ
ノクロである場合、黒インクに代わり、カラー印刷用イ
ンクを選択するため、光沢紙のときに黒インクを用いる
ときの不具合を解消することができる。
【0070】さらに、請求項4に記載した発明の通信装
置によれば、請求項2または3に記載の通信装置による
効果に加え、選択されたインクが所定量以下のとき、他
のインクを用いて印字できるため、受信した画像データ
の内容をすぐに確認できる一方、記録用紙が光沢紙であ
り画像データがモノクロであるとき、記録用紙の印字を
中止するので、不都合のある印字を回避することができ
る。
【0071】さらに、請求項5に記載した発明の通信装
置によれば、請求項1ないし4のいずれかに記載の通信
装置による効果に加え、シアンおよびマゼンタのインク
の残量がともに所定量以下と検出されたとき、いわゆる
代行受信が行われるので、たとえば、印字が不鮮明にな
りやすいイエローのインクだけによる印字を回避するこ
とができる。すなわち、シアンまたはマゼンタ、あるい
はシアンおよびマゼンタの双方で印字すれば、黒ではな
いが比較的濃い目に印字することができるため、ユーザ
は画像データの内容を把握することができる。
【0072】さらに、請求項6に記載した発明の通信装
置によれば、請求項1ないし3のいずれかに記載の通信
装置による効果に加え、前記選択手段によって選択され
たインクが所定量以下と検出されたも、選択されなかっ
たインクが所定量以上であれば、インクを選択し直し、
受信した画像データを間引きして印字密度を下げて印字
するので、画品質は劣るものの、単位面積当りのインク
量を減らすことでインクの定着を早め、カラーインクが
ないときに黒インクを使っても、光沢紙のときに黒イン
クを用いるときの不具合を解消することができる。
【0073】また、請求項7に記載した発明のコンピュ
ータプログラムによれば、それに基づいてCPUを動作
させることにより、請求項1に記載の通信装置としての
動作を実現することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係るファクシミリ装置の概略ブロック
構成図である。
【図2】パーソナルコンピュータのCPUの動作制御を
示すフローチャートである。
【図3】パーソナルコンピュータのCPUの他の動作制
御を示すフローチャートである。
【図4】パーソナルコンピュータのCPUのさらに他の
動作制御を示すフローチャートである。
【図5】パーソナルコンピュータのCPUのさらに他の
動作制御を示すフローチャートである。
【図6】パーソナルコンピュータのCPUのさらに他の
動作制御を示すフローチャートである。
【図7】パーソナルコンピュータのCPUのさらに他の
動作制御を示すフローチャートである。
【符号の説明】
10 CPU 15 NVRAM 21 読取部 22 記録部 22a インク残量検出センサ 23 操作部 23a 記録用紙選択スイッチ A ファクシミリ装置
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き Fターム(参考) 2C056 EA09 EA29 EB13 EB20 EB45 EB50 EB58 EC65 EC67 EC71 EE20 FA02 FB02 2C061 AP03 AQ05 AR01 HH01 HH03 HJ01 HK07 HK11 HN02 HN15 HN24 HV12 HV14 HV36 HV44 5C074 AA02 BB16 DD16 DD24 EE08 FF15

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 画像データ通信によって受信した画像デ
    ータを記録用紙に印字可能な通信装置であって、 印字するための記録用紙の種類を判別する記録用紙判別
    手段と、 前記画像データが受信され、前記記録用紙判別手段によ
    って所定の用紙が判別されたとき、その判別結果に応じ
    て所定色を有するインクを選択する選択手段と、 前記所定色を有するインクの残量を検出する残量検出手
    段と、 前記画像データを記憶する記憶手段と、 前記選択手段によって選択されたインクの残量が前記残
    量検出手段によって所定量以下と検出されたとき、前記
    記憶手段に前記画像データを一時的に記憶するよう制御
    する制御手段とを備えることを特徴とする通信装置。
  2. 【請求項2】 前記画像データとしてカラー画像データ
    が受信可能とされ、受信した画像データがカラーかまた
    はモノクロかを判別する画像判別手段を備え、 前記選択手段は、前記記録用紙判別手段および前記画像
    判別手段の判別結果に基づいてインクを選択する、請求
    項1に記載の通信装置。
  3. 【請求項3】 前記選択手段は、前記記録用紙判別手段
    によって記録用紙が光沢紙と判別され、かつ前記画像デ
    ータがモノクロの画像データのとき、前記所定色のイン
    クとして、シアン、マゼンタおよびイエローの各色を有
    するカラー印刷用インクを選択する、請求項1または2
    に記載の通信装置。
  4. 【請求項4】 前記選択手段によって選択されたインク
    の残量が前記残量検出手段によって所定量以下と検出さ
    れたとき、他のインクを用いて前記記録用紙に印字する
    印字制御手段と、 前記記録用紙が光沢紙であり、かつ前記画像データがモ
    ノクロの画像データのとき、前記印字制御手段による前
    記記録用紙への印字を中止する印字中止制御手段とを備
    える、請求項2または3に記載の通信装置。
  5. 【請求項5】 前記制御手段は、前記残量検出手段によ
    ってシアンおよびマゼンタのインクの残量がともに所定
    量以下と検出されたとき、前記記憶手段に前記画像デー
    タを一時的に記憶するよう制御する、請求項1ないし4
    のいずれかに記載の通信装置。
  6. 【請求項6】 前記選択手段によって選択されたインク
    の残量が前記インク残量検出手段により所定量以下と検
    出され、かつ選択されなかったインクが所定量以上と検
    出されたとき、前記選択手段によって選択されなかった
    インクを選択し直すとともに、前記画像データを間引き
    して印字する間引き印字制御手段を備える、請求項1な
    いし3のいずれかに記載の通信装置。
  7. 【請求項7】 画像データ通信によって受信した画像デ
    ータを記録用紙に印字可能な通信装置を制御するための
    コンピュータプログラムであって、 印字するための記録用紙の種類を判別する記録用紙判別
    プログラムと、 前記画像データが受信され、前記記録用紙判別プログラ
    ムによって所定の用紙が判別されたとき、その判別結果
    に応じて所定色を有するインクを選択する選択プログラ
    ムと、 前記所定色を有するインクの残量を検出する残量検出プ
    ログラムと、 前記画像データを記憶する記憶実行プログラムと、 前記選択プログラムによって選択されたインクの残量が
    前記残量検出プログラムによって所定量以下と検出され
    たとき、前記記憶実行プログラムに前記画像データを一
    時的に記憶するよう制御する制御プログラムとを含むこ
    とを特徴とするコンピュータプログラム。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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